JP3322792B2 - 鉛蓄電池 - Google Patents
鉛蓄電池Info
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- JP3322792B2 JP3322792B2 JP05776996A JP5776996A JP3322792B2 JP 3322792 B2 JP3322792 B2 JP 3322792B2 JP 05776996 A JP05776996 A JP 05776996A JP 5776996 A JP5776996 A JP 5776996A JP 3322792 B2 JP3322792 B2 JP 3322792B2
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- Japan
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- battery case
- battery
- adhesive
- recess
- concave portion
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛蓄電池、特に比
較的大形の鉛蓄電池に関するものである。
較的大形の鉛蓄電池に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鉛蓄電池の電槽および蓋は、通常合成樹
脂から作られている。そして、電槽の開口部を蓋により
封じる方式としては、ポリプロピレン製のように熱溶着
するものと、電槽と蓋とを凹凸部で嵌合する構造とし、
接着剤により接着する方式とがある。後者の接着する方
式においては、接着部は例えば図６に示すような構造が
とられている。すなわち、電槽２１の開口部端面に凹部
２３を設け、電槽蓋２２の開口部には凹部２３に嵌合す
る凸部２４を設ける。そして、電槽２１の凹部２３に接
着剤２５を充填し、電槽蓋２２を被せてその凸部２４を
凹部２３に嵌め合わせる。このとき凸部２４は、必ずし
も凹部２３の中央に位置しない。例えば、図６のように
凸部２４が凹部２３内で一方に偏ると、偏った側では接
着剤が２５ａに示すように凹部２３の外側へ押し出され
てしまう。そのため十分な接着剤量が確保されずこの部
分では接着強度が弱くなる。
脂から作られている。そして、電槽の開口部を蓋により
封じる方式としては、ポリプロピレン製のように熱溶着
するものと、電槽と蓋とを凹凸部で嵌合する構造とし、
接着剤により接着する方式とがある。後者の接着する方
式においては、接着部は例えば図６に示すような構造が
とられている。すなわち、電槽２１の開口部端面に凹部
２３を設け、電槽蓋２２の開口部には凹部２３に嵌合す
る凸部２４を設ける。そして、電槽２１の凹部２３に接
着剤２５を充填し、電槽蓋２２を被せてその凸部２４を
凹部２３に嵌め合わせる。このとき凸部２４は、必ずし
も凹部２３の中央に位置しない。例えば、図６のように
凸部２４が凹部２３内で一方に偏ると、偏った側では接
着剤が２５ａに示すように凹部２３の外側へ押し出され
てしまう。そのため十分な接着剤量が確保されずこの部
分では接着強度が弱くなる。
【０００３】このように接着強度の弱い部分があると、
電池の運搬時や設置時に蓋が外れたり、あるいは蓋が外
れないまでも過充電時に発生するガスが外部にもれる結
果、電解液量が減少するなど種々の弊害が発生する。特
に、受配電設備、変電所電源あるいはビル非常照明用電
源に用いられる密閉形鉛蓄電池においては、電槽が大形
となるため、凹部と凸部との嵌合部分はたわみなどによ
り中心部がずれるところが多くなるため、接着不良が生
じやすい。また、凸部が凹部の底まで嵌合させる構造で
あると、凸部の先端と凹部の底との間には接着剤が介在
しないので、接着強度の上では不利であった。
電池の運搬時や設置時に蓋が外れたり、あるいは蓋が外
れないまでも過充電時に発生するガスが外部にもれる結
果、電解液量が減少するなど種々の弊害が発生する。特
に、受配電設備、変電所電源あるいはビル非常照明用電
源に用いられる密閉形鉛蓄電池においては、電槽が大形
となるため、凹部と凸部との嵌合部分はたわみなどによ
り中心部がずれるところが多くなるため、接着不良が生
じやすい。また、凸部が凹部の底まで嵌合させる構造で
あると、凸部の先端と凹部の底との間には接着剤が介在
しないので、接着強度の上では不利であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上に鑑
み、電槽の開口部端面に設けた凹部と電槽蓋の開口部端
面に設けた凸部とを嵌合させ、接着剤により結合する鉛
蓄電池において、凸部が凹部の中心部に位置しないこと
による接着不良をなくすことを目的とする。本発明は、
また凸部の先端と凹部の底との間にも接着剤が介在する
ようにして、接着強度の大なる鉛蓄電池を提供すること
を目的とする。
み、電槽の開口部端面に設けた凹部と電槽蓋の開口部端
面に設けた凸部とを嵌合させ、接着剤により結合する鉛
蓄電池において、凸部が凹部の中心部に位置しないこと
による接着不良をなくすことを目的とする。本発明は、
また凸部の先端と凹部の底との間にも接着剤が介在する
ようにして、接着強度の大なる鉛蓄電池を提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、電槽の開口部
端面に設けた凹部と電槽の開口部を封じる電槽蓋の開口
部端面に設けた凸部とを嵌合させ、接着剤により結合し
てなる鉛蓄電池において、前記凸部の表面に、凸部の表
面と凹部の内面との間隔を規制する縦方向の複数のリブ
を設けたことを特徴とする。また、前記凹部の底面に、
前記凸部の凹部への進入を規制する複数のリブを設け
る。
端面に設けた凹部と電槽の開口部を封じる電槽蓋の開口
部端面に設けた凸部とを嵌合させ、接着剤により結合し
てなる鉛蓄電池において、前記凸部の表面に、凸部の表
面と凹部の内面との間隔を規制する縦方向の複数のリブ
を設けたことを特徴とする。また、前記凹部の底面に、
前記凸部の凹部への進入を規制する複数のリブを設け
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図１は本発明による鉛蓄電池の構成を示す。ＡＢ
Ｓ樹脂からなる電槽１には、正極板３と負極板５とをセ
パレータ４を介して交互に積層した極板群がその積層方
向に群圧がかかるように挿入されている。極板群上に
は、正極板３の耳部を接続した棚部６、および負極板５
の耳部を接続した棚部７が設けられ、棚部６および棚部
７はそれぞれ正極端子８および負極端子９に溶接によっ
て接続されている。電槽１の開口部に接着剤によって接
着した電槽蓋２には、正極端子８と対応する位置にリン
グ状の鉛合金製ブッシング１０が一体に成形されてい
る。このブッシング１０と正極端子８の太径部とをバー
ナで加熱して溶接し、充填剤１１を注入して端子部は密
封されている。また、負極端子９も同様にブッシングに
溶接され、密封されている。この電池の寸法は、例え
ば、１セルの幅が約１７０ｍｍ、極板の積層方向の長さ
が約３４０ｍｍ、高さが約３２０ｍｍである。
する。図１は本発明による鉛蓄電池の構成を示す。ＡＢ
Ｓ樹脂からなる電槽１には、正極板３と負極板５とをセ
パレータ４を介して交互に積層した極板群がその積層方
向に群圧がかかるように挿入されている。極板群上に
は、正極板３の耳部を接続した棚部６、および負極板５
の耳部を接続した棚部７が設けられ、棚部６および棚部
７はそれぞれ正極端子８および負極端子９に溶接によっ
て接続されている。電槽１の開口部に接着剤によって接
着した電槽蓋２には、正極端子８と対応する位置にリン
グ状の鉛合金製ブッシング１０が一体に成形されてい
る。このブッシング１０と正極端子８の太径部とをバー
ナで加熱して溶接し、充填剤１１を注入して端子部は密
封されている。また、負極端子９も同様にブッシングに
溶接され、密封されている。この電池の寸法は、例え
ば、１セルの幅が約１７０ｍｍ、極板の積層方向の長さ
が約３４０ｍｍ、高さが約３２０ｍｍである。
【０００７】電槽１の上部開口部には凹部１２が、また
電槽蓋２の下部開口部には凹部１２に嵌合する凸部１３
がそれぞれ設けられている。そして、凸部１３の表面に
は縦方向のリブ１５および１６を適宜間隔で設けてい
る。凹部１２の幅は約４ｍｍ、深さは約９．５ｍｍであ
り、凸部１３の厚みは約１．６ｍｍである。また、図５
に示したようにリブ１５の幅は約２ｍｍ、長さ約８ｍｍ
で、約８０ｍｍ間隔で設けられている。リブ１６は、幅
約２ｍｍ、長さ約８ｍｍで、約８０ｍｍ間隔でリブ１５
と対応する位置に設けられている。
電槽蓋２の下部開口部には凹部１２に嵌合する凸部１３
がそれぞれ設けられている。そして、凸部１３の表面に
は縦方向のリブ１５および１６を適宜間隔で設けてい
る。凹部１２の幅は約４ｍｍ、深さは約９．５ｍｍであ
り、凸部１３の厚みは約１．６ｍｍである。また、図５
に示したようにリブ１５の幅は約２ｍｍ、長さ約８ｍｍ
で、約８０ｍｍ間隔で設けられている。リブ１６は、幅
約２ｍｍ、長さ約８ｍｍで、約８０ｍｍ間隔でリブ１５
と対応する位置に設けられている。
【０００８】これらのリブ１５および１６によって、凸
部１３の表面と凹部１２の内面との間隔を一定にするこ
とができる。このため、凸部１３の表面と凹部１２の内
面との間には一定厚さの接着剤２０の層が介在し、両者
間の接着部は全周にわたって均等の接着強度を有するも
のとなる。リブ１５と１６とは、それぞれ凸部の外側表
面と内側表面の対応する位置に設ける必要はないが、対
応させて設けた方が凸部１３を凹部１２の中心に位置さ
せる上で有利である。
部１３の表面と凹部１２の内面との間隔を一定にするこ
とができる。このため、凸部１３の表面と凹部１２の内
面との間には一定厚さの接着剤２０の層が介在し、両者
間の接着部は全周にわたって均等の接着強度を有するも
のとなる。リブ１５と１６とは、それぞれ凸部の外側表
面と内側表面の対応する位置に設ける必要はないが、対
応させて設けた方が凸部１３を凹部１２の中心に位置さ
せる上で有利である。
【０００９】また、電槽１の凹部１２の底面には、適宜
の間隔でリブ１４が設けてある。リブ１４は、幅約２ｍ
ｍ、高さ約１ｍｍであり、約１５０ｍｍ間隔で設けられ
ている。このリブ１４によって、凸部１３は凹部１２の
底まで達せず、従って凸部１３の先端と凹部１２の底面
との間に一定厚さの接着剤層を介在させることができ
る。また、リブ１４の働きで、電槽１の凹部１２の一方
の縁部、図２の例では内縁部と、電槽蓋１の対応する段
部との間にも一定の間隙が形成される。そして、接着剤
２０を充填した凹部１２内へ凸部１３を嵌合させれば、
凸部１３により押し出される接着剤が上記の間隙に入り
込み、接着強度を上げるのに役立つ。リブ１４の位置は
縦方向のリブ１５および１６とはずれた位置に設けるの
が好ましい。これらリブの位置が同じところにあると、
接着剤の介在しない部分が重なり、局部的に接着強度の
弱い部分ができるからである。
の間隔でリブ１４が設けてある。リブ１４は、幅約２ｍ
ｍ、高さ約１ｍｍであり、約１５０ｍｍ間隔で設けられ
ている。このリブ１４によって、凸部１３は凹部１２の
底まで達せず、従って凸部１３の先端と凹部１２の底面
との間に一定厚さの接着剤層を介在させることができ
る。また、リブ１４の働きで、電槽１の凹部１２の一方
の縁部、図２の例では内縁部と、電槽蓋１の対応する段
部との間にも一定の間隙が形成される。そして、接着剤
２０を充填した凹部１２内へ凸部１３を嵌合させれば、
凸部１３により押し出される接着剤が上記の間隙に入り
込み、接着強度を上げるのに役立つ。リブ１４の位置は
縦方向のリブ１５および１６とはずれた位置に設けるの
が好ましい。これらリブの位置が同じところにあると、
接着剤の介在しない部分が重なり、局部的に接着強度の
弱い部分ができるからである。
【００１０】
【００１１】以上の実施の形態においては、電槽は１セ
ル構成のものとして示したが、鉛蓄電池は、通常極板の
積層方向に複数のセルが連なった構成をとるものであ
り、本発明もそのような構成の電池に適用されるもので
あることはいうまでもない。さらに、本発明は、図示の
セルに並列に１列またはそれ以上のセル列を配列した構
成の鉛蓄電池にも適用することができる。その場合、電
槽と電槽蓋との隔壁の接合部についても上記と同様縦リ
ブ等を設けるのが好ましい。
ル構成のものとして示したが、鉛蓄電池は、通常極板の
積層方向に複数のセルが連なった構成をとるものであ
り、本発明もそのような構成の電池に適用されるもので
あることはいうまでもない。さらに、本発明は、図示の
セルに並列に１列またはそれ以上のセル列を配列した構
成の鉛蓄電池にも適用することができる。その場合、電
槽と電槽蓋との隔壁の接合部についても上記と同様縦リ
ブ等を設けるのが好ましい。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電槽と電
槽蓋との接着不良をなくし、品質の一定した鉛蓄電池を
得ることができる。
槽蓋との接着不良をなくし、品質の一定した鉛蓄電池を
得ることができる。
【図１】本発明による鉛蓄電池の構成例を示す縦断面図
である。
である。
【図２】同電池の電槽と電槽蓋の接着部を示す拡大断面
図である。
図である。
【図３】同接着部から接着剤を除いた拡大断面図であ
る。
る。
【図４】電槽の要部を示す正面図である。
【図５】従来の鉛蓄電池の電槽と電槽蓋との接着部を示
す拡大断面図である。
