JP3324678B2 - 導光板、サイドライト型面光源装置及びサイドライト型面光源装置用の部品金型 - Google Patents

導光板、サイドライト型面光源装置及びサイドライト型面光源装置用の部品金型

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JP3324678B2
JP3324678B2 JP22179596A JP22179596A JP3324678B2 JP 3324678 B2 JP3324678 B2 JP 3324678B2 JP 22179596 A JP22179596 A JP 22179596A JP 22179596 A JP22179596 A JP 22179596A JP 3324678 B2 JP3324678 B2 JP 3324678B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
適用されるサイドライト型面光源装置と、その部品金型
に関し、特に指向出射性を有する導光板を用いたサイド
ライト型面光源装置に適用するものである。本発明は、
このサイドライト型面光源装置において、先端側の粗さ
を増大して出射面を粗面に形成することにより、光制御
部材の貼り着きを有効に回避する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば液晶表示装置においては、
サイドライト型面光源装置により液晶パネルを照明し、
これにより全体形状を薄型化するようになされている。
【0003】すなわちサイドライト型面光源装置は、冷
陰極管等の棒状光源でなる一次光源を板状部材(すなわ
ち導光板でなる)の側方に配置し、この一次光源より出
射される照明光を導光板の端面より導光板に入射する。
さらにサイドライト型面光源装置は、この照明光を偏向
して、導光板の平面より液晶パネルに向けて出射するよ
うに形成され、これにより全体形状を薄型化できるよう
になされている。
【0004】このようなサイドライト型面光源装置は、
ほぼ均一な板厚により導光板を形成した方式のものと、
一次光源より遠ざかるに従って導光板の板厚を徐々に薄
く形成した形式のものとがあり、後者は、前者に比して
効率良く照明光を出射することができる。
【0005】図10は、この後者のサイドライト型面光
源装置の構成を示す分解斜視図であり、このサイドライ
ト型面光源装置1は、導光板でなる光散乱導光体2の側
方に一次光源3を配置した後、反射シート4、光散乱導
光体2、光制御部材としてのプリズムシート5を積層し
て形成される。このうち一次光源3は、冷陰極管でなる
蛍光ランプ6の周囲を、断面略半円形形状の反射部材で
なるリフレクター7で囲って形成され、リフレクター7
の開口側より光散乱導光体2の端面に照明光を入射す
る。
【0006】反射シート4は、金属箔等でなるシート状
の正反射部材、又は白色PETフィルム等でなるシート
状の乱反射部材により形成される。
【0007】光散乱導光体2は、楔形断面形状の導光板
で、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)から
なるマトリックス中に、これと屈折率の異なる透光性の
微粒子が一様に混入分散されて形成される。これにより
A−A断面により断面を取って図11に示すように、こ
の光散乱導光体2は、一次光源3側端面でなる入射面T
より照明光Lを入射し、透光性の微粒子により照明光L
を散乱させながら、また反射シート4に乱反射部材を適
用した場合は、この反射シート4により一部乱反射させ
ながら、反射シート4側平面(以下斜面と呼ぶ)とプリ
ズムシート5側平面(以下出射面と呼ぶ)との間を繰り
返し反射して照明光Lを伝播する。
【0008】この伝播の際に、照明光Lは、斜面で反射
する毎に出射面に対する入射角が徐々に低下し、出射面
に対して臨界角以下の成分が出射面より出射される。こ
の出射面より出射される照明光L1は、照明光Lが光散
乱導光体2の内部において透光性の微粒子により散乱さ
れ、また反射シート4により乱反射して伝播すること等
により、散乱光により出射される。しかしながらこの照
明光L1は、出射面に対して伝播方向に傾いて形成され
た斜面を反射して伝播することにより、矢印Bにより拡
大して示すように、主たる出射方向が楔形状の先端方向
に傾いて形成される。すなわち導光板からの出射光L1
が指向性を有するようになり、これによりサイドライト
型面光源装置1は、指向出射性を有するようになる。
【0009】プリズムシート5は、この指向性を補正す
るために配置される。すなわちプリズムシート5は、ポ
リカーボネート等の透光性のシート材で形成され、光散
乱導光体2側面にプリズム面が形成される。このプリズ
ム面は、光散乱導光体2の入射面Tとほぼ平行に延長す
る断面三角形形状の突起が、入射面T側から楔形状の先
端方向に、繰り返されて形成される。これによりプリズ
ムシート5は、この三角形形状の突起の斜面で、出射光
L1の主たる出射方向を出射面の正面方向に補正する。
なお、プリズムシート5としては、光散乱導光体2側と
反対側の面に、光散乱導光体2側の面に形成したプリズ
ム面の溝方向とほぼ直交する溝方向のプリズム面を更に
形成した構成の、いわゆる両面プリズムシートを用いる
場合もある。これによりこのサイドライト型面光源装置
1では、ほぼ均一な板厚により導光板を形成した方式の
サイドライト型面光源装置に比して、出射光を正面方向
に効率良く出射できるようになされている。
【0010】なお、このように指向出射性を有する導光
板としては、透明部材又は半透明部材により、楔形形状
又は楔形形状に近い形状に導光板を形成したもの、ある
いは平板形状に導光板を形成し、この導光板の出射面及
び又は裏面に散乱膜等を形成したものもある。このよう
な導光板を用いたサイドライト型面光源装置において
も、同様に、出射光を正面方向に効率良く出射できるよ
うになされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のサイ
ドライト型面光源装置においては、長時間、温度の高い
環境に放置されると、図12に示すように、プリズムシ
ート5(すなわちサイドライト型面光源装置の発光面)
より見て、種々の模様が観察されることが判った。
【0012】この原因を詳細に検討したところ、プリズ
ムシート5が光散乱導光体2の出射面に局所的に貼り着
き、プリズムシート5と出射面との間の空気層の有無に
より、この種の模様が現れることが判った。すなわちプ
リズムシート5が光散乱導光体2の出射面に面で貼り着
くと島状の模様Cが現れ、プリズムシート5が光散乱導
光体2の出射面に一点で貼り着くと、点状の模様Dが現
れる。このような模様は、サイドライト型面光源装置を
液晶表示パネルの後方に配置して液晶表示装置を構成し
た際に、表示画面の品位を著しく劣化させる。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、光制御部材の出射面への貼り着きを有効に回避する
ことができるサイドライト型面光源装置を提案しようと
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、出射面に配置したシート
状の光制御部材により指向性を補正するサイドライト型
面光源装置において、端面側に比して、端面側と逆側に
おいて粗さの程度が増大するように、出射面から出射さ
れる照明光の指向性を乱さない程度で、出射面に対応す
る面を粗面に形成し、この粗面により、光制御部材の出
射面への貼り着きを防止する
【0015】また請求項3の発明においては、端面から
照明光を入射する板状部材の部品金型について、端面側
に比して、端面側と逆側において粗さの程度が増大する
ように、出射面から出射される照明光の指向性を乱さな
い程度で、出射面に対応する面を粗面に形成し、この粗
面により、光制御部材の出射面への貼り着きを防止す
。また請求項4の発明においては、端面から入射した
照明光を出射面より出射するようにしてなる導光板であ
って、端面側に比して、端面側と逆側において粗さの程
度が増大するように、出射面から出射される照明光の指
向性を乱さない程度で、出射面を粗面に形成し、この粗
面により、出射面に配置する光制御部材の出射面への貼
り着きを防止する
【0016】所定の範囲内で、出射面を粗面に形成すれ
ば、出射光の拡散を実用上十分に小さな範囲に留めて、
出射面に微小な凹凸を形成することができ、この凹凸に
より光制御部材と出射面とのなじみを低下させることが
できる。このとき端面側に比して、端面側と逆側におい
て粗さの程度が増大するように、粗面に形成すれば、先
端側程、光制御部材と出射面とのなじみを低下させるこ
とができる。また、端面より遠ざかるに従って板厚が低
下するような形状の板状部材において、端面側に比し
て、端面側と逆側において粗さの程度が増大するように
出射面を粗面に形成すれば、板厚の薄い先端側程、光制
御部材と出射面とのなじみを低下させることができる。
従って板厚の薄い先端側が、内部の残留応力等により変
形した場合でも、光制御部材の出射面への貼り着きを有
効に回避することができる。
【0017】板状部材の部品金型について、出射面に対
応する面を粗面に形成すれば、この粗面を転写して板状
部材の出射面を粗面に形成することができる。このとき
端面側に比して、端面側と逆側において粗さの程度が増
大するように、粗面に形成すれば、樹脂の流動性が低下
する先端側においても、必要な粗さを確保することがで
