JP3320970B2 - 充填材により封止めされた電子機器装置 - Google Patents

充填材により封止めされた電子機器装置

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JP3320970B2 JP07603196A JP7603196A JP3320970B2 JP 3320970 B2 JP3320970 B2 JP 3320970B2 JP 07603196 A JP07603196 A JP 07603196A JP 7603196 A JP7603196 A JP 7603196A JP 3320970 B2 JP3320970 B2 JP 3320970B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充填材により封止
めされた電子機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器装置、たとえば近接スイ
ッチは、図6〜図9に示すように、コア1、コイル1
5、コア1から延設されたプリント基板4、これらを接
続するリード線2、コア1からプリント基板4を支持す
るコア・プリント基板ホルダー3´を有しており、これ
らのコア等アッセンブリはボディー7´内に収容され、
外部ケーブル11と接続されている。ボディー7´の前
端には先端キャップ6´がボディー7´の前方から嵌め
込まれて取りつけられており、コア等アッセンブリがボ
ディー7´内に収容された後ボディー7´に充填材10
が充填される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に使用されてい
る近接スイッチ(または充填材により封止された電子機
器)は、使用できる上限温度が70°C前後であった。
これは機器に使われている素子の耐熱温度からの制限よ
りむしろ、リード線の断線、および固定されている素子
の位置変化からの制限による。リード線の断線、および
素子の位置変化の発生理由は、つぎの通りである。ま
ず、機器の周囲温度によって機器が温度上昇し、それに
つれて内部充填材10(ハードエポキシ樹脂)が熱膨張
する。この充填材10の熱膨張によって充填材凹部Aへ
の応力集中が生じ、充填材凹部Aから亀裂が発生して進
行し、充填材内部のリード線切断を生じる。(図10)
一方、充填材10の熱膨張によってボディー内部の圧力
が上昇し、はめ込み部品の(キャップなど)外れや飛び
出しが生じ、ひいては固定部品(素子自体)の飛び出し
を生じてしまい、外部の要因でコアが損傷してしまう。
本発明の目的は、リード線の断線を防止でき、はめ込み
部品の(キャップなど)外れや飛び出しを防止できる、
充填材により封止めされた電子機器装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の装置はつぎの通りである。界を発生するコイルと
コア、該コアから延設されたプリント基板と、前記コイ
ルと前記プリント基板とを結ぶリード線とをボディー内
に収容し、該ボディー内部を充填材により封止めした電
子機器装置において、前記リード線を溝付きの基板ホル
ダーの溝部に配置するとともに、該溝部を軟質充填材で
封止めしたことを特徴とする充填材により封止めされた
電子機器装置。
【0005】上記本発明の装置では、リード線を溝部内
に配置しリード線まわりを軟質充填材としたので、硬質
充填材がリード線に接触することはなく、リード線の切
断を防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施例の装置を図1〜図5
を参照して説明する。本発明実施例の充填材により封止
めされた電子機器装置は、コア等アッセンブリと、この
コア等アッセンブリを収容するボディー7、ボディー7
内に設けられた先端キャップ6、スリーブ8、(硬質)
充填材10(たとえば、エポキシ樹脂)、背面押え9
と、を有し、外部ケーブル11に接続されている。
【0007】コア等アッセンブリは、図1〜図3に示す
ように、コア1と、コア1から延設されたプリント基板
4と、コイル15とプリント基板4を接続するリード線
2と、コア1からプリント基板4を保持するコア・プリ
ント基板ホルダー(以下、基板ホルダーという)3と、
を有している。ここで、基板ホルダー3は、コア1とプ
リント基板4の位置が相対的に変化してリード線2が過
度に引っ張られないようにするために、そして、コア1
がボディー7に収まった時にコア1自体の中心がボディ
ー7の中心とずれないようにするために、設けられてい
る。
【0008】基板ホルダー3にはリード線2が通る溝1
2を形成し、リード線12の側面に壁を形成してある。
そして、リード線2の接続後、その溝12内にリード線
2を覆うように軟質充填材5(たとえば、シリコーン樹
脂)を流し込み、リード線2のまわりを軟質充填材5で
埋める。これによって、(硬質)充填材10が直接リー
ド線2に触れることを防止している。また、基板ホルダ
ー3の溝は深くしてあり、そうすることによって充填材
10が高温で膨張した時に発生する応力が直接リード線
2に与える影響が低減されている。また、基板ホルダー
3に溝12を設けてそこにリード線2を配置する構造を
とることによって、リード線溝12を満たすように軟質
充填材5を塗布すれば、軟質充填材5の塗布量、塗布範
囲が常に一定となり、量産上、便利である。
【0009】先端キャップ6はボディー7の後端(図4
では右側)から挿入される構造をとっている。ボディー
