JP3323826B2 - 化粧品組成物 - Google Patents
化粧品組成物Info
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- JP3323826B2 JP3323826B2 JP07372499A JP7372499A JP3323826B2 JP 3323826 B2 JP3323826 B2 JP 3323826B2 JP 07372499 A JP07372499 A JP 07372499A JP 7372499 A JP7372499 A JP 7372499A JP 3323826 B2 JP3323826 B2 JP 3323826B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は糖類と多価アルコ
ール類を含有してなる使用性と安全性と防腐性に優れた
化粧品組成物に関するものである。
ール類を含有してなる使用性と安全性と防腐性に優れた
化粧品組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、化粧品組成物の防腐性を確保する
ため、「パラベン類」、「フェノキシエタノール」、
「１、２−ペンタンジオール」の配合や水分活性の低下
を目的とした洗浄剤及び化粧料が提案されている。しか
し、両成分を処方中に多量に配合する場合、安全性が損
なわれる可能性や使用性を低下させる可能性が示唆され
てきた。糖類及び多価アルコール類は化粧品組成物の基
剤成分として、保湿効果を目的として配合されている
が、これらの保湿剤が水分活性を低下させることが知ら
れている（例えばフレグランスジャーナル臨時増刊 Ｎ
ｏ．９、第１３７頁、１９８８年発行）。
ため、「パラベン類」、「フェノキシエタノール」、
「１、２−ペンタンジオール」の配合や水分活性の低下
を目的とした洗浄剤及び化粧料が提案されている。しか
し、両成分を処方中に多量に配合する場合、安全性が損
なわれる可能性や使用性を低下させる可能性が示唆され
てきた。糖類及び多価アルコール類は化粧品組成物の基
剤成分として、保湿効果を目的として配合されている
が、これらの保湿剤が水分活性を低下させることが知ら
れている（例えばフレグランスジャーナル臨時増刊 Ｎ
ｏ．９、第１３７頁、１９８８年発行）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、糖類、多価ア
ルコール類単体で低濃度を配合しても防腐効果を発揮す
るまでには至らず、高濃度配合では、防腐性を確保でき
るが、使用感を損ねる等の問題点があった。
ルコール類単体で低濃度を配合しても防腐効果を発揮す
るまでには至らず、高濃度配合では、防腐性を確保でき
るが、使用感を損ねる等の問題点があった。
【０００４】そこで、この発明は各種原料の水分活性測
定及び防腐力試験を行なった結果、これらの保湿剤の特
定の濃度範囲で組み合わせることにより糖類単体と比較
して水分活性値の低下による防腐効果が維持され、かつ
使用性、安全性に優れた化粧品組成物を提供し、上記課
題を解決しようとするものである。
定及び防腐力試験を行なった結果、これらの保湿剤の特
定の濃度範囲で組み合わせることにより糖類単体と比較
して水分活性値の低下による防腐効果が維持され、かつ
使用性、安全性に優れた化粧品組成物を提供し、上記課
題を解決しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく鋭
意研究を重ねた結果、糖類と多価アルコール類を組み合
わせて配合することにより上記目的を達成することを見
出し、この発明を完成させた。
意研究を重ねた結果、糖類と多価アルコール類を組み合
わせて配合することにより上記目的を達成することを見
出し、この発明を完成させた。
【０００６】この発明の構成を具体的に説明すると、請
求項１の発明は、グルコース、マルチトール又はキシリ
トールから選択される一種以上と、ジグリセリン又はポ
リグリセリンの一種以上を含み、これらの合計の含有量
が２０％以上である、パック類、化粧液又は洗浄料であ
る抗菌性低刺激化粧料（マルチトール及びグルコース
と、ジグリセリンを含むゲル状洗浄料である化粧料を除
く）とした。
求項１の発明は、グルコース、マルチトール又はキシリ
トールから選択される一種以上と、ジグリセリン又はポ
リグリセリンの一種以上を含み、これらの合計の含有量
が２０％以上である、パック類、化粧液又は洗浄料であ
る抗菌性低刺激化粧料（マルチトール及びグルコース
と、ジグリセリンを含むゲル状洗浄料である化粧料を除
く）とした。
【０００７】
【発明の実施の形態例】以下、この発明を詳細に説明す
る。この発明において使用される多価アルコール類とし
