JP3307778B2 - シリアルプリンタによる画像記録方法 - Google Patents

シリアルプリンタによる画像記録方法

Info

Publication number
JP3307778B2
JP3307778B2 JP20306394A JP20306394A JP3307778B2 JP 3307778 B2 JP3307778 B2 JP 3307778B2 JP 20306394 A JP20306394 A JP 20306394A JP 20306394 A JP20306394 A JP 20306394A JP 3307778 B2 JP3307778 B2 JP 3307778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording
print head
recorded
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20306394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0848055A (ja
Inventor
義博 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP20306394A priority Critical patent/JP3307778B2/ja
Publication of JPH0848055A publication Critical patent/JPH0848055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3307778B2 publication Critical patent/JP3307778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッドの移動で1
回ずつ記録する画像が毎回つながっている連続画像を高
速記録する場合に好適なシリアルプリンタによる画像記
録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置の画像記録部には、感
熱紙に画像記録する感熱記録方式のものがよく採用され
ている。しかし、感熱紙は、熱や摩擦あるいは薬品など
によって、変色する性質があるので、記録画像の保存に
は、不向きである。
【0003】一方、電子写真記録方式の画像記録部を備
えたファクシミリ装置がある。この方式の場合、普通紙
に画像記録するので、記録画像の保存に好適である。し
かし、この方式の画像記録部は、機器構成が複雑でコス
トが高いという欠点がある。
【0004】近年、パーソナルコンピュータ(以下、パ
ソコンと略す。)が広く普及している。パソコンには、
通常、プリンタなどの入出力装置が接続される。パソコ
ン用のプリンタの場合、普通紙に情報記録できるもの
が、非常に安価であり、よく利用されている。従って、
このようなプリンタをファクシミリ装置で使用できれば
好都合である。
【0005】パソコンでは、印字ヘッドを左右に往復移
動させながら、画像記録するシリアルプリンタがよく利
用されている。印字ヘッドは、縦一列にその印字ヘッド
幅に相当する一定ドット数のドットパターンを同時記録
する機能を有しており、印字ヘッドの1回の移動で、そ
の印字ヘッド幅の画像を記録することができる。
【0006】この場合の画像記録方法として、印字ヘッ
ドを左右一方向に移動するときだけ画像記録する片道記
録と、左右どちらに移動するときにも画像記録する往復
記録とがある。
【0007】往復記録は、記録動作を連続して実行する
ので、片道記録よりも短時間で、1ページの画像を記録
することができる。しかし、印字ヘッドを右方向に移動
しながら記録するドットの位置と、左方向に移動しなが
ら記録するドットの位置とが幾らかずれるため、記録画
像がやや乱れるという欠点がある。この記録ドットの位
置ずれは、モータの動力を印字ヘッドに伝達するギャな
どの機構上の問題で生じるものである。
【0008】このため、通常のプリンタは、記録画像に
応じて、片道記録と往復記録とを自動的に切り換える記
録モード自動切換機能を備えている。このようなプリン
タは、印字ヘッドを一方向に移動させて記録した画像
が、図6(a)に示すように、次に記録する画像とつな
がっている場合、すなわち黒ドットが連続している場合
には、次の画像は片道記録で記録する。また、同図
(b)に示すように、黒ドットが分離している場合に
は、往復記録で記録する。
【0009】ファクシミリ装置の画像を、このようなプ
リンタで記録する場合には、同図(a)に示したよう
に、黒ドットの連続が発生しやすい。従って、プリンタ
は、1ページのほとんど全体を片道記録で画像記録する
ようになり、画像記録に長い時間がかかってしまう。
【0010】ところで、例えば、特開昭64−2475
8号公報には、プリンタで画像記録する際に、片道記録
で実行するか往復記録で実行するかを、ユーザが任意に
