JP3319058B2 - ポリエステルフィルムの製造方法 - Google Patents

ポリエステルフィルムの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐磨耗性並びに走行性に
優れたポリエステルフィルムの製造方法に関する。更に
詳しくは、表面に粗大な突起が無く、加工時や使用時の
摩擦によって傷や削れ粉の発生し難いポリエステルフィ
ルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にポリエステル、例えばポリエチレ
ンテレフタレートは優れた力学的性質、化学的性質を有
しており、フィルム成形品として広く用いられている。
これらのポリエステルフィルムを成形品に加工して使用
する際には、その滑り性や耐磨耗性が製造工程、使用工
程の作業性、さらにはその製品品質に大きな影響を及
す。
【0003】特に、磁気テープのベースフィルムとして
使用する際に、それらの特性が不足すると、磁気テープ
製造の各工程において、フィルム中に含有される粒子を
主成分とする削れ粉が発生しやすくなり、それが原因と
なって磁性層を塗布する工程で塗布抜けが生じ、磁気記
録の抜け(ドロップ・アウト)などを引き起こす原因に
なる。さらに、磁性層塗布後、カレンダー加工をして巻
き取る時に磁性面と非磁性面が擦れて傷が生じ、使用時
にドロップ・アウトなど画質低下の原因になる。 ま
た、カセット・テープの場合、金属ピンとフィルムとが
高速で接触すると両者の間の摩擦が大きくなりフィルム
に傷が発生したり、削れ粉が発生するようになる。
【0004】従来、フィルムの耐磨耗性並びに走行性を
向上させる方法としては、二酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、二酸化硅素などの無機粒子をポリエステル中に含有
させることが数多く提案されている。しかし、これらの
無機粒子はポリエステルとの親和性が低いために、フィ
ルムの加工工程や使用時に容易に脱落して、上記のよう
な問題をひきおこすやすい。
【0005】粒子とポリエステルとの親和性を改善し脱
落を防ぐ方法としては、粒子の表面処理をすることが、
特開昭63−128031号公報、特開昭63−234
039号公報などで提案されているが、いすれも効果と
しては不十分である。
【0006】また、これらの問題を改善する方法として
微細な凝集性粒子をポリエステルに含有させる方法が特
開昭62−95339号公報、特開平3−6239号公
報などに提案されているが、これらの方法で得られたフ
ィルムには、微小粒子の大きな凝集体が含まれ、フィル
ム表面に粗大な突起が形成されて、例えば磁気テープ支
持体に使用した際、磁気記録の欠落の原因になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、表面に
粗大な突起が無く、耐磨耗性ならびに走行性のすぐれた
ポリエステルフィルムを得るべく鋭意検討した結果、微
細な粒子を凝集させた凝集体を含有したポリエステル組
成物を溶融押出製膜に供し、溶融押し出し工程で凝集体
を微細化することで目的のフィルムが得られることを見
出だした。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、1次粒子の平均径1〜50nmの粒子が凝集した凝
集体を含有するポリエステル組成物を溶融押出製膜によ
りフィルムにするに際し、溶融押し出しによって、溶融
押し出しに供せられる前のポリエステル組成物に含有さ
れる粒子凝集体の平均径よりも、得られたフィルムに含
有される凝集体の平均径を小さくすることによって達成
される。
【0009】本発明に用いられるポリエステルは、芳香
族ジカルボン酸を主たる酸成分とするジカルボン酸およ
び/またはそのエステル形成性誘導体と、グリコールか
ら製造される。本発明における芳香族ジカルボン酸とし
ては、例えばテレフタル酸、2、6−ナフタレンジカル
ボン酸、ジフェニルジカルボン酸、イソフタル酸などを
挙げることができる。本発明におけるグリコール成分と
しては、たとえばエチレングリコール、ブタンジオー
ル、テトラエチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ールなどの脂肪族グリコール、あるいはシクロヘキサン
ジメタノールなどの指環族ジオールを挙げることができ
る。本発明におけるポリエステルとしては、例えばアル
キレンテレフタレートまたはアルキレンナフタレートを
構成成分とするものが好ましい。また、これらのポリエ
ステルは、ホモポリエステルであってもコポリエステル
であってもよい。共重合成分の例としては、アジピン
酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒド
ロテレフタール酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの脂
肪族ジカルボン酸、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
などを挙げることができる。 本発明において、使用す
る凝集性の粒子は、一次粒子径が1〜50nmで、ポリ
エステル中に含有されるに際し、その30重量%以上が
複数の一次粒子が集合した状態で存在する粒子である。
一次粒子径が1nmより小さい場合は、粒子間の凝集力
が強く、大きな凝集体を小さな凝集体に分割し、分散さ
せるのが困難になる。このためフィルムにしたとき表面
に凝集体が粗大な突起を形成し、磁気テープの支持体に
用いた際に電磁変換特性低下の原因になる。また、一次
粒子径が50nmより大きい場合は、フィルム表面を摩
擦した際、凝集体によって形成された突起が削れ易くな
り、目的のフィルムを得るのが困難になる。
【0010】このような凝集性の粒子としては、例え
ば、各種公知の結晶構造を有する、シリカ、酸化コバル
ト、酸化銅、酸化マンガン、酸化鉄、酸化ニッケル、酸
化錫、酸化亜鉛、ジルコニア、アルミナ、チタニア、マ
グネシア、ならびにマグネシア/アルミナ、カルシア/
アルミナなどの複合酸化物などがあげられる。
【0011】また、本発明において、例えばペレット状
などの溶融押し出しに供せられる前のポリエステル組成
物に含有される粒子凝集体の平均径は、50〜2000
nmであることが好ましく、さらには70〜1000n
m,特には70〜500nmであることが好ましい。5
0nm以上の場合は、溶融押し出し工程で微細化されて
もフィルム表面に有効な突起を形成し、耐磨耗性を改善
することができる。また、2000nm以下の凝集体を
用いることにより、溶融押し出し工程で十分微細化で
き、フィルム表面に粗大な突起を形成することなく、例
えば磁気テープ支持体に用いた際には、良好な電磁変換
特性が得られる。
【0012】本発明において、得られたフィルムに含有
される凝集体の平均径は30〜500nmまで小さくす
ることが好ましく、さらには40〜400nm、特には
50〜300nmとすることが好ましい。平均径を30
nm以上にする事により、フィルムの耐磨耗性の十分な
向上効果が発現され、また、500nm以下にすること
により、磁気テープの支持体にした場合、良好な電磁変
換特性が得られるれる。 フィルムの凝集体含有量は、
好ましくは、0.05〜5重量%,さらに好ましくは
0.1〜3重量%である。
【0013】本発明において、溶融押し出しに供する前
のポリエステルに含有される粒子凝集体の平均径を溶融
押し出し工程で小さくして、フィルムに含有させるに
は、種々の方法がある。例えば、溶融押し出しの際の押
出機設定温度を調節して、ポリマの溶融粘度を変化さ
せ、ポリマに与える剪断力の変化で凝集体の平均径を変
化させる方法があげられる。ポリマの融点以上の温度範
囲で、押出機設定温度を低くすると、ポリマに懸かる剪
断力は大きくなり、大きな凝集体は小さな凝集体に分割
され、凝集体の平均径は小さくなる。設定温度を高くす
ると、ポリマの溶融粘度は急激に低くなり、ポリマに懸
かる剪断力は小さくなって、凝集体は分割されないの
で、平均径はほとんど変化せず、さらに温度を高くする
と、逆に粒子の凝集が進んで平均径は大きくなる。本発
明の目的を達するには、ポルエステルの融点から、融点
より60℃高い温度までの範囲が好ましい。
【0014】また、押出機に使用するスクリュウの形状
によって、凝集体の平均径を変化させることができる。
押出機のスクリュウには多くの種類があり、スクリュウ
形状によって、押出機内を通過する物質に対する分散あ
るいは混合する機能は大幅に変化する。混合機能を有す
るゾーンを多く持ったスクリュウを使用すると、平均径
は小さくなり、フルフライトの形状に近くなると平均径
はほとんど変化しないか、逆に大きくなる。分散あるい
は混合機能の高いスクリュウとしては、例えばダルメイ
ジタイプのスクリュウ、あるいはニーディングディスク
を多く組み合わせたセグメントタイプのスクリュウなど
がある。
【0015】本発明において、微小粒子の凝集体の平均
径を押し出し工程で小さくする目的は、次のとおりであ
る。1次粒子の平均径が1〜50nm程度の微小粒子
は、一般に表面エネルギーが高く極めて凝集し易い性質
があり、溶融押し出しに供する前の凝集体含有ポリエス
テルを例えば溶融重合で得る際、微小粒子をエチレング
リコールなどのスラリー中で十分に分散させて重合反応
系に添加しても、重合反応中に凝集が進み、大きな凝集
体を形成する。この場合、微小粒子のエチレングリコー
ルなどのスラリーを調整する際、種々の分散剤などを用
いることがあるが、これらは重合反応中の凝集の強さに
若干の影響を与えるのみで、いずれにしても大きな凝集
の形成を抑制することはできない。従って、溶融押し出
し工程で凝集体の平均径を小さくすることなしに、フィ
ルムを形成すると、得られたフィルムの表面には、多数
の粗大突起が発生し、良好な表面を有するフィルムを得
ることはできない。
【0016】本発明において、微小粒子の凝集体と1次
粒子径が100nm以上の比較的凝集性が少ない粒子を
同時に用い、得られたフィルムの走行性をさらに向上さ
せることができる。これらの凝集性の少ない粒子として
炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸バリウム、リ
ン酸カルシウム、フッ化カルシウム、硫化モリブデン、
二酸化チタン、二酸化けい素、ゼオライトなどの無機粒
子、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の少なくとも
一種とリンを構成成分の一部とするポリエステル重合反
応系内析出させた粒子、ジビニルベンゼン、アクリル酸
あるいはメタアクリル酸誘導体、スチレンなどのビニル
系単量体を用いた架橋高分子、シリコーン、フェノー
ル、メラミンなどの有機粒子が挙げられる。これらの凝
集性が少ない粒子のフィルム中の含有量は、好ましくは
0.01〜1重量%、さらに好ましくは0.05〜0.
7重量%である。
【0017】本発明において、微小粒子の凝集体を含有
したフィルムは単層フィルムであっても複合フィルムで
あってもよく、少なくとも表層の一層に凝集体を含有し
た層が存在すればよい。三層以上の複合フィルムの場合
は最外層の両面に凝集体を含有した構成にするのが好ま
しい。このような複合フィルムを作るのは公知の方法で
よく、2〜3台の押出機を用い、合流部と2層以上の合
流ブロックを有する口金から2層以上のシートを押し出
し、キャスティングロールで冷却して未延伸フィルムを
つくる。得られた未延伸フィルムを常法に従い、縦、横
に延伸し、熱固定して目的のフィルムを得ることができ
る。
【0018】
【実施例】以下、実施例で本発明をさらに詳しく説明す
る。また、本発明で用いた測定法は次のとおりである。
【0019】(1) 粒子ならびに凝集体の平均径 溶融押し出しに供する前の組成物(ペレット)およびフ
ィルム中の1次粒子の平均径ならびに凝集体の平均径
は、各々を0.2μm厚みの超薄切片にカッティング
後、透過型電子顕微鏡で観察して求めた。なお、平均径
は、重量基準の円相当平均径(nm)である。
【0020】(2) 摩擦係数 スリップテスターを用い、ASYM−D−1894B法
に従い測定した。フィルムの走行性の目安として、動摩
擦係数を用いた。
【0021】(3) 耐磨耗性の評価 得られたフィルムを1/2インイにスリットし、テープ
走行試験機TBT−300(横浜システム研究所製)を
用い、20℃、60%RHの雰囲気で1000回繰り返
し走行させた後、ガイド部に付着した白色のけずれ粉
(白粉)を目視にて判定した。
【0022】ここで、ガイド径は8mmφであり、ガイド
材質はSUS27(表面粗度0.2S)、巻き付け角は
180°、テープ走行速度は3.3cm/秒である。評価
基準は次のとおり。 1級:白粉発生量が非常に少ない。 2級:白粉発生量がすくない。 3級:白粉発生量がやや多い。 4級:白粉発生量が非常に多い。 なお、この評価では、2級以上を合格とした。
【0023】(4) 粗大突起 小坂研究所の非接触3次元表面粗さ計HIPOSS(E
T−30HK)を用い、高さ400nm以上の突起の数
をつぎの条件で20回測定し、1mm2当たりの個数に
換算して求めた。数が多いほど、粗大突起が多いことを
示す。 ・縦倍率:20000倍 ・横倍率:500倍 ・カットオフ:0.08mm ・送りピッチ:0.5μm ・測定長 :500μm ・測定面積 :0.0194mm2 ・走査速度 :100μm/秒 実施例1 1次粒子の平均径が15nmの酸化ジルコニウムの凝集
