JP3325845B2 - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JP3325845B2
JP3325845B2 JP35218398A JP35218398A JP3325845B2 JP 3325845 B2 JP3325845 B2 JP 3325845B2 JP 35218398 A JP35218398 A JP 35218398A JP 35218398 A JP35218398 A JP 35218398A JP 3325845 B2 JP3325845 B2 JP 3325845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生音または拡
音の音質及び音量を自動制御する音響装置に関し、特に
周囲騒音の特性に応じて再生音または拡声音の音質及び
音量を自動制御する音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、周囲騒音のレベルを検出して音質
を制御する音響装置としては特開平7−273840に
開示されているようなものがあった。また、従来、周囲
騒音のレベルを検出して音質を制御する音響装置の他の
例としては、図5に示すようなものがあった。図5は従
来の周囲騒音のレベルを検出して音質を制御する通信端
末の構成を示すブロック図である。
【0003】以下、図5を参照して、従来の周囲騒音の
レベルを検出して音質を制御する音響装置として通信端
末を例にとりその構成を説明する。図5において、40
1は通信端末である。402は送話マイクであり、40
3は送話マイク402に接続され送話マイク信号を符号
化する符号化手段である。404は符号化手段403か
らの符号化信号を変調してアンテナ405に送る送信手
段、405は送信手段404からの送信信号を無線送信
するアンテナである。
【0004】また、405は無線信号を受信するアンテ
ナ、406はアンテナ405からの受信信号を復調して
復号化手段407に送る受信手段であり、407は受信
手段406からの符号化された受信信号を再生用音響信
号に復号して音質音量調整手段408に送る復号化手
段、408は復号化手段407に接続され、再生信号の
周波数特性および音量を任意に調整してスピーカ409
に送る音質音量調整手段、409は音質及び音量が調整
された音声信号を発音するスピーカである。また、41
0は周囲騒音の信号を検出する騒音検出マイク、411
は騒音検出マイク410に接続され、そこで検出された
騒音信号を騒音レベルに変換する騒音レベル検出手段、
412は騒音レベル検出手段411で検出された騒音レ
ベルの平均値を算出して音質音量調整手段408に出力
する平均値算出手段である。
【0005】次に、図5を参照して、上記従来の周囲騒
音のレベルを検出して音質を制御する音響装置の動作に
ついて説明する。図5において、送話マイク402から
入力された音声信号は符号化手段403により符号化さ
れ、送信手段405によりアンテナ405から送信され
る。また、騒音検出マイク410で検出された騒音信号
は騒音レベル検出手段411に入力される。騒音レベル
検出手段411では一定時間間隔で騒音レベルが算出さ
れ、平均値算出手段412において一定サンプル数の平
均値により平均騒音レベルが検出される。
【0006】この騒音レベルは周波数帯域の1帯域ある
いは複数帯域における帯域レベルとして算出される。音
質音量調整手段408は平均値算出手段412の出力に
基づいて音質および音量を調整する。音質および音量の
調整方法としては、騒音レベルが大きくなるほど再生音
の音量を大きくする、騒音レベルの大きい帯域について
は再生音の同じ帯域の周波数特性レベルが大きくなるよ
うにする、あるいは騒音レベル特性から再生音のマスキ
ング特性を算出してマスキング特性を補償するように音
質や音量を調整する、などが挙げられる。
【0007】アンテナ405および受信手段406で受
信された通話信号は復号化手段407で再生用音響信号
に復号され、音質音量調整手段408に出力される。音
質音量調整手段408は、平均値算出手段412の通知
に従い再生用音響信号の周波数特性と音量を調整する。
音質音量調整手段408から出力された再生用音響信号
はアンプにより増幅されてスピーカ409に送出され、
それを鳴動する。
【0008】このように、上記従来の音響装置において
も周囲騒音の平均騒音レベルに応じて再生音の音質や音
量を調整して出力することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周囲騒
