JP3313965B2 - アモルファス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法 - Google Patents
アモルファス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状のアモルファ
ス合金の箔板を用いた電動機の固定子及び回転子の積層
鉄心、トランスの積層鉄心等の製造方法に係る、特に、
アモルファス合金の箔板条材を複数積層し、プレス加工
により、積層箔板鉄心片を積層して形成するアモルファ
ス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法に関す
る。
ス合金の箔板を用いた電動機の固定子及び回転子の積層
鉄心、トランスの積層鉄心等の製造方法に係る、特に、
アモルファス合金の箔板条材を複数積層し、プレス加工
により、積層箔板鉄心片を積層して形成するアモルファ
ス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】アモルファス合金は、高硬度、引っ張り
強さ、耐食性、磁気特性を有する金属材料として工業的
に注目されている。この優れた磁気特性に着目して電気
部品の一例である電動機の固定子の鉄心材料としてアモ
ルファス合金の箔板条材を利用する場合、従来、複数の
形状加工ステーションを適切に配列した順送り金型装置
を用い、前記アモルファス合金の箔板（板厚：0.02-0.0
25mm）条材をこの金型装置に供給し、プレス加工によ
り、それぞれの形状加工ステーション間の間歇搬送を行
って、前記箔板条材の不要部分を順次打ち抜き除去する
形状加工を行い所要の電動機の固定子の箔板鉄心片の所
要の形状が形成される。そしてこの箔板鉄心片の外郭の
形成を行うと共に、前記金型装置内で順次これを積層し
て電動機の固定子の積層鉄心が形成される。これに用い
た順送り金型装置は、周知のように、各ステーションの
位置決め用孔と固定子の内径を形成する第１の形状加工
ステーションと、積層鉄心の箔板片の固定子のスロット
を打ち抜き磁極歯の形状を形成する第２の形状加工ステ
ーションと、積層鉄心の分離用貫通孔を間歇的に形成す
る第３の形状加工ステーションと、積層鉄心の箔板片を
積層固定するかしめ用突起を形成する第４の形状加工ス
テーションと、積層鉄心の箔板片の外郭形状を形成する
打ち抜きを行って積層鉄心を形成する第５の形状加工ス
テーションとを具備した構成のものである。
強さ、耐食性、磁気特性を有する金属材料として工業的
に注目されている。この優れた磁気特性に着目して電気
部品の一例である電動機の固定子の鉄心材料としてアモ
ルファス合金の箔板条材を利用する場合、従来、複数の
形状加工ステーションを適切に配列した順送り金型装置
を用い、前記アモルファス合金の箔板（板厚：0.02-0.0
25mm）条材をこの金型装置に供給し、プレス加工によ
り、それぞれの形状加工ステーション間の間歇搬送を行
って、前記箔板条材の不要部分を順次打ち抜き除去する
形状加工を行い所要の電動機の固定子の箔板鉄心片の所
要の形状が形成される。そしてこの箔板鉄心片の外郭の
形成を行うと共に、前記金型装置内で順次これを積層し
て電動機の固定子の積層鉄心が形成される。これに用い
た順送り金型装置は、周知のように、各ステーションの
位置決め用孔と固定子の内径を形成する第１の形状加工
ステーションと、積層鉄心の箔板片の固定子のスロット
を打ち抜き磁極歯の形状を形成する第２の形状加工ステ
ーションと、積層鉄心の分離用貫通孔を間歇的に形成す
る第３の形状加工ステーションと、積層鉄心の箔板片を
積層固定するかしめ用突起を形成する第４の形状加工ス
テーションと、積層鉄心の箔板片の外郭形状を形成する
打ち抜きを行って積層鉄心を形成する第５の形状加工ス
テーションとを具備した構成のものである。
【０００３】しかしながら、従来のアモルファス合金の
箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法にあっては、前記
箔板条材が前記順送り金型装置を間歇搬送される場合、
この板厚が0.02-0.025mmと薄いために、たとえ箔板条材
用のリフターが装備されていても、搬送の際に、打ち抜
き油等により前記箔板条材が前記金型装置面に貼着し、
前記金型装置内で箔板条材のジャミングを起こし、送り
不良が生じて円滑な間歇搬送ができず生産性を低下させ
るという問題点があった。
箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法にあっては、前記
箔板条材が前記順送り金型装置を間歇搬送される場合、
この板厚が0.02-0.025mmと薄いために、たとえ箔板条材
用のリフターが装備されていても、搬送の際に、打ち抜
き油等により前記箔板条材が前記金型装置面に貼着し、
前記金型装置内で箔板条材のジャミングを起こし、送り
不良が生じて円滑な間歇搬送ができず生産性を低下させ
るという問題点があった。
【０００４】さらに、打ち抜き箔板片をかしめ用突起の
凹凸部の組合せで嵌合固定する構成としているので、こ
の嵌合部の周辺に圧着による内部残留応力の滞有や凹凸
部の嵌合による箔板鉄心片間に隙間が発生し磁気特性を
低下させるという問題があった。
凹凸部の組合せで嵌合固定する構成としているので、こ
の嵌合部の周辺に圧着による内部残留応力の滞有や凹凸
部の嵌合による箔板鉄心片間に隙間が発生し磁気特性を
