JP3327152B2 - 自動周波数制御回路 - Google Patents

自動周波数制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は衛星通信や移動体
通信、移動体衛星通信で用いられるディジタル変復調に
おいて、受信信号の周波数偏差やドップラーなどによる
周波数変動を補正し、受信信号の周波数変動に追従する
自動周波数制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星通信や移動体通信、移動体衛
星通信ではディジタル変復調の研究が活発に行われてい
る。特に、移動体通信という環境では、受信信号は激し
いフェージングを受けた状態で信号が受信されることに
なり、このようなフェージング環境下でも安定して復調
動作を行うために、同期検波よりも遅延検波が一般的に
よく用いられる。しかしながら、遅延検波では、受信信
号に周波数偏差があると特性が急激に劣化するという欠
点があるため、この周波数偏差を補正する必要があり、
このため自動周波数制御回路が必要となる。
【0003】以下、従来の自動周波数制御回路を図に従
って説明する。図14に、4相PSK変調信号を用いる
システムにおける従来の自動周波数制御回路の構成例を
示す。図において、10は位相回転部、11a,11b
はLPF、12は角度変換部120および位相遅延検波
部121からなる位相差検出部と、13は変調成分除去
部、14は平均化フィルタ部、15は積分器、16は座
標変換部である。
【0004】次に動作について説明する。まず、受信さ
れた信号はダウンコンバート及び位相がπ/2だけずれ
たローカル発振器により直交検波されて、ベースバンド
信号であるI,Qchデータに変換される。検波された
I,Qchデータのベースバンド信号は、位相回転部1
0に入力され、座標変換部16からの出力である周波数
偏差を補正する信号により位相回転される。位相回転部
10より出力されたベースバンド信号は、LPF部11
a,11bによりフィルタリングされた後位相差検出部
12に入力して、角度変換部120により位相に変換さ
れ、続いて位相遅延検波部121で1シンボルだけ遅延
したベースバンド信号との位相遅延検波、すなわち位相
差が検出される。
【0005】位相遅延検波部121により検出された位
相差は、変調成分除去部13によりベースバンド信号の
変調成分が除去され、1シンボル間に周波数偏差によっ
て回転した位相量が検出される。変調成分除去部13に
より出力された信号は、平均化フィルタ部14により雑
音成分などを除去するために平均化される。このように
平均化フィルタ部14により出力された信号は1シンボ
ル間に周波数偏差によって回転した位相量を表している
ことになり、遅延検波による受信信号の1シンボル遅延
量をTsとし、そのときに検出された変調成分除去後の
位相差Δθ、周波数偏差Δfとすると、以下の式のよう
になり、検出された位相量から周波数偏差を検出するこ
とができる。
【0006】Δθ=2πΔfTs
【0007】平均化フィルタ部14により出力された信
号は、積分器15により位相回転のための信号を生成す
るために積分される。積分器15により積分された信号
は、座標変換部16により直交信号に変換され位相回転
部10に入力される。すなわち、位相回転部10におい
て、検出された周波数偏差を打ち消すように受信信号に
対して位相回転を行うことにより、受信信号の持つ周波
数偏差を補正することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、衛星通信や
移動体通信、移動体衛星通信等でよく使われる変調方式
である4相PSK変調の場合、受信信号から周波数偏差
を検出するために変調成分を除去するには4逓倍する必
要がある。このため、受信信号から検出できる周波数偏
差の検出範囲は、1シンボル遅延検波を用いた場合シン
ボルレートの±1/8以内に制限されることになるの
で、前記のように構成された従来の自動周波数制御回路
において、シンボルレートの±1/8を超える周波数偏
差が発生した場合には、受信信号を正常な位相制御点に
引き込むことができない、という課題があった。
【0009】また、いったん受信信号を捕捉した後にド
ップラー変動等による周波数偏差が発生した場合、自動
周波数制御回路によりその周波数偏差に追従することに
なるが、その周波数追従範囲は平均化フィルタ部により
出力される信号の最大値により制限されることになる。
このため、ドップラー変動等による周波数偏差がその追
従範囲を超える場合には、受信信号の周波数偏差に追従
することができなくなる、という課題があった。
【0010】そこで、この発明は前記課題を解決するた
めになされたもので、受信信号が正しい位相制御点に引
き込むことができる範囲を越える周波数偏差があって
も、受信信号を正常な位相制御点に引き込むことができ
ると共に、周波数偏差が平均化フィルタ部の追従範囲を
超える場合でも受信信号の周波数偏差に追従することが
できる自動周波数制御回路を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、受信信号に対して一定時間だけ遅延し
た信号との位相差を検出し、その位相差を平均化した信
号に基づいて送信信号に対する前記受信信号の周波数偏
差を補正するようにした自動周波数制御回路において、
前記受信信号中に含まれる同期語に基づいて受信信号が
どの領域で検出されたか否かを判断する検出領域判断部
と、前記検出領域判断部によって判断された受信信号の
検出領域に基づいて前記受信信号を正しい位相制御点に
より捕捉できたか否かを判定する捕捉判定部と、前記捕
捉判定部によって前記受信信号が正しく捕捉できていな
いと判定された場合には、前記受信信号の検出領域が所
定の検出領域と一致するように前記周波数偏差の補正量
を制御する周波数偏差制御部とを備えたものである。
【0012】また、次の発明では、受信信号に対して一
定時間だけ遅延した信号との位相差を検出し、その位相
差を平均化した信号に基づいて送信信号に対する前記受
信信号の周波数偏差を補正して、その補正された受信信
号に基づいてシンセサイザの発振周波数を制御するよう
にした自動周波数制御回路において、前記周波数偏差量
を検出する周波数偏差検出部と、前記周波数偏差検出部
によって検出された周波数偏差量と所定の最大周波数偏
差量とを比較する比較部と、前記受信信号中に含まれる
同期語を検出し、その検出結果に基づいて同期状態を判
定する同期判定部と、前記同期判定部によって同期状態
にあると判断され、且つ、前記比較部によって前記検出
された周波数偏差量が前記所定の最大周波数偏差量を超
えていると判断された場合には、前記検出された周波数
偏差量が前記所定の最大周波数偏差量を越えないように
前記シンセサイザを制御するシンセサイザ制御部とを備
えたものである。
【0013】また、次の発明では、検出領域判断部によ
って判断された受信信号の検出領域に基づいて前記受信
信号を正しい位相制御点により捕捉できたか否かを判定
する捕捉判定部と、前記捕捉判定部によって前記受信信
号が正しく捕捉できていないと判定された場合には、前
記受信信号の検出領域が所定の検出領域と一致するよう
に前記周波数偏差の補正量を制御する周波数偏差制御部
と、前記受信信号に含まれる同期語の検出及び同期状態
の確立を判定する同期判定部と、前記同期判定部によっ
て同期状態が確立されていないと判定された場合には前
記捕捉判定部に判定させて、前記周波数偏差制御部を動
作させる一方、同期状態が確立されていると判定された
場合には比較部に比較させてシンセサイザ制御部を動作
させる切換部と、をさらに備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1に、4相PSK変調信号を用いるシ
ステムにおける実施の形態1の自動周波数制御回路の構
成例を示す。なお、従来のものと同一のものには、同一
符号を付して説明するものとする。図において、10は
位相回転部、11a、11bはLPF、12は角度変換
部120および位相遅延検波部121からなる位相差検
出部と、13は変調成分除去部、14は平均化フィルタ
部、15は積分器、16は座標変換部である。また、2
0は符号判定部、21は検出領域判断部、22は捕捉判
定部、23は周波数偏差制御部である。
【0015】図2に、検出領域判断部21の構成の一例
を示す。図において、211は正しい位相制御点に対し
±45°の領域であるI+Q+領域にある同期語と相関を
取った場合、相関度が最大になるI+Q+相関器、212
は正しい位相制御点から+90°位相のずれた位相制御
点に対し±45°の領域であるI-Q+領域にある同期語
と相関を取った場合、相関度が最大になるI-Q+相関
器、213は正しい位相制御点から−90°位相のずれ
た位相制御点に対し±45°の領域であるI+Q-領域に
ある同期語と相関を取った場合、相関度が最大になるI
+Q-相関器、214は正しい位相制御点から±180°
位相のずれた位相制御点に対し±45°の領域であるI
-Q-領域にある同期語と相関を取った場合、相関度が最
大になるI-Q-相関器、215は各相関器211〜21
4からの同期語パターンと相関度出力との最大値を判定
する最大値判定部である。
【0016】図3に、平均化フィルタ部14の構成の一
例を示す。図において、140は乗算器、141はゲイ