音のレベルは、例えば、車室内においては走行速度及び
路面状態等により、あるいは繁華街においては人の往来
や場所により、時々刻々と変化する。一定サンプル数の
平均値による平均騒音レベルにより音量や音質を調整す
る場合に、周囲騒音の変化に素早く追従させるために
は、平均値算出のサンプル数を少なくする必要がある。
【0010】しかし、サンプル数を少なくすると、例え
ば走行中の車室内では、道路の継ぎ目や人混みでは幼児
の泣き声など、突発的に発生する大きいレベルの騒音に
反応してしまい、騒音がなくなってから不自然に音量が
上がるという問題があった。また、突発的な騒音に反応
しないように平均値のサンプル数を多くすると、車の加
速時、減速時や人混みから遠ざかる場合など、騒音の全
体的な変化に対する追従性が悪くなるという問題があっ
た。
【0011】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、突発的な騒音には反応せず、周囲騒
音の全体的な変化に素早く追従するようにして、周囲騒
音の特性に応じて再生音の音質や音量を調整することが
できる音響装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するため、周囲の騒音レベルを検出する騒音レベル
検出手段と、騒音レベルの極小値を検出する極小値検出
手段と、この極小値検出手段から得られた騒音レベルの
極小値に応じて再生音の音質および音量を制御する音質
音量調整手段とを備え、時々刻々変化する騒音レベルの
極小値を検出することにより、突発的に発生する大きい
レベルの騒音は検出されず、また、全体的に変化する騒
音は素早く検出されるようにしたものである。
【0013】本発明は、時々刻々変化する騒音レベルの
極小値を検出することにより、周囲騒音の全体的な変化
に素早く追従しながら突発的な騒音には反応せず、周囲
騒音の特性に応じて再生音の音質や音量を素早く調整す
ることができる音響装置が得られる。
【0014】本発明は、上記の問題を解決するため、周
囲の騒音レベルを検出する騒音レベル検出手段と、騒音
レベルの極小値を検出する極小値検出手段と、この極小
値検出手段から得られた騒音レベルの極小値に応じて再
生音の音質および音量を制御する音質音量調整手段と、
極小値検出手段により検出された極小値の騒音レベルを
滑らかに変化させる騒音レベル更新手段とを備え、騒音
レベル更新手段の出力に基づき音質音量調整手段を滑ら
かに制御するようにしたものである。
【0015】本発明は、突発的な騒音に対しては滑らか
に反応するようにして、周囲騒音の全体的な変化には素
早く追従するが、突発的な騒音には急激に反応せず、周
囲騒音の特性に応じて再生音の音質や音量を素早く調整
することがでる音響装置が得られる。
【0016】本発明は、上記の問題を解決するため、周
囲の騒音レベルを検出する騒音レベル検出手段と、騒音
レベルの極小値を検出する極小値検出手段と、この極小
値検出手段から得られた騒音レベルの極小値に応じて再
生音の音質および音量を制御する音質音量調整手段と、
極小値検出手段により検出された極小値の騒音レベルを
滑らかに変化させる騒音レベル更新手段と、入力した周
囲騒音に通話音声の有無を判別してそれにより騒音レベ
ル更新手段を制御する音声検出手段とを備え、入力した
周囲騒音の中に通話音声が含まれているかいないかによ
り騒音レベル更新手段を制御するようにしたものであ
る。
【0017】本発明は、入力した周囲騒音の中に通話音
声が含まれている場合は騒音レベルの増加幅を小さく
し、通話音声が含まれていない場合は増加幅を大きくす
るかあるいは入力値をそのまま出力するよう騒音レベル
更新手段の動作を切り替えるようにして、周囲騒音の全
体的な変化には素早く追従するが、急に高音になる通話
音声の混入時には急激に反応せず、周囲騒音の特性に応
じて再生音の音質や音量を素早く調整することができる
音響装置が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、一定の時間間隔で周囲の騒音レベルを検出する騒音
レベル検出手段と、前記騒音レベルの極小値を検出する
極小値検出手段と、前記極小値検出手段で前回検出した
騒音レベルの極小値と前記極小値検出手段で現在検出し
ている騒音レベルの極小値との差分に応じて前記騒音レ
ベルの上昇と下降を判定し、受信した再生信号の音質お
よび音量を制御する音質音量調整手段とを備え、前記音
質音量調整手段は、前記一定の時間間隔で前記騒音レベ
ルが上昇から下降に転じたと判定された場合には音質及
び音量を変化させないよう制御するようにしたものであ
り、時々刻々変化する騒音レベルの極小値を検出するこ
とにより、全体的に変化する騒音は素早く検出し、ま
た、突発的に発生する大きいレベルの騒音は検出しない
ようにしたことにより、周囲騒音の全体的な変化には素
早く追従しながら突発的な騒音には反応しないで、周囲
騒音の特性に応じて再生音の音質や音量を調整すること
ができるという作用を有する。
【0019】
【0020】本発明の請求項に記載の発明は、前記騒
音レベル検出手段が、略20ミリ秒から略500ミリ秒
の時間間隔で騒音レベルを検出するようにしたものであ
り、騒音レベル検出手段において、20ミリ秒から50
0ミリ秒の時間間隔で騒音レベルを出力したことによ
り、突発的な騒音などの特徴が適切に抽出できるため、
騒音変動に適切に追従して再生音の音質や音量を調整す
ることができるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項に記載の発明は、前記極
小値検出手段により検出された極小値の騒音レベルに応
じて前記音質音量調整手段を制御する信号を出力する
音レベル更新手段を備え、前記騒音レベル更新手段は、
前記極小値検出手段で前回検出した騒音レベルの極小値
と前記極小値検出手段で現在検出している騒音レベルの
極小値とが同じかあるいは減少変化する場合は入力信号
をそのまま出力し、増加する場合は、前回出力した値に
一定値を増加したものを出力して、その出力に基づき前
記音質音量調整手段を制御するようにしたものであり、
更に騒音レベル更新手段を設け、騒音検出マイクに通話
音声が混入した場合、音声レベルは有音区間ではバース
ト信号のように高いレベルがしばらく続き、無音区間で
はなくなることを利用し、騒音レベルの極小値が下降す
る場合は極小値をそのまま出力し、極小値が上昇する場
合は滑らかに制御出力を上昇させることにより、騒音検
出マイクに混入した通話音声に追従しないようにしたも
のであり、通信端末などの通話音声が騒音検出マイクに
混入した場合でも誤動作せず、周囲騒音の特性に応じて
再生音の音質や音量を調整することができるという作用
を有する。
【0022】本発明の請求項に記載の発明は、入力し
た周囲騒音に音声の有無を判別する音声検出手段を備
え、前記音声検出手段の出力に基づき前記騒音レベル更
新手段を制御するようにしたものであり、更に音声検出
手段を設け、通話音声が検出された場合には騒音レベル
更新手段の動作を切り替えて、極小値が上昇する場合は
滑らかに出力を上昇させることにより、通信端末などに
おいて通話音声が騒音検出マイクに混入した場合に誤動
作せず、周囲騒音の特性に応じて再生音の音質や音量を
調整することができるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項に記載の発明は、前記音
声検出手段は、通信端末等の符号化処理で用いられる音
声検出手段であるようにしたものであり、音声検出手段
として通信端末等の符号化処理に含まれる音声検出手段
を用いるようにしたことにより、音声検出精度が向上
し、また、符号化処理が同時に用いられる場合は音声検
出手段を共有するようにしたことにより、演算量の削
減、構成の簡略化がはかれるという作用を有する。
【0024】本発明の請求項に記載の発明は、請求項
1ないし5のいずれかに記載の音響装置を用いるように
したものであり、通信端末において周囲騒音の全体的な
変化に素早く追従しながら突発的な騒音には反応しない
で周囲騒音の特性に応じて再生音の音質や音量を調整す
ることができるという作用を有する。
【0025】本発明は、周囲騒音から騒音レベルを検出
し、検出された騒音レベルの極小値を検出し、前記騒音
レベルの極小値の変化に応じて受信した再生信号の音質
および音量を制御して出力するようにしたものであり、
時々刻々変化する騒音レベルの極小値を検出することに
より、全体的に変化する騒音は素早く検出し、また、突
発的に発生する大きいレベルの騒音は検出しないように
したことにより、周囲騒音の全体的な変化には素早く追
従しながら突発的な騒音には反応しないで、周囲騒音の
特性に応じて再生音の音質や音量を調整することができ
るという作用を有する。
【0026】本発明は、前記騒音レベルの極小値の変化
に応じて受信した再生信号の音質および音量を制御して
出力する工程が、検出された騒音レベルの極小値が上昇
する場合、受信した再生信号の音質および音量を制御す
る制御出力を滑らかに上昇させる工程を含むようにした
ものであり、騒音レベルの極小値が下降する場合は極小
値をそのまま出力し、極小値が上昇する場合は滑らかに
制御出力を上昇させることにより、騒音検出マイクに混
入した通話音声に追従しないようにしたものであり、通
信端末などの通話音声が騒音検出マイクに混入した場合
でも誤動作せず、周囲騒音の特性に応じて再生音の音質
や音量を調整することができるという作用を有する。
【0027】本発明は、前記騒音レベルの極小値の変化
に応じて受信した再生信号の音質および音量を制御して
出力する工程は、入力した周囲騒音から通話音声の有無
を判別し、通話音声の有無により受信した再生信号の音
質および音量を制御する制御出力を制御する工程を含む
ようにしたものであり、周囲騒音に通話音声が検出され
た場合には、騒音レベルの極小値が上昇する場合は滑ら
かに出力を上昇させることにより、通信端末などにおい
て通話音声が騒音検出マイクに混入した場合に誤動作せ
ず、周囲騒音の特性に応じて再生音の音質や音量を調整
することができるという作用を有する。
【0028】本発明は、一定時間間隔で採取したサンプ
ルから検出した騒音レベルを入力して現在サンプルの騒
音レベルとして記録し、前記記録した現在サンプルと前
回サンプルの騒音レベルの差を求め、現在サンプルの方
が大でありさらに前回に騒音レベルの差を求めたときに
前回の騒音レベルが下降であれば、前回サンプルの騒音
レベルを現在サンプルの騒音レベルとして代入し記録し
て出力し、前記記録した現在サンプルと前回サンプルの
騒音レベルの差を求たときに、現在サンプルの方が大で
ありさらに前回に騒音レベルの差を求めたときに前回の
騒音レベルが上昇であれば、現在サンプルの騒音レベル
を前回サンプルの騒音レベルに代入し、現在サンプルの
騒音レベルを出力することを特徴とする騒音レベルの極
小値検出プログラムを記録するようにしたものであり、
時々刻々変化する騒音レベルの極小値を容易に検出する
ようにしたことにより、全体的に変化する騒音は素早く
検出し、また、突発的に発生する大きいレベルの騒音は
検出しないようにして、周囲騒音の全体的な変化には素
早く追従しながら突発的な騒音には反応しないで、周囲
騒音の特性に応じて再生音の音質や音量を調整すること
ができるという作用を有する。
【0029】以下、添付図面、図1乃至図4に基づき、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)まず、図1及び図2を参照して、本発
明の実施の形態1における音響装置について説明する。
図1は本発明の実施の形態1における音響装置の構成を
示すブロック図である。図1の音響装置は通信端末に実
施した場合の例を示すものである。本実施の形態1にお
ける音響装置の特徴は、上記従来例の平均値検出手段4
12を極小値検出手段112に置き換えたものである。
すなわち、図1において、101は通信端末である。1
02は送話マイクであり、103は送話マイク102に
接続され送話マイク信号を符号化する符号化手段であ
る。104は符号化手段103からの符号化信号を変調
してアンテナ105に送る送信手段、105は送信手段
104からの送信信号を無線送信し、または無線信号を
受信するアンテナである。
【0030】また、106はアンテナ105からの受信
信号を復調して復号化手段107に送る受信手段であ
り、107は受信手段106からの符号化された受信信
号を再生用音響信号に復号して音質音量調整手段108
に送る復号化手段、108は復号化手段107に接続さ
れ、再生された音響信号の周波数特性および音量を任意
に調整してスピーカ109に送る音質音量調整手段、1
09は音質及び音量が調整された音声信号を発音するス
ピーカである。また、110は周囲騒音の信号を検出す
る騒音検出マイク、111は騒音検出マイク110に接
続され、そこで検出された騒音信号を騒音レベルに変換
する騒音レベル検出手段、112は騒音レベル検出手段
111から入力した騒音レベルの極小値を検出して、検
出した騒音レベルの極小値に対応する制御信号を音質音
量調整手段108に出力する極小値検出手段である。
【0031】次に、図1を参照して、上記のように構成
された本発明の実施の形態1における通信端末に実現し
た音響装置の動作を説明する。騒音検出マイク110で
検出した騒音信号は騒音レベル検出手段111に入力さ
れる。騒音レベル検出手段111は、騒音信号から一定
時間間隔で離散的に騒音レベルを算出し、極小値検出手
段112が一定時間間隔で入力した騒音レベルの極小値
を検出して、その結果を音質音量調整手段108に出力
する。なお、上記の一定時間間隔は略20ミリ秒から略
