JP3317093B2 - 3次元形状データ処理装置 - Google Patents

3次元形状データ処理装置

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JP3317093B2
JP3317093B2 JP15645595A JP15645595A JP3317093B2 JP 3317093 B2 JP3317093 B2 JP 3317093B2 JP 15645595 A JP15645595 A JP 15645595A JP 15645595 A JP15645595 A JP 15645595A JP 3317093 B2 JP3317093 B2 JP 3317093B2
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英郎 藤井
重晃 今井
浩次 藤原
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  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は比較的複雑な形状の対象
物から、その対象物の2次元画像データと3次元形状デ
ータを入力しその2次元画像データに基づいて3次元形
状データの貼り合わせを行う3次元形状データ処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、物体の3次元形状の認識
を行う手段のうち、最も実用的な手段として光切断法が
よく利用されている。この光切断法を図1を参照しなが
ら説明する。
【0003】このカメラ2は、半導体レーザ照射部5
と、半導体レーザ照射部5から出力されたレーザ光をス
リット状にして対象物体1に照射するための投光光学系
8からなっている。また、スリット光を水平方向に走査
できるように半導体レーザ照射部5は左右(図中矢印方
向)に動くようになっている。
【0004】対象物体1にスリット状のレーザ光Sを照
射し、スリット光Sに対応する対象物体1のスリット像
をカメラの撮像面上に捕える。すると、スリット上のあ
る1点p'に対応する対象物体上の点pの空間座標は、
スリット光のなす平面Sと、点p'と撮像装置のレンズ
(不図示)の中心点Oとを結ぶ直線Lとの交点の座標と
して求められる。このように、1枚の画像からスリット
像上の各点に対応した物体表面の点群の空間座標が求め
られ、スリット光の水平方向の移動と画像入力を繰り返
すことで対象物体全体の3次元情報を獲得することがで
きる。
【0005】ここで、対象物体の全周囲データを得たい
場合、1度の撮影では所定の範囲しか撮影できないた
め、カメラあるいは対象物体の位置を変えて複数回撮影
し、その複数の画像データを貼り合わせて1枚のデータ
にしている。
【0006】従来は、メカ的に高精度で検知したカメラ
の位置あるいは回転ステージ位置に基づいて算出した変
換パラメータにより上記の方法で得られた複数の画像デ
ータの貼り合わせを行っていた。この貼り合わせについ
ては特願平5−320247号に詳しく記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の複数の画像デー
タの貼り合わせ方法では、カメラの位置あるいは回転ス
テージ位置をメカ的に高精度で検知する必要があり、貼
り合わせの精度は良くなるが、非常に高価な装置になっ
てしまう。
【0008】しかも、回転ステージのような機器がなく
ても、物体の全周の3次元データを入力したい場合があ
る。この場合、手動で物体の方向を変えたり3次元入力
カメラの位置を変えることになる。この場合、隣接する
部分を撮影したそれぞれのデータにおいて、対象物体の
同じ点を対応点として探索し、その対応点に基づいてデ
ータ貼り合わせを行うことになる。しかし、2方向から
の3次元データを貼り合わせるときに、2方向からの3
次元データの相対位置関係が全く不明な状態から対応点
を探索することになり、非常に複雑で且つ時間のかかる
演算を行わねばならないという問題があった。
【0009】そこで、2方向から入力された3次元形状
を表示し、画像上の対応点を手動で入力することが考え
られるが、この場合、3次元形状を2次元の表示装置に
表示するため、その形状を一目で認識することは困難で
あり、容易に画像上の対応点を指定することができな
い。
【0010】本発明は、多視点から入力した複数の3次
