JP3308593B2 - 機能性外用材及びその製造方法 - Google Patents

機能性外用材及びその製造方法

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JP3308593B2 JP18580292A JP18580292A JP3308593B2 JP 3308593 B2 JP3308593 B2 JP 3308593B2 JP 18580292 A JP18580292 A JP 18580292A JP 18580292 A JP18580292 A JP 18580292A JP 3308593 B2 JP3308593 B2 JP 3308593B2
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克弘 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の医療用途、特に
傷用包帯、失禁及び人工肛門治療の分野に用途があり、
特に、慢性皮膚潰瘍のような治癒の困難な創傷への使用
に特に有効な機能性外用材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着剤層の厚みが0.2mm以上
を有する外用材としては、ハイドロコロイド型粘着剤組
成物が、多年にわたり公知である。即ち、チェン(Che
n)は、米国特許第3,339,549号公報において、ポ
リイソブチレンのような粘着性エラストマーに、ペクチ
ン、ゼラチン更にカルボキシメチルセルロースなどの粉
末から選ばれた1種以上の水溶性または水膨潤性のハイ
ドロコロイドを混合してなるハイドロコロイド型粘着剤
組成物を開示している。
【0003】このハイドロコロイド型粘着剤組成物にお
いては、粘着性エラストマーが粘着性を提供し、又、ハ
イドロコロイド粉末が液体や液状体等の体液を吸収する
機能を有する。
【0004】このハイドロコロイド型粘着剤組成物は、
皮膚の潰瘍、火傷及び他の滲出性傷用の包帯として次第
に注目されている。
【0005】このような外用材の粘着剤層は、滲出液の
吸収能を増加させる目的を実現したり、クッション性を
上げるなどの目的より、通常の粘着剤に比べて粘着剤層
の厚みが厚く設計されている。
【0006】そして、図8に示すように、この外用材1
aは、支持体層2a、吸水性及び/又は水膨潤性の粘着
剤層30a、セパレーター層4aの三層構造からなり、
この粘着剤層30aの側面部30b、30bは外方に露
出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
外用材1aは、比較的粘着剤層30aが柔らかく設計さ
れている上、粘着剤層30aの厚みが相当厚いので、糊
流れが生じ易く、製品を保管している状態では、この製
品を包装している袋或いは容器に粘着剤が流れ出して袋
或いは容器に粘着するので取り出しが困難になる。
【0008】又、この外用材1aを患部に適用すると、
体温によって粘着剤の保形性が失われて流れ出す結果、
糊のはみ出しが多くなることがあり、このため、服を汚
したり、場合によっては、衣服に接着し、患部より剥が
れてしまうなどの課題があった。
【0009】更に、従来のものは、外用材1aにおける
側面部30b、30bの粘着剤が露出している為、患者
が風呂に入った際、粘着剤層30aの側面から水が浸透
して膨潤し、粘着剤が外用材1a周囲より流出してしま
う事があり、本来の目的である外部からの細菌バリヤー
性を果せなくなるなどの致命的な課題があった。
【0010】本発明は、上記技術的課題を解消するため
に完成されたものであって、支持体層で吸水性及び/又
は水膨潤性の粘着剤層の上面及び側面を覆い、しかもセ
パレーター層の長さを粘着剤層の外周より大きくする事
により、細菌バリヤー性を実現し、しかも粘着剤の流出
を防止して袋或いは容器に粘着することを防いだもので
あり、又、支持体層で粘着剤層の上面及び側面を覆うこ
とにより、糊のはみ出しを防止し、この結果、服の汚れ
や、衣服への接着を防いで患部からの剥がれを防ぐこと
ができるのであり、更に、粘着剤層の側面部を被覆した
ので、患者が風呂に入った際、粘着剤層の側面から水が
浸透することがなく、患部に外用材を適用したまま入浴