切り換えるというもの提案されている。
【0011】この提案によれば、往復記録に切り換えて
画像記録することにより、短時間で画像記録することが
できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合、ユ
ーザの切換操作が必要であり、操作が面倒であった。ま
た、通常のプリンタの記録モード自動切換機能は、固定
的に備えられているものであるため、片道記録と往復記
録とを手動操作で切換可能にするためには、プリンタ内
部のハードウェアやソフトウェアの大幅な変更が必要に
なる。このため、プリンタの装置コストが非常に高くな
るという不都合がある。
【0013】また、通常のプリンタを常に往復記録で画
像記録するように変更する場合も、同様に装置コストが
高くなる。
【0014】本発明の目的は、少ないコストで、ユーザ
が切換操作しなくても、往復記録により短時間で画像記
録できるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】このために本願の請求項
1では、印字ヘッド幅より狭い規定幅の画情報に全画素
白の画情報を付加して、印字ヘッド幅に構成した画情報
をシリアルプリンタに順次入力して規定幅ずつ有効画像
を記録する一方、規定幅の有効画像を記録したあと、規
定幅だけ記録紙を紙送りして、次の画像を引続き記録す
るようにしている。
【0016】請求項2では、記録紙の紙送りには、ステ
ッピングモータを使用すると共に、そのステッピングモ
ータの励磁位相を周期的に一定回数変化させて印字ヘッ
ド幅だけ紙送りする紙送り手段を備えている場合には、
励磁位相の周期的変化を一時的に停止させることによ
り、規定幅だけ記録紙を紙送りするようにしている。
【0017】請求項3では、記録紙に画像記録する期間
中だけ、励磁位相の周期的変化を一時的に停止させ、他
の期間中には停止させないようにしている。
【0018】
【作用】請求項1によれば、印字ヘッド幅ずつ記録する
記録画像の下端部が、常に白画像になるので、次の画像
と分離するようになる。従って、従来の記録モード自動
切換機能を備えた通常のプリンタを使用する場合に、ユ
ーザが切換操作しなくても、常に往復記録動作が実行さ
れ、1ページの画像を短時間で記録することができる。
また、この場合、従来装置のプリンタの紙送り制御の部
分だけ変更すればよいので、少ないコストで実現でき
る。
【0019】請求項2では、上記規定幅だけの記録紙の
紙送り動作を容易に実行することができる。すなわち、
一般に画像記録時の紙送り量を変更するには、ソフトウ
ェアやハードウェアの大きな変更を要するが、ステッピ
ングモータの励磁位相の周期的変化を一時的に停止させ
る制御は、簡単なハードウェア回路で実現できる。
【0020】請求項3では、画像記録時以外には、励磁
位相の周期的変化を停止させないので、記録紙の給紙動
作や排紙動作を迅速に実行することができる。
【0021】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の実施例に係るファ
クシミリ通信システムのブロック構成図を示したもので
ある。
【0023】図において、ファクシミリ装置1には、電
話回線2とシリアルプリンタ3とが接続されている。
【0024】ファクシミリ装置1内において、スキャナ
101は、原稿画像を読み取るものである。
【0025】プリンタインタフェース部102は、シリ
アルプリンタ3に画情報を送出するものである。このプ
リンタインタフェース部102には、ライン計数手段1
02a、ラスタイメージデータ化手段102b、全白ラ
スタイメージデータ出力手段102c、および回路切換
手段102dが配設されている。
【0026】ライン計数手段102aは、シリアルプリ
ンタ3に送出した画情報のライン数を計数するものであ
る。ラスタイメージデータ化手段102bは、ファクシ
ミリ画像の画情報をラスタスキャンイメージデータの規
定フォーマットに変換するものである。全白ラスタイメ
ージデータ出力手段102cは、全画素白の1ライン分
のラスタスキャンイメージデータを出力するものであ
る。回路切換手段102dは、シリアルプリンタ3への
出力データを切り換えるものである。
【0027】符号化復号化部103は、既知の符号化方
式により画情報をデータ圧縮したり圧縮データから元の
画情報を再生したりするものである。画像メモリ104
は、画情報を格納するものである。
【0028】G3FAXモデム105は、グループ3
(G3)規格の通信手順でファクシミリ通信を実行する
ものである。網制御部106は、発着信の際に所定の回
線制御を実行するものである。
【0029】操作表示部107は、ユーザが各種操作を
実行したり、装置が動作状態などを表示したりするもの
である。システム制御部108は、上記各部を監視制御
するマイクロコンピュータである。システムバス109
は、以上の各部を接続する信号ラインである。
【0030】シリアルプリンタ3は、印字ヘッドを往復
移動させながら画像記録する通常のプリンタである。こ
のシリアルプリンタ3は、ラスタイメージコマンドモー
ドで画像記録する機能を有している。ラスタイメージコ
マンドモードは、例えばMS−Windowsのような
OS(Operating System)を使用する
パソコンで利用されるものである。このシリアルプリン
タ3とプリンタインタフェース部102とは、例えば、
セントロニクスインタフェースで接続されている。
【0031】シリアルプリンタ3内において、ドットパ
ターン記録手段301は、図示せぬ印字ヘッドを往復移
動させながら印字ヘッド幅ずつドットパターン画像を記
録するものである。画像連続判定手段302は、印字ヘ
ッドを1回移動させて記録した画像と、次に記録する画
像とが連続しているかどうかを判定するものである。片
道/往復モード切換手段303は、その判定結果に基ず
いて次の画像記録を片道記録で実行するか往復記録で実
行するこを切り換えるものである。
【0032】ヘッド駆動手段304は、印字ヘッドを左
右に往復移動させるものである。本実施例では一例とし
て、印字ヘッド幅は64ドット、つまりファクシミリ画
像のライン数で表現すると64ラインであるものとす
る。紙送り手段305は、記録紙を画像記録中に紙送り
するほか、給紙・排紙動作を実行するものである。
【0033】シリアルプリンタ3は、従来装置と同一構
成のものであるが、紙送り手段305だけ従来装置と動
作が少し違っている。すなわち、従来装置の場合、印字
ヘッド幅が64ドットの場合、印字ヘッドで1回画像記
録するごとに、64ドット幅ずつ記録紙を紙送りする
が、本実施例では、60ドットづつ紙送りするようにし
ている。
【0034】以上の構成で、本実施例のファクシミリ装
置1は、従来装置と同様に、原稿画像をコピーしたり送
受信したりする。原稿画像をコピーする場合、スキャナ
101で原稿画像を読み取り、得られた画情報を一旦画
像メモリ104に格納する。また、他のファクシミリ装
置から受信した画情報も、一旦画像メモリ104に格納
する。画像記録する場合には、画像メモリ104に格納
した画情報を読み出してプリンタインタフェース部10
2からシリアルプリンタ3に送出する。
【0035】図2は、このときのファクシミリ装置1の
画像記録処理を示している。すなわち、ファクシミリ装
置1は、最初に各種コマンドをシリアルプリンタ3に送
出してシリアルプリンタ3を初期設定する。このとき、
シリアルプリンタ3をラスタイメージコマンドモードに
設定する。また、必要に応じて、記録紙の上下左右のマ
ージンなどを設定する(処理1001)。
【0036】次に、画像メモリ104から画情報を1ラ
イン分読み出して、その画情報をラスタイメージコマン
ドモードに適合するラスタスキャンイメージデータに変
換する(処理1002)。そして、変換により得られた
ラスタスキャンイメージデータをシリアルプリンタ3に
送出する(処理1003)。ラスタスキャンイメージデ
ータは、1ラインの生の画情報に各種ヘッダ情報が付加
されて構成される既知フォーマットのデータである。
【0037】その後、上記データの送出ライン数を判定
し(処理1004)、送出ライン数が60ライン以下の
場合(処理1004のN)、上記動作を繰り返す(処理
1002へ)。
【0038】すなわち、この場合、上記変換は、ラスタ
イメージデータ化手段102bが実行する。ライン計数
手段102aは、シリアルプリンタ3に送出したラスタ
スキャンイメージデータのライン数を計数している。そ
して、その計数値が60ライン以下の場合、回路切換手
段102dは、ラスタイメージデータ化手段102bか
ら出力されたラスタスキャンイメージデータをシリアル
プリンタ3に送出する。
【0039】シリアルプリンタ3にラスタスキャンイメ
ージデータを60ライン分送出し終わると(処理100
4のY)、全画素白の1ライン分のラスタスキャンイメ
ージデータをシリアルプリンタ3に送出する(処理10
05)。この後、そのデータの送出ライン数を判定し
(処理1006)、送出ライン数が4ライン以下の場合
(処理1006のN)、そのデータ送出を繰り返す(処
理1005)。
【0040】すなわち、この場合、全白ラスタイメージ
データ出力手段102cが全画素白のラスタスキャンイ
メージデータを出力する。ライン計数手段102aのラ
イン数の計数値が60ラインになると、回路切換手段1
02dは、全白ラスタイメージデータ出力手段102c
から出力される全画素白の上記データをシリアルプリン
タ3に送出する。
【0041】シリアルプリンタ3に、全画素白の上記デ
ータを4ライン分送出し終ると(処理1006のY)、
1ページの画情報を処理し終えたかどうか判定する(処
理1007)。まだ画情報がある場合(処理1007の
N)、次の画情報を同様に処理する(処理1002
へ)。
【0042】すなわち、この場合、全画素白の上記デー
タを4ライン分送出し終ったとき、回路切換手段102
dは、再度切り換わってラスタイメージデータ化手段1
02bの出力データをシリアルプリンタ3に送出するよ
うになる。