した粉末10部をエチレングリコール90部に分散さ
せ、さらにサンドグラインダーで処理して、酸化ジルコ
ニウムのエチレングリコール・スラリーを得た。また、
上記と同様の方法で、平均径400nmの炭酸カルシウ
ムのエチレングリコール・スラリーを得た。
【0024】一方、テレフタル酸ジメチル90部、エチ
レングリコール57部、酢酸マンガン0.056部、三
酸化アンチモン0.02部を添加した後、145〜23
5℃まで3.5時間要して徐々に昇温し、メタノールを
流出させ、エステル交換反応を完結させた。反応生成物
にリン酸0.01部と上記で得た酸化ジルコニウムと炭
酸カルシウムスラリー各々5部を添加し、290℃、減
圧下で重縮合反応を完結させ、固有粘度0.61のポリ
エチレンテレフタレート組成物をペレット状で得た。
【0025】このペレットを170℃で3時間乾燥後、
ダルメイジタイプのスクリュウを備え、295℃に設定
した押出機へ供給して、1mm幅のスリットから押し出
し、表面温度20℃の回転ドラムで冷却して、厚さ20
0μmの未延伸フィルムを得た。
【0026】この未延伸フィルムを75℃に予熱し、縦
方向に3.6倍、105℃で横方向に3.7倍それぞれ
延伸し、引き続き205℃で5秒間熱固定して、厚さ1
5μmの2軸延伸フィルムを得た。
【0027】比較例 1 実施例1で得た組成物のペレットをフルフライトタイプ
のスクリュウを備え、305℃に設定した押出機へ供給
し、実施例1と同様の製膜条件で、厚さ15μmの2軸
延伸フィルムを得た。
【0028】実施例 2 実施例1において、酸化ジルコニウムに変えて、1次粒
子径20nmの酸化アルミニウムの粉末を用いる以外同
様にして、ポリエチレンテレフタレート組成物をペレッ
ト状で得た。このペレットを実施例1と同様に製膜し
て、厚さ15μmの2軸延伸フィルムを得た。
【0029】比較例 2 比較例1において、実施例1で得た組成物のペレットに
変えて、実施例2で得た組成物のペレットを用いる以外
同様にして製膜を行い、厚さ15μmの2軸延伸フィル
ムを得た。
【0030】実施例 3 ダルメイジタイプのスクリュウを備えた押出機(A)な
らびにフルフライトタイプのスクリュウを備えた押出機
(B)の2台の押出機と口金部分に合流部と3層複合が
可能なピノールを備えた製膜装置を用い、各押出機の温
度を295℃に設定した。
【0031】押出機(A)へ実施例1のペレットを、押
出機(B)へ粒子を含まない固有粘度0.61のポリエ
チレンテレフタレートのペレットを供給し、それ以外は
実施例1と同様に製膜して、表面の2層が各々厚さ2μ
mの実施例1の組成物であり、中間層が粒子を含まない
ポリエチレンテレフタレートからなる3層構造の厚さ1
5μmの2軸延伸フィルムを得た。
【0032】上記で得られた各フィルムの特性を表1に
示す。
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によって、粗大突起が無く、走行
性ならびに耐磨耗性に優れた特性を示し、加工時や使用
時に、磨耗で発生する白粉による加工工程の汚染や、機
器の性能低下を起こさない二軸延伸ポリエステルフィル
ムが得られる。特に磁気テープの支持体に使用した際、
優れた高速走行性を示し、磨耗に起因する画質の低下を
引き起こさないフィルムが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/18 C08L 67/00 - 67/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次粒子の平均径が1〜50nmである粒
    子の凝集した凝集体を含有するポリエステル組成物を溶
    融押出製膜によりフィルムにするに際し、溶融押し出し
    によって、溶融押出に供する前のポリエステル組成物に
    含有される凝集体の平均径より、得られたフィルムに含
    有される凝集体の平均径を小さくすることを特徴とする
    ポリエステルフィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】溶融押し出しに供せられる前のポリエステ
    ル組成物に含有される粒子凝集体の平均径が50〜20
    00nmであり、得られたフィルムに含有される粒子凝
    集体の平均径が30〜500nmである請求項1のポリ
    エステルフィルムの製造方法。
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