JP3315723B2 - データ復調器 - Google Patents

データ復調器

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JP3315723B2 JP19928192A JP19928192A JP3315723B2 JP 3315723 B2 JP3315723 B2 JP 3315723B2 JP 19928192 A JP19928192 A JP 19928192A JP 19928192 A JP19928192 A JP 19928192A JP 3315723 B2 JP3315723 B2 JP 3315723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PSK変調方式を採用
する通信システムの受信側で用いられるデータ復調器に
係り、特に復調データの適否判断機能を備えたデータ復
調器に関する。
【0002】
【従来の技術】PSK変調器は、例えば図3に示すよう
に構成される。図3において、データ発生器31は、被
変調信号たるデータとして例えば図3(ロ)に示す信号
1 を出力する。信号発生器32は、所定変調周波数の
信号として例えば図3(ロ)に示す信号S2 を出力す
る。その結果、両信号を乗算する乗算器33の出力に
は、図3(ロ)に示す信号S、即ち、PSK変調した信
号Sが得られる。
【0003】そして、受信入力されたPSK信号Sから
信号S1 を復調する従来のデータ復調器は、例えば図4
に示すように構成される。
【0004】図4において、PSK変調された信号S
は、(第1の)乗算器1にて(第1の)信号発生器3の
出力Iと乗算され、その乗算結果信号Aは(第1の)低
域通過ろ波器2にてろ波処理され(C)、復調データと
して図外へ出力されると共に、制御回路7に与えられ
る。
【0005】また、PSK変調された信号Sは、(第2
の)乗算器4にて(第2の)信号発生器6の出力Qと乗
算される。その乗算結果信号Bは(第2の)低域通過ろ
波器5にてろ波処理され(D)、制御回路7に与えられ
る。
【0006】ここに、信号発生器3は、信号Sの変調周
波数とほぼ等しくかつ同位相となる(第1のタイミン
グ)信号Iを発生するよう制御回路7により制御され
る。また信号発生器6は、信号Iと同一周波数で位相が
90°異なる(第2のタイミング)信号Qを発生するよ
う制御回路7により制御される。
【0007】なお、乗算器1の出力Aを入力とする低域
通過ろ波器2のろ波帯域は、信号発生器3の出力周波数
よりも充分低い周波数以下の帯域であり、また乗算器4
の出力Bを入力とする低域通過ろ波器5のろ波帯域は、
信号発生器6の出力周波数よりも充分低い周波数以下の
帯域である。
【0008】まず、両信号発生器の出力周波数及び位相
が信号Sと一致するよう制御されている同期状態では、
図5に示すような動作となる。図5(イ)は乗算器1の
系列の動作タイムチャート、図5(ロ)は乗算器4の系
列の動作タイムチャートである。
【0009】図5(イ)において、信号Iは、信号Sと
同期がとれているので、乗算器1の出力Aはほぼ送信デ
ータ(図3(ロ)のS1 )と等しい信号波形となり、こ
れをろ波処理する低域通過ろ波器2の出力Cは出力Aと
ほぼ同形の信号となり、正しい復調データが得られる。
【0010】図5(ロ)において、信号Qは、信号Iと
同一周波数で位相が90°異なるので、乗算器4の出力
Bは信号Qよりも高い周波数の信号となる。従って、信
号Bは低域通過ろ波器5で殆どろ波されるので、そのろ
波出力Dはほぼ「0」レベルの信号となる。
【0011】以上のように、信号Sと両信号発生器の出
力信号とが同期しているときは、信号Cは正しい復調デ
ータを示し、信号Dはほぼ「0」レベルとなる。
【0012】次に、信号Sと両信号発生器の出力信号と
が同期していない場合、例えば信号Sの周波数が信号
I、同Qよりも若干高くなった場合には、図6に示すよ
うな動作となる。
【0013】即ち、乗算器1の出力信号Aは、パルス幅
が順次狭くなるようなパルス幅変調を受けたような信号
となるので、これをろ波した信号Cは、最初はほぼ「+
1」レベルであるが、ここから徐々に減少して0とな
り、更に減少して「−1」レベルとなるように変化す
る。
【0014】また、乗算器4の出力信号Bは、パルス幅
が順次狭くなり、また順次広くなるようなパルス幅変調
を受けたような信号となるので、これをろ波した信号D
は、最初はほぼ「0」レべルであるが、ここから徐々に
減少し最大「−1」レベルとなり、その後徐々に増加し
て再び「0」レべルとなるように変化する。
【0015】要するに、信号Sの周波数が信号発生器3
と同6の出力周波数とがずれている場合、また周波数が
一致していても信号Sの位相が信号発生器3の出力位相
とずれている場合には、信号Dは0でない状態となる。
【0016】そこで、制御回路7は、信号Cと信号Dに
基づき、信号発生器3と同6の周波数と位相を制御し、
信号Dがほぼ「0」レベルで、信号Cが正しく復調され
たデータを示す状態(同期した状態)が継続するように
制御する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のデータ復調器では、データの復調動作のみを行うよう
構成され、得られた復調データの適否を示す信号を出力
するようにはなっていない。従って、従来では、次段の
データ処理系でデータに含まれるパリティ情報を利用し
てその得られた復調データが正しいかどうかをチェック
するようにしている。
【0018】しかし、CN比の低い伝送路のように、発
生するデータ誤りがパリティチェック可能な範囲を越え
る場合には、パリティチェックによる適否判断では判定
を誤る可能性が大きくなるという問題がある。
【0019】この問題を解決するため、受信信号強度も
測定し、信号強度が弱く誤りを生じ易い場合はデータの
復調をしないようにしたものもあるが、この方式では信
号強度は弱くとも正しくデータを復調できる場合にもデ
ータ復調できないという問題がある。
【0020】本発明の目的は、復調データと共にその復
