JP3316879B2 - ディーゼルエンジン用排ガス浄化触媒 - Google Patents

ディーゼルエンジン用排ガス浄化触媒

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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジン
(以下、DEという)からの排気ガス中に含まれるH
C、CO及びSOF(Soluble Organic Fraction)を浄
化するとともに、ディーゼルパティキュレートの排出量
を低減し、かつサルフェートの排出量も低減する排ガス
浄化触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンエンジンについては、排気ガス
の厳しい規制とそれに対処できる技術の進歩により、排
気ガス中の有害物質は確実に減少している。しかしDE
については、有害成分が主としてパティキュレートとし
て排出されるという特異な事情から、規制も技術の開発
もガソリンエンジンに比べて遅れており、確実に浄化で
きる排気ガス浄化装置の開発が望まれている。
【0003】現在までに開発されているDE排気ガス浄
化装置としては、大きく分けてトラップを用いる方法
(触媒無しと触媒付き)と、オープン型SOF分解触媒
とが知られている。このうちトラップを用いる方法は、
ディーゼルパティキュレートをトラップして排出を規制
するものであり、特にドライスーツの比率の高い排気ガ
スに有効である。しかしながら再生処理装置が必要とな
り、再生時の触媒担体の割れ、アッシュによる閉塞ある
いはシステムが複雑になるなど、実用上多くの課題を残
している。
【0004】一方オープン型SOF分解触媒は、例えば
特開平1−171626号公報に示されるように、ガソ
リンエンジンと同様に白金族金属などの酸化触媒を担持
した触媒が利用され、COやHCとともにディーゼルパ
ティキュレート中のSOFを酸化分解して浄化する。こ
のオープン型SOF分解触媒は、ドライスーツの除去率
が低いという欠点があるが、ドライスーツの量はDEや
燃料自体の改良によって低減することが可能であり、か
つ再生処理装置が不要という大きなメリットがあるた
め、今後の一段の技術の向上が期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでオープン型S
OF分解触媒では、ディーゼルパティキュレートの排出
量を低減することが困難であった。すなわち、オープン
型SOF分解触媒に形成されている活性アルミナ層は、
SO2 を吸着する性質を有している。そのためDEの排
気ガス中に含まれるSO2 は活性アルミナ層に吸着さ
れ、そして触媒が約300℃以上の高温となると、吸着
されていたSO2 がPtなどの触媒金属の触媒作用によ
り酸化される。あるいは排気ガス中に浮遊しているSO
2 がPtなどの触媒作用により直接酸化される。したが
ってSO2 はSO3 として排出されるため、パティキュ
レート量が増大するという問題がある。これは、SO2
はパティキュレートとして測定されないが、SO3 はパ
ティキュレートとして測定されるためである。特にDE
においては排気ガス中に酸素ガスが充分存在し、SO2
の酸化反応が生じやすい。そしてSO3 は排気ガス中に
多量に存在する水蒸気と容易に反応してH2 SO4 を形
成する。なお、SO3 とH2 SO4 をまとめて以下、サ
ルフェートという。
【0006】そこで特公平2−32934号公報などに
は、サルフェート抑制成分としてバナジウムなどの第3
成分を添加する方法が開示されている。しかしバナジウ
ムなどは触媒金属のHC,CO,SOFに対する活性ま
で低下させるという欠点がある。また、特開平1−17
1626号公報や特開平3−38255号公報には、チ
タニア、ジルコニアなどアルミナ以外のコート材を用
い、それにPtなどの触媒金属を担持させた排ガス浄化
触媒が開示されている。これらの無機酸化物はSO 2
吸着がないためサルフェートの排出がないと考えられて
いたが、排ガス中に浮遊しているSO2 の酸化を防止す
