JP3319293B2 - 助手席用エアバッグ制御装置 - Google Patents

助手席用エアバッグ制御装置

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JP3319293B2
JP3319293B2 JP20244696A JP20244696A JP3319293B2 JP 3319293 B2 JP3319293 B2 JP 3319293B2 JP 20244696 A JP20244696 A JP 20244696A JP 20244696 A JP20244696 A JP 20244696A JP 3319293 B2 JP3319293 B2 JP 3319293B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は助手席用エアバッグ
制御装置に係り、特に助手席の乗員の状態によりエアバ
ッグ袋体の展開を制御する助手席用エアバッグ制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両緊急時に助手席に着座した乗員を保
護するため助手席用エアバッグ装置と、この助手席用エ
アバッグ装置を制御する助手席用エアバッグ制御装置に
付いては、その一つが本発明者によって既に出願されて
いる(特願平7−130664号)。
【0003】この助手席用エアバッグ制御装置では、展
開制御装置において、乗員有無検知手段の検知結果と接
近状態検知手段の検知結果とシートベルト着用検出手段
の検知結果から、例えば、助手席上の乗員がエアバッグ
装置に接近してしていると判断した場合には、エアバッ
グ袋体の展開閾値を大きくし、減速度検出手段の検出値
がこの展開閾値を越えた場合にエアバッグ袋体を展開さ
せる。また、助手席上に後ろ向き子供用シート(CR
S)が有ると判断した場合には、エアバッグ袋体の展開
閾値を更に大きくし、減速度検出手段の検出値がこの展
開閾値を越えないようにしてエアバッグ袋体の展開を禁
止するようになっている。また、この助手席用エアバッ
グ制御装置においては、インストルメントパネルの操作
面に、図9に示される様な、手動のエアバッグ作動モー
ド切替えスイッチ90が設けられており、この切替えス
イッチ90の操作面90Aには、助手席のエアバッグ装
置の作動モードを標準作動と作動解除(作動禁止)とに
切り換えるための、標準モードスイッチ92と解除モー
ドスイッチ94とが配設されている。また、操作面90
Aには、インジケータ96が配設されており、このイン
ジケータ96は、助手席のエアバッグ装置が作動解除状
態にある時に点灯するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この助
手席用エアバッグ制御装置では、ドライバーが、切替え
スイッチ90の標準モードスイッチ92の状態と解除モ
ードスイッチ94の状態とを意識的に確認しない場合に
は、切替えスイッチ90が意図した位置に設定されてい
ないことに、ドライバーが気が付かない恐れがある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、エアバッグ作
動モード切替えスイッチが意図した位置に設定されてい
か否かの確認をドライバーに促し、装置の信頼性を向上
することができる助手席用エアバッグ制御装置を得るこ
とが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、少なくとも、乗員のインストルメントパネル接近状
態を検出し、この検出結果に基いて接近状態にある場合
にはオン、接近状態にない場合にはオフとされる接近状
態検知手段と、「標準」位置と「解除」位置との切り替
えによってエアバッグ装置の作動モードを標準作動と作
動解除とに選択する手動のエアバッグ作動モード切替え
スイッチと、の組み合わせによって、エアバッグ袋体の
展開形態を制御する助手席用エアバッグ制御装置におい
て、前記接近状態検知手段がオフで、前記エアバッグ作
動モード切替えスイッチが「解除」位置の場合と、前記
接近状態検知手段がオンで、前記エアバッグ作動モード
切替えスイッチが「標準」位置の場合と、に、所定時間
にわたって警報を発する警報手段を有することを特徴と
している。
【0007】従って、手動のエアバッグ作動モード切替
えスイッチが意図した状態に設定されていない場合、即
ち、インストルメントパネルの近くに乗員がいる場合
