JP3311386B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3311386B2
JP3311386B2 JP19235592A JP19235592A JP3311386B2 JP 3311386 B2 JP3311386 B2 JP 3311386B2 JP 19235592 A JP19235592 A JP 19235592A JP 19235592 A JP19235592 A JP 19235592A JP 3311386 B2 JP3311386 B2 JP 3311386B2
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原画の画像情報をイ
メージセンサにより画素分割したデジタル画像として読
み取り、該デジタル画像を用いて当該原画に関する情報
処理を行う画像処理装置に関するものであり、特に、ネ
ガカラーフィルム上の原画を読み取って、その画像情報
に基づいて当該原画の焼付露光量を決定する焼付露光装
置に用いて好適な画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般的な写真撮影において、被写体の青、
緑、赤(以下、B、G、Rという)の3原色の平均反射
率は略一定であることが知られている。そこで、従来の
写真焼付装置では、写真原画の全面積の平均透過濃度
(LATD)を測定し、この平均透過濃度に基づいて写
真焼付の露光量を決定し、印画紙のB、G、R各色感光
層に与える露光量を一定値に制御し、カラーバランスの
良好なプリントを作成するようにしている(LATD制
御法と呼ばれる)。
【0003】しかし、上記の方法には、被写体に輝度分
布や色分布のかたよりがある場合は適正なプリントが得
られないという欠点がある。このため、近年の高性能写
真焼付装置では、露光対象となるネガ画像を細かい画素
に色分解走査する撮像手段で読み取り、各画素毎の画像
特性値(たとえば、ネガの透過濃度等)を測定し、その
測定結果に基づいて露光量を決定するか、あるいはLA
TD制御で決定された露光量を補正する方法を採用して
いる。
【0004】このような装置は一般にスキャナ(自動露
光量制御装置)と呼ばれている。スキャナは、原画像を
撮像手段の受光面の一部に結像させて2次元的に分割読
み取りした後、各画素の画像特性値(例えば、濃度)を
測定し、該画素毎の特性値を適宜組み合わせることによ
り、画面分割した領域の画像特性値を得るようになって
いる。
【0005】従来装置では、撮像手段として、複数の受
光素子を有する1次元又は2次元のイメージセンサ(た
とえば、CCD撮像素子)を利用し、このイメージセン
サを駆動回路で駆動し、その情報出力をサンプリング、
及び平滑化して画像情報に変換していた。そして、この
画像情報を駆動回路のクロックと同期した一定周波数の
クロックを用いてA/D変換して画像メモリに書き込ん
で、デジタル画像情報を得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成の画像処理装置で画像をサンプルすると以下のよう
な問題点が生じる。撮像されるネガフィルムのサイズ
は、複数種類(例えば、ブローニサイズ(6×9)〜D
ISCサイズ)あり、かつ読み取り部にネガをセットす
る方向も縦/横2種類ある。
【0007】この場合、全てのサイズ条件の原画に対し
一定の画素数を得ようとすると、一番小さなサイズのネ
ガの画面を基準にしてサンプルする必要があるために、
大きなサイズのネガ画面に対しては画素数が過多にな
る。そこで、大きなネガ画面内の画素を必要な画素数に
変換するために、画素同士のデータを平均化する「丸め
処理」が必要になる。
【0008】この丸め処理は画素数が増えるほど多大な
時間を必要とするから、一旦画像を読み取ってソフトウ
ェア等の処理で丸め処理を行おうとすると、その丸め処
理をする画素数に従って、画像処理速度が遅くなってく
るという欠点を持っている。また、ハードウェアでこの
処理を行おうとすると、複雑で高速な回路を用いなけれ
ばならなかった。このため、従来では、一定の間隔でサ
ンプルした画像の画素データから、丸め処理に適当な画
素数まで画素データを間引いて、処理時間を短縮するこ
とが行われているが、 ・一定の間隔でサンプルすると、画像メモリの容量は、