ることまではできなかった。また、これらのコート材で
は高温での触媒金属のシンタリングにより酸化活性が低
下しやすいという問題もある。
【0007】さらに、触媒金属の酸化活性が高いほどサ
ルフェートの排出量も増大するため、触媒金属の酸化活
性を下げることも行われているが、この場合はHC、C
O及びSOFの浄化性能も低下してしまう。すなわちH
C、CO及びSOFの浄化とサルフェートの排出量の低
減とを両立させることは従来困難であった。本発明は上
記した事情に鑑みてなされたものであり、HC、CO及
びSOFの浄化率を高く維持するとともに、サルフェー
トの排出量を低減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のDE用排ガス浄化触媒は、担体基材と、担体基材の
表面に形成されSiO2 ,TiO2 ,SiO2 −TiO
2 ,SiO2 −ZrO 2 ,TiO2 −ZrO2 ,SiO
2 −Al2 3 ,TiO2 −Al2 3 ,及びゼオライ
トから選ばれる少なくとも1種の無機酸化物と活性炭と
の混合コート層と、混合コート層に担持された触媒金属
と、からなることを特徴とする。
【0009】担体基材は従来のガソリンエンジンに用い
られている排気ガス浄化触媒の担体基材と同様のもので
あり、モノリス担体基材、フォームフィルタ、ハニカム
フィルタ、ペレットなどが用いられる。その材質はコー
ジェライトなどのセラミックス、あるいは金属から選ば
れる。本発明の最大の特徴は、SiO2 ,TiO2 ,S
iO2 −TiO2 ,SiO2−ZrO2 ,TiO2 −Z
rO2 ,SiO2 −Al2 3 ,TiO2 −Al
2 3 ,及びゼオライトから選ばれる少なくとも1種の
無機酸化物と、活性炭とが混合されてなる混合コート層
をもち、Ptなどの酸化触媒金属をこの混合コート層に
担持したところにある。これにより後述するようにサル
フェートの排出量が低減される。
【0010】混合コート層中の無機酸化物と活性炭との
混合比率は、重量比で無機酸化物/活性炭=4/1〜1
/1の範囲が好ましい。無機酸化物がこの範囲より多く
なるとサルフェートの排出を低減する効果が得られず、
活性炭がこの範囲より多くなるとコート層の剥離等を起
こす原因となるとなる。なお、混合コート層に存在する
活性炭に、Fe,Co,Mn,Cu,Vなどの遷移金属
を担持させることも好ましい。これによりサルフェート
を分解する性能が一層高まると考えられ、サルフェート
の排出を一層低減することができる。
【0011】触媒金属としては、従来より用いられてい
るPt,Pd,Rhなどの貴金属触媒、あるいはCuな
どの卑金属触媒を種々組み合わせて用いることができ
る。
【0012】
【作用】本発明のDE用排ガス浄化触媒では、混合コー
ト層中の無機酸化物はSO2 の吸着作用がないため、排
ガス中のSO2 は混合コート層にはほとんど吸着されず
そのまま排出される。したがって従来の活性アルミナコ
ート層+触媒金属からなる浄化触媒のように、SO2
吸着して酸化されるのが防止されサルフェートの生成が
防止されるとともに、混合コート層に担持されている触
媒金属の硫黄による被毒が防止される。
【0013】一方、排ガス中に浮遊しているSO2 が直
接触媒金属により酸化され、サルフェートが生成する場
合がある。しかしサルフェート吸着容量が大きな活性炭
が、生成したサルフェートを吸着して蓄積する。また活
性炭は温度が上昇(400〜500℃)すると、活性炭
自身あるいは活性炭に吸着されている炭化水素化合物
が、サルフェートを分解してガス化するという作用をも
つと考えられる。したがって活性炭に蓄積されたサルフ
ェートは脱離しにくい形で保持されているか、あるいは
分解・ガス化して放出され、サルフェートとしての排出
が防止されている。
【0014】一方、被毒が防止された触媒金属は、SO
2 の吸着とは無関係にHC,CO及びSOFを酸化して
浄化する。
【0015】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。 (実施例1)市販の石炭系活性炭を粉砕して粒径0.5
〜10μmの活性炭粉末とし、市販の平均粒径10μm
のSiO2 粉末と、蒸留水、シリカゾル及び界面活性剤
と混合してスラリーを作製した。スラリー中の活性炭と
SiO2 の混合比は、重量比で1対1である。
【0016】次に直径30mm、長さ50mmの円柱状
コージェライト製ハニカム担体を上記スラリー中に浸漬
し、引き上げて余分なスラリーを吹き払った後、120
℃で2時間乾燥し、400℃で2時間焼成して、SiO
2 と活性炭とからなる混合コート層を形成した。混合コ
ート層は、ハニカム担体1リットル当たり150gの量
で形成されていた。
【0017】続いて、混合コート層をもつハニカム担体
は、白金アンミン水溶液に浸漬され、乾燥・焼成工程を
経て、1リットル当たり1.5gのPtが担持され本実
施例のDE用排ガス浄化触媒が形成された。なお上記方
法以外に、SiO2 粉末にPtを先に担持させ、それに
活性炭を混合してスラリーとし、このスラリーからハニ
カム体に混合コート層を形成しても、本実施例と同様の
排ガス浄化触媒を形成することができる。 (実施例2)白金アンミン水溶液の代わりに硝酸パラジ
ウム水溶液を用いたこと以外は実施例1と同様にして、
実施例2の排ガス浄化触媒を形成した。Pdの担持量
は、触媒1リットル当たり1.5gである。 (実施例3)SiO2 粉末に代えてSiO2 −Al2
3 粉末を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施
例3の排ガス浄化触媒を形成した。 (実施例4)SiO2 粉末に代えてTiO2 粉末を用い
たこと以外は実施例1と同様にして、実施例4の排ガス
浄化触媒を形成した。 (実施例5)SiO2 粉末に代えてゼオライト(ZSM
−5)粉末を用いたこと、及び白金アンミン水溶液の代
わりに硝酸パラジウム水溶液を用いたこと以外は実施例
1と同様にして、実施例5の排ガス浄化触媒を形成し
た。Pdの担持量は、触媒1リットル当たり1.5gで
ある。 (実施例6)実施例1と同様の活性炭粉末に硝酸第一鉄
水溶液を含浸させ、蒸発乾固して活性炭100g当たり
0.13モルのFeを担持させた。
【0018】次に実施例1と同様のSiO2 粉末に白金
アンミン水溶液を含浸させ、蒸発乾固してSiO2 10
0g当たり2gのPtを担持した。上記2種類の担持粉
末からスラリーを調整し、実施例1と同様にして混合コ
ート層を形成して本実施例の排ガス浄化触媒を得た。混
合コート層の被覆量は実施例1と同様である。したがっ
て混合コート層中のPtは触媒1リットル当たり1.5
gで実施例1と同様であり、活性炭に約0.1モルのF
eが担持されていること以外は実施例1の触媒と同様の
構成である。 (実施例7)予めPtが担持されたSiO2 −Al2
3 粉末と、予めCoが担持された活性炭粉末を用い、実
施例6と同様にして排ガス浄化触媒を形成した。混合コ
ート層の被覆量は実施例1と同様である。したがって混
合コート層中のPtは触媒1リットル当たり1.5gで
実施例1と同様であり、活性炭に約0.1モルのCoが
担持されていること以外は実施例3の触媒と同様の構成
である。 (実施例8)予めPtが担持されたTiO2 粉末と、予
めMnが担持された活性炭粉末を用い、実施例6と同様
にして排ガス浄化触媒を形成した。混合コート層の被覆
量は実施例1と同様である。したがって混合コート層中
のPtは触媒1リットル当たり1.5gで実施例1と同
様であり、活性炭に約0.1モルのMnが担持されてい
ること以外は実施例4の触媒と同様の構成である。 (実施例9)予めPdが担持されたゼオライト(ZSM
−5)粉末と、予めCuが担持された活性炭粉末を用
い、実施例6と同様にして排ガス浄化触媒を形成した。
混合コート層の被覆量は実施例1と同様である。したが
って混合コート層中のPdが触媒1リットル当たり1.
5gであること及び活性炭に約0.1モルのCuが担持
されていること以外は実施例5の触媒と同様の構成であ
る。 (実施例10)Feの代わりにVが同量担持された活性
炭粉末を用いたこと以外は実施例6と同様にして排ガス
浄化触媒を形成した。混合コート層の活性炭には約0.
1モルのVが担持されている。 (比較例1)実施例1のスラリーの代わりに、平均粒径
10μmの活性アルミナ粉末と、アルミナゾル、硝酸ア
ルミニウムなどからなるスラリーを用いたこと以外は実
施例1と同様にして排ガス浄化触媒を形成した。アルミ
ナ被覆層の量は触媒1リットル当たり150gである。 (比較例2)実施例1のスラリーから活性炭粉末を除い
たスラリーを用いたこと以外は実施例1と同様にして排
ガス浄化触媒を形成した。SiO2 被覆層の量は触媒1
リットル当たり150gである。 (比較例3)実施例1のスラリーから活性炭粉末を除い
たスラリーを用い、Ptの代わりにPdを担持したこと
以外は実施例1と同様にして排ガス浄化触媒を形成し
た。SiO2 被覆層の量は触媒1リットル当たり150
gであり、Pdは触媒1リットル当たり1.5g担持さ
れている。 (試験例)上記の各排ガス浄化触媒をそれぞれ石英ガラ
ス管に充填し、表1の組成の試験ガスを入ガス温度が4
00℃となるように加熱して、10リットル/分の流量
でそれぞれの石英管に導入する。そして出ガス中の粒子
状物質(この場合はH2 SO4 粒子)の量(排出量)を
粉塵計で連続的に2時間測定した。一部の結果を図1に
示す。
【0019】次いで上記試験ガスからSO2 を除いたガ
スを同様に導入し、400℃から25℃/分の昇温速度
で500℃まで加熱して、その間の出ガス中の粒子状物
質の量(脱離量)を同様に連続的に測定した。一部の結
果を図2に示す。上記試験の結果を表2及び図1と図2
に示す。表2中の排出量と脱離量は、それぞれ図1及び
図2のグラフの安定期に相当する値である。
【0020】また実施例1〜5及び比較例1〜3の各排
ガス浄化触媒について、N2 −O2−C2 4 −C3
6 −CO−NO組成の混合ガスを10リットル/分の流
量でそれぞれ導入し、室温から30℃/分の昇温速度で
加熱した場合のHC及びCOの50%浄化温度を測定し
た。ここで50%浄化温度とは、混合ガス中のHCまた
はCOの50%が触媒によってH2 OまたはCO2 に浄
化されるときの触媒入ガス温度をいう。結果を表2に示
す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】 (評価)比較例1の排ガス浄化触媒では、SO2 のアル
ミナ層への吸着により排出開始時間が遅れているが、図
1に示すように吸着が飽和すると急激にサルフェートが
排出されている。そして図2では、2時間の間に吸着・
蓄積されていた大量のサルフェートが昇温中に脱離して
そのまま排出されることが示されている。
【0023】また比較例2では、SiO2 にはSO2
吸着がほとんど生じないために、生成したサルフェート
は直ちに排出され、蓄積もされないため脱離量も低い。
しかし図1よりわかるように、サルフェート生成反応そ
のものは抑制されておらず、初期から多量のサルフェー
トが排出されている。一方、混合コート層に活性炭を含
む実施例1では、生成したサルフェートを活性炭が長時
間吸着するために排出開始時間が遅れている。また排出
量も比較例に比べて極めて少なくなっている。さらに脱
離量も比較例1に比べて極めて少ないことから、活性炭
に吸着・蓄積されたサルフェートはそのまま脱離せず、
何らかの反応によりガス状となって脱離したことが裏付
けられる。
【0024】さらに実施例6と実施例1との比較より、
活性炭にFeを担持させることにより排出開始時間がさ
らに遅延するとともに、排出量及び脱離量ともに低減
し、この手段がサルフェートの排出低減に極めて有効で
あることが明らかである。また表1を検討すると、他の
実施例の排ガス浄化触媒もサルフェートの排出低減に有
効であり、かつHCとCOの浄化性能は活性炭を含まな
い従来の排ガス浄化触媒と同等以上のレベルにあること
が明らかである。なお、触媒金属はPtよりもPdの方
がサルフェート排出を低減できるが、反面HC及びCO
の浄化性能に劣ることが改めて確認される。
【0025】
【発明の効果】したがって本発明のDE用排ガス浄化触
媒によれば、HC,CO,SOFの高い浄化性能を維持
しつつサルフェートの排出量を大きく低減することがで
きる。また活性炭粉末はSOFの吸着性にも優れ、吸着
されたSOFは触媒金属により効率良く酸化分解を受け
るので、SOFの排出量が一層低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】排ガス相当の試験ガスを導入したときの、時間
とサルフェート排出量の関係を示すグラフである。
【図2】SO2 を含まないガスを導入して昇温したとき
の、各触媒に蓄積されていたサルフェートの脱離状態を
示し、時間とサルフェート排出量の関係を示すグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01J 23/89 B01J 32/00 29/44 23/64 104A 29/46 102A 32/00 B01D 53/36 104Z

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担体基材と、 該担体基材の表面に形成されSiO2 ,TiO2 ,Si
    2 −TiO2 ,SiO2 −ZrO2 ,TiO2 −Zr
    2 ,SiO2 −Al2 3 ,TiO2 −Al2 3
    及びゼオライトから選ばれる少なくとも1種の無機酸化
    物と活性炭との混合コート層と、 該混合コート層に担持された触媒金属と、からなること
    を特徴とするディーゼルエンジン用排ガス浄化触媒。
  2. 【請求項2】 前記活性炭にはFe,Co,Mn,Cu
    及びVから選ばれる遷移金属が担持されている請求項1
    に記載のディーゼルエンジン用排ガス浄化用触媒。
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