7の前端部には内方にせり出す段部13が形成されてお
り、先端キャップ6の外周面に形成された外方にせり出
す段部14を段部13に係合させることによって、先端
キャップ6やコア等アッセンブリの前方への飛び出しが
防止される。
【0010】先端キャップ6やコア等アッセンブリの前
方への飛び出しが無くなったことは、単に近接スイッチ
等の電子機器の位置精度が向上しただけにとどまらな
い。近接スイッチ等の電子機器と被検出体の間隔は一般
的に被検出体の位置のバラツキを考慮して、近接スイッ
チ等の電子機器の検出距離の1/2程度、つまり最小間
隔が数mmにセットされている。この状態で先端キャッ
プ6やコア等アッセンブリの前方への飛び出しが発生す
ると、先端キャップ6やコア等アッセンブリと被検出体
とが物理的に干渉してコア1の破損につながる。しか
し、本発明実施例の先端キャップ6のボディー7への組
付構造をとることによって、コア1の破損も無くなり、
近接スイッチの耐久性が向上する。
【0011】また、従来技術では、先端キャップ6´を
ボディー7´に嵌め込んで固定するため、先端キャップ
6´が柔軟性のある材質に限定されたり、先端キャップ
6´、ボディー7´、およびコア1の寸法に、はめ込み
が可能な分のクリアランスが必要となるため、組立後の
ボディー7´とコイル1の中心がその分ずれる可能性が
あったが、本発明実施例の構造とすることにより、その
ような材料制約やずれは生じなくなる。
【0012】また、スリーブ8はコア1の外径(先端キ
ャップ6の内径に実質的に等しい)と等しい内径をも
ち、ボディー7内に組み付けられており、先端キャップ
6はこのスリーブ8によってボディー7後方側から押さ
えられている。また、スリーブ8は背面押え9によって
ボディー7後方側から押さえられており、背面押え9は
ボディー7後端に固定されている。この構造によって、
スリーブ8と先端キャップ6の内面がフラットになり、
応力集中を充填材10に生じさせる要因となる凹凸部が
無くなり、高温時の充填材10の亀裂発生が低減でき
る。
【0013】また、従来技術では、ボディー7´はソリ
ッドな円筒材料を加工して製造する上、先端キャップ6
´との嵌め合い部分には、高度な加工精度が要求され、
結果的に製造コスト低減のネックになっていた。しか
し、本発明の構造を採用することによって、ボディー7
はパイプ状の材料を加工することにより製造でき、それ
によって複雑な形状への加工が不要となり、かつ一般的
な嵌め合い公差と加工精度で済むため、製造コストの低
減につながる。
【0014】
【発明の効果】請求項1の装置によれば、リード線を溝
部内に配置しリード線まわりを軟質充填材としたので、
硬質充填材がリード線に接触することはなく、リード線
の切断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の装置のうちコア等アッセンブリ
の部分の斜視図である。
【図2】図1のコア等アッセンブリの側面図である。
【図3】図1のコア等アッセンブリの背面図(コイル等
アッセンブリの後端側から見た図)である。
【図4】本発明実施例の装置の断面図である。
【図5】図4の装置の組立順を示す断面図である。
【図6】従来の装置のうちコア等アッセンブリの部分の
斜視図である。
【図7】図6のコア等アッセンブリの側面図である。
【図8】図6のコア等アッセンブリの背面図(コイル等
アッセンブリの後端側から見た図)である。
【図9】従来の装置の断面図である。
【図10】図9の装置でリード線の切断を示す図9の装
置の部分断面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 リード線 3 基板ホルダー 4 プリント基 5 軟質充填材 6 先端キャップ 7 ボディー 8 スリーブ 10 (硬質)充填材 11 外部ケーブル 12 溝 13、14 段部 15 コイル
フロントページの続き (72)発明者 平井 孝男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 鈴木 慎一郎 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 山武 ハネウエル株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−77802(JP,A) 実開 平4−119944(JP,U) 実開 昭56−50038(JP,U) 実開 平1−121236(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 5/06 H01H 36/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界を発生するコイルとコア、該コアか
    ら延設されたプリント基板と、前記コイルと前記プリン
    ト基板とを結ぶリード線とをボディー内に収容し、該ボ
    ディー内部を充填材により封止めした電子機器装置にお
    いて、前記リード線を溝付きの基板ホルダーの溝部に配
    置するとともに、該溝部を軟質充填材で封止めしたこと
    を特徴とする充填材により封止めされた電子機器装置。
JP07603196A 1996-03-29 1996-03-29 充填材により封止めされた電子機器装置 Expired - Fee Related JP3320970B2 (ja)

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