元データの対応点を容易に手動入力できる3次元形状デ
ータ処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の3次元形状データ処理装置は、対象物に対
して複数の方向から対象物の3次元形状を示すデータを
入力する3次元データ入力手段と、3次元データ入力手
段による3次元形状を示すデータを入力する際に、3次
元データ入力手段と同一方向から対象物の2次元画像デ
ータを入力する2次元画像データ入力手段と、3次元形
状を示すデータと2次元画像データとを対応づけて記憶
する記憶手段と、対象物に対して第1の方向から入力し
た第1の2次元画像と、対象物に対して第2の方向から
入力した第2の2次元画像とを表示する表示手段と、第
1の2次元画像と第2の2次元画像との画像上の対応点
を指定するための対応点指定手段と、指定された対応点
に基づいて、対象物に対して第1の方向から入力した第
1の3次元形状を示すデータと、対象物に対して第2の
方向から入力した第2の3次元形状を示すデータとを結
合させる貼り合わせ手段と、を有することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明の構成によると、3次元形状を示すデー
タと対応づけられて記憶されている2次元画像データ上
で画像上の対応点を指定する。指定された対応点に基づ
いて、3次元形状を示すデータを結合させる。
【0013】
【実施例】以下に本発明に係る実施例を図面を参照しな
がら説明する。まず、図2に示すのは本発明に用いられ
る3次元入力カメラの概略ブロック図である。尚、この
3次元入力カメラの詳細な説明は特願平5−32024
5号に記載されているため、ここでは簡単に説明する。
【0014】本装置を大きく分けると、半導体レーザ5
から出力されたレーザ光をスリット状の光線として対象
物体1に照射する投光光学系2、照射されたレーザ光を
後述の画像用センサ24、12へ導く受光光学系3があ
り、これら投光光学系、受光光学系は同じ回転架台4上
に配置されている。光学系以外にはセンサから出力され
る信号を処理して距離画像とカラー画像を生成する信号
処理系と、生成された画像を記録する記録装置から構成
されている。図2に示す実線矢印は画像信号、制御信号
の電気的信号の流れを示し、破線矢印は投光される光の
流れを示している。なお、これら光学系についての詳細
な説明は後述する。
【0015】信号処理系の概略について説明すると、距
離画像用センサ12により得られた画像はスリット光投
光時画像18aとスリット光非投光時画像18bとの減
算を行い、その画像に対して入射光重心位置算出処理1
9、距離情報算出処理20、距離画像生成処理21が行
われる。得られた距離画像はNTSC変換処理27によ
り出力端子50へ出力したり、或いは、ディジタルのま
まSCSI端子49や内蔵の記録装置22へ転送したり
して利用される。また、カラー画像用センサ24により
得られた画像は、アナログ処理25を介してカラー画像
生成処理26が行われる。得られたカラー画像はNTS
C変換処理28されて出力端子51へ出力したり、或い
は、ディジタルのままSCSI端子49や記録装置22
へ転送したりして利用される。尚、距離画像用センサ1
2は距離画像センサ駆動回路13により駆動され、カラ
ー画像用センサ24は、カラー画像センサ駆動回路23
により駆動される。
【0016】次に、装置全体の概略構成を示す斜視図を
図3に示す。LCDモニタ41はカラー画像センサ24
により撮像されたカラー画像、或は本装置内外の記録装
置に記録されている3次元データ、或は各種の情報や選
択メニュー等の表示を行う。カーソルキー42、セレク
トキー43、キャンセルキー44は画像の選択やメニュ
ーから各種モードの設定等を行うための操作部材であ
る。45は投光・受光光学系の焦点距離を変化させるズ
ームボタンで、46はマニュアルで焦点合わせを行うM
Fボタンである。47は距離画像とカラー画像とを取り
込むシャッタボタンである。撮像した画像の記録装置と
しては本装置内蔵の光磁気ディスク(MO)やミニディ
スク(MD)等のドライブ装置48を装備している。端
子49は画像等の信号をディジタルで入出力する端子で
SCSI等である。距離画像出力端子50、カラー画像
出力端子51は画像をアナログ信号として出力する端子
で、例えばNTSC等のビデオ信号で出力する。
【0017】投光光学系は、水平方向に長いスリット光
を上下方向に走査するもので、半導体レーザ5からの光
は、集光レンズ6、投光走査駆動系9により回転制御さ
れるポリゴンミラー7、fθレンズ29、コリメータレ
ンズ30、シリンドリカルレンズ8、コンデンサレンズ
10、投光用ズームレンズ11を経て対象物体へ投影さ
れる(図2参照)。尚、図3には、これらの投光光学系
のうち、一部のみを図示している。
【0018】受光光学系は受光用ズームレンズ14、ビ
ームスプリッタ15等を経て受光撮像面に配置された距
離画像用センサ12、カラー画像用センサ24から構成
されている。距離画像とカラー画像とは、同一のレンズ
で撮影されるため、同時に撮像された距離画像とカラー
画像とは全く同一の倍率及び視野を有している。尚、倍
率及び視野が同一であれば、距離画像とカラー画像を別
個に取り込んでもよい。但し、この場合、同一の倍率及
び視野で取り込んだ距離画像とカラー画像を対応付けて
記憶しておく必要がある。
【0019】また、投光系はズーム機能を備えており、
対象物体1に対し、必要な倍率に調整することが可能に
なる。ズーム機能には、ユーザが任意に画角を選べるパ
ワーズーム(PZ)と、予め設定された画角に自動で合
わすオートズーム(AZ)の2つの機能を備えている。
受光光学系3のズーミングに対し、投光光学系2は常に
画角が一致するようにAZ駆動系16により制御され、
常に光学的倍率が等しくなるようにズーミングを行う。
また、投光用ズームレンズの焦点位置は撮像系に設けら
れたオートフォーカスセンサ31からの信号に基づいて
AF駆動系17により、対象物体面までの距離に応じて
撮像系と同値、同時に制御される。
【0020】以下、本発明における撮影方法及びデータ
処理の詳しい説明を行う。尚、以下カラー画像を2次元
カラー画像、距離画像データを3次元データと称する。
初めに、この3次元入力カメラにおける分割取り込みに
よる対象物体の全周囲データの取り込みについて説明を
行う。分割取り込みとは、測定対象物を部分ごとに撮影
することであり、このように部分ごとに撮影された画像
を貼り合わせることで対象物体の全周囲データの画像を
再構築する。このような機能を持つことで、データの欠
落のない全周囲データを得られる3次元形状測定装置が
実現できる。
【0021】以下、具体例を示し、分割取り込みによる
全周囲データの撮影動作を説明する。尚、以下の説明
は、測定対象物を移動させることができない場合を想定
しており、そのため3次元入力装置を対象物のまわりに
移動させ視点位置を変えながら撮影を行い、対象物の全
周囲データを得る場合の説明である。もちろん、測定対
象物を移動させて分割取り込みを行ってもよい。
【0022】図4を参照して、まず、水平方向のある位
置から撮影を行う(カメラ撮影方向1)。この撮影で
は、測定対象の全体域を捕らえる視野設定(ズーミン
グ)を行ってから、シャッタボタン47を押すことによ
り撮影を行いデータを保存する。このデータには、カラ
ー画像用センサ24により撮影された2次元カラー画像
と、距離画像用センサ12により撮影された3次元デー
タが含まれている。尚、この時、データにファイル名を
付けて保存しておく。
【0023】次に、測定対象物を中心にして、3次元入
力装置を約90°回転移動させ、前回と同様に、測定対
象の全体域を捕らえる視野設定を行ってから撮影を行い
データを保存する(カメラ撮影方向2)。以下同様に、
初期位置から約180°回転移動させた方向から(カメ
ラ撮影方向3)、初期位置から約270°回転移動させ
た方向から(カメラ撮影方向4)、それぞれ対象物を撮
影し、データを保存する。
【0024】次に、3次元入力装置に三脚を取り付ける
等して、測定対象物の上方から撮影を行う。この場合も
水平方向からの撮影と同様に、測定対象の全体域を捕ら
える視野設定を行ったうえで、3次元入力装置を約90
°ずつ回転移動させながら4方向から撮影を行う(カメ
ラ撮影方向5〜8)。
【0025】このようにして、図4に示すように、水平
位置での4方向からの撮影と、斜め上4方向からの撮影
により、合計8方向から撮影した対象物の部分データを
取得する。尚、各部分の撮影においては、隣接する部分
との境界でデータが重複するように撮影する。このよう
にすることで、対象物の底面を除く全ての表面データが
8つの部分データに含まれることになる。
【0026】次に、3次元画像データ処理装置を使っ
て、これらの保存された部分データを貼り合わせて1つ
の全周囲データにする。本実施例では3次元画像データ
処理装置として、カメラに接続したパーソナルコンピュ
ータ(以下、パソコンと称す)を用いているが、カメラ
内で行ってもよい。
【0027】図5は、この3次元画像データ処理装置に
よる、部分ごとに撮影された画像を貼り合わせる動作を
表すフローチャートである。
【0028】また、図6は、パソコン100のブロック
図である。このパソコン100は、CPU101、CP
U101に2次元カラー画像と3次元データ(距離画
像)を入力するデータ入力手段、入力された2次元カラ
ー画像と3次元データを記憶するメモリ102、2次元
カラー画像と3次元データを表示するディスプレイ10
3、及びファイル選択や対応点選択(詳しくは後述す
る)用の指示装置104(本実施例ではマウスを使用)
から成っている。カメラ内で行う場合はLCDモニタ4
1がディスプレイに相当する。
【0029】まず、3次元入力カメラの記憶装置48に
記憶されている各方向から撮影された2次元カラー画像
と3次元データをパソコン100に取り込む(ステップ
#1)。具体的には、3次元入力カメラの記憶装置48
に記憶されている各方向から撮影された2次元カラー画
像と3次元データをファイル名と共にパソコン100に
入力する。入力されたデータはメモリ102に記憶され
る。
【0030】次に、隣接する部分データの2次元カラー
画像または3次元データを比較し対応点を選びだす(ス
テップ#2)。この対応点の抽出方法を図7のフローチ
ャートを参照しながら説明する。
【0031】まず、メモリ102に記憶されているデー
タのファイル名をディスプレイ103に表示する(ステ
ップ#31)。ユーザは、表示されたファイル名から、
貼り合わせを行いたいデータのファイル名を選択する
(ステップ#32)。尚、撮影時に対象物に対応して識
別コード(同じ、対象物を撮影したデータには同じ識別
コードが付加されている)を付けておき、同じ識別コー
ドのデータが自動的に選択される様にしてもよい。
【0032】次に、ステップ#32で選択されたデータ
の画像を表示する(ステップ#33)。この表示は図8
に示すように、2つのデータ(2方向から撮影されたデ
ータ)の、2次元カラー画像と3次元データを並列して
表示するものである。ステップ#32で2個以上のデー
タ(ファイル名)が選択されている場合は、まず任意の
2個のデータが表示され、指示装置104の操作で表示
されるデータが切り換わる。ユーザは、隣接する部分デ
ータの2次元カラー画像と3次元データが、それぞれ並
列して表示されるまでこの操作を繰り返す。
【0033】この状態で、ユーザは隣接する部分データ
の対応点を指定する。対応点の指定は、指示装置104
を用いて行なう。具体的には、マウスにより不図示のポ
インターを移動させ対応点を設定する。2次元カラー画
像データを使用して対応点を指定する場合は、色の変化
点を見てその周辺の色の分布状態を比較することで対応
点を選びだすことができる。また、3次元データから直
接対応点を指定することも可能であり、その場合は、ロ
ーカルな形状変化点を抽出してその形状特徴を比較する
ことで対応点を選びだすことができる。対応点の入力が
完了すれば(ステップ#34)、リターンして次のステ
ップに進む。尚、対応点は4点以上入力されていれば完
了とみなす。
【0034】次に、ステップ#3において、隣接する2
個の3次元部分データを貼り合わせて1つのデータにす
る。しかし、メモリ102に保存されたデータの3次元
データの座標はそれぞれ撮影したときの3次元入力装置
の位置からの相対的な座標になっており、各々の部分デ
ータは共通の座標系になっていない。従って、これらの
部分データを貼り合わせて1つの全周囲データにするた
めには、部分データを共通の座標系で表現し直す必要が
ある。
【0035】以下、各々の部分データを共通の座標系に
変換する方法を説明する。各々の部分データを撮影した
ときの3次元入力装置の位置は記録されていないため、
ステップ#2で選択された2次元カラー画像または3次
元データの対応点に基づいて変換パラメータを求める。
【0036】この、各々の部分データを共通の座標系に
変換するための変換パラメータの求め方を説明する。図
9は、ステップ#3において、変換パラメータを算出す
るフローチャートである。まず、2次元カラー画像上で
指定された対応点を3次元データの対応に変換する(ス
テップ#11)。3次元データ上で指定された対応点に
ついては、この変換処理は不要である。
【0037】2次元カラー画像と3次元データとは同一
視野で撮影しているため各々の点(位置)の対応は既知
である。従って、2次元カラー画像上で指定された対応
点は、3次元データの対応点に変換することができる。
【0038】2次元カラー画像と3次元データとは視野
領域は前述したように同一であるが、解像度が異なる場
合(例えば、2次元カラー画像の解像度が、3次元デー
タの解像度の約2倍である場合)、以下の処理が必要と
なる。尚、以下の処理はフローチャートには入っていな
い。
【0039】即ち、2次元カラー画像と3次元データの
各データは2次元配列の記憶領域に格納されている(図
10、図11参照)。2次元カラー画像における座標値
(i,j)の位置にあるデータをC[i][j]で表す。3次
元データにおける座標値(i,j)の位置にあるデータ
をP[i][j]で表す。この時、2次元カラー画像と3次元
データでは座標のスケールが異なるため、同じ座標値が
同じ位置を表していない。つまり、C[i][j]とP[i][j]
とは同じ位置のデータではない。
【0040】そこで、2次元カラー画像と3次元データ
で、同じ位置を同じ座標値で表すために座標値を補正す
る。
【0041】まず、図12に示すチャートを用いて、2
次元カラー画像と3次元データで任意のチャートの小円
の中心座標を読みだす。2次元カラー画像において読み
出されたチャートの小円の中心座標を(cx,cy)と
する(図10参照)。3次元データにおいて読み出され
たチャートの小円の中心座標を(px,py)とする
(図11参照)。また、2次元カラー画像における座標
の中心座標値を(cx0,cy0)、3次元データにお
ける座標の中心座標値を(px0,py0)とする(図
10、図11中、黒丸で表示)。
【0042】ここで、 (px−px0)=k1×(cx−cx0) (py−py0)=k2×(cy−cy0) となるk1,k2を求める。このk1,k2が座標の補
正係数となる。
【0043】ここで、2次元カラー画像上のデータC
[Tx][Ty]が与えられたとき、この点に対応する3次
元データ上での座標値(Fx’,Fy’)は Fx’=k1×(Tx−cx0)+px0 Fy’=k2×(Ty−cy0)+py0 で求められる。
【0044】従って、2次元カラー画像上のデータC
[Tx][Ty]に対応する3次元データは、Fx’、F
y’に最も近い整数値Fx、Fyをインデックスに持つ
3次元データP[Fx][Fy]となる。
【0045】隣接する部分データにおいて3次元データ
として4点以上の対応点があると、以下の計算により部
分データを共通の座標系に変換するための変換パラメー
タを求めることができる。対応点が3点以下の場合、対
応点により形成される面が特定できない(例えば、上下
が逆になっても同一の面とみなされる)ので、変換パラ
メータを求めることができない。
【0046】ここで、P11,P12,・・・,P1n を
第1の部分データにおける対応点、P21,P22,・・
・,P2n を第2の部分データにおける対応点とする。
即ち、P1nとP2nが対応点である。また、第2の部分
データを第1の部分データの座標系に変換するパラメー
タをT,Rとする。Tは位置の変換パラメータ(平行移
動成分)、Rは姿勢の変換パラメータ(回転移動成分)
である回転行列である。これらの変換パラメータを用い
て、次式(1)により第2の部分のデータは第1の部分
のデータと同一の座標系に変換される。
【0047】
【数1】
【0048】尚、P'2nは、第1のデータの座標系に変
換された後のデータP2nである。
【0049】次に、パラメータをT,Rの求め方を説明
する。まず、第1、第2の部分データそれぞれの対応点
の重心を求める(ステップ#12)。この対応点の重心
を用いて、位置の変換パラメータTは次式(2)で求め
られる(ステップ#13)。
【0050】
【数2】
【0051】これは、第1、第2の対応点について、そ
れぞれの重心が一致するようにしたものである。また、
姿勢の変換パラメータRは次式(3)においてJを最小
にするR'を求めることで得られる(ステップ#1
4)。
【0052】
【数3】
【0053】これは、第1、第2の対応点について、そ
れぞれの重心からの相対的な位置が一致するようにした
ものである。
【0054】このようにして求めた変換パラメータT,
Rを用いて式(1)により座標変換を行う。この座標変
換により、第2の部分データは第1の部分データと同一
の座標系で表されるため、第1の部分データと第2の部
分データの位置合わせができる(ステップ#3)。この
時、各部分データの対応点の数を増やせば、より正確な
変換パラメータが求められ、より正確な位置合わせが可
能となる。
【0055】次に、位置合わせが終わると3次元データ
の融合を行う。ここでは、隣接する部分データにおいて
重なっている部分のデータを抽出し(ステップ#4)、
その重なっている部分の第1の部分データと第2の部分
データとを1つにまとめて融合し、新たな3次元データ
を生成する(ステップ#5)。
【0056】図13はデータの融合処理を示すフローチ
ャートである。まず最初に第1の部分データと第2の部
分データの重複する部分の抽出を行う。互いに重なり合
っている領域において、第1の部分データのある点から
最も近い第2の部分データの点を見つけ出し、その点ま
での距離を算出し(ステップ#21)、この距離が一定
値以下かどうかを判断する(ステップ#22)。ステッ
プ#22の判断で、距離が一定値以下と判断された場
合、これらのデータは重複しているとみなし、重複デー
タとして登録する(ステップ#23)。逆に、ステップ
#22の判断で、距離が一定値より大きいと判断された
場合、これらのデータは重複していないとみなし、重複
しないデータとして登録する(ステップ#24)。
【0057】全てのデータに対して重複データか否かの
チェックが終了したかを判断し(ステップ#25)、終
了していなければステップ#21〜ステップ#24の処
理を繰り返す。全てのデータに対して重複データか否か
のチェックが終了すればステップ#26に進む。
【0058】ステップ#26では、ステップ#23にお
いて登録された第1の部分データの各点に対して最も距
離が近い位置にある第2部分のデータ(重複していると
みなされたもの)を一致点として設定する。また、重複
しているとみなされた第2の部分データの各点に対して
最も距離が近い位置にある第1部分のデータを一致点と
して設定する。(ステップ#26)。
【0059】次に、一致点のデータを融合する。融合す
る際に、第1の部分に属するデータと第2の部分に属す
るデータの混合比率を一定にすると、位置合わせに誤差
を含んでいる場合に段差が発生する可能性がある。この
段差を防ぐために混合比率をデータの位置によって可変
にするようにしている。
【0060】図14はデータの融合を説明する説明図で
ある。図中、白い丸は第1の部分データ、黒い丸は第2
の部分データを示す。
【0061】図14に示すように、aの箇所では第1の
データを優先した混合比を設定し、bの箇所では混合比
をほぼ1:1の比率に設定し、cの箇所では第2のデー
タを優先した混合比を設定すれば、段差が起こらないス
ムースな貼り合わせが可能である。ここでは、この混合
比を融合するデータ(一致点の中点)の周り一定距離以
内に存在するデータ点数から算出するようにした。aの
箇所の周辺には第1のデータが8個、第2のデータが4
個存在するため、aの箇所では、データa:データbの
混合比率を8:4にしている。同様に、bの箇所の周辺
には第1のデータが8個、第2のデータが8個存在する
ため、bの箇所では、データa:データbの混合比率を
8:8、cの箇所の周辺には第1のデータが5個、第2
のデータが9個存在するため、cの箇所では、データ
a:データbの混合比率を5:9に設定している(ステ
ップ#27)。この混合比率で重複している部分のデー
タを融合する(ステップ#28)。この結果、適正なデ
ータの融合が可能となる。
【0062】最後に、融合された点に対して3次元デー
タを生成する(ステップ#29)。即ち、データが重複
していない部分についてはデータ融合前の3次元データ
を維持し、データを融合した部分では新たに3次元デー
タを生成し、第1、第2のデータを一体にする。以上で
データ貼り合わせの処理が終了する。
【0063】図15に貼り合わせ結果を示す。尚、図1
5中、二重丸はデータを融合した点、白丸は第1のデー
タが残った点、黒丸は第2のデータが残った点、点線は
融合前のデータが残ったライン、実線は再構成されたラ
インを示す。
【0064】3個以上の部分のデータを貼り合わせる場
合は、上述したデータ貼り合わせ処理を繰り返すことに
なるが、この場合、座標変換パラメータを求める際に、
位置合わせの誤差がそれぞれの貼り合わせ部分の座標変
換パラメータに分散されるように計算する必要がある。
例えば、m個の部分データ(P1n,P2n,P3n,・
・・,Pmn)がつながって一周するときは、隣接する
2個の部分データに対しR、Tを順に求めていくと最後
に誤差が集積してしまい、一周した所で大きく位置がず
れてしまうことが考えられる。そこで、誤差を各部分の
変換パラメータに分散させるようにする。
【0065】位置の変換パラメータTについて考える
と、全体の誤差量αは次式(4)で表される。
【0066】
【数4】
【0067】ここで、全体の誤差量αを貼り合わせの回
数であるm個に分散させるように変換パラメータTを補
正する。補正後の変換パラメータT'は次式(5)で表
される。
【0068】
【数5】
【0069】尚、姿勢の変換パラメータRについても同
様に全体の誤差量を貼り合わせの回数であるm個に分散
させるようにする。
【0070】このようにして求められた座標変換パラメ
ータを用いて位置合わせを行い、m個の部分データを、
2個のデータ貼り合わせと同じ方法で逐次貼り合わせて
いく。こうして最終的に全体が貼り合わされた全周デー
タを得ることができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の3次元形
状データ処理装置は、3次元データに対応する2次元カ
ラー画像を利用して画像上の対応点を手動で選択するよ
うにした。その結果、色情報等から画像上の対応点が容
易に選択し入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光切断法の原理を示す説明図
【図2】本発明に係る装置全体の概略ブロック図
【図3】本発明に係る装置全体の概略構成を示す斜視図
【図4】カメラ撮影方向(8方向)を示す説明図
【図5】画像貼り合わせ動作のフローチャート
【図6】3次元データ処理装置のブロック図
【図7】対応点抽出方法のフローチャート
【図8】対応点指定のためのユーザーインターフェイス
を示す説明図
【図9】変換パラメータ算出のフローチャート
【図10】2次元カラー画像の座標を示す説明図
【図11】3次元データの座標を示す説明図
【図12】座標補正に用いるチャートを示す説明図
【図13】データ融合処理のフローチャート
【図14】データ融合処理前のデータを示す説明図
【図15】データ融合処理後のデータを示す説明図
【符号の説明】
♯1:3次元データ入力手段、2次元画像入力手段 ♯2:対応点指定手段 ♯3:貼り合わせ手段 102:記憶手段 103:表示手段 104:対応点指定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 小野寺 麻美子 (56)参考文献 特開 平7−174538(JP,A) 特開 平6−34343(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G06T 1/00 315 G06T 17/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に対して複数の方向から対象物の
    3次元形状を示すデータを入力する3次元データ入力手
    段と、 上記3次元データ入力手段による3次元形状を示すデー
    タを入力する際に、上記3次元データ入力手段と同一方
    向から対象物の2次元画像データを入力する2次元画像
    データ入力手段と、 上記3次元形状を示すデータと2次元画像データとを対
    応づけて記憶する記憶手段と、 対象物に対して第1の方向から入力した第1の2次元画
    像と、対象物に対して第2の方向から入力した第2の2
    次元画像とを表示する表示手段と、 上記第1の2次元画像と第2の2次元画像との画像上の
    対応点を指定するための対応点指定手段と、 上記指定された対応点に基づいて、対象物に対して第1
    の方向から入力した第1の3次元形状を示すデータと、
    対象物に対して第2の方向から入力した第2の3次元形
    状を示すデータとを結合させる貼り合わせ手段と、 を有することを特徴とする3次元形状データ処理装置。
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