常に、最大サイズの画素数分だけ必要になる ・画像のサンプル周期と画像の周波数特性を、一定の関
係を保ってサンプルした画像に対しこの間引き処理を行
うと、画像情報の周波数特性と画像サンプル周期との関
係が異なってくる といった欠点がある。このようにサンプル周期と周波数
特性を一定にしてサンプルした画像から特性値を算出す
ると、原画の濃度分布が同一の画像であったとしても、
原画のサイズにより得られる画像特性値が、原画のサイ
ズ毎に異なってしまう現象を引き起こす恐れがある。特
に、濃度に変換したデータを利用する処理の場合、高濃
度部の高周波成分の微妙な変動(ノイズ)が濃度変換に
より強調され、特性値に大きく影響することがある。
【0009】こうした問題点に対処する方法として、撮
像装置の光学系の倍率をネガサイズに対応して拡大縮小
し、常に一定の大きさの投影像を得ることも考えられる
が、 ・光学系の構成が複雑で高価になる ・写真焼き付け装置内に組み込むための小型化が困難で
ある といった問題点を有している。
【0010】この発明は、上記の問題点を解決するため
のもので、フォーマットの異なる原画ネガフィルムを、
常にほぼ一定の条件でサンプリングでき、しかも低廉か
つ高速処理が可能な画像処理装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めこの発明の画像処理装置は、複数の受光素子からなる
イメージセンサを有する撮像部と、該素子毎の光電変換
出力を順次取り出す読出クロックを発生する駆動制御部
と、該光電変換出力を増幅してアナログ画像信号に変換
する画像信号処理部と、外部信号で切替可能な周波数帯
域を有するフィルタによって、該アナログ画像信号の周
波数帯域を制限するフィルタ部と、該フィルタ部を通過
したアナログ画像信号を所定のサンプルクロック周波数
でサンプルしてデジタル画像に変換する画像情報変換部
と、該デジタル画像情報を記憶する画像情報記憶部とを
備えた構成とし、原画のサイズに応じて、その画像解像
度を調整できるようにしたものである。
【0012】また、フィルタの周波数帯域を指定する外
部信号が、撮像対象の原画サイズに応じて選択されよう
に構成して、原画のサイズに関わらず一定の解像度のデ
ジタル画像情報を得られるようにしたものである。ま
た、複数の受光素子からなるイメージセンサを有する撮
像部と、該素子毎の光電変換出力を順次取り出す読出ク
ロックを発生する駆動制御部と、該光電変換出力を増幅
してアナログ画像信号に変換する画像信号処理部と、該
アナログ画像信号の周波数帯域を制限するフィルタ部
と、該フィルタ部を通過したアナログ画像信号を、外部
信号で周波数が切替可能なサンプルクロックによりデジ
タル画像に変換する画像情報変換部と、該デジタル画像
情報を記憶する画像情報記憶部とを備えた構成とし、原
画のサイズに応じて、サンプルする画素数を調整できる
ようにしたものである。
【0013】また、前記サンプルクロックの周波数を指
定する外部信号が、撮像対象の原画サイズに応じて選択
されるように構成し、原画のサイズに関わらず、画素数
の一定なデジタル画像情報が得られるようにしたもので
ある。
【0014】
【作用】イメージセンサから出力される原画像情報に対
し、サンプルクロックの周波数を原画のネガサイズに応
じて適宜調整し、画像データをサンプルする。これによ
り、ネガサイズに関わらず各原画の有効領域内を、常に
一定の画素数で分割することができる。
【0015】また、原画のネガサイズが大きく異なるも
のに対しては、原画のネガサイズに応じて周波数フィル
タを施して不要な高域をカットする。これにより、各ネ
ガサイズの画像の解像度をおおよそ一定にして、所定の
サンプル周波数で画像特性をサンプルすることができ、
ネガのサイズに関わらず同一解像度の画像情報を得るこ
とができる。
【0016】以上のことから、ネガサイズによらず一定
の画像特性のデータを必要最小限のデータから得ること
ができ、丸め処理等の前処理に必要な時間が最小とな
る。
【0017】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示す一実施例に
基づいて説明する。図1において、撮像部100は、複
数の受光素子からなる2次元イメージセンサ1、絞り
S、レンズLを備えている。該イメージセンサ1には、
光源Pで照明されたネガフィルムNの画像が、絞りS、
レンズLを介して、入力できるように構成されている。
