JP3329729B2 - 液分散装置 - Google Patents

液分散装置

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JP3329729B2
JP3329729B2 JP12311698A JP12311698A JP3329729B2 JP 3329729 B2 JP3329729 B2 JP 3329729B2 JP 12311698 A JP12311698 A JP 12311698A JP 12311698 A JP12311698 A JP 12311698A JP 3329729 B2 JP3329729 B2 JP 3329729B2
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健 西山
勝典 田村
昇 岡本
実 長島
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液分散装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の蒸留塔を組み合わせ、複数
の成分を含有する原液から各成分を蒸留によって分離さ
せて製品を得る場合、複数の蒸留塔を別々に建設する
と、占有面積が大きくなってしまう。また、側塔方式の
蒸留装置においては、各蒸留塔内の圧力を調整するため
に各蒸留塔間における蒸気の分配を制御する必要がある
ので、各蒸留塔を安定して運転することができない。
【0003】そこで、外筒内に円筒を配設し、該円筒内
に原液を供給して蒸留を行うようにしたペトリューク式
の蒸留塔を使用する蒸留装置が提供されている。ところ
が、この場合、内筒を外筒に対して支持したり、外筒を
貫通させてラインを配設したり、内筒にフィードノズル
を取り付けたりすることが困難であるだけでなく、蒸留
装置のコストが高くなってしまう。また、ラインと外筒
との間、及びフィードノズルと内筒との間を十分にシー
ルすることができないので、前記蒸留塔における蒸留の
効率が低くなってしまう。
【0004】そして、内筒と外筒とが同心的に配設さ
れ、回収部及び濃縮部が環状体構造になるので、前記回
収部及び濃縮部に充填(てん)される充填物エレメント
を製造するのが困難になる。そこで、内部を平板状の中
仕切りによって区画した蒸留装置が提供されている(米
国特許第4230533号明細書参照)。
【0005】この場合、該蒸留装置は、入口管を介して
原液が供給され、前記入口管より上方に形成された濃縮
部、及び前記入口管より下方に形成された回収部を備え
た第1の蒸留部と、該第1の蒸留部の上端に接続され、
該上端より上方に形成された濃縮部、及び前記上端より
下方に形成され、かつ、前記第1の蒸留部の濃縮部と中
仕切りを介して隣接する回収部を備えた第2の蒸留部
と、前記第1の蒸留部の下端に接続され、該下端より上
方に形成され、かつ、前記第1の蒸留部の回収部と中仕
切りを介して隣接する濃縮部、及び前記下端より下方に
形成された回収部を備えた第3の蒸留部とを有する。
【0006】したがって、蒸留装置のコストを低くする
ことができ、蒸留の効率を高くすることができ、充填物
エレメントを容易に製造することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の蒸留装置においては、前記第2の蒸留部の濃縮部か
ら下降した液体をチムニートレイによって集め、前記液
体を前記第1の蒸留部の濃縮部及び第2の蒸留部の回収
部に分配するようになっているが、最適な量の液体を前
記第1の蒸留部の濃縮部及び第2の蒸留部の回収部に分
配するために、前記チムニートレイ内の液体のレベルを
検出するレベルセンサ、流量コントローラ、流量を調整
する流量調整弁、蒸気の濃度を検出するアナライザ等の
計装制御システムを配設し、該計装制御システムによっ
て、液体のレベル、蒸気の濃度等に基づいて流量を調整
する必要があるので、蒸留装置が大型化してしまうだけ
でなく、蒸留装置のコストが高くなってしまう。
【0008】本発明は、前記従来の蒸留装置の問題点を
解決して、蒸留装置を小型化することができ、蒸留装置
のコストを低くすることができる液分散装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の液
分散装置においては、外筐(きょう)と、該外筐内を分
割し、互いに隣接させて複数の室を形成する中仕切り
と、前記外筐内に配設され、上方から下降する液体を集
めるコレクタと、上方が開放され、前記各室にわたって
