JP3319114B2 - 疎水性シリカ粉体、その製法とそれを含む電子写真用現像剤 - Google Patents

疎水性シリカ粉体、その製法とそれを含む電子写真用現像剤

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JP3319114B2
JP3319114B2 JP33679093A JP33679093A JP3319114B2 JP 3319114 B2 JP3319114 B2 JP 3319114B2 JP 33679093 A JP33679093 A JP 33679093A JP 33679093 A JP33679093 A JP 33679093A JP 3319114 B2 JP3319114 B2 JP 3319114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナー添加剤として有用
な疎水性シリカ粉体、その製造方法およびこれを含有す
る電子写真用現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】微細なシリカ (SiO2) 粉体の表面に有機
物を付着させて疎水化処理した、いわゆる疎水性シリカ
粉体 (以下、単に疎水性シリカという) は、複写機、レ
ーザープリンタ、普通紙ファクシミリなどを含む電子写
真において、トナーの流動性改善剤として広く用いられ
ている。このような用途においては、キャリアである鉄
あるいは酸化鉄に対する摩擦帯電性が重要な性質の一つ
となっている。
【0003】トナーは、静電潜像の形成に使用された感
光体の電荷に応じて、その逆極性のものを使用する。そ
のため、トナーの帯電性を阻害したり、大きく変更させ
ないように、疎水性シリカに対してもトナーと同じ極性
のものを使用し、この帯電性が安定していることが望ま
れる。感光体として従来主に使用されてきたセレンなど
のカルコゲン系材料は正極性を有するので、負に帯電し
たトナーが現像に使用され、そのため疎水性シリカとし
ても負帯電型のものが使用されてきた。これに対し、最
近開発された有機半導体からなる感光体は一般に負極性
型であるので、正に帯電したトナーが使用され、正帯電
量の大きいシリカが求められている。
【0004】疎水性シリカの鉄に対する摩擦帯電量は、
その疎水化処理に用いた有機物の種類によって正あるい
は負の値を示す。正帯電性を示すシリカ粉体を得る方法
の一つとして、アミノ置換シラン化合物でシリカ粉体の
表面を処理する方法が知られている (特開昭53−22447
号) 。このアミノ置換シラン化合物で処理したシリカ粉
体は、そのままでは親水性であるため、疎水性とするた
めに疎水性シラン化合物であるヘキサメチルジシラザン
で二重処理したものが一般に用いられている。しかし、
アミノ置換シラン化合物とヘキサメチルジシラザンとで
二重処理しても、得られる疎水性シリカの疎水性はなお
不十分で、環境、特に湿気の影響を受けやすく、帯電量
が一定しない、現像剤の寿命が短いなどの問題点が指摘
されていた。またその帯電量も十分ではなかった。
【0005】また、ヘキサメチルジシラザンの代わりに
ジメチルシリコーン (別名:ジメチルポリシロキサン)
を用い、アミノ置換シラン化合物との二重処理を行っ
て、十分な帯電量を保持したまま、高い疎水性をもった
疎水性シリカを得る方法も提案されている (特開平5−
97423 号) 。しかしこの方法によって得られるシリカ粉
体はヘキサメチルジシラザンを用いたシリカ粉体に比べ
て流動性が低下するという欠点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、十分
な疎水性と鉄に対する正の摩擦帯電性とを併せ持ち、か
つ十分なトナー流動性の改善効果を安定して示す疎水性
シリカとその製造方法を提供することにある。本発明の
別の目的は、上記のシリカ粉体をトナーに添加すること
により、安定した帯電性を持ち、流動性に優れた電子写
真用現像剤を提供することである。
【0007】
【発明の構成】発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭
意研究を行った結果、少なくとも一つの置換基が炭素数
3以上のアルキル基である疎水性シラン化合物とアミノ
置換シラン化合物とを組み合わせて用いたシリカ粉体の
表面処理によって、上記目的が達成されることを見出し
た。