該イメージセンサ1の受光面上には、B、G、Rのカラ
ーフィルタが配置され、各色フィルタ下の光電変換素子
ごとに、受光量に比例した電荷を光電変換情報として出
力できるようになっている。ここで、該2次元イメージ
センサ1としては、通常、CCD撮像素子を使用する
が、MOS撮像素子などであってもよい。
【0018】画像情報処理部200は、信号処理部2、
アナログスイッチ4、画像情報フィルタ部5を備えてい
る。該信号処理部2は、前記イメージセンサ(CCD)
1から出力されるB、G、Rの3色混在の光電変換情報
を各色別に分離し、分離された画像情報をサンプルホー
ルド及び増幅し、さらに原色別の画像情報出力2a、2
b、2cとして、アナログスイッチ4に出力できるよう
に構成されている。該アナログスイッチ4は後述の走査
位置デコーダ10の指令出力に従って、前記原色別の画
像情報出力2a、2b、2cを後段の画像情報フィルタ
部(ローパスフィルタ)5を通して、画像情報変換部3
00のA/D変換器6へ選択的に出力できるように構成
されている。
【0019】ここで、ローパスフィルタ5は、例えば、
図2の原理説明図のように、異なったカットオフ周波数
1 、f2 、f3 ・・・を持つフィルタB1 、B2 、B
3 ・・・を複数個用意し、CPU(図示せず)からの選
択情報により、アナログスイッチ5aを切り換えるよう
に構成している。これにより、後述するように、原画の
サイズに応じた周波数帯域を選択することができるよう
になる。
【0020】3は前記イメージセンサ1の駆動制御部
で、該駆動制御部3は、前記2次元イメージセンサ1に
対して電荷転送タイミング信号、電荷読出クロック信号
などを供給して、CCDを駆動制御するとともに、前記
信号処理部2にタイミング信号を送出して、前記画像情
報出力2a、2b、2cの出力分離を適宜制御するなど
している。また、該駆動制御部3は、イメージセンサ1
からの画像データ読み出しの際、画面の切替えタイミン
グ信号となる垂直同期信号3a、走査線の切替えタイミ
ング信号となる水平同期信号3b、及び画像読出クロッ
ク信号3cなどをそれぞれ発生できるようになってい
る。
【0021】即ち、該駆動制御部3は、例えば、図3の
ように、原クロックf0 を発生する発振器30の後段
に、イメージセンサ用の分周カウンタ31と画像読出ク
ロック用の分周カウンタ32を備えてなり、イメージセ
ンサ用分周カウンタ31では原クロックを1/Xに分周
してCCD駆動タイミング信号生成部33に出力、画像
読出クロック用分周カウンタ32では、CPUからの指
定に応じて任意の比率(1/Y)で原クロックを分周で
きるようになっている。
【0022】前記画像情報変換部300は、A/D変換
器6、データ変換部7を備えている。該A/D変換器6
によりデジタル値に変換された情報は、データ変換部7
に入力され所定のデータ形態(例えば、濃度に対応する
LOG値など)に変換され、画像特性値として変換でき
るようになっている。この場合、データ変換部7は、例
えば、ROMテーブルなどによって構成される。該デー
タ変換部7の出力は、後段の画像メモリ12に記録され
る。
【0023】画像情報記憶部400は、走査線カウンタ
8、画素カウンタ9、走査位置デコーダ10、画像メモ
リ12を備えている。該走査線カウンタ8には、前記駆
動制御部3より垂直同期信号3aと水平同期信号3bが
それぞれ入力されている。即ち、例えば、該走査線カウ
ンタ8として9ビットカウンタを用いるものとし、その
クロック(CLK)端子には、水平同期信号3bが入力
されカウントされる。また、該走査線カウンタ8のクリ
ア(CLR)端子には、垂直同期信号3aが同様に入力
され、該垂直同期信号3aによって前記9ビットカウン
タはリセットされて、画面の切り替えを検知できるよう
になっている。該走査線カウンタ8のカウント出力は、
走査位置デコーダ10に出力されると同時に、前記画像
メモリ12のアドレス指定出力(走査線数番地を指定)
にもなっている。
【0024】9は画素カウンタで、該画素カウンタ9に
は、前記駆動制御部3から出力される画像読出クロック
信号3cと水平同期信号3bが入力されている。即ち、
例えば、該画素カウンタ9として9ビットカウンタを用
い、前記走査線カウンタ8と同様に、読み出しクロック
信号3cをそのクロック(CLK)端子に受け、これを
計数できるように構成されている。また、水平同期信号