が可能であるように構成した機能性外用材の製造方法
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の機能性外用材の製造方法によって得られる
機能性外用材は、支持体層、吸水性及び/又は水膨潤性
の粘着剤層、セパレーター層の三層構造であり、その粘
着剤層の厚みが0.2mm以上であり、しかもこの粘着
剤層を形成する粘着剤の粘度が温度40℃で109ポイ
ズ以下である外用材であって、上記支持体層が、粘着剤
層の上面および側面部と接着し、かつセパレーター層の
長さが、粘着剤層の長さより大きく形成されていること
を特徴とするものである。
【0012】本発明で用いられる支持体層としては防水
機能、つまり水の浸透性がなく、且つ柔軟性を有するも
のであれば特に限定されるものではなく、透湿性を有す
るもの或いは透湿性のないもの更にこれらを組み合わせ
たもののいずれでも良く、要するに、用途に応じて適
宜、選択すれば良く、又、その素材としては、上記の条
件を満たすものであれば、天然材料や合成材料のいずれ
のもので形成されていても良いが、これらのうち、強
度、伸縮性、品質の安定性、生産加工性及びコスト等の
観点より、特に合成樹脂で形成されたものが望ましい。
【0013】この合成樹脂としては熱可塑性樹脂或いは
熱硬化性樹脂のいずれでもよいが、生産加工性、コスト
等の観点より、熱可塑性樹脂で形成されたものが望まし
く、この熱可塑性樹脂としては特に限定されるものでは
ない。
【0014】この熱可塑性樹脂としては、例えば各種ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂、
ポリアミドポリエーテルウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂等から
なる群より選ばれた少なくとも一種の樹脂が挙げられ
る。
【0015】そして、上記支持体層としては、これらの
材料で形成されたフィルムやシート、或いはこれらの多
孔質のフィルムやシート、更に発泡体が挙げられるので
あり、これらはそのまま利用されたり、或いは所望によ
り、2層或いは3層以上に積層されて利用されたり、更
に、これらに不織布又は織布等の多孔質体をラミネート
した積層シートが挙げられる。
【0016】ところで、本発明においては、その用途に
応じて、透湿性の支持体層を用いることができるが、こ
の種、支持体層としては公知のものが挙げられる。
【0017】本発明において、ポリエチレン樹脂やポリ
プロピレン樹脂を用いる場合には、充填剤の混練性、分
散性を向上させたり、成形・加工性を向上させたり、或
いはフィルムの機能的強度を向上させるために、公知の
オレフィンターポリマーや軟化剤が配合されていてもよ
いのである。
【0018】この支持体層の厚さとしては患部に適用し
たとき違和感が無い程度の柔軟性を有するものであれば
特に限定されるものではなく、用途、つまり適用患部に
よってもことなるが、10〜300μm、特に15〜2
00μmの範囲とするのが望ましく、この厚さが、10
μm未満と薄すぎると強度や取り扱い性に問題が生じる
ので好ましくなく、又、300μmを超えると厚くなり
過ぎて人体の適用部位との密着性が低下したり、取り扱
い性に問題が生じるので好ましくない。
【0019】尚、上記支持体層には、通常用いられる酸
化防止剤、紫外線安定剤、帯電防止剤、顔料、滑剤、蛍
光剤等を添加して成るものでもよいのである。
【0020】又、本発明で用いられる粘着剤層としては
吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤で形成された層であ
って、その粘着剤層の厚みが0.2mm以上であり、し
かもこの粘着剤層を形成する粘着剤の見かけ粘度が温度
40℃で109ポイズ以下であれば特に限定されるもの
ではない。
【0021】この吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層
の厚みが0.2mm未満では体液の吸収量が低下した
り、クッション性が失われて所要の効果を発現しない恐
れがあるのであり、又、0.2mm未満では、糊はみ出
し等の問題もなく、本発明の意味が薄れるからである。
【0022】ところで、この粘着剤層の厚さが厚すぎる
と使用感や取扱性が悪くなったり、外用材の生産加工性
に問題が生じる恐れがある。
【0023】従って、これらの観点より、この粘着剤層
の厚さは、0.2〜3mmの範囲、特に、0.5〜2m
mの範囲とするのが望ましい。
【0024】又、この吸水性及び/又は水膨潤性の粘着
剤の見かけ粘度が温度40℃で109ポイズ以下である
ことを要する。
【0025】即ち、この粘着剤の粘度が、上記測定条件
下で、109ポイズを超えると粘度が高過ぎて粘着剤層
の形成が困難になったり、生産加工性が悪くなったり、
患部への接着性や密着性が低下する恐れがあるので望ま
しくない。
【0026】一方、この粘着剤の見かけ粘度が温度40
で103ポイズ未満になると粘着剤層の保形性が低下し
たり、外用材製造の際に流出が生じたり、患部への接着
力が低下したり、後述するセパレーター層に粘着剤が転
着する恐れがあるので望ましくない。
【0027】従って、これらの観点より、この粘着剤の
見かけ粘度は温度40℃で、103〜109の範囲、特
に、105〜108の範囲とするのが望ましい。
【0028】この吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層
としては、特に、粘着性エラストマーと、吸水性及び/
又は水膨潤性のハイドロコロイドを必須成分とするハイ
ドロコロイド型粘着剤組成物で形成された層(以下、ハ
イドロコロイド型粘着剤層という。)が、患部への接着
性が良好であり、しかも体液の吸収性が良好であるので
望ましい。
【0029】この粘着性エラストマーとしては、粘着性
を付与するものであれば特に限定されるものではなく、
天然または合成の粘着性ゴム状物質、例えば、天然ゴ
ム、ポリイソブチレンゴム、イソプレンゴム、ポリウレ
タンゴム、シリコーンゴム、アクリル系ゴム又はスチレ
ン−イソプレン−スチレン等のブロック共重合体系粘着
剤等から選ばれた少なくとも1種が挙げられるが、これ
らのうち粘度平均分子量が約10,000〜2,000,
000、特に35,000〜1,500,000のポリイ
ソブチレンが優れた粘着性を有するので望ましい。
【0030】上記粘着性エラストマーには、ハイドロコ
ロイドが分散されるが、このハイドロコロイドとしては
特に限定されるものではなく、吸水性及び/又は水膨潤
性の物質であればよく、例えば多糖類としてはカルボキ
シメチルメチルセルロース(ナトリウム塩やカルシウム
塩を含む。)、カラヤゴム、ペクチン、ゼラチン、グア
ーゴム、ローカストビーンガム、コラーゲン、カラギー
ナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、また、
合成ポリマーとしてはポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリアクリル
アミド等から選ばれた少なくとも1種が挙げられる。
【0031】本発明で用いられるハイドロコロイド型粘
着剤層において、粘着性エラストマー(A)と、吸水性
及び/又は水膨潤性のハイドロコロイド(B)の配合割
合は、ハイドロコロイド型粘着剤層の保形性、又、支持
体層や患部との粘着性、更に滲出液の貯留度等の観点よ
り、上記(A)100重量部に対し、上記(B)が25
〜75重量部の範囲、特に50〜60重量部の範囲とす
るのが望ましい。
【0032】この場合、この(A)と(B)の混練に
は、例えばニーダーミキシングロール、バンバリーミキ
サー、二軸型混練機、ヘンシェルミキサー、押出混練機
等の公知の混練機が挙げられる。
【0033】本発明においては、所望により、上記ハイ
ドロコロイド型粘着剤層に高吸水性ポリマー(C)が含
有されているものが、体液の吸収量が増大し、粘着剤層
の保形性が向上するので望ましい。
【0034】この高吸水性ポリマー(C)としては、生
理食塩水に浸した場合でも、自重の10倍以上、特に自
重の50倍以上の吸水能を有するものであり、ポリマー
構造としてはカルボキシル基、水酸基、アミド基等のイ
オン基、極性基の比較的多いポリマーが望ましい。
【0035】この具体的な代表例としては、メチルビニ
ルエーテル/マレイン酸の長鎖ポリマー、アクリル酸/
ビニルアルコールコポリマー、澱粉−アクリル酸塩グラ
フトポリマー、水不溶性澱粉−アクリロニトリルグラフ
