JP3322500B2 - 通信式情報提供システム及び情報提供端末 - Google Patents

通信式情報提供システム及び情報提供端末

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JP3322500B2
JP3322500B2 JP00192595A JP192595A JP3322500B2 JP 3322500 B2 JP3322500 B2 JP 3322500B2 JP 00192595 A JP00192595 A JP 00192595A JP 192595 A JP192595 A JP 192595A JP 3322500 B2 JP3322500 B2 JP 3322500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を蓄積している情
報センタから情報通信網を介して情報の配信を受けて利
用者に提供し得るようにされている情報提供端末の設置
者から、前記配信される情報の料金を徴収するための課
金システムを備えた通信式情報提供システム及びそれに
使用する情報提供端末に係り、特に、ビデオテックス等
の課金通信網を利用した技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年普及している通信カラオケシステム
は、店舗等に設置された通信カラオケ端末に予め多数の
曲データを記憶しておき、新曲は電話回線を通じてホス
トコンピュータから配信する様に構成されている。そし
て、この新曲の配信に伴う料金徴収は、曲データ配信事
業者がカラオケ端末設置事業者の店舗等に直接出向いた
り、銀行口座に振り込んでもらうなどの方法によってい
る。
【0003】しかしながら、カラオケ端末の転売等によ
って、曲データ配信事業者側におけるカラオケ端末を使
用するカラオケ端末設置事業者の管理が不可能になった
りすると、以後のカラオケ端末への曲データ配信サービ
ス及び同サービスに対する料金徴収が難しくなるという
問題をもっている。
【0004】また、このようなカラオケ端末設置事業者
の管理や、曲データ配信に対する料金徴収は、曲データ
配信事業者側には大きな負担でもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、出願人は、近
年実用化されているビデオテックスシステムやダイヤル
キューツーシステムの様な課金回線網を利用した料金徴
収システムの構築を検討することとした。
【0006】このビデオテックスシステムとしては、わ
が国ではキャプテンシステムがよく知られている。この
システムは、ビデオテックス通信網を介して利用者端末
を情報センタに接続し、利用者端末からの要求に応じ
て、情報センタから文字図形情報などを提供する会話型
画像情報通信として実用化されている。そして、情報セ
ンタから提供した情報の料金を回収するため、上記のビ
デオテックス通信網は課金機能を備えており、情報単位
で料金徴収が可能となっている。
【0007】また、ダイヤルキューツーシステムは、利
用者端末と情報センタとを公衆回線を介して接続し、情
報センタ毎に設定された単位時間当りの情報料を公衆回
線使用料に上乗せして従量計算により料金徴収を行うも
のである。しかしながら、こうした課金通信網を利用し
たシステムを採用する場合、これらの既存の通信網が必
ずしもカラオケ演奏用の曲データの配信に適したものと
なっていない。
【0008】そこで、課金のための通信網とデータ配信
のための通信網とを別々にする方法についても検討して
みた。すると、曲データの配信と共に課金を行えないた
め、多数の端末を管理することを考えたときに、曲デー
タの配信をしたにも拘らず、課金が正常に実行されず、
料金徴収不足が生じるおそれが出てきた。
【0009】こうした問題はもちろん通信カラオケシス
テムだけに限る訳ではなく、将来のマルチメデイア社会
における各種の情報提供システムに共通するものであ
る。そこで、本発明は、料金徴収に面倒がないだけでな
く、情報提供端末側において任意の情報を選択でき、ま
た情報配信に適した情報通信網を利用しながらも常に正
常に課金を実行することのできる通信式情報提供システ
ム及び情報提供端末を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を解決するためになされた請求項1に記載の通信式情報
提供システムは、情報を蓄積している情報センタと、該
情報センタから情報通信網を介して配信された情報に基
づいて利用者に情報提供サービスを実行し得るようにさ
れている情報提供端末と、該情報提供端末が情報センタ
から情報の配信を受けるとき、当該情報提供端末と課金
通信網を介して接続し、該配信される情報の対価に相当
する課金情報を当該情報提供端末に対して送信すること
により端末に対する課金を実行する課金センタとを備
え、前記情報提供端末は、情報センタから情報の配信を
受けようとするときにその旨を要求する配信要求手段を
備える通信式情報提供システムであって、前記情報通信
網は課金通信網とは異なる通信網であり、前記配信要求
手段による配信要求に対して、前記情報センタからの配
信対象情報の目録を情報提供端末側へ告知するデータ目
録告知手段を備え、前記情報提供端末は、該告知された
情報目録から情報を選択し、当該選択結果を前記情報セ
ンタに送信する情報選択手段を備え、前記課金センタ
は、情報センタよる情報の配信が完了したことを条件に
課金を実行するように構成されていると共に、 さらに、
前記情報センタから配信される情報は、少なくともその
一部についてはそのままでは使用不可能な状態とされて
おり、 前記情報提供端末は、前記課金センタによる課金
が完了したことを条件に、前 記情報の使用不可能状態を
解除して使用可能とするように構成されていることを特
徴とする。
【0011】この情報提供システムによれば、情報提供
端末に対して情報センタが情報を配信するときには、情
報提供端末と課金センタとを接続する。ここで、現行の
キャプテンシステムやダイヤルキューツーなどの課金通
信網では発呼側(電話をかけた側)に課金することとな
