JP3316385B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP3316385B2
JP3316385B2 JP22470396A JP22470396A JP3316385B2 JP 3316385 B2 JP3316385 B2 JP 3316385B2 JP 22470396 A JP22470396 A JP 22470396A JP 22470396 A JP22470396 A JP 22470396A JP 3316385 B2 JP3316385 B2 JP 3316385B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として一般家庭で
使用される食器洗い機に関し、特に水道水を電気分解し
て酸性イオン水およびアルカリ性イオン水を連続的に生
成し、その電解洗浄水を用いて食器を洗浄する食器洗い
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の食器洗い機は図6に示す
ように構成するものであり、図6は、従来の食器洗い機
の要部断面図である。従来の食器洗い機は、図6に示す
ように洗浄すべき食器などを出し入れするための開閉自
在の前面ドア21と、洗浄すべき食器16を設置するた
めのラック15と、ラック15の下部方向であって、洗
浄水29を貯溜するための洗浄槽12と、洗浄槽12の
ほぼ中央に突出して回転自在の洗浄ノズル14と、洗浄
により食器16から落とされた固形の食物残滓などを捕
集するフィルター25と、洗浄ノズル14の上に設けら
れた複数の噴射孔23と、洗浄槽12内に設けられた洗
浄水29を加熱するための加熱ヒーター24と、洗浄水
29を洗浄ノズル14に供給するための洗浄ポンプ13
と、洗浄水29を排水管に排出するための排出ポンプ1
7と、洗浄水29を供給するための給水管19と、給水
管19からの給水を制御するための給水弁31と、洗浄
された食器を乾燥させるための送風を行う乾燥用ファン
27と、乾燥用ファン27から送風された風を加熱する
ための温風用ヒーター28と、供給された温風を本体か
ら外方へ排出させるとともに、水蒸気を凝縮して水を洗
浄槽12に戻すための熱交換ダクト22と、食器洗い機
全体を制御するためのCPUを中心とした制御装置26
とから構成されている。
【0003】次に、この食器洗い機の洗浄動作について
簡単に説明する。まず、前面ドア21を開けて洗浄すべ
き食器16などをラック15の所定の場所に収納し、ラ
ック15を洗浄槽12上に配置した後、専用洗剤を投入
して運転を開始する。そして、給水弁31の“開”動作
により給水管19を通して所定量の洗浄水29を洗浄槽
12に供給する。
【0004】続いて、洗浄ポンプ13の運転により加圧
された洗浄水29が、洗剤とともに回転洗浄ノズル14
の噴射孔23から食器16に噴射され、洗浄が行われ
る。以後、すすぎ工程、乾燥工程が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の食器洗い機で
は、洗浄工程が開始されると、食器16に付着している
汚染物は洗浄水29に混入し、固形の食物残滓は残滓を
捕集するフィルター25で濾過されるが、油脂などの液
状の汚染物は洗浄水29に混入し、洗浄ポンプ13によ
って食器16に再び噴射される。
【0006】このような洗浄方法では、汚染物に油脂分
が多い場合、洗剤の洗浄力が低下し、乳化または分散さ
れない油脂分が混入した洗浄水が噴射されるため、油脂
分が食器16に再付着し、洗浄性能を高めることが困難
であった。
【0007】これを解決するための方法の一つとして、
アルカリ性イオン水で洗浄した後、酸性イオン水ですす
ぐ洗浄方法が提案されている。このような電解洗浄水に
よる洗浄方法は、電解槽内に電極板が設けられ、この電
極間に直流電圧を印加して通水を行うことにより陽電極
側に酸性水を、また陰電極側にアルカリ性水を生成する
構造になっている。
【0008】しかしながら、このような電解槽を配設し
た食器洗い機においては、運転を継続すると陰極側にス
ケールが析出し、電気分解能力が低下するという課題が
あった。
【0009】電極に付着するスケールの除去法につい
て、酢酸などの酸を水中に混入し、電解槽内に循環させ