【0008】本発明の要旨は、触媒としての有機アミン
の存在下もしくはアンモニアの存在下で、一般式(1) ま
たは(2) で示される疎水性有機ケイ素化合物と、一般式
(3)で示されるアミノ置換シラン化合物とで表面処理さ
れた、透過率法で測定した疎水化率が60%以上で、鉄に
対して正の帯電性を持った疎水性シリカにある。
【0009】一般式(1) : R1 Si (R2)n (R3)3-n 一般式(2) : R1 (R2)2 Si NH Si R1 (R2)2 一般式(3) : (R4)x (R5)y Si (R6)z 式中、R1:炭素数3〜20のアルキル基、 R2:炭素数1〜20のアルキル基、 R3:I、Cl、Br、またはアルコキシル基、 R4:アミノ基を含有するアルキル基、 R5:炭素数1〜20のアルキル基、 R6:I、Cl、Br、またはアルコキシル基、 n:0、1、または2、 x:1〜3の整数、 y:0、1、または2、 z:1〜3の整数、 x+y+z=4。
【0010】本発明によれば、触媒としての有機アミン
の存在下もしくはアンモニアの存在下で、浮遊状態にあ
るシリカ粉体を上記一般式(1) または(2) で示される疎
水性有機ケイ素化合物および上記一般式(3) で示される
アミノ置換シラン化合物と接触させることからなる疎水
性シリカの製造方法、およびこの疎水性シリカを含有す
ることを特徴とする静電写真用現像剤も提供される。
【0011】本発明で用いる前記一般式(1) および(2)
で示される疎水性有機ケイ素化合物は、いずれも炭素数
3以上の長鎖アルキル基(R1基)を少なくとも1つ有す
ることを共通の特徴とする、それぞれシランおよびジシ
ラザン化合物であり、この長鎖アルキル基の存在により
化合物が疎水性を示す。以下、この一般式(1) および
(2) で示される化合物を、疎水性シラン化合物と総称す
る。この長鎖アルキル基を有する疎水性シラン化合物を
用いてシリカ粉体を表面処理すると、この化合物が粉体
表面と反応して、シリカ粉体に十分な疎水性と流動性と
が付与される。この長鎖アルキル基の炭素数は3以上、
20以下であればよいが、さらに高い疎水性と流動性を付
与するには6〜12の範囲内が望ましい。R2基は好ましく
は炭素数1〜3のアルキル基である。一般式(1) または
(2) で示される化合物の代表例として次の化合物が例示
されるが、これら以外のものも使用可能である(Me=CH
3 、Et=C2H5) 。
【0012】C3H7Si(OMe)3、 C6H13Si(OEt)3 、C6
H13SiCl3、 C8H17SiMe(OMe)2 、C8H17SiMeCl2
C10H21Si(OMe)3、C12H25Si(OEt)3、 C4H9SiMe
2NHSiMe2C4H9
【0013】本発明で用いる一般式(3) で示されるアミ
ノ置換シラン化合物は、シリカ粉体の表面と反応するこ
とにより、シリカ粉体に鉄に対する正の帯電性を付与す
る。一般式(3) において、R4基に含まれるアミノ基は第
一、第二、第三アミノ基のいずれでもよく、アミノ置換
基の数は1または2以上でよい。R4基の炭素数は特に制
限されないが、通常は1〜20の範囲内である。好ましい
R4基は、アミノアルキル基、アミノアルキルアミノアル
キル基、フェニルアミノアルキル基などである。R5基は
好ましくは炭素数1〜3のアルキル基である。アミノ置
換シラン化合物の代表例としては次の化合物が例示され
るが、これら以外のものも使用可能である。
【0014】H2N(CH2)3Si(OEt)3 、H2N(CH2)2NH(CH2)3S
i(OMe)3 、H2N(CH2)2NH(CH2)3SiMe(OMe)3 、C6H5HN(C
H2)3Si(OMe)3、H2N(CH2)2NH(CH2)3SiCl3
【0015】本発明で用いるシリカ粉体は、コロイダル
シリカと呼ばれる微細粒子からなるシリカである。シリ
カ粉体の粒径は、その帯電特性が要求される用途に適し
たものであればよく、特に制限されないが、通常は比表
面積が50 m2/g 以上のものが好ましい。好適なシリカ粉
体の平均一次粒径は、一般に数nmから数百nm程度であ
る。
【0016】鉄に対する摩擦帯電量の測定方法は、文献
(例、色材, 55[9] 630-636, 1982)に記載の方法に準じ
て行えばよい。この摩擦帯電量はアミノ置換シラン化合
物の使用量に依存して変化するので、その使用量を調整
することにより所望の帯電量を得ることができる。正帯
電型のトナーに使用する場合、一般には、鉄に対する摩