ン生成部、142,144は加算器、143は遅延器で
ある。この平均化フィルタ14は非常に簡単な巡回加算
型のフィルタを構成している。
【0017】次に動作について説明する。まず、受信さ
れた信号はダウンコンバート及び直交検波されて、ベー
スバンド信号であるI,Qchデータに変換される。検
波されたI,Qchデータのベースバンド信号は位相回
転部10に入力され、座標変換部16からの出力である
周波数偏差補正のための制御信号により位相回転され
る。位相回転部10より出力されたベースバンド信号は
LPF部11a、11bによりフィルタリングされた
後、位相差検出部12により位相差が検出される。つま
り、位相差検出部12では、LPF部11a、11bに
よりフィルタリングされたベースバンドのI、Q信号を
角度変換部120が角度変換して位相データにした後、
位相遅延検波部121が1シンボルだけ遅延した信号と
の位相遅延検波を行なうことにより位相差を検出する。
【0018】位相差検出部12により検出された位相差
は、変調成分除去部13によりベースバンド信号の変調
成分が除去される。変調成分除去部13により出力され
た信号は、平均化フィルタ部14により雑音成分などを
除去するために平均化される。平均化フィルタ部14に
より出力された信号は積分器15により位相回転のため
の信号を生成するために積分される。積分器15により
積分された信号は座標変換部16により直交信号に変換
され位相回転部10に入力される。
【0019】一方、位相差検出部12からの信号は、符
号判定部20により複号されて複号データとなり、検出
領域判断部21に入力する。検出領域判断部21では、
図2に示すように、I+Q+相関器211、I-Q+相関器
212、I+Q-相関器213、I-Q-相関器214で
は、それぞれ、送信されてきた送信データ中に含まれる
同期語パターンに対してI+Q+領域、I-Q+領域、I+
Q-領域、I-Q-領域との相関処理を行なって相関度を
出力し、続いて最大値判定部215がどの相関器211
〜214からの相関度出力が最大になったかを判定し
て、どの領域で検出された否かを判定する。そして、捕
捉判定部22は、例えば図4に示すようにして、その受
信信号の検出領域が所定の検出領域と一致するか否かを
判断して、受信信号を正しい位相制御点に基づいて捕捉
できたか否かを判定する。
【0020】図4に、捕捉判定部22の判定領域の一例
を示す。具体的には、図4に示すように、受信信号の周
波数偏差量がシンボルレートTsの±1/8以内である
場合には、その受信信号はI+Q+領域で検出されたこと
になるので、I+Q+相関器211の相関度出力が最大と
なり、この自動周波数制御回路は正しい位相制御点で周
波数制御を行うことができる。このため、この場合、捕
捉判定部22は、受信信号を正しい位相制御点で受信で
きたものと判定する。
【0021】これに対し、周波数偏差量がシンボルレー
トTsの±1/8以上であり、受信信号がI-Q+領域、
I+Q-領域、I-Q-領域で検出された場合には、変調成
分除去部13による変調成分除去のため正しい位相制御
点で周波数制御を行うことができず、誤った位相制御点
で周波数制御が行われることになる。このため、この場
合、捕捉判定部22は、誤った位相制御点で周波数制御
が行われているものと判定する。
【0022】そして、周波数偏差制御部23は、捕捉判
定部22によって誤った位相制御点で周波数制御が行わ
れていると判定されると、検出領域判断部21によって
判断された受信信号の検出領域に基づいて、その受信信
号の検出領域が正しい位相制御点の領域にくるように補
正する周波数偏差の制御量を求め、その制御量に応じた
値を平均化フィルタ部14の出力値に加算することによ
り正しい位相制御点で制御が行われるように周波数偏差
量を補正する。例えば、+90度位相がずれた制御点で
周波数制御が行われていると判断された場合には、正し
い位相制御点で周波数制御が行われるようにシンボルレ
ートTsの−1/4に対応した周波数制御量だけ平均化
フィルタ部14の出力値を補正するようにする。する
と、平均化フィルタ部14は、上述の通り図3に示すよ
うに非常に簡単な巡回加算型のフィルタを構成してお
り、その加算結果に前記の周波数偏差の補正量に対応し
た周波数制御量が加算されるので、誤った位相制御点で
周波数制御が行われていたものを正しい位相制御点で周
波数制御が行われるように補正することが可能となる。
【0023】従って、この実施の形態1による自動周波
数制御回路によれば、受信信号が正しい位相制御点に引
き込むことができる範囲を超える周波数偏差があって
も、検出領域判断部21の同期語検出結果を用いて平均
化フィルタ部14の出力値を制御するという簡単な方法
