JP3317513B2 - 充電回路 - Google Patents
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Description
上昇を抑制して電池内の電解液の電気分解を防止する充
電回路に関するものである。
電池を1セルまたは2セル以上直列接続し、これらの蓄
電池に大電流を供給することにより急速充電を行う充電
回路が知られている。
路にあっては、誤って満充電電池を再充電したとき、電
池温度が上昇して、この温度上昇値が設定されたΔTを
超えて充電終了されるまでは過充電されるので、蓄電池
が劣化したり破損する虞れがある。
して急速充電すると、放置により蓄電池の内部抵抗が上
昇しているために著しく電池電圧が上昇する。そして、
この電池電圧が、電池内の電解液が電気分解を起こす電
圧以上、すなわち該蓄電池の各セルに対して1セル当た
り、例えば2.0V以上に達すると、上記電解液が電気
分解してガス(水素ガス)の発生を生じさせることにな
る。この結果、蓄電池の劣化や破損を招くことになる。
と、劣化して、電池容量が低下したり、内部抵抗が増加
してくる。しかしながら、使用者はその劣化具合を把握
することは困難であり、その使用に支障をきたす虞れが
ある。
で、充電中の電池電圧の上昇を抑制して蓄電池を過充電
することのない充電回路を提供することを目的とする。
を抑制して電池内の電解液の電気分解を防止する充電回
路を提供することを目的とする。
報知する充電回路を提供することを目的とする。
に、本発明は、第1の充電電流で蓄電池の充電を行う充
電回路において、上記蓄電池の電池電圧を検知する電圧
検知手段と、上記蓄電池のセル数に基づく充電制御のた
めの第1,第2の制御電圧(第1の制御電圧<第2の制
御電圧)を充電開始から所定時間経過時に第1の制御電
圧から第2の制御電圧に切換設定する制御電圧設定手段
と、上記電池電圧と上記設定された制御電圧とを比較す
る電圧比較手段と、上記電池電圧が上記設定された制御
電圧以上になると上記第1の充電電流を第2の充電電流
(<第1の充電電流)に切り換える充電電流切換手段と
を備えた構成である(請求項1)。
第1の設定時間及び第2の設定時間を計時するタイマ
と、充電開始後に上記第1の設定時間が経過したとき及
び上記電池電圧が前記設定された制御電圧以上になった
とき蓄電池を上記第2の設定時間だけ充電解除状態にす
る充電解除手段と、上記第2の設定時間内にそれぞれ電
池電圧を検知する解除電圧検知手段と、該解除電圧検知
手段で検知された電池電圧から上記蓄電池のセル数をそ
れぞれ検知するセル数検知手段と、検知されたそれぞれ
のセル数を比較するセル数比較手段と、該比較手段で比
較された結果、上記セル数が異なるときは前記第2の制
御電圧のレベルを変更設定する制御電圧変更手段とを備
えた構成である(請求項2)。
前記検知されたセル数から求められた上記蓄電池の起電
圧、前記電圧検知手段により検知された充電中の上記電
池電圧及び前記第2の充電電流から上記蓄電池の内部抵
抗を検知する内部抵抗検知手段と、検知された上記内部
抵抗が所定値以上のとき、報知信号を出力する報知手段
とを備えた構成である(請求項3)。
上記第1及び第2の充電電流供給時における電池電圧の
差または上記第2の充電電流及びトリクル充電電流供給
時における電池電圧の差のいずれか一方の値を用いて上
記蓄電池の内部抵抗を検知する第2の内部抵抗検知手段
と、検知された内部抵抗が所定値以上のとき、報知信号
を出力する報知手段とを備えた構成である(請求項
4)。
充電完了後に電池電圧を検知する充電完了電圧検知手段
と、検知された上記電池電圧の電圧値、該電圧値に基づ
いてランク付けされた文字または検知電圧から求まる蓄
電池のセル数を表示する表示手段とを備えた構成である
(請求項5)。
充電が開始され、該蓄電池の電池電圧が検知される。ま
た、蓄電池のセル数に基づく充電制御のための第1,第
2の制御電圧(第1の制御電圧<第2の制御電圧)が充
電開始から所定時間経過時に第1の制御電圧から第2の
制御電圧に切換設定される。そして、この設定された制
御電圧と検知された電池電圧とが比較され、電池電圧が
設定された制御電圧以上になると第1の充電電流は第2
の充電電流(<第1の充電電流)に切り換えられる。
開始後に第1の設定時間が経過したとき及び電池電圧が
設定された制御電圧以上になったとき蓄電池は第2の設
定時間だけ充電解除状態にされる。また、第2の設定時
間内にそれぞれ電池電圧が検知されて、蓄電池のセル数
がそれぞれ検知される。そして、検知されたそれぞれの
セル数が比較された結果、セル数が異なるときは第2の
制御電圧のレベルが変更設定される。
池の起電圧、充電中の電池電圧及び第2の充電電流か
ら、蓄電池の内部抵抗が検知される。そして、内部抵抗
が所定値以上のとき、報知信号が出力される。
及び第2の充電電流供給時における電池電圧の差または
第2の充電電流及びトリクル充電電流供給時における電
池電圧の差のいずれか一方の値を用いて、蓄電池の内部
抵抗が検知される。そして、内部抵抗が所定値以上のと
き、報知信号が出力される。
完了後に電池電圧が検知される。そして、検知された電
池電圧の電圧値、該電圧値に基づいてランク付けされた
文字または検知電圧から求まる蓄電池のセル数が表示さ
れる。
構成を示す回路ブロック図である。整流器1およびコン
デンサC1は交流電源2からの交流を整流、平滑してト
ランスTに出力するものである。FETQ1は後述する
PWM制御回路7からのスイッチングパルスに応じてト
ランスTの一次側コイルL1に流入する電流をスイッチ
ングするものである。トランスTは一次側コイルL1に
流入する電流のスイッチングにより二次側コイルL2に
電力を誘起させるものである。整流平滑回路4はダイオ
ードD1,D2、チョークコイルL3およびコンデンサ
C2からなり、二次側コイルL2からの出力を整流、平
滑して蓄電池3に充電電流として供給するものである。
還増幅器5に出力するものである。帰還増幅器5は抵抗
R2,R3およびコンデンサC3により増幅率を設定さ
れるもので、上記抵抗R1からの電圧を上記増幅率で増
幅して抵抗R5およびフォトカプラPCを通してPWM
制御回路7に出力するようにしている。また、帰還増幅
器5に係る増幅率は、後述するマイコン6により第1の
充電電流I1から第2の充電電流I2に切り換えるべく
抵抗R4が抵抗R3に並列接続されると、変更されるよ
うになされている。
を定電流制御するもので、蓄電池3に後述する第1の充
電電流I1、第2の充電電流I2あるいはトリクル充電
電流I3を供給するべく帰還増幅器5からの電圧レベル
に応じたデューティのスイッチングパルスをFETQ1
に出力するようにしている。また、PWM制御回路7は
後述するマイコン6からの完了信号(あるいは抑止信
号)を受けてFETQ1へのスイッチングパルスのデュ
ーティを極めて小さくするか、あるいは上記スイッチン
グパルスをオフにするようにしている。これにより、蓄
電池3へトリクル充電電流I3(図3,図4参照)が供
給され、あるいは供給電流がオフにされることになる。
充電開始から所定時間T1が経過すると、蓄電池3への
充電電流を停止して充電解除状態にすべくスイッチSW
を所定時間T2(図3,図4のt1時点〜t2時点)だ
けオフにするものである。また、マイコン6は分圧抵抗
R6,R7を介して蓄電池3の電池電圧Vcを検知する
機能、上記t2時点での電池電圧Vcと予め記憶してい
る閾値とを比較する機能、該比較結果から蓄電池3のセ
ル数を識別する機能、該識別したセル数から制御電圧V
1,V2を演算して設定する機能及び電池電圧Vcが上記
制御電圧V1,V2以上になると第1の充電電流I1から
第2の充電電流I2に切り換えるべく帰還増幅器5の抵
抗R3に抵抗R4を並列接続する機能を有している。な
お、上記閾値は電池電圧Vcが、例えば9.6V〜12
Vであれば8セルであることを識別し、12V〜16V
であれば10セルであることを識別することができる値
に設定されている。すなわち、1セル当たり1.2V〜
1.5Vを持たせている。
検知するためのΔT制御部60を有し、ΔT制御部60
により電池温度の上昇率が単位時間当たりの温度上昇、
すなわち温度上昇率ΔTが所定値を越えたことが検知さ
れるか、前記タイマ61により充電完了時間に達したこ
とが検知されると、蓄電池3が満充電になったと判断し
て抵抗R8およびフォトカプラPCを通してPWM制御
回路7に完了信号を出力するようにしている。
して増幅回路9に出力するものである。増幅回路9は温
度センサ8からの電池温度信号を増幅してΔT制御部6
0に出力するものである。
路と電池パック11とを接続する端子で、22aは+端
子、22bは−端子、22cはアース端子、22dはセ
ンサ端子である。
フ期間、すなわちT2時間に整流平滑回路4からの出力
を抑止すべく抵抗R8およびフォトカプラPCを通して
PWM制御回路7に抑止信号を出力するようにしてもよ
い。
イオ―ドD3はスナバ回路を構成するものである。
定について説明する。制御電圧V2は蓄電池3の各セル
内の電解液が電気分解する臨界電圧以下(例えば、2V
/セル)に設定されている。すなわち、例えば、1.2
VのNi−Cd電池を10セル(個)直列接続した電池
パックを充電する場合であれば、上記制御電圧V2は、 V2=2(V/セル)×10(セル)=20(V) に設定される。
池の再充電時の過充電を防止するものであるから、制御
電圧V2より低下させ、電流値を小さくして、過充電量
を少なくする。そこで、例えば、1.9(V/セル)に
設定すると、 V1=1.9(V/セル)×10(セル)=19(V) に設定される。
における動作について図2のフローチャート及び図3,
図4のタイムチャートを用いて説明する。なお、第1の
充電電流I1は正常状態の充電電流で、第2の充電電流
I2(<I1)は電池電圧Vcが制御電圧V1,V2以上
に上昇した後の充電電流である。また、トリクル充電電
流I3(≪I2)は満充電を維持する電流である。
と、第1の充電電流I1がスイッチSWを通して蓄電池
3へ供給され(ステップS1)、T1時間経過すると
(ステップS2でYES)、充電電流を停止すべくスイ
ッチSWをオフにして(ステップS3)、この充電解除
状態をT2時間が経過するまで継続する(ステップS
4)。上記T2時間が経過すると(ステップS4でYE
S)、蓄電池3の電池電圧Vcを読み込み(ステップS
5)、上記電池電圧Vcとマイコン6に予め記憶されて
いる閾値とを比較して、この比較結果に基づいて蓄電池
3のセル数を識別する(ステップS6)。
3は、過放電されたものや、ほとんど容量が使われない
うちに再充電されるもの等が混在しており、電池電圧V
cが蓄電池毎に異なっている。一方、蓄電池3の電池電
圧Vcは充電開始直後から短時間で上昇し、その後、満
充電近くまでほぼ同じ電圧で安定する。従って、電池電
圧Vcを検知する前にT1時間だけ(図3,図4のt1
時点まで)充電することにより、充電前の蓄電池3の状
態に関係なく電池電圧Vcはほぼ同じ電圧になる。これ
により過放電された蓄電池3等であってもセル数の識別
誤差が小さくなる。
電圧Vcは充電電流を流すと著しく高くなり、更にこの
電池電圧Vcは放置期間により異なる。このため、充電
電流をT1時間流した後、T2時間(図3,図4のt1
時点〜t2時点)だけスイッチSWをオフにして充電解
除状態にすることにより電池電圧Vcを安定させ、t2
時点で電池電圧Vcを検知する。これにより長期間放置
していた蓄電池3であってもセル数の識別誤差が小さく
なる。
Vcは同様に著しく高くなるが、充電解除状態にするこ
とにより安定する。
圧V1,V2を上述のように演算して設定した後(ステッ
プS7)、スイッチSWを再びオンにする(ステップS
8)。この後、再び第1の充電電流I1で蓄電池3が充
電され(ステップS9)、経過時間を判別し(ステップ
S10)、T5時間(図3,図4の0〜t5時点)が経
過するまでは、電池電圧Vcと制御電圧V1とを比較す
る(ステップS11)。そして、図4に示すように、V
c>V1であれば、ステップS13に進み、一方、図3
に示すように、Vc>V1でなければ、ステップS9に
戻る。
が経過すれば、電池電圧Vcと制御電圧V2とを比較し
(ステップS12)、Vc>V2でなければ、ステップ
S9に戻り、一方、Vc>V2であれば、蓄電池3への
供給電流は第1の充電電流I1から第2の充電電流I2
に切り換えられ(図3のt3時点)、第2の充電電流I
2で蓄電池3は充電される(ステップS13)。このた
め、図3に示すように、t3時点以降の電池電圧Vcは
制御電圧V1,V2以下になる。
上昇率ΔTが所定値以上になるか、タイマ61により充
電完了時間に達したことが検知されると、第2の充電電
流I2からトリクル充電電流I3に切り換えられ、ある
いは供給電流がオフにされ、充電が完了する。
1の充電電流I1を大電流に設定して急速充電を開始
し、電池電圧Vcが制御電圧V1,V2以上になると、第
2の充電電流I2に切り換えることにより、急速充電を
行いつつ電池電圧Vcが高くなり過ぎて電池内の電解液
が電気分解することを防止することができる。
I1から、より小電流のI2に切り換えられるので、過
充電量を抑制でき、電池の劣化を防止することができ
る。
について、図5〜図7を用いて説明する。なお、第2実
施例の構成は、上記図1に示す第1実施例の構成と同一
である。次に、本発明に係る充電回路の第2実施例にお
ける動作について、図5のフローチャート及び図6,図
7のタイムチャートを用いて説明する。
2のステップS1〜ステップS5と同一なので、説明は
省略する。
マイコン6に予め記憶されている閾値とを比較して、こ
の比較結果に基づいて蓄電池3のセル数(N1)を識別
する(ステップS26)。
圧V1,V2(後述するステップS37に続くときは
V2′、但しV2′>V2)を上述のように演算して設定
した後(ステップS27)、スイッチSWを再びオンに
する(ステップS28)。この後、再び第1の充電電流
I1で蓄電池3が充電され(ステップS29)、経過時
間を判別し(ステップS30)、T5時間が経過するま
では、電池電圧Vcと制御電圧V1とを比較し(ステッ
プS31)、Vc>V1であれば、ステップS33に進
み、Vc>V1でなければ、ステップS29に戻る。
が経過すれば、電池電圧Vcと制御電圧V2(または
V2′)とを比較し(ステップS12)、Vc>V2(V
2′)でなければ、ステップS9に戻り、一方、Vc>
V2(V2′)であれば、ステップS33に進む。
チSWをオフにして(ステップS33)、この充電解除
状態をT2時間が経過するまで継続する(ステップS3
4)。上記T2時間が経過すると(ステップS34でY
ES)、蓄電池3の電池電圧Vcを読み込み(ステップ
S35)、上記電池電圧Vcとマイコン6に予め記憶し
ている閾値とを比較して、この比較結果に基づいて蓄電
池3のセル数(N2)を識別する(ステップS36)。
とステップS36で識別したセル数とを比較する(ステ
ップS37)。そして、N1=N2でなければ、ステッ
プS27に戻り、図7に示すように第1の充電電流I1
で充電され、一方、N1=N2ならば、図6に示すよう
に第2の充電電流I2で蓄電池3は充電される(ステッ
プS38)。
うことにより、著しく過放電した電池の場合に、初めの
T1時間の充電では電圧が充分回復しなくても、電池の
セル数を少なく誤認識して制御電圧を低く設定してしま
うということが防止できる。
について、前記図3及び図8を用いて説明する。図8は
第3実施例における充電回路の構成を示す回路ブロック
図である。なお、第1実施例と同一物については、同一
の符号を付し、説明は省略する。
の機能に加えて、前記図3における、充電完了直前のt
4時点での電圧Vc(t4)を読み込み、後述する式に
基づいて蓄電池3の内部抵抗を算出する機能を有すると
ともに、該内部抵抗が所定値以上であれば、表示回路1
0に信号を送出するものである。
を使用者に報知するものでLED等で構成され、マイコ
ン6′からの信号に基づいて点灯するようになされてい
る。
明すると、通常、Ni−Cd電池等では、開放電圧は
1.2V程度である。そこで、読み込んだ電圧Vc(t
4)から、 R={Vc(t4)−1.2×N}/I2 (N:セ
ル数) により、内部抵抗Rを求める。この値が、 R>R0×N (R0:予め設定された値) のときには、電池の寿命であると判断し、表示回路10
を点灯させる。
と劣化して、電池容量が低下するとともに、内部抵抗が
増加する。この容量低下により、電池が短時間で放電
し、また、内部抵抗増加により出力が低下してしまうこ
ととなる。そこで、上記のように寿命判断を行うことに
より、使用者は、短時間放電や出力の低下の原因が、電
池の寿命によるものか、充電器の故障によるものかを判
別することができる。
ものではなく、ブザーや音声IC等で構成して、音や音
声で使用者に報知するようにしたものでもよい。
について、前記図3を用いて説明する。なお、第4実施
例の構成は、上記図8に示した第3実施例と、マイコン
6′の一部の機能を除き、同一である。
充電完了直前(充電電流:I2)、すなわちt4時点直
前での電圧Vc(t4)、及び充電完了直後(充電電
流:I3)、すなわちt4時点直後での電圧Vc(t
4′)を読み込み、後述する式に基づいて蓄電池の内部
抵抗を算出する機能を有するとともに、該内部抵抗が所
定値以上であれば、表示回路10に信号を送出するもの
である。
明すると、通常、Ni−Cd電池等では、開放電圧は
1.2V程度である。そこで、読み込んだ電圧Vc(t
4)及びVc(t4′)から、 R={Vc(t4)−Vc(t4′)}/(I2−I3) により、内部抵抗Rを求める。この値が、 R>R0×N (R0:予め設定された値、N:セル
数) のときには、電池の寿命であると判断し、表示回路10
を点灯させる。
果を得ることができる。
なわち充電電流I2とI3における電池電圧の差から内
部抵抗を算出したが、t3時点の前後、すなわち充電電
流I1とI2における電池電圧の差から内部抵抗を算出
してもよい。
について、図9,図10を用いて説明する。なお、第5
実施例の構成は、前記図8に示す第3実施例の構成と、
表示回路10の機能を除き、同一である。表示回路10
はLED等で構成され、識別した蓄電池3のセル数を表
示するものである。
9のフローチャート及び図10のタイムチャートを用い
て説明する。ステップS51〜ステップS63は前記図
2のステップS1〜ステップS13と同一なので、説明
は省略する。
またはタイマ61により充電が完了(図10のt4時
点)すると(ステップS64)、充電電流を停止すべく
スイッチSWをオフにして(ステップS65)、この充
電解除状態をT2時間が経過するまで継続する(ステッ
プS66)。上記T2時間が経過すると(ステップS6
6でYES、図10のt6時点)、蓄電池3の電池電圧
Vcを読み込み(ステップS67)、上記電池電圧Vc
とマイコン6に予め記憶している閾値とを比較して、こ
の比較結果に基づいて蓄電池3のセル数を識別する(ス
テップS68)。そして、識別したセル数を表示回路1
0に表示する(ステップS69)。
セル数を識別することにより、充電前の電池電圧のバラ
ツキがなくなり、正確なセル数を識別し、使用者に報知
することができる。これにより使用者は、電池パック内
に、電池が劣化して内部短絡を起こしたものが有るかど
うかを容易に知ることができる。
あるいは電圧値をランク付けした数値等を表示するよう
にしてもよい。
について、前記図1,図11及び図12を用いて説明す
る。図11(a)は充電器と電池パックの斜視図、図1
1(b)は充電器の一部断面斜視図である。図12は充
電器の端子の側断面図である。
である。充電器12は電池パック11が端子部22に装
着されて内部の蓄電池3を充電するもので、図1に示し
たような充電回路等を内部に備えている。
2側の+端子22a,−端子22b,アース端子22c
及びセンサ端子22dが接触したことを検知してからマ
イコン6から信号が出力され、PWM制御回路から発振
信号が出力されて、発振を開始し、充電電流を蓄電池3
に供給するものである。
a及び−端子22bよりも、アース端子22c及びセン
サ端子22dの方が、低い位置になるように構成する。
から抜くときには、制御系のアース端子22c及びセン
サ端子22dが先に遮断され、PWM制御回路7からの
信号が停止して充電電流が供給されなくなってから、+
端子22a及び−端子22bとの接触が外れるようにな
されている。
及び−端子22bとの接触が外れることにより、アーク
が発生して端子が劣化したり、充電回路内部の部品が破
壊する虞れがなくなる。
について、前記図1,前記図11及び図13を用いて説
明する。図13は充電器12の端子の側断面図で、
(a)は電池パックを取り外した状態、(b)は電池パ
ックを装着した状態である。
回路側の端子である。支柱23は、充電器12の+端子
22a及び−端子22bを支持するものである。そし
て、通常は、+端子22a′と+端子22a,−端子2
2b′と−端子22bは、不図示のスプリング等により
接触しない状態に付勢されて、絶縁状態が保持されてい
る。
13(b)に示すように、+端子22a及び−端子22
bの突端部が支柱23を支点に外側へ開いて、+端子2
2a′と+端子22a,−端子22b′と−端子22b
が接触して、充電回路と蓄電池3とが接続されることと
なる。
を取り外した状態のときには、回路の出力は充電器12
の表面に出ないので、異物により出力が短絡したり、人
が感電する虞れがなくなる。
池のセル数に基づく切換設定された制御電圧以上になる
と第1の充電電流を第2の充電電流(<第1の充電電
流)に切り換えるようにしたので、満充電電池の過充電
を防止できることから、過充電による漏液、また漏液に
よる容量劣化または充電回路のトラッキングを防止する
ことができるとともに、過充電から生じる電池温度の上
昇による劣化を防止することができる。
と第2の設定時間だけ充電解除状態にして電池電圧を検
知し、この検知結果に基づいて蓄電池のセル数を検知す
るとともに、電池電圧が制御電圧より高くなると同様に
してセル数を検知して、両セル数を比較するようにした
ので、セル数の誤検知による充電不足または充電電流の
切り換えによる充電時間の長期化を防止することができ
る。
以上のときは報知信号を出力するようにしたので、電池
の寿命を知ることができ、電池の交換時期が分かる。ま
た、必要な電力が得られないときに、電池寿命によるも
のか、充電器不良によるものかが容易に分かる。
す回路ブロック図である。
ーチャートである。
電圧以下のときの動作を示すタイムチャートである。
電圧より高いときの動作を示すタイムチャートである。
ーチャートである。
が等しいときの動作を示すタイムチャートである。
が異なるときの動作を示すタイムチャートである。
す回路ブロック図である。
ーチャートである。
イムチャートである。
(b)は充電器の一部断面斜視図である。
ックを取り外した状態、(b)は電池パックを装着した
状態である。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の充電電流で蓄電池の充電を行う充
電回路において、上記蓄電池の電池電圧を検知する電圧
検知手段と、上記蓄電池のセル数に基づく充電制御のた
めの第1,第2の制御電圧(第1の制御電圧<第2の制
御電圧)を充電開始から所定時間経過時に第1の制御電
圧から第2の制御電圧に切換設定する制御電圧設定手段
と、上記電池電圧と上記設定された制御電圧とを比較す
る電圧比較手段と、上記電池電圧が上記設定された制御
電圧以上になると上記第1の充電電流を第2の充電電流
(<第1の充電電流)に切り換える充電電流切換手段と
を備えたことを特徴とする充電回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の充電回路において、第1
の設定時間及び第2の設定時間を計時するタイマと、充
電開始後に上記第1の設定時間が経過したとき及び上記
電池電圧が前記設定された制御電圧以上になったとき蓄
電池を上記第2の設定時間だけ充電解除状態にする充電
解除手段と、上記第2の設定時間内にそれぞれ電池電圧
を検知する解除電圧検知手段と、該解除電圧検知手段で
検知された電池電圧から上記蓄電池のセル数をそれぞれ
検知するセル数検知手段と、検知されたそれぞれのセル
数を比較するセル数比較手段と、該比較手段で比較され
た結果、上記セル数が異なるときは前記第2の制御電圧
のレベルを変更設定する制御電圧変更手段とを備えたこ
とを特徴とする充電回路。 - 【請求項3】 請求項2記載の充電回路において、前記
検知されたセル数から求められた上記蓄電池の起電圧、
前記電圧検知手段により検知された充電中の上記電池電
圧及び前記第2の充電電流から上記蓄電池の内部抵抗を
検知する内部抵抗検知手段と、検知された上記内部抵抗
が所定値以上のとき、報知信号を出力する報知手段とを
備えたことを特徴とする充電回路。 - 【請求項4】 請求項1記載の充電回路において、上記
第1及び第2の充電電流供給時における電池電圧の差ま
たは上記第2の充電電流及びトリクル充電電流供給時に
おける電池電圧の差のいずれか一方の値を用いて上記蓄
電池の内部抵抗を検知する第2の内部抵抗検知手段と、
検知された内部抵抗が所定値以上のとき、報知信号を出
力する報知手段とを備えたことを特徴とする充電回路。 - 【請求項5】 請求項1記載の充電回路において、充電
完了後に電池電圧を検知する充電完了電圧検知手段と、
検知された上記電池電圧の電圧値、該電圧値に基づいて
ランク付けされた文字または検知電圧から求まる蓄電池
のセル数を表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
る充電回路。
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JP01209792A JP3317513B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 充電回路 |
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Family Applications (1)
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JP01209792A Expired - Lifetime JP3317513B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 充電回路 |
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