トポリマー、架橋カルボキシメチルメチルセルロース
(ナトリウム塩やカルシウム塩を含む。)、カルボキシ
セルロース−アクリル酸塩グラフトポリマー、水不溶性
架橋デキストリン、アクリル酸−アクリルアミドコポリ
マー、アクリル酸ソーダポリマー等から選ばれた少なく
とも1種が挙げられる。
【0036】又、この高吸水性ポリマー(C)の配合割
合は、支持体層又は粘着剤エラストマー更にハイドロコ
ロイドの種類や体液の貯留度等の観点より異なるが、一
般に、ハイドロコロイド型粘着剤層全体の5〜50重量
%、特に、10〜30重量部%の範囲とするのが望まし
い。
【0037】この場合、上記の(A)と(B)の混合物
と(C)との混練には、上記の混練機が好適に用いられ
る。
【0038】本発明においては、所望により、これらの
粘着剤層の粘着性や伸縮性を改善するために熱可塑性エ
ラストマー(D)を配合することが可能である。
【0039】この熱可塑性エラストマー(D)として
は、具体的には、例えばスチレン−ブタジエン−スチレ
ン(S−B−S)及びスチレン−イソプレン−スチレン
(S−I−S)及びスチレン−エチレン/ブチレン−スチ
レン(S−EB−S)などのスチレンブロックポリマーが
挙げられるが、好ましくはスチレン−イソプレン−スチ
レンブロックポリマーなどが挙げられる。
【0040】この場合、熱可塑性エラストマー(D)の
配合割合は、ハイドロコロイド型粘着剤層全体の1〜1
0重量%、特に、3〜7重量部%の範囲とするのが望ま
しく、熱可塑性エラストマーの配合割合が1重量%未満
では配合する意味がなく、一方、10重量%を超えると
ハイドロコロイド型粘着剤や吸水性及び/又は水膨潤性
のハイドロコロイドの濃度が相対的に低下し、滲出液の
吸収特性や貯留量が低下する恐れがあるから望ましくな
い。
【0041】この場合、上記の(A)と(B)と(C)
の混合物と(D)との混練には、上記の混練機が好適に
用いられる。
【0042】本発明においては、所望により、更に吸水
性及び/又は水膨潤性の粘着剤層に、可塑剤または溶
剤、例えば鉱油またはペトロラタム、更に鉱油やテルペ
ン樹脂等の粘着性付与剤を配合することが可能である。
【0043】この可塑剤または溶剤、或いは粘着性付与
剤の配合割合は、吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層
全体の3〜30重量%、特に、10〜20重量部%の範
囲とするのが望ましく、この配合割合が3重量%未満で
は配合する意味がなく、一方、30重量%を超えると他
の粘着剤成分の濃度が相対的に低下し、滲出液の吸収特
性や吸収量が低下する恐れがあるから望ましくない。こ
の場合、この混練には、上記の混練機が好適に用いられ
る。
【0044】そして、本発明においては、上記支持体層
が、上記吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層の上面お
よび側面部と接着し、かつセパレーター層の長さが、粘
着剤層の長さより大きく形成されている点に最も大きな
特徴を有する。このように構成することによって、上記
目的を達成できるのである。
【0045】本発明において、セパレーター層の長さ
が、粘着剤層の長さより大きく形成するにあたり、粘着
剤の流出防止、生産性、取扱性、経済性及び製包の容易
性等の観点より、セパレーター層の長さが粘着剤層の長
さより、0.2mm以上、特に1〜10mm大きくする
ことが望ましい。
【0046】本発明で用いられるセパレーター層として
は、上記粘着剤層の露出面を保護し、且つ容易に剥離で
きるものであれば特に限定されるものではない。
【0047】このセパレーター層の具体的な代表例とし
ては、例えば各種の合成樹脂製のフィルムや紙等に剥離
処理を施したもの等、公知のものが挙げられる。
【0048】本発明の機能性外用材の製造方法において
は、上記目的を達成するために、長尺状の支持体層に吸
水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層を積層した後、この
粘着剤層の露出面に長尺状のセパレーター層を積層して
長尺状の三層シートを製造し、次いで、この三層シート
に、突起を有する金型或いはロールを圧着溝付け後、こ
の溝箇所で切断することを特徴とするものである。
【0049】即ち、本発明においては、まず長尺状の支
持体層に吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層を積層す
る。
【0050】この粘着剤層の形成には、溶剤塗工、ロー
ルによる圧延或は押し出し機による押し出し等、公知の
方法が採用される。この溶剤塗工により粘着剤層を形成
する場合には、この層厚が200μm以上であるため複
数回の塗工が必要となり、必ずしも、経済的ではなく、
従って、粘着剤層の形成には押し出し法を採用するのが
望ましい。
【0051】次いで、この粘着剤層の露出面に長尺状の
セパレーター層を積層して長尺状の三層シートを製造す
る。
【0052】更に、この長尺状の三層シートに、突起を
有する金型或いはロールを圧着して溝付けが行われる。
この場合、この溝付けには、突起を有するロール型或い
は平板状等のプレス機が用いられるのであり、又、この
溝付けは、連続式であっても、バッチ式であってもよい
のである。
【0053】この突起の高さは、粘着剤層の厚みと同じ
か、僅かに大とすることが望ましく、それ以上の高さに
すると、溝付けした際、溝付け周辺部が、盛り上がるこ
とがあるので望ましくない。
【0054】この場合、この突起の高さを、粘着剤層の
厚みとほぼ同じとすることにより、支持体層の端縁部に
極僅かに粘着剤層が残存する結果、セパレーター層や患
部との密着性が一層向上するので望ましい。
【0055】そして、このように構成した外用材を患部
に貼着しても、粘着剤層の側面部は全くといって良いほ
ど露出しないので入浴しても何等問題がないのである。
【0056】この工程においては、粘着剤層を形成する
粘着剤の見かけ粘度が温度40℃で109ポイズ以下に
調整されているので、プレス機で加圧して溝付けをする
際、粘着剤の流動性が良好になり、支持体層とセパレー
ター層が密着するのである。
【0057】本発明においては、最後に、三層シートに
おける溝箇所を切断すれば良いのである。かくして、本
発明の機能性外用材が得られるのである。
【0058】この切断には公知の方法が採用されるが、
この場合、支持体層と粘着剤層は切断されるが、セパレ
ーター層は残すハーフカット加工も可能である。
【0059】上記目的を達成するために、本発明の機能
性外用材の製造方法においては、長尺状の支持体層に吸
水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層を積層した後、この
粘着剤層の露出面に長尺状のセパレーター層を積層して
長尺状の三層シートを製造し、次いで、この三層シート
に、突起を有する金型或いはロールを圧着溝付けを行う
と共にこの溝箇所で切断することを特徴とするものであ
る。
【0060】即ち、本発明は、上記と同様に得られた三
層シートに、突起を有する金型或いはロールを圧着溝付
けを行うと同時にこの溝箇所で切断するようにした点、
に大きな特徴を有するのである。
【0061】その他の構成は、上記の機能性外用材の製
造方法と同様なので省略する。
【0062】ところで、本発明においては、吸水性及び
/又は水膨潤性の粘着剤層に抗菌性物質、例えばヒビテ
ン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ポビ
ドンヨードなどのヨード系物質、スルファダイヤジン
銀、サルファー剤や抗生物質、例えば硫酸フラジオマイ
シン、硫酸ゲンタマイシンなどのうちから1種又は組み
合わせて添加することができ、その添加量は0.01〜
20%、好ましくは0.05〜5%の範囲で添加し、人
体の適用部位の消毒や殺菌更にバクテリアの増殖を防止
するのが望ましい。
【0063】
【作用】本発明の機能性外用材の製造方法によって得ら
れる機能性外用材においては、上記構成を有し、支持体
層で吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層の上面及び側
面を覆い、しかもセパレーター層を粘着剤層の外周より
大きくする事により、細菌バリヤー性を実現したり、粘
着剤の流出を防止して袋或いは容器に粘着することを防
いだものであり、又、支持体層で粘着剤層の上面及び側
面を覆うことにより、糊のはみ出しを防止したり、更
に、粘着剤層の側面部を被覆したので、患者が風呂に入
った際、粘着剤層の側面から水が浸透しない作用を有す
るのである。
【0064】又、本発明の機能性外用材の製造方法にお
いては、特殊な技術や装置を用いる事なく、品質の安定
した機能性外用材を経済的に製造できる作用を有するの
である。
【0065】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0066】本発明の機能性外用材の製造方法によって
得られる機能性外用材の構造例。図1は本発明の機能性
外用材の製造方法によって得られる機能性外用材の一実
施例を示す斜視図であり、図2はその縦断面図である。
【0067】図1及び図2において、本発明の機能性外
用材の製造方法によって得られる機能性外用材1は、支
持体層2、吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層3、セ
パレーター層4の三層の基本的構造からなる。
【0068】この粘着剤層3の厚みは0.2mm以上で
あり、しかもこの粘着剤層3を形成する粘着剤の見かけ
粘度が温度40℃で109ポイズ以下に調整されてい
る。
【0069】この見かけ粘度の測定方法は以下の通りで
ある。定荷重押出し形細管式レオメータ(フローテス
タ;(株)島津製作所製)を用い、図3に示すごとく試
料をシリンダS内に充填し、一定温度(40℃)にした
後、上部からピストンPによって一定の荷重25kgを
加え、試料を細い穴BをもったダイCを通して押し出
す。その時のピストンP移動速度から流れ値Qを求め粘
度を算出する。この値は、ダイCの出入口で発生する圧
力損失を無視して計算されたいわゆるみかけ粘度であ
る。したがって、ダイ形状等により、多少値が変わる
為、以下の条件で値を求めた。W=25kg、A=1c
2、R=0.15cm、L=1cm
【0070】
【式1】
【0071】流れ値:Q X1(cm);計測開始位置 X2(cm);計測終了位置 A(cm2);ピストン断面積 Δt(s);ピストンが計測開始位置から終了位置に達
するまでの経過時間
【0072】
【式2】
【0073】見かけ粘度Vi R(cm);ダイ穴半径 L(cm);ダイ厚さ W(kg);ピストンにかける荷重
【0074】そして、この機能性外用材1においては、
上記支持体層2が、粘着剤層3の上面3aおよび側面部
3b、3bと接着し、かつセパレーター層4の長さが、
粘着剤層3の長さより大きく形成されている。
【0075】本発明において、図2に示すように、粘着
剤の流出防止、取扱性や生産性更に製包の容易性等の観
点より、セパレーター層4の長さLが、粘着剤層3の長
さlより、0.2mm以上、特に1〜10mm大きくす
ることが望ましい。
【0076】この場合、セパレーター層4の長さが、更
に支持体層2の長さより大きく形成されている。
【0077】本発明で用いられるセパレーター層4とし
ては、上記粘着剤層3の露出面を保護し、且つ容易に剥
離できるものであれば特に限定されるものではない。
【0078】本発明においては、粘着剤層3中には人体
の適用部位の消毒剤や殺菌剤等を添加しても良いのであ
る。
【0079】次に、図4〜図7に基づき、本発明の機能
性外用材1の好適な製造方法について説明する。
【0080】即ち、本発明においては、図4に示すよう
に、まず長尺状の支持体層20に吸水性及び/又は水膨
潤性の粘着剤層30を積層する。
【0081】この粘着剤層30の形成には、溶剤塗工、
ロールによる圧延或は押し出し機による押し出し等、公
知の方法が採用されるが、この粘着剤層30の形成に
は、生産性や経済性等の観点より、押し出し法を採用す
るのが望ましい。
【0082】次いで、図4に示すように、この粘着剤層
30の露出面に長尺状のセパレーター層40を積層して
長尺状の三層シート10を製造する。
【0083】更に、この長尺状の三層シート10に溝7
付けを行うに当たり、図5に示すように、突起5を有す
るロール型プレス機6を用い、このロール型プレス機6
の突起5を三層シート10に圧着して溝7付けを行えば
良い。
【0084】この場合、ロール型プレス機6を用いるの
に代えて、図6に示すように、突起5を有する平板状プ
レス機8などのプレス機が用いられる。
【0085】そして、この溝7付けは、連続式であって
も、バッチ式であってもよいのである。
【0086】この突起5の高さhは、長尺状の粘着剤層
30の厚みと同じか、僅かに大とすることが望ましく、
それ以上の高さにすると、溝7付けした際、溝7付け周
辺部が、盛り上がることがあるので望ましくない。
【0087】この場合、この突起の高さhを、粘着剤層
30の厚みとほぼ同じとすることにより、支持体層20
の端縁部に極僅かに粘着剤層30が残存する結果、セパ
レーター層40や患部との密着性が一層向上するので望
ましい。
【0088】そして、このようにして形成した外用材を
患部に貼着しても、粘着剤層30の側面部は全くといっ
て良いほど露出しないので入浴しても何等問題がないの
である。
【0089】この工程においては、粘着剤層30を形成
する粘着剤の見かけ粘度が温度40℃で109ポイズ以
下に調整されているので、プレス機で加圧して溝7付け
をする際、粘着剤の流動性が良好になり、支持体層20
とセパレーター層40が密着するのである。
【0090】本発明においては、最後に、三層シート1
0における溝7箇所を切断すれば良いのである。かくし
て、図7に示すように、機能性外用材1が得られるので
ある。
【0091】この切断には公知の方法が採用されるが、
この場合、長尺状の支持体層20と粘着剤層30は切断
されるが、セパレーター層40は残すハーフカット加工
も可能である。
【0092】また本発明の機能性外用材の製造方法にお
いては、上述のようにして製造した三層シート10に、
突起5を有する金型或いはロールを圧着溝7付けを行う
と同時に溝7箇所で切断するようにしても良いのであ
る。かくして、図7に示すように、機能性外用材1が得
られるのである。
【0093】実施例 予め、澱粉−アクリル酸塩グラフトポリマー6kg、ペ
クチン6kg、カルボキシメチルセルロースのナトリウ
ム塩6kg、水酸化アルミニウム4kgの粉末をよく混
合して、吸水性及び/又は水膨潤性のハイドロコロイド
を得た。
【0094】次ぎに、この吸水性及び/又は水膨潤性の
ハイドロコロイド22Kgを、予め、ポリイソブチレン
(粘度平均分子量5万)20kgと高分子量ポリイソブ
チレン(粘度平均分子量100万)2kgをニーダーに
てよく混練したものに加え、よく混練するすることによ
り、吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤を得た。
【0095】この吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤組
成をフローテスターにより粘度を測定したところ温度6
0℃で107ポイズであった。
【0096】このものを、押し出し機にて、1.5mm
厚に押し出し、これを支持体(ポリエーテル系ウレタン
フィルム30μm)上に積層し、次いで、粘着剤層の露
出面にセパレーター層(シリコーン処理剥離紙)を積層
して三層シートを形成する。
【0097】次に、製品寸法が10cm×10cmとな
るように、溝間隔の突起を有する金型を用いプレス機に
て、圧縮成形し、溝付けを行う。この突起の高さは、長
尺状の粘着剤層の厚みより、僅かに大に調整されてい
る。
【0098】本発明の機能性外用材の製造方法において
は、最後に、三層シートにおける溝箇所を切断すれば
、かくして、機能性外用材を得た。
【0099】比較例 実施例と同方法にて、長尺状の三層積層シートを作製
し、これを寸法10cm×10cm角となるようにカッ
ターで切断し、これによって、図8に示す、外用材を製
造した。
【0100】このようにして、作製した実施例及び比較
例のサンプルをブリスター成型容器に入れ、60℃、2
ケ月間放置したところ、実施例のものには、変化が認め
られなかったが、比較例のものは、流れ出しが認めら
れ、粘着剤が容器に付着し、容器より取り出しにくかっ
た。
【0101】次に、実施例及び比較例のサンプルをそれ
ぞれ背中の左右に貼り、風呂に30分間入った後、外観
を評価したところ、実施例では変化が認められなかった
が、比較例のものはサンプル周辺部の粘着剤層の膨潤や
粘着剤の流出が相当量認められた。
【0102】従って、この結果より、実施例のものは、
比較例のものに比べて、外部からの細菌バリヤー性が有
ることが認められる。
【0103】更に、実施例及び比較例のサンプルを左右
上腕部に貼り、1週間様子をみたところ、実施例では衣
服の汚れが認められなかったが、比較例のものは衣服の
汚れが認められた。
【0104】
【発明の効果】本発明の機能性外用材の製造方法によっ
て得られる機能性外用材においては、上記構成を有し、
支持体層で吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層の上面
及び側面を覆い、しかもセパレーター層の長さを粘着剤
層の長さより大きくする事により、細菌バリヤー性を実
現し、しかも粘着剤の流出を防止して袋或いは容器に粘
着することを防いだものであり、又、支持体層で粘着剤
層の上面及び側面を覆うことにより、糊のはみ出しを防
止し、この結果、服の汚れや、衣服への接着を防いで患
部からの剥がれを防ぐことができるのであり、更に、粘
着剤層の側面部を被覆したので、患者が風呂に入った
際、粘着剤層の側面から水が浸透することがなく、患部
に外用材を適用したまま入浴が可能であるなどの効果を
有するのである。
【0105】又、本発明の機能性外用材の製造方法にお
いては、特殊な技術や装置を用いる事なく、品質の安定
した機能性外用材を経済的に製造できるのであり、この
結果、各種の医療用途、特に傷用包帯、失禁及び人工肛
門治療の分野に用途があり、特に、慢性皮膚潰瘍のよう
な治癒の困難な創傷への使用に特に有効な機能性外用材
が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の機能性外用材の製造方法によっ
て得られる機能性外用材の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図2はその断面図である。
【図3】図3は見かけ粘度を測定するための装置の模式
図である。
【図4】図4は本発明の機能性外用材の製造方法におけ
る積層シートの製造工程を示す縦断面図である。
【図5】図5は本発明の機能性外用材の製造方法におけ
る積層シートに溝付けを行う工程を示す縦断面図であ
る。
【図6】図6は本発明の機能性外用材の製造方法におけ
る積層シートに溝付けを行うための他の金型を示す縦断
面図である。
【図7】図7は本発明の機能性外用材の製造方法によっ
て得られる機能性外用材の他の例を示す断面図である。
【図8】図8は従来の外用材を示す断面図である。
【符号の説明】
1 機能性外用材 2 支持体層 3 吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層 3a 上面 3b 側面部 4 セパレーター層 5 突起 6 ロール型プレス機 7 溝 8 平板状プレス機 10 長尺状の三層シート 20 長尺状の支持体層 30 長尺状の粘着剤層 40 長尺状のセパレーター層 h 高さ l 粘着剤層の大きさ L セパレーター層の大きさ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−207357(JP,A) 特開 平3−191956(JP,A) 実開 平2−82702(JP,U) 特表 平3−503013(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/00 - 13/15 A61K 9/00 - 9/70 A61L 15/00 - 15/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の支持体層に吸水性及び/又は水
    膨潤性の粘着剤層を積層した後、この粘着剤層の露出面
    に長尺状のセパレーター層を積層して長尺状の三層シー
    トを製造し、次いで、この三層シートに、突起を有する
    金型或いはロールを圧着溝付け後、この溝箇所で切断す
    ることを特徴とする機能性外用材の製造方法。
  2. 【請求項2】 長尺状の支持体層に吸水性及び/又は水
    膨潤性の粘着剤層を積層した後、この粘着剤層の露出面
    に長尺状のセパレーター層を積層して長尺状の三層シー
    トを製造し、次いで、この三層シートに、突起を有する
    金型或いはロールを圧着溝付けを行うと共にこの溝箇所
    で切断することを特徴とする機能性外用材の製造方法。
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