で正しい位相制御点に引き込むことが可能となり、実質
的に自動周波数制御回路の周波数引き込み範囲を拡大す
ることが可能となる。なお、この実施の形態1では、4
相PSK変調を仮定したが、N相PSK変調(N=2、
4、8etc)でも実現可能である。
【0024】実施の形態2.実施の形態1では、位相差
検出部12の構成を図1に示す通りの構成としたが、こ
の実施の形態2では、位相差検出部の構成を図5に示す
ように構成したもので、それ以外の構成は、図1に示す
前記実施の形態1の構成と同じである。
【0025】図5に、この実施の形態2の位相差検出部
24の構成を示す。図において、この実施の形態2の位
相差検出部24は、複素乗算により遅延を検波した後、
角度変換を行なうもので、角度変換部120の前に、複
素乗算部122a、遅延器122cからなる複素乗算遅
延検波部122を設けたことを特徴とするものである。
ここで、複素乗算検波部122の複素乗算部122aに
おける演算処理を示すと、次の数1式となり、角度変換
を行なう前に位相差が検出されることが分かる。ただ
し、数1式中、IはIchデータ、QはQchデータ、
I’,Q’はそれぞれ遅延器122cにより遅延された
Ichデータ、Qchデータを、また、θ,θ’はそれ
ぞれθ=tanー1(Q/I),θ’=tanー1(Q’/
I’)で示されるように位相を表わしている。
【0026】
【数1】
【0027】そして、位相差が検出された後、角度変換
部120が角度への変換を行なうので、この実施の形態
2の位相差検出部24からの出力は、実施の形態1の位
相差検出部12からの出力と同じになり、その他の構成
は実施の形態1と同じなので、前記実施の形態1と同等
の効果が得られる。
【0028】実施の形態3.図6に、4相PSK変調信
号を用いるシステムにおける実施の形態3の自動周波数
制御回路の構成例を示す。この実施の形態3の自動周波
数制御回路は、平均化フィルタ部14の出力を直接位相
差検出部12に入力させるように構成したものである。
このため、図1に示す実施の形態1の自動周波数制御回
路の構成から、積分器15、座標変換部16、および位
相回転部10を取り除いた構成となっており、他の構成
は、図1に示す実施の形態1のものと同じである。
【0029】図7に、実施の形態3の位相差検出部12
の構成を示す。図において、120は角度変換部、12
1は位相遅延検波部であり、この位相差検出部12の構
成は、前記実施の形態1や従来技術のものと同じである
が、平均化フィルタ部14の出力の入力先を示すため位
相遅延検波部121の構成が詳細に示されている。つま
り、位相遅延検波部121は、遅延器(T)121a
と、加算器121bと、減算器121cとから構成され
ており、平均化フィルタ部14の出力が加算器121b
に入力するように構成されている。
【0030】従って、この実施の形態3によれば、前記
実施の形態1等とは異なり、周波数偏差の修正を位相差
検出部12内の位相遅延検波部121における遅延器1
21aにより遅延された信号に対して行うことなるが、
実施の形態1等と同様に、受信信号が正しい位相制御点
に引き込むことができる範囲を超える周波数偏差があっ
ても、平均化フィルタ部14の出力値を制御するという
簡単な方法で正しい位相制御点に引き込むことが可能と
なり、実質的に自動周波数制御回路の周波数引き込み範
囲を拡大することが可能となる。
【0031】また、この実施の形態3によれば、前記実
施の形態1のものでは必要であった積分器15、座標変
換部16および位相回転部10の構成が不要となるの
で、実施の形態1の場合と比べて部品点数を削減して、
コストを低減化することができる。
【0032】実施の形態4.この実施の形態4は、前記
実施の形態3の場合と同様に、平均化フィルタ部14の
出力を直接位相差検出部に入力させるように構成したも
のであるが、実施の形態3とは位相差検出部の構成を変
えたものである。なお、位相差検出部以外の構成は、図
6に示す前記実施の形態3の自動周波数制御回路と同じ
であるので、位相差検出部の構成のみを説明する。
【0033】図8に、この実施の形態4の位相差検出部
25の構成を示す。図において、この実施の形態4の位
相差検出部25は、複素乗算により遅延を検波した後、
角度変換を行なうもので、角度変換部120の前に、複
素乗算部252a、位相回転部252b、遅延器(T)2
52cおよび座標変換部252dからなる複素乗算遅延
検波部252を設け、平均化フィルタ部14の出力を複
素乗算遅延検波部252の座標変換部252dへ入力す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0034】次に動作を説明する。前記実施の形態1で
は、図1に示すとおり平均化フィルタ部14の出力は、
積分器14および座標変換部16を介し位相回転部10
に入力していたが、この実施の形態4では、図8に示す
ように平均化フィルタ部14の出力は、位相差検出部2
5内の複素乗算遅延検波部252の座標変換部252d
に入力して、座標変換によりI,Qchデータに変換さ
れ、位相回転部252bに入力する。位相変換部252
bでは、遅延器252cにより遅延されたI,Qchデ
ータと、座標変換された周波数偏差量を平均化フィルタ
部14からの周波数偏差量とに基づいて、実施の形態1
の位相回転部10と同様にその周波数偏差量を打ち消す
ように補正を行なって出力する。
【0035】そして、複素乗算部252aでは、受信し
たI,Qchデータと、位相回転部252bからの遅延
および周波数偏差量の打ち消されたI,Qchデータと
に基づいて、I,Qchデータそれぞれについて前記実
施の形態2と同様の複素乗算を行って位相差を求め、角
度変換部120がそのI,Qchデータに基づいて角度
に変換する。このため、前記実施の形態1〜3と同等の
効果が得られる。
【0036】実施の形態5.図9に、4相PSK変調信
号を用いるシステムにおける実施の形態5の自動周波数
制御回路の構成例を示す。図において、30は同期判定
部、31は周波数偏差検出部と、32は比較部、33は
シンセサイザ制御部、34は送受信シンセサイザ回路で
あり、その他は図1に示す実施の形態1のものと同等の
構成であるので、同一符号を付してその説明は省略す
る。
【0037】次に動作について説明する。まず、受信さ
れた信号はダウンコンバート及び直交検波されて、ベー
スバンド信号であるI,Qchデータに変換される。検
波されたI,Qのベースバンド信号は位相回転部10に
入力され、座標変換部16からの出力である周波数偏差
補正のための制御信号により位相回転される。位相回転
部10より出力されたベースバンド信号はLPF部11
a、11bによりフィルタリングされた後、位相差検出
部12により位相差が検出される。位相差検出部12に
より検出された位相差は変調成分除去部13によりベー
スバンド信号の変調成分が除去される。変調成分除去部
13により出力された信号は平均化フィルタ部14によ
り雑音成分などを除去するために平均化される。平均化
フィルタ部14により出力された信号は積分器15によ
り位相回転のための信号を生成するために積分される。
積分器15により積分された信号は座標変換部16によ
り直交信号に変換され位相回転部10に入力される。
【0038】一方、位相差検出部12からの信号は符号
判定部20により複号されて複号データとなる。符号判
定部20からの出力信号は、同期判定部30によって複
号データの中に定期的に挿入されているユニークワード
等の同期語パターンを検出し、また、その同期語検出結
果によりフレーム同期の状態を判定し、その判定結果を
シンセサイザ制御部33へ出力する。また周波数偏差検
出部31は、平均化フィルタ部14からの出力により周
波数偏差量を検出し、周波数偏差検出部31により検出
された周波数偏差は比較部32に入力され、設定された
しきい値と比較される。
【0039】シンセイサイザ制御部33は、同期判定部
30により検出された同期語検出結果と判定されたフレ
ーム同期状態、及び、比較部32により出力された比較
結果を用いて送受信シンセサイザ回路34の状態を制御
する。
【0040】図10に、この実施の形態5による受信周
波数制御処理の動作フローの一例を示す。この動作フロ
ーに基づいて動作を説明すると、まず、同期判定部30
によりフレーム同期が確立されていると判定され、且
つ、ユニークワード(UW)が検出され(ステップ10
00“YES”)、さらに比較部32からの周波数偏差
検出部31により検出された周波数偏差量としきい値と
の比較結果より、検出された周波数偏差量が自動周波数
制御回路で制御可能な周波数偏差のしきい値を越えたと
判断された場合には(ステップ1010“YES”)、
シンセサイザ制御部33は以下の動作を行う。
【0041】つまり、シンセサイザ制御部33は、ま
ず、保存されている周波数偏差量に今回検出された周波
数偏差量を加算して新たな周波数偏差量とし(ステップ
1020)、チャネル周波数に対して今回計算された周
波数偏差量だけずらして送受信シンセサイザ回路34に
設定し(ステップ1030)、今回計算された周波数偏
差量をメモリなどに保存させる(ステップ1040)。
次に、送受信シンセサイザ回路34に周波数を設定し
て、周波数がロックオンされたか否かを確認(ステップ
1050)、周波数のロックオンを確認できた場合には
(ステップ1050“YES”)、その後自動周波数制
御回路の各部をリセットし、再び自動周波数制御動作を
開始する(ステップ1060)。
【0042】従って、この実施の形態5によれば、回線
を捕捉した後ドップラー変動などにより受信信号に自動
周波数制御回路で制御不可能となる大きな周波数偏差が
発生したとしても、そのような大きな周波数偏差がなく
なるようにシンセサイザ制御部33が送受信シンセサイ
ザ回路34を制御することにより周波数偏差に追従する
ことが可能となり、実質的に自動周波数制御回路の周波
数追従範囲を拡大することが可能となる。
【0043】また、フレーム同期が確立され、かつ、ユ
ニークワードなどの同期語が検出されたときの周波数偏
差量を利用するため、誤った周波数制御が行われる可能
性を小さくすることができる。
【0044】なお、この実施の形態5では、位相回転部
10をLPF部11a、11bの前段に配置して平均化
フィルタ部14の出力を積分器15や座標変換部16を
介し位相回転部10へフィードバックする構成とした
が、図6および図7に示す実施の形態3や図8に示す実
施の形態4のように、平均化フィルタ部14の出力を位
相差検出部12へ戻すように構成してもよい。
【0045】実施の形態6.この実施の形態6では、自
動周波数制御回路の構成は、図9に示す前記実施の形態
5の同等であり、シンセサイザ制御部33による送受信
シンセサイザ回路34の制御処理が異なるだけであるの
で、図9に示す実施の形態5の構成に基づいてシンセサ
イザ制御部におけるシンセサイザ制御処理を中心に説明
するものとする。
【0046】図11に、この実施の形態6による送信周
波数制御処理の動作フローの一例を示す。この動作フロ
ーに基づいて動作を説明すると、まず、同期判定部30
によりフレーム同期が確立されていると判定され、且
つ、ユニークワードが検出された場合には(ステップ2
000“YES”)、さらに比較部32が周波数偏差検
出部31からの今回検出された周波数偏差量と保存され
ている前回検出された周波数偏差量との差を計算して
(ステップ2010)、シンセサイザ制御部33はその
計算結果(ΔF)が周波数を制御する所定のしきい値以
上となるか否かを判断する(ステップ2020)。
【0047】ここで、シンセサイザ制御部33は、比較
部32の計算結果(ΔF)が所定の周波数制御しきい値
以上であると判断した場合には(ステップ2020“Y
ES”)、続いてその計算結果(ΔF)が正であるか否
かを判断し(ステップ2030)、その計算結果(Δ
F)が正であると判断した場合には(ステップ2030
“YES”)、保存されている前回の周波数偏差量に周
波数偏差に対応した所定値を加算して、その加算後の値
を今回の周波数偏差とする(ステップ2040)。
【0048】その一方、その計算結果(ΔF)が負であ
ると判断された場合には(ステップ2030“N
O”)、保存されている前回の周波数偏差量から所定の
周波数偏差に対応した所定値を減算して、その減算後の
値を今回の周波数偏差とする(ステップ2050)。
【0049】そして、両場合とも、チャネル周波数に対
して今回計算された周波数偏差量だけずらして送受信シ
ンセサイザ回路34に設定し(ステップ2060)、今
回計算された周波数偏差量をメモリ等に保存するように
する(ステップ2070)。
【0050】従って、この実施の形態6によれば、前記
実施の形態5の場合と同様に、回線を捕捉した後ドップ
ラー変動などにより受信信号に自動周波数制御回路で制
御不可能となる大きな周波数偏差が発生したとしても、
そのような大きな周波数偏差がなくなるようにシンセサ
イザ制御部33が送受信シンセサイザ回路34を制御す
ることにより周波数偏差に追従することが可能となると
ともに、送信信号の周波数をドップラー変動などによる
受信信号の周波数変動に応じて追従させることが可能と
なる。
【0051】また、フレーム同期が確立され、かつ、ユ
ニークワードなどの同期語が検出されたときの周波数偏
差量を利用するため、誤った周波数制御が行われる可能
性を低減することができるとともに、比較部32にしき
い値を設けているため、雑音などの影響による検出周波
数偏差のばらつきによる過剰な制御を防ぐことができ
る。
【0052】さらに、制御する周波数ステップ幅をある
一定値としているため、周波数ステップ幅を考慮するこ
とにより急激な周波数制御を避けることが可能となる。
【0053】実施の形態7.図12に、4相PSK変調
信号を用いるシステムにおける実施の形態7の自動周波
数制御回路の構成例を示す。図において、40は切換
部、41は捕捉判定部22および周波数偏差制御部23
からなる回線捕捉部、42は周波数偏差検出部31、比
較部32、シンセサイザ制御部33および送受信シンセ
サイザ回路34からなる回線追従部であり、その他の構
成は図1及び図9の構成と同じであり、同一機能を有す
るものには同一符号を付している。
【0054】図13に、本実施の形態の周波数制御の状
態遷移を表す動作フローの一例を示す。この動作フロー
に基づいて動作を説明すると、まず、同期判定部30に
よりフレーム同期状態が判定され、フレーム同期が確立
され、回線捕捉が成功したか否かが判断される(ステッ
プ3000)。ここで、フレーム同期が確立されていな
いと判断された場合には(ステップ3000“N
O”)、切換部40は回線捕捉部41側に切換えて、回
線捕捉部41を構成する捕捉判定部22および周波数偏
差制御部23を前記実施の形態1等と同様に動作させる
一方(ステップ3020)、フレーム同期が確立された
と判断された場合には(ステップ3000“YE
S”)、切換部40は回線追従部42側に切替えて、回
線追従部42を構成する周波数偏差検出部31、比較部
32、シンセサイザ制御部33および送受信シンセサイ
ザ回路34を前記実施の形態5,6と同様に動作させる
(ステップ3010)。
【0055】従って、この実施の形態7によれば、フレ
ーム同期が確立されていない回線捕捉状態の時には回線
捕捉の機能を動作させ、回線捕捉が確立されフレーム同
期が確立されたときには回線追従の機能を動作させるこ
とにより、回線捕捉時には実質的に自動周波数制御回路
の周波数引き込み範囲を拡大し、回線捕捉後は自動周波
数制御回路の周波数追従範囲を拡大することが可能とな
る。
【0056】なお、この実施の形態7では、位相回転部
10をLPF部11a、11bの前段に配置して平均化
フィルタ部14の出力を積分器15や座標変換部16を
介し位相回転部10へフィードバックする構成とした
が、図6および図7に示す実施の形態3や図8に示す実
施の形態4のように、平均化フィルタ部14の出力を位
相差検出部12へ戻すように構成してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、受信
信号中に含まれる同期語に基づいて受信信号がどの領域
で検出されたか否かを判断して、受信信号を正しい位相
制御点に基づいて捕捉できたか否かを判定し、前記受信
信号が正しく捕捉できていないと判定された場合には、
受信信号の検出領域が所定の検出領域と一致するように
前記周波数偏差の補正量を制御するようにしたので、受
信信号が正しい位相制御点に引き込むことができる範囲
を超える周波数偏差があっても、検出領域判断部の同期
語検出結果を用いて平均化フィルタ部の出力値を制御す
るという簡単な方法で正しい位相制御点に引き込むこと
により、実質的に自動周波数制御回路の周波数引き込み
範囲を拡大することができる。
【0058】また、次の発明では、受信信号の同期状態
を判定し、同期状態にあると判断され、且つ、検出した
周波数偏差量が所定の最大周波数偏差量を超えていると
判断された場合には、検出された周波数偏差量が前記所
定の最大周波数偏差量を越えないようにシンセサイザを
制御するようにしたので、回線を捕捉した後ドップラー
変動などにより受信信号に自動周波数制御回路で制御不
可能となる大きな周波数偏差が発生したとしても、シン
セサイザを制御することにより周波数偏差に追従するこ
とができ、実質的に自動周波数制御回路の周波数追従範
囲を拡大することができる。また、フレーム同期が確立
され、かつ、ユニークワードなどの同期語が検出された
時の周波数偏差量を利用するため、誤った周波数制御が
行われることを防止することができる。
【0059】また、次の発明では、フレーム同期が確立
されていない回線捕捉状態の時には回線捕捉の機能を動
作させ、回線捕捉が確立されフレーム同期が確立された
ときには回線追従の機能を動作させるようにしたので、
回線捕捉時には実質的に自動周波数制御回路の周波数引
き込み範囲を拡大し、回線捕捉後は自動周波数制御回路
の周波数追従範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係わる自動周波数制御回路の一
構成例である。
【図2】実施の形態1の検出領域判断部の一構成例であ
る。
【図3】実施の形態1の平均化フィルタ部の一構成例で
ある。
【図4】実施の形態1の捕捉判定部の判定領域を示す一
例である。
【図5】実施の形態2に係わる自動周波数制御回路にお
ける位相差検出部の一構成例である。
【図6】実施の形態3に係わる自動周波数制御回路の一
構成例である。
【図7】実施の形態3に係わる自動周波数制御回路にお
ける位相差検出部の一構成例である。
【図8】実施の形態4に係わる自動周波数制御回路にお
ける位相差検出部の一構成例である。
