JP3318806B2 - テープ駆動装置のテープエンド検出装置 - Google Patents

テープ駆動装置のテープエンド検出装置

Info

Publication number
JP3318806B2
JP3318806B2 JP17877294A JP17877294A JP3318806B2 JP 3318806 B2 JP3318806 B2 JP 3318806B2 JP 17877294 A JP17877294 A JP 17877294A JP 17877294 A JP17877294 A JP 17877294A JP 3318806 B2 JP3318806 B2 JP 3318806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
detecting
detection
projection
displaced
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17877294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0845133A (ja
Inventor
修次 小関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP17877294A priority Critical patent/JP3318806B2/ja
Publication of JPH0845133A publication Critical patent/JPH0845133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3318806B2 publication Critical patent/JP3318806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカセットテープレコーダ
等のテープ駆動装置のテープエンド検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カセットテープレコーダ等のテ
ーププレーヤには、テープの巻取り終了によるテープ終
端を検出するテープエンド検出装置が備えられ、このテ
ープ終端検出により各機構を自動的に停止させ電源を切
るようにしたり、テープ走行方向を逆転させるように構
成したものがある。このようなテープエンド検出装置と
しては、図11に示すように構成したものがある。
【0003】このテープエンド検出装置は、リール台と
摩擦係合関係で回転される回転体31に偏心カム31a
と突起31bが形成され、突起31bは偏心カム31a
の小径部側に対向し、カム最大径部の軌跡上より外側に
位置して形成されており、また、この回転体31と同軸
上にリール台と摩擦係合されるスリップレバー32が備
えられている。
【0004】そして、回転体31の偏心カム31aと突
起31bが形成されている作動面側に対応して第1の検
出部材33が配されて、その中央部において軸34によ
り軸支され、一半部33aの先端に形成された係合突起
33a1 が偏心カム31aの周面に対応しており、また
一半部33a側には係合片33a2 が突設されてスリッ
プレバー32に係合されている。
【0005】この第1の検出部材33の他端部33bの
先端側に対応して第2の検出部材35が軸受部35aに
おいて軸36により軸支されており、この第2の検出部
材35には第1の検出部材33が係合される係合片部3
5bと、回転駆動機構としてのキャプスタン37のキャ
プスタンホイール38に突設した係合突起38aに対応
係合する係合縁部35cが形成され、また、軸受部35
aから押圧アーム部35dと復帰ばね片35eが突出形
成されている。また、この第2の検出部材35の押圧ア
ーム部35dは、操作レバーのロックプレート39に対
応されている。
【0006】このように各部材から構成されるテープエ
ンド検出機構は、リール台が回転しテープが走行されて
いる間は、スリップレバー32に所定の摩擦トルクが発
生してこのスリップレバー32に第1の検出部材33が
係合片33a2 を介して係合して回転付勢されることに
より、先端の係合突起33a1 が回転体31の偏心カム
31aの周面に当接し、この第1の検出部材33は回転
体31の回転により偏心カム31aに倣って揺動され
る。
【0007】このテープ走行状態からテープ終端におい
てリール台が停止すると、スリップレバー32のトルク
が発生しないため、第1の検出部材33は、偏心カム3
1aの最大径部で押された位置で停止される状態にな
り、この状態で回転体31の回転が持続していることに
より、突起31bが先端の係合突起33a1 に係合して
外方へ押すことになり、第1の検出部材33は、偏心カ
ム31aの最大径部により押される場合より大きく回転
変位される。
【0008】この第1の検出部材33の回転変位によ
り、この他半部33bの先端が第2の検出部材35の係
合片部35bに係合して押圧し、このため、第2の検出
部材35は回転変位されて係合縁部35cがキャプスタ
ンホイール38の係合突起38aの軌跡上に臨み、キャ
プスタンホイール38の回転に伴って係合突起38aに
より押圧される。これにより、第2の検出部材35は大
きく回転変位されて押圧アーム部35dがロックプレー
ト39を押して摺動させて操作レバーのロックを解除す
る。
【0009】このように、従来のテープエンド検出機構
はテープ終端を検出して各モード操作レバーの操作状態
でのロックを解除するように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
従来のテープエンド検出機構においては、第1の検出部
材は、各モード操作レバーのロックの自動解除、停止動
作の終了後も、テープエンドを検出した状態、即ち、回
転体の突起により大きく回転変位された状態のままにな
っているため、次の早い押釦操作では各モード操作レバ
ーのロックができず、また、普通の早さで押釦操作した
場合でも回転体が回転し、第1の検出部材の係合突起が
回転体の突起から外れるまでの間はキャプスタンホイー
ルの係合突起が第2の検出部材の係合縁部に係合するた
めチャタリングノイズを生じる不具合がある。
【0011】また、タイマースタンバイ機構を付加でき
ない欠点がある。
【0012】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、テープの終端の検出後、検出部材をテープ走行時又
は停止時の位置に復帰させるようにしたテープ駆動装置
のテープエンド検出装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、カム及び突起を有し、リール台と摩擦係合
関係で回転される回転部材と、リール台のテープ終了に
よる停止時に回転部材のカム側から変位して突起に係合
し、テープ終端を検出する第1の検出部材と、テープ終
了時に変位される第1の検出部材に係合されて変位され
ると共に、駆動機構により変位動作される他の検出部材
を有するテープ駆動装置のテープエンド検出装置におい
て、他の検出部材に、この他の検出部材の変位動作範囲
内で第1の検出部材と干渉係合する係合部を形成し、テ
ープエンド検出後、第1の検出部材に他の検出部材が、
係合部を介して干渉係合して第1の係合部材を回転部材
の突起から離脱させテープ走行時又は停止時の位置に復
帰させるように構成したものである。
【0014】
【作用】このように構成される本発明装置は、テープ終
了によりリール台が停止した状態でも回転部材は回転を
持続することにより、第1の検出部材は回転部材に対し
てカム側から突起に係合するように変位し、この第1の
検出部材の変位に連続して他の検出部材も変位され、こ
の変位により他の検出部材は駆動機構によって大きく変
位されてテープ終了を検出し、所要の操作を行うと共
に、係合部が第1の検出部材に干渉係合して第1の係合
部材を回転部材の突起から離脱させてテープ走行時又は
停止時の位置に復帰させ、次の動作に備える。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10を参
照して説明する。
【0016】図1は本発明を適用するテープ駆動装置の
一例のテーププレーヤにおけるトランスポートの一部分
の表面側の分解斜視図、図2は同、裏面側の分解斜視
図、図3はテープエンド検出装置の裏面側の平面図で、
この図1〜図3において1はメカシャーシ、2は供給側
リール台、3は巻取り側リール台、4はキャプスタン、
5はキャプスタン4の下端部に固着したキャプスタンホ
イールを示す。
【0017】供給側リール台2は、メカシャーシ1の表
面側に突設された軸受6に圧縮コイルスプリング7を介
して軸支され、また、巻取り側リール台3もメカシャー
シ1の表面側に突設された管状軸受8に嵌挿して軸支さ
れており、この両リール台2,3の外周部には、リール
ギア2a,3aが一体に設けられている。
【0018】巻取り側リール台3には下端側にスリップ
レバー9を同軸上に回動可能に取付けて、リール台3と
の間に介裝した圧縮ばね等の摩擦部材(図示せず)の摩
擦力によりリール台3の回転が伝達されるようになって
いる。
【0019】キャプスタン4はメカシャーシ1の表面側
から裏面側に貫通して設けられた軸受10に軸支され、
キャプスタンホイール5がメカシャーシ1の裏面側に位
置されており、このキャプスタンホイール5の上面、即
ち、メカシャーシ1の裏面側と対向する面の中心寄りに
は図3に示すように係合突起5aが突設されている。
【0020】また、メカシャーシ1の表面側には各操作
レバー11が配設され、この各操作レバー11の操作方
向と直交する方向に往復動可能にロックプレート12が
配設されており、この各操作レバー11とロックプレー
ト12とは、周知のように各操作レバーに突設したロッ
クピン13をロックプレート12に形成した係合用窓1
2aに係合させて(図3参照)、操作レバーをオン操作
することによりロックピン12がロックプレート12の
係合用窓12aに係止され、また、ロックプレート12
を往動、即ち、係合端部12bを後述するロック解除機
構により突押ししてロック解除方向に摺動させることに
より、係合用窓12aによるロックピン13の係止が解
除されて操作レバーが復帰されるようになっている。
【0021】そして、メカシャーシ1の裏面側には、図
2,図3に示すように、テープエンド検出・シャットオ
