JP3310512B2 - 魚釣用リ−ルのクラッチ機構 - Google Patents

魚釣用リ−ルのクラッチ機構

Info

Publication number
JP3310512B2
JP3310512B2 JP30380395A JP30380395A JP3310512B2 JP 3310512 B2 JP3310512 B2 JP 3310512B2 JP 30380395 A JP30380395 A JP 30380395A JP 30380395 A JP30380395 A JP 30380395A JP 3310512 B2 JP3310512 B2 JP 3310512B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
clutch mechanism
switching
reel
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30380395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09121730A (ja
Inventor
幹春 小林
朋宏 村山
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイワ精工株式会社 filed Critical ダイワ精工株式会社
Priority to JP30380395A priority Critical patent/JP3310512B2/ja
Publication of JPH09121730A publication Critical patent/JPH09121730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3310512B2 publication Critical patent/JP3310512B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用リールのクラ
ッチ機構に関し、特に、両軸受リール本体の側板間に回
転自在に支持されたスプールを釣糸の巻取り状態と放出
状態に切換えるクラッチ機構の切換え機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のクラッチ機構は、従来から広く
知られているものであり、例えば実公平3―47505
号や実公平3―27426号公報などに開示されている
クラッチ機構においては、切換え部材を押圧操作して釣
糸を巻取り状態から放出状態に切換えした後に、再度巻
取り状態に復帰させる場合は、ハンドルを巻取り方向へ
回転させることにより、復帰機構を介して自動的に復帰
させるものである。
【0003】また、他の機構としては、例えば実公昭4
8―12397号公報に開示されているように、側板の
上部外側に前後方向に回転可能に支持したレバーの操作
により、クラッチ機構を切換えるようにしたものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の魚釣
時においては、リールを保持した状態で切換え部材を押
圧操作してスプールをフリー状態に切換え、釣糸を所定
量放出した後にハンドルを巻取り状態に切換えて魚のあ
たりを待つことになるが、実釣時は、場合によっては、
釣糸放出段階(仕掛けを海中などに繰出し中や仕掛けを
所定のポイントへ着水させたとき)に魚が食い付くこと
がある。前者の形式の場合には、ハンドルを回転させて
巻取り状態に切換えた後に、合せ操作を行うことにな
り、リールの保持およびハンドルの回転を含んだ釣糸放
出状態から巻取り状態復帰に至らせる。しかし、この復
帰操作が大変やりにくいとともに、魚の食い付きに対し
てタイムリーな合せ操作が容易に行えず、釣果に影響を
及ぼすといった課題を有していた。
【0005】また、後者の形式にあっては、切換え時に
レバー先端部を指で前方位置と後方位置に離間操作する
ことになるので、リールを把持した状態を維持しながら
容易に指で切換え操作を行うことができず、操作性が極
めて悪いといった課題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来技術の課題に着目して
提案されたもので、釣糸の放出状態と巻取り状態の切換
え操作を容易に行うことができるクラッチ機構を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、リール本体の
側板間に回転自在に支持したスプールを釣糸巻取り状態
と放出状態に切換える作動部材を有するクラッチ機構を
備え、該クラッチ機構における作動部材を作動連結
前記両状態の夫々に切換える切換え部材をリール本体に
移動可能に設けた魚釣用リールのクラッチ機構におい
て、前記切換え部材の操作を指腹で操作可能にすべく、
前記切換え部材を円盤状に形成して前記側板に回転可能
に支持し、かつ、該切換え部材の外周の一部を前記側板
の外周より露出するように構成すると共に、前記切換え
部材の同一方向への回転操作により、前記クラッチ機構
の作動部材を一方向に回転させて釣糸の巻取り状態と放
出状態に交互に切替可能に構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0009】本発明の第1の実施の形態における魚釣用
リールのクラッチ機構は、図1〜図3に示すように、リ
ール本体R1の左右側板1a,1b間には、夫々軸受2
a,2bによってスプール3が取付けられたスプール軸
4が回転可能に支持されている。スプール軸4の一方の
端部には、ピニオンギヤ6が軸方向に摺動自在に取付け
られており、このピニオンギヤ6にはハンドル軸7に取
付けられた駆動歯車8と噛合している。ピニオンギヤ6
はスプール軸4と係脱自在に構成されており、ピニオン
ギヤ6が上記スプール軸4に係合しているときに、ハン
ドルHを回転させると、その回転駆動力が駆動歯車8お
よびピニオンギヤ6を介してスプール軸4に伝達され、
スプール3を巻取方向に回転させる。そして、ピニオン
ギヤ6がスプール軸4との係合が外れたときに、スプー
ル3がフリー回転するように構成されている。
【0010】クラッチ機構は、その基本的構造は従来か
ら知られているものと基本的に同じで、ピニオンギヤ6
の周面に形成された環状凹部6aに係合されたクラッチ
板9と、該クラッチ板9を上下動させるクラッチ切換え
作動部材10と、クラッチ板9を板厚方向(スプール軸
方向)に付勢するバネ部材11と、前記クラッチ切換え
作動部材10をON・OFF位置に付勢状態で振り分け
る振分け付勢バネ13を有する。
【0011】クラッチ切換え作動部材10は、スプール
軸4を回転中心として回動可能なよ うに枢支された薄板
状で構成されている。この作動部材10のクラッチ板9
側の面の外周部所定の位置には、夫々クラッチ板9をO
FF状態に位置させるための***状のカム部10aが形
成されている。作動部材10のクラッチ板9側の面上で
あって、クラッチOFFの回動位置に、クラッチ板9を
離反方向に強制移動させる***状のカム部10aとガイ
ド傾斜部10bが形成されている。
【0012】作動部材10の上方位置の周縁には歯車1
0dが形成されており、この歯車10dには側板1bに
リール本体Rの前後方向に回転可能に枢支された円盤状
の切換え部材30の歯車部30dが噛合している。切換
え部材30の外周縁30aは、側板1bの上面より突出
して、釣人の指(通常は親指)Fで回転操作可能になっ
ている。なお、この切換え部材30の外周には、回転中
の指の滑り止めとして連続した波状に形成されている。
【0013】図2は、クラッチON状態を示すもので、
この状態から切換え部材30を時計回り方向たるA方向
に回転させる。そうすると、切換え部材30の歯車部3
0dに噛合しているクラッチ切換え作動部材10が反時
計周り方向に回動し、ガイド傾斜部10bがクラッチ板
9の裏面側に入り込みながら該クラッチ板9を離反方向
へ移動させ、ピニオンギヤ6とスプール軸4とのクラッ
チ係合を解除する。そして、最終的に図3に示すよう
に、カム部10aがクラッチ板9の裏面側に位置したと
きにクラッチOFF状態の位置を維持し、スプール3の
フリー状態を維持させるものとなる。
【0014】そして、クラッチのOFFからONへの復
帰は、切換え部材30を反時計回り方向たるB方向に回
転させることによって行う。切換え部材30のこの回転
により、該切換え部材30の歯車部30dに噛合してい
る作動部材10が時計回り方向に回転し、カム部10a
をガイド傾斜部10bに沿って下降せしめ、ピニオンギ
ヤ6とスプール軸4とのクラッチ係合をさせる。
【0015】図1において、参照番号G1はスプール3
へ釣糸を平行に巻取る平行巻き装置 の釣糸案内部であ
る。また、本実施の形態においては、クラッチONへの
復帰は上記したダイアル操作のみならず、従来のクラッ
チ機構と同様に、ハンドルHの釣糸巻取り操作によって
も行うことができるものである。このため、本発明にお
いても、図2に示すように、ハンドルHの回転に連動し
て回転する復帰用の歯車41、バネ42により付勢され
た復帰体43、前記復帰体43に一体的に形成されてク
ラッチOFF時に前記復帰用歯車41に係合する係合突
起部45、クラッチON時に復帰体43の回動を阻止す
るストッパ48などの機構が設けられている。
【0016】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。上記した第1の実施の形態における魚釣用リ
ールのクラッチ機構における切換え部材30の回転方向
は、前後両方向としたが、第2の実施の形態において
は、これを一方向とするものである。
【0017】図4〜図7に示すように、第2の実施の形
態におけるクラッチ機構は、リール本体R2の左右側板
1a,1b間に、夫々図示しない軸受によってスプール
3が取付けられたスプール軸4が回転可能に支持されて
いる。スプール軸4の一方の端部には、ピニオンギヤ6
が軸方向に摺動自在に取付けられており、ピニオンギヤ
6にはハンドル軸7に取付けられた駆動歯車8と噛合し
ている。このピニオンギヤ6はスプール軸4と係脱自在
に構成されており、ピニオンギヤ6が上記スプール軸4
に係合しているときに、ハンドルHを回転させると、そ
の回転駆動力が駆動歯車8およびピニオンギヤ6を介し
てスプール軸4に伝達され、スプール3を巻取方向に回
転させる。そして、ピニオンギヤ6がスプール軸4との
係合が外れたときに、スプール3がフリー回転するよう
に構成されている。なお、図4において参照番号R2は
釣糸平行巻き装置の釣糸案内部である。ここに開示した
釣糸平行巻き装置は釣糸案内部R2が左右に揺動する形
式のものである。
【0018】クラッチ機構の基本的構造は第1の実施の
形態に示したものと基本的に同じで、ピニオンギヤ6の
周面に形成された環状凹部6aに係合されたクラッチ板
9と 、該クラッチ板9を上下動させるクラッチ切換え作
動部材50と、クラッチ板9を板厚方向(スプール軸方
向)に付勢するバネ部材11を有する。
【0019】第1の実施の形態においては、クラッチ切
換え作動部材10をON・OFF位置に付勢状態で振り
分ける振分け付勢バネ13が設けられているが、第2の
実施の形態においては、作動部材50が一方向に回転
し、所定の回転角度のときにクラッチのON・OFFが
なされるので、この様な付勢バネは設けられていない。
【0020】クラッチ切換え作動部材50は、スプール
軸4を回転中心として回動可能なように枢支された円盤
状に構成されている。この作動部材50のクラッチ板9
側の面の外周部所定の位置には、夫々クラッチ板9をO
FF状態に位置させるための***状のカム部50aが所
定の角度間隔で形成されている。図示の例においては6
0度間隔で6個形成されている。これらのカム部50a
には、作動部材50が回転するときに、クラッチ板9を
カム部50aの頂部に案内して、クラッチ板9を作動部
材50からの離反方向に強制移動させるガイド傾斜部5
0bが一体的に形成されている。また、作動体50の裏
面には、バネ性を有する切り起こしプレート60が一体
的に固定されている。この切り起こしプレート60の切
り起こし部60aは、復帰体73に係合する抜け止めピ
ン79の傾斜頂面79aを乗り越えるようになってい
る。この傾斜頂面79aは、図7に示すように、作動体
50の回転方向に向けて上昇するように構成されてい
る。
【0021】作動部材50の外周には歯車50dが形成
されており、この歯車50dには側板1bに回転可能に
枢支された円盤状の切換え部材70の歯車部70dが噛
合して、切換え部材70を回転させると、作動部材50
もこれに同期して回転する。
【0022】図5は、クラッチON状態を示すもので、
この状態からクラッチOFFとする場合には、切換え部
材70を反時計回り方向たるB方向に回転させる。そう
すると、この切換え部材70の歯車部70dに噛合して
いるクラッチ切換え作動部材50が時計周り方向たるD
方向に回動する。そうすると、図7に示すように、切
起こしプレート60の切り起こし部60aが作動部材5
0とともに回転し、抜け止めピン79の傾斜頂面79a
を乗り越える。これにより、クラッチ板9をカム部50
aが持上げる格好となり、ピニオンギヤ6をメインシャ
フトから係合解除する。そして、抜け止めピン79の傾
斜頂面79aを乗り越えた切り起こしプレート60の切
り起こし部60aは復帰体73の延長端部73aに当接
することとなる。そして、最終的に図6に示すように、
カム部50aがクラッチ板9の裏面側に位置して押上げ
た状態となって、クラッチOFF状態の位置を維持し、
スプール3のフリー状態を維持せしめるものとなる。
【0023】そして、クラッチのOFFからONへの復
帰は、切換え部材70を更にB方向に回転させることに
よって行う。この切換え部材70の回転により、該切換
え部材70の歯車部70dに噛合している作動部材50
が更に時計回り方向に回転し、クラッチ板9はカム部1
0aを乗り越えて作動部材50の面に戻り、ピニオンギ
ヤ6とスプール軸4とのクラッチ係合がなされてクラッ
チONとなり、釣糸巻取り可能状態になる。この状態か
ら次のクラッチOFFは、前記と同様に、切換え部材7
0を反時計回り方向たるB方向に回転させることによっ
て行う。
【0024】なお、本実施の形態においても、クラッチ
ONへの復帰は上記したダイアル操作のみならず、従来
のものと同様に、ハンドルHの釣糸巻取り操作によって
も行うことができるものである。このため、本実施の形
態においても、ハンドルHの回転に連動して回転する復
帰用の歯車41、バネ42により付勢された復帰体4
3、前記復帰体43に一体的に形成されてクラッチOF
F時に前記復帰用歯車41に係合する係合突起部45、
クラッチON時に復帰体43の回動を阻止するストッパ
48などの機構が設けられている。
【0025】以下、ハンドルH操作によるクラッチON
への復帰について説明する。先ず、ハンドルHを釣糸巻
取り方向に回転させると、復帰用歯車71が回転し、復
帰体73を押圧する。そうすると、復帰体73の先端の
延長端部73aが作動体50に固定されている切り起こ
しプレート60の切り起こし部60aを押して作動体
0をD方向に回転移動させる。これによりカム部50a
もD方向に移動してクラッチ板9との係合が外れ、クラ
ッチ板9が図7において下方向たるE方向に移動してピ
ニオンギヤ6とスプール軸4とがクラッチ係合される。
【0026】図8および図9は第3の実施の形態におけ
るクラッチ機構を示すものである。
【0027】上記第1および第2の実施の形態において
は、切換え部材10,70と作動体10,50とを歯車
によって、作動連結するものとしたが、第3の実施の形
態においては、切換え部材80と作動体83とをクラン
ク式に作動連結するものである。すなわち、側板1bに
リール本体R3の前後方向に向けて回転自在に枢支され
た切換え部材80の側面にボス部80aを突出するよう
に形成しておく。そして、作動体83の上部側には、切
換え部材80のボス部80a方向に向けて延在するよう
にアーム部83aを形成しておく。このアーム部83a
には、長さ方向に長孔83bを穿設しておき、この長孔
83bに前記切換え部材80のボス部80aを係合させ
ておく。
【0028】第3の実施の形態においては、円盤状の切
換え部材80はリール本体の前後方向に回動可能になっ
ており、この切換え部材80の回動によってボス部80
aが長孔83b内を摺動し、作動体83を回動させる。
すなわち、作動体83が図9において実線で示す位置に
あるときはクラッチONの状態であり、この状態から切
換え部材80を回動させて作動部材83を2点鎖線で示
す位置に回動させる。そうすると、ガイド傾斜部83d
がクラッチ板9の裏面側に入り込みながら該クラッチ板
9を離反方向へ移動させ、ピニオンギヤ87とスプール
軸88とのクラッチ係合を解除する。
【0029】そして、クラッチONへの復帰は、切換え
部材80を前記とは反対方向または同方向に回転させ、
実線で示す位置に復帰させることによって行う。なお、
本実施の形態においても、ハンドルHを巻取り方向に回
転させると自動的に復帰することは前記第1および第2
の実施の形態と同様である。
【0030】本実施の形態におけるスプール軸88はス
プール89と一体形成されたものとする。このようにス
プール軸88とスプール89を一体的に形成しておけ
ば、巻取り時におけるスプール89の振れを小さくで
き、これにより、スプールとフレーム90との間の隙間
を小さくでき、釣糸ガミや糸の侵入を防ぐことができ
る。また、振れを小さくできると、釣糸放出時(キャス
ティング時)のブレ(振動)を無くすことができるばか
りでなく、リールの重量を減らすことができる。
【0031】上記スプール軸88と一体成形されたスプ
ール89の材料としては、例えば、ステンレス、アルミ
ニュウム合金、マグネシュウム合金等のものを用いるこ
とができ、特に限定されるものでないが、軽量であるア
ルミニュウム合金、マグネシュウム合金などを用いるこ
とが望ましい。
【0032】本実施の形態における釣糸を平行に巻取る
平行巻き装置の釣糸案内部G3は、図9に示すように、
本体100が樹脂で成形されており、その外側には金属
製の外殻部材101が本体100を被覆するように設け
られている。このように釣糸案内部材G3を構成するこ
とにより、軽量化を図りながら高剛性を確保することが
できる。
【0033】上記したような両軸受リールには、スプー
ル軸などの回転部材を支承するため多くのボールベアリ
ングが用いられているが、特にスプール軸を支承するベ
アリングには大きな荷重が加わるものであり、高耐久性
が要求されるものである。本発明においては、図10に
示すようなボールベアリング120の外輪121に係止
され該外輪121と内輪123との隙間を塞ぐべく構成
され、内部のボール125を保護するシールド127を
金メッキ処理するとともに、予め決められた所定の色に
着色することによって、他の部分に用いられるボールベ
アリングとの区別をし、誤って他の部分に使用している
ボールベアリングをスプール軸を支承するために用いる
ことを防止するものである。
【0034】このシールド127は、図11に示すよう
に、素材127aとして例えばSUS304を用い、こ
の素材127a上に下地層127bとしてニッケルメッ
キ層を形成し、さらにその上に、素材127aの色と異
なる色の外観層127cとして金メッキ層を施すもので
ある。また、この外観層127cを金メッキ層とする。
これにより、他のボールベアリングに用いられるシール
ドの素材がSUS304であり、その色と区別でき、他
の部分に用いられるボールベアリングと区別することが
できる。なお、本発明においては、この金メッキ層たる
外観層127cの上にさらに別の外観層を形成するもの
であってもよい。このように、外観層として金メッキ層
を施すことにより、耐久性が向上するとともに、耐食性
も向上する。
【0035】
【発明の効果】リール本体Rを把持した状態を維持しな
がら親指によるクラッチ切換え操作が容易に行えるの
で、釣糸の放出状態と巻取り状態の切換え操作性が向上
し、魚の食い付きに対してタイムリーな合せ操作を行う
ことができ、良好な釣果を期待できると共に、前記切換
え部材の同一方向への回転操作によって前記クラッチ機
構の作動部材を一方向に回転させることで釣糸の放出状
態と巻取り状態の連続的な切換え操作が行え、クラッチ
切換えの操作性を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるクラッチ機
構を備えたリールの平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるクラッチ機
構を備えたリールの側面断面図であり、クラッチONの
状態を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるクラッチ機
構を備えたリールの側面断面図であり、クラッチOFF
の状態を示す一部側面断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるクラッチ機
構を備えたリールの平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるクラッチ機
構を備えたリールの側面断面図であり、クラッチONの
状態を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるクラッチ機
構を備えたリールの側面断面図であり、クラッチOFF
の状態を示す一部側面断面図である。
【図7】図6におけるA―A断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるクラッチ機
構を備えたリールの平面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるクラッチ機
構を備えたリールの側面断面図であり、クラッチONの
状態を示す説明図である。
【図10】第3の実施の形態におけるリールに用いられ
るボールベアリングを示す説明図である。
【図11】第3の実施の形態におけるリールのスプール
軸を支承するためのボールベアリングに用いられるシー
ルドの一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1a 側板 1b 側板 2a 軸受 2b 軸受 3 スプール 4 スプール軸 6 ピニオンギヤ 7 ハンドル軸 8 駆動歯車 9 クラッチ板 10 作動体 30 切換え部材 50 作動体 70 切換え部材 80 切換え部材 83 作動体 R1 リール本体 R2 リール本体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体の側板間に回転自在に支持した
    スプールを釣糸巻取り状態と放出状態に切換える作動部
    材を有するクラッチ機構を備え、該クラッチ機構におけ
    る作動部材を作動連結て前記両状態の夫々に切換える
    切換え部材をリール本体に移動可能に設けた魚釣用リー
    ルのクラッチ機構において、 前記切換え部材の操作を指腹で操作可能にすべく、前記
    切換え部材を円盤状に形成して前記側板に回転可能に支
    持し、かつ、該切換え部材の外周の一部を前記側板の外
    周より露出するように構成すると共に、前記切換え部材
    の同一方向への回転操作により、前記クラッチ機構の作
    動部材を一方向に回転させて釣糸の巻取り状態と放出状
    態に交互に切替可能に構成したことを特徴とする魚釣用
    リールのクラッチ機構。
JP30380395A 1995-10-27 1995-10-27 魚釣用リ−ルのクラッチ機構 Expired - Fee Related JP3310512B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30380395A JP3310512B2 (ja) 1995-10-27 1995-10-27 魚釣用リ−ルのクラッチ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30380395A JP3310512B2 (ja) 1995-10-27 1995-10-27 魚釣用リ−ルのクラッチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09121730A JPH09121730A (ja) 1997-05-13
JP3310512B2 true JP3310512B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=17925495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30380395A Expired - Fee Related JP3310512B2 (ja) 1995-10-27 1995-10-27 魚釣用リ−ルのクラッチ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3310512B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6914052B2 (ja) * 2017-02-21 2021-08-04 株式会社シマノ 両軸受リール
JP7049799B2 (ja) * 2017-10-10 2022-04-07 株式会社シマノ 両軸受リール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09121730A (ja) 1997-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5370331A (en) Baitcasting reel having openable and closable lid
AU769838B2 (en) Configuration of an actuation mechanism which controls operation of a sub-drag mechanism in a fishing reel
JPH0325576Y2 (ja)
JP3310512B2 (ja) 魚釣用リ−ルのクラッチ機構
JP3438963B2 (ja) 両軸受リール
US5904309A (en) Spinning reel for fishing having a rotor brake member operable in the fishing line casting position
JP4266718B2 (ja) スピニングリールのスプール支持構造
US6971601B2 (en) Spinning reel sound producing mechanism
JPS61274638A (ja) スピニングリ−ル
JP3325188B2 (ja) 魚釣り用両軸受型リール
JP3851731B2 (ja) 釣り用リールの部品着脱構造
JP2800087B2 (ja) 魚釣用リールのクラッチ機構
US5775613A (en) Anti-reverse system for a fishing reel
JP2002204640A (ja) スピニングリールのスプール
JPH0525424Y2 (ja)
JP3448324B2 (ja) 両軸受リール
JP2004180648A (ja) スピニングリールのスプール支持構造
JP2832874B2 (ja) 魚釣用両軸受型リール
US6131839A (en) Fishing reel and base support therefor
JPH10210902A (ja) 両軸受リールのリール本体
JP2001095442A (ja) 魚釣用リール
US20240081308A1 (en) Dual-bearing reel
JPH029660Y2 (ja)
JP2573387Y2 (ja) 魚釣り用両軸受リールのクラッチ機構
JPH0130060Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees