JP3315284B2 - 両面給紙装置 - Google Patents

両面給紙装置

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JP3315284B2
JP3315284B2 JP02036495A JP2036495A JP3315284B2 JP 3315284 B2 JP3315284 B2 JP 3315284B2 JP 02036495 A JP02036495 A JP 02036495A JP 2036495 A JP2036495 A JP 2036495A JP 3315284 B2 JP3315284 B2 JP 3315284B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機,プリンタ,
ファクシミリ等の画像形成装置に設けられ、用紙の両面
に画像を形成する際に表面に画像を形成した用紙を一旦
中間トレイにスタックし、それを再給紙することによっ
て裏面側にも画像を形成可能にする両面給紙装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このように用紙の両面に画像を形
成可能にする両面給紙装置としては、例えば特開平3−
227886号公報に記載されているものがある。この
両面給紙装置は、片面に画像が形成された用紙を、反転
ローラ(給紙ローラ)とその反転ローラの周りに沿って
設けられた反転ガイド板(上ガイド片)との間に受け入
れて、反転ローラの搬送力により回転させながら搬送し
て表裏を反転させた状態で中間トレイ上に送り込む。
【0003】その際に、用紙はその後端部が反転ガイド
板を通過してから、反転ローラとその反転ローラの外周
に圧接回転する分離ローラとに挾持された状態で停止さ
れ、その後で再給紙動作が行なわれると、反転ローラが
今度は逆回転することによって、その用紙が装置本体の
作像部に通じる搬送路に再給紙される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな反転ローラを使用して、用紙をその回りを回転させ
ることによって表裏を反転させる両面給紙装置の場合に
は、比較的小型で安価にすることができ、中間トレイも
薄型にすることができるが、用紙反転部における信頼性
の点で不安があった。例えば、反転ローラがローラ軸上
に間隔を置いて複数個固定されたローラによって構成さ
れている場合には、そのローラとローラの間に反転中の
用紙が垂れ下がってしまうと、それが原因で紙づまりが
起きたり、用紙にしわが発生したりする恐れがあった。
【0005】そこで、このような複数のローラからなる
反転ローラを有する両面給紙装置では、例えば図14の
(a)に示すように、それぞれ同一軸上で互いに隣り合
う反転ローラ64と64(図で手前と奥)の間に、中間
トレイ65上に搬送された用紙を一端側に回転自在に取
り付けられた用紙押えローラ62により押え付ける用紙
押え部材61を回動可能に取り付け、その他端側を円弧
状に形成してガイド部61aとし、そのガイド部61a
で反転ローラ64により回転されながら反転中の用紙の
内面をガイドして、用紙が紙づまりを生じたり、しわに
なったりしないようにしている。
【0006】しかしながら、このようなガイド部61a
をそれぞれ隣り合う反転ローラ64と64の間に配設す
れば、それだけ反転中の用紙は各ガイド部61aから通
紙抵抗を受けるようになるので、その通紙抵抗によって
用紙がスムーズに反転できなくなる恐れがある。また、
反転ローラ64により反転されて中間トレイ65上に送
り込まれる用紙を、用紙押え部材61が邪魔をしてしま
うこともあるという問題点もあった。
【0007】すなわち、図14の(a)において、矢示
B方向に搬送されて入口ガイド板71,72の間に搬送
された用紙は、反転ローラ64に加圧コロ63により押
し付けられ、その反転ローラ64の搬送力によって弧状
の反転ガイド板74に沿って回転されて表裏が反転され
た状態で中間トレイ65上に送り込まれる。しかしなが
ら、図14の(b)に示すように、その用紙Pは先端P
aが下側加圧ローラ66(図14の(a)参照)を通過
した後、用紙押え部材61のアーム部分の例えばb点に
接触したときには、その先端Paの進行方向が図示のよ
うに変化するので、その用紙の先端Paが中間トレイ6
5上の摩擦部材75に当接してしまって、それが用紙押
えローラ62と摩擦部材75との間を通って図で左方へ
スムーズに搬送されていかなくなることがある。
【0008】特に、その摩擦部材75は、その上に積載
された用紙を束の状態のまま再給紙可能な位置まで一括
して同図で右方へ移送できるように中間トレイ65の底
板上に貼着されいるものであって、摩擦係数(紙に対す
る)が0.5〜1.2程度の材料でできているため、そこ
に当接された用紙は中間トレイ65上へはスムーズに搬
送されにくい。
【0009】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、反転ローラにより表裏が反転されて中間
トレイへ送り込まれる用紙をスムーズに搬送して、紙づ
まりやスタック不良が生じないようにすることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、片面に画像が形成された用紙を収納する
中間トレイと、その中間トレイ内の用紙を再給紙可能な
位置まで移送する再給紙方向に前後進可能な底板と、中
間トレイに向けて搬送される用紙を回転させて表裏を反
転させる反転ローラと、その反転ローラの外周の一部に
沿って配設された用紙を円滑に誘導反転させるための反
転ガイド板と、反転ローラにより反転されて中間トレイ
上に送り込まれた用紙の再給紙時の先端側を底板上に押
圧可能な用紙押え部材とを備えた両面給紙装置におい
て、上記用紙押え部材に、上記反転ローラの外周に沿っ
て反転中の用紙の内側の面に接してその用紙をガイドす
るリブ状のガイド部を設けたものである。
【0011】また、上記両面給紙装置において、用紙押
え部材を複数設けると共にその用紙押え部材の少なくと
も一対を、使用する用紙の再給紙方向に直交する紙幅方
向の両側縁の内側にそれぞれ対応する位置に配設すると
効果的である。さらに、上記いずれかの両面給紙装置に
おいて、用紙押え部材に、その用紙押え部材のガイド部
よりも外側に突出する突起を設けるとよい。また、その
突起を設けた両面給紙装置において、反転ガイド板に、
用紙押え部材の突起を受け入れる切り欠き溝を形成し、
用紙が上記突起に接していない時はその突起が上記切り
欠き溝内に嵌入するようにするとよい。
【0012】
【作用】このように構成した両面給紙装置によれば、片
面に画像が形成されて中間トレイへ向けて搬送される用
紙は、反転ローラの外周に沿って回転されて反転する際
に、その内側の面が用紙押え部材に設けられていてリブ
状であるために通紙抵抗の小さなガイド部によってガイ
ドされながら反転されるので、その反転がスムーズに行
なわれる。したがって、紙づまりやスタック不良を防止
できる。
【0013】また、用紙押え部材を複数設けると共にそ
の用紙押え部材の一対を、使用する用紙の再給紙方向に
直交する紙幅方向の両側縁の内側にそれぞれ対応する位
置に配設すれば、反転ローラの外周に沿って反転中の用
紙は、その再給紙方向に直交する紙幅方向の両側縁の内
側部分が垂れ下がることなしに用紙押え部材のガイド部
によって確実にガイドされるので、用紙が反転ローラ側
にカールしている場合であっても、用紙の巻き込み等を
防止できる。
【0014】さらに、用紙押え部材に、その用紙押え部
材のガイド部よりも外側に突出する突起を設ければ、反
転ローラと反転ガイド板との間に進入した用紙の先端が
上記突起を押すことによって用紙押え部材を移動させる
ことができるので、その移動位置を、中間トレイへ向か
う用紙の搬送に影響を与えない位置にすれば、用紙の中
間トレイへのスムーズな進入経路を確保することができ
る。
【0015】また、その反転ガイド板に、用紙押え部材
の突起を受け入れる切り欠き溝を形成し、用紙が上記突
起に接していない時はその突起が欠き溝内に嵌入するよ
うにすれば、反転ローラと反転ガイド板との間に送り込
まれた用紙は、確実に用紙押え部材の突起を先端で押す
ようになるため、用紙押え部材を用紙の搬送に影響を与
えない位置に確実に退避させることができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例である両面
給紙装置を示す概略構成図、図2はその両面給紙装置の
両面ユニットの給紙系を拡大して示す概略構成図、図3
