JP3322471B2 - 防爆領域異常監視装置 - Google Patents

防爆領域異常監視装置

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JP3322471B2 JP34564393A JP34564393A JP3322471B2 JP 3322471 B2 JP3322471 B2 JP 3322471B2 JP 34564393 A JP34564393 A JP 34564393A JP 34564393 A JP34564393 A JP 34564393A JP 3322471 B2 JP3322471 B2 JP 3322471B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の光スイッチの入
力側及び出力側を2本の光ファイバーで接続し、入力側
にパルス光を照射して出力側の受光器で各光スイッチの
状態を読込む方式の多接点入力から成る防爆領域異常監
視装置に関する。
【0002】特に本発明は、火力発電プラント等の燃料
油系統、防爆エリアにおける火災や漏油の監視装置に適
し、さらに、多量の接点信号を同方式で入力する各種装
置、及び防爆対策上光ファイバーを利用した同方式によ
る多点入力装置等にも適用できる。
【0003】
【従来の技術】防爆領域等で使用される光スイッチは、
発光回路から照射される光が光スイッチ本体の動作状況
に応じて通過又は遮断されるが、防爆領域外で再び受光
回路にて電気信号に変換した後中継ケーブルによってバ
ッファ回路に接続され、電磁リレー等で絶縁されて信号
処理回路に伝達されている。
【0004】図3は従来方式による光スイッチの入力例
を示したもので、発光回路30の発光ダイオード31の
光は光スイッチ40の入力側光ファイバーに照射され
る。照射光41は、通常コア42とクラッド43との間
を反射しながら出力光44となる。しかし、たとえば漏
油の発生により油45がクラッド43の表面に付着する
と、クラッド43が膨潤し、コア42との界面の反射光
が漏光46として外部にでるため、照射光41は出力光
44にほとんど伝達されなくなる。
【0005】受光回路50のフォト・トランジスタ51
は出力側光ファイバーの光強度を電気信号に変換するも
ので、図示の場合はフォト・トランジスタ51に光が入
射してONとなっている。
【0006】中継ケーブル60は、受光回路50とバッ
ファリレー回路70との間を接続するケーブルで、一般
的には数十mないし数百mと非常に長く、また他信号の
ケーブルと同一ルートで布設されることが多い。
【0007】バッファリレー回路70は、中継ケーブル
60に誘起される電磁波障害や落雷などからの保護を目
的としており、該回路70の電源71と信号処理器80
の電源81とを絶縁している。図示の場合は、トランジ
スタ72、電磁リレー73がいずれもONとなってい
る。
【0008】すなわち、受光回路50において、トラン
ジスタ51のベースに光が入射すると、トランジスタ5
1は導通するため、バッファ回路70のトランジスタ7
2では、ベースに電源71の電圧がそのまま印加され
る。この場合、トランジスタ72が導通するため、電磁
リレー73はONとなる。反対にトランジスタ51のベ
ースに光が入射しない場合は、トランジスタ51は非導
通となるため、バッファ回路70のトランジスタ72で
は、ベースに電源71の電圧が印加されなくなる(トラ
ンジスタ51の両端に印加されるため)。従って、トラ
ンジスタ72は非導通となり、電磁リレー73はOFF
となる。
【0009】信号処理器80は、バッファリレー回路7
0の電磁リレー73の接点82で接続されているため、
電源71と電源81とは完全に絶縁されている。図示の
場合は、トランジスタ83はONであり、出力信号84
は他システムの必要に応じて利用される。
【0010】すなわち、信号処理器80の接点82はバ
ッファ回路70の電磁リレー73の接点を示したもの
で、電磁リレー73がONになると、電源81の電圧が
トランジスタ83のベースに印加されるため、トランジ
スタ83は導通状態となって出力信号84が0となる。
反対に電磁リレー73がOFFになると、電源81の電
圧がトランジスタ83のベースに印加されないため、ト
ランジスタ83は非導通状態となり、出力信号84は電
源81の電圧値を示す。従って、信号出力84の電圧が
0の時には光スイッチ40を光が通過する状態(光スイ
ッチON)にあり、信号出力84の電圧が電源81の値
となった時には光スイッチ40を光が通過できない状態
(光スイッチOFF)にあるものと判定する。
【0011】この場合、信号処理器80以降の電気信号
は、一般的に計算機等を主とした制御装置に接続される
ため電気ノイズを嫌う。しかし、バッファ回路70のリ
レー73の接点82で電源71と電源81とが絶縁され
ているので、まんがいち中継ケーブル60等に電磁波ノ
イズが発生しても、このノイズが電源81側に影響を与
えることはない。
【0012】なお、図3は1個の光スイッチの入力回路
を示したものであるが、多数の光スイッチを入力する場
合には、同様の回路が光スイッチの個数分必要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の方式で
光スイッチのON/OFF状態を監視してその結果を入
力する場合には、次のような問題点がある。 1)光スイッチ毎に中継ケーブルを布設する必要がある
ため、光スイッチの入力点数が多くなると費用、手間が
非常に大きかった。 2)一般的に光スイッチからの中継ケーブルは長距離で
あり、多数の光スイッチの中継ケーブルと他信号のケー
ブルとがほぼ同一ルートで布設されるため、電磁波障害
や落雷などから保護する必要がある。このため、電磁リ
レーによるバッファ回路やフォトカプラ等の絶縁回路が
必要となり、入力装置の小型化が非常に困難であった。 3)光スイッチを防爆領域の異常監視に使用すると、発
光回路、光スイッチ、受光回路、及び中継ケーブルの一
部は防爆領域内に設置されることになり、これらを接続
する電気信号ラインに対しても防爆対策が必要であっ
た。
【0014】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するため、全てが光による入力方式となる完全防爆構造
の防爆領域異常監視装置の提供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するもので、異常を検知する計器の信号に応じて光
パルスの通過(ON)又は遮断(OFF)の切替えを行
なう複数の光スイッチと、前記光パルスを照射すると共
に、パルス光照射に同期させて各光スイッチのパルス光
応答時間に対応したゲート制御を行なって受光したパル
ス光強度から各光スイッチのON/OFF状態を判断す
る入力監視手段と、防爆領域に設置した前記各光スイッ
チと非防爆領域に設置した前記入力監視手段との間を接
続する入力側及び出力側の光ファイバーとを具備して構
成したことを特徴とする防爆領域異常監視装置である。
【0016】
【作用】前述の手段によれば、光スイッチの入力側に直
接光ファイバーで光パルスを入力し、さらに出力側の光
パルスを直接光ファイバーで入力監視手段に接続するよ
うにしたので、防爆領域内における光・電気の信号変換
部をなくすことができる。このため、完全防爆構造の防
爆領域異常監視装置を実現でき、防爆領域での使用制限
をなくすことができると共に、電磁波障害等の対策が不
要になる。
【0017】また、入力側光ファイバーに照射された光
パルスは、各光スイッチまでの光ファイバー長さに対応
した時間で、かつ各光スイッチのON/OFF状況に応
じたパルス光強度で入力監視手段に帰ってくるので、ゲ
ート制御によって各光スイッチごとのON/OFF状態
を判断できる。このため、光スイッチの入力数に関係な
く、入力監視手段との間に入出力2本の光ファイバーを
布設すればよく、費用や手間を大幅に削減できる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
説明する。図1では3個の光スイッチ1,2,3を接続
した例を示しており、該光スイッチの動作は、異常を検
知する計器(図示省略)の信号に応じて、ONの場合は
入力光が出力側に通過し、OFFの場合は遮断されるよ
うになっている。
【0019】上述した各光スイッチ1,2,3は、防爆
領域に設置されており、各々の入力端が入力側光ファイ
バー4に分岐接続され、各々の出力端が出力側光ファイ
バー5に分岐接続されている。入力側光ファイバー4及
び出力側光ファイバー5は、入力監視手段として非防爆
領域に設けた入力監視装置6に接続されている。この入
力監視装置6は各光センサ1,2,3の動作状況を確認
するもので、内部には発信器10、レーザ光源器11、
受光器12、同期管理器13、及び信号処理器14を備
えている。
【0020】入力側光ファイバー4はレーザ光源器11
に接続されており、発振器10がレーザ光源器11をO
N/OFFして発生するパルス光は、入力側光ファイバ
ー4を通って各光スイッチ1,2,3の入口端に一定周
期で照射される。また、出力側光ファイバー5は受光器
12に接続されており、各光スイッチ1,2,3からの
出力光強度は受光器12において電気信号に変換され
る。受光器12は、同期管理器13によって与えられる
ゲート信号を受けて、各光スイッチの応答時間に関連し
てON/OFFされるため、各光スイッチごとの電気信
号を得ることができる。なお、上記応答時間は、照射さ
れたパルス光が各光スイッチを通過してくる時間をあら
かじめ調査しておき、発振器10のON/OFF(レー
ザ光ON/OFF)と同期して出力するよう設定されて
いる。
【0021】信号処理器14は、受光器12で得られた
電気信号のレベルから各光スイッチ1,2,3のON/
OFF状況を判定するものである。この信号処理器14
も同期管理器13と同期して動作しているので、受光器
12で得た電気信号がいずれの光センサに対応するかが
解っており、従って、この電気信号を初めに設定した各
光スイッチのレベルと比較して全光スイッチのON/O
FFを判定している。
【0022】図2は図1の代表的な動作状況を示したも
ので、Aは入力側光ファイバー4に照射されるパルス光
の照射タイミングを示したものである。また、Bは受光
器12のON/OFF状況を示したもので、パルス光照
射後の各光スイッチ1,2,3はそれぞれt1,t2,t
3のタイミングで受光している。さらに、Cは受光器1
2で得られた電気信号を示したもので、実線の1a,2
a,3aは各光スイッチ1,2,3がONの状態時に得
られた出力で、点線で示した1b,2b,3bは反対に
OFFの状態時に得られた出力である。そして、信号処
理器14では、図2のCに一例として示したレベルXと
電気信号(受光器出力)との比較によって、各光スイッ
チ1,2,3のON/OFFを判定している。
【0023】なお、上記実施例の入力監視装置6は、た
んに実施の一例を示したものにすぎず、従って、該装置
のシステム構成はこれに限定されることはなく、たとえ
ばマイコン制御等によって同等の機能を実現することが
可能である。また、光スイッチの数も上述した3個に限
定されるものではなく、1個、2個、あるいは4個以上
が可能なことは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】前述した本発明の防爆領域異常監視装置
によれば、下記のような効果が得られる。 (1)全て光による入力方式のため完全防爆構造とな
り、防爆領域での使用制限がなくなる。 (2)光スイッチの入力数に関係なく、入出力2本の光
ファイバーを布設すれば良いので、費用手間が大巾に削
減できる。 (3)電磁波障害等の対策が不要になり、入力監視装置
の小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防爆領域異常監視装置の一実施例
を示す構成ブロック図である。
【図2】図1の代表的な動作状況を説明するための図で
ある。
【図3】従来の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2,3 光スイッチ 4 入力側光ファイバー 5 出力側光ファイバー 6 入力監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−165196(JP,A) 実開 昭63−175297(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 25/00 - 25/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常を検知する計器の信号に応じて光パ
    ルスの通過(ON)又は遮断(OFF)の切替えを行な
    複数の光スイッチと、前記光パルスを照射すると共
    に、パルス光照射に同期させて各光スイッチのパルス光
    応答時間に対応したゲート制御を行なって受光したパル
    ス光強度から各光スイッチのON/OFF状態を判断す
    る入力監視手段と、防爆領域に設置した前記各光スイッ
    チと非防爆領域に設置した前記入力監視手段との間を接
    続する入力側及び出力側の光ファイバーとを具備して構
    成したことを特徴とする防爆領域異常監視装置。
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