擦帯電量が+20μC/gから+700 μC/gの範囲、特に+
100 μC/gから+300μC/gの範囲にあることが望まし
い。
【0017】本発明では、疎水性シリカの疎水化率を透
過率法により実験的に求める。透過率法による疎水化率
の測定は以下の手順によって行われる。測定する疎水性
シリカの粉体試料1.0 gを水100 mLと共に抽出用フラス
コに入れ、5分間はげしく振盪攪拌する。その後1分間
静置し、フラスコの底から少量の懸濁液を抜き出す。こ
の液の550 nmの光に対する透過率を、純水の透過率を10
0 %として表した値を、そのシリカの疎水化率とする。
【0018】このようにして測定された疎水化率の値が
高いほど、そのシリカ粉体は吸湿性が低く、トナーに添
加した場合に湿度に対するトナーの帯電量の変化を小さ
くし、かつ凝集を防ぐ効果が高まるので、利用価値が高
い。実用上は、こうして求めた疎水化率が60%以上であ
れば、トナーの流動性改善効果が十分であるので、本発
明においては疎水性シリカの疎水化率を60%以上とす
る。望ましくは、疎水化率が70%以上であると、さらに
良好な結果が得られる。
【0019】本発明の疎水性シリカ粉体は、適当な粒径
(または比表面積) のシリカ粉体を、上記一般式(1) ま
たは(2) で示される少なくとも1種の疎水性シラン化合
物と上記一般式(3) で示される少なくとも1種のアミノ
置換シラン化合物とで表面処理することにより製造され
る。この表面処理は従来より公知の種々の方法で実施す
ることができるが、シリカ粉体を浮遊状態にして、上記
の2種類のシラン化合物をこの粉体と接触させる処理方
法が、凝集がなく均一に処理された疎水性シリカが得ら
れることから好ましい方法である。
【0020】シリカ粉体は非常に微細な粒子であるの
で、機械的な攪拌のみで浮遊状態とすることができる。
従って、被処理シリカ粉体を機械的に十分攪拌して浮遊
状態とし、この状態で疎水性シラン化合物とアミノ置換
シラン化合物とを、必要であれば溶剤に溶解するか、溶
剤で希釈して、同時にあるいは順次 (いずれが先でもよ
い) 、滴下あるいは噴霧して加えることにより処理を行
うことができる。この処理によりシリカ粉体の表面は、
疎水性シラン化合物およびアミノ置換シラン化合物と反
応 (シリカ表面の水酸基とこれらのシラン化合物中のア
ルコキシル基もしくはハロゲン基およびアミノ基とが反
応) する。同時に、粉体の表面に結合した疎水性シラン
化合物およびアミノ置換シラン化合物は、これらに含ま
れるアルコキシル基またはハロゲンが周囲の微量の水分
と反応して加水分解を受けることによって、シロキサン
(Si−O) 結合により架橋して被膜を形成することがで
きるため、シリカ粉体の表面は、表面に強固に結合した
これらのシラン化合物から形成された被膜で部分的また
は完全に被覆されることになる。それにより、これらの
各シラン化合物にそれぞれ固有の表面特性がシリカ粉体
の表面に付与され、鉄に対して十分な正の帯電量を示す
と同時に、表面が疎水化されたシリカ粉体、即ち、疎水
性シリカが得られる。そして、被膜がシリカ粉体の表面
と強固に結合していることにより、疎水性や帯電性が高
温多湿といった苛酷な環境下でも安定して持続する。
【0021】滴下または噴霧に適した粘度の液状の処理
液とするために、用いる疎水性シラン化合物およびアミ
ノ置換シラン化合物の性状に応じて、アルコール、ケト
ンまたは炭化水素等の適当な有機溶剤を溶媒または希釈
剤として用いることができる。また、得られた処理液に
は、シリカ粉体表面と疎水性シラン化合物およびアミノ
置換シラン化合物との反応性を高める触媒として、ジエ
チルアミンなどの有機アミン類を加えるか、あるいはア
ミンの添加の代わりに、アンモニアガスを被処理シリカ
粉体中に吹き込むことも可能である。処理液添加後、10
0 ℃から250 ℃の範囲の温度で加熱して反応を完結させ
ると共に、溶剤を除去することが好ましい。この場合の
加熱時間は温度にもよるが、通常は昇温時間を含めて1
〜5時間である。以上の処理は、処理剤である上記2種
類のシラン化合物の酸化を防止するために、窒素などの
不活性ガス雰囲気中で行うことが好ましい。
【0022】上記の処理によって本発明の疎水性シリカ
(即ち、透過率法により測定された疎水化率が60%以上
であり、かつ正の帯電性を持ったシリカ粉体) を得るの
に必要な上記2種類の処理剤の使用量は、求める正帯電
量および被処理シリカ粉体の比表面積や処理剤の種類な