フ機構14が配設され、このテープエンド検出・シャッ
トオフ機構14は、回転部材15、第1の検出部材とし
ての検出レバー16及び第2の検出部材としての検出部
材17から構成されている。
【0022】回転部材15は、この中心孔15aから偏
心する偏心カム(円板カム)15bとこの偏心カム15
bの小径部に対向し、偏心カム15bの最大径部15b
1 の軌跡上の外側に位置して突起状カム15cを形成し
て構成され、突起状カム15cの端部15c1 は傾斜面
になっている。この回転部材15は、中心孔15aに回
転軸18が挿通されて互いに回転自在となされ、回転軸
18の下端に取付けられたフランジワッシャ19との間
に圧縮ばね等の摩擦部材20を介裝して、この摩擦部材
20の摩擦により回転軸18の回転が伝達されるように
なっている。
【0023】この回転軸18は、前述した巻取り側リー
ル台3が軸支される管状軸受8にメカシャーシ1の裏面
側から挿通して巻取り側リール台3に係合させ、このリ
ール台3と一体的に回転されるようになっている。
【0024】検出レバー16は図3,図4に示すよう
に、略く字状に形成されて中央屈曲部においてメインシ
ャーシ1の裏面側に立設された支軸21に嵌挿して回転
可能に支持されて一半部16aが回転部材15の下面
側、即ち作動面側に臨み、他半部16bがキャプスタン
ホイール5側に位置するようになっており、中央屈曲部
の支軸21に嵌挿する軸受部16cは支軸21と略同径
の軸孔16c1 を持つ短筒状で一半部16a側の略半周
部を切欠状で内周側を軸孔16c1 に連続する大径の凹
部とした逃げ部16c2 に形成してある。また、この検
出レバー16の一半部16aの上面側、即ち、回転部材
15の作動面に対向する面側には、偏心カム15b及び
突起状カム15cの周面に対向する係合突起16a1
突出形成してあり、また、他半部16b側には、下面
側、即ち、係合突起16a1 の突出方向と反対方向の面
側に検出部材17が係合する係合突縁部16b1 が突出
形成され、この係合突縁部16b1 側の端縁はL字状に
切欠されて傾斜案内面16b2 が形成されており、さら
に、他半部16b側の案内面16b2 と相反する側縁の
端部には押圧突起16b3 が突出形成されている。
【0025】また、この検出レバー16には中央軸支部
から一半部16a寄りの上面側、即ち、メカシャーシ1
の裏面と対向する面側に係合片16dを立設してメカシ
ャーシ1に形成された案内通孔22からメカシャーシ1
の表面側に突出させて、前述したスリップレバー9に係
合させてある。
【0026】そして、この検出レバー16は、中央軸支
部から他半部16b寄りの上面側、即ちメカシャーシ1
の裏面と対向する面側に圧縮コイルスプリング23を嵌
合してメカシャーシ1の裏面に当接させて、他半部16
b側を常時、メカシャーシ1の裏面側から離隔する方向
に偏倚させてある。
【0027】これにより、検出レバー16は、軸受部1
6cの軸孔16c1 の他半部16b側半周部が支軸21
に密接する状態になり、メカシャーシ1に対して平行状
態で保持される(図4参照)。
【0028】検出部材17は、図2,図3に示すよう
に、検出レバー16の他半部16bの端末側に位置して
軸支されている。この検出部材17は、メインシャーシ
1の裏面側に突設された支軸24に嵌挿する短筒状の軸
受部17aから水平方向に、検出レバー16の他半部1
6bの端部に両側から挟むように対応する第1の係合片
部17bと第2の係合片部17cを形成し、第1の係合
片部17bの先端縁に前述した検出レバー16の傾斜案
内面16b2 に対応する傾斜面17b1 が形成されてお
り、この第1の係合片部17b側の側縁部には前述した
キャプスタンホイール5の係合突起5aと対応する係合
縁部17dが形成されている。
【0029】そして、この検出部材17は前述したロッ
クプレート12の押圧アーム部17eが軸受部17aか
ら第1,第2の係合片部17b,17cの形成方向に対
して、略直角方向に突出形成してあり、さらに、軸受部
17aから一体に復帰ばね片17fを延長形成してあ
る。
【0030】この検出部材17は、軸受部17aを支軸
24に嵌挿して軸支し、復帰ばね片17fの先端部をメ
カシャーシ1の裏側に突設された係止突子25に弾性的
に係止することにより、回動されるが、常時、第1と第
2の係合片部17bと17cが検出レバー16の他半部
16bの端部を挟んで位置すると共に係合縁部17dが
キャプスタンホイール5の係合突起5aの回動軌跡上か
ら離れて位置するようにメカシャーシ1の裏側に突設し
た回動規制突子26に突当り回動が規制されるようにな
っている。この検出部材17の回動規制状態で押圧アー
ム部17eはロックプレート12の係合端部12bから
所要間隔で離隔されている。
【0031】次に、以上のように構成されるテープエン
ド検出・シャットオフ機構14の動作を図3〜図10を
参照して説明する。
【0032】先ず、テープの再生又は記録走行において
は、供給側リール台2は回転自在で、巻取り側リール台
3は、駆動機構(図示せず)から回転力が伝達されて回
転される回転部材15の回転により、回転軸18が摩擦
部材20を介して回転され、この回転軸18と一体に回
転されてテープを巻取り動作し、この際、スリップレバ
