JP3315026B2 - 床材の位置決め装置 - Google Patents

床材の位置決め装置

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JP3315026B2
JP3315026B2 JP24810395A JP24810395A JP3315026B2 JP 3315026 B2 JP3315026 B2 JP 3315026B2 JP 24810395 A JP24810395 A JP 24810395A JP 24810395 A JP24810395 A JP 24810395A JP 3315026 B2 JP3315026 B2 JP 3315026B2
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清美 田川
英臣 山本
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床材の位置決め
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、床スラブ上に多数の支柱を介して
床材(フリーアクセスフロア)が敷設される二重床にお
いて、床材を敷設する際に予め床スラブの上面に碁盤目
の墨出しを行ない、その墨を基準線として多数の支柱を
位置決めしていく方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に碁盤目の墨出しを行なって床材を敷設していく工法で
は、墨出しの縦横の寸法を正確に合わせなければなら
ず、非常に精度の要る複雑な作業が要求され、床材の敷
設スピードが遅くなるという問題がある。本発明は、上
記点に鑑みてなされたもので、床材の支柱を正確な位置
に精度良く且つ素早く敷設することを課題とし、更に、
少ない種類の位置決め部材を用いて床材の敷設スピード
をより早めることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、床スラブ8上に床材2の複数の支柱6を
位置決めするための位置決め装置であって、縦横格子状
に連結される矩形状の枠体9より成る位置決め部材1A
〜1Cを有し、該位置決め部材1A〜1Cは、四隅のう
ち隣合う二隅に雄型係合部10を備え且つ残りの二隅に
該雄型係合部10に対応する雌型係合部11を備えた第
1の位置決め部材1Aと、四隅のうち三隅に雄型係合部
10を備え且つ残りの一隅に雌型係合部11を備えた第
2の位置決め部材1Bと、四隅に雄型係合部10を備え
た第3の位置決め部材1Cとで構成され、上記各雄型係
合部10は枠体9の上面に向けて突出したピン10aか
らなり、上記各雌型係合部11は枠体9に穿設されたピ
ン孔11aからなり、ピン10aの突出高さがピン孔1
1aに挿通できる寸法に設定されると共に、ピン10a
とピン孔11aとの嵌合によって各位置決め部材1A〜
1Cを縦横格子状に連結した状態で床スラブ8の上面に
敷設できるようになっていることを特徴としており、こ
のように構成することで、基本的な基準線20だけを床
材2の敷設場所である床スラブ8の上面に引き、これを
基準に最初に第3の位置決め部材1Cと第1の位置決め
部材1Aとを千鳥状に配して両者1A,1Cの互いに突
き合わされるピン10aピン孔11aとを係合させる
ことで、第1及び第2の位置決め部材1A,1Cを縦横
格子状に位置決めでき、最後に位置決め部材1A,1C
の外周縁を複数の第2の位置決め部材1Bで囲み、第2
の位置決め部材1Bの一隅のピン孔11aに第1又は第
2の位置決め部材1A,1Cのピン10aを係合させる
ことで、すべての位置決め部材1A〜1Cを縦横格子状
に並べて位置決めできる。従って、3種類の位置決め部
材1A〜1Cを縦横格子状に並べていくという簡単な作
業でありながら、位置決め部材1A〜1Cを利用して床
材2の支柱6を精度良く且つ素早く敷設することができ
る。
【0005】また本発明は、床スラブ8上に床材2の複
数の支柱6を位置決めするための位置決め装置であっ