どの条件に依存して変動する。必要な処理剤の使用量
は、実験により容易に求めることができる。比表面積13
0 m2/gのシリカ粉体を処理する場合を例にとると、シリ
カ粉体の重量に対して、疎水性シラン化合物の使用量が
2.0〜15.0重量%、好ましくは 4.0〜10.0重量%程度、
アミノ置換シラン化合物の使用量が 1.0〜15.0重量%、
好ましくは2.0 〜10.0重量%程度の範囲内で透過率法に
より測定された疎水化率が60%以上であり、かつ正の帯
電性を持ったシリカ粉体を得ることができる。
【0023】2種類の処理剤の使用割合も、処理により
上記特性の疎水性シリカが得られる限り、特に制限され
ないが、通常はアミノ置換シラン化合物:疎水性シラン
化合物の重量比で10:3〜3:10の範囲であろう。
【0024】上記のように疎水性シラン化合物とアミノ
置換シラン化合物とで処理された本発明の疎水性シリカ
粉体は、通常の方法でトナーに添加できる。トナーは一
般に熱可塑性樹脂の他に少量の顔料および電荷制御剤を
含有する。このトナーをキャリア (通常は鉄粉または酸
化鉄粉) およびその他の添加剤と混合すると、本発明の
電子写真用現像剤が得られる。この現像剤は、トナーに
本発明の疎水性シリカが配合されていれば、他の成分は
従来と同様でよく、また一成分系と二成分系のいずれで
もよい。
【0025】本発明の疎水性シリカ粉体は、トナー中に
比較的多量に含有させてもトナーの特性を損なうことが
なく、トナーの流動性を十分に高めることができる。ま
た、得られた現像剤が湿度や温度の影響を受けにくくな
り、カブリや画像の低下も起こしにくくなることも確認
された。
【0026】本発明の疎水性シリカのトナーへの添加量
は、得られる現像剤が上記の特性向上を示すような量で
あればよく、特に制限されないが、通常はトナーの全重
量に基づいて0.05〜5.0 重量%、好ましくは 0.1〜10重
量%程度である。
【0027】
【実施例】本発明に対する理解を助ける目的で以下に実
施例および比較例を示すが、これらは本発明をなんら限
定するものではない。実施例において、透過率法による
疎水化率の測定は上記手順により行い、鉄に対する摩擦
帯電量の測定は、色材, 55[9] 630-636, 1982 に記載の
方法に準じて行った。
【0028】(実施例1)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gをステンレス製の容器に仕込み、
窒素雰囲気下でシリカ粉体が浮遊するように機械的に攪
拌しながら、下記組成の処理剤A、Bを室温で順に噴霧
して、シリカ粉体の処理を行った。
【0029】処理剤組成 A:疎水性シラン化合物 [C6H13Si(OMe)3] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 メタノール 4.0 mL B:アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 0.5 g ジエチルアミン 数滴 i−プロパノール 4.0 mL 噴霧終了後、シリカ粉体の攪拌を続けながら、窒素気流
下で外部加熱を行った。50分かけて220 ℃まで昇温さ
せ、この温度で4時間保持したのち、室温まで放冷し
た。得られた疎水性シリカの透過率法による疎水化率お
よび鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ85%と+63μC/
gであった。
【0030】次に、スチレン−アクリル酸共重合樹脂中
に、この樹脂量に対して18重量%のカーボン (顔料) お
よび3重量%のニグロシン (電荷制御剤) を分散させ、
粉砕後、5〜10μm (平均粒径7μm) と 7.5〜20μm
(平均粒径10μm) とに分級して、粒度の異なる2種類
の着色樹脂粉末からなるトナーを用意した (これらを、
以下ではそれぞれ7μmのトナーおよび10μmのトナー
という) 。この2種類のトナー各 100g中に、上記疎水
性シリカを7μmのトナーには 0.3g、10μmのトナー
には 0.5gを混合し、この疎水性シリカを添加したトナ
ーを用いて流動性試験を行った。
【0031】流動性試験は、試験するトナーの試料10g
を48メッシュ (上) と100 メッシュ(下) の2つの篩を
重ねた上に置き、電磁式実験用篩振盪機 (フリッチュ
社) を用いて、強度3で1分間の篩分けを行い、100 メ
ッシュの篩を通過したトナーの割合で評価した。この場
合、7μmのトナーでは77%、10μmのトナーでは69%
という流動性の結果が得られた。
【0032】さらに、この疎水性シリカを含有する2種
類のトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉1000gと混合して、
電子写真用現像剤を調製した。この現像剤の摩擦帯電量
は、どちらのトナーの場合も+15μC/gであった。
【0033】本現像剤を市販の複写機に入れ、寿命テス
トを行ったところ、約25,000枚以上のコピーにおいても
画像にカブリを生じなかった。さらに高温多湿 (28℃、
85%RH) の環境下においても同じテストを行ったとこ
ろ、同様にカブリがなく、コントラストの高い良好な画
像がほぼ同じ枚数まで得られた。
【0034】(実施例2)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤を室温で噴霧した。
【0035】処理剤組成 疎水性シラン化合物 [C6H13Si(OMe)3] 1.0 g アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 1.5 g ジエチルアミン 数滴 i−プロパノール 8.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
69%と+277 μC/gであった。
【0036】次に、この処理で得た疎水性シリカを用い
て実施例1と同様に粒度の異なる2種類のトナーを調製
し、流動性試験を行ったところ、7μmのトナーでは55
%、10μmのトナーでは71%であった。さらに、これら
のトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉1000gと混合して電子
写真用現像剤とした。この現像剤の摩擦帯電量はどちら
も+17μC/gであった。本現像剤を市販の複写機に入
れ、寿命テストを行ったところ、約22,000枚以上のコピ
ーにおいても画像にカブリを生じなかった。さらに高温
多湿 (28℃、85%RH) の環境下においても同じテストを
行ったところ、同様に良好な画像がほぼ同じ枚数まで得
られた。
【0037】(実施例3)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤A、Bを順に室温で噴霧した。
【0038】処理剤組成 A:疎水性シラン化合物 [C10H21Si(OMe)3] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 メタノール 4.0 mL B:アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 0.5 g ジエチルアミン 数滴 i−プロパノール 8.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
84%と+101 μC/gであった。
【0039】次に、得られた疎水性シリカを用いて実施
例1と同様に粒度の異なる2種類のトナーを調製し、流
動性試験を行ったところ、7μmのトナーでは75%、10
μmのトナーでは67%であった。さらに、これらのトナ
ー30gをそれぞれ酸化鉄粉1000gと混合して電子写真用
現像剤とした。この現像剤の摩擦帯電量はどちらも+16
μC/gであった。本現像剤を市販の複写機に入れ、寿命
テストを行ったところ、約24,000枚以上のコピーにおい
ても画像にカブリを生じなかった。さらに高温多湿 (28
℃、85%RH) の環境下においてもおいても同じテストを
行ったところ、同様に良好な画像がほぼ同じ枚数まで得
られた。
【0040】(実施例4)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積200 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤A、Bを順に室温で噴霧した。
【0041】処理剤組成 A:疎水性シラン化合物 [C6H13SiMe(OMe)2] 2.0 g ジエチルアミン 数滴 メタノール 4.0 mL B:アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)2NH(CH2)3Si(OMe)3] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 アセトン 4.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
89%と+335 μC/gであった。
【0042】次に、この処理で得た疎水性シリカを用い
て実施例1と同様に粒度の異なる2種類のトナーを調製
し、流動性試験を行ったところ、7μmのトナーでは51
%、10μmのトナーでは67%であった。さらに、これら
のトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉1000gと混合して電子
写真用現像剤とした。この現像剤の摩擦帯電量はどちら
も+17μC/gであった。本現像剤を市販の複写機に入
れ、寿命テストを行ったところ、約22,000枚以上のコピ
ーにおいても画像にカブリを生じなかった。さらに高温
多湿 (28℃、85%RH) の環境下においてもおいても同じ
テストを行ったところ、同様に良好な画像がほぼ同じ枚
数まで得られた。
【0043】(実施例5)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤A、Bを順に室温で噴霧した。
【0044】処理剤組成 A:疎水性シラン化合物 [C12H25Si(OEt)3] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 エタノール 4.0 mL B:アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 i−プロパノール 4.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
92%と+132 μC/gであった。
【0045】次に、この処理で得た疎水性シリカを用い
て実施例1と同様に粒度の異なる2種類のトナーを調製
し、流動性試験を行ったところ、7μmのトナーでは76
%、10μmのトナーでは68%であった。さらに、これら
のトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉1000gと混合して電子
写真用現像剤とした。この現像剤の摩擦帯電量はどちら
も+16μC/gであった。本現像剤を市販の複写機に入
れ、寿命テストを行ったところ、約26,000枚以上のコピ
ーにおいても画像にカブリを生じなかった。さらに高温
多湿 (28℃、85%RH) の環境下においてもおいても同じ
テストを行ったところ、同様に良好な画像がほぼ同じ枚
数まで得られた。
【0046】(実施例6)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤A、Bを順に室温で噴霧した。
【0047】処理剤組成 A:疎水性シラン化合物 [C3H7Si(OEt)3] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 エタノール 4.0 mL B:アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 i−プロパノール 4.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
75%と+248 μC/gであった。
【0048】次に、この処理で得た疎水性シリカを用い
て実施例1と同様に粒度の異なる2種類のトナーを調製
し、流動性試験を行ったところ、7μmのトナーでは64
%、10μmのトナーでは65%であった。さらに、これら
のトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉1000gと混合して電子
写真用現像剤とした。この現像剤の摩擦帯電量はどちら
も+17μC/gであった。本現像剤を市販の複写機に入
れ、寿命テストを行ったところ、約23,000枚以上のコピ
ーにおいても画像にカブリを生じなかった。さらに高温
多湿 (28℃、85%RH) の環境下においてもおいても同じ
テストを行ったところ、同様に良好な画像がほぼ同じ枚
数まで得られた。
【0049】(実施例7)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤を室温で噴霧した。
【0050】処理剤組成 疎水性シラン化合物 [(C6H13SiMe2)2NH] 2.0 g アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 1.4 g ジエチルアミン 数滴 i−プロパノール 8.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