ー9も摩擦部材(図示せず)を介して巻取り側リール台
3と一体に回転(矢印a方向)される状態にある。
【0033】この状態で、検出レバー16は、図3に示
すようにスリップレバー9により係合片16dを介して
回転付勢されて支軸21に対する軸受部16cの嵌挿部
を中心に水平状態(図4参照)で反時計方向(矢印b方
向)に回転され、一半部16aの係合突起16a1 が回
転部材15の偏心カム15bの周面に当接される。この
状態で検出レバー16は、回転部材15の回転に伴い、
偏心カム15bに倣って揺動回転し、テープは巻取り側
リール台3の回転により走行が継続される。
【0034】このようにして、テープが終端まで走行さ
れて、両リール台2,3間において突張ることにより、
巻取り側リール台3が停止するとスリップレバー9も停
止して検出レバー16に対する回転付勢力が発生しなく
なる。
【0035】この状態では、回転部材15は巻取り側リ
ール台3に対してスリップ関係で回転を継続しており、
このため、検出レバー16の係合突起16a1 に偏心カ
ム15bが小径部から大径部15b1 にかけて摺動する
ことにより、検出レバー16は支軸21に対する軸受部
16cの嵌挿部を中心として時計方向(矢印c方向)に
水平に回転されて、偏心カム15bの最大径部15b1
が係合突起16a1 に摺接した状態で一旦時計方向回転
は停止され、図5に示すように、係合突起16a1 は偏
心カム15bから離れて突起状カム15cと対向するよ
うに位置される。
【0036】この状態で回転部材15がさらに回転する
と、突起状カム15cが、検出レバー16の係合突起1
6a1 に突当り、その端部15c1 の傾斜面に沿って係
合突起16a1 を外周方向に押して突起状カム15cの
外周面に摺接係合される。これにより検出レバー16
は、図6に示すように、さらに時計方向に回転されて他
半部16bがその押圧突起16b3 を介して検出部材1
7の第2の係合突片部17cを押圧し、このため、検出
部材17は復帰ばね片17fの付勢力に抗して支軸24
に対する軸受部17aの嵌挿部を中心に反時計方向(矢
印d方向)に回転されて第1の係合片部17bの傾斜面
17b1 が検出レバー16の傾斜案内面16b2 に対応
されると共に、係合縁部17dがキャプスタンホイール
5に突設されている係合突起5aの回動軌跡上に臨む。
【0037】この状態で検出部材17は、係合縁部17
dにキャプスタンホイール5の係合突起5aが係合され
てキャプスタンホール5の回動力により図7に示す位置
まで反時計方向(矢印d方向)へ回転変位され、この検
出部材17の回転により、第1の係合片部17bが検出
レバー16の他半部16bの端部裏面側に乗り上げ、即
ち垂直方向に干渉係合して検出レバー16は他半部16
b側がメカシャーシ1の裏面方向へ押圧される。
【0038】この押圧により、検出レバー16は、図8
に示すように水平状態を保持していた圧縮コイルスプリ
ング23が圧縮されて、メカシャーシ1の裏面側に対し
て、他半部16b側が接近し、一半部16a側が離隔す
るように傾斜されて、係合突起16a1 が回転部材15
の突起状カム15cからその高さ方向に外れるように移
動される。この検出レバー16の傾斜動作は、軸受部1
6cには一半部16a側の略半周部に、軸孔16c1
連続する大径の凹部とする逃げ部16c2 を形成してあ
るため、軸受部16cと支軸21が干渉することなく円
滑に行われる。
【0039】そこで、さらに、キャプスタンホイール5
の回動により、検出部材17が係合突起5aに押されて
反時計方向(矢印d方向)にさらに回転されると、図9
に示すように、第1の係合片部17bが検出レバー16
の他半部16b側の係合突縁部16b1 に摺接係合する
状態になって、検出レバー16は反時計方向(矢印b方
向)に回転され、一半部16a側の係合突起16a1
回転部材15の突起状カム15c上を偏心カム15b方
向へ移動される。
【0040】さらに、キャプスタンホイール5の回動に
より、図10に示すように、その係合突起5aと検出部
材17の係合縁部17dとの係合が外れる位置まで検出
部材17が反時計方向(矢印d方向)に回転されると、
検出レバー16もさらに反時計方向(矢印b方向)に回
転されて、係合突起16a1 が回転部材15の突起状カ
ム15cを通過して偏心カム15b側へ移動位置され
る。
【0041】また、この状態になるまでの間には、検出
部材17の反時計方向(矢印d方向)の回転により、押
圧アーム17eがロックプレート12を、その係合端部
12bを介して突押しして摺動させ、係合用窓12aに
よる操作レバーのロックピン13のロックを解除し、操
作レバーのロックを自動的に解除させ、各モードは停止
状態になっている。
【0042】この状態で、キャプスタンホイール5がさ
らに少し回動すると、係合突起5aと検出部材17の係
合縁部17dとの係合が外れて、検出部材17は一体に
形成された復帰ばね片17fの付勢力により、元の位
置、即ち、回転規制突子26に突当る位置まで復帰回動
される。
【0043】この検出部材17の復帰回動により、第1
の係合片部17bが検出レバー16の他半部16b側の
端部裏面側から離れ、即ち、垂直方向の干渉係合が解除
される。これにより、検出レバー16は他半部16b側
が圧縮コイルスプリング23の付勢力によりメカシャー
シ1の裏面側から離隔するように押戻されて、軸受部1
6cの軸孔16c1 の他半部側半周部が支軸21に当接
して水平状態に復帰し、一半部16a側の係合突起16
1 が回転部材15の偏心カム15bの周面に対向され
て、図3に示すテープ走行時又は停止時の状態に戻る。
【0044】以上のようにして本例のテーププレーヤに
おいてテープ走行からテープの終端走行状態でのテープ
エンド検出及びシャットオフ動作が行われる。この動作
後、検出レバー16は、テープ走行時又は停止時の位置
に確実に、しかも、各モード操作レバーのロック解除動
作と同時に復帰させることができるので、次の動作にお
いて誤動作が生じるおそれがない。
【0045】以上の実施例において、テープ終了を巻取
り側リール台より検出する場合について説明したが、カ
ムと突起を有する回転体であれば、リール台以外でも本
発明を実施できる。また、前述した実施例では2点の検
出部材を用いているが、検出部材を2点以上用いてテー
プエンド検出装置を構成することができ、この場合も第
1の検出部材に対して他の何れかの検出部材を干渉係合
させることになる。また、前述した実施例は、テープエ
ンド検出により各モード操作レバーを自動ロック解除、
停止させる例であるが、オートリバーステーププレーヤ
における自動反転装置にも当然に適用できるものであ
る。さらに、これ等の他、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変更できるものである。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テープエ
ンド検出装置において、テープ終了時に変位動作される
第1の検出部材は、変位状態で他の検出部材が干渉係合
されることにより、テープ走行時又は停止の位置に確実
にしかも同時に復帰されるので、次の動作を連続した早
い操作により行う場合においても誤動作のおそれがな
く、テープエンド検出に伴う所要機構の動作を確実に行
うことができて信頼性が向上し、また、部品点数の増加
もなく、小型で部品コストもかからない安価なテーププ
レーヤ等のテープ駆動装置のテープエンド検出装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する一例のテーププレーヤにおけ
るトランスポートの一部分の表面側の分解斜視図。
【図2】同、トランスポートの一部分の裏面側の分解斜
視図。
【図3】本発明によるテープエンド検出装置の一例の裏
面側平面図。
【図4】図3における要部の縦断面図。
【図5】本発明によるテープエンド検出装置の動作状態
を示す裏面側平面図。
【図6】図5に示す状態から検出レバーが変位した状態
を示す裏面側平面図。
【図7】図6に示す状態から検出レバーが復帰される初
期動作状態を示す裏面側平面図。
【図8】図7における要部の縦断面図。
【図9】図7に示す状態から検出レバーが復帰される中
間動作状態を示す裏面側平面図。
【図10】図9に示す状態から検出レバーが復帰された
状態を示す裏面側平面図。
【図11】従来のテープエンド検出装置の裏面側平面
図。
【符号の説明】
1 メカシャーシ 2 供給側リール台 3 巻取り側リール台 4 キャプスタン 5 キャプスタンホイール(回転機構) 5a 係合突起 9 スリップレバー 11 操作レバー 12 ロックプレート 14 テープエンド検出・シャットオフ機構 15 回転部材 15b 偏心カム 15c 突起状カム 16 検出レバー(第1の検出部材) 16a1 係合突起 16b1 係合突縁 16b2 傾斜案内面 16b3 押圧突起 16d 係合片 17 検出部材(第2の検出部材) 17b 第1の係合片部 17b1 傾斜面 17c 第2の係合片部 17d 係合縁部 17e 押圧アーム部 17f 復帰ばね片 23 圧縮コイルスプリング

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム及び突起を有する回転部材と、テー
    プ終了によるリール台停止時に上記回転部材のカム側か
    ら変位して突起に係合し、テープ終端を検出する第1の
    検出部材と、テープ終了時に変位される上記第1の検出
    部材に係合されて変位されると共に駆動機構により変位
    動作される他の検出部材を有するテープ駆動装置のテー
    プエンド検出装置において、 上記他の検出部材に、この他の検出部材の変位動範囲内
    で、上記第1の検出部材と干渉係合する係合部を形成し
    てなり、 テープエンド検出後、上記第1の検出部材に上記他の検
    出部材が、上記係合部を介して干渉係合して上記第1の
    係合部材を上記回転部材の突起から離脱させ、テープ走
    行時又は停止時の位置に復帰させるようにしたことを特
    徴とするテープ駆動装置のテープエンド検出装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の検出部材は機体側に、上記回
    転部材の上記カム及び突起が形成された作動面に対して
    平行方向に回転変位され、作動面と接離方向に揺動変位
    されるように軸支したことを特徴とする請求項1に記載
    のテープ駆動装置のテープエンド検出装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の検出部材は機体との間に弾性
    支持部材を介在して上記回転部材の上記カム及び突起が
    形成された作動面に対して常時平行に支持されるように
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載のテープ駆
    動装置のテープエンド検出装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の検出部材に上記他の検出部材
    が、その上記駆動機構による変位動作時に係合される係
    合部を設け、上記他の検出部材の変位動作により上記係
    合部を介して上記第1の検出部材をテープ走行時又は停
    止時の位置に復帰変位させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のテープ駆動装置のテープエンド検出
    装置。
JP17877294A 1994-07-29 1994-07-29 テープ駆動装置のテープエンド検出装置 Expired - Fee Related JP3318806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17877294A JP3318806B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 テープ駆動装置のテープエンド検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17877294A JP3318806B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 テープ駆動装置のテープエンド検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0845133A JPH0845133A (ja) 1996-02-16
JP3318806B2 true JP3318806B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=16054362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17877294A Expired - Fee Related JP3318806B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 テープ駆動装置のテープエンド検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3318806B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0845133A (ja) 1996-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4224647A (en) Magnetic tape-record/playback apparatus
JPH087910B2 (ja) 記録再生装置
US4054930A (en) Cassette-type magnetic tape player
US4507694A (en) Selection/drive system for use in a tape recording/reproducing apparatus
JP3318806B2 (ja) テープ駆動装置のテープエンド検出装置
US4799116A (en) Apparatus for controlling an auto-reverse tape recorder having a mode-changing mechanism
US4604662A (en) Automatic mode-change mechanism for tape recorder
US5018401A (en) Translation cam means
KR920002605B1 (ko) 음향 재생장치
JPH0150984B2 (ja)
JPH083922B2 (ja) テ−プレコ−ダ
US4520412A (en) Autostop mechanism for tape recorder
US4905105A (en) Automatic stop mechanism for tape recorder
JPS626590Y2 (ja)
JPH048494Y2 (ja)
JPS6143775B2 (ja)
JPH0229563Y2 (ja)
JPH0150988B2 (ja)
JPS624920Y2 (ja)
JPS5928524Y2 (ja) 検出機構
JPH0753138Y2 (ja) テ−プ走行装置の自動停止装置
JPS609964Y2 (ja) カセツトプレ−ヤ
JPH0475584B2 (ja)
JP2583847Y2 (ja) カセットホルダロック機構
JPH0373948B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees