JP3317307B2 - 記録用媒体駆動装置 - Google Patents

記録用媒体駆動装置

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JP3317307B2 JP01803893A JP1803893A JP3317307B2 JP 3317307 B2 JP3317307 B2 JP 3317307B2 JP 01803893 A JP01803893 A JP 01803893A JP 1803893 A JP1803893 A JP 1803893A JP 3317307 B2 JP3317307 B2 JP 3317307B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基盤に設けられたスピ
ンドルモータ部におけるステータコアの環状基部から径
方向外方へ突設されたコア歯にステータコイルが捲回さ
れ、ステータコアの環状基部が、基盤に設けられた環状
周壁部に嵌合固定されてなる記録用媒体駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】所謂ノート型
パソコンを始めとするパーソナルコンピュータ等の機器
には、益々小型化・薄型化及び大容量化が求められてい
る。そのため、それらに組み込まれる記録用ディスク駆
動装置についても、必然的に、小型化・薄型化及び大容
量化が強く要請されている。
【0003】小型化・薄型化の要請には、別個に製造し
て記録用ディスク駆動装置におけるディスク室の基盤に
組み付けていたスピンドルモータを、ディスク室の基盤
に一体的に設けることによりある程度応えることができ
る。
【0004】しかしながら、小型化・薄型化を実現しつ
つ大容量化の要請に応えるには、スピンドルモータの振
動をできるだけ防止し、より一層の高回転精度を実現す
ることによって、記録用媒体に対する記録密度を高める
ことを可能ならしめる必要がある。
【0005】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、装置全体をできるだけ小型化・薄型化しつつ、
スピンドルモータの振動をできるだけ防止し、より一層
の高回転精度を実現して記録用媒体に対する記録密度を
高める上で役立ち得る記録用ディスク駆動装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録用媒体駆動装置は、基盤にスピンドル
モータ部が設けられ、スピンドルモータ部におけるステ
ータコアの環状基部から径方向外方へ突設されたコア歯
にステータコイルが捲回され、ステータコアの環状基部
が、基盤に設けられた環状周壁部に嵌合固定されてなる
記録用媒体駆動装置であって、前記コア歯の外周部の底
面に、基盤に設けられたコア歯支持部が密接し、コア歯
支持部から軸線方向に突設された嵌合凸部が、コア歯の
外周部同士の周方向間隙に密接に嵌合しており、基盤
と、環状基部と、コア歯と、コア歯支持部と、嵌合凸部
とにより囲繞された空間内に充填接着剤が充填され、基
盤、環状基部、コア歯、コア歯支持部、嵌合凸部及びス
テータコイルが、その充填接着剤により一体的に固定さ
れたものとしている。
【0007】
【作用】基盤に設けられた環状周壁部にステータコアの
環状基部を嵌合させると共に、基盤に設けられたコア歯
支持部に突設された嵌合凸部を、ステータコアにおける
コア歯の外周部同士の周方向間隙に密接に嵌合させるこ
とにより、基盤に対するステータコアの中心軸線及び周
方向回転角の位置決めが同時に行われる。
【0008】ステータコアのコア歯の外周部の底面に基
盤に設けられたコア歯支持部が密接し、コア歯支持部に
突設された嵌合凸部がコア歯の外周部同士の周方向間隙
に密接に嵌合しているので、基盤と、環状基部と、コア
歯と、コア歯支持部と、嵌合凸部とにより囲繞された空
間内に、そのままの状態で容易に充填接着剤を充填して
固化させることができる。
【0009】基盤の環状周壁部に対しステータコアの環
状基部が嵌合固定され、嵌合凸部がコア歯の外周部同士
の周方向間隙に密接に嵌合し、基盤、環状基部、コア
歯、コア歯支持部、嵌合凸部及びステータコイルが、そ
の充填接着剤により一体的に固定されているので、ステ
ータコアの剛性が、コア歯支持部、嵌合凸部及び基盤の
剛性と共に高められ、それによってステータコアの固有
振動数も高められる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図1乃至図10は、本発明の1実施例としてのハー
ドディスク駆動装置についてのものであって、そのうち
図1は、ディスク室の蓋体を除去した状態の平面図、図
2は、図1におけるII−P−Q−S−II線断面図、図3
は基盤の要部平面図、図4は、図3におけるIV−IV線断
面図である。なお、本発明の記録用媒体駆動装置は、云
うまでもなく、ハードディスクを対象とするものに限ら
れるものではない。
【0011】2は、ハードディスク駆動装置の基盤、4
は、ディスク室3の蓋体である。基盤2は、図1におい
て横長の平面長方形状をなし、その中央左寄りを中心と
して、ディスク室3側に開口する環状凹部6が基盤2に
設けられている。環状凹部6の底内周部から上方に向か
って環状凹部6と同心状に突設された円筒部8が、その
環状凹部6の内周壁を構成している。この円筒部8の内
周部は貫通部となっている。
【0012】図3及び図4に示されるように、環状凹部
6の底面には、環状凹部6と同心状の略C字形状の円弧
突条として形成されたコア歯支持部10が設けられてい
る。そのコア歯支持部10から、一定中心角毎に嵌合凸
部12が上向きに突設されている。なお、コア歯支持部
は、円周状、すなわち閉曲線状とすることもできる。
【0013】図5は、ステータが取り付けられた状態の
基盤の要部平面図、図4は、図5におけるVI−VI線断面
図である。ステータコア14は、その環状基部14aに
おいて円筒部8の外周部(環状周壁部)に外嵌固定され
ている。その環状基部14aから9回回転対称状に径方
向外方へ突設されたコア歯14bにそれぞれステータコ
イル16が捲回されている。コア歯14bの外周部14
b1は、周方向両側に拡開している。外周部14b1の
底面には、コア歯支持部10の上面が密接し、各嵌合凸
部12は、外周部14b1同士の周方向間隙に密接に嵌
合している。従って嵌合凸部12の側面と、外周部14
b1の側面が密接している。勿論、図5における右端の
外周部14b1(R) の両側の周方向間隙には、嵌合凸部
12は存在していない。嵌合凸部12の上面と外周部1
4b1の上面は、同じ高さである。
【0014】環状凹部6内において、コア歯支持部1
0、外周部14b1及び嵌合凸部12と、環状基部14
aとの間の環状部分、すなわちステータコア14の各ス
ロットに、充填接着剤17(充填剤と接着剤の両機能を
有するもの。例えばエポキシ樹脂を主成分とし、揮発成
分を実質上含まない比較的粘稠な液状体。)が充填さ
れ、基盤2、環状基部14a、コア歯14b、コア歯支
持部10、嵌合凸部12及びステータコイル16が、そ
の充填接着剤17の固化により一体的に固定されてい
る。外周部14b1の底面とコア歯支持部10の上面と
の密接、及び嵌合凸部12の側面と外周部14b1の側
面との密接は、それぞれ充填接着剤17がその間からほ
ぼ漏れない程度であれば十分である。なお、ステータコ
ア14の全てのロットに充填接着剤17を充填すること
は、必ずしも要しない。この実施例では、図5における
右端のコア歯14b(R) の両側のスロットには、充填接
着剤17は充填されていない。
【0015】円筒部8の外周部にステータコア14の環
状基部14aを外嵌させると共に、基盤2に設けられた
コア歯支持部10に突設された嵌合凸部12を、ステー
タコア14におけるコア歯14bの外周部同士の周方向
間隙に密接に嵌合させることにより、基盤2に対するス
テータコア14の中心軸線及び周方向回転角の位置決め
が同時に行われる。また、基盤2にステータコア14を
位置決め固定した状態において、コア歯14bの外周部
14b1の底面にコア歯支持部10の上面が密接し、嵌
合凸部12が外周部14b1同士の周方向間隙に密接に
嵌合しているので、環状凹部6内において、コア歯支持
部10、外周部14b1及び嵌合凸部12と、環状基部
14aとの間の環状部分に、そのままの状態で容易に充
填接着剤17を充填して固化させることができる。その
ため、製造効率が高い。
【0016】基盤2にステータコア14を位置決め固定
することにより、基盤2の円筒部8の外周部にステータ
コア14の環状基部14aが外嵌固定され、嵌合凸部1
2がコア歯14bの外周部14b1同士の周方向間隙に
密接嵌合し、而も、充填された充填接着剤17が固化す
ることにより、基盤2、環状基部14a、コア歯14
b、コア歯支持部10、嵌合凸部12及びステータコイ
ル16が、一体的に固定されているので、ステータコア
14の剛性が、コア歯支持部10、嵌合凸部12及び基
盤2の剛性と共に高められ、それによってステータコア
14の固有振動数も高められる。そのため共振の発生が
良好に防止され、振動が効果的に抑制されるので、回転
精度の向上に資するところが大きい。
【0017】18は第1玉軸受、20は第2玉軸受であ
る。これらの第1玉軸受18及び第2玉軸受20の外輪
は、円筒部8の内周壁に接着剤により固定されている。
【0018】22はロータハブである。ロータハブ22
の中央部に回転軸24が突設されており、その回転軸2
4の外周面に、第1玉軸受18及び第2玉軸受20の内
輪が接着剤によって固定されている。それによってロー
タハブ22は、環状凹部6と同心状に、且つ基盤2に対
し回転自在に支持されている。ロータハブ22の外周壁
下端部には、ハードディスクの内周部下面を支持するた
めの張出部26が設けられており、張出部26の下側
に、ロータマグネットを保持する保持用環状板28の内
周部が固定されている。この保持用環状板28とロータ
ハブ22が、ロータフレームを構成する。保持用環状板
28の外周部には、環状のロータマグネット30を内側
に保持した垂下部28aを有し、垂下部28aと環状凹
部6とは、僅かな径方向空隙を隔てて相対している。ロ
ータマグネット30とステータコア14は、径方向ギャ
ップを隔てて相対している。保持用環状板28は、軟磁
性材料により構成され、ロータマグネット30のヨーク
と、磁気シールド板とを兼ねる。
【0019】保持用環状板28の垂下部28a、ロータ
マグネット30(界磁手段)並びにステータコア14及
びステータコイル16(電機子)は、ほぼ環状凹部6内
に収容されている。そして、円筒部8、ロータハブ2
2、保持用環状板28、ステータコア14、ロータマグ
ネット30及び垂下部28a等と、環状凹部6とによ
り、ラビリンスシール効果が得られ、第1玉軸受18及
び第2玉軸受20の潤滑剤微粒子等がディスク室3内に
飛散することが防がれる。また、保持用環状板28とロ
ータマグネット30との間に形成されている径方向内方
開口の環状溝部38が、第1玉軸受18及び第2玉軸受
20からの潤滑剤微粒子等を貯留し、ディスク室3内に
飛散することを防ぐ効果を発揮する。
【0020】40は、貫通部となっている円筒部8の内
周部の下端を封止する封止部材である。上記環状凹部
6、円筒部8、第1玉軸受18、第2玉軸受20、ロー
タハブ22、ステータコア14、ステータコイル16、
保持用環状板28、ロータマグネット30等によって、
ハードディスク駆動のためのスピンドルモータ部Aが構
成されている。スピンドルモータ部Aのステータフレー
ムである環状凹部6が基盤2に一体的に設けられている
ので、装置全体としての高さが低く抑えられる。
【0021】ロータハブ22には、ハードディスク42
が外嵌され、ハードディスク42の内周部42aの下面
は張出部26の上面上に支持されている。44は、ハー
ドディスク42の内周部を張出部26との間に挟圧保持
するためのクランプ部材であって、その外径は、張出部
26の外径とほぼ等しい。このクランプ部材44は、ロ
ータハブ22の上端部にねじ止めされている。
【0022】張出部26とクランプ部材44とが、ディ
スク保持部を構成している。環状凹部6の外径は、張出
部26及びクランプ部材44の外径の2倍余りであり、
ハードディスク42の外径は、張出部26及びクランプ
部材44の外径の3倍足らずである。ハードディスク4
2の外周は、基盤2の外縁のやや内側に位置する。
【0023】図7は基盤の底面図、図8は、図7におけ
るVIII−VIII線断面図、図9は、図1におけるIX−O−
IX線断面図、図10は、ディスク室の蓋体を除去した状
態の要部右側面図である。ハードディスク42の下面
(基盤側面)と保持用環状板28の上面との間には、ハ
ードディスク42の上下面に配される磁気ヘッド46の
うち下側のものが出入りし得る間隙を有している。
【0024】図1において、基盤2の長手方向における
環状凹部6の中心とその右端とのほぼ中間位置よりも左
側の部分の、環状凹部6の外壁部の全て及びその径方向
外方部のほぼ全部は、ハードディスク42の下面との間
に磁気ヘッド46が出入りし得ない僅かな間隙を有する
一定高さの第1凸部48に形成されている。第1凸部4
8は、ロータハブ22の回転軸線を中心とする中心角に
おいて、図1における左側部分を中心とする約220度
を占める。この中心角は、約200度以上とすることが
望ましい。基盤2における第1凸部48の裏側は、図7
及び図8に示されるように、ディスク室3の外側に開口
する部品収納用凹部50に形成されている。52は、基
盤2の裏側に固定された回路基板、54は、その回路基
板52に実装され、部品収納用凹部50内に収容された
制御回路用の電子部品等である。
【0025】基盤2における環状凹部6の外壁部のうち
第1凸部48以外の全部、及びその径方向外方部のうち
ヘッド位置決め機構用凹部56を除く大部分は、ハード
ディスク42の下面との間に磁気ヘッド46が出入りし
得る高さの第2凸部58に形成されている。ヘッド位置
決め機構用凹部56は、図1における右前部分に位置
し、その高さは、図2に示されるように、環状凹部6の
底面と第2凸部58の上面との間である。
【0026】ハードディスク42の下面と保持用環状板
28の上面との間には、磁気ヘッド46が出入りし得る
間隙を有し、且つ基盤2における環状凹部6の外壁部の
うち第1凸部48以外の全部は、ハードディスク42の
下面との間隙に磁気ヘッド46が出入りし得る第2凸部
58に形成されているので、ハードディスク42の両面
において磁気ヘッド46を位置させ得る範囲が、張出部
26の外周位置から環状凹部6の外周位置を経てハード
ディスク42の外周位置に亙り、ハードディスク42の
外径とスピンドルモータ部Aの外径すなわち保持用環状
板28の外径との差に比し広い。
【0027】また、ハードディスク42の下面との間に
僅かな間隙を有する高さの第1凸部48は、基盤2にお
ける環状凹部6の外壁部、及びその径方向外方部のうち
ロータハブ22の回転軸線を中心とする中心角において
約220度を占め、その裏側が部品収納用凹部50に形
成されているので、部品収納用凹部50は、底面積及び
高さ共に可及的に大きくとることができる。そのため、
できるだけ装置全体を小型化・薄型化しつつハードディ
スク42の記録容量及び部品収納用凹部50の容量を大
きくすることが可能となる。
【0028】60は、ヘッド位置決め機構用凹部56に
固定されたピボットアセンブリであって、磁気ヘッド4
6及びボイスコイル(図示を略す。)をそれぞれ先端部
及び基部に保持するアーム62を、基盤2に対し回動自
在に支持するものである。64は、アーム62を回動さ
せて磁気ヘッド46を位置決めするためのボイスコイル
モータのヨーク、66は、ヨーク64を位置決めするた
めに基盤2に設けられた案内ピンである。なお、ピボッ
トアセンブリ60に用いる玉軸受(図示を略す。)の潤
滑剤としては、グリースを用いるよりもオイルを用いる
方が望ましい。ボイスコイルモータによる実効トルクの
ばらつきを抑えて磁気ヘッド46の位置決め精度を高め
るためである。
【0029】ステータコア14に捲回されたステータコ
イル16の下面には、フレキシブル回路基板68が接着
され、そのフレキシブル回路基板68の引出し部68a
は、環状凹部6の底部から、コア歯支持部10の描くC
字形状の開口部付近に設けられた矩形状凹部69、環状
凹部6の外周面部及び第2凸部58を経て、環状凹部6
の径方向外方へ引出されている。引出し部68aの先端
部は、図1における基盤2の右後方部に固定されたコネ
クタ70の前端部70a上に固定され、半田付により回
路がコネクタピン72に接続されている。コネクタ70
の前端部70aは、全体の高さを抑えつつ引出し部68
aの半田付による半田の高さを確保するために、コネク
タ70の他の部分よりもやや低く形成されている。
【0030】74は、基盤2を貫通する嵌合孔である。
引出し部68aにおける嵌合孔74に対応する位置に
は、透孔が設けられている。78は、浮き上がり防止部
材である。図11は、浮き上がり防止部材78の拡大平
面図、図12は、その中央部縦断面図である。浮き上が
り防止部材78は、環状凹部6の底部及び外周面部から
第2凸部58に亙る高さの変化に対応して板状部材を屈
曲形成してなるものであり、嵌合孔74に対応する位置
に、下向きの嵌合凸部80が設けられている。
【0031】この嵌合凸部80が引出し部68aの透孔
を貫通して嵌合孔74に嵌着し、浮き上がり防止部材7
8が基盤2に固定されることにより、フレキシブル回路
基板68の引出し部68aのうち、環状凹部6の底部及
び外周面部から少なくともハードディスク42の外周位
置に亙る部分が基盤2から浮き上がることが防止されて
いる。それによって、引出し部68aの導通路を断線す
ることやロータハブ22の回転及び磁気ヘッド46の動
きを妨げることが容易且つ確実に防止される。82は、
嵌合孔74を密封するためのシール部材である。なお、
以上の実施例についての記述における上下位置関係は、
単に図に基づいた説明の便宜のためのものであって、実
際の使用状態等を限定するものではない。
【0032】
【発明の効果】本発明の記録用媒体駆動装置では、基盤
における環状周壁部にステータコアの環状基部を嵌合さ
せると共に基盤における嵌合凸部をコア歯の外周部同士
の周方向間隙に嵌合させることにより、基盤に対するス
テータコアの中心軸線及び周方向回転角の位置決めが同
時に行われ、それによって形成された、基盤と、環状基
部と、コア歯と、コア歯支持部と、嵌合凸部とによる囲
繞空間内に、そのままの状態で容易に充填接着剤を充填
して固化させることができるので、製造効率が高い。
【0033】また、基盤の環状周壁部に対するステータ
コアの環状基部の嵌合固定、及び嵌合凸部の、コア歯の
外周部同士の周方向間隙に対する密接嵌合、並びに充填
接着剤による基盤、環状基部、コア歯、コア歯支持部、
嵌合凸部及びステータコイルの一体的固定により、ステ
ータコアの剛性が、コア歯支持部、嵌合凸部及び基盤の
剛性と共に高められる。それによってステータコアの固
有振動数が高められ、共振の発生が良好に防止されるの
で、振動が効果的に抑制され、回転精度の向上に資する
ところが大きく、記録用媒体に対する記録密度を高める
上で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク室の蓋体を除去した状態の平面図であ
る。
【図2】図1におけるII−P−Q−S−II線断面図であ
る。
【図3】基盤の要部平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】ステータが取り付けられた状態の基盤の要部平
面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】基盤の底面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】図1におけるIX−O−IX線断面図である。
【図10】ディスク室の蓋体を除去した状態の要部右側
面図である。
【図11】浮き上がり防止部材の拡大平面図である。
【図12】図11の中央部縦断面図である。
【符合の説明】
2 基盤 10 コア歯支持部 12 嵌合凸部 14 ステータコア 14a 環状基部 14b コア歯 14b1 外周部 16 ステータコイル 17 充填接着剤 A スピンドルモータ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基盤にスピンドルモータ部が設けられ、ス
    ピンドルモータ部におけるステータコアの環状基部から
    径方向外方へ突設されたコア歯にステータコイルが捲回
    され、ステータコアの環状基部が、基盤に設けられた環
    状周壁部に嵌合固定されてなる記録用媒体駆動装置であ
    って、前記コア歯の外周部の底面に、基盤に設けられた
    コア歯支持部が密接し、コア歯支持部から軸線方向に突
    設された嵌合凸部が、コア歯の外周部同士の周方向間隙
    に密接に嵌合しており、基盤と、環状基部と、コア歯
    と、コア歯支持部と、嵌合凸部とにより囲繞された空間
    内に充填接着剤が充填され、基盤、環状基部、コア歯、
    コア歯支持部、嵌合凸部及びステータコイルが、その充
    填接着剤により一体的に固定されていることを特徴とす
    る記録用媒体駆動装置。
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