【図9】実施の形態5に係わる自動周波数制回路の一構
成例である。
【図10】実施の形態5に係わる受信周波数制御の動作
フローの一例である。
【図11】実施の形態6に係わる送信周波数制御の動作
フローの一例である。
【図12】実施の形態7に係わる自動周波数制御回路の
一構成例である。
【図13】実施の形態7に係わる自動周波数制御回路の
動作フローの一例である。
【図14】従来例に係わる自動周波数制御回路の一構成
例である。
【符号の説明】
10 位相回転部、11a 、11b LPF、12,
24,25 位相差検出部と、120 角度変換部、1
21 位相遅延検波部、121a 遅延器、121b
加算器、121c 減算器、122 複素乗算遅延検波
部、122a複素乗算部、122b 位相回転部、12
2c 遅延器、122d 座標変換部、123 角度変
換部、13 変調成分除去部、14 平均化フィルタ
部、140 乗算器、141 ゲイン生成部、142,
144 加算器、143 遅延器、15 積分器、16
座標変換部、20 符号判定部、21 検出領域判断
部、211 I+Q+相関器、212 I-Q+相関器、2
13 I+Q-相関器、214 I-Q-相関器、215
最大値判定部、22 捕捉判定部、23 周波数偏差制
御部、30 同期判定部、31 周波数偏差検出部と、
32 比較部、33シンセサイザ制御部、34 送受信
シンセサイザ回路、40 切換部、41回線捕捉部、4
2 回線追従部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号に対して一定時間だけ遅延した
    信号との位相差を検出し、その位相差を平均化した信号
    に基づいて送信信号に対する前記受信信号の周波数偏差
    を補正するようにした自動周波数制御回路において、前
    記受信信号中に含まれる同期語に基づいて受信信号がど
    の領域で検出されたか否かを判断する検出領域判断部
    と、前記検出領域判断部によって判断された受信信号の
    検出領域に基づいて前記受信信号を正しい位相制御点に
    より捕捉できたか否かを判定する捕捉判定部と、前記捕
    捉判定部によって前記受信信号が正しく捕捉できていな
    いと判定された場合には、前記受信信号の検出領域が所
    定の検出領域と一致するように前記周波数偏差の補正量
    を制御する周波数偏差制御部と、を備えたことを特徴と
    する自動周波数制御回路。
  2. 【請求項2】 受信信号に対して一定時間だけ遅延した
    信号との位相差を検出し、その位相差を平均化した信号
    に基づいて送信信号に対する前記受信信号の周波数偏差
    を補正して、その補正された受信信号に基づいてシンセ
    サイザの発振周波数を制御するようにした自動周波数制
    御回路において、前記周波数偏差量を検出する周波数偏
    差検出部と、前記周波数偏差検出部によって検出された
    周波数偏差量と所定の最大周波数偏差量とを比較する比
    較部と、前記受信信号中に含まれる同期語を検出し、そ
    の検出結果に基づいて同期状態を判定する同期判定部
    と、前記同期判定部によって同期状態にあると判断さ
    れ、且つ、前記比較部によって前記検出された周波数偏
    差量が前記所定の最大周波数偏差量を超えていると判断
    された場合には、前記検出された周波数偏差量が前記所
    定の最大周波数偏差量を越えないように前記シンセサイ
    ザを制御するシンセサイザ制御部と、を備えたことを特
    徴とする自動周波数制御回路。
  3. 【請求項3】 検出領域判断部によって判断された受信
    信号の検出領域に基づいて前記受信信号を正しい位相制
    御点により捕捉できたか否かを判定する捕捉判定部と、
    前記捕捉判定部によって前記受信信号が正しく捕捉でき
    ていないと判定された場合には、前記受信信号の検出領
    域が所定の検出領域と一致するように前記周波数偏差の
    補正量を制御する周波数偏差制御部と、前記受信信号に
    含まれる同期語の検出及び同期状態の確立を判定する同
    期判定部と、前記同期判定部によって同期状態が確立さ
    れていないと判定された場合には前記捕捉判定部に判定
    させて、前記周波数偏差制御部を動作させる一方、同期
    状態が確立されていると判定された場合には比較部に比
    較させてシンセサイザ制御部を動作させる切換部と、を
    さらに備えたことを特徴とする請求項2記載の自動周波
    数制御回路。
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