ることにより化学的に除去する方法や、一時的に陰電極
および陽電極に逆極性の直流電圧を与えて陰電極表面か
らスケールを剥離させる方法がある。後者の電気的方法
には実開平3ー22590号公報および実開平2ー95
590号公報に記載のような電極に印加する直流電圧の
極性を反転させてスケール除去を図ったものがあり、所
定の時期がくると(例えば、電極の通電時間、或は電極
の抵抗値が所定基準に達したとき)、定期的にクリーニ
ングを行う方法が提案されている。
【0010】しかしながら、これらはいずれもアルカリ
性イオン水のみを必要とするイオン水生成器についてで
あり、同時に生成される酸性イオン水を排水してしまう
不経済さから、その電極板のクリーニングは定期的なも
のにならざるを得ない。定期的なメンテナンスになると
長時間放置することになり、スケールの堆積が多くな
り、その結果、スケール溶解除去に長時間要することに
なる。
【0011】それ故に本発明は、電解の都度、電圧の陰
極を反転させてスケールの除去をおこない、さらに洗浄
水タンク内にフロートスイッチを設け、逆極性のイオン
洗浄水を混入させることなく、各々の洗浄水タンクに貯
溜される洗浄水の水質を良好に保持することができる食
器洗い機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の食器洗い機は、
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、給
水した水を電気分解し、酸性イオン水およびアルカリ性
イオン水に調整する電解洗浄水調整手段を配設した食器
洗い機であって、電解洗浄水調整手段内の電極への印加
電圧極性切換手段を備えてなるものであり、また請求項
2記載の発明は上記手段をもって毎回の電解洗浄水生成
の際に、前記電解洗浄水調整手段内の電極の少なくとも
一方に、前回の電解洗浄水生成に印加した極性と逆極性
の電圧を印加するものである。
【0013】そして、前記各々に独立した洗浄水タンク
における各イオン洗浄水の有無を検知するために前記各
洗浄水タンク内に設けられたフロートスイッチとを備
え、前記フロートスイッチの検知結果から前記各洗浄水
タンク内に前記各イオン洗浄水が貯留されていない場合
に、前記印加電圧極性切換手段によって前記電極への印
加電圧極性を切り換えるものである。
【0014】本発明の食器洗い機は上記構成にて、給水
した水を電気分解し、酸性イオン水およびアルカリ性イ
オン水に調整する電解洗浄水調整手段を具備し、酸性イ
オン水およびアルカリ性イオン水を交互に用いて洗浄お
よび排水工程を複数回繰り返すことによって食器の洗
浄、すすぎを行う食器洗い機において、前記電解洗浄水
調整手段内の電極への印加電圧極性切換手段をもって、
電解洗浄水生成の度に前回電極間に印加した極性の電圧
とは逆の極性の電圧を印加することによって、電極に析
出するスケールの発生を防止することができる。
【0015】また、洗浄水タンク内に備えたフロートス
イッチにより、洗浄水タンク内に前回分の洗浄水が貯溜
されていると判断した場合、電極間に逆極性を印加しな
いように制御し、フロートスイッチが共にオフになった
とき、洗浄水が貯留されていないと判断し、はじめて前
記印加電圧極性切換手段をもって逆極性の電圧を印加す
ることにより、洗浄水タンク内に極性の異なるイオン水
を混入させないようにかることができる
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の食器洗い機の一実施
の形態を図1乃至図5とともに説明するが、上記従来例
と同一部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0017】図1は本発明の食器洗い機の一実施の形態
を示す要部断面図であり、図1の食器洗い機では、水道
管蛇口より給水された水道水30は、給水管19および
給水管20の間に設けられたバルブ1を介して電解洗浄
水調整手段2に供給される。電解洗浄水調整手段2の構
造は後述する。
【0018】電解洗浄水調整手段2から取り出された洗
浄水管3、および洗浄水管4は洗浄水タンク5および洗
浄水タンク6に接続される。洗浄水タンク5には、洗浄
水管3を通して供給されるアルカリ性イオン水、もしく
は酸性イオン水が所定の水位まで貯溜され、洗浄水タン
ク6には洗浄水管4を通して供給される酸性イオン水、
もしくはアルカリ性イオン水が所定の水位まで貯溜され
る。洗浄水タンク5および洗浄水タンク6の下部にはバ
ルブ9およびバルブ10がそれぞれ設けられ、食器洗い
機本体内に接続される洗浄用給水管11に接続される。
【0019】図2は図1の電解洗浄水調整手段2の内部
構造を示した断面図であり、図2を参照して、水道管蛇
口に接続された給水管20に繋がる電解洗浄水調整手段
2の中には複数の電極板32aおよび電極板32bと、
電極板33a、電極板33bおよび電極板33cとが、
複数の開口が設けられた隔壁34a、隔壁34b、隔壁
34c、隔壁34dを介して対向配置されている。ここ
で、電極板32a、電極板32bと電極板33a、電極
板33b、電極板33cはそれぞれ同極性の電圧が印加
される構造になっている。水道水30は隔壁34a、隔
壁34b、隔壁34c、隔壁34dのそれぞれ区画化さ
れた電極板33a、電極板33bおよび電極板33cの
それぞれを収納した電極室36a、電極室36bおよび
電極室36cと、隔壁34a、隔壁34b、隔壁34
c、隔壁34dのそれぞれで区画化された電極板32a
および電極板32bのそれぞれを収納した電極室35a
および電極室35bとに導かれる。
【0020】ここで、電解洗浄水調整手段2の電極板3
3a、電極板33bおよび電極板33cと電極板32a
および電極板32bとの間へ直流電圧を印加すると、供
給された水道水30は電気分解により隔壁34a、隔壁
34b、隔壁34c、隔壁34dの開口を通して電極室
36a、電極室36bおよび電極室36cには電極水
(例えば陰極水:アルカリ性イオン水)が、電極室35
aおよび電極室35bには逆極性の電極水(例えば陽極
水:酸性イオン水)がそれぞれ生成される。
【0021】次に、図1および図2を参照して、本発明
の食器洗い機の動作について説明する。ここでは、洗浄
性能が良いとされる「酸ーアルカリー酸ーアルカリーア
ルカリー酸」の6工程による酸ーアルカリの繰り返し洗
浄モードを前提に説明する。まず、洗浄すべき食器16
をラック15に設置した後、洗浄運転が指示されると、
バルブ1が“開”状態となって、水道管蛇口に接続され
た給水管19および給水管20を通して電解洗浄水調整
手段2へ水道水30が導かれる。電解洗浄水調整手段2
内に供給された水道水30は、電極板32aおよび電極
板32bと電極板33a、電極板33bおよび電極板3
3cが通電されることによって、陽極水と陰極水とに電
気分解される。陰極水は油脂類、澱粉質、タンパク質に
対して洗浄効果を持つアルカリ性イオン水であり、陽極
水は汚れを凝集する作用を有し、かつ殺菌作用を有し、
溶存ミネラル分の少ない酸性イオン水である。
【0022】電解洗浄水調整手段2で得られたアルカリ
性イオン水7は電極室36a、電極室36bおよび電極
室36cから洗浄水管3を通じて、また同様に酸性イオ
ン水8は電極室35aおよび電極室35bから洗浄水管
4を通じて、それぞれに独立した洗浄水タンク5および
洗浄水タンク6に所定水位まで供給され、貯溜される。
この状態ではバルブ9およびバルブ10は、いずれも
“閉”状態になっている。
【0023】ここで、第1洗浄工程に酸性イオン水を使
用するため、洗浄水タンク6に貯溜された酸性イオン水
8は、制御装置26からの信号によってバルブ10を
“開”の状態にし、洗浄用給水管11を通じて洗浄槽1
2に洗浄水29として必要な洗浄水量に相当する量だけ
供給される。必要な洗浄水量は、タンク6における前述
のイオン水の所定水位に相当する量である。
【0024】なお、食器16は、アルカリ性イオン水お
よび酸性イオン水を貯溜しながら、またはこれらを貯溜
した後、ラック15に並べてもよい。
【0025】そして、第1回目の洗浄工程が開始され
る。洗浄槽12に供給された洗浄水8は洗浄ポンプ13
が通電されることで加圧され、ラック15に並べられた
食器16は、回転する洗浄ノズル14の噴射孔23から
の洗浄水8の噴射により洗浄される。また、同時に洗浄
槽12に設置された加熱ヒータ24も通電されるので、
洗浄水8は循環しながら温水化され、さらに洗浄効果が
向上する。
【0026】洗浄水8は残滓を補するフィルタ25を
通して排水ポンプ17の作動により排水管18を通じて
