JP3320119B2 - 炭化装置 - Google Patents

炭化装置

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JP3320119B2
JP3320119B2 JP29553192A JP29553192A JP3320119B2 JP 3320119 B2 JP3320119 B2 JP 3320119B2 JP 29553192 A JP29553192 A JP 29553192A JP 29553192 A JP29553192 A JP 29553192A JP 3320119 B2 JP3320119 B2 JP 3320119B2
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  • Coke Industry (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば廃棄木材などの
炭材を炭化処理して、その再利用を図るための炭化装置
に関し、詳しくはその排出部に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の炭化装置としては、
乾留炉を回転ドラムにより構成し、この回転ドラム内
で、炭材を加熱して炭化物を生成するものが知られてい
る(例えば、特開昭47−15387号公報参照)。一
般に、炭化処理により生成される炭化物はそれまでの乾
留炉内での炭化処理により極めて高温(例えば500
℃)に加熱されているため、炭化処理の後、ただちに外
部に取り出すと外気に触れて着火するおそれがある。こ
のため、このような炭化装置では、炭化処理した後の炭
化物を冷却しつつ取出口に導くための回転胴が上記回転
ドラムとは別に設けられている。
【0003】また、上記回転胴以外にも、従来より、図
4に示すように、回転ドラムaの排出口bに接続されて
取出口cまで延ばされた排出筒dを設け、この排出筒d
内で冷却した後、ピストン部材eにより上記取出口cま
で押し出すようにしたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記回転胴
もしくは排出筒dにおける冷却は自然放熱によるもので
あるため、冷却のために長時間を必要とするという不都
合がある上、放熱促進のために外気を強制導入して循環
させると上記着火のおそれが生じる。その一方、放水な
どにより炭化物を直接的に冷却すると、放水後の冷却水
の濾過処理や炭化物が湿気を帯びるため乾燥処理などの
手間が増加してしまう。
【0005】また、上記排出筒dを長くして冷却の促進
を図ることも考えられるが、炭化物の搬送をピストン部
材eにより行うものでは、シリンダ能力から排出筒dを
あまり長いものとすることができず、冷却の促進を図る
ことができない。これに対してコンベア手段の適用が考
えられるが、耐熱性という点で難点がある。このため、
耐熱性と搬送距離の設定に自由度のある搬送手段が必要
となる。
【0006】さらに、回転ドラムaにより炭化処理を連
続で行う場合、炭化処理された炭化物が連続して回転胴
もしくは排出筒d内に導入されることになるが、上記冷
却に長時間要するため、この冷却工程によって連続処理
速度が制限されてしまうという不都合が生じる。一方、
上記連続処理速度を上げるために上記冷却時間を短縮す
ると、上記取出口cには、通常、図4に示すように炭化
物を移送するための移送容器fが接続されて満杯になる
度に空の移送用容器と交換されるようになっているた
め、まだかなり高温のままの炭化物で上記移送容器fが
満たされてしまい、その移送容器fの交換時の取扱いが
困難となる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、炭化物の排出
に際し、不都合を生じさせることなくその炭化物の冷却
の促進を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、炭材を炭化処理する乾留炉
と、この乾留炉により炭化処理された炭化物を取出口ま
で排出する排出手段とを備えたものを前提とする。この
ものにおいて、上記排出手段を、上記乾留炉の排出口に
連通して取出口まで延ばされた筒状ケーシングにより外
気を遮断した状態で炭化物を搬送する搬送手段と、この
搬送手段による搬送過程において炭化物を冷却する冷却
手段とを備えるものとする。そして、上記冷却手段を、
上記搬送手段の筒状ケーシングの少なくとも底壁の外面
を覆いかつその外面に接触して設けられたウォータジャ
ケットと、このウォータジャケットに冷却水を循環させ
る冷却水循環系とを備えるものとする。また、上記搬送
手段として筒状ケーシング内を移動するチェーンコンベ
アを備える。そして、このチェーンコンベアに、進行方
向に所定間隔を隔てて耐熱金属よりなる複数の搬送用ブ
ラシを植設し、各搬送用ブラシを上記進行方向に直交し
かつ先端部が筒状ケーシングの底壁の内面側に向かって
突出して該内面に接触するように配設する構成とするも
のである。
【0009】さらに、請求項記載の発明は、請求項1
記載の発明において、搬送手段の取出口側端部に炭化物
を一時貯留する貯留室を設け、この貯留室の取出口に開
閉可能なゲートを設ける構成とするものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
ドラムの排出口から搬送手段の筒状ケーシング内に排出
された炭化物が、筒状ケーシングの底壁に沿って内面上
を取出口まで移動される。この際、上記炭化物の熱とウ
ォータジャケット内の冷却水とが上記底壁を介して熱交
換されて、上記炭化物が上記冷却水によって間接的に冷
却される。このため、上記炭化物の冷却が自然放熱の場
合より促進される。その上、上記炭化物は乾燥状態のま
ま冷却される上、冷却水が粉炭などにより汚されること
がないため濾過処理をすることなく再使用が可能とな
る。また、炭化物がチェーンコンベアと耐熱金属により
なる搬送用ブラシとによって筒状ケーシング内を取出口
まで移動されるため、炭化物の熱に十分対抗することが
でき、また、チェーンコンベアの適用により搬送距離設
定の自由度が従来装置より拡がり、その取出口までの距
離を長くしても不都合が生じない。このため、搬送距離
を長くするほど、冷却の促進が図られる。
【0011】さらに、請求項記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明による作用に加えて、貯留室に炭
化物が一時貯留されることにより、取り出しまでの時間
が長くなり、その分冷却の促進が図られる。また、ゲー
トの開閉操作により移送容器への投入が容易かつ確実と
なる上、外気との遮断の確実化が図られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、本発明の実施例に係る炭化装置を示し、1
は炭材を炭化処理するための乾留炉、2はこの乾留炉1
に炭材を供給する供給手段、3は上記乾留炉1内の炭材
を燃焼熱により加熱する加熱手段、4は上記乾留炉1で
炭化処理された炭化物を排出する排出手段である。
【0013】上記乾留炉1は、複数のローラ5,5によ
ってドラム軸Xの回りに回転可能に支持されたドラム6
と、このドラム6の上記ドラム軸X方向一端部(図1の
左端部)に非回転状態で外挿されてそのドラム6の供給
口7を遮蔽する筒状端部カバー8と、他端部(図1の右
端部)に非回転状態で外挿されて上記ドラム6の排出口
9を遮蔽する筒状端部カバー10とを備えている。上記
ドラム6は、上記複数のローラ5,5が図示しないモー
タにより回転駆動されることにより上記ドラム軸Xの回
りに回転駆動されるようになっている。なお、上記ドラ
ム6は供給口7から排出口9に向かってわずかに下り勾
配となるように配置されており、上記供給口7から供給
された炭材が炭化処理されつつ上記排出口9の側に送ら
れるようになっている。また、上記排出口9側の端部カ
バー10の上部には、上記ドラム6の上部に滞積する乾
留ガスなどを含む排煙を導出する排煙導出管10aが接
続され、この排煙導出管10aを通してドラム6外に導
出した高温の排煙を気液に分離して再利用を図るように
なっている。
【0014】上記供給手段2は、投入用コンベア11に
より投入される炭材を受ける供給ホッパー12と、この
供給ホッパー12の下端開口に連通されて上記ドラム6
に向かって横向きに延ばされた送給筒部13と、シリン
ダ14によって駆動されて上記送給筒部13内の炭材を
上記ドラム6の供給口7まで押し込むピストン部材15
とを備えている。
【0015】上記加熱手段3は、上記供給口7側の端部
カバー8を貫通して配設された燃焼バーナ16と、この
燃焼バーナ16に空気および燃料を供給する図示しない