や、子供用シートが後ろ向きに装着されており、接近状
態検知手段がオンとされている場合でエアバッグ作動モ
ード切替えスイッチが「標準」位置の場合、及び、イン
ストルメントパネルの近くに乗員がいないで(着座して
いて)、接近状態検知手段がオフとされている場合でエ
アバッグ作動モード切替えスイッチが「解除」位置の場
合、には、警報手段が所定時間にわたって警報を発する
ことにより、ドライバーに手動のエアバッグ作動モード
切替えスイッチの変更操作を促すことができるため、装
置の信頼性を向上することができる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
助手席用エアバッグ制御装置において、前記警報手段
は、前記エアバッグ作動モード切替えスイッチのランプ
であることを特徴としている。
【0009】従って、警報手段を別に設ける必要が無い
ため、装置を小型化できる。請求項3記載の本発明は、
請求項1記載の助手席用エアバッグ制御装置において、
助手席に着座状態にある乗員を検出する乗員有無検知手
段と、助手席のシートベルトの着用を検出するシートベ
ルト着用検出手段と、の少なくとも何れか一方を備え、
少なくとも何れか一方が検出状態になった場合には、前
記警報手段による警報を延長することを特徴としてい
る。
【0010】従って、乗員が助手席に着座状態でいる場
合には、より強い警告を行うことができ、装置の信頼性
をより高いものにできる。
【0011】請求項4記載の本発明は、少なくとも、乗
員のインストルメントパネル接近状態を検出し、この検
出結果に基いて接近状態にある場合にはオン、接近状態
にない場合にはオフとされる接近状態検知手段と、助手
席に着座状態にある乗員を検出し、この検出結果に基い
て着座状態にある場合にはオン、着座状態にない場合に
はオフとされる乗員有無検知手段と、「標準」位置と
「解除」位置との切り替えによってエアバッグ装置の作
動モードを標準作動と作動解除とに選択する手動のエア
バッグ作動モード切替えスイッチと、の組み合わせによ
って、エアバッグ袋体の展開形態を制御する助手席用エ
アバッグ制御装置において、前記乗員有無検知手段がオ
フ、前記接近状態検知手段がオン、且つ、前記エアバッ
グ作動モード切替えスイッチが「標準」位置の場合と、
前記乗員有無検知手段がオンで所定時間以上前記接近状
態検知手段がオンで、且つ、前記エアバッグ作動モード
切替えスイッチが「標準」位置の場合と、前記乗員有無
検知手段がオンで所定時間以上前記接近状態検知手段が
オンでなく、且つ、前記エアバッグ作動モード切替えス
イッチが「解除」位置の場合と、に所定時間にわたって
警報を発する警報手段を有することを特徴としている。
【0012】従って、手動のエアバッグ作動モード切替
えスイッチが意図した状態に設定されていない場合、即
ち、インストルメントパネルの近くに乗員がいる場合
(乗員有無検知手段がオフ、接近状態検知手段がオンの
場合)や、子供用シートが後ろ向きに装着されている場
(乗員有無検知手段がオンで所定時間以上接近状態検
知手段がオンの場合)でエアバッグ作動モード切替えス
イッチが「標準」位置の場合、及び、乗員が正規着座位
置に着座している状態(乗員有無検知手段がオンで所定
時間以上接近状態検知手段がオンしていない状態)で、
エアバッグ作動モード切替えスイッチが「解除」位置の
場合には、警報手段が所定時間にわたって警報を発する
ことにより、ドライバーに手動のエアバッグ作動モード
切替えスイッチの変更操作を促すことができるため、装
置の信頼性を向上することができる。
【0013】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
助手席用エアバッグ制御装置において、前記乗員有無検
知手段及び前記接近状態検知手段がオフの場合は、エア
バッグ装置の作動を禁止すると共に、前記エアバッグ作
動モード切替えスイッチが「標準」位置の場合に、所定
時間にわたって警報することを特徴としている。
【0014】従って、乗員有無検知手段及び接近状態検
知手段がオフの場合は、乗員がいないと判断し、手動の
エアバッグ作動モード切替えスイッチを、エアバッグ装
置の作動を禁止する「解除」位置にすることで、助手席
に乗員が着座していない場合のエアバッグ装置作動によ
る修理費を低減する。
【0015】請求項6記載の本発明は、請求項4記載の
助手席用エアバッグ制御装置において、前記乗員有無検
知手段オン、前記接近状態検知手段オフ、且つ前記エア