て、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のＯ
Ｈ基が３個以上の多価アルコール類とエチレングリコー
ル、ジエチレングリール、トリエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、．．ジ
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イ
ソプレングリコール等が挙げられるが、特にグリセリ
ン、ジグリセリン、ポリグリセリンが好ましい。
る。この発明において使用される多価アルコール類とし
て、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のＯ
Ｈ基が３個以上の多価アルコール類とエチレングリコー
ル、ジエチレングリール、トリエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、．．ジ
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イ
ソプレングリコール等が挙げられるが、特にグリセリ
ン、ジグリセリン、ポリグリセリンが好ましい。
【０００８】この発明に用いるグリセリンは多価アルコ
ールの１種で公知の物質であり、以下の性質を有する。 分子量：９２．１ 分子式：Ｃ3Ｈ8Ｏ3 外観：無色の
粘稠な液体 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用されてい
る。
ールの１種で公知の物質であり、以下の性質を有する。 分子量：９２．１ 分子式：Ｃ3Ｈ8Ｏ3 外観：無色の
粘稠な液体 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用されてい
る。
【０００９】この発明に用いるジグリセリンは多価アル
コールの一種で公知の物質であり、以下の性質を有す
る。 分子量：１６６．２ 分子式：Ｃ6Ｈ14Ｏ5 外観：無色
〜淡黄色の粘稠な液体 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
コールの一種で公知の物質であり、以下の性質を有す
る。 分子量：１６６．２ 分子式：Ｃ6Ｈ14Ｏ5 外観：無色
〜淡黄色の粘稠な液体 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
【００１０】この発明に用いるポリグリセリンはテトラ
グリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン等を代
表とした多価アルコールの一種で公知の物質であり、以
下の性質を有する。 分子式：Ｈ（ＯＣＨ2ＣＨ（ＯＨ）ＣＨ2Ｏ）n ＯＨ（ｎ
≧３） 外観：無色半透明の粘性の液体 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
グリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン等を代
表とした多価アルコールの一種で公知の物質であり、以
下の性質を有する。 分子式：Ｈ（ＯＣＨ2ＣＨ（ＯＨ）ＣＨ2Ｏ）n ＯＨ（ｎ
≧３） 外観：無色半透明の粘性の液体 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
【００１１】この発明に用いる糖類として、グルコー
ス、キシロース、フルクトース等の単糖類、黒砂糖、サ
ッカロース、キシロビオース、マルトース、ラクトース
等の二糖類、マルチトール、キシリトール、ソルビトー
ル、マンニトール等の糖アルコール類、フラクトオリゴ
糖、ガラクトオリゴ糖等のオリゴ糖、プルラン、ヒアル
ロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、セ
ルロース、デキストラン、キチン・キトサン類等の多糖
類が挙げられるが、特にグルコース、マルチトール、キ
シリトールが好ましい。
ス、キシロース、フルクトース等の単糖類、黒砂糖、サ
ッカロース、キシロビオース、マルトース、ラクトース
等の二糖類、マルチトール、キシリトール、ソルビトー
ル、マンニトール等の糖アルコール類、フラクトオリゴ
糖、ガラクトオリゴ糖等のオリゴ糖、プルラン、ヒアル
ロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、セ
ルロース、デキストラン、キチン・キトサン類等の多糖
類が挙げられるが、特にグルコース、マルチトール、キ
シリトールが好ましい。
【００１２】この発明に用いるグルコールは糖の一種で
公知の物質であり、以下の性質を有する。 分子量：１８０．２ 分子式：Ｃ6Ｈ12Ｏ6 外観：白色
の結晶または結晶性粉末 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
公知の物質であり、以下の性質を有する。 分子量：１８０．２ 分子式：Ｃ6Ｈ12Ｏ6 外観：白色
の結晶または結晶性粉末 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
【００１３】この発明に用いるマルチトールは糖アルコ
ールの一種で公知の物質であり、以下の性質を有する。 分子量：３４４．３ 分子式：Ｃ12Ｈ24Ｏ11 外観：白
色粉末 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
ールの一種で公知の物質であり、以下の性質を有する。 分子量：３４４．３ 分子式：Ｃ12Ｈ24Ｏ11 外観：白
色粉末 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
【００１４】この発明に用いるキシリトールは糖アルコ
ールの一種で公知の物質であり、以下の性質を有する。 分子量：１５２．２ 分子式：Ｃ5Ｈ12Ｏ5 外観：白色
の結晶または結晶性粉末 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
ールの一種で公知の物質であり、以下の性質を有する。 分子量：１５２．２ 分子式：Ｃ5Ｈ12Ｏ5 外観：白色
の結晶または結晶性粉末 本物質は保湿成分として化粧品組成物中に使用可能であ
る。
【００１５】前記グリセリン、ジグリセリン、ポリグリ
セリン等の多価アルコール類の配合量は目的とする抗菌
力、使用性を発揮させるためには一種又は二種以上の合
計は５％以上が好ましい。グルコース、マルチトール、
キシリトール等の糖類の一種又は二種以上の合計は５％
以上が好ましい。
セリン等の多価アルコール類の配合量は目的とする抗菌
力、使用性を発揮させるためには一種又は二種以上の合
計は５％以上が好ましい。グルコース、マルチトール、
キシリトール等の糖類の一種又は二種以上の合計は５％
以上が好ましい。
【００１６】また、多価アルコール類と糖類の一種又は
二種以上の合計が２０％以上を配合する事が好ましい。
二種以上の合計が２０％以上を配合する事が好ましい。
【００１７】以上のようにグリセリン、ジグリセリン、
ポリグリセリン等の多価アルコール類とその他グルコー
ス、マルチトール、キシリトール等の糖類の配合により
防腐性が高く、安全性、使用感共に良好な化粧品組成物
が提供可能となった。
ポリグリセリン等の多価アルコール類とその他グルコー
ス、マルチトール、キシリトール等の糖類の配合により
防腐性が高く、安全性、使用感共に良好な化粧品組成物
が提供可能となった。
【００１８】この発明は洗浄料及び化粧料、医薬部外品
など広く応用することが出来る。例えば、顔、身体、毛
髪の洗浄を目的とする洗浄料、皮膚化粧料のローション
類、乳液類、クリーム類、パック類、ジェル類、美溶液
類などに適用することが出来る。更に、メーキャップ化
粧料のファンデーションや頭髪化粧料のリンス類、養毛
化粧料類等、多様な剤型に応用が可能である。
など広く応用することが出来る。例えば、顔、身体、毛
髪の洗浄を目的とする洗浄料、皮膚化粧料のローション
類、乳液類、クリーム類、パック類、ジェル類、美溶液
類などに適用することが出来る。更に、メーキャップ化
粧料のファンデーションや頭髪化粧料のリンス類、養毛
化粧料類等、多様な剤型に応用が可能である。
【００１９】なお、この発明品の活性を妨げない程度に
その他の成分として、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミ
ン酸塩類、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリン塩類
等のアニオン性界面活性剤が使用可能である。ここで、
塩類とは、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、
トリエタノールアミン塩、Ｌ−リジン塩、Ｌ−アルギニ
ン塩等の有機アミン塩が挙げられる。これら塩基成分は
二種以上を組み合わせても良い。更に、ヤシ油脂肪酸ア
ルカノールアミド、ショ糖脂肪酸エステル等のノニオン
性界面活性剤、又は、Ｎ−アルキルジメチルアミノ酢酸
ベタイン等の両性界面活性剤、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウムを始めとするカチオン性界面活性剤等の
界面活性剤、ベヘニルアルコール等の高級アルコール
類、オリーブ油、ホホバ油、スクワラン、２−エチルヘ
キサン酸セチル等の油剤、ヒドロキシエチルセルロース
等の増粘剤、クエン酸、乳酸等の有機酸、天然抽出物、
抗炎症剤、香料等を添加することが可能である。
その他の成分として、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミ
ン酸塩類、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリン塩類
等のアニオン性界面活性剤が使用可能である。ここで、
塩類とは、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、
トリエタノールアミン塩、Ｌ−リジン塩、Ｌ−アルギニ
ン塩等の有機アミン塩が挙げられる。これら塩基成分は
二種以上を組み合わせても良い。更に、ヤシ油脂肪酸ア
ルカノールアミド、ショ糖脂肪酸エステル等のノニオン
性界面活性剤、又は、Ｎ−アルキルジメチルアミノ酢酸
ベタイン等の両性界面活性剤、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウムを始めとするカチオン性界面活性剤等の
界面活性剤、ベヘニルアルコール等の高級アルコール
類、オリーブ油、ホホバ油、スクワラン、２−エチルヘ
キサン酸セチル等の油剤、ヒドロキシエチルセルロース
等の増粘剤、クエン酸、乳酸等の有機酸、天然抽出物、
抗炎症剤、香料等を添加することが可能である。
【００２０】以下、実施例、比較例及び参考例に基づい
てこの発明を記述する。なお、実施例、比較例及び参考
例における配合例は重量％で表す。また、この発明に使
用した抗菌力試験、水分活性測定試験、安全性試験、官
能試験は以下の通りに実施した。
てこの発明を記述する。なお、実施例、比較例及び参考
例における配合例は重量％で表す。また、この発明に使
用した抗菌力試験、水分活性測定試験、安全性試験、官
能試験は以下の通りに実施した。
【００２１】［抗菌力試験］比較例１〜１０、実施例１
〜６、参考例１〜８について、各２０ｇに菌液を接種
後、混釈法により菌数の変化を調べた。なお、接種菌は
大腸菌(Escherichia coli) 、緑膿菌（Pseudomonas ae
ruginosa）、黄色ブドウ球菌（Staphylococcus aureus）
を用いて、２週間経過時までの接種菌数に対する残存し
た菌数率により抗菌力を評価し、得られた結果を以下の
３段階の基準に分類した。
〜６、参考例１〜８について、各２０ｇに菌液を接種
後、混釈法により菌数の変化を調べた。なお、接種菌は
大腸菌(Escherichia coli) 、緑膿菌（Pseudomonas ae
ruginosa）、黄色ブドウ球菌（Staphylococcus aureus）
を用いて、２週間経過時までの接種菌数に対する残存し
た菌数率により抗菌力を評価し、得られた結果を以下の
３段階の基準に分類した。
【００２２】 ○： １％未満 △： １％以上１０％未満 ×： １０％以上
【００２３】［水分活性測定試験］２５°Ｃにおける比
較例１〜４、６、８、１０、実施例２、５、６、参考例
３、５、８の平衡相対湿度を測定した。平衡相対湿度を
水分活性値とし、試験結果に示した。
較例１〜４、６、８、１０、実施例２、５、６、参考例
３、５、８の平衡相対湿度を測定した。平衡相対湿度を
水分活性値とし、試験結果に示した。
【００２４】［安全性試験］男女３０名を被験者として
この発明の比較例１〜１０、実施例１〜６、参考例１〜
８の化粧液と比較例１１〜１５、実施例７〜９、参考例
９〜１１の洗浄料を１日２回（朝・夕）１週間連用させ
て、皮膚刺激感を評価した。試験結果の皮膚刺激性は皮
膚刺激を感じた人数で示した。
この発明の比較例１〜１０、実施例１〜６、参考例１〜
８の化粧液と比較例１１〜１５、実施例７〜９、参考例
９〜１１の洗浄料を１日２回（朝・夕）１週間連用させ
て、皮膚刺激感を評価した。試験結果の皮膚刺激性は皮
膚刺激を感じた人数で示した。
【００２５】［官能試験］男女３０名を被験者としてこ
の発明の比較例１１〜１５、実施例７〜９、参考例９〜
１１の化粧液と比較例１１〜１５、実施例７〜９、参考
例９〜１１の洗浄料を１日２回（朝・夕）１週間連用さ
せて、使用性を評価した。使用性の評価は下記基準によ
る。各項目の平均点数を合計し、合計点数が１５点以上
を（○）、１０点以上１５点未満を（△）、１０点未満
を（×）と判定した。
の発明の比較例１１〜１５、実施例７〜９、参考例９〜
１１の化粧液と比較例１１〜１５、実施例７〜９、参考
例９〜１１の洗浄料を１日２回（朝・夕）１週間連用さ
せて、使用性を評価した。使用性の評価は下記基準によ
る。各項目の平均点数を合計し、合計点数が１５点以上
を（○）、１０点以上１５点未満を（△）、１０点未満
を（×）と判定した。
【００２６】 化粧液（比較例１〜１０、実施例１〜６、参考例１〜
８） １）肌へのなじみ ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い ２）塗布中のべたつき ５点：かなり少ない ４点：やや少ない ３点：普通 ２点：やや多い １点：多い ３）使用後のしっとり感 ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い ４）使用後のべたつき ５点：かなり少ない ４点：やや少ない ３点：普通 ２点：やや多い １点：多い
８） １）肌へのなじみ ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い ２）塗布中のべたつき ５点：かなり少ない ４点：やや少ない ３点：普通 ２点：やや多い １点：多い ３）使用後のしっとり感 ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い ４）使用後のべたつき ５点：かなり少ない ４点：やや少ない ３点：普通 ２点：やや多い １点：多い
【００２７】 洗浄料（比較例１１〜１５、実施例７〜９、参考例９〜
１１） １）泡立ち易さ ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い ２）泡のすべり ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い ３）洗い流しの速さ ５点：かなり速い ４点：やや速い ３点：普通 ２点：やや遅い １点：遅い ４）洗浄後のしっとり感 ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い
１１） １）泡立ち易さ ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い ２）泡のすべり ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い ３）洗い流しの速さ ５点：かなり速い ４点：やや速い ３点：普通 ２点：やや遅い １点：遅い ４）洗浄後のしっとり感 ５点：かなり良い ４点：やや良い ３点：普通 ２点：やや悪い １点：悪い
【００２８】［比較例１〜１５、実施例１〜９及び参考
例１〜１１］表１〜表６記載の検体をそれぞれ定法に従
って調製し、比較例１〜１０、実施例１〜６、参考例１
〜８で抗菌力試験、比較例１〜４、６、８、１０、実施
例２、５、６、参考例３、５、８で水分活性測定試験
を、比較例１〜１５、実施例１〜９及び参考例１〜１１
で安全性試験、官能試験を実施した。それぞれの試験結
果を表１〜表６に記載する。
例１〜１１］表１〜表６記載の検体をそれぞれ定法に従
って調製し、比較例１〜１０、実施例１〜６、参考例１
〜８で抗菌力試験、比較例１〜４、６、８、１０、実施
例２、５、６、参考例３、５、８で水分活性測定試験
を、比較例１〜１５、実施例１〜９及び参考例１〜１１
で安全性試験、官能試験を実施した。それぞれの試験結
果を表１〜表６に記載する。
【００２９】
【表１】
【００３０】
【表２】
【００３１】
【表３】
【００３２】
【表４】
【００３３】
【表５】
【００３４】
【表６】
【００３５】比較例２、４、６、８、１０に示す多価ア
ルコール類、又は糖類を単独で高濃度配合した化粧液に
おいては、防腐性が高いが使用性が悪く、また、比較例
１、３、５、７、９に示す多価アルコール類、糖アルコ
ール類を２０％配合した化粧液においては、使用性に問
題はないが、防腐性は低い結果となった。しかし、多価
アルコール類と糖類を組み合わせた化粧液である実施例
１〜６では防腐性が高く、使用性は良好であった。さら
に防腐性については糖類を単独配合した比較例６、８、
１０に示す化粧液に比べ、多価アルコール類と糖類を組
み合わせた実施例２、５、６に示す化粧液では、水分活
性値の低下が認められ、防腐性が高いことが示された。
さらに、比較例１１〜１５に示す洗浄料は、泡質が悪
く、使用性に問題があった。一方、多価アルコール類と
糖類を組み合わせた実施例７〜９に示す洗浄料におい
て、泡質の改善が認められ、使用性が良好であることが
示された。これらの結果から比較例群に対し、多価アル
コール類と糖類を組み合わせ処方である実施例１〜９で
は防腐性と安全性と使用性に優れた組み合わせであるこ
とが示された。
ルコール類、又は糖類を単独で高濃度配合した化粧液に
おいては、防腐性が高いが使用性が悪く、また、比較例
１、３、５、７、９に示す多価アルコール類、糖アルコ
ール類を２０％配合した化粧液においては、使用性に問
題はないが、防腐性は低い結果となった。しかし、多価
アルコール類と糖類を組み合わせた化粧液である実施例
１〜６では防腐性が高く、使用性は良好であった。さら
に防腐性については糖類を単独配合した比較例６、８、
１０に示す化粧液に比べ、多価アルコール類と糖類を組
み合わせた実施例２、５、６に示す化粧液では、水分活
性値の低下が認められ、防腐性が高いことが示された。
さらに、比較例１１〜１５に示す洗浄料は、泡質が悪
く、使用性に問題があった。一方、多価アルコール類と
糖類を組み合わせた実施例７〜９に示す洗浄料におい
て、泡質の改善が認められ、使用性が良好であることが
示された。これらの結果から比較例群に対し、多価アル
コール類と糖類を組み合わせ処方である実施例１〜９で
は防腐性と安全性と使用性に優れた組み合わせであるこ
とが示された。
【００３６】
【発明の効果】この発明は糖類と多価アルコール類を含
有することにより、使用性と安全性と防腐性に優れた化
粧品組成物を提供可能とした。
有することにより、使用性と安全性と防腐性に優れた化
粧品組成物を提供可能とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−229916（ＪＰ，Ａ) 渡辺正、田中宣征，保湿剤の抗菌作用 と安全性，フレグランスジャーナル，日 本，フレグランスジャーナル社，1989年 ２月15日，Ｖｏｌ．17，Ｎｏ．２，ｐ ｐ65−73 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61K 7/00 - 7/50 ＣＡ（ＳＴＮ) ＲＥＧＩＳＴＲＹ（ＳＴＮ)
Claims (1)
- 【請求項１】グルコース、マルチトール又はキシリトー
ルから選択される一種以上と、ジグリセリン又はポリグ
リセリンの一種以上を含み、これらの合計の含有量が２
０％以上である、パック類、化粧液又は洗浄料である抗
菌性低刺激化粧料（マルチトール及びグルコースと、ジ
グリセリンを含むゲル状洗浄料である化粧料を除く）。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07372499A JP3323826B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 化粧品組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07372499A JP3323826B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 化粧品組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000264830A JP2000264830A (ja) | 2000-09-26 |
| JP3323826B2 true JP3323826B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=13526473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07372499A Expired - Lifetime JP3323826B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 化粧品組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3323826B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4954450B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2012-06-13 | ビーエーエスエフ ビューティ ケア ソリューションズ フランス エスエーエス | 弾性繊維形成の不全、欠損又は無秩序による病状に対処するための、リシルオキシダーゼのアイソフォームの活性の誘導 |
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1999
- 1999-03-18 JP JP07372499A patent/JP3323826B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 渡辺正、田中宣征，保湿剤の抗菌作用と安全性，フレグランスジャーナル，日本，フレグランスジャーナル社，１９８９年 ２月１５日，Ｖｏｌ．１７，Ｎｏ．２，ｐｐ６５−７３ |
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