JP3329995B2 - 電気部品を備えた回路基板の製造方法 - Google Patents

電気部品を備えた回路基板の製造方法

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JP3329995B2
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
等で形成される基板にコンデンサや抵抗やダイオード等
の電気部品を取り付けた電気部品を備えた回路基板の
造方法に関するものであり、更に詳しくは電気部品をチ
ップ部品とし、チップ部品を備えた回路基板の接合方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント回路基板等で形成さ
れる基板の表面にコンデンサや抵抗やダイオード等の表
面実装型の電気部品を接合するにあたっては、各種の方
法が採用されているが、例えば特開昭60−16349
5号公報には次のような方法が開示されている。
【0003】まず第一の方法としては図31(a)
(b)に示すように、基板1の上面に設けたランド等の
回路パターン13に半田ペースト54をスクリーン印刷
等で塗布し、この半田ペースト54と電気部品5の電極
部14を接触させるようにして半田ペースト54の上に
電気部品5を載置すると共に電極部14と半田ペースト
54にレーザ6を照射して加熱して半田ペースト54を
溶融させ、この後レーザ6の照射を停止して半田ペース
ト54を硬化させることによって、電気部品5を基板1
に接合するようにしたものである。
【0004】また第二の方法としては図31(c)
(d)に示すように、基板1の上面に設けたランド等の
回路パターン13にレーザ照射用回路55を併設し、回
路パターン13に半田ペースト54をスクリーン印刷等
で塗布し、この半田ペースト54と電気部品5の電極部
14を接触させるようにして半田ペースト54の上に電
気部品5を載置すると共にレーザ照射用回路55にレー
ザ6を照射して加熱し、この熱が回路パターン13に伝
わることによって半田ペースト54を溶融させ、この後
レーザ6の照射を停止して半田ペースト54を硬化させ
ることによって、電気部品5を基板1に接合するように
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記第一、二の
方法では、半田ペースト54を印刷により塗布している
ので、半田ペースト54の塗布位置が回路パターン13
からずれて印刷されることがあり、半田ペースト54が
位置ずれを起こすことによって、半田ペースト54の上
に載せて設置される電気部品5の接合位置がずれるとい
う問題があった。また上記第一、二の方法では、大気中
でレーザ6を照射して半田パターン54と電気部品5の
電極部14とを加熱しているので、半田パターン54や
電極部14が酸化されないようにフラックスを必要とす
るものであり、従って電気部品5を接合した後フラック
スを除去するために洗浄をおこなわなければならないと
いう問題があった。
【0006】また上記第一の方法では、レーザ6を電気
部品5の電極部14に直接当てるようにしているので、
電気部品5が加熱されて破損する恐れがあった。また上
述のように半田ペースト54にはフラックスが含有され
ていると共にレーザ6を直接半田ペースト54に当てる
ようにしているので、半田ペースト54中のフラックス
や溶剤が急蒸発して半田やフラックスが飛散し、導通さ
せない回路パターン13同士が飛散した半田により導通
させられて半田付け不良を起こしやすいという問題があ
った。
【0007】また上記第二の方法では、レーザ6をレー
ザ照射用回路55に照射しているので、レーザ照射用回
路55を介して基板1が加熱されることになり、この熱
の影響を受けて基板1が歪んだり反ったりするなどの破
損を引き起こすという問題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、電気部品や基板に破損が発生しないようにするこ
とができ、また半田不良を引き起こすことがなく、さら
に電気部品の接合位置をずれないようにすることがで
き、加えてフラックスを除去するための洗浄をおこなう
必要がない基板への電気部品の接合方法及び電気部品を
備えた回路基板を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電気部品を具えた回路基板の製造方法は、基板1に電
気部品5を備えた回路基板を製造するにあたって、基板
1に凹部2と凸部の少なくとも一方を形成すると共にろ
う材4でコーティングした金具7を凹部2或いは凸部に
設け、ろう材4に電気部品5を接触させた状態で保持
し、ろう材4に1ms以上100ms以下のパルスのビ
ームを、少なくとも単パルス或いは複数パルス照射して
ろう材4を溶融させて、ろう材4で基板1に電気部品5
を接合することを特徴とするものである。
【0010】た本発明の請求項に記載の発明は、請
求項の構成に加えて、電気部品5を基板1の表面に沿
って動かないように金具7で保持することを特徴とする
ものである。
【0011】また本発明の請求項に記載の発明は、請
求項の構成に加えて、電気部品5を基板1の表面から
離れる方向に動かないように金具7で保持することを特
徴とするものである。
【0012】た本発明の請求項に記載の発明は、請
求項の構成に加えて、ろう材でコーティングした金具
7に形成されるマーク11を検知してマーク11に向か
ってビーム6を照射することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】図3には電気部品を備えた回路基板の実
の形態の一例が示してある。この実施の形態では基板1
の上面には電気部品5が実装される部分の周辺部分にお
いて、回路パターン13を貫通する一対の凹部2が設け
てある。また基板1の上面の各凹部2にはろう材4でコ
ーティングされた一対の金具7を設けるようにしたもの
である。金具7は、下面に挿入部17を突設して形成さ
れるものであり、金具7の外面はめっき、スパッタ、蒸
着、クラッドなど任意の方法によりろう材4をコーティ
ングしてある。
【0015】次に図の電気部品を備えた回路基板の製
造方法の一実施の形態について説明する。まず回路パタ
ーン13を貫通して基板1に一対の凹部2を設ける。こ
の凹部2は図2(a)(b)のように基板1の上面に開
口する溝状に形成したり、或いは図2(c)(d)に示
すように基板1の上面と下面の両方に開口するスリット
状に形成したり、或いは図2(e)(f)に示すように
有底の円穴状に形成したり、或いは図2(g)(h)に
示すように基板1の上面と下面の両方に開口する円孔状
に形成したりして基板1に設けるようにする。次に、図
(a)に示すように、凹部2に挿入部17を差し込ん
で金具7の下面のろう材4を回路パターン13に接触さ
せるようにして基板1に金具7を設けると共に金具7に
電極部14を接触させるようにして金具7の上に電気部
品5を載置する。次に図(b)に示すように金具7
(ろう材4)のみに上方からビーム6を照射してろう材
4を加熱して溶融させる。次にビーム6の照射を停止し
てろう材4を再び硬化させることによって、図(c)
に示すように基板1と金具7と電気部品5の電極部14
とを同時に接合することができる。
【0016】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿入部17を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿入部17は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにするこ
とができる。また金具7はビーム6の照射によって溶融
しないので、金具7で電気部品5を支えることができ、
電気部品5がずれて金具7に接合されないようにするこ
とができる。さらにビーム6は金具7のみに照射するの
で、電気部品5や基板1に熱が伝わりにくくなり、ビー
ム6によって電気部品5や基板1が破損しないようにす
ることができる。加えて従来例のスクリーン印刷よりも
めっきなどの上記被覆処理の方がろう材4の厚みの管理
をおこないやすいので、ろう材4の供給量を一定量に管
理しやすくすることができる。
【0017】図には電気部品を備えた回路基板の製造
方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態の
金具7は、平面略円形の底部18と、底部18の上面の
略中央部に突設される支持部20と、底部18の裏面に
設けた挿着部19で形成してあり、金具7は上述の方法
によりろう材4でコーティングして形成してある。
【0018】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、挿着部19を凹部2に差し込んで底部18の
下面のろう材4を回路パターン13に接触させるように
して基板1に一対の金具7を設け、支持部20を電気部
品5の短手方向の端面の電極部14に接触させると共に
底部18の上に電極部14を載せるようにして金具7間
に電気部品5を設置する。この後図(a)に示すよう
に底部18に上方からビーム6を照射してろう材4を加
熱して溶融させる。次にビーム6の照射を停止してろう
材4を再び硬化させることによって、基板1と金具7と
電気部品5の電極部14とを同時に接合することができ
る。
【0019】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
さらに電気部品5を金具7で挟むことによって、電気部
品5が動いて位置ずれを起こさないようにすることがで
きる。
【0020】図には電気部品を備えた回路基板の製造
方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態の
金具7は、板状の底部18と、底部18の上面に突設さ
れる支持部20とで断面略L型に形成され、底部18の
裏面には挿着部19を設けて形成してあり、金具7は上
述の方法によりろう材4でコーティングして形成してあ
る。
【0021】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、挿着部19を凹部2に差し込んで底部18の
下面のろう材4を回路パターン13に接触させるように
して基板1に一対の金具7を設け、支持部20に電気部
品5の短手方向の端面の電極部14を接触させて金具7
間に電気部品5を設置する。この後図(a)に示すよ
うに底部18に上方からビーム6を照射してろう材4を
加熱して溶融させる。次にビーム6の照射を停止してろ
う材4を再び硬化させることによって、基板1と金具7
と電気部品5の電極部14とを同時に接合することがで
きる。
【0022】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
さらに電気部品5を金具7で挟むことによって、電気部
品5が動いて位置ずれを起こさないようにすることがで
きる。
【0023】図には電気部品を備えた回路基板の製造
方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態の
金具7は板状に形成してあり、金具7は上述の方法によ
りろう材4でコーティングして形成してある。
【0024】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、金具7の下端を凹部2に差し込んでろう材4
を凹部2内の回路パターン13に接触させるようにして
基板1に一対の金具7を設け、金具7に電気部品5の短
手方向の端面の電極部14を接触させて金具7間に電気
部品5を設置する。この後図に示すように金具7に側
方からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶融させ
る。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再び硬化
させることによって、基板1と金具7と電気部品5の電
極部14とを同時に接合することができる。
【0025】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の下端を差し込んで基板1に設けるよ
うにしたので、金具7の位置決めを容易におこなうこと
ができ、よって基板1に対する電気部品5の接合位置が
ずれないようにすることができる。また金具7は凹部2
に差し込み係止されることになり、よって金具7に電気
部品5を載置する際に、金具7が動いて位置ずれを起こ
すことがないようにする。さらに電気部品5を金具7で
挟むことによって、電気部品5が動いて位置ずれを起こ
さないようにすることができる。
【0026】図には電気部品を備えた回路基板の製造
方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態の
金具7は、平面略円形の底部18と、底部18の上面の
略中央部に突設される支持部20と、底部18の裏面に
設けた挿着部19で形成してあり、金具7は上述の方法
によりろう材4でコーティングして形成してある。また
電気部品5の電極部14には図(a)に示すように上
面と下面とに貫通する貫通孔21が形成してある。
【0027】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、図(b)(c)に示すように挿着部19を
凹部2に差し込んで底部18の下面のろう材4を回路パ
ターン13に接触させるようにして基板1に一対の金具
7を設け、支持部20に電気部品5の貫通孔21を上方
から差し込み、支持部20に電極部14を接触させると
共に底部18の上に電極部14を載せるようにして金具
7間に電気部品5を設置する。この後図(c)に示す
ように底部18に上方からビーム6を照射してろう材4
を加熱して溶融させる。次にビーム6の照射を停止して
ろう材4を再び硬化させることによって、基板1と金具
7と電気部品5の電極部14とを同時に接合することが
できる。
【0028】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
さらに電気部品5の貫通孔21に金具7の支持部20を
差し込むことによって、電気部品5が動いて位置ずれを
起こさないようにすることができる。
【0029】図には電気部品を備えた回路基板の製造
方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態の
金具7は、平面略円形の底部18と、底部18の上面の
略中央部に突設される支持部20と、底部18の裏面に
設けた挿着部19で形成してあり、金具7は上述の方法
によりろう材4でコーティングして形成してある。また
電気部品5の電極部14には図(a)に示すように上
面と下面と電気部品5の短手方向の側面とに開口する溝
部22が形成してある。
【0030】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、図(b)(c)に示すように挿着部19を
凹部2に差し込んで底部18の下面のろう材4を回路パ
ターン13に接触させるようにして基板1に一対の金具
7を設け、支持部20を電気部品5の溝部22に嵌め込
んで電極部14に支持部20を接触させると共に底部1
8の上に電極部14を載せるようにして金具7間に電気
部品5を設置する。この後図(c)に示すように底部
18に上方からビーム6を照射してろう材4を加熱して
溶融させる。次にビーム6の照射を停止してろう材4を
再び硬化させることによって、基板1と金具7と電気部
品5の電極部14とを同時に接合することができる。
【0031】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
さらに電気部品5に金具7の支持部20を差し込むこと
によって、電気部品5が基板1の表面に沿って動いて位
置ずれを起こさないようにすることができる。
【0032】図10には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、板状の底部18と、底部18の上面に突設
される支持部20とで断面略L型に形成され、底部18
の裏面には挿着部19を設けて形成してあり、金具7は
上述の方法によりろう材4でコーティングして形成して
ある。また支持部20は底部18側に若干折り曲げられ
ており、このことで支持部20はバネ性を有するように
形成されている。
【0033】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、挿着部19を凹部2を差し込んで底部18の
下面のろう材4を回路パターン13に接触させるように
して基板1に一対の金具7を設け、支持部20を電気部
品5の短手方向の端面の電極部14を接触させて金具7
間に電気部品5を上方より差し込んで設置する。この後
10(b)に示すように底部18に上方からビーム6
を照射してろう材4を加熱して溶融させる。次にビーム
6の照射を停止してろう材4を再び硬化させることによ
って、基板1と金具7と電気部品5の電極部14とを同
時に接合することができる。
【0034】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
さらに電気部品5をバネ性のある金具7の支持部20で
挟むことによって、支持部20の弾性力で電気部品5を
強固に保持して電気部品5が動いて位置ずれを起こさな
いようにすることができる。
【0035】図11には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、板状の底部18と、底部18の上面に突設
される支持部20とで断面略L型に形成され、底部18
の裏面には挿着部(図示省略)を設けて形成してあり、
さらに支持部20の両側には挟み片23が設けてある。
この挟み片23は先端になるほど金具7の内側に折り曲
げられており、このことで挟み片23はバネ性を有する
ように形成されている。また金具7は上述の方法により
ろう材4でコーティングして形成してある。
【0036】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、挿着部を凹部2に差し込んで底部18の下面
のろう材4を回路パターン13に接触させるようにして
基板1に一対の金具7を挟み片23を対向させて設け、
挟み片23を電気部品5の長手方向の端面の電極部14
に接触させて金具7間に電気部品5を上方より差し込ん
で設置する。この後図11(b)に示すように底部18
に上方からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶融
させる。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再び
硬化させることによって、基板1と金具7と電気部品5
の電極部14とを同時に接合することができる。
【0037】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部を差し込んで基板1に金具7
を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易にお
こなうことができ、よって基板1に対する電気部品5の
接合位置がずれないようにすることができる。また金具
7の挿着部は凹部2に差し込み係止されることになり、
よって金具7に電気部品5を載置する際に、金具7が動
いて位置ずれを起こすことがないようにする。さらに電
気部品5をバネ性のある金具7の挟み片23で挟むこと
によって、挟み片23で電気部品5を強固に保持して電
気部品5が基板1の表面に沿って動いて位置ずれを起こ
さないようにすることができる。
【0038】図12には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、平面略円形の底部18と、底部18の上面
の略中央部に突設される支持部20と、底部18の裏面
に設けた挿着部19で形成してあり、また支持部20の
上部にはかえり片24が突設してある。また金具7は上
述の方法によりろう材4でコーティングして形成してあ
る。
【0039】そして上記基板1に電気部品5を接合する
にあたっては、挿着部19を凹部2に差し込んで底部1
8の下面のろう材4を回路パターン13に接触させるよ
うにして基板1に一対の金具7をかえり片24を対向さ
せて設け、支持部20に電気部品5の短手方向の端面の
電極部14を接触させると共に底部18の上に電極部1
4を載せ、さらにかえり片24を電気部品5の上面に係
止させるようにして金具7間に電気部品5を設置する。
この後底部18に上方からビームを照射してろう材4を
加熱して溶融させる。次にビームの照射を停止してろう
材4を再び硬化させることによって、基板1と金具7と
電気部品5の電極部14とを同時に接合することができ
る。
【0040】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
さらに電気部品5の上面に金具7のかえり片24を係止
することによって、電気部品5に浮きが生じて電気部品
5が基板1の上面から離れる方向に動いて位置ずれを起
こさないようにすることができる。
【0041】図13には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、板状の底部18と、底部18の上面に突設
される支持部20とで断面略L型に形成され、底部18
の裏面には挿着部19を設けて形成してあり、さらに支
持部20の一方の側端部には当接片25が設けてある。
また金具7は上述の方法によりろう材4でコーティング
して形成してある。
【0042】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、挿着部を凹部2に差し込んで底部18の下面
のろう材4を回路パターン13に接触させるようにして
基板1に一対の金具7を当接片25を対向させて設け、
13(b)に示すように一方の金具7の当接片25に
電気部品5の一方の長手方向の端面の電極部14を接触
させると共に他方の金具7の当接片25に電気部品5の
他方の長手方向の端面の電極部14を接触させて金具7
間に電気部品5を設置する。この後図13(a)に示す
ように底部18に上方からビーム6を照射してろう材4
を加熱して溶融させる。次にビーム6の照射を停止して
ろう材4を再び硬化させることによって、基板1と金具
7と電気部品5の電極部14とを同時に接合することが
できる。
【0043】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
また電気部品5の側面に金具7の当接片25を接触させ
て挟むことによって、当接片25で電気部品5を強固に
保持して電気部品5が基板1の上面に沿って動いて位置
ずれを起こさないようにすることができる。
【0044】図14には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、板状の底部18と、底部18の上面に突設
される支持部20とで断面略L型に形成され、底部18
の裏面には挿着部19を設けて形成してあり、さらに支
持部20の両方の側端部には当接片25が設けてある。
また金具7は上述の方法によりろう材4でコーティング
して形成してある。
【0045】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、挿着部を凹部2に差し込んで底部18の下面
のろう材4を回路パターン13に接触させるようにして
基板1に一対の金具7を設け、図14(b)に示すよう
に金具7の当接片25に電気部品5の両方の長手方向の
端面の電極部14を接触させるようにして金具7間に電
気部品5を設置する。この後図14(a)に示すように
底部18に上方からビーム6を照射してろう材4を加熱
して溶融させる。次にビーム6の照射を停止してろう材
4を再び硬化させることによって、基板1と金具7と電
気部品5の電極部14とを同時に接合することができ
る。
【0046】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
また電気部品5の両側面に金具7の当接片25を接触さ
せて挟むことによって、当接片25で電気部品5を強固
に保持して電気部品5が基板1の上面に沿って動いて位
置ずれを起こさないようにすることができる。
【0047】図15には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、板状の底部18と、底部18の上面に突設
される支持部20と、支持部20の上端に底部18と反
対側に突出する押さえ片26を設けて断面略S型に形成
してあり、さらに底部18の裏面には挿着部(図示省
略)を設けてある。また金具7は上述の方法によりろう
材4でコーティングして形成してある。
【0048】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、電気部品5の電極部14の端面と上面とに金
具7の支持部20と押さえ片26とをそれぞれ接触させ
て電気部品5の両側に金具7を設け、この状態で底部1
8の下面のろう材4を回路パターン13に接触させるよ
うにして挿着部を凹部2に差し込んで基板1に一対の金
具7と電気部品5を配設し、図15に示すように底部1
8に上方からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶
融させる。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再
び硬化させることによって、基板1と金具7と電気部品
5の電極部14とを同時に接合することができる。
【0049】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部を差し込んで基板1に金具7
を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易にお
こなうことができ、よって基板1に対する電気部品5の
接合位置がずれないようにすることができる。また電気
部品5の上面に金具7の押さえ片26を接触させること
によって、押さえ片26で電気部品5を基板1に強固に
保持して電気部品5に浮きが生じて電気部品5が基板1
の上面から離れるように動いて位置ずれを起こさないよ
うにすることができる。
【0050】図16には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、板状の底部18と、底部18の上面に突設
される支持部20と、支持部20の上端に底部18と反
対側に突出する押さえ片26と、支持部20の両側に設
けた当接片25とで形成してあり、さらに底部18の裏
面には挿着部(図示省略)を設けてある。また金具7は
上述の方法によりろう材4でコーティングして形成して
ある。
【0051】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、電気部品5の電極部14の端面と上面と側面
に金具7の支持部20と押さえ片26と当接片25とを
それぞれ接触させて電気部品5の両側に金具7を設け、
この状態で底部18の下面のろう材4を回路パターン1
3に接触させるようにして挿着部を凹部2に差し込んで
基板1に一対の金具7と電気部品5を配設し、図16
示すように底部18に上方からビーム6を照射してろう
材4を加熱して溶融させる。次にビーム6の照射を停止
してろう材4を再び硬化させることによって、基板1と
金具7と電気部品5の電極部14とを同時に接合するこ
とができる。
【0052】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部を差し込んで基板1に金具7
を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易にお
こなうことができ、よって基板1に対する電気部品5の
接合位置がずれないようにすることができる。また電気
部品5の上面に金具7の押さえ片26を接触させること
によって、押さえ片26で電気部品5を基板1に強固に
保持して電気部品5に浮きが生じて電気部品5が基板1
の上面から離れるように動いて位置ずれを起こさないよ
うにすることができる。さらに電気部品5の側面に金具
7の当接片25を接触させることによって、当接片25
で電気部品5を基板1に強固に保持して電気部品5が基
板1の上面に沿って動いて位置ずれを起こさないように
することができる。
【0053】図17には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、押さえ片26と、押さえ片26の両端に下
方に突出するように形成される保持片27と、各保持片
27の端部に外側に突出させて設けた底部18とで形成
してあり、さらに底部18の裏面には挿着部(図示省
略)を設けてある。また金具7は上述の方法によりろう
材4でコーティングして形成してある。
【0054】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、電気部品5の電極部14の上面と側面に金具
7の押さえ片26と保持片27をそれぞれ接触させて電
気部品5の両側に金具7を設け、この状態で底部18の
下面のろう材4を回路パターン13に接触させるように
して挿着部を凹部2に差し込んで基板1に一対の金具7
と電気部品5を配設し、図17に示すように底部18に
上方からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶融さ
せる。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再び硬
化させることによって、基板1と金具7と電気部品5の
電極部14とを同時に接合することができる。
【0055】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
電気部品5の上面に金具7の押さえ片26を接触させる
ことによって、押さえ片26で電気部品5を基板1に強
固に保持して電気部品5が基板1の上面から離れるよう
に動いて位置ずれを起こさないようにすることができ
る。さらに電気部品5の側面に金具7の保持片27を接
触させることによって、保持片27で電気部品5を基板
1に強固に保持して電気部品5が基板1の上面に沿って
動いて位置ずれを起こさないようにすることができる。
【0056】図18には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、平面略円形に形成される底部18と、底部
18の上面の略中央部に突設される支持部20と、支持
部20の上端に形成される平面略円形の固定片28と、
底部18の裏面に設けた挿着部19で形成してあり、ま
た金具7は上述の方法によりろう材4でコーティングし
て形成してある。
【0057】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、電気部品5の電極部14を金具7の底部18
と固定片28の間に差し込むと共に底部18と固定片2
8を電極部14の底面と上面とにそれぞれ接触させて電
気部品5の両側に金具7を設け、この状態で底部18の
ろう材4を回路パターン13に接触させるようにして挿
着部19を凹部2に差し込んで基板1に一対の金具7と
電気部品5を配設し、図18(a)に示すように固定片
28に上方からビーム6を照射してろう材4を加熱して
溶融させる。次にビーム6の照射を停止してろう材4を
再び硬化させることによって、基板1と金具7と電気部
品5の電極部14とを同時に接合することができる。
【0058】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
電気部品5の上面に金具7の固定片28を接触させるこ
とによって、固定片28で電気部品5を基板1に強固に
保持して電気部品5が基板1の上面から離れるように動
いて位置ずれを起こさないようにすることができる。
【0059】図19には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、平面略円形の固定片28と、固定片28の
下面の略中央部に突設される支持部20とで形成してあ
り、また金具7は上述の方法によりろう材4でコーティ
ングして形成してある。また電気部品5の電極部14に
は図19(a)に示すように上面と下面とに貫通する貫
通孔21が形成してある。
【0060】そして上記基板1に電気部品5を接合する
にあたっては、図19(b)(c)に示すように貫通孔
21に上側から支持部20を差し込むと共に固定片28
の下面のろう材4を電極部14の上面に接触させて電気
部品5に一対の金具7を設け、電気部品5の下面に突出
する支持部20の下端を凹部2に差し込んでろう材4を
凹部2内の回路パターン13に接触させるようにして電
気部品5と金具7を基板1に設置する。この後図19
(c)に示すように固定片28に上方からビーム6を照
射してろう材4を加熱して溶融させる。次にビーム6の
照射を停止してろう材4を再び硬化させることによっ
て、基板1と金具7と電気部品5の電極部14とを同時
に接合することができる。
【0061】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の支持部20を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。さら
に電気部品5に金具7の支持部20を差し込むことによ
って、電気部品5が動いて位置ずれを起こさないように
することができる。また電気部品5の上面に金具7の固
定片28を接触させることによって、固定片28で電気
部品5を基板1に強固に保持して電気部品5が基板1の
上面から離れるように動いて位置ずれを起こさないよう
にすることができる。
【0062】図20には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は、押さえ片26と、押さえ片26の両端に下
方に突出するように形成される保持片27とで略コ字型
に形成してあり、また金具7は上述の方法によりろう材
4でコーティングして形成してある。また電気部品5の
電極部14には図20(a)に示すように上面と下面と
電気部品5の長手方向の側面とに開口する溝部22が形
成してある。
【0063】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、電気部品5の電極部14の上面に金具7の押
さえ片26を接触させると共に溝部22に保持片27を
挿入するようにして図20(b)のように電気部品5の
両側に金具7を設け、この状態で保持片27の下部のろ
う材4を凹部2内の回路パターン13に接触させるよう
にして保持片27の下端を凹部2に差し込んで基板1に
一対の金具7と電気部品5を配設し、図20(c)に示
すように押さえ片26に上方からビーム6を照射してろ
う材4を加熱して溶融させる。次にビーム6の照射を停
止してろう材4を再び硬化させることによって、基板1
と金具7と電気部品5の電極部14とを同時に接合する
ことができる。
【0064】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の保持片27を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
電気部品5の上面に金具7の押さえ片26を接触させる
ことによって、押さえ片26で電気部品5を基板1に強
固に保持して電気部品5が基板1の上面から離れるよう
に動いて位置ずれを起こさないようにすることができ
る。さらに電気部品5の溝部22に金具7の保持片27
を挿入することによって、保持片27で電気部品5を基
板1に強固に保持して電気部品5が基板1の上面に沿っ
て動いて位置ずれを起こさないようにすることができ
る。
【0065】図21には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の基板1に形成される凹部2は、図21(b)に示すよ
うに有底の穴状に形成してあると共に図21(a)に示
すように基板1に四つ設けて凹部群としてある。また金
具7は、例えば図に示すものと同様に形成してある。
【0066】そして上記基板1に電気部品5を接合する
にあたっては、挿着部を凹部2に差し込んで底部18の
下面のろう材4を回路パターン13に接触させるように
して基板1に四つの金具7を設け、支持部20を電気部
品5の短手方向の端面の電極部14を接触させると共に
21(c)に示すように底部18の上に電気部品5の
四隅の電極部14を載せるようにして金具7間に電気部
品5を設置する。この後底部18に上方からビーム6を
照射してろう材4を加熱して溶融させる。次にビーム6
の照射を停止してろう材4を再び硬化させることによっ
て、基板1と金具7と電気部品5の電極部14とを同時
に接合することができる。
【0067】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部を差し込んで基板1に金具7
を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易にお
こなうことができ、よって基板1に対する電気部品5の
接合位置がずれないようにすることができる。また金具
7の挿着部は凹部2に差し込み係止されることになり、
よって金具7に電気部品5を載置する際に、金具7が動
いて位置ずれを起こすことがないようにする。さらに電
気部品5の周囲を四つの金具7で保持することによっ
て、電気部品5と金具7の接合面積が増加して電気部品
5が動いて位置ずれを起こさないように強固に保持する
ことができる。
【0068】図22には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
では絶縁性のある樹脂で形成される樹脂製部材9aをろ
う材4でコーティングして形成されるソケット9を用い
て電気部品5を基板1に取り付けるようにしてある。樹
脂製部材9aは、図22(a)に示すように下面が開口
する収納部30と、収納部30の下端周縁に外側に突出
するように設けられた周片31と、周片31の下面に突
設される挿着部19とで形成してある。また図22
(b)に示すように樹脂製部材9aの表裏には収納部3
0の略中央部(クロス斜線で示す)以外の部分にろう材
4によってコーティングが施してある。
【0069】そして上記基板1に電気部品5を接合する
にあたっては、収納部30内に下方から電気部品5を嵌
め込んで収納部30内のろう材4と電極部14とを接触
させて保持し、この状態で周片31の下面のろう材4を
回路パターン13に接触させるようにして挿着部19を
凹部2に差し込んで基板1に電気部品5とソケット9を
設置する。この後図22(c)に示すように周片31に
上方からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶融さ
せる。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再び硬
化させることによって、基板1とソケット9と電気部品
5の電極部14とを同時に接合することができる。
【0070】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2にソケット9の挿着部19を差し込んで基板1
にソケット9を設けるようにしたので、ソケット9の位
置決めを容易におこなうことができ、よって基板1に対
する電気部品5の接合位置がずれないようにすることが
できる。また電気部品5の周囲全体をソケット9で保持
することによって、電気部品5とソケット9の接合面積
が増加して電気部品5が動いて位置ずれを起こさないよ
うに強固に保持することができると共にソケット9と電
気部品5との密着を大きく確実に得ることができ、安定
した接合をおこなうことができる。またソケット9に電
気部品5を保持することによって、電気部品5の取扱を
容易にすることができる。
【0071】図23には上記図22に示すソケット9を
複数個一体化して形成されるようなマルチソケット40
が示してある。マルチソケット40は平板状の樹脂製部
材9aに下面に開口する収納部30が複数個形成してあ
る。また収納部30の開口縁部には下面に突出する挿着
部19が設けてある。また樹脂製部材9aは収納部30
の略中央部以外の部分と隣合う周片31の継ぎ目部分を
除いてろう材4によりコーティングが施してある。
【0072】そしてこのマルチソケット40を用いて図
2(a)乃至(h)のような基板1に電気部品5を接合
するにあたっては、図24に示すように各収納部30内
に下方から電気部品5を嵌め込んでマルチソケット40
で多数の電気部品5を保持し、収納部30内のろう材4
と電極部14とを接触させ、この状態で周片31の下面
のろう材4を回路パターン13に接触させるようにして
挿着部19を凹部2に差し込んで基板1に電気部品5と
マルチソケット40を設置する。この後周片31に上方
からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶融させ
る。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再び硬化
させることによって、基板1とマルチソケット40と電
気部品5の電極部14とを同時に接合することができ
る。
【0073】上記のようにこの実施の形態ではマルチソ
ケット40に多数の電気部品5を保持させて基板1に取
り付けることができ、電気部品5をマルチ化することが
できるものである。
【0074】図25には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は図25(a)に示すように板状の底部18
と、底部18の上面に突設される支持部20と、支持部
20の上端に底部18と反対側に突出する押さえ片26
を設けて断面略S型に形成してあり、さらに底部18の
裏面には挿着部19を設けると共に押さえ片26の先端
には嵌合片33が突設してある。また金具7は上述の方
法によりろう材4でコーティングして形成してある。ま
たこの実施の形態の樹脂製部材9aは板状に形成してあ
って、その両側面には嵌着凹部34が設けてある。そし
て嵌着凹部34に嵌合片33を差し込んで樹脂製部材9
aの両側に金具7を取り付けることによって、図25
(b)に示すようなソケット9が形成され、ソケット9
には支持部20と押さえ片26と樹脂製部材9aとで囲
まれて下方に開口する収納部30が形成されている。
【0075】そして上記基板1に電気部品5を接合する
にあたっては、収納部30内に下方から電気部品5を嵌
め込んで収納部30内のろう材4と電極部14とを接触
させて保持し、この状態で底部18の下面のろう材4を
回路パターン13に接触させるようにして挿着部19を
凹部2に差し込んで基板1に電気部品5とソケット9を
設置する。この後図25(c)に示すように周片31に
上方からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶融さ
せる。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再び硬
化させることによって、基板1とソケット9と電気部品
5の電極部14とを同時に接合することができる。
【0076】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2にソケット9の挿着部19を差し込んで基板1
にソケット9を設けるようにしたので、ソケット9の位
置決めを容易におこなうことができ、よって基板1に対
する電気部品5の接合位置がずれないようにすることが
できる。また電気部品5の周囲をソケット9で保持する
ことによって、電気部品5とソケット9の接合面積が増
加して電気部品5が動いて位置ずれを起こさないように
強固に保持することができると共にソケット9と電気部
品5との密着を大きく確実に得ることができ、安定した
接合をおこなうことができる。またソケット9に電気部
品5を保持することによって、電気部品5の取扱を容易
にすることができる。
【0077】図26には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は図26(b)に示すように板状の底部18
と、底部18の一方の端部に上方に向かって突設される
支持部20と、底部18の他方の端部に下方に向かって
突設される挿着部19とで形成してある。また金具7は
上述の方法によりろう材4でコーティングして形成して
ある。またこの実施の形態の樹脂製部材9aは下面に開
口する収納部30を設けて形成してある。そして収納部
30に金具7の支持部20を差し込んで樹脂製部材9a
の両側に金具7を取り付けることによって、図26
(b)に示すようなソケット9が形成される。
【0078】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、収納部30内に下方から電気部品5を嵌め込
んで電極部14の端面に金具7の支持部20を接触させ
て保持し、この状態で底部18の下面のろう材4を回路
パターン13に接触させるようにして挿着部19を凹部
2に差し込んで基板1に電気部品5とソケット9を設置
する。この後図26(c)に示すように周片31に上方
からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶融させ
る。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再び硬化
させることによって、基板1とソケット9と電気部品5
の電極部14とを同時に接合することができる。
【0079】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2にソケット9の挿着部19を差し込んで基板1
にソケット9を設けるようにしたので、ソケット9の位
置決めを容易におこなうことができ、よって基板1に対
する電気部品5の接合位置がずれないようにすることが
できる。また電気部品5の周囲をソケット9で保持する
ことによって、電気部品5とソケット9の接合面積が増
加して電気部品5が動いて位置ずれを起こさないように
強固に保持することができると共にソケット9と電気部
品5との密着を大きく確実に得ることができ、安定した
接合をおこなうことができる。またソケット9に電気部
品5を保持することによって、電気部品5の取扱を容易
にすることができる。
【0080】図27には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の金具7は板状の底部18と、底部18の下面の略中央
部に突設される挿着部19とで形成してあり、底部18
の一方の端部をフランジ部10として形成してある。ま
た金具7は上述の方法によりろう材4でコーティングし
て形成してある。
【0081】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、まず図27(a)に示すように、金具7の下
面のろう材4を回路パターン13に接触させるようにし
て凹部2に挿着部19を差し込んで基板1に一対の金具
7を設けると共にろう材4に電極部14を接触させるよ
うにして金具7の上に電気部品5を載置する。次に電気
部品5の外側に突出する金具7のフランジ部10に上方
からビーム6を照射してろう材4を加熱して溶融させ
る。次にビーム6の照射を停止してろう材4を再び硬化
させることによって、図27(b)に示すように基板1
と金具7と電気部品5の電極部14とを接合することが
できる。
【0082】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿着部19を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿着部19は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにする。
また金具7にフランジ部10を設け、このフランジ部1
0にビーム6を照射するようにしたので、ビーム6の照
射領域を大きくすることができ、ビーム6の照射位置の
ずれに対する許容量を増加させることができる。また底
部18の厚みを調節することによって、基板1に対する
電気部品5の接合の高さを変えることができ、電気部品
5の高さ管理を可能にすることができる。
【0083】図28には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
では図27の金具7のフランジ部10において、ビーム
6の照射領域となる部分にマーク11が設けてある。マ
ーク11はカメラでモニターすることができるものであ
れば何れでもよく、例えば図28(a)に示すようなキ
ズや図28(b)に示すような窪み、或いは突起やその
他特定の形状の印等を用いることができる。
【0084】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、図27に示すものと同様に基板1に金具7を
設けると共に金具7の上面のろう材4に電極部14が接
触するようにして金具7の上に電気部品5を載置する。
次に図28(a)に示すように、マーク11をカメラ3
5でモニターして検知し、このマーク11を照射位置と
してビーム6を図29(a)に示すように照射する。後
は図27に示すものと同様にして基板1と金具7と電気
部品5の電極部14とを接合することができる。
【0085】上記のようにこの実施の形態では、フラン
ジ部10に設けたマーク11を検知してこのマーク11
に向かってビーム6を照射するので、ビーム6の照射位
置の精度を向上させることができ、従って電気部品5や
基板1に対するビーム6の誤照射がなくなって、ビーム
6の照射によって基板1や電気部品5が破損しないよう
にすることができる。
【0086】図29には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
では図27の金具7のフランジ部10或いはフランジ部
10を被覆するろう材4において、ビーム6の照射領域
となる部分に凹凸面12が設けてある。凹凸面12はビ
ーム6を多重に反射することができるか或いは照射領域
の表面積を大きくすることができるものであれば何れで
もよく、例えば図29(a)に示すようなV字型のキズ
や図29(b)に示すような窪み、或いは図29(c)
のような山形の突起12aとV字型のキズ12bの繰り
返し等で形成することができる。
【0087】そして基板1に電気部品5を接合するにあ
たっては、図27に示すものと同様に基板1に金具7を
設けると共に金具7の上面のろう材4に電極部14を接
触させるようにして金具7の上に電気部品5を載置す
る。次に図29(a)乃至(c)に示すように、凹凸面
12にビーム6を照射する。後は図27に示すものと同
様にして基板1と金具7と電気部品5の電極部14とを
接合することができる。
【0088】上記のようにこの実施の形態では、フラン
ジ部10に凹凸面部12を形成し、この凹凸面部12に
ビーム6を照射するようにしたので、金具7のビーム6
のエネルギーの吸収を向上させることができ、少ない入
熱で基板1と電気部品5と金具7とを接合することがで
きる。
【0089】図30には電気部品を備えた回路基板の製
造方法の他の実施の形態が示してある。この実施の形態
の基板1は、図2(a)(b)に示すもの、或いは図2
(c)(d)に示すもの、或いは図2(e)(f)で示
すもの、或いは図2(g)(h)で示すもののいずれを
採用してもよい。また金具7は、上面を平坦に形成する
と共に下面に挿入部17を突設して形成されるものであ
り、また金具7は上述の方法によりろう材4でコーティ
ングして形成してある。
【0090】そして上記基板1に電気部品5を接合する
にあたっては、まず図30(a)に示すように、凹部2
に挿入部17を差し込んで金具7の下面のろう材4を回
路パターン13に接触させるようにして基板1に金具7
を設けると共に金具7に電極部14を接触させるように
して金具7の上に電気部品5を載置する。次に図30
(b)に示すように電気部品5と金具7にアルゴンや窒
素やヘリウム等の不活性ガス8を吹きつけるようにして
電気部品5と金具7の周囲を不活性ガス8の雰囲気でシ
ールドすると共に電気部品5の外側において金具7(ろ
う材4)のみに上方からビーム6を照射してろう材4を
加熱して溶融させる。ここで使用されるビーム6は、エ
ネルギー密度の高いパルスレーザである。またここでは
ろう材4に1ms以上100ms以下のパルスを単パル
スもしくは複数パルス照射するようにし、且つろう材4
だけを局所的に加熱するようにする。ビーム6のパルス
は単位時間当たりのエネルギー量を上げることにより時
間を短くすることができるものであるが、安定したレー
ザ(ビーム)光を得るためには、1ms程度以上の時間
は必要である。次にビーム6の照射を停止してろう材4
を再び硬化させることによって、図30(c)に示すよ
うに基板1と金具7と電気部品5の電極部14とを同時
に接合することができる。
【0091】上記のようにこの実施の形態では、基板1
の凹部2に金具7の挿入部17を差し込んで基板1に金
具7を設けるようにしたので、金具7の位置決めを容易
におこなうことができ、よって基板1に対する電気部品
5の接合位置がずれないようにすることができる。また
金具7の挿入部17は凹部2に差し込み係止されること
になり、よって金具7に電気部品5を載置する際に、金
具7が動いて位置ずれを起こすことがないようにするこ
とができる。また金具7はビーム6の照射によって溶融
しないので、金具7で電気部品5を支えることができ、
電気部品5がずれて金具7に接合されないようにするこ
とができる。さらにビーム6は金具7のみに照射するの
で、電気部品5や基板1に熱が伝わりにくくなり、ビー
ム6によって電気部品5や基板1が破損しないようにす
ることができる。加えて従来例のスクリーン印刷よりも
めっきなどの上記被覆処理の方がろう材4の厚みの管理
をおこないやすいので、ろう材4の供給量を一定量に管
理しやすくすることができる。
【0092】さらに不活性ガス8の雰囲気中でろう材4
にビーム6を照射すると共にビーム6の照射を短時間で
おこなうことによって、ろう材4や電極部14の酸化を
防止することができ、ろう材4にフラックス成分を含有
させる必要がなくなる。そしてこのようにフラックスレ
ス接合が可能となるので、電気部品5の接合後に基板1
を洗浄する必要がなくなるものである。
【0093】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、基板に電気部品を備えた回路基板を製造するに
あたって、基板に凹部と凸部の少なくとも一方を形成す
ると共 にろう材でコーティングした金具を凹部或いは凸
部に設け、ろう材に電気部品を接触させた状態で保持
し、ろう材に1ms以上100ms以下のパルスのビー
ムを、少なくとも単パルス或いは複数パルス照射してろ
う材を溶融させて、ろう材で基板に電気部品を接合した
ので、基板の凹部又は凸部に金具を設けることによっ
て、金具の位置決めを容易におこなうことができ、金具
により基板に接合される電気部品の基板に対する接合位
置がずれないようにすることができるものである。また
金具は凹部又は凸部に差し込み係止されることになり、
よって金具に電気部品を載置する際に、金具が動いて位
置ずれを起こすことがないようにすることができ、電気
部品の基板に対する接合位置がずれないようにすること
ができるものである。また印刷でろう材を基板に塗布す
るよりもろう材の厚みを一定にしやすくすることがで
き、ろう材の供給量の管理を容易におこなうことができ
るものである。また、ビームの照射を短時間でおこなう
ことによって、ろう材や電極部の酸化を防止することが
でき、よってろう材にフラックス成分を含有させる必要
がなくなってフラックスレス接合が可能となり、電気部
品の接合後に基板を洗浄する必要がなくなるものであ
り、またフラックスや半田の飛散による半田付け不良が
生じないようにすることができるものである。
【0094】また本発明の請求項に記載の発明は、電
気部品を基板の表面に沿って動かないように金具で保持
したので、電気部品の接合位置が基板の表面に沿ってず
れないようにすることができるものである。
【0095】また本発明の請求項に記載の発明は、電
気部品を基板の表面から離れる方向に動かないように金
具で保持したので、電気部品の接合位置が基板の表面か
ら離れる方向にずれないようにすることができるもので
ある。
【0096】また本発明の請求項に記載の発明は、ろ
う材でコーティングした金具に形成されるマークを検知
してマークに向かってビームを照射したので、ビームの
照射位置の精度を向上させて電気部品や基板にビームが
照射されにくくすることができ、電気部品や基板に破損
が発生しないようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気部品を備えた回路基板の一実施の
形態を示す斜視図である。
【図2】(a)は同上の基板を示す平面図、(b)は
(a)の断面図、(c)は他の基板を示す平面図、
(d)は(c)の断面図、(e)は他の基板を示す平面
図、(f)は(e)の断面図、(g)は他の基板を示す
平面図、(h)は(g)の断面図である。
【図3】同上の電気部品の接合構造を示す断面図であ
る。
【図4】(a)は同上の他の実施の形態を示す断面図、
(b)は断面図、(c)は断面図である。
【図5】(a)は同上の他の実施の形態を示す断面図、
(b)は平面図である。
【図6】(a)は同上の他の実施の形態を示す断面図、
(b)は平面図である。
【図7】同上の他の実施の形態を示す断面図である。
【図8】(a)は同上の電気部品の平面図、(b)は同
上の他の実施の形態を示す平面図、(c)は断面図であ
る。
【図9】(a)は電気部品の平面図、(b)は同上の他
の実施の形態を示す平面図、(c)は側面図である。
【図10】(a)は同上の他の実施の形態を示す断面
図、(b)は断面図である。
【図11】(a)は同上の他の実施の形態を示す平面
図、(b)は平面図である。
【図12】同上の他の実施の形態を示す断面図である。
【図13】(a)は同上の他の実施の形態を示す側面
図、(b)は平面図である。
【図14】(a)は同上の他の実施の形態を示す側面
図、(b)は平面図である。
【図15】同上の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図16】同上の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図17】同上の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図18】(a)は同上の他の実施の形態を示す断面
図、(b)は平面図である。
【図19】(a)は電気部品の平面図、(b)は同上の
他の実施の形態を示す平面図、(c)は断面図である。
【図20】(a)は電気部品の平面図、(b)は同上の
他の実施の形態を示す平面図、(c)は断面図である。
【図21】(a)は基板を示す平面図、(b)は基板を
示す断面図、(c)は同上の他の実施の形態を示す平面
図である。
【図22】(a)は樹脂製部材を示す側面図、(b)は
ソケットを示す側面図、(c)は同上の他の実施の形態
を示す断面図である。
【図23】同上の他の実施の形態を示す裏面図である。
【図24】同上の図25の実施の形態を示す一部の断面
図である。
【図25】(a)は金具を示す断面図、(b)はソケッ
トを示す断面図、(c)は同上の他の実施の形態を示す
断面図である。
【図26】(a)は樹脂製部材を示す側面図、(b)は
ソケットを示す断面図、(c)は同上の他の実施の形態
を示す断面図である。
【図27】(a)は同上の他の実施の形態を示す断面
図、(b)は断面図である。
【図28】(a)は金具の一部を示す断面図、(b)は
他の金具の一部を示す断面図である。
【図29】(a)は金具の一部を示す断面図、(b)は
他の金具の一部を示す断面図、(c)はさらに他の金具
の一部を示す断面図である。
【図30】(a)は同上の他の実施の形態を示す断面
図、(b)は断面図、(c)は断面図である。
【図31】(a)は従来例を示す断面図、(b)は
(a)の平面図、(c)は他の従来例を示す断面図、
(d)は(c)の平面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 凹部 4 ろう材 5 電気部品 6 ビーム 7 金具 8 不活性ガス 1 マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 中川 隆司 (56)参考文献 特開 平6−326440(JP,A) 特開 平4−127547(JP,A) 特開 平6−151035(JP,A) 特開 平6−45752(JP,A) 特開 平5−90743(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/34 H05K 1/18 H05K 13/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に電気部品を備えた回路基板を製造
    するにあたって、基板に凹部と凸部の少なくとも一方を
    形成すると共にろう材でコーティングした金具を凹部或
    いは凸部に設け、ろう材に電気部品を接触させた状態で
    保持し、ろう材に1ms以上100ms以下のパルスの
    ビームを、少なくとも単パルス或いは複数パルス照射し
    てろう材を溶融させて、ろう材で基板に電気部品を接合
    することを特徴とする電気部品を備えた回路基板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 電気部品を基板の表面に沿って動かない
    ように金具で保持することを特徴とする請求項1に記載
    の電気部品を備えた回路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 電気部品を基板の表面から離れる方向に
    動かないように金具で保持することを特徴とする請求項
    1に記載の電気部品を備えた回路基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 ろう材でコーティングした金具に形成さ
    れるマークを検知してマークに向かってビームを照射す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電気部品を備えた
    回路基板の製造方法。
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