74%と+256 μC/gであった。
【0051】次に、この処理で得た疎水性シリカを用い
て実施例1と同様に粒度の異なる2種類のトナーを調製
し、流動性試験を行ったところ、7μmのトナーでは65
%、10μmのトナーでは72%であった。さらに、これら
のトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉1000gと混合して電子
写真用現像剤とした。この現像剤の摩擦帯電量はどちら
も+17μC/gであった。本現像剤を市販の複写機に入
れ、寿命テストを行ったところ、約23,000枚以上のコピ
ーにおいても画像にカブリを生じなかった。さらに高温
多湿 (28℃、85%RH) の環境下においても同じテストを
行ったところ、同様に良好な画像がほぼ同じ枚数まで得
られた。
【0052】(比較例1)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤室温で噴霧した。
【0053】処理剤組成 アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 n−プロパノール 5.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
18%と+285 μC/gであった。次に、この処理で得た疎
水性シリカを用いて実施例1と同様に粒度の異なる2種
類のトナーを調製し、流動性試験を行ったところ、7μ
mのトナーでは26%、10μmのトナーでは32%であっ
た。さらに、これらのトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉10
00gと混合して電子写真用現像剤とした。この現像剤の
摩擦帯電量はどちらも+18μC/gであった。
【0054】処理剤が疎水性シラン化合物を含んでいな
かったため、処理後のシリカ粉体の疎水性、トナー流動
性とも著しく低下した。本現像剤を市販の複写機に入
れ、寿命テストを行ったところ、約5,000 枚のコピーで
画像カブリを生じた。高温多湿 (28℃、85%RH) の環境
下ではさらに低下して、約4,000 枚のコピーで画像にカ
ブリを生じた。
【0055】(比較例2)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤室温で噴霧した。
【0056】処理剤組成 アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 1.0 g ヘキサメチルジシラザン 1.0 g ジエチルアミン 数滴 n−プロパノール 5.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
44%と+348 μC/gであった。次に、この処理で得た疎
水性シリカを用いて実施例1と同様に粒度の異なる2種
類のトナーを調製し、流動性試験を行ったところ、7μ
mのトナーでは62%、10μmのトナーでは58%であっ
た。さらに、これらのトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉10
00gと混合して電子写真用現像剤とした。この現像剤の
摩擦帯電量はどちらも+18μC/gであった。
【0057】本発明で用いる疎水性シラン化合物に代え
て、従来技術に従ってヘキサメチルジシラザンを使用し
た場合、流動性は本発明とあまり変化はないが、疎水化
率が60%よりかなり低く、疎水性は不十分であった。本
現像剤を市販の複写機に入れ、寿命テストを行ったとこ
ろ、約10,000枚のコピーで画像カブリを生じた。高温多
湿 (28℃、85%RH) の環境下ではさらに大きく低下し
て、約5,500 枚のコピーで画像にカブリを生じた。疎水
化剤がヘキサメチルジシラザンであると、疎水性が不安
定なため、高温多湿環境下での流動性の低下が著しいこ
とがわかる。
【0058】(比較例3)加熱乾燥させたシリカ粉体 (比
表面積130 m2/g) 20gに、実施例1と同様に下記組成の
処理剤室温で噴霧した。
【0059】処理剤組成 アミノ置換シラン化合物 [H2N(CH2)3Si(OEt)3] 1.0 g ジメチルポリシロキサン [信越化学社製 KF-96 (50 cs)] 1.0 g ジエチルアミン 数滴 n−プロパノール 5.0 mL 滴下終了後、実施例1と同様に外部加熱を行った。処理
