JP3308376B2 - 繰出式筆記具 - Google Patents

繰出式筆記具

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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繰出式筆記具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】繰出式筆記具においては、軸筒の先端が
開口しているために筆記本体の筆記部は乾燥しやすく、
特に、水性インクを使用した筆記具にあっては、軸筒の
先端開口部に、繰出操作による筆記本体の移動により開
閉する蓋体などの気密保持手段を施して、筆記部の軸筒
内への没入時には、筆記部回りの空間の気密性を向上さ
せることは良く知られている。その構造について詳述す
れば、キャップの働きである筆記部の乾燥防止機能を、
軸筒の先端開口部に内在させた蓋体などの開閉機能に置
換え、軸筒に設けた繰出機構により筆記本体を移動さ
せ、その移動に伴って直接或は間接的に蓋体などを開閉
する構造としている。例えば、本出願人の先の出願であ
る実公昭38−18620号の公報に開示されたような
構造などがある。
【0003】こうした気密保持手段は、筆記本体が軸筒
内に収納された状態の時に機能するもので、蓋体などを
閉じることによって筆記部回りの空間を密封し、インク
の蒸発による飽和蒸気で筆記部を取囲み、筆記部の乾燥
を防ぐことを目的にしている。そのためには、筆記部の
インク蒸発に係る、インクに濡れており、かつ周囲の空
気に表面が開放されている部分であるペン先を囲む空間
の気密性の確保が重要であるが、十分な気密保持性能を
持つ構造であるとは言えない。
【0004】その理由は、繰出式筆記具特有の構造に由
来している。蓋体の開閉構造は筆記本体の移動に関与し
ているため、万年筆などにおいては、筆記の際にペン先
の方向性があるために、筆記本体は蓋体との間で方向性
があり、蓋体に対して筆記本体は回転不能に規制する必
要がある。そのために、ガイド突起とガイド溝といった
係合手段を筆記本体と軸筒あるいは内筒体などに施し
て、筆記本体が回転せずに軸筒の長手方向のみに移動可
能とする構造としている。通常は、移動する部品同士の
隙間を極力少くして空気の対流を防ぎ、ラビリンス効果
で後方の気密をある程度確保するが、万年筆の場合にあ
っては、筆記本体の軸筒長手方向の移動量は通常12mm
以上と長くなるため、ストロークの長いコイルバネを用
いることが多く、前記係合手段の部分の影響によって筆
記本体の後方の気密性確保を難しくしており、その結果
として、筆記部回りの空間の気密性確保が不十分である
ためである。
【0005】また、通常、筆記具には携帯のためのクリ
ップを設けてある。水性インクを使用した繰出式筆記具
にあっては、携帯時にインクが筆記部より飛散しないよ
うに、筆記部が重力と反対の方向に保持されるべく、か
つ、筆記の際は筆記部のペン先の方向性を決定してから
筆記を行うため、筆記を邪魔しない標準的な軸筒の外周
面の位置にクリップを取付ているが、各人各様の把持状
況があり、万人に対して最良のクリップの取付位置とは
言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
従来の繰出式筆記具における、こうした事実を鑑みて、
筆記本体の筆記部の軸筒内への没入時においては、筆記
部回りの空間の気密保持が確実にでき、かつ筆記の際に
クリップが邪魔にならないよう繰出式筆記具を提供する
ことを思い立った。
【0007】筆記の際にクリップが邪魔にならないよう
な構造として、クリップを軸筒内に沈み込むように移動
するものとか、軸筒長手方向に移動可能なものとか、種
々の構造のものが提案されている。しかし、こうした構
造と筆記部回りの空間の気密保持構造を組み合わせたの
では、構造が複雑となる欠点がある。
【0008】ところで、特公昭39−8968号の公報
により、軸筒に対して、筆記ペン先、インク送りユニッ
ト及びインク貯槽を同時に回転できるようにした万年筆
の構造であって、軸筒と筆記本体との間で各人各様の使
い勝手に合せて筆記本体を回転できるようにしたものが
提案されている。これは、軸筒の後部をはずし、インク
貯蔵体を軸筒前部に対し回転させることによって、非円
形の断面を持つ軸筒の把持部分に対するペン先のひねり
角度を調節できるようにしたものである。しかし、この
発明は、当然のことながら繰出式ではないため蓋体やガ
イド溝やコイルスプリングや繰出機構との相関関係にあ
る気密確保策が示されてはいない。
【0009】本発明者は、前記発明に着目し、軸筒に対
して筆記本体を回転することにより、筆記の際にクリッ
プが邪魔にならないように、クリップの位置を所望の位
置に設定できるような構造とすることを思いつき、本発
明にいたった。
【0010】本発明の目的は、筆記本体の筆記部の軸筒
内への没入時においては、筆記部回りの空間の気密保持
ができ、かつ筆記の際にクリップが筆記動作の邪魔にな
ることが最も少ない位置に、軸筒のクリップ取付位置と
筆記部の相対位置を選ぶことができるように、筆記本体
を軸筒の周上の任意の位置の方向に回転可能な繰出式筆
記具を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために繰出式筆記具において、内筒体を、筆記本
体を内包するように軸筒内に回転可能に配設し、内筒体
の先端内部には、筆記本体の移動にともない開閉する蓋
体と、該蓋体の後方に位置して、少なくとも筆記部が軸
筒内に没入時に筆記本体にリング状に密接するシールリ
ングとからなる、筆記本体の筆記部が軸筒内への没入時
において筆記部回りの空間を密封するシール手段を固着
し、筆記本体に、内筒体の内壁に筆記本体の移動方向に
沿って設けたガイド溝に係合して摺動可能な突起を形成
して、内筒体を回転することにより、筆記本体も連動し
て回転する構造とする。
【0012】さらには、前記内筒体において、その先端
部または後端部を軸筒の先端開口部または後端開口部よ
り外方へ突出する構造とする。
【0013】または、繰出式筆記具において、リング体
を、軸筒の先端または後端に軸筒に対して回転可能に連
接し、内筒体を、筆記本体を内包するように軸筒に対し
て回転可能に配設し、リング体と内筒体とを係合手段に
より連動して回転可能に一端部を連接し、リング体また
は内筒体の先端内部に設けた、筆記本体の移動にともな
い開閉する蓋体と、該蓋体の後方に位置した内筒体の内
部に設けた、少なくとも筆記部が軸筒内に没入時に筆記
本体にリング状に密接するシールリングとからなる、筆
記本体の筆記部が軸筒内への没入時において筆記部回り
の空間を密封するシール手段を固着し、筆記本体に、内
筒体の内壁に筆記本体の移動方向に沿って設けたガイド
溝に係合して摺動可能な突起を形成して、リング体を回
転することにより、内筒体とともに筆記本体も連動して
回転する構造とする。
【0014】そしてさらには、前記シール手段を、先端
に筆記本体の移動にともない開閉する蓋体を有し、後端
に筆記本体にリング状に密接するシールリングを有した
シール体とする構造とする。
【0015】本発明の繰出式筆記具における、その筆記
本体の筆記部を、軸筒の先端開口部から突出して保持す
るとともに、該筆記部を軸筒内に没入する繰出機構は、
公知技術のノック式や回転式の構造のものを、そのまま
利用する。
【0016】
【作用】筆記本体の移動にともない開閉する蓋体と、筆
記本体にリング状に密接するシールリングとで構成され
るシール手段により、筆記本体の筆記部が軸筒内への没
入時においては、筆記部回りの空間は密封される。
【0017】また、内筒体は、軸筒に対して回転可能に
配設してあり、筆記本体と内筒体は各々に形成した係合
手段により連接してあるので、内筒体を回転すれば筆記
本体も連動して回転する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を、図面を用いて説明する。各
実施例において、同じ部材、同じ箇所を示すものについ
ては、同じ番号を付す。
【0019】本発明における各実施例は、筆記具が万年
筆である場合の繰出式筆記具として説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。
【0020】図1ないし図3は、本発明の第1の実施例
に係る繰出式筆記具1は、軸筒2内に筆記部3を金属製
のペン先4とした筆記本体5を収納した万年筆である。
筆記本体5の後方には、軸筒2の後端開口部6から外方
へ一端部を突出したノック体7と、回転カム筒8と、お
よび軸筒2の内壁に形成した凹溝からなる固定カム9と
で構成される公知の繰出機構10を配設してある。
【0021】軸筒2は、前半部2aと後半部2bとから
なり、継手11を用いて両者を互いに螺着して連接し、
後半部2bを取外し可能としてある。
【0022】軸筒2内には、筆記本体5を内包するよう
にして、内筒体12が軸筒2に対して回転可能に、かつ
軸筒2の筆記側の先端開口部13より脱落することのな
いように、軸筒2の内壁面の段部14に端面が衝接する
ように配設してある。内筒体12の内壁面の対向する2
箇所の位置に、後端より筆記本体の移動方向に沿ってガ
イド溝15を設けてある。
【0023】筆記本体5には、このガイド溝15に係合
し、筆記本体の移動にともない摺動する突起16を設
け、内筒体12の回転に連動して回転可能としてある。
筆記本体5は、一端を内筒体12の内壁面の段部17に
衝接し、他端を前記突起16に衝接して配設されたスプ
リング18によって、後方へ付勢されている。
【0024】軸筒2の先端には、後端部を軸筒2内に内
在し貫通孔19を有したリング体20を、リング体20
に形成したビート20aによる軸筒2への嵌合により、
軸筒2に対して回転可能に取付けてある。また、その後
端は、前記内筒体12の先端と突起21と凹溝22とか
らなる係合手段により連接してあり、リング体20を回
転することにより、内筒体12も連動して回転するよう
に配設してある。
【0025】リング体20と内筒体12の先端部の内部
には、先端に、リング体20の開口部23を蓋バネ24
により弾発されて閉塞し、筆記本体5の前方への移動に
よりペン先4により開く蓋体25を有し、後端に、筆記
本体5の外周面にリング状に密接するゴム弾性体からな
るシールリング26有したシール体27を配設してあ
る。シール体27は内筒体12とともに連動して、軸筒
2に対して回転するように内筒体12に固着してある。
【0026】軸筒2の先端側の外周面には、クリップ2
8を取付けてある。
【0027】繰出操作による動作説明をすると、図3に
示すように、筆記部3が軸筒2内に没入している時は、
ペン先4を含むインク蒸散に係る部分を囲む空間29
は、前記シール体27により密封されるので、ペン先4
などからの過剰なインク蒸散を防ぐ。
【0028】ノック体7を押圧すると、回転カム筒8と
固定カム9との作用により、筆記本体5は前進し、ペン
先4は蓋体25を蓋バネ24に抗して回転させながら前
進し、ペン先4をリング体20より外方へ突出させて保
持する(図1の状態)。この間、シール体27のシール
リング26は、筆記本体5の外周面を摺動することにな
る。
【0029】リング体20を軸筒2に対して回転させる
と、リング体20と係合手段により連接しているので内
筒体12も回転し、内筒体12のガイド溝15に係合し
た突起16により筆記本体5も従動する形で回転する。
シール体27は内筒体12に固着しているため内筒体1
2とともに回転するので、蓋体25とペン先4との相対
位置は不変のままともに回転したことになる。繰出機構
10は、回転カム筒8のくぼみ部30に筆記本体5の端
部が衝突しているだけなので筆記本体5が回転しても回
転せず、繰出機構10の軸筒2の後半部2bとの位置関
係は不変である。
【0030】図4は第2の実施例で、繰出式筆記具1’
は、第1の実施例と同様の万年筆で、軸筒2および筆記
本体5の後方に配設されたは繰出機構10などの構成
は、第1の実施例と同様にしてある。
【0031】軸筒2内には、先端部51が軸筒2の先端
開口部13より外方へ突出した内筒体12’を、筆記本
体5を内包するように、かつ軸筒2に対して回転可能に
配設してある。内筒体12’は軸筒2の先端開口13よ
り脱落することのないように、先端開口部13にコマ5
2を螺着してある。内筒体12’の先端部51の先端開
口部53には、第1の実施例と同様にして蓋体25を固
着してある。その若干後方に離れた位置の内筒体12’
の内壁面には、筆記本体5の外周面にリング状に密接す
るゴム弾性体からなるシールリング54を固着してあ
る。蓋体25およびシールリング54は内筒体12’と
ともに連動して、軸筒2に対して回転する。その他の構
造は、前記第1の実施例と同様の構造としてある。
【0032】繰出操作による動作説明をすると、前記第
1の実施例の場合と同様に、筆記部3が軸筒2内に没入
している時は、ペン先4を含むインク蒸散に係る部分を
囲む空間29は、蓋体25、シールリング54および内
筒体12’の内壁面により密封されるので、ペン先4な
どからの過剰なインク蒸散を防ぐ。
【0033】ノック体7を押圧すると、第1の実施例と
同様にして、ペン先4を内筒体12’の先端部51より
外方へ突出して保持する。この間シールリング54は、
筆記本体5の外周面を摺動することになる。
【0034】内筒体12’の先端部51を指で摘んで軸
筒2に対して回転させると、筆記本体5も従動する形で
回転する。前記第1の実施例と同様に、蓋体25とペン
先4との位置関係は変わらない。
【0035】第1および第2の実施例とも継手11は、
軸筒2の前半部2aと別ものとしたが、射出成型等によ
り一体として作成しても良い。
【0036】また、第1および第2の実施例とも、軸筒
2の前半部2aに対し、軸筒2の後半部2bを分離させ
た状態にすると、筆記本体5は収納位置に戻り蓋体25
は閉塞する。この状態において、筆記本体5を取出せる
状態になるが、取出しの如何に拘らず内筒体12、1
2’のガイド溝15の一端が継手により若干、軸筒後方
に突出しているので、ここを指先等で回転させて、内筒
体12、12’を回転させても良い。
【0037】第1および第2の実施例において、次に示
すような点を改良しても良い。 筆記本体5は内筒体12、12’から着脱出来ること
を示したが、スペアインクタンク(図示せず)の交換に
当って、筆記本体5全体を取出すのではなく、インクタ
ンク部分のみを着脱可能として他の筆記本体5を内筒体
12、12’から離脱しないように止めておく構造とし
ても良い。 シール手段におけるシールリング26、54は、筆記
本体の外周面を前後動させることなく、筆記部3が軸筒
2内に没入した時のみシール効果を発揮するような構造
にしても良い。具体的には、本出願人が、平成6年1月
24日付けで出願した先の発明(発明の名称「開閉蓋付
き繰出式筆記具における軸筒内の気密保持構造」)に示
す、シール手段を用いることができる。また、第1の実
施例のシール体27において、蓋体25部分とシールリ
ング26部分とをジャバラ構造体で連接し、シールリン
グ26を筆記本体5の外周面に固着した構造としても良
い。
【0038】
【発明の効果】繰出式筆記具を前述したような構造とし
たので、筆記本体の筆記部の軸筒内への没入時において
は、筆記部回りの空間の気密保持ができ筆記部の乾燥を
防ぐので、無駄なインクの消費がなく、また、インク溝
などのインクが乾燥して凝固することがないので筆記の
際の書出し性能が良いなどの利点がある。
【0039】さらに、筆記本体を軸筒に対して回転でき
るので、筆記の際の各人各様の軸筒の把持に対して、ク
リップの位置を筆記動作の邪魔になることが最も少ない
位置に調節できるので、各人にあった把持状態が得られ
る。その際に、筆記本体の筆記部の軸筒内への没入時に
おいての筆記部回りの空間の気密保持を司るシール手段
も筆記本体とともに回転するので、その気密保持性能に
影響を及ぼすこともない。また、インクの補給を行うな
どの必要性があった時に、同時に筆記本体の位置を変え
たい要求が起った場合は、筆記本体または内筒体のどち
らかを回転すれば、内筒体または筆記本体も連動して回
転するので、操作性が良い。
【0040】請求項2や3にあっては、筆記部の出没状
態の如何に拘らず軸筒を分離せずに、軸筒の外方に突出
した内筒体やリング体を回転する事により筆記本体を自
由に回転できるので、操作が非常に簡単にできる。筆記
本体を回転するためにわざわざ軸筒の後部を分離する必
要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る繰出式筆記具で、
筆記部を突出した状態の縦断面図である。
【図2】図1における、リング体および内筒体の一部を
示した斜視図である。
【図3】図1における、筆記部を没入した状態を示す繰
出式筆記具の縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る繰出式筆記具で、
筆記部を突出した状態の縦断面図である。
【符号の説明】 1、1’ 繰出式筆記具 2 軸筒 3 筆記部 5 筆記本体 10 繰出機構 12、12’ 内筒体 13 先端開口部 15 ガイド溝 16 突起 20 リング体 25 蓋体 26 シールリング 29 空間 53 先端開口部 54 シールリング

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記本体の筆記部を、軸筒の先端開口部
    から突出して保持するとともに、該筆記部を軸筒内に没
    入する繰出機構を備えた繰出式筆記具において、内筒体
    を、筆記本体を内包するように軸筒内に回転可能に配設
    し、内筒体の先端内部には、筆記本体の移動にともない
    開閉する蓋体と、該蓋体の後方に位置して、少なくとも
    筆記部が軸筒内に没入時に筆記本体にリング状に密接す
    るシールリングとからなる、筆記部が軸筒内への没入時
    において筆記部回りの空間を密封するシール手段を固着
    し、筆記本体に、内筒体の内壁に筆記本体の移動方向に
    沿って設けたガイド溝に係合して摺動可能な突起を形成
    して、内筒体を回転することにより、筆記本体も連動し
    て回転することを特徴とする繰出式筆記具。
  2. 【請求項2】 前記内筒体において、その先端部または
    後端部を軸筒の先端開口部または後端開口部より外方へ
    突出してなる請求項1に記載の繰出式筆記具。
  3. 【請求項3】 筆記本体の筆記部を、軸筒の先端開口部
    から突出して保持するとともに、該筆記部を軸筒内に没
    入する繰出機構を備えた繰出式筆記具において、リング
    体を、軸筒の先端または後端に軸筒に対して回転可能に
    連接し、内筒体を、筆記本体を内包するように軸筒に対
    して回転可能に配設し、リング体と内筒体とを係合手段
    により連動して回転可能に一端部を連接し、リング体ま
    たは内筒体の先端内部に設けた、筆記本体の移動にとも
    ない開閉する蓋体と、該蓋体の後方に位置した内筒体の
    内部に設けた、少なくとも筆記部が軸筒内に没入時に筆
    記本体にリング状に密接するシールリングとからなる、
    筆記本体の筆記部が軸筒内への没入時において筆記部回
    りの空間を密封するシール手段を固着し、筆記本体に、
    内筒体の内壁に筆記本体の移動方向に沿って設けたガイ
    ド溝に係合して摺動可能な突起を形成して、リング体を
    回転することにより、内筒体とともに筆記本体も連動し
    て回転することを特徴とする繰出式筆記具。
  4. 【請求項4】 前記シール手段が、先端に筆記本体の移
    動にともない開閉する蓋体を有し、後端に筆記本体にリ
    ング状に密接するシールリングを有したシール体である
    請求項1、2または3に記載の繰出式筆記具。
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WO2021117253A1 (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 プラチナ萬年筆株式会社 ノック式万年筆におけるクリップを脱着可能とする固定構造と、該ノック式万年筆におけるクリップを脱着可能とする固定構造において使用するクリップ脱着器具

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