低下させるという問題があった。
【０００５】さらに、順送り金型装置の各形状加工ステ
ーションの板押さえを一体化した構成とした板押さえプ
レート（ストリッパープレート）が用いられているの
で、打ち抜き箔板片の形状加工の際に、各形状加工ステ
ーションの形状毎に必要な板押さえ圧が付加されず箔板
条材の引き込み現象が生じたり、板押さえの傾きによる
打ち抜きクリアランスが変わり、その打ち抜き部分の周
辺に残留歪みが生じるという問題があった。
ーションの板押さえを一体化した構成とした板押さえプ
レート（ストリッパープレート）が用いられているの
で、打ち抜き箔板片の形状加工の際に、各形状加工ステ
ーションの形状毎に必要な板押さえ圧が付加されず箔板
条材の引き込み現象が生じたり、板押さえの傾きによる
打ち抜きクリアランスが変わり、その打ち抜き部分の周
辺に残留歪みが生じるという問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術が
もつ上記の問題点を解消し、高硬度、引っ張り強さ、耐
食性、磁気特性を有するアモルファス合金の箔板条材を
用いプレス加工により積層鉄心を製造する場合であって
も、箔板条材の間歇搬送を円滑に行うと共に、積層鉄心
内に滞有する内部残留応力を抑制し、長期信頼性の高
い、高品質の積層鉄心を生産効率よく製造する方法を提
供することを課題とするものである。
もつ上記の問題点を解消し、高硬度、引っ張り強さ、耐
食性、磁気特性を有するアモルファス合金の箔板条材を
用いプレス加工により積層鉄心を製造する場合であって
も、箔板条材の間歇搬送を円滑に行うと共に、積層鉄心
内に滞有する内部残留応力を抑制し、長期信頼性の高
い、高品質の積層鉄心を生産効率よく製造する方法を提
供することを課題とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、所要条数のアモルファス合金の箔板（板厚：0.02
-0.025mm）条材を耐熱性接着材を介して相互接合を行い
積層箔板条材を形成する工程を設けることとしている。
そして、このような積層箔板条材を形成することによ
り、条材の搬送強度を確保することができ、アモルファ
ス合金の箔板（板厚：0.02-0.025mm）条材を用いたもの
であっても、次工程のプレス加工工程内の間歇搬送を円
滑に行うことができる。さらに、耐熱性接着材層を介し
て接合されているので、かしめ用突起の形成の際の緩衝
材として機能させることができる。
めに、所要条数のアモルファス合金の箔板（板厚：0.02
-0.025mm）条材を耐熱性接着材を介して相互接合を行い
積層箔板条材を形成する工程を設けることとしている。
そして、このような積層箔板条材を形成することによ
り、条材の搬送強度を確保することができ、アモルファ
ス合金の箔板（板厚：0.02-0.025mm）条材を用いたもの
であっても、次工程のプレス加工工程内の間歇搬送を円
滑に行うことができる。さらに、耐熱性接着材層を介し
て接合されているので、かしめ用突起の形成の際の緩衝
材として機能させることができる。
【０００８】さらに、かしめ用突起と貫通孔を交互に配
列した第１の積層箔鉄心板片、第２の積層箔板鉄心片の
構成部品を交互に形成する形状加工ステーションを備え
た順送り金型装置を装着したプレス加工工程を設けるこ
ととしている。そして、このように構成することによ
り、前記構成部品の貫通孔とかしめ用突起の組合せで重
合を行うことができ、従来のかしめ用突起の凹凸の組合
せに比べて嵌合固定による内部残留応力の発生を抑制す
ることができると共に、積層箔板鉄心片間の隙間がなく
なり密着性が向上する。
列した第１の積層箔鉄心板片、第２の積層箔板鉄心片の
構成部品を交互に形成する形状加工ステーションを備え
た順送り金型装置を装着したプレス加工工程を設けるこ
ととしている。そして、このように構成することによ
り、前記構成部品の貫通孔とかしめ用突起の組合せで重
合を行うことができ、従来のかしめ用突起の凹凸の組合
せに比べて嵌合固定による内部残留応力の発生を抑制す
ることができると共に、積層箔板鉄心片間の隙間がなく
なり密着性が向上する。
【０００９】また、前記順送り金型装置の複数の形状加
工ステーションを、それぞれの形状加工ステーション毎
に分割した分割金型装置とし、これを独立したプレス機
能を備えたプレス・ステーションに装着し、これらを適
切な順序でループ装置を介してタンデム状に配列したプ
レス加工工程を設ることとしている。そして、これによ
って各形状加工ステーションに適合した板押さえ圧を極
力強くすることができると共に、高精度の打ち抜き金型
装置の製造が容易になり、高精度の打ち抜き加工を行う
ことができる。
工ステーションを、それぞれの形状加工ステーション毎
に分割した分割金型装置とし、これを独立したプレス機
能を備えたプレス・ステーションに装着し、これらを適
切な順序でループ装置を介してタンデム状に配列したプ
レス加工工程を設ることとしている。そして、これによ
って各形状加工ステーションに適合した板押さえ圧を極
力強くすることができると共に、高精度の打ち抜き金型
装置の製造が容易になり、高精度の打ち抜き加工を行う
ことができる。
【００１０】さらに、前記プレス・ステーションは、上
下に配置された一対の打ち抜き装置を配置し、慣用の上
下打ち抜き方法を用いて、上下から複数回交互に、この
積層箔板の箔板部の一部又は全てに剪断加工変形与え、
これを前記積層箔板の抜き孔に押し戻すプッシュバック
機能とこの打ち抜き片を除去する機能を設けることとし
ている。そして、このように構成することにより条材の
疲労破壊が生じて打ち抜きバリの発生を防止することが
できる。
下に配置された一対の打ち抜き装置を配置し、慣用の上
下打ち抜き方法を用いて、上下から複数回交互に、この
積層箔板の箔板部の一部又は全てに剪断加工変形与え、
これを前記積層箔板の抜き孔に押し戻すプッシュバック
機能とこの打ち抜き片を除去する機能を設けることとし
ている。そして、このように構成することにより条材の
疲労破壊が生じて打ち抜きバリの発生を防止することが
できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明は、複数のアモルファス合
金の箔板条材を耐熱性接着材層を介して積層一体化し、
前記アモルファス合金の箔板の積層条材の形成を行う積
層加工工程と、これの下流に、かしめ用突起とかしめ突
起が挿入される貫通孔を交互に配列した第１の積層箔板
鉄心片と前記第１の積層箔板鉄心片のかしめ用突起の位
置に貫通孔を、前記貫通孔の位置にかしめ用突起を交互
に配列した第２の積層箔板鉄心片との所要の形状を形成
する形状加工ステーションと第１の積層箔板鉄心片と第
２の積層箔板鉄心片との嵌合をかしめ用突起と貫通孔と
の組合せで行う積層加工ステーションとを含む複数の形
状加工ステーションを配列した順送り金型装置を用いた
プレス加工工程とから成る構成とされている。
金の箔板条材を耐熱性接着材層を介して積層一体化し、
前記アモルファス合金の箔板の積層条材の形成を行う積
層加工工程と、これの下流に、かしめ用突起とかしめ突
起が挿入される貫通孔を交互に配列した第１の積層箔板
鉄心片と前記第１の積層箔板鉄心片のかしめ用突起の位
置に貫通孔を、前記貫通孔の位置にかしめ用突起を交互
に配列した第２の積層箔板鉄心片との所要の形状を形成
する形状加工ステーションと第１の積層箔板鉄心片と第
２の積層箔板鉄心片との嵌合をかしめ用突起と貫通孔と
の組合せで行う積層加工ステーションとを含む複数の形
状加工ステーションを配列した順送り金型装置を用いた
プレス加工工程とから成る構成とされている。
【００１２】また、前記順送り金型装置を形状加工ステ
ーション毎に分割した複数の分割金型装置とし、これ
を、それぞれに独立したプレス機能とその両端若しくは
その一方に間歇搬送機能を備えた複数のプレス・ステー
ションのそれぞれに装着し、これを適切な順序でタンデ
ム状に直接又はループを介して配列したプレス加工工程
を設けた構成とされている。ここで、前記プレス機能と
して、慣用の上下打ち抜き法を用いることも可能であ
る。
ーション毎に分割した複数の分割金型装置とし、これ
を、それぞれに独立したプレス機能とその両端若しくは
その一方に間歇搬送機能を備えた複数のプレス・ステー
ションのそれぞれに装着し、これを適切な順序でタンデ
ム状に直接又はループを介して配列したプレス加工工程
を設けた構成とされている。ここで、前記プレス機能と
して、慣用の上下打ち抜き法を用いることも可能であ
る。
【００１３】また、前記アモルファス合金の箔板条材と
して、その片面若しくは両面に耐熱性の有機質又は無機
質の絶縁性のコーティング層を備えたものを用ることも
できる。
して、その片面若しくは両面に耐熱性の有機質又は無機
質の絶縁性のコーティング層を備えたものを用ることも
できる。
【００１４】
【実施例】以下、添付した図面を参照して、アモルファ
ス合金の積層箔板条材を用いた電動機の積層固定子鉄心
の製造工程について説明する。図１は本発明の実施の形
態の一例である電動機の積層固定子鉄心の製造工程の概
要を示す説明図である。ここで、図に示した例は、２条
のアモルファス合金の箔板条材を積層し、電動機の積層
固定子鉄心を形成する場合を示す。
ス合金の積層箔板条材を用いた電動機の積層固定子鉄心
の製造工程について説明する。図１は本発明の実施の形
態の一例である電動機の積層固定子鉄心の製造工程の概
要を示す説明図である。ここで、図に示した例は、２条
のアモルファス合金の箔板条材を積層し、電動機の積層
固定子鉄心を形成する場合を示す。
【００１５】本発明の実施の形態の一例である電動機の
積層固定子鉄心１００（図３を参照）を製造する工程
は、図１によれば、２条のアモルファス合金の箔板条材
１０ａ、１０ｂを絶縁性の接着剤層１１を介して圧着し
て積層箔板条材１０を形成する積層加工工程１２と、こ
の積層加工工程１２の下流には、前記積層固定子鉄心１
００の構成部品である分離用積層箔板鉄心片１３ａ、第
１、２の積層箔板鉄心片１３ｂ、１３ｃ（図２、３を参
照）の積層箔板鉄心片１３の所要の形状を形成する順送
り金型装置１４の第１〜６の形状加工ステーション１４
ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄ、１４ｅ、１４ｆ（図２を
参照）をそれぞれの形状加工ステーション毎に分割した
複数の分割金型装置を、それそれ独立したプレス機能を
備え、これを適切な順序でループ装置１４ｈを介してタ
ンデム状に配列した第１〜６のプレス・ステーション１
５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄ、１５ｆに装着したプレ
ス加工工程１６とを含む構成とされている。以下、前記
積層加工工程１２、前記プレス加工工程１６の構成の詳
細について説明する。
積層固定子鉄心１００（図３を参照）を製造する工程