配設され、前記コレクタによって集められた液体を、前
記各室に蒸留条件に対応させて設定される分配比率で互
いに異なる量ずつ分配する溝型のディストリビュータと
を有する。
【0010】本発明の他の液分散装置においては、さら
に、前記分配比率を変更する分配比率変更手段を有す
る。本発明の更に他の液分散装置においては、さらに、
前記ディストリビュータは、前記中仕切りを跨(また)
いで配設され、液体を各室に分配する第1の分配部、及
び該第1の分配部の下方に配設され、各室ごとに液体を
各部に分配する第2の分配部を備える。
【0011】本発明の更に他の液分散装置においては、
さらに、前記ディストリビュータは、液面レベルに偏り
が生じるのを防止するための緩衝材を備える。本発明の
更に他の液分散装置においては、さらに、前記第1の分
配部は複数の主溝を備える。そして、前記第2の分配部
は前記各主溝に対応させて配設されたアーム溝を備え
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図2は本発明の
実施の形態における結合型蒸留塔の概念図である。図に
おいて、10は結合型蒸留塔であり、該結合型蒸留塔1
0は、第1セクション11、第2セクション12、第3
セクション13、第4セクション14、第5セクション
15、第6セクション16、第7セクション17、第8
セクション18及び第9セクション19から成る。
【0013】そして、前記第4セクション14、第5セ
クション15及び第6セクション16は、それぞれ平板
状の中仕切り22〜24によって第1室14A〜16A
と第2室14B〜16Bとに区分され、前記第1室14
A〜16Aと第2室14B〜16Bとは互いに隣接させ
られる。また、前記第1室14A〜16Aによって第1
の蒸留部25が、前記第1セクション11、第2セクシ
ョン12、第3セクション13及び第2室14Bによっ
て第2の蒸留部26が、前記第2室15B、16B、第
7セクション17、第8セクション18及び第9セクシ
ョン19によって第3の蒸留部27がそれぞれ形成され
る。なお、前記中仕切り22〜24を断熱材によって形
成したり、中仕切り22〜24の内部を真空にしたりし
て、中仕切り22〜24を断熱構造にすることもでき
る。
【0014】この場合、第1室14Aと第2室14Bと
の間、第1室15Aと第2室15Bとの間、及び第1室
16Aと第2室16Bとの間の熱伝達をそれぞれ少なく
することができるので、蒸留の効率を高くすることがで
きる。そして、結合型蒸留塔10のほぼ中央に前記第5
セクション15が配設され、第1室15Aにフィードノ
ズル41が、第2室15Bにサイドカットノズル42が
それぞれ形成される。また、結合型蒸留塔10の塔頂に
前記第1セクション11が配設され、該第1セクション
11に、図示されない凝縮器に接続させて蒸気出口43
及び還流液入口44がそれぞれ形成される。さらに、結
合型蒸留塔10の塔底に第9セクション19が配設さ
れ、該第9セクション19に、図示されない蒸発器と接
続させて缶出液出口45及び蒸気入口46がそれぞれ形
成される。
【0015】前記構成の結合型蒸留塔10において、成
分A〜Cを含有する混合物が原液Mとして前記フィード
ノズル41に供給される。なお、成分Aは成分Bより、
該成分Bは成分Cより沸点が低いものとする。前記結合
型蒸留塔10及び前記凝縮器、蒸発器等によって蒸留装
置が構成される。また、前記第1の蒸留部25内におい
て、前記フィードノズル41より上方に配設された第1
室14Aによって濃縮部AR1が、フィードノズル41
より下方に配設された第1室16Aによって回収部AR
2がそれぞれ形成される。そして、前記第2の蒸留部2
6内において、前記第1の蒸留部25の上端に接続さ
れ、該上端より上方に配設された第2セクション12に
よって濃縮部AR3が、前記第1の蒸留部25の上端よ
り下方において、前記濃縮部AR1と隣接させて配設さ
れた第2室14Bによって回収部AR4がそれぞれ形成
される。さらに、前記第3の蒸留部27内において、前
記第1の蒸留部25の下端に接続され、該下端より上方
において、前記回収部AR2と隣接させて配設された第
2室16Bによって濃縮部AR5が、前記第1の蒸留部
25の下端より下方に配設された第8セクション18に
よって回収部AR6がそれぞれ形成される。
【0016】このようにして、第1の蒸留部25の上端
が第2の蒸留部26の中央に、第1の蒸留部25の下端
が第3の蒸留部27の中央にそれぞれ接続される。そし
て、前記回収部AR2においては、フィードノズル41
から供給された原液Mが下降し、上方において成分A及
びBに富んだ蒸気を、下方になるに従って成分B及びC
に富んだ液体を発生させ、第1の蒸留部25の下端から
第3の蒸留部27に成分B及びCに富んだ液体が供給さ
れる。
【0017】さらに、該成分B及びCに富んだ液体は、
第3の蒸留部27内において加熱されて成分B及びCに
富んだ蒸気になり、前記回収部AR2内を上昇する間
に、原液Mと接触し、該原液Mから成分A及びBに富ん
だ蒸気を発生させる。続いて、前記成分A及びBに富ん
だ蒸気は、濃縮部AR1内を上昇し、前記第1の蒸留部
25の上端から第2の蒸留部26に供給される。さら
に、前記成分A及びBに富んだ蒸気は、第2の蒸留部2
6内において冷却されて凝縮され、成分A及びBに富ん
だ液体になる。
【0018】そして、該成分A及びBに富んだ液体の一
部は、濃縮部AR1に還流され、該濃縮部AR1内を上
昇する成分A及びBに富んだ蒸気と接触させられる。こ
のようにして、第1の蒸留部25の上端から第2の蒸留
部26に成分A及びBに富んだ蒸気を供給することがで
きる。ところで、結合型蒸留塔10の塔頂には蒸気出口
43が、塔底には缶出液出口45がそれぞれ形成され
る。そして、前記回収部AR6においては、成分B及び
Cに富んだ液体が下降し、上方において成分Bに富んだ
蒸気を、下方になるに従って成分Cに富んだ液体をそれ
ぞれ発生させる。したがって、成分Cに富んだ液体は缶
出液として缶出液出口45から排出される。
【0019】また、前記缶出液出口45から排出された
成分Cに富んだ液体の一部は前記蒸発器に送られ、該蒸
発器によって加熱されて成分Cに富んだ蒸気になる。該
成分Cに富んだ蒸気は、蒸気入口46から第9セクショ
ン19に供給され、該第9セクション19内及び前記回
収部AR6内を上昇する間に、成分B及びCに富んだ液
体と接触し、該成分B及びCに富んだ液体から成分Bに
富んだ蒸気を発生させる。
【0020】続いて、該成分Bに富んだ蒸気の一部は、
濃縮部AR5内を上昇し、第3の蒸留部27の上端にお
いて、第2の蒸留部26からの成分Bに富んだ液体と接
触し、成分Bに富んだ液体になる。このようにして、前
記第3の蒸留部27の上端において得られた成分Bに富
んだ液体は、サイドカット液、すなわち、製品としてサ
イドカットノズル42から排出される。
【0021】一方、前記第2の蒸留部26の回収部AR
4においては成分A及びBに富んだ液体が下降し、上方
において成分Aに富んだ蒸気を、下方になるに従って成
分Bに富んだ液体をそれぞれ発生させる。このようにし
て、前記第2の蒸留部26の下端において成分Bに富ん
だ液体が得られる。続いて、前記成分Aに富んだ蒸気
は、濃縮部AR3内を上昇して前記蒸気出口43から排
出されて前記凝縮器に送られ、該凝縮器によって凝縮さ
れて成分Aに富んだ液体になる。
【0022】このように、成分A及びBに富んだ液体
は、前記第2の蒸留部26によって成分Aに富んだ蒸気
と成分Bに富んだ液体とに分離させられ、成分Aに富ん
だ蒸気は塔頂から排出され、前記凝縮器によって凝縮さ
れて成分Aに富んだ液体になり、成分Bに富んだ液体は
サイドカットノズル42から製品として排出される。ま
た、成分B及びCに富んだ液体は、前記第3の蒸留部2
7によって成分Bに富んだ液体と成分Cに富んだ液体と
に分離させられ、成分Bに富んだ液体はサイドカットノ
ズル42から製品として排出され、成分Cに富んだ液体
は塔底から排出される。
【0023】そして、成分Aの蒸留の効率を高くするた
めに、前記成分Aに富んだ液体を還流液入口44から濃
縮部AR3に還流し、該濃縮部AR3内を上昇する成分
A及びBに富んだ蒸気と接触させるようにしている。な
お、前記各濃縮部AR1、AR3、AR5及び各回収部
AR2、AR4、AR6は、一つの節から成る充填物に
よって形成されるようになっているが、蒸留しようとす
る各成分間の比揮発度によっては、蒸留に必要な理論段
数を確保するために、使用される充填物の特性に対応さ
せて複数の節から成る充填物によって形成することもで
きる。また、各節間にディストリビュータを配設するこ
ともできる。前記フィードノズル41及びサイドカット
ノズル42を必ずしも同じ高さに配設する必要はない。
【0024】このようにして、複数の蒸留塔を使用する
ことなく、原液Mを各成分に分離させることができる。
また、複数の蒸留塔において加熱及び冷却をそれぞれ繰
り返す必要がないので、凝縮器、蒸発器、図示されない
ポンプ等の多数の計装品を配設する必要がなくなる。し
たがって、占有面積を小さくすることができるだけでな