す拡大断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−151256（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭45−29793（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01M 2/02 - 2/08
Claims (2)
- 【請求項１】 電槽の開口部端面に設けた凹部と電槽の
開口部を封じる電槽蓋の開口部端面に設けた凸部とを嵌
合させ、接着剤により結合してなる鉛蓄電池であって、
前記凸部の表面に、凸部の表面と凹部の内面との間隔を
規制する縦方向の複数のリブを設けたことを特徴とする
鉛蓄電池。 - 【請求項２】 前記凹部の底面に、前記凸部の凹部への
進入を規制する複数のリブを設けた請求項１記載の鉛蓄
電池。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05776996A JP3322792B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 鉛蓄電池 |
| US08/762,356 US5906899A (en) | 1996-02-08 | 1996-12-09 | Sealed storage battery having electrode plate foot which rests on a rib and cover joint structure with high adhesive strength |
| DE69717692T DE69717692T2 (de) | 1996-02-08 | 1997-01-08 | Verschlossener Akkumulator |
| EP97300084A EP0789411B1 (en) | 1996-02-08 | 1997-01-08 | Sealed storage battery |
| CN97101096A CN1080461C (zh) | 1996-02-08 | 1997-02-05 | 密封蓄电池 |
| CNB01101508XA CN1169246C (zh) | 1996-02-08 | 1997-02-05 | 密封蓄电池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05776996A JP3322792B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 鉛蓄電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09251850A JPH09251850A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3322792B2 true JP3322792B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=13065094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05776996A Expired - Fee Related JP3322792B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-03-14 | 鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3322792B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6202328B2 (ja) | 2013-12-18 | 2017-09-27 | 株式会社Ｇｓユアサ | 鉛蓄電池及びその製造方法 |
| JP2016192254A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 古河電池株式会社 | 蓄電池 |
| JP6780261B2 (ja) * | 2016-02-23 | 2020-11-04 | 株式会社Ｇｓユアサ | 蓄電装置 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP05776996A patent/JP3322792B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09251850A (ja) | 1997-09-22 |
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