一般家庭用下水道へ排水される。これで第1回目の洗浄
工程を終了したことになる。
【0027】次に第2回目の洗浄工程が開始される。第
2洗浄工程では、アルカリ性イオン水を使用するため、
第1回目の洗浄工程とは逆に、洗浄水タンク5に貯溜さ
れたアルカリ性イオン水7は、制御装置26からの信号
によってバルブ9が“開”状態になると、洗浄用給水管
11を通じて洗浄槽12に洗浄水29として必要な洗浄
水量に相当する量だけ供給される。必要な洗浄水量は、
タンク5における前述のイオン水の所定水位に相当する
量である。そして第1回目の洗浄工程と同様に洗浄から
排水までの一連の工程を繰り返す。
【0028】上記第1、第2洗浄工程をおこなっている
間に、第3、第4洗浄工程用の洗浄水7および洗浄水8
が電解洗浄水調整手段2において生成される。このと
き、本発明の構成では、電解洗浄水調整手段2の電極板
33a、電極板33b、および電極板33cと電極板3
2a、および電極板32bとの間へ印加する電圧極性を
切り換える図5に記載の印加電圧極性切換手段61およ
び印加電圧極性切換手段62によって、前回印加した極
性と逆の極性、本実施の形態の場合、電極板33a、電
極板33b、および電極板33cに陽極の、また電極板
32a、および電極板32bには陰極の電圧が印加さ
れ、電極室36a、電極室36bおよび電極室36cに
は陽極水(酸性イオン水)が、電極室35aおよび電極
室35bには陰極水(アルカリ性イオン水)がそれぞれ
生成される。これによって、前回の電気分解の際に電極
板33a、電極板33b、および電極板33cに析出し
たスケールを剥離することができる。なお、電解洗浄水
調整手段2で得られた酸性イオン水7は洗浄水管3を通
じて、また同様にアルカリ性イオン水8は洗浄水管4を
通じて、それぞれ洗浄水タンク5および洗浄水タンク6
に貯溜される。
【0029】ここで、本発明の構成では、洗浄水タンク
5および洗浄水タンク6内に設けられたフロートスイッ
チS12 或はS13のいずれか一方でもオンであるとき、
第2洗浄工程用のアルカリ性イオン水7がまだ使用され
ず、洗浄水タンク5中に貯溜されていると判断し、電解
洗浄水調整手段2の電極板32および電極板33間へ逆
極性の電圧を印加できないように制御する。そして、フ
ロートスイッチS12およびS13 が共にオフになったと
き印加電圧極性切換手段61および印加電圧極性切換手
段62をもって、電極板32、電極板33間へ逆極性の
電圧を印加する。これによって、第3、第4洗浄工程用
の洗浄水が生成されることなく、洗浄タンク5および洗
浄タンク6内に新たに生成された洗浄水が混入するのを
防ぐことができる。
【0030】次に、第3洗浄工程では酸性イオン水を使
用するため、洗浄水タンク5に貯溜された酸性イオン水
7は、制御装置26からの信号によってバルブ9を
“開”の状態にし、洗浄用給水管11を通じて洗浄槽1
2に洗浄水29として供給される。
【0031】第4洗浄工程はアルカリ性イオン水を使用
するため、洗浄水タンク6に貯溜されたアルカリ性イオ
ン水8は、バルブ10の“開”により洗浄用給水管11
を通じて洗浄槽12に供給される。
【0032】なお、本発明の構成において、バルブ9お
よびバルブ10の開閉は、電解洗浄水調整手段2の電極
板32および電極板33間へ直流電圧が印加される度
に、制御装置26によって制御され、洗浄モードに応じ
て酸性イオン水、またはアルカリ性イオン水の供給を行
う。洗浄槽内に供給する各洗浄水に応じてバルブの開閉
を切り換えることにより、誤って洗浄モードに反した逆
性の洗浄水を洗い・すすぎに試用することなく効率良く
電解水洗浄を行うことができる。
【0033】第5、第6洗浄工程を行う際も同様に、フ
ロートスイッチS12 およびS13 の状態によって逆極性
の電圧を印加し、バルブ9およびバルブ10の制御も印
加電圧極性に応じて制御される。
【0034】以上で、一連の食器の洗浄とすすぎの工程
が終了し、次に乾燥工程が行われる。
【0035】乾燥工程は、洗浄槽12の側壁上部に設け
られた乾燥用ファン27と温風用ヒータ28によって温
風を食器16に供給することで行われる。
【0036】図3は、CPUを含む制御装置26のブロ
ック図である。
【0037】制御装置26内の構成要素としては、37
は読み出し専用メモリ(ROM)で、運転プログラムを
すべて記憶しているものであるが、運転コースなどはマ
ニュアル設定を可能とするマニュアルスイッチを押すこ
とによって変更可能である。また、38はデータ書き取
りメモリ(RAM)であり、電源スイッチやスタート・
一時停止スイッチ、コース選択スイッチ等の入力キー回
路からの信号を入力制御部41、入力制御部42を通し
てRAM38に格納する。39はRAM38に格納され
たデータを比較したり加算減算等を行う演算部、40は
マイクロコンピュータ内の各部の動作をコントロールす
る制御部、43〜45は前記RAM38から取り出され
た信号によって各機器を作動させるための制御部であ
る。また、マイクロコンピュータの外部回路として前記
キースイッチを含む入力キー回路46、水温・水位(洗
浄水量)等を検知手段により検知するための状態検知回
路47、時間・コース・進行工程等を表示するための表
示回路48、終了・エラー発生を音で知らせるためのブ
ザー49、そして洗浄ポンプ13、バルブ1、バルブ9
およびバルブ10の開閉、排水ポンプ17、加熱ヒータ
24等を制御するための負荷駆動回路50、および電源
回路51、リセット回路52が接続されている。
【0038】なお、一連の洗浄工程およびすすぎ工程に
おける時間、温度、水位(洗浄水量)などの制御は、各
部および各所に配置された図示されない各種センサから
の信号に基づき、制御装置26を通じて適正に行われ
る。具体的には、制御装置26は電解洗浄水調整手段2
の印加電圧、陽極及び陰極のクリーニング、バルブ1、
およびバルブ10の開閉、洗浄水タンク5および洗浄水
タンク6の貯水量、洗浄水7および洗浄水8の洗浄槽1
2への供給量制御、加熱用ヒータ24による洗浄水7お
よび洗浄水8の温度制御、洗浄ポンプ13および排水ポ
ンプ17の駆動制御、乾燥用ファン27と温風用ヒータ
28の運転または制御などを自動的に行う。よって、工
程において自動的に洗浄水7および洗浄水8を供給/排
出し、食器16の乾燥・保管が可能である。
【0039】図4は食器洗い機の電気回路の構成を示し
た図であり、図5は図4の電解洗浄水調整手段用電源回
路53の詳細図である。
【0040】図を参照して、本発明の食器洗い機に供給
される交流電源は、ヒューズFu、電源スイッチ(図
中、SWと略す)S1 およびドアスイッチS2 を介して
各部へ供給される。電解洗浄水調整手段用電源回路53
はタンク5側の水位スイッチS4、タンク6側のスイッ
チS5 によってオン/オフ制御され、バルブ1は、スイ
ッチS4 およびS5 によって、バルブ9はスイッチS4
およびS5 、さらにリレー1接点S7 によってオン/オ
フ制御される。バルブ10は、スイッチS5 およびリレ
ー2接点S8 によってオン/オフ制御される。電解洗浄
水調整手段2内の電極板への印加電圧極性は、タンク5
側のフロートスイッチS12 およびタンク6側のフロー
トスイッチS13 が共にオフになったとき電解洗浄水調
整部電源スイッチS3 をオンする。
【0041】洗浄ポンプ13および加熱ヒータ24は、
水位スイッチS6 およびリレー3接点S9 によって、排
水ポンプ17は、リレー4接点S10 によって、乾燥用
ファン27および温風用ヒータ28は、リレー5接点S
11 によってそれぞれオン/オフ制御される。また、C
PUを含む制御装置26は、電源スイッチS1 およびド
アスイッチS2 のオンによって電源供給を受ける。
【0042】図5を参照して、電解洗浄水調整手段用電
源回路53は電源トランス54の一次側配線55には電
源表示ランプ56が設けられ、電解洗浄水調整手段2が
動作中である旨が表示される。一方、電源トランス54
の二次側配線57には、二次側タップチェンジャ58が
設けられ、整流器59および平滑用コンデンサ60を介
して電源洗浄水調整手段2の中の電極板32aおよび電
極板32bならびに電極板33a、電極板33b、およ
び電極板33cに印加する電圧の調整が行われる。この
とき、洗浄モードの第3、第5工程の前に印加電圧極性
切換手段61および62を切り換えることによって逆極
性の電圧が印加され、電極板のクリーニングを行う。
【0043】
【発明の効果】本発明の食器洗い機は、上記のような構
成であるから請求項1記載の発明は、電解洗浄水調整手
段内の電極への印加電圧極性手段を設けることによっ