3bは、クリア(CLR)端子に入力され、該水平同期
信号3bによって前記9ビットカウンタはリセットされ
る。該画素カウンタ9のカウント出力も、前記画像メモ
リ12のアドレス線(走査線上の画素数番地を指定)と
して接続されている。
【0025】尚、前記走査線カウンタ8と画素カウンタ
9の出力はそれぞれ別々のアドレス線で画像メモリ12
に接続されている。これにより、前記2次元イメージセ
ンサ1の任意の画素データは、その画素に対応する走査
線カウント数と画素カウント数とによって確定される記
憶位置に、他の画素データと重なり合うことなく画像メ
モリ12内に記憶できるようになっている。
【0026】前記走査位置デコーダ10には、前記走査
線カウンタ8の出力(以下、走査線番号という)が入力
されている。該走査位置デコーダ10は、所定のアルゴ
リズムに従って走査線カウンタ8の出力を分類、選択す
るためのものである。また、CPUには、ネガキャリア
識別情報やネガマスク方向識別情報が入力されている。
【0027】次に、画像情報処理部200におけるロー
パスフィルタと画像読出クロックの設定方法について説
明する。図4は各種のネガサイズ(135F〜DIS
C)のネガが実際にイメージセンサ上に投影される様子
を示す原理図である。画像のサンプリングは各サイズと
も同じ画素数の画像を得る必要があるわけであるが、予
め、基準のサンプリング条件として、 ・ローパスフィルタは、最も帯域が広いもの(=フィル
タB1 ) カットオフ周波数 =f1 (Hz) ・画像読出のサンプルクロックは、画素数が最も多くな
るもの サンプリング周波数=S1 (Hz) にそれぞれ設定、この条件で各サイズの基準ネガを撮像
し、各サイズのネガが投影される位置を確定し、各サイ
ズ毎にその領域を記憶しておくものとする(この種の操
作はセットアップ操作と呼ばれ、例えば、「特開昭62
−260135」に開示された手法などが知られてい
る)。この操作により、各サイズのネガの投影位置と大
きさが決定する。
【0028】ここで、まず、ローパスフィルタ5の帯域
選択を行う。この場合、横方向の領域が1番狭いサイズ
(図4では、DISC縦サイズ)に対して、帯域が1番
広いフィルタB1 を割り当てる(カットオフ周波数=f
1 Hz)。そして、このB1 フィルタを基準として、他
の各サイズに対しは、セットアップ時の横幅の大きさに
応じてフィルタを決定する。
【0029】例えば、135F縦の場合、好適な帯域を与え
るカットオフ周波数f2 は、 f2 = f1 ×(x12−x11)/(x22−x21) となり、この値に最も近い帯域を有するフィルタを選択
するようになっている。これにより、狭い画面内では分
解不能な画像情報の高周波成分をカットし、横方向の周
波数特性(解像度)を、各サイズに対してほぼ均一化で
きるようになしている。
【0030】次に、画像読出クロックの設定方法を説明
する。上記のようにしてローパスフィルタの選択を行え
ば、各サイズの解像度はほぼ一定となる。ここで、サン
プルを行う際、横方向の領域が狭いサイズの画素数(x
12−x11)を基準として、同じ画素数をサンプル画像を
得るには、各サイズ毎にサンプル周波数を変更すればよ
い。即ち、135F縦の場合、データ変換部7のサンプルク
ロックの周波数は、 S2 = S1 × (x12−x11) / (x22−x21) となるように設定する。
【0031】同様に、135F横では、 S3 = S1 × (x12−x11) / (x32−x31) となる。つまり、小さな画面ではサンプル間隔を密に、
大きな画面では疎にすることにより、画面のサイズに応
じて、適度な間引き処理を行いながら同じ画素数の画像
情報を得るようにしている。
【0032】このように、CCDからのアナログ画像情
報読み取りも、デジタル画像情報のサンプリングも、原
画のサイズに関わらず同じ条件(個々の帯域やクロック
周波数には違いがあっても、情報処理の形式は同一)で
行うことができるようになっている。なお、上記説明で
は常にサンプルクロック周波数とフィルタの周波数帯域
の設定を各ネガサイズ毎に行っているが、サンプルクロ
ックの周波数Sが、フィルタBのカットオフ周波数fに
対して、常に S > 2 × f なる関係が保たれる領域では、原則として、周波数フィ
ルタを変更せずサンプルクロックのみ調整する方法でも
かまわない。
【0033】次に、本願画像処理装置を適用した写真焼
付装置について、図5の斜視図に基づいて説明する。図
5において、光源ランプ20から出射した光は、ミラー
トンネル23で拡散された後、ネガキャリア24上に載
置されたネガフィルムNを照明するように構成されてい
る。ネガフィルムNを透過した光は、結像レンズ25及
び印画紙28への露光を制御するシャッタ26を経て、
反射ミラー27で反射された後、印画紙28上に結像さ
れるようになっている。また、光源20とミラートンネ
ル23の間には、光源からの熱防止用フィルタ21と、
B、G、Rの各光を選択的にカットするカットフィルタ
22が配置されている。
【0034】ネガキャリア24の直上には、ネガフィル
ムNの濃度を測定するためのLATD測光センサ(ホト
ダイオード)29が配置されている。同様に、ネガ画像
を読み取るための2次元イメージセンサ1を内蔵した本
願画像処理装置30がネガキャリア24に近傍適所に配
設されている。この画像読取装置30には、ネガフィル
ムNの画像が前記センサ1上に所定光量で結像されるよ
うに、調光手段(絞りS)と結像レンズLが設けられて
いることは前述の通りである。
【0035】上記実施例において、まず、写真ネガフィ
ルムNをネガキャリア24上にセットする。ネガN上の
画像をB、G、RのフォトダイオードからなるLATD
測光センサ29で測光して、フィルムの平均透過光量を
測定して基本露光量を求める。次に、本願装置30の撮
像部100の2次元イメージセンサ1によって、ネガフ
ィルムNの原画を小さな画素毎に分割測光し、その分割
測光データを求める。この分割測光データを、駆動制御
部300の読取クロック信号により撮像部100から取
り出し、画像情報処理部200の信号処理回路2にてア
ナログ画像情報に整形処理する。そして、このアナログ
画像情報の高周波成分を、原画のサイズに応じて画像情
報フィルタ部5にて適宜カットする。即ち、小さなサイ
ズの原画は、高周波成分を含む広帯域の信号を通過さ
せ、大きなサイズの原画については低周波成分のみを多
く含む狭帯域の信号を通過させ、各サイズの水平方向解
像度を一定になす。
【0036】こうして得られた画像情報は、画像情報変
換部300において、A/D変換器6でデジタル化した
後、データ変換部7にて、サンプルクロックによりサン
プリングする。この時、サンプルクロックの周波数は画
面サイズに応じて可変であり、小さな画面ではサンプル
間隔を密、大きな画面では疎となるように調整されてい
るから、画面のサイズに応じて、適度な間引き処理を行
いながら同じ画素数の画像情報を得ることができる。
【0037】このようにして、各サイズの原画から得ら
れた同じ画素数のデジタル画像情報は、画像情報記憶部
400の画像メモリ12にメモリされる。そして、この
規格化されたデジタル画像情報に基づいて、原画像の特
性を探り出す画像処理が施され、その結果によって、先
の基本露光量に対する露光補正量を得る。この補正量を
前記基本露光時間に加算して、最終的な露光時間が決定
される。露光時間決定後、シャッタ26を開き印画紙2
8への露光を開始する。各色毎の露光時間経過後に、カ
ットフィルタ22を光路に挿入し、3色ともに所定の露
光時間が経過したところで、シャッタ26を閉じ露光を
終了する。
【0038】
【発明の効果】上記のようにこの発明の画像処理装置
は、複数の受光素子からなるイメージセンサを有する撮
像部と、該素子毎の光電変換出力を順次取り出す読出ク
ロックを発生する駆動制御部と、該光電変換出力を増幅
してアナログ画像信号に変換する画像信号処理部と、外
部信号で切替可能な周波数帯域を有するフィルタによっ
て、該アナログ画像信号の周波数帯域を制限するフィル
タ部と、該フィルタ部を通過したアナログ画像信号を所
定のサンプルクロック周波数でサンプルしてデジタル画
像に変換する画像情報変換部と、該デジタル画像情報を
記憶する画像情報記憶部とを備えた構成であるから、原
画のサイズに応じて、その画像解像度を調整とすること
ができる。
【0039】また、前記フィルタの周波数帯域を指定す
る外部信号は、撮像対象の原画サイズに応じて選択され
るから、原画のサイズに関わらず、その画像解像度を一
定とすることができる。また、複数の受光素子からなる
イメージセンサを有する撮像部と、該素子毎の光電変換
出力を順次取り出す読出クロックを発生する駆動制御部
と、該光電変換出力を増幅してアナログ画像信号に変換
する画像信号処理部と、該アナログ画像信号の周波数帯
域を制限するフィルタ部と、該フィルタ部を通過したア
ナログ画像信号を、外部信号で周波数が切替可能なサン
プルクロックによりサンプルしてデジタル画像に変換す
る画像情報変換部と、該デジタル画像情報を記憶する画
像情報記憶を備えた構成とすることにより、原画のサイ
ズに応じて、サンプルされる画素数を調整することがで
きる。
【0040】また、前記サンプルクロックの周波数を指
定する外部信号が、撮像対象の原画サイズに応じて選択
されるから、画像の周波数帯域がサンプルクロックの周
波数より低くなる範囲において、原画のサイズに関わら
ず一定の画素数のデジタル画像情報を得ることができ
る。また、前記フィルタ部の制御とサンプルクロックの
制御を組み合わせて、フィルタ部の周波数帯域とサンプ
ルクロック周波数を、撮像対象の原画のサイズに応じて
選択するように構成すれば、原画のサイズに関わらず、
解像度と画素数の一定なデジタル画像情報が得ることが
できる。
【0041】この結果、フォーマットの異なる原画ネガ
フィルムを、常に一定の条件でサンプリングでき、しか
も低廉かつ高速処理が可能な画像撮像装置を提供できる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願装置のブロック図である。
【図2】 ローパスフィルタの選択原理図である。
【図3】 読出クロックとサンプルクロックの周波数設
定手段を示す原理図である。
【図4】 CCDに対する撮像有効領域を示す説明図で
ある。
【図5】 本願装置を適用した写真焼付装置の全体構成
斜視図である。
【符号の説明】
1 撮像部(2次元イメージセンサ、CCD) 2 信号処理部 3 イメージセンサ駆動制御部 4 アナログスイッチ 5 画像情報フィルタ部(ローパスフィルタ) 6 データ変換部 7 画像メモリ 8 走査線カウンタ 9 画素カウンタ 20 画像メモリ 30 発振器 31 分周カウンタ(CCD駆動制御用) 32 分周カウンタ(画像読出サンプルクロック用) 100 撮像部 200 画像情報処理部 300 画像情報変換部 400 画像情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/72 - 27/80

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光素子からなるイメージセンサ
    を有する撮像部と、該素子毎の光電変換出力を順次取り
    出す読出クロックを発生する駆動制御部と、該光電変換
    出力を増幅してアナログ画像信号に変換する画像信号処
    理部と、外部信号で切替可能な周波数帯域を有するフィ
    ルタによって、該アナログ画像信号の周波数帯域を制限
    するフィルタ部と、該フィルタ部を通過したアナログ画
    像信号を所定のサンプルクロック周波数でサンプルして
    デジタル画像に変換する画像情報変換部と、該デジタル
    画像情報を記憶する画像情報記憶部とを備えたことを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタの周波数帯域を指定する外
    部信号が、撮像対象の原画サイズに応じて選択されるも
    のである請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の受光素子からなるイメージセンサ
    を有する撮像部と、該素子毎の光電変換出力を順次取り
    出す読出クロックを発生する駆動制御部と、該光電変換
    出力を増幅してアナログ画像信号に変換する画像信号処
    理部と、該アナログ画像信号の周波数帯域を制限するフ
    ィルタ部と、該フィルタ部を通過したアナログ画像信号
    を、外部信号で周波数が切替可能なサンプルクロックに
    よりサンプルしてデジタル画像に変換する画像情報変換
    部と、該デジタル画像情報を記憶する画像情報記憶部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記サンプルクロックの周波数を指定す
    る外部信号が、撮像対象の原画サイズに応じて選択され
    るものである請求項3に記載の画像処理装置。
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