バッグ作動モード切替えスイッチが「標準」位置とされ
た場合には、前記接近状態検知手段によりインストルメ
ントパネルへの乗員の接近状態を検知しないように制御
する制御変更手段を有することを特徴としている。
【0016】従って、制御変更手段により、乗員が助手
席の正規着座位置に着座した状態で新聞等を広げて当初
の接近状態検知手段の感知エリアに入っても、接近状態
検知手段は作動しないため、警報を行わない。この結
果、乗員(新聞等)の動きの都度、警報が発せられるこ
とがないので、注意がそちらに向くといった不快感を防
止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の助手席用エアバッグ装置
の第1実施形態について図1〜図3に従って説明する。
【0018】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図1に示される如く、車
両10のフロア面12には乗員が着座する助手席14
が、車両前後方向に平行に設置された左右一対のレール
(図示省略)を介して取り付けられている。これによ
り、助手席14はフロア面12に対して車両前後方向に
相対移動できるようになっている。助手席14の車両前
側上方にはウインドシールドガラス16が設けられてい
る。ウインドシールドガラス16は後端がルーフ17に
接続され、前端が図示しないボンネットに接続されてい
る。また、助手席14の前方にはフロア面12とウイン
ドシールドガラス16との間にインストルメントパネル
18が設置されている。インストルメントパネル18は
合成樹脂製で略U字型の側断面をもち、その略U字型断
面の開口部が車両前方を向くように配設されている。
【0019】インストルメントパネル18の内部にはエ
アバッグ装置20が設置されている。エアバッグ装置2
0のエアバッグケース28は略U字型の側断面をもち、
その略U字型断面の開口部が車両後方上側に向くように
配設されている。エアバッグケース28の底部にはイン
フレータ30が配設されており、エアバッグケース28
の開口部近傍には、エアバッグ袋体31が折り畳んだ状
態で収容されている。エアバッグ袋体31はインフレー
タ30がガスを発生させると膨張され、インストルメン
トパネル18の開口部から助手席14に着座した乗員3
4の頭部34A方向に展開されるようになっている。
【0020】エアバッグケース28内のインフレータ3
0は、マイクロコンピュータを含んで構成されているエ
アバッグ制御回路32に接続されており、このエアバッ
グ制御回路32には車両に作用する減速度を検知する減
速度検出手段としての衝突センサ33が接続されてい
る。
【0021】車室の天井36における、インストルメン
トパネル18と助手席14のシートバック14Aとの間
に対向する部位、具体的には、インナミラー38の車両
前側部近傍には、センサボックス40が設けられてい
る。このセンサボックス40の下部には、超音波センサ
からなる乗員有無検知手段としての乗員検出センサ42
が設けられており、乗員検出センサ42は、エアバッグ
制御回路32に接続されている。乗員検出センサ42は
下方へ向けて設けられており、送受信のセンサ(図示省
略)からなり、その検出域Aが助手席14に着座状態に
ある乗員34の脚34Bの位置にある。即ち、乗員検出
センサ42は、助手席14のシートクッション14Bと
乗員34の脚34Bまでの距離を検出し、これを基にエ
アバッグ制御回路32によって、乗員34が着座してい
るか否かの判定をするようになっている。なお、その判
定距離はL1となっており、検出距離XがL1以下の場
合には、乗員34が着座していると判定するようになっ
ている。
【0022】シートベルト44のタング44Aが挿入さ
れるシートベルトバックル45内には、シートベルト着
用検出手段としてのバックルスイッチ46が設けられて
いる。このバックルスイッチ46は、エアバッグ制御回
路32に接続されており、タング44Aがシートベルト
バックル45内に挿入されるとバックルスイッチ46が
オンとなり、オン信号がエアバッグ制御回路32に入力
されるようになっている。
【0023】インストルメントパネル18の上面18A
の前端部近傍にはセンサボックス54が配設されてい
る。このセンサボックス54内には超音波センサからな
る接近状態検知手段としての接近検知用センサ56が設
けられており、接近検知用センサ56はエアバッグ制御
回路32に接続されている。接近検知用センサ56は車
