JP3328403B2 - 障害検出方式 - Google Patents

障害検出方式

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JP3328403B2
JP3328403B2 JP31947293A JP31947293A JP3328403B2 JP 3328403 B2 JP3328403 B2 JP 3328403B2 JP 31947293 A JP31947293 A JP 31947293A JP 31947293 A JP31947293 A JP 31947293A JP 3328403 B2 JP3328403 B2 JP 3328403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理システムにお
ける障害検出方式に係り、特に一方が現用系、他方が予
備系として運用される二重化された上位装置と、現用系
上位装置から伝達される指令に従って動作し、動作状態
を上位装置に返送する下位装置とを具備する情報処理シ
ステムにおける障害検出方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来ある情報処理システムの一例
を示す図であり、図は図における障害検出処理の一
例を示す図であり、図は図における系切替処理の一
例を示す図である。
【0003】本発明の対象となる情報処理システムは、
二組の切替装置(1)と、複数の回線収容装置(2)
と、処理装置(3)と、制御信号路(4)とを具備して
いるが、図5においては、一個の回線収容装置(2)の
みが示されている。
【0004】各切替装置(1)は、それぞれ制御部(1
1)およびゲート(12)を具備し、また制御部(1
1)は、一語コマンド送信部(111)および一語ステ
ータス受信部(112)を具備しているが、図5におい
ては一方の切替装置(1)の具備するもののみ表示され
他方の切替装置(1)の具備するものは省略されてい
る。
【0005】また各回線収容装置(2)は、制御部(2
1)、コマンドレジスタ(22)、ステータスレジスタ
(23)、ゲート(24)および(25)を具備し、ま
た制御部(21)は、一語コマンド抽出部(211)、
一語ステータス設定部(212)および障害通知部(2
13)を具備している。
【0006】二組の切替装置(1)は、処理装置(3)
の制御の下に、一方が現用系、他方が予備系として運用
される。制御信号路(4)は、各切替装置(1)と回線
収容装置(2)とを接続し、所定ビット数〔例えば10
ビット〕から成る情報を並列転送する。
【0007】初期設定された回線収容装置(2)は、ゲ
ート(24)を導通状態に設定し、切替装置(1)から
制御信号路(4)を経由して転送される一語から成るコ
マンド(CM)が、コマンドレジスタ(22)に蓄積さ
れるのを待機している。
【0008】かかる状態で、現用系切替装置(1)が、
回線収容装置(2)に所要の動作を実行させる場合に
は、制御部(11)が、所要の動作を指示する10ビッ
トから成るコマンド(CM)を生成し、一語コマンド送
信部(111)によりコマンド(CM)を一語として、
ゲート(12)、制御信号路(4)およびゲート(2
4)を経由して回線収容装置(2)に転送し、ゲート
(24)を介してコマンドレジスタ(22)に蓄積す
る。
【0009】回線収容装置(2)においては、制御部
(21)が、コマンドレジスタ(22)の情報蓄積状態
を監視しており、新たなコマンド(CM)が蓄積される
と〔図5ステップS1〕、ゲート(24)を一旦遮断状
態に設定し、また蓄積されたコマンド(CM)を一語と
して、一語コマンド抽出部(211)によりコマンドレ
ジスタ(22)から抽出した後、抽出したコマンド(C
M)を分析し、コマンド(CM)に指定された処理を実
行した後〔ステップS2〕、コマンド(CM)を実行後
の制御部(21)の状態を示す10ビットから成るステ
ータス(ST)を生成し、一語ステータス設定部(21
2)により一語としてステータスレジスタ(23)に蓄
積する〔ステップS3〕。
【0010】一方現用系切替装置(1)においては、制
御部(11)が、回線収容装置(2)内のステータスレ
ジスタ(23)の情報蓄積状態を監視しており、新たな
ステータス(ST)が蓄積されると、蓄積されたステー
タス(ST)を一語ステータス受信部(112)により
一語として、ゲート(12)、制御信号路(4)および
ゲート(25)を経由して抽出した後、抽出したステー
タス(ST)を分析し、切替装置(1)によるコマンド
(CM)の実行結果を判定する。
【0011】一方回線収容装置(2)においては、制御
部(21)が、ステータスレジスタ(23)に蓄積した
ステータス(ST)の抽出状態を監視しており〔ステッ
プS4およびS5〕、所定時間(T)以内に抽出された
ことを検出すると、ゲート(24)を再び導通状態に設
定し、新たなコマンド(CM)が切替装置(1)から制
御信号路(4)を経由して転送・蓄積されるのを待機す
るが、所定時間(T)以内にステータスレジスタ(2
3)からステータス(ST)が抽出されなかったことを
検出すると、制御信号路(4)または切替装置(1)の
一語ステータス受信部(112)に異常が発生したと判
断し、障害通知部(213)により、切替装置(1)と
の間の情報伝達に異常が発生したことを処理装置(3)
に通知した後〔ステップS6〕、ゲート(24)を再び
導通状態に設定し、新たなコマンド(CM)が切替装置
(1)から転送・蓄積されるのを待機する。
【0012】処理装置(3)は、回線収容装置(2)か
ら切替装置(1)との間の情報伝達の異常発生を通知さ
れると、切替装置(1)の系切替指示を各切替装置
(1)に伝達し〔図7ステップS11〕、これ迄現用系
として運用していた切替装置(1)を予備系として運用
停止させると共に、これ迄予備系として待機していた切
替装置(1)を現用系として運用開始させる〔ステップ
S12〕。
【0013】なお回線収容装置(2)は、処理装置
(3)に前述の異常を通知した後、直ちに切替装置
(1)からのコマンド(CM)を待機している為、新た
な現用系切替装置(1)が運用を開始する迄に、旧現用
系切替装置(1)から異常なコマンド(CM)が転送・
蓄積され、異常処理を実行している可能性も存在する。
【0014】従って処理装置(3)は、新現用系切替装
置(1)を運用開始させる際に、回線収容装置(2)を
初期設定させ、回線収容装置(2)の状態を新現用切替
装置(1)と整合させる〔ステップS13〕。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある情報処理システムにおいては、回線収
容装置(2)が切替装置(1)との間の情報伝達の異常
発生を検出し、処理装置(3)に通知した後、直ちに新
たなコマンド(CM)を受信可能としている為、切替装
置(1)の系切替が完了する迄に、旧現用切替装置
(1)から転送される異常コマンド(CM)を受信し、
回線収容装置(2)も異常状態を発生している可能性が
ある為、新たな現用切替装置(1)は運用を開始する際
に、回線収容装置(2)を初期設定して新現用切替装置
(1)と同期させる必要があり、切替装置(1)の現用
/予備系切替処理時間が増大する問題があった。
【0016】本発明は、下位装置が上位装置との間の情
報伝達に異常を検出した場合に、上位装置の現用系およ
び予備系の切替時間を極力短縮可能とすることを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図である。図1において、100は上位装置、200
は下位装置であり、本発明の対象とする情報処理システ
ムを構成する。
【0018】上位装置(100)は二重化されており、
一方が現用系、他方が予備系として運用され、また下位
装置(200)は、現用系上位装置(100)から伝達
される指令に従って動作し、動作状態を上位装置(10
0)に返送する。
【0019】201は、本発明により下位装置(20
0)に設けられた指令受付停止手段である。202は、
本発明により下位装置(200)に設けられた状態保持
手段である。
【0020】203は、本発明により下位装置(20
0)に設けられた指令受付再開手段である。
【0021】
【作用】指令受付停止手段(201)は、下位装置(2
00)が上位装置(100)との間の指令および動作状
態の送受信に異常を検出した場合に、以後、上位装置
(100)から伝達される指令の受付を拒否する。
【0022】状態保持手段(202)は、異常検出直前
の動作状態を保持する。指令受付再開手段(203)
は、異常検出を上位装置(100)に通知した後、上位
装置(100)の系切替状態を監視し、系の切替が完了
したことを検出した場合に、状態保持手段(202)に
よる動作状態の保持を解除すると共に、上位装置(10
0)から伝達される指令の受付を再開する。
【0023】従って下位装置は、上位装置との間の指令
および動作状態の送受信に異常を検出後は、上位装置の
系の切替が完了する迄、上位装置から伝達される指令の
受信を拒否し、異常検出直前の状態を保持する為、上位
装置の現用系および予備系の切替が完了する間に下位装
置が異常指令を受信して異常状態を呈する恐れが無くな
る為、上位装置は系の切替後に下位装置を初期設定する
必要が無くなり、当該情報処理システムにおける上位装
置における系の切替時間が大幅に短縮可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図2は本発明の一実施例による情報処理システムを
示す図であり、図3は図2における障害検出処理の一例
を示す図であり、図4は図2における系切替処理の一例
を示す図である。なお、全図を通じて同一符号は同一対
象物を示す。
【0025】 図2においては、図1における上位装置
(100)として切替装置(1)と処理装置(3)とが
示され、また図1における下位装置(200)として回
線収容装置(2)が示されている。
【0026】回線収容装置(2)内の制御部(21)に
は、図1における指令受付停止手段(201)としてコ
マンド受付停止部(216)が設けられ、また図1にお
ける状態保持手段(202)として状態保持部(21
7)が設けられ、更に図1における指令受付再開手段
(203)としてコマンド受付再開部(218)が設け
られている。
【0027】なお図2においては、切替装置(1)と回
線収容装置(2)とを接続する制御信号路(4a)は5
ビットから成る情報を並列転送可能な如く構成されてい
る為、切替装置(1)が回線収容装置(2)に転送する
コマンド(CM)〔10ビット構成〕、並びに切替装置
(1)が回線収容装置(2)から抽出するステータス
(ST)〔10ビット構成〕は、何れも5ビット宛の二
語に分割して時系列的に転送および抽出するものとす
る。
【0028】その結果、図2においては、 各切替装置
(1)の具備する制御部(11)には、二語コマンド送
信部(113)および二語ステータス受信部(114)
が設けられ、また回線収容装置(2)の具備する制御部
(21)には、二語コマンド抽出部(214)、二語ス
テータス設定部(215)および障害通知部(213)
が、前述のコマンド受付停止部(216)、状態保持部
(217)およびコマンド受付再開部(218)と共に
設けられている。
【0029】図2乃至図4において、初期設定された回
線収容装置(2)においては、制御部(21)が、ゲー
ト(24)を導通状態に設定し、切替装置(1)から制
御信号路(4)を経由して転送される一語〔5ビット〕
から成るコマンド(CM)が、コマンドレジスタ(2
2)に蓄積されるのを待機している。
【0030】かかる状態で、現用系切替装置(1)が、
回線収容装置(2)に所要の動作を実行させる場合に
は、制御部(11)が、所要の動作を指示する10ビッ
トから成るコマンド(CM)を生成した後、二語コマン
ド送信部(113)により前半、後半の5ビット宛に区
分し〔以後、前半の5ビットをコマンド第一語(C
1)と称し、また後半の5ビットをコマンド第二語
(CM2 )と称し、更にコマンド第一語(CM1 )およ
びコマンド第二語(CM2 )をコマンド第i語(C
i)と総称する〕、先ずコマンド第一語(CM1
を、ゲート(12)、制御信号路(4a)およびゲート
(24)を経由して回線収容装置(2)に転送し、ゲー
ト(24)を介してコマンドレジスタ(22)に蓄積
し、コマンド第二語(CM 2 )は内部に保持する。
【0031】回線収容装置(2)においては、制御部
(21)がコマンドレジスタ(22)の情報蓄積状態を
監視しており、新たなコマンド第i語(CMi )が蓄積
されると〔図3ステップS21〕、ゲート(24)を一
旦遮断状態に設定し、また蓄積されたコマンド(CM)
を二語コマンド抽出部(214)により抽出し、コマン
ド第二語(CM2 )であるか否かを分析し〔ステップS
22〕、今回転送されたコマンド第i語(CMi )はコ
マンド第一語(CM1 )であり、コマンド第二語(CM
2 )では無いことを識別すると、再びゲート(24)を
導通状態に設定し、切替装置(1)からコマンド第二語
(CM2 )が転送されるのを待機する。
【0032】一方現用系切替装置(1)においては、制
御部(11)が、二語コマンド送信部(113)により
コマンド第一語(CM1 )を回線収容装置(2)に転送
し終わると、続いて保持しているコマンド第二語(CM
2 )を、ゲート(12)、制御信号路(4a)およびゲ
ート(24)を経由して回線収容装置(2)に転送し、
回線収容装置(2)内のコマンドレジスタ(22)に蓄
積する。
【0033】回線収容装置(2)においては、制御部
(21)が、前述と同様に、コマンドレジスタ(22)
の情報蓄積状態を監視すると共に、コマンド第一語(C
1 )を受信してからコマンド第二語(CM2 )を受信
する迄の経過時間を監視しており〔ステップS21乃至
S23〕、新たなコマンド第i語(CMi )が蓄積され
たことを検出すると〔ステップS21〕、前述と同様
に、ゲート(24)を一旦遮断状態に設定し、また蓄積
されたコマンド第i語(CMi )を二語コマンド抽出部
(214)により抽出した後、抽出したコマンド第i語
(CMi )がコマンド第二語(CM2 )であるか否かを
分析し〔ステップS22〕、今回抽出したコマンド第i
語(CMi )はコマンド第二語(CM2 )であることを
識別し、更に監視中の経過時間が所定時間(T1 )以内
と識別すると〔ステップS21乃至S23〕、コマンド
第一語(CM1 )およびコマンド第二語(CM2 )を合
成して10ビットから成るコマンド(CM)を復元し、
コマンド(CM)に指定された処理を実行した後〔ステ
ップS24〕、コマンド(CM)を実行した制御部(2
1)の状態を示す10ビットから成るステータス(S
T)を生成した後、二語ステータス設定部(215)に
より前半、後半の5ビット宛に区分し〔以後、前半の5
ビットをステータス第一語(ST1 )と称し、また後半
の5ビットをステータス第二語(ST2 )と称し、更に
ステータス第一語(ST1 )およびステータス第二語
(ST2 )をステータス第i語(STi )と総称す
る〕、先ずステータス第一語(ST1 )を二語ステータ
ス設定部(215)によりステータスレジスタ(23)
に蓄積し〔ステップS25〕、ステータス第二語(ST
2 )は内部に保持する。
【0034】一方現用系切替装置(1)においては、制
御部(11)が、回線収容装置(2)内のステータスレ
ジスタ(23)の情報蓄積状態を監視しており、新たな
ステータス第i語(STi )が蓄積されると、蓄積され
たステータス第i語(STi)を二語ステータス受信部
(114)により、ゲート(12)、制御信号路(4
a)およびゲート(25)を経由して抽出した後、抽出
したステータス第i語(STi )を分析し、ステータス
第一語(ST1 )と識別すると、ステータス第二語(S
2 )がステータスレジスタ(23)に蓄積されるのを
待機する。
【0035】一方回線収容装置(2)においては、制御
部(21)が、ステータスレジスタ(23)の情報抽出
状態を監視しており〔ステップS26およびS27〕、
蓄積したステータス第一語(ST1 )が所定時間
(T2 )以内に抽出されたことを検出すると、保持して
いるステータス第二語(ST2 )を二語ステータス設定
部(215)によりステータスレジスタ(23)に蓄積
する〔ステップS28〕。
【0036】一方現用系切替装置(1)においては、制
御部(11)が、回線収容装置(2)内のステータスレ
ジスタ(23)にステータス第i語(STi )が蓄積さ
れたか否かを監視しており、新たなステータス第i語
(STi )が蓄積されると、蓄積されたステータス第i
語(STi )を二語ステータス受信部(114)によ
り、ゲート(12)、制御信号路(4a)およびゲート
(25)を経由して抽出した後、抽出したステータス第
i語(STi )を分析し、ステータス第二語(ST 2
と識別すると、ステータス第一語(ST1 )およびステ
ータス第二語(ST 2 )を合成して10ビットから成る
ステータス(ST)を復元し、切替装置(1)によるコ
マンド(CM)の実行結果を判定する。
【0037】一方回線収容装置(2)においては、制御
部(21)が、前述と同様に、ステータスレジスタ(2
3)の情報抽出状態を監視しており〔ステップS29お
よびS30〕、蓄積したステータス第二語(ST2 )が
所定時間(T3 )以内に抽出されたことを検出すると、
ゲート(24)を再び導通状態に設定し、新たなコマン
ド第i語(CMi )が切替装置(1)から制御信号路
(4a)を経由して転送・蓄積されるのを待機する。
【0038】なお回線収容装置(2)においては、制御
部(21)が、コマンド第一語(CM1 )を受信した
後、所定時間(T1 )以内にコマンド第二語(CM2
を受信しなかったことを検出した場合〔ステップS21
乃至S23〕、またはステータス第一語(ST1 )をス
テータスレジスタ(23)に蓄積した後、所定時間(T
2 )以内に切替装置(1)により抽出されなかったこと
を検出した場合〔ステップS26およびS27〕、また
はステータス第二語(ST2 )をステータスレジスタ
(23)に蓄積した後、所定時間(T3 )以内に切替装
置(1)により抽出されなかったことを検出した場合
〔ステップS29およびS30〕、コマンド受付停止部
(216)を起動し、ゲート(24)を遮断状態に設定
し、以後現用系切替装置(1)からコマンド第i語(C
i )がコマンドレジスタ(22)に蓄積されることを
阻止し、また状態保持部(217)を起動し、回線収容
装置(2)内の現状態を保持させ、また障害通知部(2
13)を起動し、切替装置(1)との間の情報伝達に異
常が発生したことを処理装置(3)に通知し〔ステップ
S31〕、更にコマンド受付再開部(218)を起動
し、切替装置(1)の系の切替完了を監視する〔ステッ
プS32〕。
【0039】処理装置(3)は、回線収容装置(2)か
ら切替装置(1)との間の情報伝達の異常発生を通知さ
れると、系切替指示を各切替装置(1)に伝達し〔図4
ステップS41〕、これ迄現用系として運用していた切
替装置(1)を予備系として運用停止させると共に、こ
れ迄予備系として待機していた切替装置(1)を現用系
として運用開始させる〔ステップS42〕。
【0040】この時、処理装置(3)は、新たな切替装
置(1)を運用開始させる際に、回線収容装置(2)を
初期設定させること無く運用を開始させる。回線収容装
置(2)においては、制御部(21)が、切替装置
(1)の系切替完了をコマンド受付再開部(218)に
より検出すると、指令受付停止部(216)によるコマ
ンド第i語(CMi )の受付阻止、並びに状態保持部
(217)による状態保持を指令受付再開部(218)
により解除した後、ゲート(24)を再び導通状態に設
定し、新たなコマンド第i語(CMi )が切替装置
(1)から制御信号路(4)を経由して転送・蓄積され
るのを待機する。
【0041】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、回線収容装置(2)が切替装置(1)との間の
コマンド第i語(CMi )またはステータス第i語(S
i)の送受信に異常を検出した場合に、切替装置
(1)から新たなコマンド第i語(CMi )の転送・蓄
積をコマンド受付停止部(216)により拒否すると共
に、状態保持部(217)により現状態を保持し、異常
を通知した処理装置(3)が切替装置(1)の系切替完
了を確認した後、新たなコマンド第i語(CMi )の転
送・蓄積をコマンド受付再開部(218)により再開す
る為、新たな現用系切替装置(1)が運用を開始する際
に、回線収容装置(2)を初期設定する必要が無くな
る。
【0042】なお、図2乃至図4はあく迄本発明の一実
施例に過ぎず、例えば切替装置(1)と回線収容装置
(2)との間で送受信されるコマンド(CM)およびス
テータス(ST)は10ビットから構成され、制御信号
路(4a)は5ビットを並列転送するものに限定される
ことは無く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場
合にも本発明の効果は変わらない。また本発明の対象と
なる上位装置(100)および下位装置(200)は図
示される切替装置(1)および処理装置(3)と、回線
収容装置(2)とに限定されることは無く、他に幾多の
変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変
わらない。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記情報処理シ
ステムにおいて、下位装置は、上位装置との間の指令お
よび動作状態の送受信に異常を検出後は、上位装置の系
の切替が完了する迄、上位装置から伝達される指令の受
信を拒否し、異常検出直前の状態を保持する為、上位装
置の現用系および予備系の切替が完了する間に下位装置
が異常指令を受信して異常状態を呈する恐れが無くなる
為、上位装置は系の切替後に下位装置を初期設定する必
要が無くなり、当該情報処理システムにおける上位装置
における系の切替時間が大幅に短縮可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明の一実施例による情報処理システムを
示す図
【図3】 図2における障害検出処理の一例を示す図
【図4】 図2における系切替処理の一例を示す図
【図5】 従来ある情報処理システムの一例を示す図
【図6】 図における障害検出処理の一例を示す図
【図7】 図における系切替処理の一例を示す図
【符号の説明】
1 切替装置 2 回線収容装置 3 処理装置 4、4a 制御信号路 11、21 制御部 12、24、25 ゲート 22 コマンドレジスタ 23 ステータスレジスタ 100 上位装置 111 一語コマンド送信部 112 一語ステータス受信部 113 二語コマンド送信部 114 二語ステータス受信部 200 下位装置 201 指令受付停止手段 202 状態保持手段 203 指令受付再開手段 211 一語コマンド抽出部 212 一語ステータス設定部 213 障害通知部 214 二語コマンド抽出部 215 二語ステータス設定部 216 コマンド受付停止部 217 状態保持部 218 コマンド受付再開部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−171495(JP,A) 特開 昭63−234331(JP,A) 特公 昭61−37660(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/16 - 11/20 G05B 9/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が現用系、他方が予備系として運用
    される二重化された上位装置と正常時には現用系上位
    置から伝達される指令に従って動作し、 動作状態を前記現用系上位装置に返送する下位装置と
    具備する情報処理システムにおいて、 前記下位装置に、前記現用系上位装置との間の前記指令
    および動作状態の送受信に異常を検出した場合に、以
    後、前記現用系上位装置から伝達される指令の受付を拒
    否する指令受付停止手段と、 前記異常検出直前の動作状態を保持する状態保持手
    記上位装置の系切替状態を監視し、前記予備上位装
    置への切替が完了したことを検出した場合に、前記状態
    保持手段による動作状態の保持を解除すると共に、前記
    上位装置から伝達される指令の受付を再開する指令受付
    再開手段とを設けることを特徴とする障害検出方式。
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