て、縦横格子状に連結される矩形状の枠体9より成る位
置決め部材1A,1Bを有し、該位置決め部材1A,1
Bは、四隅のうち対角線上の二隅に雄型係合部10を備
え且つ残りの二隅に該雄型係合部10に対応する雌型係
合部11を備えた第1の位置決め部材1Aと、四隅のう
ち三隅に雄型係合部10を備え且つ残りの一隅に雌型係
合部11を備えた第2の位置決め部材1Bとで構成さ
、上記各雄型係合部10は枠体9の上面に向けて突出
したピン10aからなり、上記各雌型係合部11は枠体
9に穿設されたピン孔11aからなり、ピン10aの突
出高さがピン孔11aに挿通できる寸法に設定されると
共に、ピン10aとピン孔11aとの嵌合によって各位
置決め部材1A〜1Cを縦横格子状に連結した状態で床
スラブ8の上面に敷設できるようになっていることを特
徴としており、このように構成することで、基本的な基
準線20だけを床材2の敷設場所である床スラブ8の上
面に引き、これを基準に最初に複数の第1の位置決め部
材1Aのみを、隣接する一方の位置決め部材1Aのピン
10aと他方のピン孔11aとを突き合わさせるように
して千鳥状に配し、ピン10aピン孔11aとを係合
させてすべての第1の位置決め部材1Aを縦横格子状に
位置決めし、最後に第1の位置決め部材1Aの外周縁を
複数の第2の位置決め部材1Bで囲み、第2の位置決め
部材1Bの一隅のピン孔11aに第1の位置決め部材1
Aのピン10aを係合させることで、すべての位置決め
部材1A,1Bを縦横格子状に並べて位置決めできる。
従って、2種類の位置決め部材1A,1Bを縦横格子状
に並べていくという簡単な作業だけでありながら、位置
決め部材1A,1Bを利用して床材2の支柱6を精度良
く且つ素早く敷設することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例と
して、溝配線方式を採用した床材2(フリーアクセスフ
ロア)の位置決め装置1を説明する。この床材2は、図
2及び図3に示すように、正方形状の本体パネル3と、
本体パネル3間に形成される十字状の配線用の溝部5を
覆う溝蓋パネル4とで構成されると共に、この溝蓋パネ
ル4は、溝部5のストレート部に対応する長方形のスト
レートパネル4aと、クロス部に対応する正方形のクロ
スパネル4bとを備えている。
【0007】上記本体パネル3、ストレートパネル4a
及びクロスパネル4bは、位置決め装置1にて位置決め
される支柱ブロック7を介して床スラブ8上に支持され
る。先ず位置決め装置1は、図1に示すように、同じ長
さを有する4本の枠片9aを正方形に組立てた枠体9よ
り成る位置決め部材1A〜1Cを備えている。本実施形
態では、3種類の位置決め部材1A〜1Cが用いられ
る。第1の位置決め部材1Aは、四墨のうちの二隅に雄
型係合部10であるピン10aが夫々突設されていると
共に、残りの他の二隅に該雄型係合部10に対応する雌
型係合部11であるピン孔11aが夫々穿設されてい
る。第2の位置決め部材1Bは、四墨のうちの三隅にピ
ン10aが夫々突設されていると共に、残りの他の一隅
にピン孔11aが穿設されている。第3の位置決め部材
1Cは四隅のすべてにピン10aが突設されている。そ
して、各位置決め部材1A〜1Cのピン10aは、枠体
9の上面に向けて突出しており、その突出高さはピン孔
11aに確実に挿通できる寸法に設定されると共に、こ
れらピン10aとピン孔11aとの嵌合によって各位置
決め部材1A〜1Cを縦横格子状に連結した状態で床ス
ラブ8の上面に敷設できるようになっている。
【0008】また、支柱ブロック7は、上記位置決め部
材1A〜1Cの交差部分に位置決めされる矩形板状のベ
ース部12を有し、このベース部12の下面には位置決
め部材1A〜1Cの枠片9aが嵌め込まれる平面視十字
状の凹溝13が凹設されていると共に、ベース部12の
中央部には位置決め部材1A〜1Cのピン10aが挿入
される位置決め用孔14が穿設されている。このベース
部12の上面の四隅には同じ高さの4本の支柱6が立設
されている。各支柱6の上端面には本体パネル3、スト
レートパネル4a及びクロスパネル4bの各コーナ部が
載置されるパネル載置面15となっており、このパネル
載置面15の中央にパネル位置決め用凸部16が突設さ
れている。この位置決め凸部16の高さは各パネル3,
4a,4bの厚みと同等或いはそれ以下に設定してあ
る。
【0009】次に、上記床材2の施工例の一例を説明す
る。先ず図4(b)に示すように、清掃した床スラブ8
の上面に十字状に基準線20を引き、これを基準として
図4(a)〜(c)に示す第1〜第3の位置決め部材1
A〜1Cのうち、第3の位置決め部材1Cと第1の位置
決め部材1Aとを用いて、図4(d)に示す,……
の箇所に第3の位置決め部材1C、図4(e)に示す
,……の箇所に第1の位置決め部材1Aを夫々配置
し、→→→……の順に千鳥状に敷設していく。
このとき、第1の位置決め部材1Aの二隅のピン孔11
aを第3の位置決め部材1C側に向けることで、図5の
ように第3の位置決め部材1Cのピン10aを第1の位
置決め部材1Aのピン孔11aに挿通させて、位置決め
部材1A,1C同士を互いに連結できる。従って、例え
ば図6(a)に示す〜で示す箇所に第3の位置決め
部材1Cと第1の位置決め部材1Aとを縦方向に一列に
配置でき、更に図6(b)に示す……の箇所に第1の
位置決め部材1Aを配置して位置決め部材1Aを左右に
広げていくことができる。そして図7(a)に示すよう
に、上下のボーダー部21まで第1及び第3の位置決め
部材1A,1Cを敷設した後に、最後に位置決め部材1
A,1Cの外周縁を複数の第2の位置決め部材1Bで囲
み、第2の位置決め部材1Bの一隅の雌型係合部11に
第1又は第2の位置決め部材1A,1Cの雌型係合部1
1を係合させることで、すべての位置決め部材1A〜1
Cを縦横格子状に並べて位置決めできる。
【0010】こうして位置決め部材1A〜1Cを縦横格
子状に敷設した後に、図7(b)に示す位置決め部材1
A〜1Cの各交差部分に支柱ブロック7を配置する。こ
のとき、支柱ブロック7のベース部12の凹溝13に位
置決め部材1A〜1Cの枠体9の交差部分を嵌め込み、
且つ、ベース部12の中央部の位置決め用孔14に位置
決め部材1A〜1Cのいずれか1つのピン10aを挿通
させることで、支柱ブロック7を位置決め部材1A〜1
Cの交差部分に精度良く位置決めすることができる。さ
らに図8に示す支柱ブロック7間の白抜き部分に本体パ
ネル3を嵌め込んで敷設し、次いで図8(b)に示すよ
うに上下左右のボーダー部21の処理を行なった後に、
図9(a)に示す支柱ブロック7間の斜線部分に溝蓋パ
ネル4(ストレートパネル4a、クロスパネル4b)を
嵌め込んで敷設する。このとき、本体パネル3、ストレ
ートパネル4a及びクロスパネル4bを支柱ブロック7
で支持する場合、各パネル3,4a,4bの互いに突き
合わされるコーナ部を支柱6の上端のパネル載置面15
に載置して位置決め用凸部16を介して隙間なく突き合
わせることができ、各支柱6にて各パネル3,4a,4
bを確実に支持することができると共に、該位置決め用
凸部16は各パネル3,4a,4bの上面より上方に突
出しない高さに形成されているので、パネル表面に凸部
16による凹凸が生じることもない。最後に、図9
(b)に示すように、各パネル3,4a,4bの上にタ
イルカーペット40を貼って施工を終了する。
【0011】上記のように、基本的な基準線20だけを
床材2の敷設場所である床スラブ8の上面に引き、これ
を基準に3種類の位置決め部材1A〜1Cを縦横格子状
に並べていくという簡単な作業でありながら、本体パネ
ル3及び溝蓋パネル4から成る床材2の支柱6を精度良
く設置することができる。従って、従来のような碁盤目
の墨出しを行なったり、墨出しの縦横の寸法を正確に合
わしたりする複雑な作業と比較して簡単な作業で済み、
しかも3種類の位置決め部材1A〜1Cを組み合わせる
だけでよいので、部材の合理化を図ることができると共
に、たとえ大面積の床施工であっても、複数の支柱ブロ
ック7を正確な位置に精度良く且つ素早く敷設できるの
で、結果として床材2の敷設スピードを早めることがで
きる。さらに、1個の支柱ブロック7に4本の支柱6を
一体化してあるので、部品点数が減り、支柱6の現場へ
の運搬、取扱い性も容易となる。
【0012】本発明の他の実施形態を図10〜図14に
示す。この実施形態では、図10に示すように、位置決
め装置1を2種類の位置決め部材1A,1B、即ち、四
隅のうち対角線上の二隅に雄型係合部10であるピン1
0aを備え且つ残りの二隅に該ピン10aに対応する雌
型係合部11であるピン孔11aを備えた第1の位置決
め部材1Aと、四隅のうち三隅にピン10aを備え且つ
残りの一隅にピン孔11aを備えた第2の位置決め部材
1Bとで構成したものである。他の構成は図1〜図3の
実施形態と同様である。
【0013】従って、床材2を施工するにあたっては、
図11(b)に示すように、清掃した床スラブ8の上面
に十字状に基準線20を引き、これを基準として図11
(a)(b)に示す第1及び第2の位置決め部材1A,
1Bのうち、第1の位置決め部材1Aのみを用いて図1
1(c)に示す→→→……の順に千鳥状に敷設
していく。このとき、隣接する一方の第1の位置決め部
材1Aのピン10aに他方の第1の位置決め部材1Aの
ピン孔11aを対応させるようにして第1の位置決め部
材1A同士を互いに連結する。このようにして図12
(a)に示す〜で示す箇所に第1の位置決め部材1
Aを縦方向の一列に配置でき、さらに図12(b)に示
す……の箇所に第1の位置決め部材1Aを配置して位
置決め部材1Aを左右に広げていくことができる。そし
て、図13(a)に示すように、上下のボーダー部21
まで第1の位置決め部材1Aを敷設した後に、最後に第
1の位置決め部材1Aの外周縁を複数の第2の位置決め
部材1Bで囲み、第2の位置決め部材1Bの一隅の雌型
係合部11に第1の位置決め部材1Aの雄型係合部10
を係合させることで、すべての位置決め部材1A,1B
を縦横格子状に並べて位置決めできる。尚、位置決め部
材1A,1Bを縦横格子状に敷設した後に、図13
(b)に示す位置決め部材1A,1Bの各交差部分に支
柱ブロック7を夫々嵌め込んで位置決めする点、図14
(a)に示す支柱ブロック7間の白抜き部分に本体パネ
ル3を嵌め込んで敷設し、図14(b)に示すように上
下左右のボーダー部21の処理を行なった後に、図15
(a)に示す支柱ブロック7間の斜線部分に溝蓋パネル
4(ストレートパネル4a、クロスパネル4b)を嵌め
込んで敷設する点、更に図15(b)に示すように、各
パネル3,4a,4bの上にタイルカーペットを貼る点
は、前記実施形態と同様である。
【0014】従って、基本的な基準線20だけを床材2
の敷設場所である床スラブ8の上面に引き、これを基準
に位置決め部材1A,1Bを縦横格子状に並べていくと
いう簡単な作業だけでありながら、床材2の支柱6を精
度良く設置することができ、しかも、3種類の位置決め
部材1A,1Bを用いた前記実施形態と比較して、2種
類の位置決め部材1A,1Bの組み合わせで済むので、
部材の一層の合理化が図られると共に、床材2の敷設ス
ピートを一段と早めることができるものである。
【0015】上記各実施形態では、床材2を本体パネル
3と配線用の溝蓋パネル4とで構成したが、溝配線を行
なわない場合には、溝部5及び溝蓋パネル4を省略する
ことも可能である。また、雄型係合部10としてピン1
0a、雌型係合部11としてピン孔11aを例示した
が、これに限定されるものではなく、凹凸嵌合できる構
造を広く含むものである。また基準線20の形状も十字
状に限定されるものではなく、床材1の敷設態様に応じ
た最適な形状を適宜選択できるものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、床スラブ上に床材の複数の支柱を位置決めするた
めの位置決め装置であって、縦横格子状に連結される矩
形状の枠体より成る位置決め部材を有し、該位置決め部
材は、四隅のうち隣合う二隅に雄型係合部を備え且つ残
りの二隅に該雄型係合部に対応する雌型係合部を備えた
第1の位置決め部材と、四隅のうち三隅に雄型係合部を
備え且つ残りの一隅に雌型係合部を備えた第2の位置決
め部材と、四隅に雄型係合部を備えた第3の位置決め部
材とで構成され、上記各雄型係合部は枠体の上面に向け
て突出したピンからなり、上記各雌型係合部は枠体に穿
設されたピン孔からなり、ピンの突出高さがピン孔に挿
通できる寸法に設定されると共に、ピンとピン孔との嵌
合によって各位置決め部材を縦横格子状に連結した状態
で床スラブの上面に敷設できるようになっているから、
基本的な基準線だけを床材の敷設場所である床スラブの
上面に引き、これを基準に最初に第1及び第3の位置決
め部材を縦横格子状に位置決めし、最後にこれら第1又
は第2の位置決め部材の外周縁を複数の第2の位置決め
部材で囲むことで、すべての位置決め部材を縦横格子状
に並べて位置決めできると共に、ピンをピン孔に挿通さ
せることで、位置決め部材同士を互いに連結できる。
って、3種類の位置決め部材を縦横格子状に並べていく
という簡単な作業でありながら、床材を精度良く且つ素
早く敷設することができるので、従来のような碁盤目の
墨出しを行なったり、墨出しの縦横の寸法を正確に合わ
したりする複雑な作業と比較して簡単な作業で済み、し
かも3種類の位置決め部材を組み合わせるだけでよいの
で、部材の合理化を図ることができると共に、たとえ大
面積の床施工であっても、3種類の位置決め部材を利用
して床材の支柱を正確な位置に精度良く且つ素早く敷設
できるので、結果として床材の敷設スピードを早めるこ
とができるものである。
【0017】また請求項2記載の発明は、床スラブ上に
床材の複数の支柱を位置決めするための位置決め装置で
あって、縦横格子状に連結される矩形状の枠体より成る
位置決め部材を有し、該位置決め部材は、四隅のうち対
角線上の二隅に雄型係合部を備え且つ残りの二隅に該雄
型係合部に対応する雌型係合部を備えた第1の位置決め
部材と、四隅のうち三隅に雄型係合部を備え且つ残りの
一隅に雌型係合部を備えた第2の位置決め部材とで構成
され、上記各雄型係合部は、枠体の上面に向けて突出し
たピンからなり、上記各雌型係合部は枠体に穿設された
ピン孔からなり、ピンの突出高さがピン孔に挿通できる
寸法に設定されると共に、ピンとピン孔との嵌合によっ
て各位置決め部材を縦横格子状に連結した状態で床スラ
ブの上面に敷設できるようになっているから、基本的な
基準線だけを床材の敷設場所である床スラブの上面に引
き、これを基準に最初に複数の第1の位置決め部材のみ
を縦横格子状に位置決めし、最後に第1の位置決め部材
の外周縁を複数の第2の位置決め部材で囲むことで、す
べての位置決め部材を縦横格子状に並べて位置決めでき
と共に、ピンをピン孔に挿通させることで、位置決め
部材同士を互いに連結できる。従って、2種類の位置決
め部材を縦横格子状に並べていくという簡単な作業だけ
でありながら、床材の支柱を精度良く且つ素早く敷設す
ることができるので、従来のような碁盤目の墨出しを行
なったり、墨出しの縦横の寸法を正確に合わしたりする
複雑な作業と比較して簡単な作業で済み、しかも2種類
の位置決め部材を組み合わせるだけでよいので、部材の
一層の合理化を図ることができると共に、たとえ大面積
の床施工であっても、2種類の位置決め部材を利用して
床材の支柱を正確な位置に精度良く且つ素早く敷設でき
るので、結果として床材の敷設スピードを一段と早める
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の実施形態の一例の位
置決め部材を示す斜視図である。
【図2】同上の本体パネルと溝蓋パネルの敷設状態を説
明する斜視図である。
【図3】(a)〜(c)は同上の支柱ブロックによる床
材の支持状態を説明する平面図、正面図及び側面図であ
る。
【図4】(a)〜(c)は第1〜第3の位置決め部材の
模式図、(d)は基準線の説明図、(e)は位置決め部
材の敷設順序を説明する模式図である。
【図5】(a)(b)は同上のピンとピン孔との嵌合動
作を説明する斜視図である。
【図6】(a)は同上の位置決め部材の縦方向への敷設
順序を説明する模式図、(b)は位置決め部材の横方向
への敷設順序を説明する模式図である。
【図7】(a)は上下のボーダー部まで敷設した状態を
示す模式図、(b)は位置決め部材と支柱ブロックの位
置関係を説明する模式図である。
【図8】(a)は位置決め部材と本体パネルの位置関係
を説明する模式図、(b)はボーダー処理を施した状態
を説明する模式図である。
【図9】(a)は位置決め部材と本体パネルと溝蓋パネ
ルとの位置関係を説明する模式図、(b)はタイルカー
ペットを貼った状態を説明する模式図である。
【図10】(a)(b)は本発明の他の実施形態の位置
決め部材を示す斜視図である。
【図11】(a)(b)は同上の第1及び第2の位置決
め部材の模式図、(c)は基準線の説明図、(d)は位
置決め部材の敷設順序を説明する模式図である。
【図12】(a)は同上の位置決め部材の縦方向への敷
設順序を説明する模式図、(b)は位置決め部材の横方
向への敷設順序を説明する模式図である。
【図13】(a)は上下のボーダー部まで敷設した状態
を示す模式図、(b)は位置決め部材と支柱ブロックの
位置関係を説明する模式図である。
【図14】(a)は同上の位置決め部材と本体パネルの
位置関係を説明する模式図、(b)はボーダー処理を施
した状態を説明する模式図である。
【図15】(a)は同上の位置決め部材と本体パネルと
溝蓋パネルとの位置関係を説明する模式図、(b)はタ
イルカーペットを貼った状態を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 位置決め装置 1A〜1C 位置決め部材 2 床材 6 支柱 8 床スラブ 9 枠体 10 雄型係合部 11 雌型係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024 606

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブ上に床材の複数の支柱を位置決
    めするための位置決め装置であって、縦横格子状に連結
    される矩形状の枠体より成る位置決め部材を有し、該位
    置決め部材は、四隅のうち隣合う二隅に雄型係合部を備
    え且つ残りの二隅に該雄型係合部に対応する雌型係合部
    を備えた第1の位置決め部材と、四隅のうち三隅に雄型
    係合部を備え且つ残りの一隅に雌型係合部を備えた第2
    の位置決め部材と、四隅に雄型係合部を備えた第3の位
    置決め部材とで構成され、上記各雄型係合部は枠体の上
    面に向けて突出したピンからなり、上記各雌型係合部は
    枠体に穿設されたピン孔からなり、ピンの突出高さがピ
    ン孔に挿通できる寸法に設定されると共に、ピンとピン
    孔との嵌合によって各位置決め部材を縦横格子状に連結
    した状態で床スラブの上面に敷設できるようになってい
    ることを特徴とする床材の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 床スラブ上に床材の複数の支柱を位置決
    めするための位置決め装置であって、縦横格子状に連結
    される矩形状の枠体より成る位置決め部材を有し、該位
    置決め部材は、四隅のうち対角線上の二隅に雄型係合部
    を備え且つ残りの二隅に該雄型係合部に対応する雌型係
    合部を備えた第1の位置決め部材と、四隅のうち三隅に
    雄型係合部を備え且つ残りの一隅に雌型係合部を備えた
    第2の位置決め部材とで構成され、上記各雄型係合部
    は、枠体の上面に向けて突出したピンからなり、上記各
    雌型係合部は枠体に穿設されたピン孔からなり、ピンの
    突出高さがピン孔に挿通できる寸法に設定されると共
    に、ピンとピン孔との嵌合によって各位置決め部材を縦
    横格子状に連結した状態で床スラブの上面に敷設できる
    ようになっていることを特徴とする床材の位置決め装
    置。
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