は、図１によれば、２条のアモルファス合金の箔板条材
１０ａ、１０ｂを絶縁性の接着剤層１１を介して圧着し
て積層箔板条材１０を形成する積層加工工程１２と、こ
の積層加工工程１２の下流には、前記積層固定子鉄心１
００の構成部品である分離用積層箔板鉄心片１３ａ、第
１、２の積層箔板鉄心片１３ｂ、１３ｃ（図２、３を参
照）の積層箔板鉄心片１３の所要の形状を形成する順送
り金型装置１４の第１〜６の形状加工ステーション１４
ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄ、１４ｅ、１４ｆ（図２を
参照）をそれぞれの形状加工ステーション毎に分割した
複数の分割金型装置を、それそれ独立したプレス機能を
備え、これを適切な順序でループ装置１４ｈを介してタ
ンデム状に配列した第１〜６のプレス・ステーション１
５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄ、１５ｆに装着したプレ
ス加工工程１６とを含む構成とされている。以下、前記
積層加工工程１２、前記プレス加工工程１６の構成の詳
細について説明する。
【００１６】まず、図１を参照し、アモルファス合金の
箔板条材１０ａ、１０ｂを圧着して積層箔板条材１０を
形成する積層加工工程１２について説明する。
箔板条材１０ａ、１０ｂを圧着して積層箔板条材１０を
形成する積層加工工程１２について説明する。
【００１７】前記積層加工工程１２は、図によれば、２
条のアモルファス合金の箔板条材１０ａ、１０ｂを巻き
回した第１、第２の巻出し装置１７、１８のそれぞれか
ら箔板条材１０ａ、１０ｂの巻き出しを行う。そして巻
き出された前記箔板条材１０ａの裏面側に設けた慣用の
接着剤塗布装置１９の塗布用ローラ群２０により、前記
箔板条材１０ａの裏面に絶縁性接着剤１１を塗布して絶
縁性接着剤の薄膜層２１の形成を行い前記箔板条材１０
ａに前記箔板条材１０ｂを整合用ローラ群２２で整合す
る加工を行って後、圧着用ローラ群２３により、前記箔
板条材１０ａ、１０ｂを前記接着剤の薄膜層２１を介し
て圧着を行い前記箔板条材１０ａ、１０ｂの積層箔板条
材１０を形成するように構成されている。
条のアモルファス合金の箔板条材１０ａ、１０ｂを巻き
回した第１、第２の巻出し装置１７、１８のそれぞれか
ら箔板条材１０ａ、１０ｂの巻き出しを行う。そして巻
き出された前記箔板条材１０ａの裏面側に設けた慣用の
接着剤塗布装置１９の塗布用ローラ群２０により、前記
箔板条材１０ａの裏面に絶縁性接着剤１１を塗布して絶
縁性接着剤の薄膜層２１の形成を行い前記箔板条材１０
ａに前記箔板条材１０ｂを整合用ローラ群２２で整合す
る加工を行って後、圧着用ローラ群２３により、前記箔
板条材１０ａ、１０ｂを前記接着剤の薄膜層２１を介し
て圧着を行い前記箔板条材１０ａ、１０ｂの積層箔板条
材１０を形成するように構成されている。
【００１８】続いて、図１、２、３を参照し、前記プレ
ス加工工程１６について説明する。図２は図１に示すプ
レス・ステーションで順次形成される電動機の積層固定
子鉄心の構成部品である積層箔板鉄心片の打ち抜き工程
図、図３（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明の実施の形態
の一例を示す電動機の積層固定子鉄心の構成部品である
積層箔板片を嵌合固定した状態を示す概要説明図であ
る。
ス加工工程１６について説明する。図２は図１に示すプ
レス・ステーションで順次形成される電動機の積層固定
子鉄心の構成部品である積層箔板鉄心片の打ち抜き工程
図、図３（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明の実施の形態
の一例を示す電動機の積層固定子鉄心の構成部品である
積層箔板片を嵌合固定した状態を示す概要説明図であ
る。
【００１９】第１のプレス・ステーション１５ａにおい
ては、前記積層加工工程１２から供給された積層箔板条
材１０に、各プレス・ステーションで積層箔板鉄心片１
３の形状加工を行う際に、位置決め用として機能するパ
イロット孔２４を条材幅方向に離間形成すると共に、電
動機の積層固定子鉄心１００の構成部品である積層箔板
鉄心片１３の内径孔２５を打ち抜き形成する積層箔板鉄
心片１３の部分形状加工を行う構成とされている。ここ
で、内径孔２５は、次工程で形成される磁極歯の先端部
を連結するように連結リングを残す内径孔とし、所要の
形状加工を行った後、前記連結リングを除去するように
構成することも可能である。ここで言う、積層箔板鉄心
片１３は、分離用積層箔板鉄心片１３ａと第１の積層箔
板鉄心片１３ｂと第２の積層箔板鉄心片１３ｃの総称で
ある。
ては、前記積層加工工程１２から供給された積層箔板条
材１０に、各プレス・ステーションで積層箔板鉄心片１
３の形状加工を行う際に、位置決め用として機能するパ
イロット孔２４を条材幅方向に離間形成すると共に、電
動機の積層固定子鉄心１００の構成部品である積層箔板
鉄心片１３の内径孔２５を打ち抜き形成する積層箔板鉄
心片１３の部分形状加工を行う構成とされている。ここ
で、内径孔２５は、次工程で形成される磁極歯の先端部
を連結するように連結リングを残す内径孔とし、所要の
形状加工を行った後、前記連結リングを除去するように
構成することも可能である。ここで言う、積層箔板鉄心
片１３は、分離用積層箔板鉄心片１３ａと第１の積層箔
板鉄心片１３ｂと第２の積層箔板鉄心片１３ｃの総称で
ある。
【００２０】第２のプレス・ステーション１５ｂにおい
ては、第１のプレス・ステーション１５ａで形成された
積層箔板条材１０に、所要数の巻き線用スロット２６を
打ち抜き複数の磁極歯２７を前記積層箔板鉄心片１３の
内径孔２５に沿って打ち抜き形成する構成とされてい
る。
ては、第１のプレス・ステーション１５ａで形成された
積層箔板条材１０に、所要数の巻き線用スロット２６を
打ち抜き複数の磁極歯２７を前記積層箔板鉄心片１３の
内径孔２５に沿って打ち抜き形成する構成とされてい
る。
【００２１】第３のプレス・ステーション１５ｃにおい
ては、第２のプレス・ステーション１５ｂで形成された
積層箔板条材１０に、積層固定子鉄心１００の所要の積
層枚数毎にかしめ用突起２８（本実施例では４カ所）が
嵌合する所定数の貫通孔２９（本実施例では４カ所）を
間欠的に打ち抜き形成する分離用積層箔板鉄心片１３ａ
の所要の形状を形成する間歇加工を行う構成とされてい
る。ここで、第３のプレス・ステーション１５ｃが作動
しているとき、第４のプレス・ステーション１５ｄと第
５のプレス・ステーション１５ｅとは作動していない。
ここでいう、かしめ突起２８は、かしめ突起２８ａ及び
２８ｂの総称である。
ては、第２のプレス・ステーション１５ｂで形成された
積層箔板条材１０に、積層固定子鉄心１００の所要の積
層枚数毎にかしめ用突起２８（本実施例では４カ所）が
嵌合する所定数の貫通孔２９（本実施例では４カ所）を
間欠的に打ち抜き形成する分離用積層箔板鉄心片１３ａ
の所要の形状を形成する間歇加工を行う構成とされてい
る。ここで、第３のプレス・ステーション１５ｃが作動
しているとき、第４のプレス・ステーション１５ｄと第
５のプレス・ステーション１５ｅとは作動していない。
ここでいう、かしめ突起２８は、かしめ突起２８ａ及び
２８ｂの総称である。
【００２２】第４のプレス・ステーション１５ｄにおい
ては、第３のプレス・ステーション１５ｃで形成された
積層箔板条材１０に、積層固定子鉄心１００の構成部品
である積層箔板鉄心片の貫通孔２９に嵌合する第１のか
しめ用突起２８ａ（本実施例では４カ所）と第２のかし
め用突起２８ｂが嵌合する所定数の第１の貫通孔２９ａ
（本実施例では４カ所）とを交互に配列した電動機の積
層固定子鉄心１００の構成部品である第１の積層箔板鉄
心片１３ｂの所要の形状を間歇的に形成を行う構成とさ
れている。ここで、第４のプレス・ステーション１５ｄ
が作動しているとき、第３のプレス・ステーション１５
ｃと第５のプレス・ステーション１５ｅとは作動してい
ない。
ては、第３のプレス・ステーション１５ｃで形成された
積層箔板条材１０に、積層固定子鉄心１００の構成部品
である積層箔板鉄心片の貫通孔２９に嵌合する第１のか
しめ用突起２８ａ（本実施例では４カ所）と第２のかし
め用突起２８ｂが嵌合する所定数の第１の貫通孔２９ａ
（本実施例では４カ所）とを交互に配列した電動機の積
層固定子鉄心１００の構成部品である第１の積層箔板鉄
心片１３ｂの所要の形状を間歇的に形成を行う構成とさ
れている。ここで、第４のプレス・ステーション１５ｄ
が作動しているとき、第３のプレス・ステーション１５
ｃと第５のプレス・ステーション１５ｅとは作動してい
ない。
【００２３】第５のプレス・ステーション１５ｅにおい
ては、第４のプレス・ステーション１５ｄで形成された
積層箔板条材１０に、積層箔板条材１０に形成された第
１のかしめ用突起２８ａに整合する位置に第２の貫通孔
２９ｂを、積層箔板条材１０に形成された第１の貫通孔
２９ａに整合する位置に第２のかしめ用突起２８ｂを交
互に配列した電動機の積層固定子鉄心１００の構成部品
である第２の積層箔板鉄心片１３ｃの所要の形状を間歇
的に形成を行う構成とされている。ここで、第５のプレ
ス・ステーション１５ｅが作動しているとき、第３のプ
レス・ステーション１５ｃと第４のプレス・ステーショ
ン１５ｄとは作動していない。
ては、第４のプレス・ステーション１５ｄで形成された
積層箔板条材１０に、積層箔板条材１０に形成された第
１のかしめ用突起２８ａに整合する位置に第２の貫通孔
２９ｂを、積層箔板条材１０に形成された第１の貫通孔
２９ａに整合する位置に第２のかしめ用突起２８ｂを交
互に配列した電動機の積層固定子鉄心１００の構成部品
である第２の積層箔板鉄心片１３ｃの所要の形状を間歇
的に形成を行う構成とされている。ここで、第５のプレ
ス・ステーション１５ｅが作動しているとき、第３のプ
レス・ステーション１５ｃと第４のプレス・ステーショ
ン１５ｄとは作動していない。
【００２４】第６のプレス・ステーション１５ｆにおい
ては、第５のプレス・ステーション１５ｅで形成された
積層箔板条材１０から、まず、分離用積層箔板片１３ａ
の外郭の打ち抜きを行い分離用積層箔板片１３ａを形成
する。つづいて、この分離用積層箔板片１３ａ上に、前
記分離用積層箔板片１３ａの貫通孔２９に外郭の打ち抜
きを行い第１の積層箔板片１３ｂの第１のかしめ突起２
８ａを嵌合し、分離用積層箔板片１３ａと第１の積層箔
板片１３ｂとを嵌合固定する。次に、第１の積層箔板片
の第１の貫通孔２９ａに、外郭の打ち抜きを行い第２の
積層箔板片１３ｃの第２のかしめ用突起２８ｂを嵌合
し、第１の積層箔板片１３ｂと第２の積層箔板片１３ｃ
とを嵌合固定する。同様に、第２の積層箔板片１３ｃの
第２の貫通孔２９ｂに第１の積層箔板片１３ｂの第１か
しめ用突起２８ａを嵌合し、第２の積層箔板片１３ｃと
第１の積層箔板片１３ｂとを嵌合固定する。これを順次
行い分離用箔板片１３ａ上に、第１の積層箔板片１３ｂ
と第２の積層箔板片１３ｃとを交互に積層し、所定の積
み厚に積層された後、分離用積層箔板片１３ａの打ち抜
き形成を行い所定の積層固定子鉄心１００を分離形成す
る積層加工を行う構成とされている。ここで、かしめ突
起２８の形状は、図３（ａ）に示すＶ形状や図３（ｂ）
に示す舌片形状や図３（ｃ）に示す切り曲げ形状であっ
てもよい、特に図３（ｃ）に示す切り曲げ形状を用いる
のが好ましい。これによって、内部残留応力の発生を抑
制することができる。
ては、第５のプレス・ステーション１５ｅで形成された
積層箔板条材１０から、まず、分離用積層箔板片１３ａ
の外郭の打ち抜きを行い分離用積層箔板片１３ａを形成
する。つづいて、この分離用積層箔板片１３ａ上に、前
記分離用積層箔板片１３ａの貫通孔２９に外郭の打ち抜
きを行い第１の積層箔板片１３ｂの第１のかしめ突起２
８ａを嵌合し、分離用積層箔板片１３ａと第１の積層箔
板片１３ｂとを嵌合固定する。次に、第１の積層箔板片
の第１の貫通孔２９ａに、外郭の打ち抜きを行い第２の
積層箔板片１３ｃの第２のかしめ用突起２８ｂを嵌合
し、第１の積層箔板片１３ｂと第２の積層箔板片１３ｃ
とを嵌合固定する。同様に、第２の積層箔板片１３ｃの
第２の貫通孔２９ｂに第１の積層箔板片１３ｂの第１か
しめ用突起２８ａを嵌合し、第２の積層箔板片１３ｃと
第１の積層箔板片１３ｂとを嵌合固定する。これを順次
行い分離用箔板片１３ａ上に、第１の積層箔板片１３ｂ
と第２の積層箔板片１３ｃとを交互に積層し、所定の積
み厚に積層された後、分離用積層箔板片１３ａの打ち抜
き形成を行い所定の積層固定子鉄心１００を分離形成す
る積層加工を行う構成とされている。ここで、かしめ突
起２８の形状は、図３（ａ）に示すＶ形状や図３（ｂ）
に示す舌片形状や図３（ｃ）に示す切り曲げ形状であっ
てもよい、特に図３（ｃ）に示す切り曲げ形状を用いる
のが好ましい。これによって、内部残留応力の発生を抑
制することができる。
【００２５】以上、電動機の固定子の積層鉄心の形成方
法の好適な実施例として、形状加工ステーション毎に分
割した複数の分割金型装置を、複数のプレス・ステーシ
ョンのそれぞれに装着し、これを適切な順序でタンデム
状に配列したプレス加工工程を含む構成として説明した
が、かしめ用突起とかしめ突起が挿入される貫通孔を交
互に配列した第１の積層箔板鉄心片と、前記第１の積層
箔板鉄心片のかしめ用突起の位置に貫通孔を、前記貫通
孔の位置にかしめ用突起を交互に配列した第２の積層箔
板鉄心片との所要の形状を形成する形状加工ステーショ
ンとを含む複数の形状加工ステーションを配列した順送
り金型装置を用いたプレス加工工程を含む構成とするこ
ともできる。
法の好適な実施例として、形状加工ステーション毎に分
割した複数の分割金型装置を、複数のプレス・ステーシ
ョンのそれぞれに装着し、これを適切な順序でタンデム
状に配列したプレス加工工程を含む構成として説明した
が、かしめ用突起とかしめ突起が挿入される貫通孔を交
互に配列した第１の積層箔板鉄心片と、前記第１の積層
箔板鉄心片のかしめ用突起の位置に貫通孔を、前記貫通
孔の位置にかしめ用突起を交互に配列した第２の積層箔
板鉄心片との所要の形状を形成する形状加工ステーショ
ンとを含む複数の形状加工ステーションを配列した順送
り金型装置を用いたプレス加工工程を含む構成とするこ
ともできる。
【００２６】
【発明の効果】本発明では、電気部品の積層鉄心にアモ
ルファス合金の箔板条材をもちいても、アモルファス合
金の箔板の積層箔板条材を形成する工程を設けることと
しているので、条材の搬送強度を確保することができ間
歇搬送を円滑に行うことができる。その結果として、生
産性を向上させることができる。
ルファス合金の箔板条材をもちいても、アモルファス合
金の箔板の積層箔板条材を形成する工程を設けることと
しているので、条材の搬送強度を確保することができ間
歇搬送を円滑に行うことができる。その結果として、生
産性を向上させることができる。
【００２７】さらに、かしめ用突起と貫通孔を交互に配
列した第１の積層箔板片、第２の積層箔板片の構成部品
を交互に形成する構成としているので前記構成部品の貫
通孔とかしめ用突起の組合せで重合を行うことができ、
従来のかしめ用突起の凹凸の組合せに比べて嵌合固定に
よる内部残留応力の発生を抑制することができると共
に、積層箔板間の隙間がなくなり密着性を向上させるこ
とができる。その結果として、積層鉄心の磁気特性を向
上させることができる。
列した第１の積層箔板片、第２の積層箔板片の構成部品
を交互に形成する構成としているので前記構成部品の貫
通孔とかしめ用突起の組合せで重合を行うことができ、
従来のかしめ用突起の凹凸の組合せに比べて嵌合固定に
よる内部残留応力の発生を抑制することができると共
に、積層箔板間の隙間がなくなり密着性を向上させるこ
とができる。その結果として、積層鉄心の磁気特性を向
上させることができる。
【００２８】また、順送り金型装置の複数の形状加工ス
テーションを、それぞれの形状加工ステーション毎に分
割した分割金型装置を装着したプレス・ステーションを
タンデム状に配列した構成とされているので、各形状加
工ステーションに適合した板押さえ圧を極力強くするこ
とができると共に、高精度の打ち抜き金型の製造が容易
になり、高精度の打ち抜き加工を行うことができる。
テーションを、それぞれの形状加工ステーション毎に分
割した分割金型装置を装着したプレス・ステーションを
