JP2004093407A - 心線対照試験装置及び心線対照試験方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信品質を低下させることなく心線対照試験を実施可能な心線対照試験装置及び心線対照試験方法を提供する。
【解決手段】光ファイバの心線4aの位置を変化させる位置変化部19と、光ファイバの心線4aの位置変化により生ずる光の特定の偏波成分の変動を検出し、その変動量を測定する測定部17とを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】光ファイバの心線4aの位置を変化させる位置変化部19と、光ファイバの心線4aの位置変化により生ずる光の特定の偏波成分の変動を検出し、その変動量を測定する測定部17とを設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバの心線に光(以下、試験光とする)を入射させることにより光ファイバの心線に対して心線対照試験を行うための心線対照試験装置及び心線対照試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを用いた光通信ネットワークの構築、保守点検等を行うにあたっては、作業対象となる光ファイバの心線を特定するために心線対照試験を行う必要がある。
【0003】
上記の心線対照試験を行うにあたっては、図8に例示するような心線対照試験装置100aが用いられる。
本図では、局内装置105と終端側装置108とは、分岐モジュール106及び光ファイバ107aを介して接続され、この光ファイバ107aにより通信光109が伝送されている。
【0004】
心線対照試験装置100aは、この光ファイバ107a、つまり現用回線に対して心線対照試験を行うためのものであり、試験光送信部101、試験光受信部102、反射部103及び心線曲げ部104を有する。
【0005】
試験光送信部101は、分岐モジュール106に接続され、通信光109とは波長が異なる試験光110を分岐モジュール106を介して心線107aへ入射させる。なお、試験光110は、270Hz変調光により形成されている。
【0006】
心線曲げ部104は、心線107aの一部を曲げる。これにより、心線107a内部を伝播してきた試験光110の一部(漏出光)が漏出する。
【0007】
試験光受信部102は、前述の漏出光を検出する。これにより、当業者は心線107aが作業対象の心線であることを確認できる。
【0008】
反射部103は、試験光110のみを反射し、通信光109を透過させるフィルタ部材を備える。
【0009】
図8の心線対照試験装置100aは、現用回線に対して心線対照試験を行うためのものであったが、図9に例示する心線対照試験装置100bは、非現用回線、つまり通信光を伝送していない心線(本図においては心線107a)に対して心線対照試験を行うためのものであり、図8の心線対照試験装置100aと同じく試験光送信部101、試験光受信部102及び心線曲げ部104を有する。
【0010】
試験光送信部101は、試験光110を分岐モジュール106を介して心線107aへ入射させる。
【0011】
心線曲げ部104は、心線107aの一部を曲げる。これにより、心線107a内部を伝播してきた試験光110の一部(漏出光)が漏出する。
【0012】
試験光受信部102は、前述の漏出光を検出する。これにより、当業者は心線107aが作業対象の心線であることを確認できる。
【0013】
なお、試験光110の波長は、何らかの理由により心線107aが試験光を伝送している場合を考慮して、一般的な通信光の波長より長く設定される。
【0014】
一般的な通信光としては、波長が1.31μm、1.55μm、1.625μmの光が用いられることが多い。これらの3種類の光を心線に入射させ、前述の心線対照試験装置により光を漏出させ、3種類の光其々についての強度損失を測定した。図10は、その結果を示す図である。
【0015】
波長1.31μmの光を入射させた場合の強度損失は、他の2種類の光を入射させた場合と比べ小であり、最大でも0.1dBである。このような小さな損失であれば、たとえ現用回線に対して心線対照試験を行ってもサービス品質の低下を招くことはない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような心線対照試験装置には以下に記すような解決すべき課題が存在する。
心線対照試験装置は上述のとおり、現用回線に対しても試験を行う場合もあり、また、昨今の光アンバンドルサービスの展開により、光ファイバの心線中を伝播する通信光の波長管理が困難になる。つまり、キャリアが長波長の通信光を用いても規制することはできず、通信光波長が試験光波長に近接する可能性がある。また、仮にキャリアが使用する通信光波長が管理できても、今後の光通信サービスの多様化により、ネットワークの高速広帯域化に伴う波長多重技術の導入により、通信光波長の長波長化が進む可能性が非常に高い。
【0017】
また、図10に示すとおり、波長1.55μmの光では最大2.5dB、波長1.625μmの光では最大5.0dBもの過剰損失が生ずる。つまり、通信波長が従来、主流であった1.31μmから1.55μmまたは1.625μmと長波長化した場合、通信品質の低下を招くことが予想される。
【0018】
このような事情に鑑み、本発明は、通信品質を低下させることなく心線対照試験を実施可能な心線対照試験装置及び心線対照試験方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、光ファイバの心線へ光を入射させ、光を検出することにより心線に対する心線対照試験を行うための心線対照試験装置であって、心線の位置を変化させる位置変化手段と、心線の位置変化により生ずる光の特定の偏波成分の変動を検出する変動検出手段とを有することを要旨とする。
【0020】
請求項1に記載の本発明にあっては、光の特定の偏波成分の変動のみを検出する。この変動は、心線を曲げずに微少に位置を変化させるだけで生ずるため、心線内を伝播している長波長の通信光の強度に影響を及ぼさない。したがって、現用回線に対して、その通信品質を低下させずに心線対照試験を行うことが可能となる。
【0021】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、変動検出手段は、心線の光の入射端側に位置し、心線の光の出射端側において心線の光の入射端側へ向けて反射された特定の偏波成分の変動量を検出することを要旨とする。
【0022】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、変動検出手段は、心線の光の出射端側に位置することを要旨とする。
【0023】
請求項4に記載の本発明は、請求項1から3に記載の発明において、特定の偏波成分のみを心線へ入射させる特定偏波成分入射手段を有することを要旨とする。
【0024】
請求項5に記載の本発明は、光ファイバの心線へ光を入射させ、光を検出することにより心線に対する心線対照試験を行うための心線対照試験方法であって、心線の位置を変化させ、心線の位置変化により生ずる光の特定の偏波成分の変動を検出することを要旨とする。
【0025】
請求項5に記載の本発明にあっては、光の特定の偏波成分の変動のみを検出する。この変動は、心線を曲げずに微少に位置を変化させるだけで生ずるため、心線内を伝播している長波長の通信光の強度に影響を及ぼさない。したがって、現用回線に対して、その通信品質を低下させずに心線対照試験を行うことが可能となる。
【0026】
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の発明において、特定の偏波成分の変動を心線の光の出射端側において心線の光の入射端側へ向けて反射させ、反射された特定の偏波成分の変動を心線の光の入射端側において検出することを要旨とする。
【0027】
請求項7に記載の本発明は、請求項5に記載の発明において、特定の偏波成分の変動を心線の光の出射端側において検出することを要旨とする。
【0028】
請求項8に記載の本発明は、請求項5から7に記載の発明において、特定の偏波成分のみを心線へ入射させることを要旨とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の心線対照試験装置及び心線対照試験方法についての説明を行う。
なお、以下の実施の形態は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施の形態を採用することが可能であるが、これらの実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
【0030】
「第1の実施の形態」
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる心線対照試験装置1aの構成を示すブロック図である。
本図では、局内装置2と終端側装置5とは、分岐モジュール3及び光ファイバ4aを介して接続され、この光ファイバ4aにより通信光6が伝送されていることを示している。
【0031】
心線対照試験装置1aは、この心線4a、つまり現用回線に対して心線対照試験を行うためのものであり、試験光送信部11、光カプラ14、試験光受信部15、反射部18及び位置変化部19を有する。
【0032】
試験光送信部11は、心線4aの光の入射端側に位置し、試験光を発生させる光源12と、試験光に対して偏光を行い、この試験光の特定の偏波成分のみを光カプラ14に入射させる偏光子13とを有する。なお、本実施の形態においては、特定の偏波成分が直線偏波成分である場合を示すが、これに限定されず、他の偏波成分を光カプラ14に入射させる構成とすることもできる。
【0033】
光カプラ14は、偏光子13により偏光された試験光を分岐モジュール3を介して心線4aへ入射させる。入射された試験光(以下、試験光7とする)は、心線4a内を伝播する。
【0034】
直線偏波成分に限らず光の偏波成分は、従来例のように心線を曲げなくとも、心線の位置を僅かに変化させるだけで変動が生ずる。
【0035】
位置変化部19は、心線4aの短手方向に力(振動)を加え、この心線4aの位置を微少変化させる。これにより、直線偏波成分の位相に変動が生ずる。
【0036】
反射部18は、心線4aの光の出射端側に位置し、試験光7の直線偏波成分を反射させ、通信光6を透過させるフィルタ部材を備える。
【0037】
この反射部18により反射された直線偏波成分は、再度心線4a内を伝播し、分岐モジュール3により光カプラ14に入射される。光カプラ14は、直線偏波成分を試験光受信部15に入射させる。
【0038】
試験光受信部15は、心線4aの光の入射端側に位置し、前述の偏光子13と同様の偏光子16と、測定部17とを有し、測定部17は、位置変化部19の作用により生じた直線偏波成分の変動を検出し、その変動量を測定する。これにより、当業者は心線4aが作業対象の心線であることを確認できる。
なお、前記の偏光子16は、直線偏波成分の検出精度を向上させるためのものである。
【0039】
図2は、図1の心線4aの位置に変化が加えられていない場合の直線偏波成分の強度を示す図である。
本図は、心線4aが屋外に布設された場合を示しており、種々の環境要因により強度変動が生じるものの、その変動量は、極めて微少である。
【0040】
上記の心線4aに対して図1の心線対照試験装置1aにより位置を変化させた場合の直線偏波成分の強度変動量を図3に示す。
心線4aの位置を変化させた場合にのみ、図中の丸枠内で示されるような急激な強度変動が発生する。また、心線4a位置を変化させたにも関わらず、波長が1.625μmの光に強度変動は生じていない。
【0041】
以上の点は、本発明の心線対照試験装置が、通信品質の低下を招くことなく現用回線に対する心線対照試験を実施可能であることを示唆し、さらに、通信光が長波長化した場合においても、通信品質の低下を招くことなく現用回線に対する心線対照試験を実施可能であることを示唆している。
【0042】
「第2の実施の形態」
図4は、本発明の第2の実施の形態にかかる心線対照試験装置1bの構成を示すブロック図である。
図1の心線対照試験装置1aは、現用回線に対して心線対照試験を行うためのものであったが、図4の心線対照試験装置1bは、非現用回線(本図においては心線4a)に対して心線対照試験を行うためのものであり、試験光送信部11、光カプラ14、試験光受信部15、反射部18及び位置変化部19を有する。
【0043】
試験光送信部11は、心線4aの光の入射端側に位置し、試験光を発生させる光源12と、試験光に対して偏光を行い、この試験光の特定の偏波成分のみを光カプラ14に入射させる偏光子13とを有する。なお、本実施の形態においては、特定の偏波成分が直線偏波成分である場合を示すが、これに限定されず、他の偏波成分を光カプラ14に入射させる構成とすることもできる。
【0044】
光カプラ14は、偏光子13により偏光された試験光を分岐モジュール3を介して心線4aへ入射させる。入射された試験光(以下、試験光7とする)は、心線4a内を伝播する。
【0045】
直線偏波成分に限らず光の偏波成分は、従来例のように心線を曲げなくとも、心線の位置を僅かに変化させるだけで変動が生ずる。
【0046】
位置変化部19は、心線4aの短手方向に力(振動)を加え、この心線4aの位置を微少変化させる。これにより、直線偏波成分の位相に変動が生ずる。
【0047】
反射部18は、心線4aの光の出射端側に位置し、試験光7の直線偏波成分を反射させる。なお、本実施の形態における反射部18は、心線4aの開放端である場合を示している。
【0048】
この反射部18により反射された直線偏波成分は、再度心線4a内を伝播し、分岐モジュール3により光カプラ14に入射される。光カプラ14は、直線偏波成分を試験光受信部15に入射させる。
【0049】
試験光受信部15は、心線4aの光の入射端側に位置し、前述の偏光子13と同様の偏光子16と、測定部17とを有し、測定部17は、位置変化部19の作用により生じた直線偏波成分の変動を検出し、その変動量を測定する。これにより、当業者は心線4aが作業対象の心線であることを確認できる。
なお、前記の偏光子16は、直線偏波成分の検出精度を向上させるためのものである。
【0050】
図5は、図4の心線4aの位置に変化が加えられていない場合の直線偏波成分の強度を示す図である。
本図は、心線4aが屋外に布設された場合を示しており、種々の環境要因により強度変動が生じるものの、その変動量は、極めて微少である。
【0051】
上記の心線4aに対して図4の心線対照試験装置1bにより位置を変化させた場合の直線偏波成分の強度変動量を図6に示す。
心線4aの位置を変化させた場合にのみ、図中の丸枠内で示されるような急激な強度変動が発生する。
【0052】
また、非現用回線に対して心線対照試験を行うにあたっては、当業者が非現用回線だと認識していた心線が実際には現用回線であり、通信光が伝播している場合もある。
このような状況を想定して、波長1.55μmの光を心線4bに入射させ、この心線4bの位置を位置変化部19と同様の位置変化部(図示せず)により変化させ、光の強度を測定したが、図中の測定結果が示すとおり、心線4bの位置を変化させたにも関わらず、波長が1.55μmの光に強度変動は生じていない。
【0053】
以上の点は、本発明の心線対照試験装置が、通信品質の低下を招くことなく現用回線に対する心線対照試験を実施可能であることを示唆し、さらに、通信光が長波長化した場合においても、通信品質の低下を招くことなく現用回線に対する心線対照試験を実施可能であることを示唆している。
【0054】
また、本実施の形態における試験光の波長は、通信光の波長と同一でも良く、このことから、光源の共有が可能となり、コストの削減も可能となる。
【0055】
なお、上記の心線対照試験装置1a及び1bは、心線4aの光の出射端側に位置する反射部18により反射された直線偏波成分の変動量を心線4aの光の出射端側に位置する試験光受信部15で測定する構成をとっていたが、これに限定されない。例えば、反射部18を設けず、心線4aの光の出射端側に試験光受信部15を配置した構成とすることもできる。
【0056】
図7は、図1の心線対照試験装置1a及び図2の心線対照試験装置1bの作用を示すシーケンス図である。
試験光送信部11は偏光を行うことにより試験光の直線偏波成分のみを取り出し、光カプラ14に入射させる(S1)。光カプラ14は試験光を分岐モジュール3に入射させ、分岐モジュール3は試験光の経路を設定し、心線4aに入射させる(S2)。試験光は心線4a内を伝播し(S3)、位置変化部は心線4aの位置に変化を加え、これにより試験光の直線偏波成分の位相に変動を生じさせる(S4)。なお、現用回線に対して心線対照試験を行う場合には、S2において、信号光と試験光が合波され、心線4aに入射される。
【0057】
次に、試験光は反射部18により反射され(S5)、この反射光は心線4a内を伝播し(S6)、分岐モジュール3は反射光の経路を設定し、光カプラ14に入射させる(S7)。光カプラ14は、反射光を分配し、試験光受信部15に入射させる(S8)。試験光受信部15は、検出精度を向上させるための再度偏光を行い(S9)、位置変化部19の作用により生じた直線偏波成分の変動量を測定する(S10)。
【0058】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明の心線対照試験装置及び心線対照試験方法は、光の特定の偏波成分の変動のみを検出することにより心線対照試験を行う。この変動は、心線を曲げずに微少に位置を変化させるだけで生ずるため、心線内を伝播している長波長の通信光の強度に影響を及ぼさない。したがって、現用回線に対して、その通信品質を低下させずに心線対照試験を行うことができる。
以上の点から、通信品質を低下させることなく心線対照試験を実施可能な心線対照試験装置及び心線対照試験方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる心線対照試験装置の構成を示すブロック図である。
【図2】心線の位置に変化が加えられていない場合の直線偏波成分の強度を示す図である。
【図3】図1の心線対照試験装置により測定された特定の直線偏波成分の変動量を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる心線対照試験装置の構成を示すブロック図である。
【図5】心線の位置に変化が加えられていない場合の直線偏波成分の強度を示す図である。
【図6】図4の心線対照試験装置により測定された特定の直線偏波成分の変動量を示す図である。
【図7】図1及び図4の心線対照試験装置の作用を示すシーケンス図である。
【図8】従来の心線対照試験装置の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の心線対照試験装置の構成を示すブロック図である。
【図10】心線を曲げることにより生ずる損失の波長依存性を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b 心線対照試験装置
2 局内装置
3 分岐モジュール
4a、4b、4c、4d 心線
5 終端側装置
6 通信光
7 試験光
8 反射光
11 試験光送信部
12 光源
13、16 偏光子
14 光カプラ
15 試験光受信部
17 測定部
18 反射部
19 位置変化部
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバの心線に光(以下、試験光とする)を入射させることにより光ファイバの心線に対して心線対照試験を行うための心線対照試験装置及び心線対照試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを用いた光通信ネットワークの構築、保守点検等を行うにあたっては、作業対象となる光ファイバの心線を特定するために心線対照試験を行う必要がある。
【0003】
上記の心線対照試験を行うにあたっては、図8に例示するような心線対照試験装置100aが用いられる。
本図では、局内装置105と終端側装置108とは、分岐モジュール106及び光ファイバ107aを介して接続され、この光ファイバ107aにより通信光109が伝送されている。
【0004】
心線対照試験装置100aは、この光ファイバ107a、つまり現用回線に対して心線対照試験を行うためのものであり、試験光送信部101、試験光受信部102、反射部103及び心線曲げ部104を有する。
【0005】
試験光送信部101は、分岐モジュール106に接続され、通信光109とは波長が異なる試験光110を分岐モジュール106を介して心線107aへ入射させる。なお、試験光110は、270Hz変調光により形成されている。
【0006】
心線曲げ部104は、心線107aの一部を曲げる。これにより、心線107a内部を伝播してきた試験光110の一部(漏出光)が漏出する。
【0007】
試験光受信部102は、前述の漏出光を検出する。これにより、当業者は心線107aが作業対象の心線であることを確認できる。
【0008】
反射部103は、試験光110のみを反射し、通信光109を透過させるフィルタ部材を備える。
【0009】
図8の心線対照試験装置100aは、現用回線に対して心線対照試験を行うためのものであったが、図9に例示する心線対照試験装置100bは、非現用回線、つまり通信光を伝送していない心線(本図においては心線107a)に対して心線対照試験を行うためのものであり、図8の心線対照試験装置100aと同じく試験光送信部101、試験光受信部102及び心線曲げ部104を有する。
【0010】
試験光送信部101は、試験光110を分岐モジュール106を介して心線107aへ入射させる。
【0011】
心線曲げ部104は、心線107aの一部を曲げる。これにより、心線107a内部を伝播してきた試験光110の一部(漏出光)が漏出する。
【0012】
試験光受信部102は、前述の漏出光を検出する。これにより、当業者は心線107aが作業対象の心線であることを確認できる。
【0013】
なお、試験光110の波長は、何らかの理由により心線107aが試験光を伝送している場合を考慮して、一般的な通信光の波長より長く設定される。
【0014】
一般的な通信光としては、波長が1.31μm、1.55μm、1.625μmの光が用いられることが多い。これらの3種類の光を心線に入射させ、前述の心線対照試験装置により光を漏出させ、3種類の光其々についての強度損失を測定した。図10は、その結果を示す図である。
【0015】
波長1.31μmの光を入射させた場合の強度損失は、他の2種類の光を入射させた場合と比べ小であり、最大でも0.1dBである。このような小さな損失であれば、たとえ現用回線に対して心線対照試験を行ってもサービス品質の低下を招くことはない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような心線対照試験装置には以下に記すような解決すべき課題が存在する。
心線対照試験装置は上述のとおり、現用回線に対しても試験を行う場合もあり、また、昨今の光アンバンドルサービスの展開により、光ファイバの心線中を伝播する通信光の波長管理が困難になる。つまり、キャリアが長波長の通信光を用いても規制することはできず、通信光波長が試験光波長に近接する可能性がある。また、仮にキャリアが使用する通信光波長が管理できても、今後の光通信サービスの多様化により、ネットワークの高速広帯域化に伴う波長多重技術の導入により、通信光波長の長波長化が進む可能性が非常に高い。
【0017】
また、図10に示すとおり、波長1.55μmの光では最大2.5dB、波長1.625μmの光では最大5.0dBもの過剰損失が生ずる。つまり、通信波長が従来、主流であった1.31μmから1.55μmまたは1.625μmと長波長化した場合、通信品質の低下を招くことが予想される。
【0018】
このような事情に鑑み、本発明は、通信品質を低下させることなく心線対照試験を実施可能な心線対照試験装置及び心線対照試験方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、光ファイバの心線へ光を入射させ、光を検出することにより心線に対する心線対照試験を行うための心線対照試験装置であって、心線の位置を変化させる位置変化手段と、心線の位置変化により生ずる光の特定の偏波成分の変動を検出する変動検出手段とを有することを要旨とする。
【0020】
請求項1に記載の本発明にあっては、光の特定の偏波成分の変動のみを検出する。この変動は、心線を曲げずに微少に位置を変化させるだけで生ずるため、心線内を伝播している長波長の通信光の強度に影響を及ぼさない。したがって、現用回線に対して、その通信品質を低下させずに心線対照試験を行うことが可能となる。
【0021】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、変動検出手段は、心線の光の入射端側に位置し、心線の光の出射端側において心線の光の入射端側へ向けて反射された特定の偏波成分の変動量を検出することを要旨とする。
【0022】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、変動検出手段は、心線の光の出射端側に位置することを要旨とする。
【0023】
請求項4に記載の本発明は、請求項1から3に記載の発明において、特定の偏波成分のみを心線へ入射させる特定偏波成分入射手段を有することを要旨とする。
【0024】
請求項5に記載の本発明は、光ファイバの心線へ光を入射させ、光を検出することにより心線に対する心線対照試験を行うための心線対照試験方法であって、心線の位置を変化させ、心線の位置変化により生ずる光の特定の偏波成分の変動を検出することを要旨とする。
【0025】
請求項5に記載の本発明にあっては、光の特定の偏波成分の変動のみを検出する。この変動は、心線を曲げずに微少に位置を変化させるだけで生ずるため、心線内を伝播している長波長の通信光の強度に影響を及ぼさない。したがって、現用回線に対して、その通信品質を低下させずに心線対照試験を行うことが可能となる。
【0026】
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の発明において、特定の偏波成分の変動を心線の光の出射端側において心線の光の入射端側へ向けて反射させ、反射された特定の偏波成分の変動を心線の光の入射端側において検出することを要旨とする。
【0027】
請求項7に記載の本発明は、請求項5に記載の発明において、特定の偏波成分の変動を心線の光の出射端側において検出することを要旨とする。
【0028】
請求項8に記載の本発明は、請求項5から7に記載の発明において、特定の偏波成分のみを心線へ入射させることを要旨とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の心線対照試験装置及び心線対照試験方法についての説明を行う。
なお、以下の実施の形態は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施の形態を採用することが可能であるが、これらの実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
【0030】
「第1の実施の形態」
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる心線対照試験装置1aの構成を示すブロック図である。
本図では、局内装置2と終端側装置5とは、分岐モジュール3及び光ファイバ4aを介して接続され、この光ファイバ4aにより通信光6が伝送されていることを示している。
【0031】
心線対照試験装置1aは、この心線4a、つまり現用回線に対して心線対照試験を行うためのものであり、試験光送信部11、光カプラ14、試験光受信部15、反射部18及び位置変化部19を有する。
【0032】
試験光送信部11は、心線4aの光の入射端側に位置し、試験光を発生させる光源12と、試験光に対して偏光を行い、この試験光の特定の偏波成分のみを光カプラ14に入射させる偏光子13とを有する。なお、本実施の形態においては、特定の偏波成分が直線偏波成分である場合を示すが、これに限定されず、他の偏波成分を光カプラ14に入射させる構成とすることもできる。
【0033】
光カプラ14は、偏光子13により偏光された試験光を分岐モジュール3を介して心線4aへ入射させる。入射された試験光(以下、試験光7とする)は、心線4a内を伝播する。
【0034】
直線偏波成分に限らず光の偏波成分は、従来例のように心線を曲げなくとも、心線の位置を僅かに変化させるだけで変動が生ずる。
【0035】
位置変化部19は、心線4aの短手方向に力(振動)を加え、この心線4aの位置を微少変化させる。これにより、直線偏波成分の位相に変動が生ずる。
【0036】
反射部18は、心線4aの光の出射端側に位置し、試験光7の直線偏波成分を反射させ、通信光6を透過させるフィルタ部材を備える。
【0037】
この反射部18により反射された直線偏波成分は、再度心線4a内を伝播し、分岐モジュール3により光カプラ14に入射される。光カプラ14は、直線偏波成分を試験光受信部15に入射させる。
【0038】
試験光受信部15は、心線4aの光の入射端側に位置し、前述の偏光子13と同様の偏光子16と、測定部17とを有し、測定部17は、位置変化部19の作用により生じた直線偏波成分の変動を検出し、その変動量を測定する。これにより、当業者は心線4aが作業対象の心線であることを確認できる。
なお、前記の偏光子16は、直線偏波成分の検出精度を向上させるためのものである。
【0039】
図2は、図1の心線4aの位置に変化が加えられていない場合の直線偏波成分の強度を示す図である。
本図は、心線4aが屋外に布設された場合を示しており、種々の環境要因により強度変動が生じるものの、その変動量は、極めて微少である。
【0040】
上記の心線4aに対して図1の心線対照試験装置1aにより位置を変化させた場合の直線偏波成分の強度変動量を図3に示す。
心線4aの位置を変化させた場合にのみ、図中の丸枠内で示されるような急激な強度変動が発生する。また、心線4a位置を変化させたにも関わらず、波長が1.625μmの光に強度変動は生じていない。
【0041】
以上の点は、本発明の心線対照試験装置が、通信品質の低下を招くことなく現用回線に対する心線対照試験を実施可能であることを示唆し、さらに、通信光が長波長化した場合においても、通信品質の低下を招くことなく現用回線に対する心線対照試験を実施可能であることを示唆している。
【0042】
「第2の実施の形態」
図4は、本発明の第2の実施の形態にかかる心線対照試験装置1bの構成を示すブロック図である。
図1の心線対照試験装置1aは、現用回線に対して心線対照試験を行うためのものであったが、図4の心線対照試験装置1bは、非現用回線(本図においては心線4a)に対して心線対照試験を行うためのものであり、試験光送信部11、光カプラ14、試験光受信部15、反射部18及び位置変化部19を有する。
【0043】
試験光送信部11は、心線4aの光の入射端側に位置し、試験光を発生させる光源12と、試験光に対して偏光を行い、この試験光の特定の偏波成分のみを光カプラ14に入射させる偏光子13とを有する。なお、本実施の形態においては、特定の偏波成分が直線偏波成分である場合を示すが、これに限定されず、他の偏波成分を光カプラ14に入射させる構成とすることもできる。
【0044】
光カプラ14は、偏光子13により偏光された試験光を分岐モジュール3を介して心線4aへ入射させる。入射された試験光(以下、試験光7とする)は、心線4a内を伝播する。
【0045】
直線偏波成分に限らず光の偏波成分は、従来例のように心線を曲げなくとも、心線の位置を僅かに変化させるだけで変動が生ずる。
【0046】
位置変化部19は、心線4aの短手方向に力(振動)を加え、この心線4aの位置を微少変化させる。これにより、直線偏波成分の位相に変動が生ずる。
【0047】
反射部18は、心線4aの光の出射端側に位置し、試験光7の直線偏波成分を反射させる。なお、本実施の形態における反射部18は、心線4aの開放端である場合を示している。
【0048】
この反射部18により反射された直線偏波成分は、再度心線4a内を伝播し、分岐モジュール3により光カプラ14に入射される。光カプラ14は、直線偏波成分を試験光受信部15に入射させる。
【0049】
試験光受信部15は、心線4aの光の入射端側に位置し、前述の偏光子13と同様の偏光子16と、測定部17とを有し、測定部17は、位置変化部19の作用により生じた直線偏波成分の変動を検出し、その変動量を測定する。これにより、当業者は心線4aが作業対象の心線であることを確認できる。
なお、前記の偏光子16は、直線偏波成分の検出精度を向上させるためのものである。
【0050】
図5は、図4の心線4aの位置に変化が加えられていない場合の直線偏波成分の強度を示す図である。
本図は、心線4aが屋外に布設された場合を示しており、種々の環境要因により強度変動が生じるものの、その変動量は、極めて微少である。
【0051】
上記の心線4aに対して図4の心線対照試験装置1bにより位置を変化させた場合の直線偏波成分の強度変動量を図6に示す。
心線4aの位置を変化させた場合にのみ、図中の丸枠内で示されるような急激な強度変動が発生する。
【0052】
また、非現用回線に対して心線対照試験を行うにあたっては、当業者が非現用回線だと認識していた心線が実際には現用回線であり、通信光が伝播している場合もある。
このような状況を想定して、波長1.55μmの光を心線4bに入射させ、この心線4bの位置を位置変化部19と同様の位置変化部(図示せず)により変化させ、光の強度を測定したが、図中の測定結果が示すとおり、心線4bの位置を変化させたにも関わらず、波長が1.55μmの光に強度変動は生じていない。
【0053】
以上の点は、本発明の心線対照試験装置が、通信品質の低下を招くことなく現用回線に対する心線対照試験を実施可能であることを示唆し、さらに、通信光が長波長化した場合においても、通信品質の低下を招くことなく現用回線に対する心線対照試験を実施可能であることを示唆している。
【0054】
また、本実施の形態における試験光の波長は、通信光の波長と同一でも良く、このことから、光源の共有が可能となり、コストの削減も可能となる。
【0055】
なお、上記の心線対照試験装置1a及び1bは、心線4aの光の出射端側に位置する反射部18により反射された直線偏波成分の変動量を心線4aの光の出射端側に位置する試験光受信部15で測定する構成をとっていたが、これに限定されない。例えば、反射部18を設けず、心線4aの光の出射端側に試験光受信部15を配置した構成とすることもできる。
【0056】
図7は、図1の心線対照試験装置1a及び図2の心線対照試験装置1bの作用を示すシーケンス図である。
試験光送信部11は偏光を行うことにより試験光の直線偏波成分のみを取り出し、光カプラ14に入射させる(S1)。光カプラ14は試験光を分岐モジュール3に入射させ、分岐モジュール3は試験光の経路を設定し、心線4aに入射させる(S2)。試験光は心線4a内を伝播し(S3)、位置変化部は心線4aの位置に変化を加え、これにより試験光の直線偏波成分の位相に変動を生じさせる(S4)。なお、現用回線に対して心線対照試験を行う場合には、S2において、信号光と試験光が合波され、心線4aに入射される。
【0057】
次に、試験光は反射部18により反射され(S5)、この反射光は心線4a内を伝播し(S6)、分岐モジュール3は反射光の経路を設定し、光カプラ14に入射させる(S7)。光カプラ14は、反射光を分配し、試験光受信部15に入射させる(S8)。試験光受信部15は、検出精度を向上させるための再度偏光を行い(S9)、位置変化部19の作用により生じた直線偏波成分の変動量を測定する(S10)。
【0058】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明の心線対照試験装置及び心線対照試験方法は、光の特定の偏波成分の変動のみを検出することにより心線対照試験を行う。この変動は、心線を曲げずに微少に位置を変化させるだけで生ずるため、心線内を伝播している長波長の通信光の強度に影響を及ぼさない。したがって、現用回線に対して、その通信品質を低下させずに心線対照試験を行うことができる。
以上の点から、通信品質を低下させることなく心線対照試験を実施可能な心線対照試験装置及び心線対照試験方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる心線対照試験装置の構成を示すブロック図である。
【図2】心線の位置に変化が加えられていない場合の直線偏波成分の強度を示す図である。
【図3】図1の心線対照試験装置により測定された特定の直線偏波成分の変動量を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる心線対照試験装置の構成を示すブロック図である。
【図5】心線の位置に変化が加えられていない場合の直線偏波成分の強度を示す図である。
【図6】図4の心線対照試験装置により測定された特定の直線偏波成分の変動量を示す図である。
【図7】図1及び図4の心線対照試験装置の作用を示すシーケンス図である。
【図8】従来の心線対照試験装置の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の心線対照試験装置の構成を示すブロック図である。
【図10】心線を曲げることにより生ずる損失の波長依存性を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b 心線対照試験装置
2 局内装置
3 分岐モジュール
4a、4b、4c、4d 心線
5 終端側装置
6 通信光
7 試験光
8 反射光
11 試験光送信部
12 光源
13、16 偏光子
14 光カプラ
15 試験光受信部
17 測定部
18 反射部
19 位置変化部
Claims (8)
- 光ファイバの心線へ光を入射させ、該光を検出することにより該心線に対する心線対照試験を行うための心線対照試験装置であって、
前記心線の位置を変化させる位置変化手段と、
前記心線の位置変化により生ずる前記光の特定の偏波成分の変動を検出する変動検出手段と
を有することを特徴とする心線対照試験装置。 - 前記変動検出手段は、前記心線の光の入射端側に位置し、前記心線の光の出射端側において前記心線の光の入射端側へ向けて反射された特定の偏波成分の変動量を検出することを特徴とする請求項1に記載の心線対照試験装置。
- 前記変動検出手段は、前記心線の光の出射端側に位置することを特徴とする請求項1に記載の心線対照試験装置。
- 前記特定の偏波成分のみを前記心線へ入射させる特定偏波成分入射手段を有することを特徴とする請求項1から3に記載の心線対照試験装置。
- 光ファイバの心線へ光を入射させ、該光を検出することにより該心線に対する心線対照試験を行うための心線対照試験方法であって、
前記心線の位置を変化させ、
前記心線の位置変化により生ずる前記光の特定の偏波成分の変動を検出する
ことを特徴とする心線対照試験方法。 - 前記特定の偏波成分を前記心線の光の出射端側において前記心線の光の入射端側へ向けて反射させ、
前記反射された特定の偏波成分の変動を前記心線の光の入射端側において検出する
ことを特徴とする請求項5に記載の心線対照試験方法。 - 前記特定の偏波成分の変動を前記心線の光の出射端側において検出することを特徴とする請求項5に記載の心線対照試験方法。
- 前記特定の偏波成分のみを前記心線へ入射させることを特徴とする請求項5から7に記載の心線対照試験方法。
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JP2009244610A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバ心線対照方法および装置 |
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2002
- 2002-08-30 JP JP2002255804A patent/JP2004093407A/ja active Pending
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