JP3315008B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP3315008B2
JP3315008B2 JP14679694A JP14679694A JP3315008B2 JP 3315008 B2 JP3315008 B2 JP 3315008B2 JP 14679694 A JP14679694 A JP 14679694A JP 14679694 A JP14679694 A JP 14679694A JP 3315008 B2 JP3315008 B2 JP 3315008B2
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    • H05B41/2882Load circuits; Control thereof the control resulting from an action on the static converter
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定常点灯時に高圧放電
灯をランプ力率が略1.0となるようにして点灯する放
電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧放電灯は大光束が得られる点光源で
あり、寿命が長いという特長を有しているので、最近屋
内( 特に店舗等) で用いられるようになっている。この
ように高圧放電灯を屋内で使用する場合には、安定器と
しては軽量で小形のものが要求される。この要求を満足
するためには、一般的には放電灯点灯装置の電子回路化
が考えられ、最近では一部において商品化された例もあ
る。
【0003】ところで、上記電子回路化された所謂電子
式の放電灯点灯装置は、従来のトランスやチョークコイ
ルを用いた所謂銅鉄式のものに比べるといくつかの特長
がある。ここで、ランプ力率について見ると、従来の所
謂銅鉄式の放電灯点灯装置の場合、約0.7〜0.9で
あるのに対して、所謂電子式の放電灯点灯装置では、そ
の殆どのものが略1.0となっており、これは電子式の
放電灯点灯装置の大きな特長の一つである。つまり、高
圧放電灯が同じ管電力を消費する場合の管電圧と管電流
が上記夫々の方式毎に異なり、電子式の放電灯点灯装置
で点灯される高圧放電灯の方が同一の管電力を消費する
場合の管電圧と管電流とが共に小さい値を呈し、特に管
電流が従来の銅鉄式の放電灯点灯装置よりも小さくなる
ので、電力損においては電子式の放電灯点灯装置の方が
有利であることが期待される。
【0004】ところが、電子式の放電灯点灯装置と銅鉄
式の放電灯点灯装置で高圧放電灯を点灯して、高圧放電
灯の寿命試験を行ったところ、電子式の放電灯点灯装置
で点灯される高圧放電灯において寿命が所謂銅鉄式で点
灯されるものよりも半分程度に短くなるものが存在する
ことが判明した。図12は電子式及び銅鉄式の放電灯点
灯装置で同一の高圧放電灯を点灯した場合の夫々の負荷
特性で、実線で電子式、破線で銅鉄式の場合を示す。な
お、図12(a)は高圧放電灯で定格出力電力を得るた
めの管電圧と管電流の関係を示した負荷特性を示し、図
中のV01, I01とV02, I02とは電子式と銅鉄式との夫
々の放電灯点灯装置における高圧放電灯の定格管電圧及
び定格管電流を示す。また、図12(b)は管電圧と管
電力との関係を示す負荷特性である。つまり、このよう
に負荷特性が各方式で異なっているのは、ランプ力率が
異なるためである。
【0005】上記図12(a)の負荷特性から見て、電
子式の放電灯点灯装置の場合はそのランプ力率の良さに
より、銅鉄式のものに比べて、定格出力電力を得るため
の管電流Ilaと管電圧Vlaとは小さく、高圧放電灯への
実効的な温度ストレスは電子式の方が小さくなっている
と推測される。しかも、一般的には電子式のものは管電
力Wlaの最大値が銅鉄式のものより小さく設定されるた
め、やはり電子式の場合の方が高圧放電灯への実効的な
温度ストレスは小さくなっていると推測される。
【0006】上述の点に鑑みて寿命短縮の要因を推測す
ると、高圧放電灯の発光管の局部的な温度上昇により寿
命が短くなるのではないかと推測するに至った。そこ
で、これを実証するために次のような実験を行った。こ
の実験においては、高圧放電灯を水平点灯し、発光管の
局部的な温度と相関のあるアークの最高輝度点の輝度を
測定した。図13がその実験の測定結果である。この実
験では、高圧放電灯としてはメタルハライドランプ15
0W( オスラム社製) を用いると共に、管電圧Vlaの小
さい高圧放電灯、管電圧Vlaの大きい高圧放電灯、及び
管電圧Vlaがその中間にある高圧放電灯の3本に関して
試験を行った。なお、管電圧Vlaが小さいということは
新品の高圧放電灯であることを意味し、管電圧Vlaが大
きいということは高圧放電灯が寿命末期のものであるこ
とを意味する。そして、各高圧放電灯における数字1,
2, 3は、放電灯点灯装置の出力調整を行って高圧放電
灯のアークの最高輝度点においてある輝度を得た場合の
管電圧と管電力とを示す点であり( 最高輝度点の輝度は
3>2>1としてある。) 、各高圧放電灯の数字1,2,
3の夫々は最高輝度が等しくなるように放電灯点灯装
置の出力調整を行った等輝度点を示す。従って、これら
の高圧放電灯の同じ数字1, 2, 3の夫々を結んだ特性
が高圧放電灯の等輝度特性となり、実線が電子式の放電
灯点灯装置の場合、破線が銅鉄式の放電灯点灯装置の場
合を示す。なお、上記最高輝度点とは高圧放電灯では図
14に示すように発光管内の電極ロ間に発生するアーク
(イ)の図示×印の点になるのが一般的である。なお、
図15に電子式においての管電流Ilaと管電圧Vlaとの
関係における等輝度特性を示す。ここで、図15中の×
印を結ぶ一点鎖線は電子式の放電灯点灯装置の代表的な
負荷特性を示し、この負荷特性は図12(a)のものと
同じものである。
【0007】図13から明らかなように、電子式の放電
灯点灯装置の場合と銅鉄式の放電灯点灯装置の場合とを
最高輝度点の輝度、即ち発光管の局部的温度の観点から
見ると、略定格管電圧に至るまでは夫々の点灯方式によ
る発光管の局部温度の差はなく、上記定格管電圧を超え
たあたりから両点灯方式による差が極端に大きくなって
いることが判る。
【0008】この現象が起こるのは次の理由によるもの
と推定される。つまり、上述したように電子式の放電灯
点灯装置の方がランプ力率が良いため、同一の出力電力
を得るための電流は小さくて済み、アークの実効的温度
を維持するためには電子式の放電灯点灯装置の方がアー
クが細くなる傾向にある。従って、管電圧Vlaがある一
定レベルを超えると、アークの中心への電流の集中によ
り、アークの中心輝度が極端に高くならざるを得ないも
のと推定される。そして、図12より上記ある一定レベ
ルが略定格電圧V01付近であることが判る。
【0009】ところで、このようにアークの最高輝度が
高いと、何故高圧放電灯の寿命に影響を及ぼすかについ
て説明すると、アークの最高輝度が高いと、例えば高圧
放電灯を水平点灯している場合、発光管の中央上部のガ
ラス( 石英) の温度が高くなり、この温度が極端に高く
なると、石英が再結晶して白濁し、この白濁部によりア
ークから出る熱や光が反射し、石英の他の部分の温度を
高め、結果的に発光管全体の温度が高まり、高圧放電灯
としての性能を維持できなくなると推測される。なお、
ナトリウムが封入されている種類の高圧放電灯において
は、発光管の一部または全体の温度の上昇により、ナト
リウムが発光管よりリークし、やはり高圧放電灯として
の性能を維持できなくなると推測される。
【0010】そこで、管電圧−管電流あるいは管電力−
管電圧の関係においてアークの最高輝度点の等輝度の点
を結んで得られる高圧放電灯の等輝度特性に略平行で、
且つ高圧放電灯を定格点灯した際の最高輝度点の輝度点
を通る負荷特性を有するようにして、上述の問題点を解
決する手段が特公平5−76158号公報に示されてい
る。
【0011】上述公報に示されている従来例は、管電圧
−管電流あるいは管電力−管電圧の関係においてアーク
の最高輝度点の等輝度の点を結んで得られる高圧放電灯
の等輝度特性に略平行で、且つ高圧放電灯を定格点灯し
た際の最高輝度点の輝度点を通る負荷特性を持たせるこ
とにより、定格電圧以上における高圧放電灯の最高輝度
点の輝度を抑え、つまりは発光管の局部的温度上昇を抑
えることができるようにして、高圧放電灯の寿命特性を
改善できるようにしたものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来例にあっては、管電圧が変化しても常に定格点灯
時のアーク最高輝度となるような制御を行っているの
で、高圧放電灯の発光管の局部的温度も変化がなく、良
好な寿命特性を得ることができる反面、管電圧が上昇し
ある値を越えると、管電力を急激に低下させることとな
り、ランプ光束の低下も大きくなってしまう問題が生じ
る。
【0013】そこで本発明は、アークの輝度の過度な上
昇(発光管の局部的温度上昇)を抑えつつランプ光束の
低下も極力抑えることができる放電灯点灯装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、アークの最高輝度点の等輝度点を
結んで得られる高圧放電灯の等輝度特性に略平行で、且
つ高圧放電灯をランプ力率が略1となるようにして定格
点灯した際の最高輝度点の輝度点を通る管電力−管電圧
の第1の負荷特性を有する放電灯点灯装置において、前
記第1の負荷特性の最大管電力を得る管電圧以下の場合
には、前記第1の負荷特性で高圧放電灯を点灯し、前記
第1の負荷特性の最大管電力を得る管電圧を越える場合
には、最大管電力以下で且つ前記第1の負荷特性を越え
た管電力で高圧放電灯を点灯するとともに、高圧放電灯
の発光管の許容温度以下で高圧放電灯を点灯するように
第2の負荷特性を構成してものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記発光管の許容温度以下では、発光管の許容温度
に対する発光管輝度以下で高圧放電灯を点灯するように
前記第2の負荷特性を構成したものである。請求項3の
発明は、請求項1の発明において、前記発光管の許容温
度以下では、チョーク式の安定器で点灯させた場合の立
ち消え寸前の管電圧の高い高圧放電灯の管電力に対応す
る発光管輝度以下で高圧放電灯を点灯するように前記第
2の負荷特性を構成したものである。
【0016】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記管電圧と最大管電力及び前記チョーク式の安
定器で点灯させた場合の立ち消え寸前の管電圧と管電力
とを通過する、管電圧が上昇するとともに管電力が減少
する負の傾きを有する前記第2の負荷特性を構成したも
のである。請求項5の発明では、請求項1の発明におい
て、立ち消え寸前の管電圧に達すると強制的に高圧放電
灯を消灯させる消灯手段を備えたものである。
【0017】請求項6の発明では、請求項1記載の発明
において、前記第1,2の負荷特性は、高周波インバー
タにより構成されたものである。点灯装置。請求項7の
発明では、前記第1,2の負荷特性は、矩形波インバー
タにより構成されたものである。
【0018】請求項8の発明では、アークの最高輝度点
の等輝度点を結んで得られる高圧放電灯の等輝度特性に
略平行で、且つ高圧放電灯をランプ力率が略1となるよ
うにして定格点灯した際の最高輝度点の輝度点を通る管
電力−管電圧の第1の負荷特性を有する放電灯点灯装置
において、前記第1の負荷特性の最大管電力を得る管電
圧以下の場合には、前記第1の負荷特性で高圧放電灯を
点灯し、前記第1の負荷特性の最大管電力を得る管電圧
を越える場合には、最大管電力以下で且つ前記第1の負
荷特性を越えた管電力で高圧放電灯を点灯するととも
に、高圧放電灯の発光管の許容温度以下で高圧放電灯を
点灯するように第2の負荷特性を構成し、高圧放電灯の
点灯を前記第2の負荷特性上で実質的に停止させる手段
を備えたものである。
【0019】請求項9の発明では、請求項8の発明にお
いて、前記停止させる手段は、前記第2の負荷特性で実
質的に構成したものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、ランプ光束の急激な
減少を極力押さえつつアークの輝度の過度の温度上昇を
抑えて高圧放電灯の劣化を防止することができる。 特
に請求項2、3、4、6、7の構成によれば、簡単な回
路構成により、ランプ光束の急激な減少を極力押さえつ
つアークの輝度の過度の温度上昇を抑えて高圧放電灯の
劣化を防止することができる。
【0021】また請求項5の発明によれば、寿命末期で
の発光管劣化による破損を防止できる。更に請求項8、
9の構成によれば、高圧放電灯の点灯を前記第2の負荷
特性上で実質的に停止させるため、電源電圧の急変時に
も高圧放電灯の立ち消えが起こりにくくなり、しかも管
電力側からみた場合、一定の管電力を保持する形とな
り、ランプ寿命に伴ってランプ光束が低下するのを防ぐ
ことができるものである。
【0022】
【実施例】まず実施例の説明に入る前に、本発明の原理
について説明する。まずランプ力率が略1.0となるよ
うな放電灯点灯装置において、高圧放電灯の定格出力時
における高圧放電灯のアーク最高輝度点での輝度と略一
致する図11(a)の特性Xで示す管電力−管電圧制御
を行った場合、図示するように定格管電圧V0 を越えて
管電力の変極点Aを持ち、その変極点Aで最大管電力W
aを得ることになる。
【0023】発明者等はこの変極点Aでの管電圧Vaを
越えた所からの管電力がランプ寿命に大きな影響を与え
ることを実験的に確認した。つまり管電圧の上昇はアー
クの曲がりを大きくすることになり、アークと高圧放電
灯の発光管との距離も近づき、アークの温度上昇(アー
ク最高輝度点での輝度上昇)による発光管の局部的温度
を上昇させる結果となる。発明者等は図11(a)で示
す変極点Aでの管電圧Vaを越えた付近から急激にその
影響が大きくなることを確認するとともに、管電圧Va
以上では少なくとも変極点Aでの管電力Wa以下にする
ことにより、その影響を極端にすることができることを
発見した。更にチョーク式の所謂試験用安定器で立ち消
え寸前の管電圧の高い高圧放電灯を点灯せしめた際のア
ーク最高輝度点での輝度以上で点灯させると、急激に高
圧放電灯が劣化することも確認できた。その輝度に略一
致するランプ力率が略1.0となる放電灯点灯装置での
管電力−管電圧特性を図11(a)において特性Yで示
す。
【0024】以上のことから管電圧Va以上の領域での
管電力−管電圧特性が、少なくとも特性Yと交差するま
では変極点Aでの管電力以下となるようにすることで、
高圧放電灯の劣化スピードを遅くすることができること
になる。更にランプ力率の低い銅鉄式の安定器を使用し
た場合のランプ寿命と同等以上にするためには、少なく
とも前記立ち消え寸前の管電圧が高い特性を有する高圧
放電灯を上記特性Yで動作させた場合の動作点B(図1
1(b)に示す)での管電力以下とする必要がある。
【0025】従って図11(b)の斜線部分の領域で動
作させると従来の銅鉄型の安定を使用した場合と同等以
上のランプ寿命を確保することができる。以上の点に基
づいて為されたのが以下に説明する本発明の実施例であ
る。 (実施例1)図1は本実施例の基本的な回路を示してお
り、この基本的な回路は図示するように直流電源回路1
と、降圧チョッパ回路2と、フィルタ回路3と、極性反
転回路4と、放電灯出力検出回路5と、直流電源回路1
のスイッチング素子Q1 を駆動制御と極性反転回路4の
スイッチング素子Q3 〜Q6 の駆動制御とを行うための
制御回路6からなる。図2は前記降圧チョッパ回路2の
スイッチング素子Q2の駆動制御を行うための制御回路
7及びドライブ回路14を示しており、この図2の回路
と図1の回路とで本実施例の放電灯点灯装置は構成され
る。
【0026】図1の直流電源回路1は、商用電源ACを
インダクタンス素子L1 を介して全波整流器DBに接続
し、この全波整流器DBで商用電源ACを全波整流して
得られる脈流をインダクタンス素子L2 、ダイオードD
1 、コンデンサC1 ,C2 、MOSFETからなるスイ
ッチング素子Q1 により構成される所謂昇圧チョッパ回
路により直流に変換するようになっている。
【0027】降圧チョッパ回路2は、数10Kzでオン
・オフするMOSFETからなるスイッチング素子
2 、ダイオードD2 、インダクタンス素子L3 で構成
され、その出力電流I1 は図3(a)に示すように三角
波状になる。フィルタ回路3は、コンデンサC3 及びイ
ンダクタンス素子L4 で構成され、前段の降圧チョッパ
回路2の出力電流I1 から高周波成分を除去して図3
(b)に示す直流電流I2 を出力させるものである。
【0028】極性反転回路4は、フィルタ回路3からの
直流出力をMOSFETからなるスイッチング素子Q3
〜Q6 、ダイオードD3 〜D6 で構成されるフルブリッ
ジ回路により、図3(c)に示す数100Hzで交番す
る低周波の矩形波電流I3 を高圧放電灯LAに供給する
矩形波インバータを構成する。放電灯出力検出回路5
は、極性反転回路4の電源入力端間に並列に接続してあ
る抵抗R2 、R3 の直列回路で高圧放電灯LAの管電圧
を検出し、また極性反転回路4の電源入力端に直列に接
続してある抵抗R1 により高圧放電灯LAの管電流を検
出するようになっており、夫々の検出出力を出力端h、
gを通じて制御回路7へ送り、制御回路7を通じて降圧
チョッパ回路2のスイッチング素子Q2 を駆動制御する
ためのフィードバック信号としている。
【0029】制御回路6は、直流電源回路1のスイッチ
ング素子Q1 を所定の周波数でスイッチングさせる駆動
信号を作成するとともに、極性反転回路4の、スイッチ
ング素子Q3 、Q4 のペアと、スイッチング素子Q5
6 のペアとを交互に数100Hzでオンオフさせる駆
動信号を作成するもので、出力端〜は、スイッチン
グ素子Q1 ,Q3 〜Q6 のゲートに対応して接続され
る。
【0030】図2に示す制御回路7は、管電流検出回路
8と、高周波発生回路9と、管電圧検出回路10と、差
動増幅回路11と、比較器12と、ノアゲート13と、
管電圧検出回路10の増幅率を制御する増幅率切替部1
5とで構成される。管電流検出回路8は上記放電灯出力
検出回路5の出力端gの出力をオペアンプOP1 、抵抗
4 ,R5 及びコンデンサC4 からなる増幅回路にて増
幅するものである。
【0031】高周波発生回路9は、鋸歯状波を発生する
鋸歯状波発生回路16と、比較器CP1 ,CP2 と、両
比較器CP1 ,CP2 の出力の論理和を出力するオアゲ
ートOR1 とで構成され、比較器CP1 が管電流検出回
路8の出力Vy のレベルと鋸歯状波発生回路16の出力
aのレベルとを比較し、比較器CP2 が鋸歯状波発生回
路16の出力aのレベルと基準電圧V1 とを比較するよ
うになっている。
【0032】管電圧検出回路10は上記放電灯出力検出
回路5の出力端hの出力を抵抗R6,R7 ,R8 及びオ
ペアンプOP2 とで構成される増幅回路にて増幅するよ
うになっている。差動増幅回路11は管電圧検出回路1
0の出力が増大すると出力VX を低下させ、管電圧検出
回路10の出力が低下すると出力VX を増大させるよう
な出力変換機能を持つ。
【0033】比較器12は差動増幅回路11の出力VX
のレベルと管電流検出回路8の出力Vy のレベルとを比
較して出力VX のレベルが出力Vy のレベルより小さく
なると出力eのレベルを”H”とするものである。ノア
ゲート13は、比較器12の出力eと、高周波発生回路
9のオアゲートOR1 の出力dの否定論理和を出力す
る。
【0034】この否定論理和出力が制御回路7の出力f
となり、ドライブ回路14はノアゲート13の否定論理
和出力fが”H”の時にスイッチング素子Q2 をオンさ
せる駆動信号を出力端間に出力するようなってい
る。次に図4、図5の波形図に基づいて本実施例回路の
動作を説明する。まず図4の波形図は高圧放電灯LAの
等価インピーダンスが小さく(管電圧が低く)、差動増
幅回路11の出力Vx も管電圧検出回路10のオペアン
プOP2の出力より大きい場合を示している。
【0035】管電流検出回路8から放電灯出力検出回路
5の出力端gの出力を増幅した図4(a)の破線で示す
出力Vy が発生しているとすると、高周波発生回路9で
は鋸歯状波発生回路16で発生する図4(a)に示す鋸
歯状波出力aのレベルを上記出力Vy が越えている間比
較器CP1 から図4(c)に示す出力cが発生する。一
方高周波発生回路9の別の比較器CP2 は鋸歯状波出力
aのレベルが基準電圧V1 以下のときに図4(b)に示
す出力bを発生する。
【0036】従ってオアゲートOR1 からはこれら比較
器CP1 ,CP2 の出力の何れか”H”の期間中図4
(d)に示すように”H”出力dが出力される。比較器
12DEは差動増幅回路11の出力VX が管電流検出回
路8の出力Vyより小さくなると出力eのレベルが図4
(e)に示すように”H”となる。従ってノアゲート1
3の出力fは図4(f)に示すように上記出力d、eの
何れも”L”の時に”H”となる。この”H”期間中ド
ライブ回路14はスイッチング素子Q2 をオンする駆動
信号を出力する。
【0037】つまり図4の場合には、管電流検出回路8
の出力Vy により、スイッチング素子Q2 のオン期間が
決定されることになり、管電圧が或る値以下では管電圧
が上昇すると、管電流検出回路8の出力Vy の傾きが緩
やかになり、スイッチング素子Q2 のオン期間を長くな
るように制御される。一方さらに高圧放電灯LAの等価
インピーダンスが増加し、管電圧が上昇してくると、差
動増幅回路11の出力Vx は低下し、比較器12の出力
eの”H”期間が長くなる。
【0038】そして管電圧がある値以上(Vxがある値
以下)になると、ノアゲート13の出力fは図5(f)
の矢印方向に”H”レベル期間が短くなり、スイッチン
グ素子Q2 のオン期間も短くなる。図5は管電圧がある
値以上(Vxがある値以下)の場合の各部の波形を示し
ており、図5(a)〜(f)は図4(a)〜(f)に対
応する波形である。
【0039】以上の動作から管電圧が或る値以下つまり
図11に示す変極点A(高圧放電灯LAの最高電力Wa
に対応する管電圧Va)以下では、管電圧の上昇につれ
てスイッチング素子Q2 のオン期間を長くして、高圧放
電灯LAの管電力が上昇する第1の負荷特性を設定す
る。一方管電圧Vaが或る値(上記Va)以上では、管
電圧の上昇とともに、スイッチング素子Q2 のオン期間
を逆に減少させ、管電圧検出回路10の増幅回路の増幅
率の設定によって管電力を略一定となるように制御した
り、減少させる第2の負荷特性を設定する。
【0040】増幅率切替部15は、放電灯出力検出回路
5の出力端hの出力電圧と基準電圧V2 とを比較器CP
3 により比較して、出力端hの電圧が基準電圧V2 を越
えると、トランジスタQ7 をオンさせて管電圧検出回路
10中の抵抗R7 と並列に抵抗R9 を接続し、管電圧検
出回路10の増幅率を増加させるように働く。つまり更
に管電圧が上昇して或る値(上記Va)以上になると、
管電圧の上昇に対する差動増幅回路11の出力VX の低
下率を大きくすることによりスイッチング素子Q2 のオ
ン期間の減少を急激に大きくし、管電力を急激に減少さ
せるのである。この時の管電力は少なくとも図11中の
特性Yでの値より小さくなるようにしてある。
【0041】(実施例2)本実施例は基本的回路は実施
例1の基本的回路(図1に図示)と同じで、降圧チョッ
パ回路2のスイッチング素子Q2 に対応する制御回路7
の構成のみが異なるものである。スイッチング素子Q2
の制御回路7を図6に示し、その各部の波形を図7に示
す。尚図6において、管電圧検出回路10、差動増幅回
路11、ドライブ回路14、増幅率切替部15は図2の
回路と同じものであるため詳細説明は省略し、また基本
的回路は図1を参照することで、特に開示はしない。
【0042】ここで管電圧検出回路10は高圧放電灯L
Aの管電圧に略比例する放電灯出力検出回路5の出力端
hの電位を増幅回路で増幅し、この管電圧検出回路10
の出力V10を入力する差動増幅回路11は、管電圧検出
回路10の出力V10が上昇すると出力V11を下降させ、
逆に管電圧検出回路10の出力V10が減少すると、出力
7 を増加させる。管電圧検出回路10の出力V10と、
差動増幅回路11の出力V11とはダイオードD7 、D8
を介して接続され、その接続点の電位Vx は出力V10
11の大きい方の電位と等しくなる。つまり管電圧Va
が低い時、出力V10も低くなって、出力V11が大とな
り、電位Vx は出力V11と等しくなる。そして管電圧V
aが上昇していくと、出力V10の電位が出力V11より大
となり、電位Vx は出力V10と等しくなる。
【0043】次に図7の波形図に基づいて本実施例の動
作を説明する。図7(a)に示す高周波発生回路9の鋸
歯状波発生回路16の鋸歯状波出力aのレベルと、前記
電位Vx とを比較器CP1 で比較し、電位Vx が鋸歯状
波出力aのレベル以上あるときには比較器CP1 の出力
cは図7(c)のように”H”となる。また鋸歯状波発
生回路16の鋸歯状波出力aのレベルと基準電圧V1
をコンパレータCP2 で比較し、基準電圧V1 が鋸歯状
波出力aのレベルより大きいとき、図7(b)に示すよ
うにコンパレータCP2 の出力bが”H”となる。
【0044】両コンパレータCP1 ,CP2 の出力はオ
アーゲートOR1 に入力して論理和がとられ、その論理
和出力dは更にノットゲート17により反転され、図7
(d)に示すような出力fとなる。ドライブ回路14は
ノットゲート17の出力fが”H”の期間、”H”の駆
動信号を出力し、その”H”期間中降圧チョッパ回路2
のスイッチング素子Q2 をオンさせる。
【0045】ここで管電圧Vaが或る値以下(図11に
おける変極点Aの管電圧Va)以下の低い領域ではV11
>V10という関係に設定しており、この領域では管電圧
の上昇とともに、電位Vx が低下していく第1の負荷特
性を示すことになる。そのため図7(d)に示すノット
ゲート17の出力fが”H”の期間は増加していき、ス
イッチング素子Q2 のオン期間も大となり、高圧放電灯
LAの管電力を増加させて行く。
【0046】そして管電圧Vaが或る値(上記Va)を
越えると、出力V10>V11となり、管電圧が更に上昇し
て行くと減少して行くと、それ以後は電位Vx は上昇し
ていく。つまり、出力fの”H”期間が減少し、スイッ
チング素子Q2 のオン期間も狭くなって行き、管電力の
増加を抑える第2の負荷特性を示すように働くことにな
る。ここで管電圧検出回路10の増幅回路の増幅率によ
って、管電力を略一定にしたり、若しくは減少させるこ
とができる。
【0047】さらに管電圧が或る値(図11(b)中の
特性Yと交差する点B)を越えると、増幅率切替部15
により管電圧検出回路10の増幅率を増加させ、管電圧
Vaの上昇に対する出力V10の上昇スピードを増加さ
せ、出力fの”H”期間を急激に短くして、出力電力を
急激に減少させるようになっている。また増幅率切替部
15を省略し、少なくとも高周波発生回路9の増幅率の
設定率を図11で示す定格点、A点、B点を通るように
設定しておけば良い。
【0048】(実施例3)本実施例は図8に示すように
構成され、図1と同様な構成の直流電源回路1により商
用電源ACを直流に変換し、直流電源回路1の出力端間
に接続してある矩形波インバータ18のコンデンサ
10,C11を充電するようになっている。このコンデン
サC10,C11からなる直列回路には一対のスイッチング
素子Q10,Q11の直列回路を並列接続してブリッジを構
成し、コンデンサC10とC11の接続点と、スイッチング
素子Q10とQ11の接続点との間にはインダクタンス素子
La、高圧放電灯LA、インダクタンス素子Lbの直列
回路を接続してある。またスイッング素子Q10,Q11
は夫々ダイオードDa,Dbを逆並列し、また高圧放電
灯LAとインダクタンス素子Lbとの直列回路にはコン
デンサC12を並列に接続している。
【0049】インバータ18のスイッチング素子Q10
11は駆動制御回路19により制御されるもので、図9
(a)(b)に示すように夫々オン/オフを繰り返し、
そのオン/オフを繰り返す期間が一定周期で交互に切り
換えられるようになっている。駆動制御回路19は、高
圧放電灯LAとインダクタンス素子Laとの接続点に抵
抗RaとコンデンサCaの積分回路を接続して高圧放電
灯LAの管電圧に略比例した電位を抵抗Raとコンデン
サCaとの接続点hに出力させ、その出力に基づいて実
施例2と同様の制御を行いスイッチング素子Q10,Q11
をオン/オフ制御する。
【0050】ここで駆動制御回路19は、上記接続点h
の電位を入力する制御回路7と、低周波パルス発生回路
20と、アンドゲートAN1 ,AN2 と、ドライブ回路
21a、21bとから構成されており、制御回路7は図
6に示した制御回路7と同じ回路構成を備えたもので、
高圧放電灯LAの管電圧に応じて”H”期間が可変され
る高周波パルス信号を出力fとして発生させる。一方低
周波パルス発生回路20はパルス発生回路22と、フリ
ップフロップ23と、ナンドゲートNA1 ,NA2 より
構成され、ナンドゲートNA1 ,NA2 の出力端j,k
からデュティ比が略50%の低周波パルス信号を交互に
出力するようになっている。
【0051】従ってアンドゲートAN1 ,AN2 からは
入力する低周波パルス信号が”H”期間中、高周波パル
ス信号を出力することになり、この高周波パルス信号を
ドライブ回路21a,21bは駆動制御信号として出力
端’,’より出力することなる。従って低周波
パルス信号の周期に応じてドライブ回路21a,21b
より駆動制御信号が出力される期間が交互に切り替わる
ことになり、これらドライブ回路21a,21bより出
力される駆動制御信号によってインバータ18のスイッ
チング素子Q10,Q11は図9(a)(b)のように夫々
オン/オフを繰り返す。
【0052】ここでスイッチング素子Q1 がオン/オフ
を繰り返している期間において、スイッチング素子Q10
がオンの時、コンデンサC10→スイッチング素子Q10
インダクタンス素子Lb→高圧放電灯LA→インダクタ
ンス素子Laの閉ループでコンデンサC10の電荷を放出
し、スイッチング素子Q10のオフの時、インダクタンス
Laに蓄積された磁気エネルギをインダクタンス素子L
a→コンデンサC11→ダイオードDb→インダクタンス
素子Lb→高圧放電灯LA→インダクタンス素子Laの
閉ループで放出するのである。
【0053】一方スイッチング素子Q11がオン/オフを
繰り返している期間において、スイッチング素子Q11
オンの時、コンデンサC 11 →インダクタンスLa→高圧
放電灯LA→インダクタンス素子Lb→スイッチング素
子Q11→コンデンサC 11 の閉ループでコンデンサC 11
電荷を放出し、スイッチング素子Q11がオフの時、イン
ダクタンス素子La→高圧放電灯LA→インダクタンス
素子Lb→ダイオードDa→コンデンサC10→インダク
タンス素子Laの閉ループにてインダクタンス素子La
に蓄積された磁気エネルギを放出する。
【0054】このようにしてスイッチング素子Q10,Q
11の動作を繰り返してインダクタンスLaには図9
(c)に示す電流が流れ、図9(d)に示すようにコン
デンサC 12及びインダクタンス素子Lbにより高周波成
分が除去された矩形波状の電流が流れる。以上のように
構成された本実施例も制御回路7により実施例1、3と
同様な負荷特性を設定して高圧放電灯LAの管電圧に応
じた管電力を得るように制御することにより、従来の問
題を解消したものである。
【0055】(実施例4)本実施例は図10に示すよう
に実施例2の制御回路7に強制立ち消え信号発生回路2
4を付加したものである。尚基本的回路は図1の回路を
用いるため基本的回路は図1を参照して、特に図示しな
い。強制立ち消え信号発生回路24は二つのコンパレー
タCPa,CPbを設けて、図11(b)に示す点Bに
対応する管電圧Vbより管電圧が大きく且つ無負荷二次
電圧以下の場合にオアゲートOR2 の出力iを”L”と
するようにしており、この出力iが”L”となった時制
御回路7の出力fがドライバ回路14に入るのを停止さ
せ、降圧チョッパ回路2のスイッチング素子Q2 の動作
を停止させ、消灯するように制御するものである。尚コ
ンパレータCPaの基準電圧V3 は無負荷二次電圧検出
に対応する基準電圧であり、コンパレータCPbの基準
電圧V 4 は上記管電圧Vbの検出に対応する基準電圧で
ある。
【0056】この実施例の場合管電圧が上昇してアーク
輝度が大となり、ある限度をこえたると強制的に高圧放
電灯LAを消灯させることにより、高圧放電灯LAの破
損を防止することができるようになっている。つまり強
制立ち消え信号発生回路24が消灯手段を構成する。尚
上記実施例では低周波の矩形波インバータを使用してい
るが、数10KHz以上の高周波インバータを高圧放電
灯LAの点灯回路に使用してもよい。
【0057】また各実施例において、高圧放電灯の点灯
を前記第2の負荷特性上で実質的に停止させるようにす
れば、電源電圧の急変時にも高圧放電灯の立ち消えが起
こりにくくなり、しかも管電力側からみた場合、一定の
管電力を保持する形となり、ランプ寿命に伴ってランプ
光束が低下するのを防ぐことができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように負荷特性
を構成してあるので、ランプ光束の急激な減少を極力押
さえつつアークの輝度の過度の温度上昇を抑えて高圧放
電灯の劣化を防止することができる。特に請求項2、
3、4、6、7の発明は、簡単な回路構成により、ラン
プ光束の急激な減少を極力押さえつつアークの輝度の過
度の温度上昇を抑えて高圧放電灯の劣化を防止すること
ができる。
【0059】また請求項5の発明の発明は、寿命末期で
の発光管劣化による破損を防止できる。請求項8、9の
発明は、高圧放電灯の点灯を前記第2の負荷特性上で実
質的に停止させるため、電源電圧の急変時にも高圧放電
灯の立ち消えが起こりにくくなり、しかも管電力側から
みた場合、一定の管電力を保持する形となり、ランプ寿
命に伴ってランプ光束が低下するのを防ぐことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の基本的回路図である。
【図2】同上の制御回路の回路図である。
【図3】同上の基本的回路における各部の電流波形図で
ある。
【図4】同上の制御回路の動作説明用の波形図である。
【図5】同上の制御回路の動作説明用の波形図である。
【図6】実施例2の制御回路の回路図である。
【図7】同上の制御回路の動作説明用の波形図である。
【図8】本発明の実施例3の回路図である。
【図9】同上の動作説明用波形図である。
【図10】実施例4の制御回路の回路図である。
【図11】本発明の原理説明図である。
【図12】負荷特性の説明図である。
【図13】等輝度特性を示す説明図である。
【図14】最高輝度点の説明図である。
【図15】従来の電子式の等輝度特性と負荷特性との関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 直流電源回路 2 降圧チョッパ回路 3 フイルタ回路 4 極性反転回路 5 放電灯出力検出回路 6 制御回路 LA 高圧放電灯 Q2 スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/282

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アークの最高輝度点の等輝度点を結んで得
    られる高圧放電灯の等輝度特性に略平行で、且つ高圧放
    電灯をランプ力率が略1となるようにして定格点灯した
    際の最高輝度点の輝度点を通る管電力−管電圧の第1の
    負荷特性を有する放電灯点灯装置において、前記第1の
    負荷特性の最大管電力を得る管電圧以下の場合には、前
    記第1の負荷特性で高圧放電灯を点灯し、前記第1の負
    荷特性の最大管電力を得る管電圧を越える場合には、最
    大管電力以下で且つ前記第1の負荷特性を越えた管電力
    で高圧放電灯を点灯するとともに、高圧放電灯の発光管
    の許容温度以下で高圧放電灯を点灯するように第2の負
    荷特性を構成して成ることを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  2. 【請求項2】前記発光管の許容温度以下では、発光管の
    許容温度に対する発光管輝度以下で高圧放電灯を点灯す
    るように前記第2の負荷特性を構成して成ることを特徴
    とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】前記発光管の許容温度以下では、チョーク
    式の安定器で点灯させた場合の立ち消え寸前の管電圧の
    高い高圧放電灯の管電力に対応する発光管輝度以下で高
    圧放電灯を点灯するように前記第2の負荷特性を構成し
    て成ることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装
    置。
  4. 【請求項4】前記管電圧と最大管電力及び前記チョーク
    式の安定器で点灯させた場合の立ち消え寸前の管電圧と
    管電力とを通過する、管電圧が上昇するとともに管電力
    が減少する負の傾きを有する前記第2の負荷特性を構成
    して成ることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装
    置。
  5. 【請求項5】立ち消え寸前の管電圧に達すると強制的に
    高圧放電灯を消灯させる消灯手段を備えて成ることを特
    徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】前記第1,2の負荷特性は、高周波インバ
    ータにより構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】前記第1,2の負荷特性は、矩形波インバ
    ータにより構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】アークの最高輝度点の等輝度点を結んで得
    られる高圧放電灯の等輝度特性に略平行で、且つ高圧放
    電灯をランプ力率が略1となるようにして定格点灯した
    際の最高輝度点の輝度点を通る管電力−管電圧の第1の
    負荷特性を有する放電灯点灯装置において、前記第1の
    負荷特性の最大管電力を得る管電圧以下の場合には、前
    記第1の負荷特性で高圧放電灯を点灯し、前記第1の負
    荷特性の最大管電力を得る管電圧を越える場合には、最
    大管電力以下で且つ前記第1の負荷特性を越えた管電力
    で高圧放電灯を点灯するとともに、高圧放電灯の発光管
    の許容温度以下で高圧放電灯を点灯するように第2の負
    荷特性を構成し、高圧放電灯の点灯を前記第2の負荷特
    性上で実質的に停止させる手段を備えて成ることを特徴
    とする放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】前記停止させる手段は、前記第2の負荷特
    性で実質的に構成したことを特徴とする請求項8記載の
    放電灯点灯装置。
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