タンデム状に配列した構成とされているので、各形状加
工ステーションに適合した板押さえ圧を極力強くするこ
とができると共に、高精度の打ち抜き金型の製造が容易
になり、高精度の打ち抜き加工を行うことができる。
【００２９】さらに、前記プレス・ステーションは、上
下打ち抜き方法を用いた構成とされているので、条材の
疲労破壊が生じて打ち抜きバリの発生を防止することが
できる。
下打ち抜き方法を用いた構成とされているので、条材の
疲労破壊が生じて打ち抜きバリの発生を防止することが
できる。
【図１】本発明の実施の形態に係る積層箔板鉄心の製造
工程を説明する概要図である。
工程を説明する概要図である。
【図２】本発明の実施の形態に係る積層箔板鉄心片の形
成工程を示すプレス打ち抜き工程図である。
成工程を示すプレス打ち抜き工程図である。
【図３】本発明の実施の形態に係る積層箔板鉄心片の嵌
合固定の形態を示す概要説明図である。
合固定の形態を示す概要説明図である。
１００ 電動機の積層固定子鉄心 １０ 積層箔板条材 １０ａ アモルファス合金の箔板条材 １０ｂ アモルファス合金の箔板条材 １１ 絶縁性の接着剤層 １２ 積層加工工程 １３ 積層箔板鉄心片 １３ａ 分離用積層箔板鉄心片 １３ｂ 第１の積層箔板鉄心片 １３ｃ 第２の積層箔板鉄心片 １４ 順送り金型装置 １４ａ 第１の形状加工ステーション １４ｂ 第２の形状加工ステーション １４ｃ 第３の形状加工ステーション １４ｄ 第４の形状加工ステーション １４ｅ 第５の形状加工ステーション １４ｆ 第６の形状加工ステーション １５ プレス加工装置 １５ａ 第１のプレス・ステーション １５ｂ 第２のプレス・ステーション １５ｃ 第３のプレス・ステーション １５ｄ 第４のプレス・ステーション １５ｅ 第５のプレス・ステーション １５ｆ 第６のプレス・ステーション １６ プレス加工工程 １７ 第１の巻出し装置 １８ 第２の巻出し装置 １９ 接着剤塗布装置 ２０ 塗布用ローラ群 ２１ 耐熱性絶縁剤の薄膜層 ２２ 整合用ローラ群 ２３ 圧着用ローラ群 ２４ パイロット孔 ２５ 内径孔 ２６ 巻き線用スロット ２７ 磁極歯 ２８ かしめ用突起 ２８ａ 第１のかしめ用突起 ２８ｂ 第２のかしめ用突起 ２９ 貫通孔 ２９ａ 第１の貫通孔 ２９ｂ 第２の貫通孔 ３０ 外郭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｈ０１Ｆ 41/02 Ｈ０１Ｆ 41/02 Ｃ (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02K 15/02 B21D 28/02 B30B 13/00 B32B 15/01 B32B 31/08 H01F 41/02
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の形状加工ステーションを適切に配
列した順送り金型装置を用いたプレス加工により、箔板
片の形状加工を行いこの箔板片を前記金型装置内で順次
積層して形成されるアモルファス合金の箔板条材を用い
た積層電気部品の製造方法にあって、複数のアモルファ
ス合金の箔板条材を耐熱性の接着材層を介して積層一体
化し、前記アモルファス合金の箔板の積層箔板条材を形
成する積層加工工程と、この下流に、かしめ用突起とか
しめ突起が挿入される貫通孔とを交互に配列した第１の
積層箔板片と前記第１の積層箔板片のかしめ用突起の位
置に貫通孔を、前記貫通孔の位置にかしめ用突起を交互
に配列した第２の積層箔板片の所要の形状を形成する複
数の形状加工ステーションを含む順送り金型装置を装着
したプレス加工工程とから成る構成とし、前記積層箔板
条材を前記順送り金型装置中を間歇搬送しつつ、前記第
１の積層箔板片と第２の積層箔板片の所要の形状を形成
する形状加工を行いこれらを交互に積層することを特徴
とするアモルファス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の
製造方法。 - 【請求項２】 複数の形状加工ステーションを適切に配
列した順送り金型装置を用いたプレス加工により、箔板
片の形状加工を行いこの箔板片を前記金型装置内で順次
積層して形成されるアモルファス合金の箔板条材を用い
た積層電気部品の製造方法にあって、前記プレス加工工
程の上流に、複数のアモルファス合金の箔板条材を耐熱
性の接着材層を介して積層一体化し、前記アモルファス
合金の箔板の積層箔板条材を形成する積層加工工程と、
前記順送り金型装置を形状加工ステーション毎に分割し
た形状加工用金型装置を、それぞれ独立したプレス機能
を備え、適切な順序でループ装置を介してタンデム状に
配列した複数のプレス・ステーションに装着したプレス
加工工程とを含む構成としたことを特徴とするアモルフ
ァス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法。 - 【請求項３】 前記アモルファス合金の箔板の積層条材
は、アモルファス合金の箔板条材で耐熱性接着材層をサ
ンドイッチした３層構造であることを特徴とする請求項
１又は２記載のアモルファス合金の箔板条材を用いた積
層鉄心の製造方法。 - 【請求項４】 前記プレス・ステーションは、上下に一
対の打ち抜き刃物を配置し、積層箔板条材の上下面側か
ら所定の回数交互に、この積層箔板条材のそれぞれの箔
板の一部又は全てに剪断加工変形与えるプレス機能と、