て、逆極性を印加することができ、電極板のクリーニン
グが可能になる。また、各々の洗浄水タンク内にフロー
トスイッチを設けることにより、洗浄水タンク内の洗浄
水の有無を検知し、洗浄水タンク内に前回の洗浄水が貯
溜している場合に逆極性の洗浄水が混入することを防ぐ
ことができる。
【0044】また、請求項2記載の発明は、電解洗浄水
生成の都度電極に逆極性の電圧を印加することにより、
電極に付着するスケールの発生を防止し、洗浄水タンク
内の貯溜水の水質を良好に保持することができる。
【0045】そして、請求項3若しくは請求項4記載の
発明は、各々の洗浄水タンク内にフロートスイッチを設
けることにより、洗浄水タンク内の洗浄水の有無を検知
し、洗浄水タンク内に前回の洗浄水が貯溜している場合
に逆極性の洗浄水が混入することを防ぐことができる。
【0046】さらに、請求項5記載の発明は、印加極性
毎に洗浄槽内に供給する各洗浄水に応じてバルブの開閉
を切り換えることにより、誤って洗浄モードに反した逆
性の洗浄水を洗い・すすぎに試用することなく効率良く
電解水洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗い機の一実施の形態を示す要部
断面図である。
【図2】図1の電解洗浄水調整手段の内部構造を示す要
部断面図である。
【図3】図1の食器洗い機の制御部を示すブロック図で
ある。
【図4】図1の食器洗い機の電気回路の構成を示す回路
図である。
【図5】図4の電解洗浄水調整部用電源回路の詳細構成
図である。
【図6】従来の食器洗い機を示す要部断面図である。
【符号の説明】
2 電解洗浄水調整手段 5,6 洗浄水タンク 7,8 洗浄水 12 洗浄槽 19,20 給水管 30 水道水 31 電解洗浄水調整部用電源回路 32a,32b 電極板 33a,33b,33c 電極板 なお、各図中同一符号は、同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 剛夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−47471(JP,A) 特開 平8−47473(JP,A) 特開 平6−319673(JP,A) 特開 平6−296572(JP,A) 実開 平7−39749(JP,U) 実開 平5−26051(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/00 - 15/46 C02F 1/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を給水する給水手段と、給水した水を
    電気分解し酸性イオン水およびアルカリ性イオン水に調
    整する電極を備えた電解洗浄水調整手段と、電気分解さ
    れた各イオン洗浄水を貯溜しておく各々に独立した洗浄
    水タンクと、食器を収納し洗浄を行う洗浄槽と、洗浄槽
    内の水を機外に排水する排水手段と、加熱ヒータで構成
    される乾燥手段を備え、酸性イオン水およびアルカリ性
    イオン水を交互に用いて洗浄および排水工程を複数回繰
    り返すことによって食器の洗浄、すすぎ、および乾燥を
    行う食器洗い機において、 前記電解洗浄水調整手段内の電極への印加電圧極性を切
    換える印加電圧極性切換手段と、 前記各々に独立した洗浄水タンクにおける各イオン洗浄
    水の有無を検知するために前記各洗浄水タンク内に設け
    られたフロートスイッチとを備え、 前記フロートスイッチの検知結果から前記各洗浄水タン
    ク内に前記各イオン洗浄水が貯留されていない場合に、
    前記印加電圧極性切換手段によって前記電極への印加電
    圧極性を切り換えること を特徴とする食器洗い機
  2. 【請求項2】 前記電解洗浄水調整手段内の電極への印
    加電圧極性は、洗浄工程上、電解洗浄水生成の都度、前
    回の電解洗浄水生成に印加した極性と逆の極性に切り換
    えることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
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