く、ユーティリティの使用量及び消費エネルギーを少な
くすることができ、蒸留装置のコストを低くすることが
できる。
【0025】ところで、前記結合型蒸留塔10は、全体
として約30〜100段の理論段数を有し、第4セクシ
ョン14及び第6セクション16にそれぞれ5〜30段
程度を当てるようにするのが好ましい。ところで、第3
セクション13にコレクタ54及び溝型、すなわち、チ
ャンネル型のディストリビュータ61が配設され、前記
コレクタ54によって集められた液体は、前記ディスト
リビュータ61によって所定の液体の分配比率で第4セ
クション14の第1室14Aと第2室14Bとに異なる
量ずつ分配される。
【0026】また、第5セクション15の第1室15A
におけるフィードノズル41の直上にはコレクタ62
が、直下にチューブラ型のディストリビュータ63が配
設され、前記コレクタ62によって集められた液体は、
前記フィードノズル41を介して供給された原液Mと共
に、ディストリビュータ63によって第6セクション1
6の第1室16Aに分配される。
【0027】一方、第5セクション15の第2室15B
におけるサイドカットノズル42の直上にはチムニーハ
ット型のコレクタ65が、直下にチューブラ型のディス
トリビュータ66が配設され、前記コレクタ65によっ
て集められた液体は、製品として前記サイドカットノズ
ル42から排出されるとともに、ディストリビュータ6
6によって第6セクション16の第2室16Bに分配さ
れる。なお、本実施の形態において、チムニーハット型
のコレクタ65を使用しているが、結合型蒸留塔10の
径が大きい場合、ラミナー型のコレクタが使用される。
【0028】さらに、第7セクション17には、コレク
タ67及びチューブラ型のディストリビュータ68が配
設され、第6セクション16から下降してきた液体は、
前記コレクタ67によって集められた後、ディストリビ
ュータ68によって前記第8セクション18に分配され
る。続いて、前記ディストリビュータ61について説明
する。
【0029】図1は本発明の実施の形態におけるディス
トリビュータの説明図、図3は本発明の実施の形態にお
けるディストリビュータの平面図、図4は本発明の実施
の形態におけるディストリビュータの側面図、図5は本
発明の実施の形態におけるディストリビュータの第1の
要部詳細図、図6は本発明の実施の形態におけるディス
トリビュータの第2の要部詳細図である。
【0030】図1において、12は第2セクション、1
3は第3セクション、14は第4セクション、第2セク
ション12から下降した液体は、コレクタ54によって
集められる。該コレクタ54は、円筒状の外筐としての
塔本体70、所定ピッチで互いに平行に複数配設された
コレクタラミナ71、及び前記塔本体70の内周面に沿
って形成され、環状の溝から成るコレクタボックス72
を備える。前記コレクタラミナ71は、上端に湾曲部7
3を、中央に傾斜部74を、下端に溝部75を備え、前
記湾曲部73及び溝部75はいずれも水平(紙面に対し
て直角の方向)に延びる。
【0031】したがって、第2セクション12から下降
した液体は、前記各湾曲部73に当たった後、各傾斜部
74に沿って流れ、溝部75によって受けられ、水平方
向に移動させられた後、コレクタボックス72に送られ
る。続いて、該コレクタボックス72内の液体は、ノズ
ル52からラインL11に排出される。 該ラインL1
1はラインL12、13に分岐させられ、ラインL1
2、L13はそれぞれノズル53a、53bを介してデ
ィストリビュータ61に接続される。そして、前記ライ
ンL12、L13には、それぞれ分配比率変更手段とし
てのバルブV1、V2が配設され、該バルブV1、V2
を選択的に開閉することによって、第1、第2のモード
でディストリビュータ61による分配を行うことができ
る。すなわち、第1のモードにおいて、液体は、前記ラ
インL12を介してディストリビュータ61に供給さ
れ、該ディストリビュータ61によって分配される。ま
た、第2のモードにおいて、液体は、前記ラインL13
を介してディストリビュータ61に供給され、該ディス
トリビュータ61によって分配される。なお、前記バル
ブV1、V2は、手動で又は図示されない制御装置から
の信号に基づいて自動的に開閉させられる。
【0032】また、前記ディストリビュータ61は、液
体を中仕切り22に対して直角の方向に分配する第1の
分配部77、及び該第1の分配部77の直下に配設さ
れ、第1の分配部77によって分配された液体を中仕切
り22と同じ方向に分配する第2の分配部78を備え
る。したがって、前記液体を第4セクション14の全体
に均一に分配することができる。なお、前記コレクタ5
4、塔本体70及びディストリビュータ61によって液
分散装置が構成される。
【0033】ところで、本実施の形態においては、第4
セクション14の第1室14Aに分配される液体の量と
第2室14Bに分配される液体の量との比、すなわち、
分配比率が設定され、かつ、該分配比率を変更すること
ができるようになっている。該分配比率は、原液Mの成
分A〜Cの種類、原液Mの成分A〜Cの組成、結合型蒸
留塔10(図2)の理論段数、製品に要求される純度
(品質)等の蒸留条件によって決定される。この場合、
第5セクション15の第2室15Bにおいて、サイドカ
ットノズル42から製品が排出されるので、第1室14
Aに分配される液体の量より第2室14Bに分配される
液体の量が多くされ、例えば、純度が99.98〔重量
%〕の製品を製造する場合、分配比率は4:6にされ、
純度が99.999〔重量%〕の製品を製造する場合、
分配比率は2:8にされる。また、負荷率は50〜10
0〔%〕に変更される。
【0034】したがって、蒸留条件が変化しても、最適
な状態で蒸留を行うことができ、蒸留の効率を高くする
ことができる。その結果、蒸留装置において消費エネル
ギーを少なくすることができる。しかも、複雑な計装制
御システムを使用する必要がないので、蒸留装置を小型
化することができるだけでなく、蒸留装置のコストを低
くすることができる。
【0035】前記第1の分配部77は、上方が開放さ
れ、互いに隣接させて形成された2個の開放静圧型の主
溝としてのメインチャンネル77a、77bから成る。
該メインチャンネル77a、77bは、中仕切り22を
跨いで延在させられ、底面にマトリックス状に配列させ
られた複数の穴81が形成される。そして、該穴81の
径及び数を適宜設定することによって、前記分配比率
が、例えば、4:6にされたり、2:8にされる。
【0036】また、メインチャンネル77a、77bに
は液体の供給に伴って動圧が発生しても、メインチャン
ネル77a、77b内の液面レベルに偏りが生じないよ
うに、緩衝材84が配設される。したがって、メインチ
ャンネル77a、77b内の液体に発生する水頭圧を一
定にすることができる。このように、前記第1の分配部
77が開放静圧型のメインチャンネル77a、77bか
ら成るので、十分な量の液体を第1の分配部77に蓄
え、穴81から下降させることができる。したがって、
第1の分配部77の高さをその分小さくすることができ
るので、蒸留装置を小型化することができる。
【0037】なお、例えば、原液Mから1種類の純度の
製品を蒸留によって分離させる場合、分配比率を変更す
る必要がないので、メインチャンネルは一つにされ、分
配比率は、例えば、3:7に固定にされ、負荷率だけが
50〜100〔%〕に変更される。そして、コレクタ5
4によって集められた液体は、塔本体70の外に排出さ
れず、そのままディストリビュータ61に供給される。
また、製造しようとする製品が3種類である場合は、分
配比率を変更するために、原液Mから3種類の純度の製
品を蒸留によって分離させる場合、メインチャンネルは
三つ配設される。
【0038】そして、前記第2の分配部78は、上方が
開放され、互いに隣接させて形成された複数組の箱型の
アーム溝としてのアームチャンネル78a、78bから
成る。該アームチャンネル78a、78bは、クランプ
85によって1組ずつ連結された状態で、サポート82
によって支持され、底面に、複数の穴83が等ピッチで
形成される。なお、前記アームチャンネル78a、78
bの側面に、穴、ノッチ等を形成することもできる。ま
た、前記各クランプ85は、第1の分配部77の両側面
に固定された「L」字状の部材92及びボルト91によ
って連結される。このようにして、前記第1の分配部7
7は第2の分配部78によって支持され、前記メインチ
ャンネル77a内の液体が分配されて各アームチャンネ
ル78aに供給され、メインチャンネル77b内の液体
が分配されて各アームチャンネル78bに供給される。
なお、前記第1の分配部77によって分配された液体を
確実に第2の分配部78に供給することができるよう
に、前記サポート82の各所にストッパ93が取り付け
られ、第2の分配部78の位置決めが行われる。
【0039】また、第1室14Aに供給する液体の量と
第2室14Bに供給する液体の量とを異ならせるため
に、前記メインチャンネル77aの底面における第1室
14A側の部分に形成された穴81の径d1及び数n
1、前記メインチャンネル77aの底面における第2室
14B側の部分に形成された穴81の径d2及び数n
2、前記第1室14A側に配設されたアームチャンネル
78a、78bの底面に形成された穴83の径d3及び
数n3、並びに第2室14B側に配設されたアームチャ
ンネル78a、78bの底面に形成された穴83の径d
4及び数n4はそれぞれ前記分配比率に対応させて設定
される。なお、一部の穴81の径d1、d2を分配比率
に対応させて小さくすることもできる。
【0040】したがって、第1室14Aに供給される液
体の量をq1とし、第2室14Bに供給される液体の量
をq2としたとき、 q1=(π/4)d12 ・n1 =(π/4)d32 ・n3 q2=(π/4)d22 ・n2 =(π/4)d42 ・n4 になる。
【0041】また、径d1、d2は分配比率に対応させ
て設定され、数n3、n4を等しくすると、穴83の1
個当たりの充填物の断面積を均等にすることができる。
そして、第1室14Aに供給する液体の量と第2室14
Bに供給する液体の量とを異ならせるために、前記メイ
ンチャンネル77bの底面における第1室14A側の部
分に形成された穴81の径d5及び数n5、前記メイン
チャンネル77bの底面における第2室14B側の部分
に形成された穴81の径d6及び数n6、前記第1室1
4A側に配設されたアームチャンネル78a、78bの
底面に形成された穴83の径d7及び数n7、並びに第
2室14B側に配設されたアームチャンネル78a、7
8bの底面に形成された穴83の径d8及び数n8をそ
れぞれ前記分配比率に対応させて設定することもでき
る。
【0042】このように、バルブV1、V2を選択的に
開閉することによって蒸留条件に対応させて分配比率を
変更することができるので、複雑な計装制御システムを
使用する必要がなくなる。したがって、蒸留装置を小型
化することができるだけでなく、蒸留装置のコストを低
くすることができる。しかも、前記第1室14A及び第
2室14B内においてそれぞれ各穴83から下降する液
体の量を均等にすることができるので、第1室14A及
び第2室14B内の充填物において液切れが発生するの
を防止することができる。
【0043】
【実施例】結合型蒸留塔10における製品の生産能力を
40000〔t/Y〕とし、結合型蒸留塔10の径を1
100〔mm〕とし、充填物として「住友BXパッキン
グ(メタルゲージ)」及び「住友メラパック350Y
(メタルシート)」(いずれも「住友重機械工業株式会
社」製)を使用した。
【0044】また、結合型蒸留塔10の運転条件は次の
とおりである。 操作圧:常圧 原液Mの組成(一般工業品):酢酸エチル99.98
〔重量%〕 製品の組成(高純度品):酢酸エチル99.999〔重
量%〕 そして、2基の蒸留塔を組み合わせた蒸留装置、及び本
発明の結合型蒸留塔10を使用して、原液Mから沸点の
低い成分A及び沸点の高い成分Cを除去し、成分Bから
成る製品として酢酸エチルを99.999〔重量%〕の
純度で得た。
【0045】2基の蒸留塔を組み合わせた蒸留装置にお
いては、製品1〔t〕当たりの蒸気の使用量は0.82
〔t〕であり、製品1〔t〕当たりの電気の使用量は
2.3〔kw〕であるのに対して、結合型蒸留塔10に
おいては、製品1〔t〕当たりの蒸気の使用量は0.7
〔t〕であり、製品1〔t〕当たりの電気の使用量は
2.0〔kw〕であった。
【0046】また、結合型蒸留塔10においては、2基
の蒸留塔を組み合わせた蒸留装置と比較して、建設費が
約65〔%〕になり、設置面積が約50〔%〕になっ
た。そして、前記分配比率を2:8としたとき、第1室
14Aを下降する液体の流量は850〜1700〔kg
/H〕になり、第2室14Bを下降する液体の流量は3
400〜6800〔kg/H〕になった。また、前記分
配比率を4:6としたとき、第1室14Aを下降する液
体の流量は1600〜3200〔kg/H〕になり、第
2室14Bを下降する液体の流量は2400〜4800
〔kg/H〕になった。
【0047】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、液分散装置においては、外筐と、該外筐内を分割
し、互いに隣接させて複数の室を形成する中仕切りと、
前記外筐内に配設され、上方から下降する液体を集める
コレクタと、上方が開放され、前記各室にわたって配設
され、前記コレクタによって集められた液体を、前記各
室に蒸留条件に対応させて設定される分配比率で互いに
異なる量ずつ分配する溝型のディストリビュータとを有
する。
【0049】この場合、上方から下降する液体は、コレ
クタによって集められ、ディストリビュータによって、
蒸留条件に対応させて設定される分配比率で各室に互い
に異なる量ずつ分配される。したがって、蒸留条件に対
応させて最適な状態で蒸留を行うことができる。その結
果、蒸留装置において消費エネルギーを少なくすること
ができる。しかも、複雑な計装制御システムを使用する
必要がないので、蒸留装置を小型化することができるだ
けでなく、蒸留装置のコストを低くすることができる。
【0050】本発明の他の液分散装置においては、さら
に、前記分配比率を変更する分配比率変更手段を有す
る。この場合、蒸留条件が変化しても、蒸留条件に対応
させて最適な状態で蒸留を行うことができる。本発明の
更に他の液分散装置においては、さらに、前記ディスト
リビュータは、液面レベルに偏りが生じるのを防止する
ための緩衝材を備える。
【0051】この場合、十分な量の液体を第1の分配部
に蓄えることができるので、該第1の分配部の高さをそ
の分小さくすることができる。したがって、蒸留装置を
小型化することができるだけでなく、蒸留装置のコスト
を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるディストリビュー
タの説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における結合型蒸留塔の概
念図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるディストリビュー
タの平面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるディストリビュー
タの側面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるディストリビュー
タの第1の要部詳細図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるディストリビュー
タの第2の要部詳細図である。
【符号の説明】
14A 第1室 14B 第2室 22 中仕切り 54 コレクタ 61 ディストリビュータ 70 塔本体 77 第1の分配部 77a、77b メインチャンネル 78 第2の分配部 78a、78b アームチャンネル V1、V2 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 実 東京都田無市谷戸町二丁目1番1号 住 重東京エンジニアリング株式会社内 審査官 小川 慶子 (56)参考文献 特開 平4−227001(JP,A) 特開 平9−75603(JP,A) 特開 平9−299701(JP,A) 特開 平8−38802(JP,A) 米国特許4230533(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 3/00 - 3/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)外筐と、 (b)該外筐内を分割し、互いに隣接させて複数の室を
    形成する中仕切りと、 (c)前記外筐内に配設され、上方から下降する液体を
    集めるコレクタと、 (d)上方が開放され、前記各室にわたって配設され、
    前記コレクタによって集められた液体を、前記各室に
    留条件に対応させて設定される分配比率で互いに異なる
    量ずつ分配する型のディストリビュータとを有するこ
    とを特徴とする液分散装置。
  2. 【請求項2】 前記分配比率を変更する分配比率変更手
    段を有する請求項1に記載の液分散装置。
  3. 【請求項3】 前記ディストリビュータは、前記中仕切
    りを跨いで配設され、液体を各室に分配する第1の分配
    部、及び該第1の分配部の下方に配設され、各室ごとに
    液体を各部に分配する第2の分配部を備える請求項1に
    記載の液分散装置。
  4. 【請求項4】 前記ディストリビュータは、液面レベル
    に偏りが生じるのを防止するための緩衝材を備える請求
    項1に記載の液分散装置。
  5. 【請求項5】 (a)前記第1の分配部は複数の主溝
    備え、 (b)前記第2の分配部は前記各主溝に対応させて配設
    されたアームを備える請求項3に記載の液分散装置。
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