調データの適否を示す信号を出力できるデータ復調器を
提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のデータ復調器は次の如き構成を有する。即
ち本発明のデータ復調器は、受信入力されるPSK信号
の変調周波数とほぼ等しくかつ同位相の第1のタイミン
グ信号を発生するよう制御される第1の信号発生器と;
前記第1のタイミング信号と同一周波数で位相が90
°異なる第2のタイミング信号を発生するよう制御され
る第2の信号発生器と; 受信入力されたPSK信号と
前記第1のタイミング信号との乗算をする第1の乗算器
と;前記第1の乗算器の出力をろ波処理をし復調データ
を出力する第1の低域通過ろ波器と; 前記受信入力さ
れたPSK信号と前記第2のタイミング信号との乗算を
する第2の乗算器と; 前記第2の乗算器の出力をろ波
処理する第2の低域通過ろ波器と; 前記第1及び第2
の低域通過ろ波器の出力を受けて前記第1及び第2の信
号発生器がそれぞれ所要のタイミング信号を発生するよ
う制御する制御回路と; を備えるデータ復調器におい
て; 前記第1及び第2の低域通過ろ波器の出力を受け
て前記復調データの適否を示す復調度指数を算出する演
算器;を備えたことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明のデータ復
調器の作用を説明する。本発明では、第1及び第2の低
域通過ろ波器の出力に基づき復調データの適否を示す復
調度指数を算出する演算器を備え、次段のデータ処理系
に復調データと共に当該復調データの適否を示す復調度
指数を出力する。
【0023】従って、次段のデータ処理系では、入力し
た復調データの適否を、その復調データと共に入力した
復調度指数により判断でき、正しく復調されたデータの
み利用すれば良く、処理能率の向上が図れる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係るデータ復調器を
示す。このデータ復調器は、従来例回路(図4)に演算
器8を付加したものである。以下、本発明に係る部分を
説明する。
【0025】前述したように、信号Cは復調データであ
り、同期から外れると、信号Cのレベル(絶対値)は真
の値よりも小さくなる(図6)。また信号Dは、同期し
ているときは「0」レベルの信号であり(図5
(ロ))、同期から外れると「0」レベルなら外れる部
分が生ずる(図6)信号である。
【0026】そこで、演算器8は、次の数式1で定義さ
れる復調度指数Fを信号Cと同Dに基づき演算する。
【0027】
【数1】F=1/(1+|D|/|C|)
【0028】図2を参照して復調度指数Fの意義を説明
する。図2において、時刻T4 から同T5 までは同期状
態を示すが、この期間内信号Dはほぼ「0」レベルであ
る。従って、F=1となる。
【0029】一方、時刻T5 から同T6 までは非同期状
態を示すが、この期間では信号Cはそのレベルが真の値
(「1」)から低下し、また信号Dは「0」レベルでな
くなる。従って、F<1となる。
【0030】要するに、F=1であれば、信号Cは正し
い復調データであることが示され、F<1であれば、信
号Cは正しくない復調データであることが示されるの
で、これを受けた次段のデータ処理系ではF=1である
信号Cのみを取り込めば良いことになり、データ処理系
での処理能率の向上が図れる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ復
調器によれば、第1及び第2の低域通過ろ波器の出力に
基づき復調データの適否を示す復調度指数を算出する演
算器を備え、次段のデータ処理系に復調データと共に当
該復調データの適否を示す復調度指数を出力するように
したので、次段のデータ処理系では、入力した復調デー
タの適否を、その復調データと共に入力した復調度指数
により判断でき、正しく復調されたデータのみ利用すれ
ば良く、処理能率の向上が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータ復調器の構成ブ
ロック図である。
【図2】本発明の演算器の動作説明図である。
【図3】PSK信号の説明図であり、(イ)はPSK変
調器の構成ブロック図、(ロ)は各部の信号波形図であ
る。
【図4】従来のデータ復調器の構成ブロック図である。
【図5】同期状態での動作説明図であり、(イ)は乗算
器1側の動作タイムチャート、(ロ)は乗算器4側の動
作タイムチャートである。
【図6】非同期状態での動作説明図である。
【符号の説明】
1 乗算器 2 低域通過ろ波器 3 信号発生器 4 乗算器 5 低域通過ろ波器 6 信号発生器 7 制御回路 8 演算器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信入力されるPSK信号の変調周波数
    とほぼ等しくかつ同位相の第1のタイミング信号を発生
    するよう制御される第1の信号発生器と;前記第1のタ
    イミング信号と同一周波数で位相が90°異なる第2の
    タイミング信号を発生するよう制御される第2の信号発
    生器と; 受信入力されたPSK信号と前記第1のタイ
    ミング信号との乗算をする第1の乗算器と; 前記第1
    の乗算器の出力をろ波処理をし復調データを出力する第
    1の低域通過ろ波器と; 前記受信入力されたPSK信
    号と前記第2のタイミング信号との乗算をする第2の乗
    算器と; 前記第2の乗算器の出力をろ波処理する第2
    の低域通過ろ波器と;前記第1及び第2の低域通過ろ波
    器の出力を受けて前記第1及び第2の信号発生器がそれ
    ぞれ所要のタイミング信号を発生するよう制御する制御
    回路と; を備えるデータ復調器において; 前記第1
    及び第2の低域通過ろ波器の出力を受けて前記復調デー
    タの適否を示す復調度指数を算出する演算器; を備え
    たことを特徴とするデータ復調器。
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