後の疎水化率および鉄に対する摩擦帯電量は、それぞれ
87%と+385 μC/gであった。次に、この処理で得た疎
水性シリカを用いて実施例1と同様に粒度の異なる2種
類のトナーを調製し、流動性試験を行ったところ、7μ
mのトナーでは50%、10μmのトナーでは54%であっ
た。さらに、これらのトナー30gをそれぞれ酸化鉄粉10
00gと混合して電子写真用現像剤とした。この現像剤の
摩擦帯電量はどちらも+16μC/gであった。
【0060】本発明で用いる疎水性シラン化合物に代え
て、別の従来技術に従って、シリコーン油の1種である
ジメチルポリシロキサンを使用した場合には、疎水性は
良好であるが、流動性が不十分であった。その理由はポ
リシロキサンがシリカ粉体の凝集を強めているためと推
測される。本現像剤を市販の複写機に入れ、寿命テスト
を行ったところ、約8,000 枚のコピーで画像にカブリを
生じた。高温多湿 (28℃、85%RH) の環境下ではさらに
低下して、約7,000 枚のコピーで画像にカブリを生じ
た。
【0061】
【発明の効果】以上の結果から明らかなように、本発明
に従って、疎水性シラン化合物とアミノ置換シラン化合
物との併用によるシリカ粉体の処理によって、鉄に対す
る適当な正の摩擦帯電量を持ち、透過率法により測定さ
れた疎水化率が60%以上である疎水性シリカを得ること
ができる。この処理を、シリカ粉体を浮遊状態にして行
うと、凝集がなく均一に処理された疎水性シリカを得る
ことができる。この疎水性シリカは、湿気のある環境で
も安定した疎水性を示し、トナーの流動性の改善効果が
高い。この疎水性シリカを流動性改善剤として電子写真
用のトナーに添加し、電子写真現像剤を作製すると、静
電荷像をカブリなく高いコントラストで鮮明に現像で
き、しかも、我が国の夏のように高温多湿の環境下にお
いても安定した長寿命の現像特性を持つ電子写真現像剤
が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 由美 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三 菱マテリアル株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平1−203478(JP,A) 特開 平2−55206(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 33/113 - 33/193 G03G 9/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒としての有機アミンの存在下もしく
    はアンモニアの存在下で、一般式(1) または(2) で示さ
    れる疎水性有機ケイ素化合物と、一般式(3)で示される
    アミノ置換シラン化合物とで表面処理された、透過率法
    で測定した疎水化率が60%以上で、鉄に対して正の帯電
    性を持った疎水性シリカ粉体。 一般式(1) : R1 Si (R2)n (R3)3-n 一般式(2) : R1 (R2)2 Si NH Si R1 (R2)2 一般式(3) : (R4)x (R5)y Si (R6)z 式中、R1:炭素数3〜20のアルキル基、 R2:炭素数1〜20のアルキル基、 R3:I、Cl、Br、またはアルコキシル基、 R4:アミノ基を含有するアルキル基、 R5:炭素数1〜20のアルキル基、 R6:I、Cl、Br、またはアルコキシル基、 n:0、1、または2、 x:1〜3の整数、 y:0、1、または2、 z:1〜3の整数、 x+y+z=4。
  2. 【請求項2】 触媒としての有機アミンの存在下もしく
    はアンモニアの存在下で、浮遊状態にあるシリカ粉体
    、請求項1記載の一般式(1) または(2) で示される
    水性有機ケイ素化合物と、請求項1記載の一般式(3) で
    示されるアミノ置換シラン化合物と接触させることから
    なる、疎水性シリカ粉体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の疎水性シリカ粉体を含有
    することを特徴とする静電写真用現像剤。
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