両後方へ向けて設けられ、送受信のセンサ(図示省略)
からなり、その検出域Bの下端がインストルメントパネ
ル18の上面18Aから上方へ所定距離L2離間した位
置となっている。
【0024】即ち、接近検知用センサ56は、インスト
ルメントパネル18に延ばされた乗員34の手34Cを
検知せず、助手席14のシートクッション14B上に置
かれ、シートベルト44で固定された後ろ向き子供用シ
ート(CRS)58の接近検知用センサ56までの距離
又は、エアバッグ装置20に近づいた状態(図1の想像
線の状態)の乗員34の頭部34Aまでの距離を検出す
るようになっている。また、これの距離を基にエアバッ
グ制御回路32によって、エアバッグ装置20の近傍に
CRS58又は乗員34の頭部34Aがあるか否かの判
定をするようになっている。
【0025】図2に示される如く、インストルメントパ
ネル18の操作面18Bに手動のエアバッグ作動モード
切替えスイッチ60が設けられており、ドライバーが操
作できるようになっている。
【0026】図3に示される如く、切替えスイッチ60
の操作面60Aには、助手席のエアバッグ装置の作動モ
ードを標準作動と作動解除(作動禁止)とにを切り換え
るための、標準モードスイッチ62と解除モードスイッ
チ64とが配設されており、これらの標準モードスイッ
チ62と解除モードスイッチ64とには、それぞれ、作
動状態を示す「標準」と、不作動状態を示す「解除」の
表示が付いている。
【0027】また、これらの標準モードスイッチ62と
解除モードスイッチ64は、それぞれ、押しボタンスイ
ッチとなっており、標準モードスイッチ62を押し込
み、「標準」位置とすると、解除モードスイッチ64が
押し出されリセットされ、解除モードスイッチ64を押
し込み、「解除」位置とすると、標準モードスイッチ6
2が押し出されリセットされるようになっている。
【0028】切替えスイッチ60の操作面60Aには、
警報手段としてのインジケータ66が配設されており、
このインジケータ66は、助手席用のエアバッグ装置2
0が不作動状態の場合に点灯するようになっている。
【0029】図1に示される如く、この切替えスイッチ
60は、エアバッグ制御回路32に接続されている。
【0030】次に本第1実施形態の作用を説明する。本
第1実施形態の助手席用エアバッグ装置では、次表1に
示される如く、接近検知用センサ56がオフで、切替え
スイッチ60の状態が「標準」位置(標準モード)の場
合には、インジケータ66は非点灯となり、助手席用の
エアバッグ装置20は、所定の作動の状態になる。
【0031】
【表1】
【0032】一方、接近検知用センサ56がオフで、切
替えスイッチ60の状態が「解除」位置(解除モード)
の場合には、助手席用のエアバッグ装置20は不作動状
態となる。しかし、乗員がいる場合も想定されるため、
この場合には、インジケータ66を、エンジンが始動さ
れた時点から、限られた短時間(例えば20秒間)点滅
させることで、切替えスイッチ60の切替えを促す。
【0033】また、助手席14にCRS58が後ろ向き
に装着された場合など、接近検知用センサ56がオンの
場合には、助手席用のエアバッグ装置20は作動しない
ことが好ましく。この場合には、切替えスイッチ60を
「解除」位置に操作することで達成できる。しかし、切
替えスイッチ60が「標準」位置となっている場合に
は、インジケータ66を接近検知用センサ56が検知し
た時点から短時間(例えば20秒間)点滅させることに
より、切替えスイッチ60の切替えを促す。
【0034】また、接近検知用センサ56がオンで、切
替えスイッチ60が「解除」位置の場合には、助手席用
のエアバッグ装置20は不作動状態になり、インジケー
タ66は常時点灯となる。
【0035】この様に、本第1実施形態の助手席用エア
バッグ制御装置では、手動のエアバッグ作動モード切替
えスイッチ60が意図した状態に設定されていない場
合、即ち、インストルメントパネル18の近くに乗員3
4がいる場合や、助手席14にCRS58が後ろ向きに
装着されている場合でエアバッグ作動モード切替えスイ
ッチ60が「標準」位置の場合、及び、インストルメン
トパネル18の近くに乗員34がいない場合(着座して
いる場合)でエアバッグ作動モード切替えスイッチ60
が「解除」位置の場合、には、インジケータ66が所定
時間にわたって警報を発することにより、ドライバーに
手動のエアバッグ作動モード切替えスイッチ60の変更