【0043】このようにして、1ページ分の画情報を処
理し終ると(処理1007のY)、以上の画像記録処理
を終了する。
【0044】シリアルプリンタ3は、ファクシミリ装置
1からラスタスキャンイメージデータとして入力する画
情報に従って記録紙に画像記録する。シリアルプリンタ
3の印字ヘッドの記録幅は64ドットであるので、画情
報を64ライン分入力するごとに、印字ヘッドを一方向
に移動させて1回の記録動作を実行する。この場合、6
0ラインだけが有効な画情報であるので、1回の記録動
作で60ライン分の画像を記録する。
【0045】記録動作を1回実行し終わると、紙送り手
段305により記録紙が60ライン分紙送りされる。そ
して、次の60ライン分の1回の記録動作が実行され
る。
【0046】画像連続判定手段302は、記録動作を1
回実行するごとに、いま記録した画像と次に記録する画
像とがつながっているか、すなわち黒ドットの連続があ
るかどうか判定する。そして、もし、画像連続判定手段
302が画像がつながっていると判定した場合、片道/
往復モード切換手段303は、次の1回の記録動作は片
道記録により実行するように制御する。すなわち、印字
ヘッドを一旦反対方向に戻して、同一方向の移動で次の
1回の記録動作を実行するように制御する。一方、画像
連続判定手段302が画像が分離していると判定した場
合、片道/往復モード切換手段303は、次の1回の記
録動作は往復記録により実行するように制御する。すな
わち、印字ヘッドを反対方向に戻しながら1回の記録動
作を実行するように制御する。
【0047】シリアルプリンタ3は、このように記録モ
ードを切り換える機能を有しているが、本実施例では、
印字ヘッドは64ラインの記録幅の内、4ラインは常に
空白になる。従って、画像連続判定手段302では、毎
回の記録画像は常に分離していると判定され、片道/往
復モード切換手段303では、常に往復記録に制御され
る。
【0048】これにより、シリアルプリンタ3では、図
3に示すように、1ページの画像が60ラインずつ往復
記録、すなわち印字ヘッドが左右どちらに移動するとき
にも60ラインずつ画像記録されるようになる。
【0049】以上のように、本実施例では、1回の記録
動作で、印字ヘッド幅より狭い規定幅の有効画像と全画
素白の画像を記録して、規定幅だけ記録紙を紙送りする
ようにしている。従って、毎回記録画像が分離し、シリ
アルプリンタは、常に往復記録モードで動作する。これ
により、ユーザが特に切換操作しなくても、1ページの
画像を往復記録で高速に記録することができる。
【0050】この場合、シリアルプリンタ3内のドット
パターン記録手段301、画像連続判定手段302、片
道/往復モード切換手段303およびヘッド駆動手段3
04は、従来装置のままでよい。本実施例の動作を実行
する場合には、従来装置の紙送り手段305の1回の紙
送り量だけ変更すればよい。このような紙送り手段30
5の変更は、上記他の各手段の変更に比べて容易である
る。これにより、少ないコストで、上記動作を実行する
ことができる。
【0051】次に、本発明の第2の実施例として、上記
実施例の紙送り手段305に好適な紙送り装置を説明す
る。
【0052】図4は、その紙送り装置の回路構成図を示
している。図において、励磁信号発生回路401から出
力される4つの励磁信号A,B,A’,B’は、ラッチ
回路402と切換回路403とに入力されている。ラッ
チ回路402の4つの出力信号も切換回路403に入力
されている。
【0053】切換回路403の4つの出力信号は、駆動
回路404に入力されている。そして、駆動回路404
の4つの出力が、ステッピングモータ405内の4種の
巻線402a,402b,402a’,402b’に通
電するようになっている。
【0054】励磁信号発生回路401の1つの励磁信号
Aは、遅延回路406の入力と排他的論理和回路407
の一方の入力とに入力されている。遅延回路406の出
力は、排他的論理和回路410の他方の入力に入力さ
れ、排他的論理和回路407の出力は、オア回路408
の一方の入力に入力されている。
【0055】励磁信号発生回路401の別の励磁信号B
は、遅延回路409の入力と排他的論理和回路410の
一方の入力とに入力されている。遅延回路409の出力
は、排他的論理和回路410の他方の入力に入力され、
排他的論理和回路407の出力は、オア回路408の他
方の入力に入力されている。
【0056】オア回路408の出力は、64カウンタ4
11に入力され、その出力は、デコード回路412に入
力されている。デコード回路412の1つの出力信号
は、ラッチ回路402に制御信号として入力されてい
る。
【0057】デコード回路412のもう1つの出力信号
は、アンド回路413の一方の入力に入力されている。
アンド回路413の他方の入力には、画像記録中かどう
かを示す状態信号Sが入力されている。アンド回路41
3の出力信号は、切換回路403に制御信号として入力
されている。
【0058】以上の構成で、本実施例の紙送り装置は、
前述の実施例のシリアルプリンタ3のようなプリンタ装
置に配設されて動作する。なお、この実施例でも、プリ
ンタ装置の印字ベッドの記録幅は、64ラインであるも
のとする。
【0059】いま、そのプリンタ装置が画像記録動作を
開始したとする。プリンタ装置が記録動作を開始する
と、アンド回路413に入力されている状態信号Sが
“H”(ハイレベル)になる。一方、励磁信号発生回路
401は、図5(a)〜(d)に示すように、それぞれ
90度ずつ位相のずれた一定周期の4つの励磁信号A,
B,A’,B’を出力する。
【0060】遅延回路406は、励磁信号Aを微小時間
遅延させる。排他的論理和回路407は、その遅延した
信号と元の励磁信号Aとの排他的論理和演算を実行し
て、同図(e)に示すように、励磁信号Aの変化点に同
期したパルス信号Taを出力する。同様に、遅延回路4
09は、励磁信号Bを微小時間遅延させ、排他的論理和
回路410は、その遅延信号と励磁信号Bとに基ずい
て、同図(f)に示すように、パルス信号Tbを出力す
る。オア回路408は、2つのパルス信号Ta,Tbを
入力して、同図(g)に示すように、励磁信号A,Bの
変化点に同期したパルス信号T0を出力する。
【0061】64カウンタ411は、パルス信号T0の
パルスを入力するごとに、同図(h)に示すように、
「0〜63」までの計数動作を繰り返す。デコード回路
412は、64カウンタ411の計数値が「63」にな
った時点で、同図(i)に示すように、ラッチ信号LT
を出力する。また、計数値が「0〜3」の期間、同図
(j)に示すように、選択信号SLを出力する。
【0062】上記ラッチ信号LTは、ラッチ回路402
に入力される。ラッチ回路402は、ラッチ信号LTが
“H”になった時点で、4つの励磁信号A,B,A’,
B’を保持する。
【0063】いま、状態信号Sは“H”なので、選択信
号SLは、アンド回路413を介して切換回路403に
入力される。アンド回路413は、選択信号SLが
“H”の期間中だけ、ラッチ回路402の出力信号を駆
動回路404に出力し、選択信号SLが“L”(ローレ
ベル)の期間中は、励磁信号発生回路401の出力信号
を駆動回路404に出力する。
【0064】駆動回路404は、入力信号に従って既知
の2相励磁方式によりステッピングモータ405を駆動
制御する。ステッピングモータ405は、パルス信号T
0に同期して、記録紙を1ラインピッチずつ紙送りす
る。いま、印字ヘッドの記録幅は64ラインであるの
で、64カウンタ411が「0〜63」まで計数する期
間中連続してステッピングモータ405が駆動される
と、その記録幅だけ紙送りされることになる。
【0065】しかしながら、いまの動作の場合、計数値
が「0〜3」の期間、選択信号SLが切換回路403に
入力され、ラッチ回路402の出力が駆動回路404に
入力される。ラッチ回路402の出力信号は、変化しな
いので、この期間、ステッピングモータ405が停止す
る。従って、ステッピングモータ405は、本来64ラ
インずつ紙送りするところを60ラインずつ紙送りする
ようになる。
【0066】これにより、本実施例の紙送り装置を、前
述の実施例のシリアルプリンタ3の紙送り手段305と
して使用することができる。
【0067】一方、プリンタ装置が記録動作を実行して
いない期間中、例えば、記録紙を給紙したり排紙したり
する動作中には、状態信号Sは“L”で入力される。状
態信号Sが“L”になると、選択信号SLは切換回路4
03に入力されなくなり、駆動回路404はステッピン
グモータ405を通常どおり連続的に駆動する。
【0068】以上のように、本実施例では、画像記録動
作中には、記録紙を紙送りするステッピングモータ40
5の励磁位相の周期的変化を一時的に停止させることに
より、規定幅だけ記録紙を紙送りするようにしている。
【0069】一般に紙送り量を変更するには、励磁信号
発生回路やその制御動作を基本的に変更したり、ステッ
ピングモータの動力を印字ヘッドに伝達するギャ機構を
変更したりする必要がある。従って、ソフトウェア、ハ
ードウェアとも、大きな変更になる。
【0070】しかし、本実施例では、励磁位相の周期的
変化を一時的に停止させるだけなので、簡単な回路を付
加するだけで、所定量の紙送りを実行することができ
る。
【0071】また、本実施例では、記録動作中だけ、励
磁位相の周期的変化を一時的に停止させ、他の期間中に
は停止させないようにしたので、記録紙の給紙や排紙動
作を迅速に実行することができる。
【0072】また、励磁信号の変化を4ステップ期間だ
け停止させるが、ステッピングモータ405は、2相励
磁方式で駆動しており、その励磁信号は4ステップが一
周期になる。これにより、励磁信号の出力再開時に、特
別な信号制御を実行しなくても、本来の信号の周期的変
化を維持することができる。
【0073】なお、以上の各実施例では、規定幅だけ紙
送り動作を実行させる機能をプリンタ装置内部に備える
ようにしたが、通常のプリンタ装置は、外部装置から入
力される制御コマンドに従って指定距離だけ紙送りする
機能を備えている。従って、このようなプリンタ装置を
使用すれば、外部装置からプリンタ装置を制御して規定
量ずつ紙送りさせることもできる。
【0074】また、ファクシミリ画像を記録出力する場
合を例にとって説明したが、本発明は、ファクシミリ画
像に限らず、印字ヘッドで1回ずつ記録する画像が連続
する各種画像を記録する場合に、同様の作用効果を得る
ことができる。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1によれ
ば、印字ヘッド幅より狭い規定幅の有効な画情報に全画
素白の画情報を付加して規定幅の有効画像記録し、その
画像記録のあと、規定幅だけ記録紙を紙送りして、次の
画像を引続き記録するようにしたので、毎回記録する画
像が分離するため、ユーザが切換操作しなくても、往復
記録動作が実行され、1ページの画像を短時間で記録で
きるようになる。また、この場合、プリンタの紙送り量
だけ変更すればよいので、少ないコストで実現できる。
【0076】請求項2によれば、記録紙の紙送りの動力
源であるステッピングモータの励磁位相の周期的変化を
一時的に停止させて、規定幅だけ記録紙を紙送りするよ
うにしたので、容易に所定量の紙送り動作を実行するこ
とができる。
【0077】請求項3によれば、画像記録期間中だけ、
励磁位相の周期的変化を一時的に停止させ、他の期間中
には停止させないようにしたので、記録紙の給紙・排紙
動作を迅速に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るファクシミリ通信
システムブロック構成図である。
【図2】ファクシミリ装置の画像記録処理の動作フロー
チャートである。
【図3】シリアルプリンタの画像記録動作の説明図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例に係る紙送り装置の回路
構成図である。
【図5】その紙送り装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図6】従来の画像記録動作の説明図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 電話回線 3 シリアルプリンタ 101 スキャナ 102 プリンタインタフェース部 102a ライン計数手段 102b ラスタイメージデータ化手段 102c 全白ラスタイメージデータ出力手段 102d 回路切換手段 103 符号化復号化部 104 画像メモリ 105 G3FAXモデム 106 網制御部 107 操作表示部 108 システム制御部 109 システムバス 301 ドットパターン記録手段 302 画像連続判定手段 303 片道/往復モード切換手段 304 ヘッド駆動手段 305 紙送り手段 401 励磁信号発生回路 402 ラッチ回路 403 切換回路 404 駆動回路 405 ステッピングモータ 406,409 遅延回路 407,410 排他的論理和回路 408,408 オア回路 411 64カウンタ 412 デコード回路 413 アンド回路 ・MS−Windowsは、米国マイクロ・ソフト社の
商標である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを往復移動させながらその移
    動方向と垂直に印字ヘッド幅ずつ記録紙に画像記録する
    と共に、印字ヘッドの一方向の移動で印字ヘッド幅記録
    した画像が次に記録する画像とつながっている場合に
    は、次も同一方向の移動で画像記録する片道記録モード
    と、前記印字ヘッド幅記録した画像が次に記録する画像
    と分離している場合には、次は反対方向の移動で引続き
    画像記録する往復記録モードとに自動的に切り換えるシ
    リアルプリンタによる画像記録方法において、 前記シリアルプリンタに1回の記録動作で印字ヘッド幅
    より狭い規定幅の有効画像に全画素白の無効画像を追加
    挿入して印字ヘッド幅に加工した画像を順次入力するこ
    とにより、常に往復記録モードで画像を記録する一方、
    記録紙は前記規定幅だけ紙送りし、前記有効画像のみ印
    字することを特徴とするシリアルプリンタによる画像記
    録方法。
  2. 【請求項2】 前記記録紙の紙送りには、ステッピング
    モータを使用すると共に、そのステッピングモータの励
    磁位相を周期的に一定回数変化させて前記印字ヘッド幅
    だけ紙送りする紙送り手段を備えている場合に、前記励
    磁位相の周期的変化を一時的に停止させることにより、
    規定幅だけの前記記録紙の紙送りを実行することを特徴
    とする請求項1に記載のシリアルプリンタによる画像記
    録方法。
  3. 【請求項3】 記録紙に画像記録する期間中だけ前記励
    磁位相の周期的変化を一時的に停止させ、他の期間中に
    は停止させないことを特徴とする請求項2に記載のシリ
    アルプリンタによる画像記録方法。
  4. 【請求項4】 前記励磁位相の周期的変化を一時的に停
    止させる期間は、励磁信号の一周期に相当する期間であ
    ることを特徴とする請求項2または3に記載のシリアル
    プリンタによる画像記録方法。
JP20306394A 1994-08-05 1994-08-05 シリアルプリンタによる画像記録方法 Expired - Fee Related JP3307778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20306394A JP3307778B2 (ja) 1994-08-05 1994-08-05 シリアルプリンタによる画像記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20306394A JP3307778B2 (ja) 1994-08-05 1994-08-05 シリアルプリンタによる画像記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0848055A JPH0848055A (ja) 1996-02-20
JP3307778B2 true JP3307778B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=16467728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20306394A Expired - Fee Related JP3307778B2 (ja) 1994-08-05 1994-08-05 シリアルプリンタによる画像記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3307778B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6370685B2 (ja) * 2014-11-19 2018-08-08 株式会社沖データ 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0848055A (ja) 1996-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7006260B2 (en) Image sensing apparatus, information processing apparatus, and method of controlling image sensing apparatus
JP3372748B2 (ja) 画像処理装置
US5485287A (en) High-speed image signal processing system
EP0363983A2 (en) Image reading apparatus
JP3307778B2 (ja) シリアルプリンタによる画像記録方法
US5225914A (en) Image reading apparatus
US5473445A (en) Image scanner and image scanning method
JPH118736A (ja) 画像読取方法およびそれを用いるファクシミリ装置
US5402208A (en) Image forming apparatus where vibrations of the scanner do not affect the write operation
JP2000307818A (ja) スキャナおよびスキャナの解像度選択方法
JPH1095152A (ja) 画像形成装置
JP3262840B2 (ja) 複合端末装置
JPH06121126A (ja) ファクシミリ装置
KR950000284B1 (ko) 팩시밀리의 문서데이타 사이즈 변환장치
JP3710283B2 (ja) 画像記録装置
KR940002976B1 (ko) 팩시밀리 시스템의 화상 데이터의 해상도 및 선밀도 변환장치
JP3077337B2 (ja) 送信原稿の画像読取走査方法
JP2001274952A (ja) デジタル画像読み取り装置及び読み取り画像データの間引き処理方法
JP2827629B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2676519B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2020167484A (ja) 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
JPH11341228A (ja) 画像読取装置
JPH07273944A (ja) ファクシミリ装置
JPH05328061A (ja) ファクシミリ装置
JPS5957565A (ja) フアクシミリ読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees