JP3307873B2 - 画像計測装置及びその制御装置 - Google Patents

画像計測装置及びその制御装置

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JP3307873B2
JP3307873B2 JP03766098A JP3766098A JP3307873B2 JP 3307873 B2 JP3307873 B2 JP 3307873B2 JP 03766098 A JP03766098 A JP 03766098A JP 3766098 A JP3766098 A JP 3766098A JP 3307873 B2 JP3307873 B2 JP 3307873B2
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晋二 内山
裕之 山本
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株式会社エム・アール・システム研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離画像と濃淡画
像とを併せて計測する画像計測装置に関する。本発明
は、また、上記画像計測装置を制御する制御装置にも関
する。
【0002】
【従来の技術】三次元画像を構築するには距離情報が欠
かせない。即ち、三次元画像は濃淡画像(二次元画像で
あって、その画像を構成する画素が濃度情報を有する画
像)と、個々の画素までの距離情報を有する画像(以
下、距離画像と呼ぶ)によって表現される。
【0003】従来、距離画像を計測する装置として、3
60度走査可能なレーザを用いたレンジ計測装置(以
下、「スキャニング式レンジ計測装置」と呼ぶ)が知ら
れている。このスキャニング式レンジ計測装置は、計測
装置からレーザ光を発し、このレーザ光が周囲環境で反
射され、戻ってきたレーザ光の伝搬時間に基づいて、計
測装置からその環境までの距離を求めるものである。そ
して、レーザ光を回転させることにより、計測装置の周
りの全周囲にわたって距離情報を取得することができ
る。また、光源が1つであり、しかも、計測装置の位置
を二次元的に移動させることなく全周囲にわたる距離情
報を得ることができるので、その距離画像は精度の高い
ものとなる。
【0004】このレーザ光を用いたスキャニング式レン
ジ計測装置は、距離情報をその値に応じて濃度値に変換
して、濃淡画像を形成するが、この濃淡画像は距離を濃
淡として表すものであり、対象となった環境の画像の濃
淡を表すものではなく、従って、環境の濃淡画像、まし
てや環境のカラー濃淡画像を得ることはできない。ま
た、周囲環境で反射したレーザを受光強度素子で受光す
るため、距離画像を得ると共に受光強度を強度分布画像
として濃淡値を表す画像を得ることができるが、これ
は、発信装置位置にレーザ光源をおいたときの対象とな
った環境のレーザの反射率分布を表現するだけの意味し
か持たず、対象となった環境の可視光からなる通常の意
味での濃淡を表すものではない。
【0005】一方、三角測量の原理により、距離画像と
濃淡画像とを実質的に同時に計測することができる非接
触式のレンジ計測装置(以下、「三角測量式レンジ計測
装置」と呼ぶ)も提案されている。この三角測量式レン
ジ計測装置は、複数のストライプを有するパターンをプ
ロジェクタから環境に向けて放射し、環境からの反射光
に含まれるストライプパターンをカメラにより取り込
み、取り込んだ画像を三角測量の原理に基づいて解析し
て環境までの距離を計測するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記三角測量式レンジ
計測装置は、濃淡画像を計測するときは、上記カメラに
より環境からの画像光を取り込むものである。しかしな
がら、この三角測量式レンジ計測装置は三角測量の原理
を用いるために、広範囲の環境の画像を取ることは困難
である。三角測量は、対象のおおよその位置がわかって
いることが前提であり、おおよその位置すらわからない
不特定の環境を対象とすることは原理的に困難である。
【0007】従って、従来の三角測量式レンジ計測装置
は、広角の範囲での、特に全周囲にわたるレンジ計測に
は不向きである。一方、前述のスキャニング式レンジ計
測装置は全周囲の計測はできるが、濃淡画像を得ること
はできない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上記従
来技術の欠点を改善するために提案されたもので、その
目的は、距離画像と濃淡画像とを併せて(略または実質
的に同時に)計測でき、しかも、全周囲にわたる両画像
を取得するのに適した新規な構造を有する画像計測装置
を提案する。
【0009】本発明の他の目的は、距離画像と濃淡画像
とを計測する画像計測装置の制御に好適な制御装置を提
案する上記課題を達成するために、請求項1にかかる
本発明の、周囲環境の距離画像と濃淡画像とを計測する
計測装置は、前記周囲環境からの光を集光する集光手段
の本体(101,104”)と、第1のモードにおいて
計測光を発し、所定の基準点から周囲環境までの距離
を、前記周囲環境で反射され前記集光手段により集光さ
れ前記計測光の伝播時間によって計測する距離画像計測
手段のための受光強度検出素子(106,106’)
と、前記計測光の前記周囲環境に向けた光路を制御する
光路制御手段の本体(102,102’)と、前記光路
制御手段により前記計測光の前記周囲環境に向けた光路
が制御されるべき第2のモードにおいて、前記集光手段
により集光された周囲環境からの環境光に基づいて濃淡
画像を計測する濃淡画像計測手段のための画像検出素子
(112,12’)とを一体的に保持する筺体(13
0)と、 この筺体を回転させる回転手段(118)とを
具備することを特徴とする。
【0010】この画像計測装置によれば、距離画像計測
手段は計測光の伝播時間によって距離画像を計測するも
のであり、従って、環境に発射する計測光の光路と環境
からの計測光の反射光とを実質的に同一光路上に設定す
ることができる。そのために、濃淡画像を得るための環
境光の光路を、上記計測光の光路と並行に設定すること
ができるので、1つの計測装置で、濃淡画像と距離画像
の計測を行うことができる。一方、濃淡画像と距離画像
の分離は上記光路制御手段により達成されるので、濃淡
画像と距離画像とが混在してしまうことはない。
【0011】
【0012】また、上記他の目的を達成するための、請
求項2にかかる本発明の、周囲環境の距離画像と濃淡画
像とを計測する計測装置は、周囲環境の距離画像と濃淡
画像とを計測する計測装置であって、前記周囲環境から
の光を集光する集光手段(101,104”)と、第1
のモードにおいて計測光を発し、所定の基準点から周囲
環境までの距離を、前記周囲環境で反射され前記集光手
段により集光され前記計測光の伝播時間によって計測す
る距離画像計測手段と、前記計測光の前記周囲環境に向
けた光路を制御する光路制御手段(102,102’)
と、前記光路制御手段により前記計測光の前記周囲環境
に向けた光路が制御されるべき第2のモードにおいて、
前記集光手段により集光された周囲環境からの環境光に
基づいて濃淡画像を計測する濃淡画像計測手段とを具備
し、前記光路制御手段は更に、前記計測光の発光源(1
10)と前記集光手段の間の光路(121,123)上
の中間位置に配置された反射鏡(102,102’)
と、前記反射鏡を、計測光を制御するときに前記光路
(121)上に位置決め(102a)し、或いは計測光
を制御しないときには光路上外へと移動させる移動手段
(115)とを具備することを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】また、上記他の目的を達成するための、本
発明の制御装置は、距離画像と濃淡画像とを一括して計
測するために、計測光を発光し、その計測光の外界での
反射光を受光して距離画像を計測する距離画像計測手段
と、外界からの環境光を受光して濃淡画像を形成する濃
淡画像計測手段とを含む本体と、この本体を垂直軸周り
に回転させる回転手段とを有する画像計測装置を制御す
る制御装置であって、前記本体を一方向に回転させなが
ら前記距離画像計測手段と濃淡画像計測手段のいずれか
一方を動作させた後に、前記本体を逆回転させながら他
方の手段を動作させることを特徴とする。
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明を適用した好適な画像計測システムを詳細に説明
する。このシステムは、レーザ光を発して距離データ(R
ANGE)を取得し且つ環境の濃淡画像(RGB)を取得するレー
ザスキャナ・カメラユニット100と、ユニット100
を制御する制御ユニット200とを含む。
【0026】本明細書には、スキャナ・カメラユニット
として3つの構造(第1実施形態乃至第3実施形態)を提
案し、それぞれのスキャナ・カメラユニットに対応した
制御装置も提案する。 〈スキャナ・カメラユニット〉…第1実施形態 第1実施形態に関わるスキャナ・カメラユニット(以
下、「スキャナユニット」と略称する)100aは本発
明の構成を原理的に有するものである。この第1実施形
態にかかるスキャナユニット100aの構成を第1図に
示す。
【0027】第1図に於いて、スキャナユニット100
aは本体筺体130を有し、この筺体130にはスキャ
ナユニット100a全体を回動させるための回転軸11
1が設けられている。スキャナユニット100aは外部
のコントローラユニット200にケーブル201を介し
て接続されている。本実施形態のスキャナユニットは、
全周囲の環境の画像を取り込むことが目的ではあるが、
後述するように、1回転以上回転する必要はないので、
ケーブル201は、筺体130が最大360度回動して
もねじれ或いは損傷しない程度の余裕ある長さを持てば
十分である。
【0028】第1図に於いて、122は結像レンズであ
り、112はCCDセンサであり、101は水平面に対
して45度の角度で固定された反射鏡である。後述する
ように、鏡101は外界からの環境光及び外界で反射さ
れたレーザ光を本スキャナユニットに取り込む働きを有
するので、本発明の「集光手段」に相当する。集光が目
的であれば、この集光手段は、鏡のほかに、レンズ系に
より構成してもよく、或いは凹面鏡または凸面鏡によっ
て構成してもよい。鏡101を以下便宜上、「集光鏡」
と呼ぶ。
【0029】102は水平面に対する角度が45度斜め
に固定され、且つ、斜め固定状態を保ったまま水平面に
対して平行移動可能に設けられた反射鏡である。CCD
センサ112は濃淡画像としてのカラー画像信号RGB
を出力する。反射鏡102はソレノイド115により移
動される。即ち、反射鏡102は、ソレノイドがON状
態になると位置102aに移動され、オフ状態になると
位置102bに戻される。位置102aに移動された鏡
102は光路121に対して45度の傾きを取る。鏡1
02は光路121を遮断したり通過させたりする制御機
能を有するので、以下、「光路制御鏡」と呼ぶ従って、
外界環境からの光は、光路120に沿って集光鏡101
に入射し、光路を90度変更される。光路制御鏡102
が位置102aにあれば、外界からの光は結像レンズ1
22によりCCD112上に結像する。この像は環境の
濃淡像である。濃淡像はRGBのカラー信号として出力
され、ケーブル201を介してコントローラユニット2
00に送られる。
【0030】第2図は、CCDセンサ112の形状を示
す。第1実施形態のCCDセンサは一例として二次元エ
リアセンサを用いている。即ち、センサ112は第2図
に示すように水平方向でm画素、垂直方向でn画素(m
×n)の二次元領域を一度に読み取る。後述するよう
に、筺体130はステッピングモータにより回動され
る、即ち、本実施形態の装置の水平方向走査はモータに
よって行われるが、水平方向では、センサ112のが素
数をmに設定することにより、水平方向走査を効率化し
ている。
【0031】ステッピングモータの単位回動角は、CC
Dセンサ112の幅方向の画素数mに応じて決定され
る。前述したように、集光鏡101及びCCDセンサ1
12,結像レンズ113は、筺体130に対して姿勢を
保ったまま固定されているので、ステッピングモータが
筺体130を回転させると、360度にわたる外界の濃
淡画像を取り込むことができる。
【0032】CCDセンサ112は垂直方向に画素が並
んだ一次元のラインセンサによっても構成できる。この
場合は、ステッピングモータの単位回動角をセンサ11
2の1画素に対応させて決定すればよい。以上が、第1
実施形態のスキャナユニット100aが外界の濃淡画像
を取得するための構成の説明である。以下に、距離画像
を取得するための構成について説明する。
【0033】第1図に於いて、110はレーザ光を発す
るレーザユニットである。このレーザ光は距離画像の計
測に用いるので、以下、「計測光」と呼ぶ。「計測光」
はコヒーレントであることが好ましいが、環境の広がり
に応じて必ずしもコヒーレントである必要はない。計測
光は、光路124に沿って、コリメートレンズ09を通
って集光される。「ビームスプリッタ」としての鏡10
8にはレーザユニット110からの集光された計測光を
通すだけの大きさを有する開口が設けられているので、
集光された計測光は鏡108(以下、「ビームスプリッ
タ鏡」と呼ぶ)を通過して、ガルバノ鏡104に至る。
ガルバノ鏡104は、光路124に対して垂直な回動軸
を有し、この回動軸周りにステッピングモータ114に
より所定角度幅(=2θ0)の振れ動作を行う。前記回
動軸は、光路124と、この光路124に対して垂直上
方の光路123とに対して垂直であり、ガルバノ鏡10
4は、振れの中央位置において、その鏡面が光路124
と123に対して45度を形成するように配置されてい
る。従って、ビームスプリッタ鏡108を通った計測光
はガルバノ鏡104を通った計測光はガルバノ鏡104
により光路を曲げられて、光路123に沿って集光鏡1
01方向に向かう。
【0034】後述するように、光路制御鏡102は、濃
淡画像を計測するモードでは、位置102b位置にまで
後退している。従って、ガルバノ鏡104により光路を
曲げられた計測光は、光路制御鏡102により妨害され
ることなく光路121に沿って集光鏡101に到達し、
集光鏡101により光路を90度曲げられて、光路12
0に沿って外界に放射される。
【0035】外界環境の物体によって反射された計測光
は光路120に沿って、本スキャナユニット100aの
集光鏡101に入射する。集光鏡101により90度方
向を変えられた計測光は光路121及び光路123を通
ってガルバノ鏡104に至って更に90度光路を変更さ
れてビームスプリッタ鏡108に至る。外界での反射は
乱反射なのでビームスプリッタ鏡108に至った計測光
は広がりを有する。このために、その一部は開口108
hを通過するが、多くは向きを90度下方に曲げられ、
結像レンズ107に至る。結像レンズ107はこの計測
光をレーザ受光素子106上に結像させる。素子106
の出力信号は距離を表すので、本明細書ではRANGE信号
と呼ぶ。
【0036】第3図のタイミングチャートはRANGE信号
から距離情報を求める原理を説明する。尚、この計測は
コントローラユニット200内で行われる。即ち、第3
図の上側のタイミングチャートに示すような正弦波形の
駆動信号がレーザユニット110に印加されると、計測
光としてのレーザ光は同じく強度が正弦波形を有するも
のとなる。従って、第3図に示すように、駆動信号に対
するRANGE信号の位相差(光伝播時間)から距離を演算
することができる。
【0037】距離画像であるRANGE信号を出力するレー
ザ検出素子106は、第5図に示すように、水平方向で
m画素、垂直方向で1画素の大きさ、即ち、m×1画素
分の大きさを有する。第4図は、二次元の大きさを有す
る物体1000の3つの点(1001,1002,10
03)により反射された3本の計測光ビームがガルバノ
鏡104により反射されて受光素子106に到達する様
子を説明する。尚、第4図に於いて、集光鏡101及び
ビームスプリッタ鏡108による反射は捨象されて図示
されている。
【0038】本スキャナユニット100aの垂直方向の
計測可能範囲は、ガルバノ鏡104の振れ角度によって
決定される。ガルバノ鏡104の回動軸周りの振れ角度
をθとすると、2θラジアンの拡がりを有する物体の距
離を計測することができる。即ち、ガルバノ鏡104が
中央位置にあるときに、物体1000の中央点1000
bからの反射計測光が受光素子106に到達するよう
に、ガルバノ鏡104と素子106が調整配置されてい
るとすると、点1000bから角度θラジアンだけ上方
の点1000aからの反射光は、ガルバノ鏡104が中
央位置から角度θ/2ラジアンだけ(第4図において)反
時計方向に回動した位置104aにおかれた時に、受光
素子106に到達する。一方、点1000bから角度θ
ラジアンだけ下方の点1000cからの反射光は、ガル
バノ鏡104が中央位置から角度θ/2ラジアンだけ時計
方向に回動した位置104cにおかれた時に、受光素子
106に到達する。
【0039】第5図は、同じく、ガルバノ鏡104と、
m×1の受光素子106との対応関係を有する。即ち、
CCDセンサ112は水平方向でm画素の大きさを有す
るので、これに併せて、受光素子106の水平方向大き
さもm画素としている。かくして、m×1画素分の受光
素子106であっても、ガルバノ鏡104を回動して走
査することにより垂直方向の拡がりを有する物体100
0の各点までの距離を求めることができる。
【0040】〈コントロールユニット〉…第1実施形態 第6図は、コントロールユニット200の構成並びに、
コントロールユニット200とスキャナユニット100
の前述の構成要素との接続を説明する。コントロールユ
ニット200は、データを記憶するデータRAM201
と、プログラムを記憶するプログラムRAM202と全
体を制御するCPU204とを有する。更に、CCDセ
ンサ112が検出したRGB画像データをA/D変換し
てディジタルの画像データに変換する色画像入力回路2
08を有する。この画像データはCPU204の制御に
よりデータRAM201(或いは不図示のディスクファ
イル)に記憶されて、濃淡画像として本スキャナユニッ
ト100a内に固定される。尚、前述したように、セン
サ112は二次元エリアセンサ(m×n)であった。m
×n個の画像信号をセンサ112から出力させるため
に、CPU204は色画像入力回路に対してシフト信号
SHFTを送る。センサ112はこの信号SHFTに同期させて
m×n画素の分のRGB画像データを画像入力回路20
9に出力する。
【0041】また、受光素子106が出力するRANGE信
号は受光回路を介してA/D変換器203でデジタル信
号に変換される。このディジタルのRANGE信号は、プロ
グラムRAM202内のアプリケーションプログラムに
より、第3図の方式によって処理されて、これにより距
離画像が形成される。コントロールユニット200は更
に、ガルバノ鏡104を振動させるステッピングモータ
114を駆動する制御回路205と、筺体130の回転
軸111に回転力を伝達することにより筺体130を自
転させるステッピングモータ118を駆動する制御回路
206と、光路制御鏡102の位置を移動させるソレノ
イド115を駆動する制御回路207と、レーザ110
を駆動する駆動回路208とを有する。CPU204
が、ガルバノ鏡104の回動角を制御するために制御回
路205に送る制御信号をDRθと呼び、モータ118
の回動角を制御するために制御回路206に送る制御信
号をDRΦと呼ぶ。
【0042】第7図に、距離画像と濃淡画像が、種々の
前記制御信号とどのように関わるかを説明する。尚、距
離画像及び濃淡画像の大きさを、説明の便宜上、p画素
(横方向)×n画素(縦方向)とする。尚、本スキャナ
ユニット100aは、全周囲にわたっての濃淡画像と距
離画像とを得ることが目的であるから、p画素は360
度(2πラジアン)の拡がりを有する。
【0043】CCDセンサ112は、第2図に示すよう
に水平方向でm画素の大きさを有するから、p画素を得
るためには、p/m回の撮像を行えばよい。即ち、1枚
の濃淡画像を得るためには、p/mパルス数分の制御信
号DRΦを制御回路206に送る。一方、垂直方向のn
画素についてはCCDセンサ112はn画素分の大きさ
を有するので、垂直方向でn画素の濃淡画像を得るため
には、特に、駆動させる必要はない。
【0044】検出素子106は水平方向でm画素分の大
きさを有するから、第8図に示すように、p/mパルス
数の制御信号DRΦを制御回路206に送れば、横方向
でp画素の大きさを有する濃淡画像と同時に、横方向で
p画素の大きさを有する距離画像を得ることができる。
尚、1パルスの制御信号DRΦが制御回路206に送ら
れると、筺体130は、2mπ/pラジアンだけ回動す
る。
【0045】一方、検出素子106は垂直方向で1画素
分の大きさを有するから、縦方向でn画素の大きさを有
する距離画像を得るためには、nパルスのDRΦを制御
回路205に送る必要がある。垂直方向でn画素の大き
さがガルバノ鏡104をθ0の角度(ラジアン)範囲に
相当するとすると、1パルスの制御信号DRθは、ガル
バノ鏡104をθ0/n(ラジアン)だけ振れさせる。
還元すれば、ステッピングモータ114と制御回路20
5を、1パルスの制御信号DRθがガルバノ鏡104を
θ0/n(ラジアン)だけ振れさせるように設定する。
第8図を参照。
【0046】第9図は、水平方向にm画素分の大きさを
有する受光素子106の制御の手法を示す。即ち、前述
したように、ガルバノ鏡104は信号DRθが入力され
ると、1ステップ分回動されるから、制御信号DRθの
1周期分の時間内に、m画素分の距離情報を収集しなけ
ればならない。このためには、計測光は正弦波形よりも
パルス波形が好ましく、パルス波形を用いるならば、第
9図に示すように、T/m秒周期(T秒は信号DRθの
一周期の時間幅)のパルスをレーザドライバ110に与
えてパルスレーザ光を計測光として発生させる。反射光
は、約T/m秒周期のパルス光として受光素子106に
より受信される。CPU204は、アプリケーションプ
ログラムに従って、受信した反射計測光の各パルスの受
信時点の、レーザ駆動時点に対する遅れ時間(伝播時
間)を演算して距離を計算する。
【0047】尚、T/m秒をあまり短くすること、即
ち、m画素数を大きくすることはできない。なぜなら、
反射光の遅れ時間は環境中の物体によって予測不可能で
あるから、遠い物体によっては遅れ時間が大きくなるこ
とがあり、そのために、T/m秒時間幅の中に2つの反
射計測光パルスを受信する場合があるからである。光速
は早いために、通常の遠方距離内にある物体の距離を計
測する場合には上記のことは起こりにくい。
【0048】第10図,第11図は、コントロールユニ
ット200が、レーザドライバ110、筺体130を回
転させるモータ118(即ち、信号DRΦ)、ガルバノ
鏡104を駆動するステッピングモータ114、光路制
御鏡102を移動させるソレノイド115を、どのよう
に互いに協調させて制御するかを表したタイミングチャ
ートである。特に第11図は、第10図の300の部分
を時間的に拡大して表したものである。
【0049】第10図に示すように、距離画像と濃淡画
像とを併せて計測する本システムは、コントロールユニ
ット200が、最初に距離画像を計測するモード(区間
304)を設定し、その後に色画像(濃淡画像)を計測
するモード(区間306)を設定している。距離画像を
計測するモード(304)のときは、光路制御鏡102
は光路121を遮断してはならない、即ち、光路制御鏡
102は後退していなければならない。その一方、距離
画像計測モード(304)では、垂直方向で走査を行う
ために、ガルバノ鏡104を振動させなければならな
い。
【0050】一方、濃淡画像計測モード(306)で
は、光路制御鏡102が光路121を遮って、環境光を
CCDセンサ112に導かねばならない。また、ガルバ
ノ鏡104を振動させる必要はない。従って、同図の区
間305は、距離画像計測モードから濃淡画像計測モー
ドに移行するための準備を行う期間であって、具体的に
は、光路制御鏡102を待避状態から動作状態に移動さ
せるのに要する時間に設定すればよい。
【0051】距離画像計測モードでは、光路制御鏡10
2を待避状態において、その区間において、都合p/m
個の制御信号DRΦを出力する。第10図において、3
02は、制御信号DRΦにより駆動されるモータ115
(即ち、筺体130)の回転角度を示すもので、p/m
個の制御信号DRΦが出力されると、モータ115の回
転角度は360度(即ち、一回転)となる。
【0052】第11図に示すように、1つの制御信号D
RΦの間に、即ち、モータ115が停止している間に、
301に示すように、ガルバノ鏡104は、垂直方向走
査のための往復運動を行う必要がある。前述したよう
に、距離画像を計測するための受光素子106は垂直方
向に1画素の大きさを有するから、波形301は、nス
テップを表している。換言すれば、スキャナユニットの
筺体が停止している間(1つの制御信号DRΦの間)
に、nパルス数の信号DRθが必要であり、次の信号D
Rθまでのガルバノ鏡104が停止している間(即ち、
波形301が一定の1期間)に、m回レーザドライバ1
10を駆動する。
【0053】距離画像の取得が終わると、区間305の
期間内に、光路制御鏡102を待避させる。そして、区
間306から濃淡画像計測モードが開始する。距離画像
計測モードが終了すると、筺体130は360度回転し
ているので、元に位置に戻っている。距離画像計測モー
ドの後に濃淡画像計測モードを行うようにし、且つ濃淡
画像計測モードでは筺体130を逆回転させることによ
り、ケーブル201が絡まったり損傷したりするのを防
止する。また、全周囲の距離画像が必要ない場合でも、
濃淡画像計測モードの終了後には、筺体は初期位置に戻
っているという効果がある。
【0054】濃淡画像計測モードでは、モータ115を
駆動させて筺体を回転させ、筺体が停止している間に、
濃淡画像をCCDセンサ112から取得する。第10図
から明らかなように、濃淡画像計測モードの期間306
は距離画像計測モードの期間304よりも短い。これ
は、濃淡画像計測モードでは、ガルバノ鏡104を機械
的に振動させる必要がないので、モータ115を高速に
回転、即ち、筺体130を高速に回動させることが許さ
れるからである。
【0055】尚、第10図のタイミングチャートでは、
距離画像の取得を濃淡画像の取得に先立って行わせてい
たが、これは逆であっても全く同じである。 〈コントロールユニットの変形〉…第1変形例 第10図に示したように、モータ115はステッピング
モータを用いているので、筺体130は階段状に回転と
停止を繰り返す。ところが筺体内には重量の比較的重い
ものが多いので、回転と停止動作を繰り返すことは安定
性に欠ける。そこで、第12図に示すように、モータ1
15にDCサーボモータを用い、モータ115の回転角
度を滑らかなようにすることを提案する。
【0056】〈スキャナユニットの変形例〉…第2変形
例 第2変形例に係るスキャナユニット100bの構成を第
13図,第14図を用いて説明する。第1図は第1実施
形態のスキャナユニット100aの構成を原理的に示す
ものであり、第2変形例のスキャナユニット100bは
第1実施形態のスキャナユニット100aを若干変更し
たものである。
【0057】即ち、第13図に示すように、集光鏡10
1の形状を大きくして、濃淡画像の光量を増大させた。
また、大きな集光鏡101は、計測光が外界環境で乱反
射されても、広い範囲の反射光を収集することができる
ので、受光素子106が受光する光のパワーを大きくす
ることができる。第14図は、第13図のスキャナユニ
ット100bの外観を示す。
【0058】第2変形例のスキャナユニットは第1実施
形態と機械的な構造が違うのみなので、第1実施形態の
信号制御や第1変形例の信号制御をそのまま個の第2実
施形態に適用することができる。 〈スキャナユニット〉…第2実施形態〉 第1実施形態及び第2変形例のスキャナユニットは、光
路制御鏡102が、集光鏡101とガルバノ鏡104の
中間に位置していた。これは、第1実施形態や第2変形
例では、距離画像や濃淡画像の水平方向の走査を筺体1
30の回転によって実現しており、垂直方向の走査を不
要として高速化するために、CCDセンサ112に、垂
直方向にn画素の大きさを有するエリアセンサもしくは
ラインセンサを用いた。この垂直方向の電子的な走査に
より、少なくとも、濃淡画像については垂直方向の機械
的走査を不要とした。一方、距離画像については、乱反
射された計測光を集光して素子106で受光するため
に、解像度は低くなって、複数の画素を受光素子106
に設けることの必要性は乏しい。そこで、第1実施形態
や第2変形例の、距離画像を受光用の素子106は垂直
方向に複数がその拡がりを設定せずに(即ち、電子走査
を行わずに)、その代わりにガルバノ鏡104による機
械的走査を行っていた。
【0059】第2実施形態のスキャナユニット100c
は、距離画像のみならず濃淡画像の取得時における垂直
方向の走査を、ガルバノ鏡104’の振動(または往復
回動)により実現することを目的としている。このため
に、第15図に示すように、濃淡画像を検出するための
CCDセンサ112と光路制御鏡102とを、ガルバノ
鏡104’と距離画像受光用の素子106との間に配置
したものである。濃淡画像の垂直方向の走査を機械的に
行うために、第2実施形態のCCDセンサ112’は後
述するようにm×1画素、即ち、垂直方向で1画素分の
拡がりとする。
【0060】第15図を用いて第2実施形態のスキャナ
ユニット100cの構成及び動作を説明する。第2実施
形態では、CCDセンサ112は中空のホルダ119に
よって支持されている。このホルダ119には2カ所に
おいて微少な開口119a,119bが設けられてい
る。第2実施形態のCCDセンサ112’と開口119
との関係は第16図に示すようになる。即ち、第2実施
形態では、濃淡画像の垂直方向の走査を機械的に行うた
めに、センサ112’は垂直方向に1画素分のみの大き
さ(m×1)に設定する必要がある。このようなセンサ
112’に入射する環境光を1画素分の拡がりを有する
ように絞り込むために、開口119a,119bが設け
られている。
【0061】〈コントロールユニット〉…第2実施形態 第2実施形態のスキャナユニット100cを制御するた
めには、第1実施形態のコントロールユニット200の
制御タイミングを変更したものを採用する必要がある。
即ち、第2実施形態のコントロールユニットは第1実施
形態のコントロールユニットに比してハード上変わると
ころはない。第15図並びに第17図のタイミングチャ
ートを用いて、第2実施形態の制御タイミングを説明す
る。
【0062】まず、距離画像計測モードでは、光路制御
鏡102を待避位置(102b)におく。距離画像計測
モードの期間中は、モータ115に制御信号DRΦを順
次送って、モータ115の回転角を階段状に大きくす
る、即ち、筺体130をステップ状に回動し停止させな
がら、筺体130を360度回転させる。モータ115
が停止している間に、制御回路205からモータ114
に対して制御信号DRθを送ってガルバノ鏡104’を
階段状に会同/停止させる。こうして距離画像を取得で
きる。
【0063】濃淡画像計測モードに先立って、光路制御
鏡102を光路129を遮断する位置(102a)に移
動させる。この時点で、計測光が外界に出ていくことは
光路制御鏡102により防止されるので、ガルバノ鏡1
04により反射されて制御102に入射する光は環境光
のみとなる。こうして、濃淡画像がセンサ112’によ
り検出される。
【0064】第1実施形態では、ガルバノ鏡104’を
振動させる必要はなかったが、この第2実施形態では、
濃淡画像の垂直方向走査を得るために、ガルバノ鏡10
4’を振動させる。こうして、第2実施形態でも濃淡画
像を得ることができる。 〈第2実施形態に対する変形〉…第3変形例 第1変形例(第12図)は、筺体を回転させるモータ1
18を滑らかに回転させることにより、筺体の振動を抑
えるものであった。第1実施形態に対する第1変形例と
同じ制御タイミングをこの第2実施形態にも適用可能で
ある。第18図にその制御タイミング波形を示す。
【0065】〈スキャナユニット〉…第3実施形態 第2実施形態では、集光鏡101は、筺体130の回転
軸が垂直であるために、環境からの水平方向の光を垂直
方向に光路変更するために必要であった。この第3実施
形態は、第2実施形態から集光鏡101を除去して、ガ
ルバノ鏡104に集光鏡101の機能を肩代わりさせる
ものである。
【0066】第19図は第3実施形態のスキャナユニッ
ト100dの構成を示す。同図において、第2実施形態
の集光鏡101の位置にガルバノ鏡104”が配置され
ている。このために、濃淡画像のためのCCDセンサ
は、垂直方向において1画素のみの大きさを有すること
となり、従って、第3実施形態のセンサは第2実施形態
のCCDセンサ112’を用いることができ、併せてホ
ルダ119を配置する必要がある。
【0067】第3実施形態の制御タイミングは第2実施
形態のタイミング(第17図,第18図)を用いること
ができる。 〈センサの変形例〉…第4変形例 前記第1実施形態乃至第3実施形態では、水平方向の大
きさがm画素のCCDセンサ112(または112’)
と受光素子106とを用いていた。このセンサ及び素子
は前述したように、m=1であってもよい。
【0068】第4変形例は、CCDセンサ112がm×
nの二次元センサで、受光素子106がm×1の素子で
あるところのある第1実施形態並びに第2実施形態に対
する変形例である。即ち、第4変形例では、距離画像用
の受光素子106’を1×1の大きさとすることにより
コストダウンをねらっている。受光素子106’を1×
1の大きさとすると、CCDセンサ112との関係は第
20図のようになる。即ち、素子106’の大きさを1
画素とすることは、m画素のセンサ112が得た濃淡画
像に比して、距離画像の解像度が落ちることになる。し
かしながら、三次元画像表示では、距離画像の解像度の
必要性は濃淡画像ほど高くはない。従って、第4変形例
によれば、コストダウンの長所が解像度低下の短所を上
回るのである。
【0069】〈その他の変形例〉上記全ての実施形態及
び変形例では、濃淡画像はカラー画像であったが、本発
明はモノクロの濃淡画像にも適用できる。また、種々の
光学素子は他の光学素子に変更することができる。例え
ば、集光鏡101は、凸面鏡または凹面鏡さらにはプリ
ズムによって代替できる。また、筺体130の回転軸を
水平にすれば集光鏡101そのもを不要とすることがで
きる。
【0070】同じように、光路制御鏡102を凸面鏡ま
たは凹面鏡さらにはプリズムによって代替できる。ま
た、穴のあいたビームスプリッタ鏡108の代わりにハ
ーフミラーを代替させることができる。また、上記実施
形態では、光路制御手段として光路制御鏡102を用い
ていたが、例えば液晶シャッタにより代替できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明に因れば、距
離画像と濃淡画像とを併せて取得することのできる新規
な構成の画像計測装置を提供できる。また、本発明の制
御装置によれば、距離画像と濃淡画像とを併せて取得す
る画像計測装置を効率的に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に関わるスキャナユニ
ット100aの構成を示すブロック図。
【図2】 第1実施形態のCCDセンサ112と光路制
御鏡102との関係を示す図。
【図3】 第1実施形態乃至第3実施形態に装置におい
て用いられる光伝播時間により距離を計測することの原
理を説明する図。
【図4】 第1実施形態のガルバノ鏡104と受光素子
106との関係を説明する図。
【図5】 第1実施形態のガルバノ鏡104と受光素子
106との関係を説明する図。
【図6】 第1実施形態のコントロールユニット200
の構成並びにコントロールユニット200とスキャナユ
ニット100aとの接続関係を説明する図。
【図7】 第1実施形態の濃淡画像の大きさと各種制御
信号との関係を説明する図。
【図8】 第1実施形態の距離画像の大きさと各種制御
信号との関係を説明する図。
【図9】 第1実施形態において、レーザ計測光の発射
タイミングと反射計測光の受光タイミングとの関係を説
明する図。
【図10】 第1実施形態の制御タイミングを示すタイ
ミングチャート。
【図11】 図10の制御タイミングの一部を拡大して
示すタイミングチャート。
【図12】 第1変形例に関わる制御タイミングのタイ
ミングチャート。
【図13】 第2変形例にかかるスキャナユニット10
0bの構成を示すブロック図。
【図14】 第2変形例にかかるスキャナユニット10
0bの斜視図。
【図15】 第2実施形態にかかるスキャナユニット1
00cの構成を示すブロック図。
【図16】 第2実施形態のCCDセンサ112’の構
成を示すブロック図。
【図17】 第2実施形態に関わる制御タイミングのタ
イミングチャート。
【図18】 第3変形例に関わる制御タイミングのタイ
ミングチャート。
【図19】 第3実施形態にかかるスキャナユニット1
00dの構成を示すブロック図。
【図20】 第4変形例のセンサ112と受光素子10
6’との関係を説明する図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−43115(JP,A) 特開 平9−5050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 G06T 1/00 H04N 13/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲環境の距離画像と濃淡画像とを計測
    する画像計測装置であって、 前記周囲環境からの光を集光する集光手段の本体(10
    1,104”)と、 第1のモードにおいて計測光を発し、所定の基準点から
    周囲環境までの距離を、前記周囲環境で反射され前記集
    光手段により集光され前記計測光の伝播時間によって計
    測する距離画像計測手段のための受光強度検出素子(1
    06,106’)と、 前記計測光の前記周囲環境に向けた光路を制御する光路
    制御手段の本体(102,102’)と、 前記光路制御手段により前記計測光の前記周囲環境に向
    けた光路が制御されるべき第2のモードにおいて、前記
    集光手段により集光された周囲環境からの環境光に基づ
    いて濃淡画像を計測する濃淡画像計測手段のための画像
    検出素子(112,12’)とを一体的に保持する筺体
    (130)と、 この筺体を回転させる回転手段(118) とを具備する
    ことを特徴とする画像計測装置。
  2. 【請求項2】 周囲環境の距離画像と濃淡画像とを計測
    する計測装置であって、 前記周囲環境からの光を集光する集光手段(101,1
    04”)と、 第1のモードにおいて計測光を発し、所定の基準点から
    周囲環境までの距離を、前記周囲環境で反射され前記集
    光手段により集光され前記計測光の伝播時間によって計
    測する距離画像計測手段と、 前記計測光の前記周囲環境に向けた光路を制御する光路
    制御手段(102,102’)と、 前記光路制御手段により前記計測光の前記周囲環境に向
    けた光路が制御されるべき第2のモードにおいて、前記
    集光手段により集光された周囲環境からの環境光に基づ
    いて濃淡画像を計測する濃淡画像計測手段とを具備し、 前記光路制御手段は更に、 前記計測光の発光源(110)と前記集光手段の間の光
    路(121,123) 上の中間位置に配置された反射鏡
    (102,102’)と、 前記反射鏡を、計測光を制御するときに前記光路(12
    1)上に位置決め(102a)し、或いは計測光を制御
    しないときには光路上外へと移動させる移動手段(11
    5)とを具備することを特徴とする画像計測装置。
  3. 【請求項3】 前記距離画像計測手段は、計測光として
    レーザ光を発生するレーザ(110)を有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像計測装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザから照射されたレーザ光と、
    周囲環境で反射して戻ってきたレーザ光のいずれか一方
    を透過させ他方を反射させるための中央に穴の開いた反
    射鏡などのビームスプリッタ(108)、前記レーザと
    前記距離画像計測手段のための受光強度検出素子(10
    6)と前記集光手段(101)の途中に配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像計測装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記集光手段と、前記距離画像計
    測手段の受光強度検出素子と前記濃淡画像計測手段の画
    像検出素子との中間におかれ回動反射鏡(104)を有
    し、 この回動反射鏡は、計測光と画像光の少なくとも一方を
    垂直方向に走査するために回動することを特徴とする請
    求項1に記載の画像計測装置。
  6. 【請求項6】 前記回転手段(118)は、前記筺体を
    1回転した後に逆回転させることを特徴とする請求項1
    に記載の画像計測装置。
  7. 【請求項7】 前記光路制御手段(102)は、 前記回動反射鏡(104)と前記集光手段(101)の
    中間に配置されており、 前記第1のモードにおいては、発光された計測光を光路
    (121)上に導くことにより、計測光を周囲環境に放
    射させ、 前記第2のモードにおいては、発光された計測光を光路
    (121)外に導くことにより、計測光が周囲環境に放
    射されることを阻止すると共に、前記集光手段(10
    1)により集光された環境光を前記濃淡画像計測手段の
    画像検出素子(112)に導くことを特徴とする請求項
    5に記載の画像計測装置。
  8. 【請求項8】 前記光路制御手段(102’)は、 前記回動反射鏡(104’,104”)と前記距離画像
    計測手段の距離画像検出素子(106)の中間に配置さ
    れ、 前記第1のモードにおいては、発光された計測光を前記
    回動反射鏡(104’,104”)に導くと共に、反射
    して戻ってきた計測光を前記距離画像検出素子に導き、 前記第2のモードにおいては、発光された計測光を光路
    外に導くことにより、計測光が前記回動反射鏡(10
    4’,104”)に導かれることを阻止すると共に、前
    記回動反射鏡により反射された環境光を前記濃淡画像計
    測手段の画像検出素子(112’)に導くことを特徴と
    する請求項5に記載の画像計測装置。
  9. 【請求項9】 前記集光手段は、前記計測光及び環境光
    を反射させて走査する回動反射鏡(104”)を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像計測装置。
  10. 【請求項10】 距離画像と濃淡画像とを一括して計測
    するために、計測光を発光し、その計測光の外界での反
    射光を受光して距離画像を計測する距離画像計測手段
    と、外界からの環境光を受光して濃淡画像を形成する濃
    淡画像計測手段とを含む本体と、この本体を垂直軸周り
    に回転させる回転手段とを有する画像計測装置を制御す
    る制御装置であって、 前記本体を一方向に回転させながら前記距離画像計測手
    段と濃淡画像計測手段のいずれか一方を動作させた後
    に、前記本体を逆回転させながら他方の手段を動作させ
    ることを特徴とする制御装置。
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