導入管とを備えており、上記燃料が燃焼バーナ16で燃
焼されてその燃焼熱により上記ドラム6内を加熱するよ
うになっている。
【0016】上記排出手段4は、上記排出口9側の端部
カバー10の底部と連通されて上記排出口9から排出さ
れた炭化物を斜め下方に導出する排出筒部17と、この
排出筒部の先端に連通されて炭化物を移送容器18まで
搬送する搬送手段19と、この搬送手段19での搬送過
程における炭化物を冷却する冷却手段20とを備えてい
る。
【0017】上記排出筒部17の内部には、供給筒部1
3内のピストン部材15と同様の構成のピストン部材1
7aが設けられており、排出筒部17に落下してきた炭
化物を上記搬送手段19の側に押出すようになってい
る。
【0018】上記搬送手段19は、チェーンコンベア2
1と、このチェーンコンベア21を内部に収容して密閉
する筒状ケーシング22と、このケーシング22の先端
部に連通状態で一体的に設けられたホッパー24と、こ
のホッパー24の下端開口により構成される取出口25
を開閉可能に遮蔽するシャッターゲート26とを備えて
いる。
【0019】上記チェーンコンベア21は、図2に詳細
を示すように、図2の奥行き方向に複数本配置された無
端状のコンベアチェーン27と、この各コンベアチェー
ン27が張り渡される一対の歯車28a,28bと、上
記各コンベアチェーン27に植設されて炭化物Tをかき
あげるための多数の搬送用ブラシ部29,29,…とを
備えている。上記一方の歯車(図2の左側の歯車)28
aが上記排出筒部17の近傍位置に、他方の歯車(同図
の右側の歯車)28bが上記一方の歯車28aよりも所
定の上方位置にそれぞれ配置され、インバータモータな
どにより回転駆動されて上記コンベアチェーン27が図
2に一点鎖線で示す矢印方向に移動するようになってい
る。また、上下に位置する各コンベアチェーン27は、
上記左側歯車28aに近い側の位置で一対のガイド部材
30a,30bによりガイドされて、上記左側歯車28
aから両ガイド部材30a,30bまでがほぼ水平に、
上記両ガイド部材30a,30bから右側歯車28bま
でが斜め上に延ばされている。そして、この各コンベア
チェーン27の配置に対応して上記ケーシング22も水
平部22aと、傾斜部22bとから構成されており、そ
の水平部22aおよび傾斜部22bの底壁22cと上記
下側の各コンベアチェーン27aとの間が炭化物Tの搬
送空間31としての所定の間隔に形成されている。
【0020】上記各搬送用ブラシ部29は、図3に詳細
を示すように、各コンベアチェーン27の進行方向(同
図に一点鎖線の矢印で示す方向)の前後から相対向する
一対の挟持板29a,29aと、この一対の挟持板29
a,29aの間に挟持されて上記進行方向に直交しかつ
外方に所定量突出された多数の耐熱鋼線(例えばステン
レス鋼線)よりなるブラシ29bとから構成されてい
る。そして、上記一対の挟持板29a,29aが上記両
コンベアチェーン27,27に対して上記進行方向に一
定間隔で位置固定されており、また、上記ブラシ29b
はその先端が上記底壁22cの内面と接触してわずかに
弾性変形する程度に突出されている。すなわち、このブ
ラシ29bによって、上記搬送空間31内にある炭化物
Tを上記水平部22aから傾斜部22bの頂部までかき
あげられるようになっている。
【0021】上記ホッパー24は、上記ケーシング22
の傾斜部22bの頂部位置で投入口24aを介して連通
されており、このホッパー24により画成された内部空
間によって、炭化物を取出口25から取り出す前に一時
貯留する貯留室33が構成されている。そして、上記取
出口25の外周囲には、移送容器18の上端開口を遮蔽
する遮蔽カバー34が取付けられており、この遮蔽カバ
ー34は上記移送容器18への炭化物の投入の際に炭化
物Tと外気とを遮断するようになっている。
【0022】上記冷却手段20は、上記搬送手段19の
ケーシング22の外面に設けられたウォータジャケット
23と、このウォータジャケット23への冷却水の導入
および導出を行う冷却水循環系32とを備えている。上
記ウォータジャケット23は、上記底壁22cの外面を
中心としてその底壁22cの周辺部の外面を覆うように
上記水平部22aおよび傾斜部22bにわたって設けら
れており、上記冷却水循環系32からの冷却水が内部を
循環して上記底壁22cなどを冷却するようになってい
る。
【0023】上記構成の炭化装置において、ホッパー1
2に投入された炭材がピストン部材15の作動により供
給口7からドラム6の内部に供給され、燃焼バーナ16
による加熱により炭化処理される。所定時間経過後、炭
化処理された炭化物Tが排出口9から排出筒部17に落
下され、さらに、ピストン部材17aにより排出筒部1
7を通してケーシング22の水平部22aの底壁22c
の内面上に炭化物Tが移送される。そして、コンベアチ
ェーン27の循環作動とともに多数の搬送用ブラシ部2
9,29,…が作動されて、上記炭化物Tが各ブラシ部
29の進行方向前面側にかき込まれる。そして、各ブラ
シ部29の前面側にかき込まれた炭化物Tは水平部22
aの底壁22cの内面上を滑りながら前方に搬送され、
連続して傾斜部22bの底壁22cの内面上を滑りなが
ら投入口24aまでかきあげられた後、その投入口24
aから貯留室33内に投入される。この貯留室33に炭
化物Tが所定量溜るまで一時貯留され、所定量になった
時点でシャッターゲート26が開かれて貯留室33内の
炭化物Tが取出口25を通して移送容器18に入れられ
る。
【0024】上記炭化物Tが各ブラシ部29により水平
部22aおよび傾斜部22bの底壁22cの内面上を滑
る際、その底壁22cの外面がウォータジャケット23
内の冷却水によって冷却されるため、この底壁22cを
介して熱交換されて、上記炭化物Tをウォータジャケッ
ト23内の冷却水によって間接的に冷却することができ
る。このため、自然放熱による冷却と比べ、冷却の促進
を図ることができる。また、間接冷却であるため、上記
炭化物Tを乾燥状態のままで冷却することができる上、
冷却水を直接散水する場合などと比べ、冷却水が粉炭な
どにより汚されることがないため濾過処理などをするこ
となく冷却水の再使用が可能となり、省力化を図ること
ができる。しかも、上記ケーシング22によって冷却中
の炭化物Tは外気と遮断されているため、高温の炭化物
Tの着火防止を確実に図ることができる。
【0025】また、上記高温の炭化物Tの搬送を耐熱性
鋼線よりなる多数のブラシ部29,29,…により行っ
ているため、炭化物Tの熱に十分に対抗することができ
る上、上記コンベアチェーン27を長くするだけで、搬
送距離を長くすることができ、すなわち、ウォータジャ
ケット23内の冷却水との間接的な接触を保つ距離を長
くすることができ、炭化物Tの冷却の促進を容易に図る
ことができる。
【0026】さらに、上記炭化物Tが移送容器18に入
れられる前に貯留室33に一時貯留されるため、取り出
しまでの時間が長くなり、その分冷却の促進を図ること
ができる。また、上記移送容器18への投入に際し、シ
ャッターゲート26が設けられているため、その開作動
により炭化物Tがホッパー24から重力落下して移送容
器18への投入を容易かつ短時間に行うことができる
上、閉作動させることによりその移送容器18の交換を
容易にかつ粉塵などの飛散を防止した状態で行うことが
できる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。すなわち、上記実施例では、搬送手段19での搬送
をコンベアチェーン27などにより行っているが、これ
に限らず、例えばスクリューコンベアなどを用いてもよ
い。
【0028】上記実施例では、ウォータジャケット23
をケーシング22の底壁22cを中心にしてその周辺部
に設けているが、これに限らず、例えばケーシング22
の外周面の全域に設けてもよい。この場合、上記スクリ
ューコンベアに対して特に有効となる。
【0029】また、上記実施例では回転するドラム6を
示したが、これに限らず、非回転の乾留炉であってもよ
い。
【0030】さらに、上記実施例では、搬送手段19を
斜上するように構成しているが、これに限らず、例え
ば、水平に延びるように構成してもよく、また、排出筒
部17を省略してドラム6の排出口9からケーシング2
2に直接導入するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における炭化装置によれば、炭化処理直後の高温の炭
化物が搬送手段のケーシング内を搬送される過程で、ケ
ーシングの底壁などの外面が冷却手段のウォータジャケ
ット内の冷却水によって冷却されるため、上記炭化物を
ウォータジャケット内の冷却水との熱交換によって間接
的に冷却することができる。このため、自然放熱による