500ミリ秒の間隔でよいが、それより上下してもかま
わない。
【0032】一方、アンテナ105および受信手段10
6から受信した通話信号は復号化手段107で再生用音
響信号に復号され、音質音量調整手段108に出力され
る。音質音量調整手段108は、極小値検出手段112
からの通知に従い、再生用音響信号の周波数特性と音量
を調整する。音質音量調整手段109から出力した再生
用音響信号はアンプで増幅されてスピーカ110を鳴動
する。
【0033】次に、図1及び特に図2を参照して、極小
値を検出する検出手順の一例を説明する。図2は図1に
示す極小値検出手段において極小値を検出する検出手順
を示すフローチャートである。図2において、ステップ
501において、極小値検出処理に用いる次の各変数の
初期化を行う。Nローカルミンは現在サンプルで検出さ
れた騒音レベルの極小値の変数であり、Nオールドは1
サンプル前の騒音レベルの値である。また、フラグは現
在騒音レベルを1サンプル前の騒音レベルと比較して増
加しているか減少しているかを表す変数であり、増加し
ている場合は上昇といい、減少している場合は下降とい
う。
【0034】次に、ステップ502において、騒音レベ
ル検出手段111により検出された騒音レベルが変数N
ローカルミンに入力される。ステップ503では、入力
した現在騒音レベルNと1サンプル前の騒音レベルNオ
ールドとの差分をとり変数ΔNに代入する。ステップ5
04において差分ΔNが0より大きいか否か比較し、大
きければ騒音レベルNが増加しているのでステップ59
に進み、そうでなければステップ508に進む。
【0035】ステップ595では、1サンプル前の騒音
レベルNオールドが1サンプル前の比較で減少していた
か否かをフラグを参照して判断し、フラグが下降であれ
ばステップ506に進み、この場合、それが騒音レベル
Nの変化の極小値ということになるので、ステップ50
6において極小値Nローカルミンに1サンプル前の騒音
レベルNオールドを代入する。すなわち、Nローカルミ
ンには現在サンプルと前回サンプルの騒音レベルのう
ち、極小値の騒音レベルが代入されたことになる。
【0036】ステップ595において、1サンプル前の
フラグが下降でない場合はステップ507に進み、また
はステップ506からステップ507に進んで、フラグ
に上昇をあらわす上昇を代入してステップ510に進
む。一方、ステップ504において、差分ΔNが0より
大きくない場合はステップ508に進み、ステップ50
8においては、差分ΔNが0より小さいか否かを判別
し、小さい場合はステップ509に、そうでない場合は
ステップ510に進む。ステップ509ではフラグに対
し現在の騒音レベルNが減少していることを表す下降を
代入してステップ510に進む。ここでは下降と上昇は
異なる値にする。
【0037】ステップ510において、1サンプル前の
騒音レベルを格納するNオールドに現在の騒音レベルN
を上書きして、ステップ511に進み、極小値Nローカ
ルミンを出力する。更に、この極小値検出処理手順は、
ステップ511からステップ502に戻り、繰り返えさ
れる。
【0038】突発的な騒音は騒音レベルが大きく増加
(ΔN>0)し、その後大きく減少(ΔN<0)する。
しかし、突発騒音のピーク値がNオールドに入っている
場合は、ΔN<0であるから処理の流れは、ステップ5
04→508→509→510の処理経路をとるため、
1サンプル前のNオールドを極小値Nローカルミンに代
入しないので、ピーク値は出力されない。
【0039】また、騒音が細かく変動する場合、差分Δ
Nの符号が次々と変化するため、ステップ506におい
て極小値Nローカルミンが頻繁に更新されるので、平均
値を用いる場合に比べて時間追従性がよい。また、全体
的に騒音が変化する場合においても微小変動に対応する
ため、平均値を用いる場合にくらべて追従性がよくな
る。
【0040】以上説明したように、本発明の実施の形態
1における音響装置によれば、周囲の騒音レベルを検出
する騒音レベル検出手段と、騒音レベルの極小値を検出
する極小値検出手段と、この極小値検出手段から得られ
た騒音レベルの極小値に応じて再生音の音質および音量
を制御する音質音量調整手段とを備え、時々刻々に変化
する騒音レベルの極小値を検出し、突発的に発生する大
きいレベルの騒音は検出されず、また、全体的に変化す
る騒音は素早く検出されるようにしたことにより、周囲
騒音の全体的な変化に素早く追従し、かつ突発的な騒音
には反応しないで、周囲騒音の特性に応じて再生音の音
質や音量を調整することができる音響装置が得られる。
【0041】(実施の形態2)次に、図3を参照して、
本発明の実施の形態2における音響装置について説明す
る。図3は本発明の実施の形態2における音響装置の構
成を示すブロック図である。図3の音響装置は通信端末
に実施した場合の例を示すものである。図3において、
通信端末201、送話マイク202、符号化手段20
3、送信手段204、アンテナ205、受信手段20
6、復号化手段207、音質音量調整手段208、スピ
ーカ209、騒音検出マイク210、騒音レベル検出手
段211、極小値検出手段212は、上記実施例の形態
1におけるものと同様のため、更に詳細な説明は省略す
る。すなわち、図3は極小値検出手段212(図1にお
ける112)と音質音量調整手段208(図1における
108)との間に騒音レベル更新手段213を設けたも
のである。
【0042】次に、図3を参照して、上記のように構成
された本発明の実施の形態2における通信端末に実現し
た音響装置の動作を説明する。まず、図3において、極
小値検出手段212による騒音レベル極小値の出力まで
は上記実施の形態1で説明したものと同じ動作であり、
極小値検出手段212は一定時間間隔で騒音信号から算
出された騒音レベルの極小値を検出して騒音レベル更新
手段213に出力する。騒音レベル更新手段213は極
小値算出手段212から入力した極小値を以下に示す方
法で処理し、音質音量調整手段208に出力するととも
に、その出力値を1サンプル間保持する。騒音レベル更
新手段213の処理は、入力した極小値を前回入力し保
持している値と比較して、同じかあるいは減少変化する
場合は入力信号をそのまま出力し、増加する場合は前回
出力した値に一定値を増加したものを出力して、出力値
が滑らかに変化するよう動作する。
【0043】例えば、騒音検出マイク210に通話音声
が混入した場合、通話音声の有音区間では高いレベルが
続き、無音区間では騒音レベルのみとなる。したがっ
て、騒音レベル更新手段213の出力は、通話音声の有
音区間で高いレベルが続いた場合、音声に反応しないよ
う滑らかに増加し、音声の無音区間でレベルが急激に低
下する場合は素早く騒音レベルに追従するよう減少す
る。そして、音質音量調整手段208は入力した騒音レ
ベル更新手段213の出力に応じて、出力する再生信号
の音質や音量を制御する。このようにして、通信端末な
どで騒音検出マイクに送話音声が混入した際には、音声
が検出されにくくする。また、騒音変動は音声が混入し
た場合に比べて変動幅が小さいため、上昇時に一定幅で
滑らかに変化させても追従性が劣化することはない。
【0044】以上説明したように、本実施の形態2にお
いても、上記実施の形態1の場合と同様に、時々刻々に
変化する騒音レベルの極小値を検出し、突発的に発生す
る大きいレベルの騒音は検出されず、また、全体的に変
化する騒音は素早く検出されるようにしたことにより、
周囲騒音の全体的な変化に素早く追従し、かつ突発的な
騒音には反応しないで、周囲騒音の特性に応じて再生音
の音質や音量を調整することができる。
【0045】更に、騒音検出マイクに通話音声が混入し
た場合、騒音レベル更新手段213によって音声の有音
区間で高いレベルが続いた場合、音声に反応しないよう
滑らかに増加し、無音区間でレベルが急激に低下する場
合は素早く騒音レベルに追従するようにしたことによ
り、音声が検出されにくくなり、音声によって誤動作す
ることがない。
【0046】更に、通話音声によって誤作動しないた
め、騒音検出マイク210は送話マイク202と共用す
ることができ、例えば、送話マイク202の出力を符号
化手段203および騒音レベル検出手段211に接続す
ることにより実現することができる。それによって、ハ
ードウェア規模を小さくすることができる。
【0047】(実施の形態3)次に、図4を参照して、
本発明の実施の形態3における音響装置について説明す
る。図4は本発明の実施の形態3における音響装置の構
成を示すブロック図である。図4の音響装置は通信端末
に実施した場合の例を示すものである。図4において、
通信端末301、符号化手段303、送信手段304、
アンテナ305、受信手段306、復号手段307、音
質音量調整手段308、スピーカ309、騒音レベル検
出手段311、極小値検出手段312は上記実施例の形
態におけるものと同様のため、更に詳細な説明は省略す
る。
【0048】すなわち、図4は符号化手段303(図3
における203)内に音声検出手段3031が設けら
れ、その出力を騒音レベル更新手段313(図3におけ
る213)に接続したものである。また、図3における
騒音検出マイク210を送話マイク202(図4におけ
る302)と共用し送話マイク兼騒音検出マイク302
としたものである。
【0049】次に、図4を参照して、上記のように構成
された本発明の実施の形態3における通信端末に実現し
た音響装置の動作を説明する。まず、図4において極小
値検出手段312による騒音レベル極小値の出力までは
上記第2の実施の形態で説明したものと同じ動作であ
り、極小値検出手段312は一定時間間隔で騒音信号か
ら算出された騒音レベルの極小値を検出して騒音レベル
更新手段313に出力する。
【0050】符号化手段303の中に設けられた音声検
出手段3031は、効率的な符号化を行うために、送話
マイク兼騒音検出マイク302から入力した送話音声信
号について有音区間か無音区間かを判別する。音声検出
手段3031による有音か無音かの判別結果を騒音レベ
ル更新手段313に出力し、その判別結果に従い、有音
の場合は、上記実施の形態2における場合と同様に、騒
音レベル上昇時の増加幅を小さくし、無音の場合は増加
幅を大きくするかあるいは入力値をそのまま出力するよ
うにするよう、騒音レベル更新手段313の動作を切り
替える。
【0051】以上説明したように、本実施の形態3にお
いても、上記実施の形1の場合と同様に、時々刻々に変
化する騒音レベルの極小値を検出し、突発的に発生する
大きいレベルの騒音は検出されず、また、全体的に変化
する騒音は素早く検出されるようにしたことにより、周
囲騒音の全体的な変化に素早く追従し、かつ突発的な騒
音には反応しないで、周囲騒音の特性に応じて再生音の
音質や音量を調整することができる。
【0052】更に、音声検出手段3031により送話マ
イク信号に音声が入力されているか否かを判別した結果
に基づき騒音レベル更新手段313の動作を切り替える
ようにしたことことにより、精度よく騒音レベルを検出
し、音声により誤動作しないようにすることができる。
なお、ここでは、音声検出手段3031が符号化手段3
03に含まれている場合について説明したが、符号化手
段303とは別に設けても同様に実施することができ
る。
【0053】以上、本発明の実施の形態を通信端末で実
施した場合について説明したが、例えばカーオーディ
オ、携帯電話、テレビ会議システム、業務用拡声装置、
パソコンなど、周囲騒音が変動する環境で用いられる如
何なる音響装置についても、同様に実施することができ
る。また、以上説明した本発明の実施の形態における音
響装置は、ハードウェアにより実現することができる
が、ソフトウェアによつても同様に実現することができ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明における音響装置は、上記のよう
に構成し、特に時々刻々に変化する周囲の騒音レベルを
検出し、検出した騒音レベルの極小値を検出し、その検
出結果に従い、突発的に発生した大きいレベルの騒音は
検出せず、周囲騒音の全体的に変化する騒音は素早く検
出するようにしたことにより、突発的な騒音には反応せ
ず、周囲騒音の全体的な変化に素早く追従するよう、騒
音の特性に応じて再生音の音質や音量を調整することが
できる音響装置が得られる。
【0055】また、本発明における音響装置は、上記の
ように構成し、特に騒音検出マイクに通話音声が混入し
たような音声の有音区間で高いレベルが続いた場合、騒
音レベル更新手段213によりその通話音声に反応しな
いよう出力を滑らかに増加し、無音区間によりレベルが
急激に低下する場合は素早く騒音レベルに追従するよう
にしたことにより、通話音声が検出されにくくなり、通
話音声によって誤動作されることなく周囲騒音の特性に
応じて再生音の音質や音量を調整することができる音響
装置が得られる。
【0056】また、本発明における音響装置は、上記の
ように構成し、特に通信端末、例えば電話機、移動電話
機やテレビ電話会議システムなどの送話マイクを有する
音響機器については騒音検出マイクと送話マイクとを兼
用するようにしたことにより、機器を小型にし、システ
ムの規模を小さくすることができる音響装置が得られ
る。
【0057】また、本発明における音響装置は、上記の
ように構成し、特に送話マイク信号に通話音声が入力さ
れているか否か判別した結果に基づき、有音の場合は騒
音レベル上昇時の増加幅を小さくし、無音の場合は増加
幅を大きくするかあるいは入力値をそのまま出力するよ
う、騒音レベル更新手段の動作を切り替えるようにした
ことにより、精度よく騒音レベルを検出し、通話音声に
よる誤動作がなく、周囲騒音の特性に応じて再生音の音
質や音量を調整することができる音響装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における音響装置の構成
を示すブロック図、
【図2】図1に示す極小値検出手段において極小値を検
出する検出手順を示すフローチャート、
【図3】本発明の実施の形態2における音響装置の構成
を示すブロック図、
【図4】本発明の実施の形態3における音響装置の構成
を示すブロック図、
【図5】従来の周囲騒音のレベルを検出して音質を制御
する通信端末の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101 通信端末 102 送話マイク 103 符号化手段 104 送信手段 105 アンテナ 106 受信手段 107 復号化手段 108 音質音量調整手段 109 スピーカ 110 騒音検出マイク 111 騒音レベル検出手段 112 極小値検出手段 201 通信端末 202 送話マイク 203 符号化手段 204 送信手段 205 アンテナ 206 受信手段 207 復号化手段 208 音質音量調整手段 209 スピーカ 210 騒音検出マイク 211 騒音レベル検出手段 212 極小値検出手段 213 騒音レベル更新手段 301 通信端末 302 送話マイク 303 符号化手段 304 送信手段 305 アンテナ 306 受信手段 307 復号化手段 308 音質音量調整手段 309 スピーカ 310 騒音検出マイク 311 騒音レベル検出手段 312 極小値検出手段 313 騒音レベル更新手段 3031 音声検出手段 401 通信端末 402 送話マイク 403 符号化手段 404 送信手段 405 アンテナ 406 受信手段 407 復号化手段 408 音質音量調整手段 409 スピーカ 410 騒音検出マイク 411 騒音レベル検出手段 412 平均値算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04B 7/26 H04M 1/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の時間間隔で周囲の騒音レベルを検出
    する騒音レベル検出手段と、前記騒音レベルの極小値を
    検出する極小値検出手段と、前記極小値検出手段で前回
    検出した騒音レベルの極小値と前記極小値検出手段で現
    在検出している騒音レベルの極小値との差分に応じて
    記騒音レベルの上昇と下降を判定し、受信した再生信号
    の音質および音量を制御する音質音量調整手段とを備
    え、前記音質音量調整手段は、前記一定の時間間隔で前
    記騒音レベルが上昇から下降に転じたと判定された場合
    には音質及び音量を変化させないよう制御することを特
    徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】前記騒音レベル検出手段は、略20ミリ秒
    から略500ミリ秒の時間間隔で騒音レベルを検出する
    ことを特徴とする請求項記載の音響装置。
  3. 【請求項3】前記極小値検出手段により検出された極小
    値の騒音レベルに応じて前記音質音量調整手段を制御す
    る信号を出力する騒音レベル更新手段を備え、前記騒音
    レベル更新手段は、前記極小値検出手段で前回検出した
    騒音レベルの極小値と前記極小値検出手段で現在検出し
    ている騒音レベルの極小値とが同じかあるいは減少変化
    する場合は入力信号をそのまま出力し、増加する場合
    は、前回出力した値に一定値を増加したものを出力し
    て、その出力に基づき前記音質音量調整手段を制御する
    ようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の音
    響装置。
  4. 【請求項4】入力した周囲騒音に音声の有無を判別する
    音声検出手段を備え、前記音声検出手段の出力に基づき
    前記騒音レベル更新手段を制御するようにしたことを特
    徴とする請求項記載の音響装置。
  5. 【請求項5】前記音声検出手段は、通信端末等の符号化
    処理で用いられる音声検出手段であることを特徴とする
    請求項記載の音響装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の音響
    装置を用いることを特徴とする通信端末
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