これを前記積層箔板の抜き孔に押し戻すプッシュバック
機能とこの打ち抜き片を除去する機能を設けた構成とし
たことを特徴とする請求項２、３記載のアモルファス合
金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法。 - 【請求項５】 前記帯状のアモルファス合金の箔板は、
その片面若しくは両面に耐熱性の絶縁コーティング層を
備えたこを特徴とする請求項１、２、３記載のアモルフ
ァス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04661196A JP3313965B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | アモルファス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04661196A JP3313965B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | アモルファス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09215279A JPH09215279A (ja) | 1997-08-15 |
| JP3313965B2 true JP3313965B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=12752106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04661196A Expired - Fee Related JP3313965B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | アモルファス合金の箔板条材を用いた積層鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP3313965B2 (ja) |
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| EP1481795A4 (en) | 2002-02-12 | 2009-11-11 | Mitsui High Tec | METAL PLATE OF DIFFERENT LAMINATED MATERIALS, BODIES OF DIFFERENT LAMINATED MATERIALS AND PROCESS FOR PRODUCING SAME |
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| JP3776052B2 (ja) * | 2002-03-27 | 2006-05-17 | 株式会社三井ハイテック | 積層鉄心 |
| JP2005229793A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-08-25 | Seiko Epson Corp | 磁気コアの製造方法、磁気コア、電磁変換機、時計、および電子機器 |
| JP5094086B2 (ja) * | 2006-10-05 | 2012-12-12 | 株式会社三井ハイテック | 積層鉄心の製造方法 |
| JP5212273B2 (ja) * | 2009-07-01 | 2013-06-19 | 三菱電機株式会社 | 積層コア |
| JP6383202B2 (ja) | 2014-07-24 | 2018-08-29 | 株式会社三井ハイテック | 積層鉄心の製造方法及び積層鉄心 |
| KR101603563B1 (ko) * | 2015-07-03 | 2016-03-15 | 이재희 | 전자파흡수시트 제조장치 및 제조방법 |
| CN105618612B (zh) * | 2015-12-28 | 2018-07-10 | 郑州德盛祥电机制造有限公司 | 一种连续冲压生产线 |
| JP6779565B2 (ja) * | 2016-06-22 | 2020-11-04 | 住友重機械工業株式会社 | 積層コア及び積層コアの製造方法 |
| CN112335155A (zh) * | 2018-06-29 | 2021-02-05 | 日本电产株式会社 | 层叠芯 |
| DE102019213658A1 (de) * | 2019-09-09 | 2021-03-11 | Elringklinger Ag | Verfahren zur Herstellung eines Blechstapels, Blechstapel, Maschinenbauteil und Elektromotor |
| CN110752720A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-02-04 | 宁波吉兆电气科技有限公司 | 电机铁芯用冲片冲切设备及超薄铁基片材的冲切方法、电机铁芯的制造方法 |
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- 1996-02-07 JP JP04661196A patent/JP3313965B2/ja not_active Expired - Fee Related
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