操作を促すことができるため、装置の信頼性を向上する
ことができる。
【0036】なお、乗員検出センサ42、またはバック
ルスイッチ46を併用することにより、確実に手動のエ
アバッグ作動モード切替えスイッチ60の操作を促し、
装置の信頼性をより高いものにできる。例えば、次表2
に示される如く、これらの乗員検出センサ42またはバ
ックルスイッチ46により、助手席に乗員が着座してい
ると判断された場合には、これらのセンサが感知した時
点から、長い時間(例えば40秒間)インジケータ66
を点滅することでより強い警告を行う。これによって、
より強い警告を行うことができ、装置の信頼性をより高
いものにできる。
【0037】
【表2】
【0038】なお、警告の時間の変更は、通常の使用に
あたってドライバーがスイッチングに必要以上の注意を
払わせない配慮である。
【0039】また、インジケータ66の点滅に代えて、
標準モードスイッチ62と解除モードスイッチ64と
に、それぞれランプを内蔵し、これらのランプを点滅さ
せてドライバーに手動のエアバッグ作動モード切替えス
イッチ60の変更操作を促すようにしても良い。この場
合には、インジケータ66を無くすことができ、装置を
小型化できる。また、ランプの点滅に代えてブザー等の
警報手段を使用しても良い。
【0040】次に本発明の助手席用エアバッグ装置の第
2実施形態について図4〜図6に従って説明する。
【0041】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】図4及び図5に示される如く、本第2実施
形態では、第1実施形態の乗員検出センサ42(図1参
照)に代えて、助手席14のシートクッション14B内
に、乗員34の着座位置を検知するための乗員有無検知
手段としての着座検知センサ68が配設されいる。この
着座検知センサ68は、圧力センサ等を使用した周知の
構成であり、エアバッグ制御回路32に接続されてい
る。
【0043】次に本第2実施形態の作用について説明す
る。図6のフローチャートに示される如く、エアバッグ
制御回路32では、ステップ(以下Sという)100に
おいて、着座検知センサ68で乗員34が正規の着座位
置に着座しているか否かを判別する。
【0044】乗員34が正規の着座位置に着座してない
場合には、S102において、接近検知用センサ56に
よって、その感知範囲B内、即ち、エアバッグ装置20
の収納されているインストルメントパネル18付近に乗
員34がいるかどうかを判断する。
【0045】ここで、インストルメントパネル18付近
に乗員34がいる場合には、エアバッグ装置20は作動
させないことが好ましいとの考えにたって、切替えスイ
ッチ60を不作動モードの「解除」位置に操作するよう
に誘導するべきである。
【0046】このため、S106において、もし切替え
スイッチ60が「標準」位置であれば、S108におい
て、インジケータ66、又は解除モードスイッチ64に
内蔵されたランプを所定の時間(例:約40秒)点滅す
ることにより切替えスイッチ60の操作を促す。
【0047】一方、S102において、接近検知用セン
サ56がオフの場合には、助手席14に乗員34がいな
いと判断し、切替えスイッチ60はいずれの位置にあっ
ても良しとする。
【0048】また、S100において、着座検知センサ
68がオンの場合には、S110において、接近検知用
センサ56が長時間(例えば40秒以上)検知し続けた
場合には、図5に示される如く、後ろ向きに取りつけら
れたCRS58があると考えられる。その場合、切替え
スイッチ60は「解除」位置が好ましく、S112にお
いて、切替えスイッチ60が「標準」位置か否かを判定
し、「標準」位置の場合には、S114において、イン
ジケータ66、又は解除モードスイッチ64に内蔵され
たランプを所定の時間(例:約40秒)点滅させる。
【0049】また、S110において、接近検知用セン
サ56が長時間(例えば40秒以上)連続して感知して
いない場合には、乗員34が正しい姿勢で乗車している
ものとして、切替えスイッチ60は「標準」位置が好ま
しく、S116において、切替えスイッチ60が「標
準」位置か否かを判定し、「標準」位置でない場合に
は、即ち、「解除」位置の場合にはS118において、
インジケータ66、又は標準モードスイッチ62に内蔵
されたランプを所定時間(例:約20秒)点滅させる。
【0050】従って、本第2実施形態の助手席用エアバ
ッグ制御装置においても、切替えスイッチ60が意図し