冷却と比べ、冷却の促進を図ることができる。また、間
接冷却であるため、上記炭化物を乾燥状態のままで冷却
することができる上、冷却水を直接散水する場合などと
比べ、冷却水の濾過処理などをすることなく冷却水の再
使用が可能となり、省力化を図ることができる。しか
も、上記ケーシングによって冷却中の炭化物と外気とを
遮断することができるため、高温の炭化物の着火防止を
確実に図ることができる。また、上記搬送手段がチェー
ンコンベアにより構成され、このチェーンコンベアに耐
熱性鋼線よりなり先端部がケーシングの底壁の内面に接
触する多数の搬送用ブラシ部が設けられているため、炭
化物からの高熱に十分に対抗することができる上、上記
チェーンコンベアを長くするだけで、搬送距離を長くす
ることができ、すなわち、ウォータジャケット内の冷却
水との間接的な接触を保つ距離を長くすることができ、
炭化物の冷却の促進を容易に図ることができる。
【0032】さらに、請求項記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明による効果に加えて、炭化物が取
出口から取り出される前に貯留室に一時貯留されるた
め、取り出しまでの時間が長くなり、その分冷却の促進
を図ることができる。また、その取り出しに際し、開閉
可能なゲートが設けられているため、移送容器などに入
れる場合、開閉手段を開作動することにより炭化物の移
送容器への充填を容易かつ確実に行うことができる上、
閉作動させることにより上記移送容器の交換を容易にか
つ粉塵などの飛散を防止した状態で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】排出手段の拡大断面図である。
【図3】搬送用ブラシ部の拡大斜視図である。
【図4】従来の炭化装置における排出手段の一部切欠き
断面図である。
【符号の説明】
1 乾留炉 4 排出手段 9 排出口 21 チェーンコンベア 22 筒状ケーシング 22c 筒状ケーシングの底壁 23 ウォータジャケット 25 取出口 26 シャッターゲート(ゲート) 29 搬送用ブラシ部 32 冷却水循環系 33 貯留室
フロントページの続き (72)発明者 成定 俊昭 横浜市鶴見区尻手3丁目2番43号 新明 和工業株式会社 特装車事業部内 (56)参考文献 特開 昭63−243192(JP,A) 特開 昭53−137276(JP,A) 特開 昭56−157485(JP,A) 特開 昭55−8560(JP,A) 特公 昭47−31080(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10B 53/02 C10L 5/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭材を炭化処理する乾留炉と、この乾留
    炉により炭化処理された炭化物を取出口まで排出する排
    出手段とを備えた炭化装置において、 上記排出手段は、上記乾留炉の排出口に連通して取出口
    まで延ばされた筒状ケーシングにより外気を遮断した状
    態で炭化物を搬送する搬送手段と、この搬送手段による
    搬送過程において炭化物を冷却する冷却手段とを備えて
    おり、 上記冷却手段は、上記搬送手段の筒状ケーシングの少な
    くとも底壁の外面を覆いかつその外面に接触して設けら
    れたウォータジャケットと、このウォータジャケットに
    冷却水を循環させる冷却水循環系とを備えており、 上記搬送手段は筒状ケーシング内を移動するチェーンコ
    ンベアを備えており、 上記チェーンコンベアには進行方向に所定間隔を隔てて
    耐熱金属よりなる複数の搬送用ブラシが植設され、 各搬送用ブラシは、上記進行方向に直交しかつ先端部が
    筒状ケーシングの底壁の内面側に向かって突出して該内
    面に接触するように配設されている ことを特徴とする炭
    化装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段の取出口側端部に炭化物を一時
    貯留する貯留室が設けられ、この貯留室の取出口に開閉
    可能なゲートが設けられている請求項1記載の炭化装
    置。
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