き、これにより光制御部材と出射面とのなじみを低下し
て、光制御部材の貼り着きを有効に回避することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0019】(1)第1の実施の形態 図1は、光散乱導光体を示す斜視図であり、本発明の第
1の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置に適用
される。なおこのサイドライト型面光源装置において
は、この光散乱導光体11の構成が異なる以外、図10
及び図11について上述したサイドライト型面光源装置
と同一であり、重複した説明は省略する。
【0020】ここで光散乱導光体11は、算術平均粗さ
Raが0.02〜0.25〔μm〕の範囲で、出射面1
2がマット処理により一様の粗さのマット面(シボ面)
に形成されるようになされている。ここでこの算術平均
粗さRaは、JIS B0031−1994に規定され
た表面粗さの表記による。これによりこの実施の形態で
は、光制御部材でなるプリズムシート5の出射面12へ
の貼り着きを有効に回避するようになされている。
【0021】すなわち図2にプリズムシート5と出射面
12とを拡大して断面を示すように、この実施の形態に
おいて、プリズムシート5は、ポリカーボネートを成形
して、高さH1が20〜40〔μm〕でなる断面三角形
形状の凸部が、50〔μm〕の間隔W1により繰り返し
形成される。これに対して出射面12には、このマット
処理による粗面化により、深さHが0.05〜0.2
〔μm〕で、平均ピッチWが5〜40〔μm〕の凸部が
ランダムに形成される。従って光散乱導光体11におい
ては、この粗面の凸部によりプリズムシート5を保持す
ることになり、プリズムシート5と出射面12との間の
いわゆるなじみが低下し、これによりプリズムシート5
の貼り着きを有効に回避することができる。
【0022】ところがこのように出射面12を粗面に形
成すると、その分出射面12からの出射光が散乱するよ
うになり、指向性が損なわれるようになる。具体的に図
3に示すように、出射面12に対して垂直方向を角度0
度と規定し、楔形形状の先端方向を正方向に設定して出
射面12からの出射光分布を測定したところ(プリズム
シート5を介して出射された光を測定したもの)、算術
平均粗さRaが0.2〔μm〕の粗面により出射面12
を形成した場合は(符号M2で表す)、鏡面により出射
面12を形成した場合(符号M1で表す)と同程度の指
向出射性を得ることができるのに対し、算術平均粗さR
aが0.3〔μm〕の粗面により出射面12を形成した
場合は(符号M3で表す)、出射光の指向性が損なわ
れ、正面方向の輝度(光量)が約90〔%〕(鏡面によ
り出射面12を形成した場合の正面方向の輝度を100
〔%〕として)に低下することが判明した。
【0023】これにより図4に示すように、この算術平
均粗さRaをパラメータにして出射面垂直方向の輝度を
測定したところ、算術平均粗さRaが0.25〔μm〕
以上になると、指向性が急激に劣化して正面方向の輝度
レベルが低下し、実用に供することが困難になることが
判った。
【0024】これに対して温度70度、湿度20〔%〕
の環境に1000時間放置してプリズムシート5の貼り
着きを観察したところ、算術平均粗さRaが0.02
〔μm〕の場合を境にして、これより鏡面に近づくと貼
り着きが発生し、これより粗さを増大すると貼り着きが
発生しないことが判った。これにより算術平均粗さRa
が0.02〜0.25〔μm〕の範囲ARで、出射面1
2を粗面に形成すれば、指向性の劣化を有効に回避し
て、プリズムシート5の貼り着きを有効に回避できるこ
とが判った。
【0025】図5は、この光散乱導光板11を射出成形
する金型を示す側面図及び平面図である(図5(A)及
び(B))。この金型16A及び16Bは、光散乱導光
板11の入射面側に対応する部分に、付加的なキャビテ
ィー13が形成され、このキャビティー13の部分にゲ
ートGが形成される。これによりこの金型16A及び1
6Bは、板厚の厚い入射面側より楔型の先端方向に向か
って樹脂を流動させて、光散乱導光板11を確実に成形
できるようになされている。
【0026】さらにこの金型16A及び16Bのうち金
型16Bは、出射面12に対応する面が粗面により形成
され、光散乱導光板11では、この粗面の凹凸を転写し
て光散乱導光板11の出射面12を粗面に形成するよう
になされている。さらに金型16Bは、C−C線により
示す、入射面側より出射面12側に向かう光散乱導光板
11の中心線上において、入射面側より遠ざかるに従っ
て徐々に粗さが増大するように粗面が形成されるように
なされている(図5(C))。またD−D線により示す
先端側の、入射面と平行な方向については、中心で最も
粗さが増大するように、粗面が形成されるようになされ
ている。これにより金型16A及び16Bは、この種の
光散乱導光板11の製造に適した成形条件により成形し
て、出射面12をほぼ一様な粗面に形成するようになさ
れている。
【0027】すなわち図6に示すように、光散乱導光板
11のような断面楔型形状で、かつ薄板形状の成形品に
おいて、一端面にゲートGを形成して成形する場合、キ
ャビティーに流入した樹脂は、流れの良い方向に向かっ
て流れることになり、この場合入射面に沿って流動した
後、矢印Eにより示すように、楔型先端方向に向かって
流動する。
【0028】このとき樹脂においては、中央部分より両
端部分が先行して流動し、図7に示すように楔型先端の
中央部分に、最後に流入する。この場合、入射面側に形
成した1つのゲートより樹脂が流入することにより、他
の部分にゲートを形成した場合等に比して、ウエルドラ
イン等の発生を有効に回避して、確実に光散乱導光板1
1を成形することができる。しかしながらこの最後に樹
脂の流入する部分については、他の部分に比して樹脂の
流動性が低下していることにより、その分金型に形成し
た凹凸を正しく転写することが困難になる。すなわち光
散乱導光板11においては、対応する領域で、金型に比
して粗さの程度が低下する。これにより一様な粗さによ
り金型を形成した場合、図8に示すように、樹脂の流動
性が低下した領域で、プリズムシートが貼り着き易くな
る。
【0029】これによりこの実施の形態では、金型にお
いて、先端側ほど粗く粗面を形成して、確実に一様な粗
さを確保できるようになされている。
【0030】以上の構成によれば、先端側ほど粗く粗面
を形成した金型により光散乱導光板11を成形し、光散
乱導光板11の出射面12に、一定の粗さで、ほぼ一様
な粗面を形成したことにより、指向性の劣化を有効に回
避して、プリズムシート5の貼り着きを有効に回避で
き、これにより出射光の品位の劣化を有効に回避するこ
とができる。
【0031】(2)第2の実施の形態 この実施の形態では、図5について上述した、先端側に
向かって増大する粗さの程度をさらに増大し、光散乱導
光板11においても、上述の粗さの範囲で、楔型先端で
粗さが増大するように、出射面12を粗面化する。
【0032】すなわち光散乱導光板11において、樹脂
の流動性が低下した領域においては、その分内部に残留
応力等が残ることになる。この場合、温度サイクル等に
より、光散乱導光板11が部分的に変形してこの残留応
力が開放されることになる。すなわち光散乱導光板11
においては、図9において先端側より見た端面を強調し
て示すように、極めて過大な温度上昇によって、先端側
が波打つように変形する場合がある。
【0033】このように変形すると、盛り上がった部分
と凹んだ部分とで、プリズムシート5との間の押圧力が
変化し、プリズムシート5側に盛り上がった部分程、プ
リズムシート5に貼り着き易くなる。これによりこの実
施の形態では、楔型先端で粗さが増大するように、光散
乱導光板11の出射面12を粗面化し、このような変形
が発生しても、プリズムシート5が出射面12に貼り着
かないようにする。
【0034】第2の実施の形態によれば、楔型先端で粗
さが増大するように、光散乱導光板11の出射面12を
粗面化したことにより、過大な温度上昇等によっても、
プリズムシート5が出射面12に貼り着かないようにす
ることができる。
【0035】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態では、光制御部材としてプリズム
面を片面に形成してなるプリズムシートを用いてサイド
ライト型面光源装置を構成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、両面にプリズム面を形成してな
るいわゆる両面プリズムシートを用いてサイドライト型
面光源装置を構成する場合にも広く適用することができ
る。
【0036】さらに上述の実施の形態では、導光板でな
る光散乱導光体を、断面楔形形状に形成した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、平板形状で所定の
処理が施されることで指向出射性を有するように構成さ
れているもの等を含めて、指向出射性を有する導光板を
用いたサイドライト型面光源装置に広く適用することが
できる。
【0037】また上述の実施の形態では、一端面より照
明光を入射する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、併せて他の端面から照明光を入射する構成のサ
イドライト型面光源装置にも広く適用することができ
る。
【0038】さらに上述の実施の形態では、液晶表示装
置の面光源装置に本発明を適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、種々の照明機器、表示装置
等のサイドライト型面光源装置に広く適用することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、指向出射
性を有する導光板を用いたサイドライト型面光源装置に
おいて、出射光を拡散させない範囲で、先端側程粗くな
るように出射面を粗面化し、又は金型の対応する面を粗
面に形成することにより、光制御部材と出射面とのなじ
みを確実に低下させることができ、これにより光制御部
材の貼り着きを有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るサイドライト
型面光源装置の光散乱導光体を示す斜視図である。
【図2】図1の光散乱導光体の出射面を拡大して示す断
面図である。
【図3】図1の光散乱導光体を適用した場合の指向性の
説明に供する特性曲線図である。
【図4】粗さをパラメータに設定して図3の特性を示す
特性曲線図である。
【図5】図1の光散乱導光板を作成する金型の説明に供
する平面図等である。
【図6】図1の光散乱導光板を成形する際の、樹脂の流
れを示す平面図である。
【図7】図6の続きを示す平面図である。
【図8】プリズムシートの貼り着きの説明に供する平面
図である。
【図9】光散乱導光板の変形の説明に供する側面図であ
る。
【図10】従来のサイドライト型面光源装置を示す分解
斜視図である。
【図11】図10のサイドライト型面光源装置をA−A
断面により取って示す断面図である。
【図12】プリズムシートの出射面への貼り着きの説明
に供するサイドライト型面光源装置の正面図である。
【符号の説明】
1 サイドライト型面光
源装置 2、11 光散乱導光体 3 一次光源 4 反射シート 5 プリズムシート 6 蛍光ランプ 7 リフレクター 12 出射面 16A、16B 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−265888(JP,A) 特開 平3−118593(JP,A) 実開 昭62−14610(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 331 F21V 8/00 601 G02F 1/13357

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状部材の端面から照明光を入射し、前記
    照明光を屈曲して前記板状部材の出射面より出射し、前
    記出射面に配置したシート状の光制御部材により指向性
    を補正するサイドライト型面光源装置において、 前記端面側に比して、前記端面側と逆側において粗さの
    程度が増大するように、前記出射面から出射される前記
    照明光の指向性を乱さない程度で、前記出射面を粗面に
    形成し、 前記粗面により、前記光制御部材の前記出射面への貼り
    着きを防止する ことを特徴とするサイドライト型面光源
    装置。
  2. 【請求項2】前記板状部材は、端面より遠ざかるに従っ
    て板厚が低下する形状でなることを特徴とする請求項1
    に記載のサイドライト型面光源装置。
  3. 【請求項3】サイドライト型面光源装置用の部品金型で
    あって、 前記サイドライト型面光源装置は、 板状部材の端面から照明光を入射し、前記照明光を屈曲
    して前記板状部材の出射面より出射し、前記出射面に配
    置したシート状の光制御部材により指向性を補正し、 前記部品金型は、 前記板状部材を成形する金型であり、 前記端面側に比して、前記端面側と逆側において粗さの
    程度が増大するように、前記出射面から出射される前記
    照明光の指向性を乱さない程度で、前記出射面に対応す
    る面を粗面に形成し、 前記粗面により、前記光制御部材の前記出射面への貼り
    着きを防止する ことを特徴とするサイドライト型面光源
    装置用の部品金型。
  4. 【請求項4】端面から入射した照明光を出射面より出射
    するようにしてなる導光板であって、 前記端面側に比して、前記端面側と逆側において粗さの
    程度が増大するように、前記出射面から出射される前記
    照明光の指向性を乱さない程度で、前記出射面を粗面に
    形成し、 前記粗面により、前記出射面に配置する光制御部材の前
    記出射面への貼り着きを防止する ことを特徴とする導光
    板。
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