はその両面給紙装置が装置本体から引き出し自在な構造
になっていることを説明するための斜視図である。
【0017】この両面給紙装置は、図1に示すように用
紙収納トレイ10の上部に両面ユニット20を配設した
二段構造になっており、その用紙収納トレイ10と両面
ユニット20のいずれからも共通のピックアップローラ
2によって給紙が可能な構成になっている。そして、そ
の用紙収納トレイ10と両面ユニット20は、図3に示
すように、装置本体1の下方に形成されている開口部1
aから、それぞれ用紙搬送方向に直交する矢示A方向に
引き出し自在に装着されている。
【0018】その用紙収納トレイ10は、図1で左右の
両側面がトレイガイド11,12によって装置本体1か
ら引き出し可能に保持されている。同様に、両面ユニッ
ト20も、同図で左右の両側面がトレイガイド21,2
2によって装置本体1から引き出し可能に保持されてい
る。
【0019】両面ユニット20は、図1の矢示B方向に
送り込まれる片面に画像が形成された用紙Pを、その両
面ユニット20内で水平方向に搬送する水平搬送路23
と、その水平搬送路23の終端部に配設されてそこに搬
送される用紙PをUターンさせると共に表裏を反転させ
る反転ローラ24と、その反転された用紙Pが送り込ま
れる度に所定の位置に揃えて収納する中間トレイ25
と、その中間トレイ25上に用紙Pのスタックが完了し
た後その用紙Pを一枚ずつ再給紙して繰り出すピックア
ップローラ2等からなる給紙機構(詳しい説明は後述す
る)とによって構成されている。
【0020】中間トレイ25は、略水平状態に配設され
た固定底板25aと、その中間トレイ25内に集積され
た用紙Pをピックアップローラ2によって再給紙可能な
位置まで一括して移送するための可動底板26と、その
集積された用紙の再給紙方向に直交する紙幅方向の両側
縁の位置を整合する一対の可動フェンス27,27(図
1では手前側の図示を省略している)と、その整合され
た用紙Pの再給紙方向の先端縁の位置を揃えるストッパ
28と、支軸5を中心にして揺動可能な寄せコロ29
と、可動底板26上に送り込まれる用紙の浮き上がりや
カール等を押える用紙押え部材31等を備えている。
【0021】その用紙押え部材31は、図4に示すよう
に反転ローラ軸24a上に複数の用紙押えアーム31a
を所定の間隔を置いて揺動可能に取り付け、その各用紙
押えアーム31aの先端部に用紙押えローラ32をそれ
ぞれ回転自在に支持したものであり、その互いに隣り合
う用紙押えアーム31aと31aの間には、反転ローラ
24をそれぞれ配設し、それらを反転ローラ軸24aに
固定している。
【0022】可動底板26は、図2にその形状を拡大し
て示すように、同図で右方側に段部26aを形成してい
る。そして、その段部26aの上面となる積載用紙支持
面に、ゴム,コルク,合成樹脂等の用紙に対して所定の
摩擦を与える材料で形成した所定の摩擦係数を有する表
面が平滑なシート材33(フィルム材であってもよい)
を、図5にも示すように貼付又はコーティング処理(図
では明瞭にするためハッチングを施している)してい
る。
【0023】また、図5で下側となる後部の中央には、
その上面が段部26a上のシート材33の上面と略同一
の高さ(図2参照)になるように、所定幅のガイド部材
34を設けている。そして、そのガイド部材34の上面
の寄せコロ29が当接する部分と、段部26a側のシー
ト材33上のピックアップローラ2が当接する部分に、
シート材33に比べて摩擦係数の小さな低摩擦シート3
5,36をそれぞれ貼着等により固定する。
【0024】この可動底板26は、図2に示すソレノイ
ド45を作動させると同図で右方に所定量移動される。
すなわち、ソレノイド45を作動(オン)させると、軸
46が矢示G方向に所定量回動し、その軸46に一体に
固定されているアーム47が同方向に回動することによ
ってスライダ48が同図で右方に所定量移動される。そ
のスライダ48には、軸49を介して可動底板26が連
結されているので(図5も参照)、それが図6に示す位
置まで移動する。なお、この位置ではストッパ28が図
示のように退避位置に回動し、中間トレイ25上の用紙
Pが再給紙可能な状態になる。そして、ソレノイド45
をオフにすれば、図2に示した位置に戻る。
【0025】一方、図1に示す用紙収納トレイ10は、
両面ユニット20の中間トレイ25の下側に近接して併
設されており、両面ユニット20の給紙機構を兼ねるピ
ックアップローラ2によって、その用紙収納トレイ10
内の用紙Pを給紙できるようになっている。その用紙収
納トレイ10は、用紙Pの用紙送出端側(図1で右方
側)を底板13上に載せ、給紙方向に直交する紙幅方向
の両側縁の位置を一対のサイドフェンス14,14(図
1で手前側の図示を省略している)で、後端部をバック
フェンス15でそれぞれ位置決めする。その底板13の
下方には、モータ17によって矢示C方向に回動される
押し上げアーム16が設けられている。
【0026】次に、用紙収納トレイ10と両面ユニット
20からの給紙を兼用する給紙機構について説明する。
その給紙機構は、ピックアップローラ2(繰り出し手
段)と、上下の分離ローラ41a,41bからなる用紙
分離部と、給紙された用紙Pをユニット外の作像部に向
かう矢示E方向へ搬出する搬送路43等よって構成され
ている。そのピックアップローラ2は、用紙収納トレイ
10内の用紙を給紙するには図1に示す位置に移動し、
中間トレイ25内の用紙Pを再給紙する際には図6に示
す位置に移動する。
【0027】ところで、この両面給紙装置は、片面に画
像が形成された用紙を反転ローラ24で表裏を反転させ
て両面ユニット20の中間トレイ25上に送り込む際
に、その用紙が紙づまりを生じたり、スタック不良にな
ったりしないようにする工夫が、用紙押え部材31にな
されている。すなわち、用紙押え部材31は、図7及び
図8に明示するように、両側の用紙押えアーム31a,
31aに、図7に示すように反転ローラ24の外周に沿
って反転中の用紙Pの内側の面Pinに接してその用紙P
をガイドするリブ状のガイド部31b,31bをそれぞ
れ設けている。
【0028】そして、その円弧状のガイド部31bの回
動中心(反転ローラ軸24aの中心になる)からの距離
R1 を、反転ローラ24の半径R2 に略等しくしてい
る。このようにすることによって、片面に画像が形成さ
れて反転ローラ24により反転されながら中間トレイ2
5(図1)に向けて搬送される用紙Pは内側の面Pin
が、その反転時に両側の用紙押えアーム31a,31a
にそれぞれ形成されているリブ状のガイド部31b,3
1bにのみ接触しながらガイドされるので、その用紙反
転時の通紙抵抗を大幅に減少させることができる。した
がって、片面に画像が形成された用紙を反転させて、そ
れを中間トレイへ積載する際の紙づまりやスタック不良
を防止することができる。
【0029】図9は異なる両面給紙装置の実施例の反転
ローラ付近を示す正面図である。この両面給紙装置は、
複数の用紙押え部材31A〜31Dのうち一対の用紙押
え部材31A,31Dの反転ローラ軸24a上への取り
付け位置を、この両面給紙装置で使用可能な幅WL の大
サイズの用紙を使用した際に、その用紙の再給紙方向に
直交する紙幅方向の両側縁の内側にそれぞれ位置するよ
うに配設している。
【0030】したがって、当然のことながら、その用紙
押え部材31A,31Dのそれぞれ外側の用紙押えアー
ム31aのガイド部31b,31bが、両面ユニットに
送り込まれる用紙の両側縁の若干内側をガイドする。ま
た、用紙押え部材31B,31Cの反転ローラ軸24a
上への取り付け位置を、この両面給紙装置で使用する幅
WS の小サイズの用紙を使用した際に、その用紙の再給
紙方向に直交する紙幅方向の両側縁の内側にそれぞれ位
置するように配設している。
【0031】したがって、その用紙押え部材31B,3
1Cのそれぞれ外側の用紙押えアーム31aのガイド部
31b,31bが、両面ユニットに送り込まれる上記小
サイズの用紙の両側縁の若干内側をガイドする。このよ
うにすることによって、上記のような大サイズと小サイ
ズの用紙を使用しても、そのいずれの場合においても用
紙の両側縁を用紙押えアーム31aのそれぞれリブ状の
ガイド部31bによってガイドすることができるので、
用紙がたとえ内側にカールしている場合であっても、そ
の用紙の上記両側縁が反転ローラ軸24aに近づく方向
に垂れ下がったり、反転ローラ24に巻き込まれたりす
るのを防止することができる。
【0032】図10は異なる形状の用紙押えアームの例
を示す斜視図、図11,図12はその作用説明に供する
概略図である。この実施例による用紙押え部材31′
は、図10に示すようにその用紙押え部材31′に、ガ
イド部31bよりも外側に突出する突起31cを、左右
のリブ状のガイド部31bと31bの中間に形成してい
る。
【0033】このようにすると、図11に示すように矢
示B方向に搬送されて入口ガイド板51,52により案
内された用紙Pは、反転部の反転ローラ24とその外周
面に加圧されている加圧コロ53とによる搬送力によっ
て、その先端が反転ローラ24の外周面に沿って部分的
に配設されている反転ガイド板54に案内されながら反
転ローラ24の回りを回転するように搬送される。
【0034】その用紙Pは、反転ローラ24の回りを反
転する際に、その先端が用紙押え部材31′のガイド部
31bよりも外側に突出する突起31cを図示のように
押すため、用紙押え部材31′が反転ローラ軸24aを
中心にして図12に示すように時計回り方向に揺動す
る。それによって、用紙押え部材31′の用紙押えロー
ラ32が取り付けられている先端側が可動底板26から
離れる方向に所定量回動して退避する。したがって、用
紙Pの先端が、可動底板26に対して緩やかな角度にな
る矢示F方向に向けて進行できる通路が形成される。
【0035】そして、その用紙押え部材31′は、用紙
Pが突起31cの部分を通過している間は上記の位置が
保たれたままであり、用紙Pの後端がその突起31cの
部分を通過すると、自重により図11に示した位置に再
び降下して、可動底板26上のガイド部材34とシート
材33の上にスタックされた用紙Pの後端を用紙押えロ
ーラ32により押える。
【0036】図13は反転ガイド板に用紙押え部材の突
起を受け入れる切り欠き溝を形成した実施例を示す斜視
図である。この実施例は、図10乃至図12で説明した
実施例に対し、反転ガイド板54に用紙押え部材31′
の突起31cを受け入れる切り欠き溝54aを形成し、
用紙が突起31cに接していない時はその突起31cが
切り欠き溝54a内に嵌入し、その突起31cと反転ガ
イド板54とがオーバーラップするようにしている。こ
のようにすれば、反転ローラ24と反転ガイド板54と
の間に送り込まれた用紙は、確実に用紙押え部材31′
の突起31cを先端で押すようになるため、用紙押え部
材31′が図12で説明した所定量回動することによっ
て退避する位置に確実に移動する。
【0037】なお、突起31cは、用紙押え部材31′
の左右のリブ状のガイド部31bと31bの中間に形成
する以外に、そのガイド部31bに同様な形状で直接形
成するようにしてもよい。そして、それは左右のガイド
部31bの何れか一方であっても、両方であってもよ
い。また、図1の実施例では、用紙分離部に上下方向に
分離ローラ41aと41bを互いに圧接させた対のロー
ラを使用したタイプのものを一例として示したが、用紙
分離部としてはローラを使用するもの以外に、既存のフ
リクションパッド等を使用したものや、それ以外の各種
方式のものを使用してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、中間トレイへ向けて搬送される用紙を、反転ローラ
の外周に沿って反転させる際にその内側の面を用紙押え
部材の通紙抵抗が小さいリブ状のガイド部によってガイ
ドするので、スムーズな反転ができるため紙づまりやス
タック不良を防止できる。
【0039】また、用紙押え部材を複数設けると共にそ
の用紙押え部材の少なくとも一対を、使用する用紙の再
給紙方向に直交する紙幅方向の両側縁の内側にそれぞれ
対応する位置に配設すれば、反転ローラの外周に沿って
反転中の用紙は、再給紙方向に直交する紙幅方向の両側
縁の内側部分が用紙押え部材のガイド部によって確実に
ガイドされて垂れ下がりが防止されるので、用紙がカー
ルしている場合でもそれが反転ローラやその他の部分に
巻き込まれないようにすることができる。
【0040】さらに、用紙押え部材に、その用紙押え部
材のガイド部よりも外側に突出する突起を設ければ、反
転ローラの外周に沿って反転中の用紙が突起を押すこと
によって用紙押え部材を用紙の搬送路から待避させるこ
とができるので、用紙の中間トレイへの進入時の信頼性
を向上させることができる。
【0041】また、その反転ガイド板に、用紙押え部材
の突起を受け入れる切り欠き溝を形成し、用紙が上記突
起に接していない時はその突起が切り欠き溝内に嵌入す
るようにすれば、反転ローラと反転ガイド板との間に送
り込まれた用紙は、確実に用紙押え部材の突起を先端で
押すようになるので、用紙を中間トレイへ搬送する際に
用紙押え部材を用紙の搬送路から退避させるのに、別に
退避機構を設けなくて済むため、その分だけ機構を簡単
にすることができると共にコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である両面給紙装置を示す
概略構成図である。
【図2】同じくその両面給紙装置の両面ユニットの給紙
系を拡大して示す概略構成図である。
【図3】同じくその両面給紙装置が装置本体から引き出
し自在な構造になっていることを説明するための斜視図
である。
【図4】図2の両面ユニットの用紙反転部に設けられて
いる用紙押え部材31と反転ローラ24を示す斜視図で
ある。
【図5】同じくその両面ユニットの用紙送出端側に配設
されている可動底板とその付近を示す平面図である。
【図6】同じくその可動底板上に積載された用紙を再給
紙が可能な位置まで移動させた状態を示す概略図であ
る。
【図7】図4の用紙押え部材31の詳細形状を反転ロー
ラ24と共に示す拡大斜視図である。
【図8】同じくその用紙押え部材31を斜め下側から見
た斜視図である。
【図9】異なる両面給紙装置の実施例の反転ローラ付近
を示す正面図である。
【図10】異なる形状の用紙押えアームの例を示す斜視
図である。
【図11】同じくその用紙押えアームの作用説明に供す
る概略図である。
【図12】その図11の後の動作段階を説明するための
概略図である。
【図13】反転ガイド板に用紙押え部材の突起を受け入
れる切り欠き溝を形成した実施例を示す斜視図である。
【図14】従来の用紙押え部材を有する両面給紙装置の
用紙反転部付近を示す概略図である。
【符号の説明】
10:用紙収納トレイ 20:両面ユニット 24:反転ローラ 25:中間トレイ 25a:固定底板 26:可動底板 31,31′:用紙押え部材 31b:ガイド部 31c:突起 54:反転ガイド板 54a:切り欠き溝 P:用紙

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に画像が形成された用紙を収納する
    中間トレイと、その中間トレイ内の用紙を再給紙可能な
    位置まで移送する再給紙方向に前後進可能な底板と、前
    記中間トレイに向けて搬送される用紙を回転させて表裏
    を反転させる反転ローラと、該反転ローラの外周の一部
    に沿って配設された用紙を円滑に誘導反転させるための
    反転ガイド板と、前記反転ローラにより反転されて前記
    中間トレイ上に送り込まれた用紙の再給紙時の先端側を
    前記底板上に押圧可能な用紙押え部材とを備えた両面給
    紙装置において、 前記用紙押え部材に、前記反転ローラの外周に沿って反
    転中の用紙の内側の面に接して該用紙をガイドするリブ
    状のガイド部を設けたことを特徴とする両面給紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の両面給紙装置において、
    前記用紙押え部材を複数設けると共にその用紙押え部材
    の少なくとも一対を、使用する用紙の再給紙方向に直交
    する紙幅方向の両側縁の内側にそれぞれ対応する位置に
    配設したことを特徴とする両面給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の両面給紙装置にお
    いて、前記用紙押え部材に、該用紙押え部材のガイド部
    よりも外側に突出する突起を設けたことを特徴とする両
    面給紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の両面給紙装置において、
    前記反転ガイド板に、前記用紙押え部材の突起を受け入
    れる切り欠き溝を形成し、用紙が前記突起に接していな
    い時は該突起が前記切り欠き溝内に嵌入するようにした
    ことを特徴とする両面給紙装置。
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