っているので、情報提供端末側から課金センタを発呼し
て接続することになる。しかし、既に公衆電話回線にお
いても実用化されているように、コレクトコール方式で
着呼側(電話を受けた側)に課金するように課金通信網
の構成を変更することは可能である。よって、ここでの
接続は、情報提供端末側に課金される限りは、端末側が
発呼するものであっても課金センタ側が発呼するもので
あっても構わない。
【0012】こうして情報提供端末と課金センタとが接
続されると、課金センタは、配信される情報の対価に相
当する課金情報を当該情報提供端末に対して送信する。
これによって、課金通信網を介する情報提供端末への課
金が実行されるのである。ここで、課金センタから情報
提供端末に送信される情報は、情報センタから実情報を
配信する場合には、単なるダミーのデータで十分であ
る。また、情報センタからスクランブルをかけた実情報
を送信し、このスクランブルを解除するための暗号解読
キーを課金情報と共に送信するものであってもよい。こ
こでいう実情報とは、カラオケ演奏用の曲データやゲー
ム遊技用のゲームソフトなど、最終的に利用される情報
のことをいう。
【0013】なお、本システムにおいて、情報通信網と
課金通信網とを異なる通信網としていることにより、次
の点で特に優れた作用・効果を奏する。即ち、実情報又
はスクランブル付きの実情報は、例えばカラオケ演奏用
の新曲データであるとか、ゲームソフトであるように、
情報量のかなり大きなものである場合が想定されると
き、そういった大きな情報を配信するのに適した通信網
を利用することで、課金通信網を利用して実情報を配信
するよりも迅速であったり、データの信頼性が高かった
りするという点で、情報提供端末が受け取るべき情報の
種類に応じた最適なシステム構成が可能となるからであ
る。
【0014】そして、本発明のシステムでは、課金通信
網の方を介して接続される課金センタは、情報センタに
よる情報の配信が完了したことを条件に情報料相当の課
金を行う。なお、課金センタと情報センタは、別々の独
立したセンタとして存在してもよいし、一つのセンタの
中に両機能を備えさせておいてもよい。いずれにしても
情報提供端末に対して情報の配信が可能な情報通信網の
方を介して接続されたときに情報センタとしての機能を
発揮でき、課金通信網の方を介して接続されたときに課
金センタとしての機能が発揮でき、課金センタとしての
機能を有する部分による課金の完了が何等かの手段によ
って情報センタとしての機能を有する部分に伝達される
限りは、両センタが別体であろうと一体であろうと構わ
ないのである。即ち、本発明においては、情報センタと
課金センタは概念として分けて表現されているだけであ
って物として分かれている場合だけを意味するわけでは
ない。
【0015】ここで、課金センタによる課金の完了を条
件に情報センタが情報を配信するためのより具体的手段
としては、例えば、課金センタと情報センタとが一体の
ものであるなら内部で直接、課金のための処理の完了を
確認するという手法を採用すればよい。また、別体に構
成される場合には、両センタ間を通信網などを利用して
接続し、課金の完了を課金センタから情報センタへ告知
するようにしてもよい。あるいは、両センタ間で情報を
やりとりするのではなく、情報提供端末が課金情報付き
のダミーのデータや暗号解読キーとしてのデータを受け
取った場合に、これを情報センタに告知するようにして
もよい。もちろんこれら以外の方法であっても技術的に
実現可能な限りは除外されるものではない。
【0016】そして、本情報提供システムにおいては、
情報センタからの配信対象情報の目録を情報提供端末側
へ告知するデータ目録告知手段及びその告知された情報
目録から情報を選択し、当該選択結果を情報センタに送
信する情報選択手段を備えているため、情報提供端末側
では任意の曲を選択して配信を受けることが可能にな
る。
【0017】
【0018】なお、本システムの場合には、情報を先に
受信して、その後に課金が実行されるので、例えば情報
センタからの情報だけは取得しておき、課金が実行され
ないように何等かの細工をするといった不正が行われる
ことも考えられる。本発明ではその対策もなされてお
り、情報提供端末は、課金センタによる課金が完了した
ことを条件に、情報センタから配信されてきた「少なく
ともその一部についてはそのままでは使用不可能な状
態」の情報の使用不可能状態を解除して使用可能とす
る。
【0019】このようにすれば、実情報は先に取得した
としても、使用するためには、課金処理がなされること
が条件となるため、上述したような不正は防止できる。
ここで、請求項2に示すように、前記情報提供端末から
の配信要求は課金センタに対してなされ、前記情報目録
の告知は課金センタからなされるように構成しておいて
もよい。この場合、まず、課金センタと情報提供端末と
の間で配信要求が処理され、その結果としての情報配信
の完了を情報センタから課金センタへ告知するか、情報
提供端末から課金センタへ告知することになる。そし
て、この情報配信完了の告知を受けて、課金センタから
情報提供端末に課金情報が送信されることとなる。
方、この様なシステムに用いられる情報提供端末は、次
の様に構成することができる。
【0020】例えば、請求項に示す情報提供端末は、
情報通信網を介して情報センタと接続する情報通信網接
続手段と、前記情報センタから配信を受けた情報を記憶
しておく情報記憶手段と、課金通信網を介して課金セン
タと接続する課金通信網接続手段と、前記情報センタか
ら情報の配信を受けようとするときにその旨を要求する
配信要求手段とを備える情報提供端末であって、前記配
信要求手段は、前記情報通信網接続手段により情報セン
タと接続して配信要求を送信すると共に、情報センタか
ら配信対象情報の目録を受信し、当該受信した情報目録
から情報を選択して情報センタに送信する情報選択手段
を備えており、さらに、前記情報センタから配信される
情報は、少なくともその一部についてはそのままでは使
用不可能な状態で前記情報記憶手段に記憶されており、
前記課金センタから、受信した情報の対価に相当する課
金情報を受信した場合には、課金対象となった情報の使
用不可能状態を解除して使用可能とする解除制御手段を
備えていることを特徴とする。
【0021】この場合には、請求項に示すように、前
記情報センタから情報を受信した後、課金通信網接続手
段により課金センタと接続して、受信した情報の対価に
相当する課金情報の送信を要求するように構成すること
が考えられる。また、請求項に示す情報提供端末は、
情報通信網を介して情報センタと接続する情報通信網接
続手段と、前記情報センタから配信を受けた情報を記憶
しておく情報記憶手段と、課金通信網を介して課金セン
タと接続する課金通信網接続手段と、前記情報センタか
ら情報の配信を受けようとするときにその旨を要求する
配信要求手段とを備える情報提供端末であって、前記配
信要求手段は、前記課金通信網接続手段により課金セン
タと接続して課金センタから配信対象情報の目録を受信
し、当該受信した情報目録から情報を選択した上で前記
課金通信網接続手段により課金センタと接続し、該情報
の選択結果を課金センタに対して送信する情報選択手段
を備えており、さらに、前記情報センタから配信される
情報は、少なくともその一部についてはそのままでは使
用不可能な状態で前記情報記憶手段に記憶されており、
前記課金センタから、受信した情報の対価に相当する課
金情報を受信した場合には、課金対象となった情報の使
用不可能状態を解除して使用可能とする解除制御手段を
備えていることを特徴とする情報提供端末である。
【0022】そして、この場合には、請求項に示すよ
うに、前記情報センタから情報を受信した後、課金通信
網接続手段により課金センタと接続して、前記情報セン
タよる情報配信の完了を課金センタに対して告知する情
報配信完了告知手段を備えるようにすることも考えられ
る。つまり、この場合には、課金センタに対して配信し
てもらいたい情報を知らせているので、その情報の対価
に相当する課金情報を送信する準備が課金センタ側だけ
でできる。そのため、まず課金センタから情報センタに
対して該当する情報の配信が指示され、その結果として
の情報配信の完了を情報提供端末から課金センタへ告知
することによって、上記準備されていた課金情報の送信
がなされることとなる。
【0023】
【0024】もちろん、本発明の通信式情報提供システ
ムを実現するに当たっては、これらの情報提供端末にだ
け限られるものではなく、その目的・作用・効果を共通
とするものであれば上述の6例の端末とは異なる端末を
用いたものも含むことはいうまでもない。
【0025】以上の様な本発明の通信式情報提供システ
ム及び情報提供端末によれば、料金徴収に面倒がないだ
けでなく、情報提供端末側において任意の情報を選択で
き、また情報配信に適した情報通信網を利用しながらも
常に正常に課金を実行することができるという顕著な作
用・効果を奏することができる。
【0026】なお、本発明のシステムにおいては、情報
提供端末が配信要求をしなくても情報センタが主導する
形で情報の配信を行うようにしてもよいことはもちろん
である。また、上記の本発明を通信カラオケシステムに
適用した場合について付記すると、「情報センタ」を
「曲データ配信センタ」、「情報提供端末」を「通信カ
ラオケ端末」、「情報センタの蓄積している情報」を
「曲データ配信センタの蓄積している曲データ」、「情
報提供サービス」を「カラオケ演奏サービス」などと、
それぞれ読み変えればよい。またこの場合の、「曲デー
タ」を「ゲームソフト」と読み変え、「通信カラオケ端
末」を「通信ゲーム端末」と読み変えるなどすれば通信
式ゲーム提供システムとして理解することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明をネットワークカラオケシステ
ムに具体化した一実施例を図面を参照して説明する。最
初に図1を参照して、実施例としてのネットワークカラ
オケシステム及び電話事業者側設備の構成を説明する。
図1の左側が本発明のネットワークカラオケシステムで
あり、右側が電話事業者側設備である。
【0028】図1に示すネットワークカラオケシステム
は、最小の構成例であり1台の情報センタ20、1台の
カラオケ端末10、1台の課金センタ30から構成され
る。実際には、上記各装置10,20,30はそれぞれ
複数台存在する場合もあり、1台の情報センタ20に対
して、複数台のカラオケ端末10が存在するのが一般的
である。カラオケ端末10は電話事業者による公衆回線
網50を介して情報センタ20及び課金センタ30と接
続できるようになっている。また、このとき、課金セン
タ30とカラオケ端末10との間は、料金徴収代行シス
テム51へ接続された専用回線52を介して接続するよ
うに構成されている。本実施例では、この料金徴収代行
システム51及び専用回線52として、ビデオテックス
通信網を想定している。
【0029】まず、カラオケ端末10についてその構成
及び機能の概略を説明する。カラオケ端末10は、RO
M11、RAM12、入力装置13、CPU14、通信
制御装置15、ハードディスク(HDD)16及びカラ
オケ演奏制御部17から構成される。
【0030】ROM11は、CPU14の動作プログラ
ムを格納する。RAM12は、CPU14のワークエリ
アである。入力装置13は各種キーを備えており、カラ
オケ曲の選択作業や、情報センタ20及び課金センタ3
0との接続などの操作に使用される。CPU14は、カ
ラオケ端末装置全体の動作制御を行っている。通信制御
装置15は、電話事業者側設備である公衆回線網を通し
て課金センタ30や情報センタ20とデータ通信を行う
ためのものであり、デジタルデータの音声帯域への変
調、受信した音声帯域信号のデジタルデータへの復調を
行う。ハードディスク16は、演奏に必要な曲データを
記憶・蓄積するためのものである。カラオケ演奏制御部
17は、曲データを音声信号と字幕表示に変換して出力
するためのものである。従って、このカラオケ演奏制御
部17にはCRT18,スピーカ19a,マイクロフォ
ン19b等のカラオケ演奏サービスに必要な機器が接続
される。
【0031】カラオケ端末10は、上記の様な構成から
なり、実際にカラオケ演奏を行うための装置であって、
演奏に必要な曲データを情報センタ20から有料で供給
を受け、内蔵するハードディスク16に記憶・蓄積して
おく。そして、カラオケ利用者のリクエストに応じて曲
データをハードディスク16から読み出し、音声信号及
び字幕表示に変換して出力する。
【0032】このカラオケ端末10は、カラオケ端末設
置事業者が管理する。そして、新しい曲データを曲デー
タ配信事業者から有料で供給してもらい、ハードディス
ク16に順次記憶・蓄積して演奏可能曲数を充実させて
いく。次に、情報センタ20について、その構成及び機
能の概略を説明する。
【0033】情報センタ20は、ROM21、RAM2
2、CPU23、通信制御装置24、ハードディスク2
5、入力装置26、CRT27及びプリンタ28から構
成されている。ROM21は、CPU23の動作プログ
ラムを格納する。RAM22は、CPU23のワークエ
リアである。CPU23は、情報センタ装置全体の動作
制御を行っている。通信制御装置24は、電話事業者側
設備である公衆回線網50を通して課金センタ30やカ
ラオケ端末10とデータ通信を行うためのものであり、
デジタルデータの音声帯域への変調、及び受信した音声
帯域信号のデジタルデータへの復調を行う。そして、ハ
ードディスク25には、カラオケ端末10へ配信可能な
曲データが記憶・蓄積されている。また、カラオケ端末
10毎の稼働情報や配信記録等もこのハードディスク2
5に記憶させておくことができる。なお、入力装置26
からは各種指令を入力することができ、例えば、ハード
ディスク25に記憶されたカラオケ端末10毎の稼働情
報や配信記録をプリンタ28によって印刷させたり、C
RT27に表示させたりすることができる。
【0034】情報センタ20は上記の様な構成からな
り、カラオケ端末10で使用する曲データの供給用装置
として機能する。この曲データの供給に当たっては、カ
ラオケ端末10からの要求に対して、配信対象情報の目
録、例えば新曲データ全部の目録やその内の未配信曲の
目録を送信し、その目録中からカラオケ端末10によっ
て指定された曲に対する曲データを公衆回線網50を通
して当該カラオケ端末10へ送信する様に動作する。こ
れは曲データ配信事業者の管理する設備である。
【0035】次に、課金センタ30について、その構成
及び機能の概略を説明する。課金センタ30は、ROM
31、RAM32、CPU33、通信制御装置34、ハ
ードディスク35、料金徴収代行システム通信部36、
入力装置37、CRT38及びプリンタ39から構成さ
れる。
【0036】ROM31は、CPU34の動作プログラ
ムを格納する。RAM32は、CPU33のワークエリ
アである。CPU33は、課金センタ装置全体の動作制
御を行っている。通信制御装置34は、電話事業者側設
備である公衆回線網を通して情報センタ20とデータ通
信を行うためのものであり、デジタルデータの音声帯域
への変調、及び受信した音声帯域信号のデジタルデータ
への復調を行う。ハードディスク35は、カラオケ端末
10に対する曲データの配信実績あるいは課金実績など
を記憶する。料金徴収代行システム通信部36は、専用
回線52によって、料金徴収代行システム51と接続
し、料金徴収代行システム51経由でカラオケ端末10
とデータ通信を行うためのものである。また、入力装置
37からは各種指令を入力することができ、例えば、ハ
ードディスク35に記憶されたカラオケ端末10毎の課
金情報に基づいて課金実績等を作成させ、その実績をプ
リンタ39によって印刷させたり、CRT38に表示さ
せたりすることができる。
【0037】この課金センタ30も、曲データ配信事業
者の設備である。従って、情報センタ20と一体のコン
ピュータで構成してもよいし、別々に分かれたものとし
て構成してもよい。図1に示す本実施例では、別々の場
所に設置されている場合を想定している。
【0038】この課金センタ30は、カラオケ端末設置
事業者からの曲データ配信要求を受け付け、当該カラオ
ケ端末に対する課金のための処理を実行すると共に、課
金のための処理が完了したことを情報センタ20に通知
する役割を果たしている。この課金センタ30による曲
データ配信に伴う課金処理は、ビデオテックス通信シス
テムを利用して実行する。即ち、課金センタ30は、専
用回線52及び料金徴収代行システム51を通した課金
通信網経由で各カラオケ端末10と接続し、各カラオケ
端末10へと課金のための何等かの情報(課金情報)を
送信することによって当該端末に対する課金を実行す
る。この料金は、カラオケ端末10に対する電話料金に
上乗せした形で、電話事業者により代行徴収され、手数
料を控除した上で曲データ配信事業者へと渡される。
【0039】以上の様に構成された本実施例のネットワ
ークカラオケシステムでは、曲データ配信事業者からカ
ラオケ端末設置事業者への新曲データの配信が次の様に
して行われることになる。まず、カラオケ端末10から
情報センタ20に接続する。そして、自己のIDコード
及び新曲データ目録の要求を送信する。これに対して、
情報センタ20は、受信したIDコードによりカラオケ
端末10を特定し、当該端末への過去の配信実績と現在
センタ側に蓄積されている曲データとを照合し、未配信
曲目の目録を作成する。このとき、目録は、曲のジャン
ル別などに作成すると一層便利である。そして、この目
録をカラオケ端末10へと送信する。カラオケ端末10
では、この目録中から欲しい曲目を指定して情報センタ
20へと配信要求を送信する。これにより配信すべき曲
データの特定が終了し、その特定された曲データが該当
するカラオケ端末10へと配信される。
【0040】そして、情報センタ20は、この配信実績
を、公衆回線網50経由で課金センタ30に転送し、配
信処理の完了を確認させる。課金センタ30では情報セ
ンタ20から受信した配信実績に基づいて、該当するカ
ラオケ端末10を発呼し、配信した曲データに対するデ
ータ料金の課金のためのダミーの課金情報をビデオテッ
クス通信網を介してカラオケ端末10へと送信する。こ
のダミーのデータの通信実行により、カラオケ端末10
に対するビデオテックス通信システム上の課金が実行さ
れ、後日電話料金と共に端末設置者の銀行口座から引き
落とされることになる。この課金処理の実績(課金実
績)は、課金センタ30及び料金徴収代行システム51
のそれぞれに記録される。
【0041】以上の様な機能を達成するための具体的処
理の内容について、カラオケ端末10、情報センタ20
及び課金センタ30の各CPU14,23,33の実行
する制御処理を説明する。まず、カラオケ端末10の作
動を図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0042】電源が投入されると、このメインルーチン
が実行開始される。まず、最初のステップS1にて、R
AM12の初期化、通信制御装置15のリセット等の装
置全体の初期化を行う。次に、S2にて、カラオケ端末
10の動作指定として、カラオケ演奏モードが指定され
たか否かをチェックする。カラオケ端末設置事業者によ
ってカラオケ演奏モードの指定があればS3へ移行し、
同指定がなければS4へ移行する。
【0043】S3では、入力装置13で選曲された曲デ
ータをハードディスク16から読み出し、カラオケ演奏
制御部17にて音声信号及び字幕表示に変換することを
内容とするカラオケ演奏処理を行う。このS3はカラオ
ケ演奏モードが解除されるまで利用客からのリクエスト
待ちとカラオケ演奏の実行とを繰り返し行う。S3のス
テップは、カラオケ端末設置事業者によるカラオケ演奏
モードの解除指定により終了し、S4へと移行する。
【0044】S4では、カラオケ端末10の動作指定と
して、カラオケ端末設置事業者により曲データリクエス
トモードが指定されたか否かをチェックする。曲データ
リクエストモードの指定があればS5へ移行し、同指定
がなければS6へ移行する。S5では、サブルーチンを
コールして曲データリクエスト処理を行う。この曲デー
タリクエスト処理を図3のフローチャートにて説明す
る。
【0045】本曲データリクエスト処理の最初のステッ
プS10では、情報センタ20と公衆回線網50を通じ
て接続する。情報センタ20との接続処理終了後、S1
1へ移行する。S11では、情報センタ20からメニュ
ー情報を受信する。このメニュー情報は、上述した様に
過去の配信実績とセンタ側に蓄積されている曲データと
の関係から情報センタ20で自動作成されるものであっ
て、システム中に存在する各端末毎の未配信曲の目録で
ある。カラオケ端末10は、このメニュー情報の受信完
了後にS12へ移行する。
【0046】S12では、S11で受信したメニュー情
報を解読し、必要な曲データの配信要求を意味する様に
メニュー選択を実行し、その選択情報を情報センタ20
に対して送信する。メニュー選択情報送信処理の完了
後、S13へ移行する。S13では、メニュー選択情報
に対する応答として、情報センタ20から送信される曲
データを受信して内蔵のハードディスク16へ記録す
る。このハードディスク16への記録が完了したら、S
14へ移行し、課金センタ30との接続解除処理を行
う。
【0047】こうして曲データリクエスト処理が完了す
ると、図2のフローチャートのS6へ移行する。S6で
は、課金センタ30からの接続要求が発生しているか否
かをチェックする。発生していればS7へ移行し、そう
でなければS2へ移行し上記の処理を繰り返し行う。
【0048】S7では、課金センタ30から送信される
課金情報を受信する処理を行うためにサブルーチンをコ
ールして課金情報受信処理を実行する。この課金情報受
信処理を図4のフローチャートにて説明する。本課金情
報受信処理の最初のステップS20では、課金センタ3
0からの呼出しに応答して接続を行う。接続完了後、S
21へ移行し、課金センタ30から送信される課金情報
の受信を行う。この課金情報は、データ料が課金された
ことを意味するダミーのデータである。そして、課金情
報受信処理完了後、S22へ移行し、課金センタ30と
の接続を解除する。
【0049】この後、本課金情報受信処理を一旦終了し
て、図2のフローチャートのS2のステップへ移行し、
電源オフとされるまでの間、S2以下の処理を繰り返し
実行する。以上がカラオケ端末10のCPU14の作動
であり、カラオケ演奏、曲データの配信要求、及び配信
された曲データの受信の各処理を行う。
【0050】次に、情報センタ20の作動を図5のフロ
ーチャートに基づいて説明する。情報センタ20では、
電源投入後S30のステップから実行する。S30で
は、RAM22の初期化、通信制御装置24のリセット
等の装置全体の初期化を行う。そして、S31へ移行
し、カラオケ端末10から接続要求があるかどうかを調
べる。あればS32へ移行し、なければS31の処理を
繰り返し、待機状態となる。
【0051】S32では、カラオケ端末10からの接続
要求に対して当該カラオケ端末10との接続を行う。接
続完了後、S33へ移行し、当該カラオケ端末10に対
して未配信となっている曲データのメニュー情報を送信
する。送信処理完了後、S34へ移行し、カラオケ端末
10からの応答であるメニュー選択情報を受信する。こ
のメニュー選択情報の受信完了後、S35へ移行し、メ
ニュー選択情報に基づいて選択された曲データを特定
し、その特定された曲データを送信する。
【0052】こうしてS35で課金情報の送信が完了し
たら、S36へ移行し、カラオケ端末10との接続を解
除する。接続解除処理が完了後、S37へ移行し、S3
2〜S34の処理の結果である配信した曲データの実績
を曲データ配信情報としてメモリに記録する。また、ハ
ードディスク25内の配信実績への追加も実行する。こ
の処理終了後、S38へ移行する。
【0053】S38では、課金センタ30を公衆回線経
由で呼び出し、データ転送を行うための接続を行う。接
続処理完了後、S39へ移行し、S37でメモリに記録
した「曲データ配信情報」=「曲データの配信実績」を
課金センタ30へ送信する。この送信処理の完了後、S
40へ移行し、課金センタ30との接続を解除する。接
続解除処理完了後、S31へ移行し、上記の処理を繰り
返す。
【0054】次に、課金センタ30の作動を図6のフロ
ーチャートに基づいて説明する。課金センタ30では、
電源投入後、S50のステップから実行する。S50で
は、RAM32の初期化、通信制御装置34のリセット
等の装置全体の初期化を行う。S50の処理を終了後、
S51へ移行し、情報センタ20からの接続要求がある
かどうかを調べる。あればS52へ移行し、なければS
51の処理を繰り返す。
【0055】S52では、情報センタ20からの接続要
求に対して同センタ20との接続を行う。より具体的に
は、課金センタ30は、所定の通信プロトコルに従っ
て、まず専用回線52を通じて料金徴収代行システム5
1と接続し、さらに料金徴収代行システム51と情報セ
ンタ20との間を公衆回線網50を介して接続させるこ
とによって、情報センタ20との接続を実行する。
【0056】接続完了後、S53へ移行し、情報センタ
20から曲データ配信情報を受信する。曲データ配信情
報とは、上述したようにカラオケ端末10が情報センタ
20に接続し、所望の曲データの配信を受けた実績を示
す情報のことで、具体的には複数のカラオケ端末が存在
するとき、どのカラオケ端末10がどの曲データの配信
を受けたのかが判明する様に構成された情報である。
【0057】課金センタ30は情報センタ20から受信
したこの配信実績に対応する曲データ配信情報に基づい
て、該当するカラオケ端末10へ対応する課金情報を送
信する処理を行うことができるようになるのである。曲
データ配信情報の受信完了後はS54へ移行し、情報セ
ンタ20との接続を解除する。そして、接続解除完了
後、S55へ移行し、曲データ配信情報に基づいて、課
金情報を送信すべきカラオケ端末10との接続を実行す
る。より具体的には、課金センタ30は、所定の通信プ
ロトコルに従って、まず専用回線52を通じて料金徴収
代行システム51と接続し、さらに料金徴収代行システ
ム51とカラオケ端末10との間を公衆回線網50を介
して接続させることによって、カラオケ端末10との接
続を実行する。
【0058】カラオケ端末10との接続処理終了後、S
56へ移行し、曲データ配信情報により特定された曲デ
ータに対するデータ料の課金実行のためのダミーのデー
タを送信する。この課金情報はダミーのデータであるか
ら、カラオケ端末10にとっては意味のないデータであ
るが、課金センタ30及び料金徴収代行システム51に
とっては、どのカラオケ端末10にどの曲データについ
て課金が実行されたのかを判別するための情報として大
切な意味を有する。課金センタ30は、この課金情報を
課金実績として記録する。カラオケ端末10と課金セン
タ30の通信路の間に存在する料金徴収代行システム5
1は、この課金情報に基づいて、該当するカラオケ端末
10の設置事業者に対して電話料金に上乗せした格好で
情報料の徴収を行うのである。
【0059】こうしてS56で課金情報の送信が完了し
たら、S57へ移行し、当該カラオケ端末10との接続
を解除する。接続解除完了後、S51へ移行し、上記処
理を繰り返す。以上が課金センタ30のCPU33の作
動であり、情報センタ20から曲データ配信情報を受け
取り、その内容を参照した上で、情報センタ20による
曲データの配信処理を受けたカラオケ端末10に対し
て、そのデータ料に相当する金額を課金するための課金
情報を送信する処理を行うのである。
【0060】最後に、電話事業者側設備である料金徴収
代行システム51の機能について説明する。上述の様
に、課金センタ30が曲データ配信情報を情報センタ2
0から受信する場合には、この料金徴収代行システム5
1を経由して行なう。この時、料金徴収代行システム5
1は、どのカラオケ端末10にどの曲データが配信され
たかについての情報を、データのやり取りの途中に位置
する立場から配信実績として取得する。この配信実績に
基づき、本ネットワークカラオケシステムでのものとし
て予め登録されている料金リストを参照し、情報提供料
金を算出する。
【0061】電話事業者は、この算出した情報提供料金
を、有料情報を読み出したカラオケ端末10の所有者で
あるカラオケ端末設置事業者に対する電話料金請求時に
これに上乗せする形で徴収し、情報提供者である曲デー
タ配信事業者へと渡すサービスを行っている。これ自体
は、NTTで行っているビデオテックスとしてよく知ら
れている。
【0062】このように本実施例によれば、カラオケ端
末10は情報センタ20と接続して、所望の曲データの
配信を要求することができる。そして、情報センタ20
からカラオケ端末10へはその要求した曲データが配信
されると共に、情報センタ20から料金徴収代行システ
ム51を介して課金センタ30へは、どのカラオケ端末
10がどの曲データを購入したのかという曲データ配信
情報が自動的に通知される。そして、同通知を受信した
課金センタ30は、該当するカラオケ端末10へ課金情
報を送信することになる。その結果として、曲データの
販売料金の徴収は、電話事業者の料金徴収代行システム
51によって行うことができる。以上説明したことから
明かなように、本実施例のネットワークカラオケシステ
ムによれば、カラオケ端末設置事業者による曲データの
配信要求に対してその受付処理を自動的に行い、さらに
曲データ配信事業者による曲データ配信に伴う料金徴収
については電話事業者による代行サービスを利用するこ
とができ、これらのことから曲データ配信事業者の負担
を軽減することができる。
【0063】なお、本実施例を通信シーケンス図で示す
と、図7〜図9の様になる。図7は、カラオケ端末10
と情報センタ20との間での通信シーケンスを示してお
り、まず、カラオケ端末10が情報通信網を介して情報
センタ20に対して発呼し、接続できた後にパスワード
を送信する。
【0064】情報センタ20ではこのパスワードに基づ
いて端末照合を行い、ネットワークカラオケシステム内
のものとして登録されている端末であれば、照合正常の
旨を返送する。カラオケ端末10はこの照合正常を受信
して情報センタ20が受付可能状態となって後に、新曲
データの有無を問い合わせる。
【0065】情報センタ20では、この問い合わせを受
け付けて当該カラオケ端末10に対する新曲データを検
索し、問い合わせの回答をカラオケ端末10に送信す
る。つまり、新曲データが有るか無いかを示す回答と、
もし該当する新曲データが有ればそのメニューである。
【0066】カラオケ端末10では、この回答結果に基
づいて新曲データが有るか無いか判断し、新曲データが
有る場合には送信されてきた新曲メニューの中から所望
の曲を選択して。情報センタ20に対して新曲データの
購入申込に相当する要求を送信する。情報センタ20
は、この選択結果に応じた曲データをカラオケ端末10
に向けて送信する。これを受けてカラオケ端末10は情
報センタ20との接続を切断する。
【0067】以上の処理が終了すると、情報センタ20
と課金センタ30との間で図8に示す通信が実行され、
まず、情報センタ20がビデオテックス通信網を介して
情報センタ20に発呼・接続し、新曲データの配信実績
を送信する。情報センタ20は、この配信実績を受信し
たら、受信完了を返信する。これを受けて、情報センタ
20は課金センタ30との接続を切断する。
【0068】以上の処理が終了すると、今度は課金セン
タ30とカラオケ端末10との間で図9に示す通信が実
行される。まず、課金センタ30がビデオテックス通信
網を介してカラオケ端末10に発呼・接続し、配信実績
により決定されるデータ料を課金するための課金情報を
送信する。そして、カラオケ端末10からの受信完了を
受けて、接続を切断する。
【0069】こうして、「カラオケ端末10」→「情報
センタ20」→「課金センタ30」→「カラオケ端末1
0」という順番で通信が受け渡され、新曲データの有料
配信が実行されている。以上本発明の一実施例を説明し
たが、本発明はこれにのみ限定されるわけではない。
【0070】例えば、上記実施例における図7〜図9の
通信シーケンスに変えて、次の様に構成することもでき
る。図10は、変形例としてのカラオケ端末10と課金
センタ30及び情報センタ20との間での通信シーケン
スを示している。カラオケ端末10が公衆回線網50を
介して情報センタ20に対して発呼・接続して新曲デー
タを受信し、切断するまでの処理は上記実施例と同様で
あるが、この後の処理が異なっている。カラオケ端末1
0は、新曲データを受け取って公衆回線網50の方との
接続を切断すると、次に、課金センタ30を発呼してビ
デオテックス通信網により接続する。そして、曲データ
の配信実績を送信する。課金センタ30は、この配信実
績を受信したら、配信実績に基づいて課金金額を決定
し、その決定した金額を課金するための課金情報を送信
する。そして、カラオケ端末10は、この課金情報を受
信完了した後に、課金センタ30との接続を切断する。
【0071】この様に、情報センタ20から課金センタ
30への情報の受渡しに変えて、カラオケ端末10が直
接課金センタ30へと配信実績を送り、課金情報の送信
を要求するようにしてもよいのである。以上の他にも、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において各種の通信シ
ーケンスを採用することができる。
【0072】例えば上記実施例では、カラオケ端末10
からの曲データの配信要求は情報センタ20に対してな
されたが、その配信要求を課金センタ30に対して行
い、メニュー情報の告知も課金センタ30からなされる
ように構成しておいてもよい。この場合、まず、課金セ
ンタ30とカラオケ端末10との間で配信要求が処理さ
れ、その結果としての曲データ配信の完了を情報センタ
20から課金センタ30へ告知するか、カラオケ端末1
0から課金センタ30へ告知することになる。そして、
この曲データ配信完了の告知を受けて、課金センタ30
からカラオケ端末10に課金情報が送信されて、課金が
実行されることとなる。
【0073】なお、この別実施例あるいは上記実施例に
も共通するが、本システムの場合には、情報を先に受信
して、その後に課金が実行されるので、例えば情報セン
タ20からの情報だけは取得しておき、課金が実行され
ないように何等かの細工をするといった不正が行われる
ことも考えられる。その対策としては、例えば情報セン
タ20から配信される曲データは、少なくともその一部
についてはそのままでは使用不可能な状態とされてお
り、カラオケ端末10は、課金処理が完了したこと、つ
まり課金センタ30からの課金情報を受信したことを条
件に、曲データの使用不可能状態を解除して使用可能と
するように構成することが考えられる。
【0074】このようにすれば、曲データは先に取得し
たとしても、使用するためには、課金処理がなされるこ
とが条件となるため、上述したような不正は防止でき
る。また、実施例では、カラオケ端末10への配信実績
に基づいて、未配信曲目リストの様なものを作成して送
信することとしていたが、情報センタ20に新曲データ
のメニューだけが記憶されるようにしておき、カラオケ
端末10からの問い合わせに対して直ちに新曲メニュー
を送信する様にしてもよい。あるいは、情報センタ20
の記憶・蓄積している全曲の中から任意の曲データを選
択できるような形でメニューを送信するものであっても
構わない。
【0075】さらに、本発明の適用対象は、ネットワー
クカラオケシステムに限らず、ゲームソフトの配信ネッ
トワークなどとして適用してもよいことはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のネットワークカラオケシステムのブ
ロック図である。
【図2】 実施例のカラオケ端末におけるメイン処理を
示すフローチャートである。
【図3】 実施例のカラオケ端末における曲データリク
エスト処理を示すフローチャートである。
【図4】 実施例のカラオケ端末における課金情報受信
処理を示すフローチャートである。
【図5】 実施例の情報センタにおけるメイン処理を示
すフローチャートである。
【図6】 実施例の課金センタにおけるメイン処理を示
すフローチャートである。
【図7】 実施例における通信シーケンス図である。
【図8】 実施例における通信シーケンス図である。
【図9】 実施例における通信シーケンス図である。
【図10】 変形例における通信シーケンス図である。
【符号の説明】
10…カラオケ端末 13…入力装置 15…通信制御装置 16…ハードディ
スク 17…カラオケ演奏制御部 20…情報センタ 24…通信制御装置 25…ハードディ
スク 30…課金センタ 34…通信制御装
置 35…ハードディスク 36…料金徴収代
行システム通信部 50…公衆回線網 51…料金徴収代
行システム 52…専用回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−243150(JP,A) 特開 平3−98366(JP,A) 特開 平4−180451(JP,A) 特開 昭63−256082(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 15/00 G07F 17/00 G10K 15/04 302 H04M 11/08 H04N 7/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を蓄積している情報センタと、 該情報センタから情報通信網を介して配信された情報に
    基づいて利用者に情報提供サービスを実行し得るように
    されている情報提供端末と、 該情報提供端末が情報センタから情報の配信を受けると
    き、当該情報提供端末と課金通信網を介して接続し、該
    配信される情報の対価に相当する課金情報を当該情報提
    供端末に対して送信することにより端末に対する課金を
    実行する課金センタとを備え、 前記情報提供端末は、情報センタから情報の配信を受け
    ようとするときにその旨を要求する配信要求手段を備え
    る通信式情報提供システムであって、 前記情報通信網は課金通信網とは異なる通信網であり、 前記配信要求手段による配信要求に対して、前記情報セ
    ンタからの配信対象情報の目録を情報提供端末側へ告知
    するデータ目録告知手段を備え、 前記情報提供端末は、該告知された情報目録から情報を
    選択し、当該選択結果を前記情報センタに送信する情報
    選択手段を備え、 前記課金センタは、情報センタよる情報の配信が完了し
    たことを条件に課金を実行するように構成されていると
    共に、 さらに、前記情報センタから配信される情報は、少なく
    ともその一部についてはそのままでは使用不可能な状態
    とされており、 前記情報提供端末は、前記課金センタによる課金が完了
    したことを条件に、前記情報の使用不可能状態を解除し
    て使用可能とするように構成されて いることを特徴とす
    る通信式情報提供システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信式情報提供システ
    ムにおいて、 前記配信要求は課金センタに対してなされ、前記情報目
    録の告知は課金センタからなされるように構成されてい
    ることを特徴とする通信式情報提供システム。
  3. 【請求項3】 情報通信網を介して情報センタと接続す
    る情報通信網接続手段と、 前記情報センタから配信を受けた情報を記憶しておく情
    報記憶手段と、 課金通信網を介して課金センタと接続する課金通信網接
    続手段と、 前記情報センタから情報の配信を受けようとするときに
    その旨を要求する配信要求手段とを備える情報提供端末
    であって、 前記配信要求手段は、前記情報通信網接続手段により情
    報センタと接続して配信要求を送信すると共に、情報セ
    ンタから配信対象情報の目録を受信し、当該受信した情
    報目録から情報を選択して情報センタに送信する情報選
    択手段を備えており、 さらに、前記情報センタから配信される情報は、少なく
    ともその一部についてはそのままでは使用不可能な状態
    で前記情報記憶手段に記憶されており、 前記課金センタから、受信した情報の対価に相当する課
    金情報を受信した場合には、課金対象となった情報の使
    用不可能状態を解除して使用可能とする解除制御手段を
    備えて いることを特徴とする情報提供端末。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の情報提供端末におい
    て、 前記情報センタから情報を受信した後、課金通信網接続
    手段により課金センタと接続して、受信した情報の対価
    に相当する課金情報の送信を要求するように構成されて
    いることを特徴とする情報提供端末。
  5. 【請求項5】 情報通信網を介して情報センタと接続す
    る情報通信網接続手段と、 前記情報センタから配信を受けた情報を記憶しておく情
    報記憶手段と、 課金通信網を介して課金センタと接続する課金通信網接
    続手段と、 前記情報センタから情報の配信を受けようとするときに
    その旨を要求する配信要求手段とを備える情報提供端末
    であって、 前記配信要求手段は、前記課金通信網接続手段により課
    金センタと接続して課金センタから配信対象情報の目録
    を受信し、当該受信した情報目録から情報を選択した上
    で前記課金通信網接続手段により課金センタと接続し、
    該情報の選択結果を課金センタに対して送信する情報選
    択手段を備えており、 さらに、前記情報センタから配信される情報は、少なく
    ともその一部についてはそのままでは使用不可能な状態
    で前記情報記憶手段に記憶されており、 前記課金センタから、受信した情報の対価に相当する課
    金情報を受信した場合には、課金対象となった情報の使
    用不可能状態を解除して使用可能とする解除制御手段を
    備えて いることを特徴とする情報提供端末。
  6. 【請求項6】 請求項に記載の情報提供端末におい
    て、 前記情報センタから情報を受信した後、課金通信網接続
    手段により課金センタと接続して、前記情報センタよる
    情報配信の完了を課金センタに対して告知する情報配信
    完了告知手段を備えていることを特徴とする情報提供端
    末。
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