た位置に設定されているか否かの確認をドライバーに促
すことができるため、装置の信頼性を向上することがで
きる。
【0051】なお、図7のフローチャートに示される如
く、乗員34が助手席14にいない場合に、助手席用の
エアバッグ装置20が作動することによる修理費の低減
をねらった制御を追加しても良い。
【0052】図7に示される如く、この場合には、S1
02において、接近検知用センサ56がオンでない場
合、即ち、オフの場合には、乗員34が助手席14にい
ないと判断し、S120において、切替えスイッチ60
が「標準」位置か否かを判定し、「標準」位置の場合に
は、S122において、解除モードスイッチ64は所定
の時間(例:約20秒)点滅を行い、切替えスイッチ6
0をエアバッグの作動を禁止する「解除」位置にするよ
うに促すことで、前述した修理費の低減が図れる。
【0053】また、図8のフローチャートに示される如
く、助手席14の正規位置に着座した乗員34が新聞等
を広げた場合、接近検知用センサ56が新聞等を感知
し、これにより警告がなされることを防止することを織
り込んだ制御としても良い。
【0054】図8に示される如く、この場合には、制御
変更手段としてのエアバッグ制御回路32では、S11
6において、切替えスイッチ60が「標準」位置か否か
を判定し、「標準」位置である場合には、S130にお
いて、接近検知用センサ56を不作動にする制御を行
い、S132において、着座検知センサ68がオフであ
るかを確認する。これにより、乗員34が新聞等を広
げ、新聞等が当初の接近検知用センサ56の感知エリア
に入っても、接近検知用センサ56は作動しないので標
準モードスイッチ62と解除モードスイッチ64の点滅
は行われない。
【0055】従って、このような乗員34(新聞等)の
動きでたびたびインジケータ66、又は解除モードスイ
ッチ64に内蔵されたランプが点滅することで注意がそ
ちらに向くといった不快感が防止できる。
【0056】なお、接近検知用センサ56を不作動にす
る代わりに接近検知用センサ56の感知エリアを縮小す
ることでも良い。この場合、乗員34が降車した(着座
センサ68がオフ)した時にこのモードは解除される。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、少なくとも、
乗員のインストルメントパネル接近状態を検出し、この
検出結果に基いて接近状態にある場合にはオン、接近状
態にない場合にはオフとされる接近状態検知手段と、
「標準」位置と「解除」位置との切り替えによってエア
バッグ装置の作動モードを標準作動と作動解除とに選択
する手動のエアバッグ作動モード切替えスイッチと、の
組み合わせによって、エアバッグ袋体の展開形態を制御
する助手席用エアバッグ制御装置において、接近状態検
知手段がオフで、エアバッグ作動モード切替えスイッチ
が「解除」位置の場合と、接近状態検知手段がオンで、
エアバッグ作動モード切替えスイッチが「標準」位置の
場合と、に、所定時間にわたって警報を発する警報手段
を有する構成としたので、切替えスイッチが意図した位
置に設定されているか否かの確認をドライバーに促すこ
とができ、装置の信頼性を向上することができるという
優れた効果を有する。
【0058】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
助手席用エアバッグ制御装置において、警報手段は、エ
アバッグ作動モード切替えスイッチのランプであるた
め、請求項1記載の効果に加えて、装置を小型化できる
という優れた効果を有する。
【0059】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
助手席用エアバッグ制御装置において、助手席に着座状
態にある乗員を検出する乗員有無検知手段と、助手席の
シートベルトの着用を検出するシートベルト着用検出手
段と、の少なくとも何れか一方を備え、少なくとも何れ
か一方が検出状態になった場合には、警報手段による警
報を延長するため、乗員が助手席に着座状態でいる場合
には、より強い警告を行うことができ、装置の信頼性を
より高いものにできるという優れた効果を有する。
【0060】請求項4記載の本発明は、少なくとも、乗
員のインストルメントパネル接近状態を検出し、この検
出結果に基いて接近状態にある場合にはオン、接近状態
にない場合にはオフとされる接近状態検知手段と、助手
席に着座状態にある乗員を検出し、この検出結果に基い
て着座状態にある場合にはオン、着座状態にない場合に
はオフとされる乗員有無検知手段と、「標準」位置と
「解除」位置との切り替えによってエアバッグ装置の作
動モードを標準作動と作動解除とに選択する手動のエア
バッグ作動モード切替えスイッチと、の組み合わせによ
って、エアバッグ袋体の展開形態を制御する助手席用エ
アバッグ制御装置において、乗員有無検知手段がオフ、
接近状態検知手段がオン、且つ、エアバッグ作動モード
切替えスイッチが「標準」位置の場合と、乗員有無検知
手段がオンで所定時間以上接近状態検知手段がオンで、
且つ、エアバッグ作動モード切替えスイッチが「標準」
位置の場合と、乗員有無検知手段がオンで所定時間以上
接近状態検知手段がオンでなく、且つ、エアバッグ作動
モード切替えスイッチが「解除」位置の場合と、に所定
時間にわたって警報を発する警報手段を有する構成とし
たため、ドライバーに手動のエアバッグ作動モード切替
えスイッチの変更操作を促すことができ、装置の信頼性
を向上することができるという優れた効果を有する。
【0061】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
助手席用エアバッグ制御装置において、乗員有無検知手
段及び接近状態検知手段がオフの場合は、エアバッグ装
置の作動を禁止すると共に、エアバッグ作動モード切替
えスイッチが「標準」位置の場合に、所定時間にわたっ
て警報するため、請求項4記載の効果に加えて、助手席
に乗員が着座していない場合のエアバッグ装置作動によ
る修理費を低減することができるという優れた効果を有
する。
【0062】請求項6記載の本発明は、請求項4記載の
助手席用エアバッグ制御装置において、乗員有無検知手
段オン、接近状態検知手段オフ、且つエアバッグ作動モ
ード切替えスイッチが「標準」位置とされた場合には、
接近状態検知手段によりインストルメントパネルへの乗
員の接近状態を検知しないように制御する制御変更手段
を有するため、請求項4記載の効果に加えて、助手席の
乗員の動きの都度、警報が発せられることがないので、
注意がそちらに向くといった不快感を防止できるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の助手席用エアバッグ装
置を示す概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の助手席用エアバッグ装
置が適用された車両のインストルメントパネルを示す正
面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の助手席用エアバッグ装
置のエアバッグ作動モード切替えスイッチを示す斜視図
である。
【図4】本発明の第2実施形態の助手席用エアバッグ装
置を示す概略側面図である。
【図5】本発明の第2実施形態の助手席用エアバッグ装
置を示す概略側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の助手席用エアバッグ装
置のエアバッグ作動モード切替えスイッチの点滅制御を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態の変形例に係る助手席用
エアバッグ装置のエアバッグ作動モード切替えスイッチ
の点滅制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態の他の変形例に係る助手
席用エアバッグ装置のエアバッグ作動モード切替えスイ
ッチの点滅制御を示すフローチャートである。
【図9】従来の実施形態の助手席用エアバッグ装置のエ
アバッグ作動モード切替えスイッチを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
14 助手席 18 インストルメントパネル 20 エアバッグ装置 32 エアバッグ制御回路(制御変更手段) 33 衝突センサ 34 乗員 42 乗員検出センサ(乗員有無検知手段) 44 シートベルト 46 バックルスイッチ(シートベルト着用検出手
段) 56 接近検知用センサ(接近状態検知手段) 58 後ろ向き子供用シート(CRS) 60 手動のエアバッグ作動モード切替えスイッチ 62 標準モードスイッチ 64 解除モードスイッチ 66 インジケータ(警報手段) 68 着座検知センサ(乗員有無検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 義昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−34310(JP,A) 特開 平6−206514(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、乗員のインストルメントパ
    ネル接近状態を検出し、この検出結果に基いて接近状態
    にある場合にはオン、接近状態にない場合にはオフとさ
    れる接近状態検知手段と、「標準」位置と「解除」位置
    との切り替えによってエアバッグ装置の作動モードを標
    準作動と作動解除とに選択する手動のエアバッグ作動モ
    ード切替えスイッチと、の組み合わせによって、エアバ
    ッグ袋体の展開形態を制御する助手席用エアバッグ制御
    装置において、 前記接近状態検知手段がオフで、前記エアバッグ作動モ
    ード切替えスイッチが「解除」位置の場合と、 前記接近状態検知手段がオンで、前記エアバッグ作動モ
    ード切替えスイッチが「標準」位置の場合と、 に、所定時間にわたって警報を発する警報手段を有する
    ことを特徴とする助手席用エアバッグ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記警報手段は、前記エアバッグ作動モ
    ード切替えスイッチのランプであることを特徴とする請
    求項1記載の助手席用エアバッグ制御装置。
  3. 【請求項3】 助手席に着座状態にある乗員を検出する
    乗員有無検知手段と、助手席のシートベルトの着用を検
    出するシートベルト着用検出手段と、の少なくとも何れ
    か一方を備え、少なくとも何れか一方が検出状態になっ
    た場合には、前記警報手段による警報を延長することを
    特徴とする請求項1記載の助手席用エアバッグ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、乗員のインストルメントパ
    ネル接近状態を検出し、この検出結果に基いて接近状態
    にある場合にはオン、接近状態にない場合にはオフとさ
    れる接近状態検知手段と、助手席に着座状態にある乗員
    を検出し、この検出結果に基いて着座状態にある場合に
    はオン、着座状態にない場合にはオフとされる乗員有無
    検知手段と、「標準」位置と「解除」位置との切り替え
    によってエアバッグ装置の作動モードを標準作動と作動
    解除とに選択する手動のエアバッグ作動モード切替えス
    イッチと、の組み合わせによって、エアバッグ袋体の展
    開形態を制御する助手席用エアバッグ制御装置におい
    て、 前記乗員有無検知手段がオフ、前記接近状態検知手段が
    オン、且つ、前記エアバッグ作動モード切替えスイッチ
    が「標準」位置の場合と、 前記乗員有無検知手段がオンで所定時間以上前記接近状
    態検知手段がオンで、且つ、前記エアバッグ作動モード
    切替えスイッチが「標準」位置の場合と、 前記乗員有無検知手段がオンで所定時間以上前記接近状
    態検知手段がオンでなく、且つ、前記エアバッグ作動モ
    ード切替えスイッチが「解除」位置の場合と、に所定時
    間にわたって警報を発する警報手段を有することを特徴
    とする助手席用エアバッグ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記乗員有無検知手段及び前記接近状態
    検知手段がオフの場合は、エアバッグ装置の作動を禁止
    すると共に、前記エアバッグ作動モード切替えスイッチ
    が「標準」位置の場合に、所定時間にわたって警報する
    ことを特徴とする請求項4記載の助手席用エアバッグ制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記乗員有無検知手段オン、前記接近状
    態検知手段オフ、且つ前記エアバッグ作動モード切替え
    スイッチが「標準」位置とされた場合には、前記接近状
    態検知手段によりインストルメントパネルへの乗員の接
    近状態を検知しないように制御する制御変更手段を有す
    ることを特徴とする請求項4記載の助手席用エアバッグ
    制御装置。
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