JP3307666B2 - アクチュエータの流路切換バルブ装置 - Google Patents

アクチュエータの流路切換バルブ装置

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JP3307666B2
JP3307666B2 JP02739992A JP2739992A JP3307666B2 JP 3307666 B2 JP3307666 B2 JP 3307666B2 JP 02739992 A JP02739992 A JP 02739992A JP 2739992 A JP2739992 A JP 2739992A JP 3307666 B2 JP3307666 B2 JP 3307666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船舶に用いるパワーステ
アリング等の流路切換バルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船内機、船外機用のパワーステアリング
装置にあっては、図5に示すように、アクチュエータで
ある油圧シリンダユニット101のロッド102をクレ
ビス103を介してステアリングシャフト104を貫通
するステアリングケーブル105のコア105aに連結
する一方、この油圧シリンダユニット101のピストン
106で画成された第1シリンダ室S1及び第2シリン
ダ室S2に対する作動流体の供給と排出とを切換える流
路切換えバルブ装置110を備えている。
【0003】この流路切換えバルブ装置110は、バル
ブケース111内にスプールバルブ112を軸方向に移
動可能に嵌装し、このスプールバルブ112は連結手段
113を介してステアリングシャフト104に連結し、
更にバルブケース111内周面とスプールバルブ112
外周面とにランド部をそれぞれ形成して、スプールバル
ブ112がバルブケース111内を移動することによっ
てポンプ115からの作動流体を供給し、且つタンク1
16に作動流体を戻す流路を切換えるようにしている。
【0004】この流路切換えバルブ装置110において
は、スプールバルブ112が図示の中立位置にあると
き、油圧シリンダユニット101の第1シリンダ室S
1、第2シリンダ室S2とポンプ115、タンク116
がすべて連通状態にあり、ポンプ115から吐出される
作動流体は切換えバルブ装置110を介してタンク11
6に戻されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た流路切換バルブ装置のようにアクチュエータが中立位
置にあるときに、ポンプ、タンク及びアクチュエータの
第1、第2シリンダ室が連通状態になっていると、ポン
プから吐出した作動流体はスムーズにタンクに戻り、ア
クチュエータの第1、第2シリンダ室に同圧がかかるの
で、アクチュエータは動かないが、アクチュエータのロ
ッドに外力が入力されると、圧力バランスが崩れてアク
チュエータが動いてしまうので、例えば走行中にハンド
ルから手を離すと、ハンドルが動いてしまうというドリ
フト現象が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、アクチュエータの第1シリンダ室及び第2シリ
ンダ室に連通する供給油路中にスプールバルブ側から
各シリンダ室への作動流体の流れのみを許容するチェッ
ク弁を設け、各シリンダ室からタンクに連通する排出油
路中にスプールバルブの移動により排出油路を開くパ
イロットチェック弁を設けるとともに、このパイロット
チェック弁を、スプールバルブを収納するバルブケース
に一体的に設けた。
【0007】
【作用】アクチュエータが中立位置にあるときには、ア
クチュエータの第1シリンダ室及び第2シリンダ室に連
通する供給油路中に設けたスプールバルブ側から各シリ
ンダ室への作動流体の流れのみを許容するチェック弁の
作用により、シリンダ室側からスプールバルブ側への作
動流体の流れが禁止されるので、アクチュエータのロッ
ドがロック状態になって外力により作動することはな
く、またスプールバルブが移動するときには各シリンダ
室からタンクに連通する排出油路中に設けたパイロット
チェック弁により排出油路が開かれるので、アクチュエ
ータが作動することが可能になる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明を適用したパワーステ
アリング装置の流路切換バルブ装置を備えた船舶の概略
平面図、図2は同バルブ装置の中立位置での断面図、図
3は同バルブ装置の作動位置での断面図、図4は同バル
ブ装置の他の作動位置での断面図である。
【0009】船体1の後部には船外機2が垂直方向の軸
に水平方向に回動自在に支持され、この船外機2を操舵
するパワーステアリング装置3が船体後部に設けられ、
このパワーステアリング装置3とハンドル4とをステア
リングケーブル5及びステアリングシャフト6を介して
連結している。パワーステアリング装置3はブロック7
内にアクチュエータである油圧シリンダユニット8及び
この油圧シリンダユニット8への作動流体の供給/排出
を切換える流路切換バルブ装置9等を備えている。
【0010】油圧シリンダユニット8は、シリンダ11
内にピストン12を摺動自在に嵌装して2つの油室であ
る第1シリンダ室S1及び第2シリンダ室S2を画成
し、ピストン12にはロッド13を固着し、このロッド
13はクレビス14を介してステアリングシャフト6を
貫通するステアリングケーブル5のコア5aに連結して
いる。
【0011】この油圧シリンダユニット8に対する作動
油の供給/排出を行う流路切換バルブ装置9は、バルブ
ケース21内にスプールバルブ22を軸方向に移動可能
に嵌装し、このスプールバルブ22を前記ステアリング
シャフト6に連結手段23で連結している。
【0012】そして、バルブケース21内周面及びこれ
に対向するスプールバルブ22外周面には溝部及びラン
ド部を形成し、バルブケース21内周面に形成した溝部
又はランド部には、ポンプ25に連通するポンプポート
26と、タンク27に連通する第1,第2タンクポート
28,29と、油圧シリンダユニット8の第1,第2シ
リンダ室S1,S2に連通し、各シリンダ室S1,S2
に作動流体を供給するポートとなる第1,第2シリンダ
供給ポート30,31とを設けている。
【0013】そして、バルブケース21の第1,第2シ
リンダ供給ポート30,31から油圧シリンダユニット
8の第1,第2シリンダ室S1,S2に連通する供給油
路中に、流路切換バルブ装置9側から各シリンダ室S
1,S2への作動流体の流れのみを許容するチェック弁
32,33を設けている。
【0014】また、バルブケース21内の両側室34,
35をタンク27にそれぞれ連通するとともに、油圧シ
リンダユニット8の第1,第2シリンダ室S1,S2に
連通(チェック弁32,33よりシリンダ室S1,S2
よりに接続する。)させて、各シリンダ室S1,S2か
らタンク27への排出油路を形成し、更にこの排出油路
中となるバルブケース21内の両側室34,35内にス
プールバルブ22が移動したときに開くパイロットチェ
ック弁38,39を設けている。
【0015】尚、油圧シリンダユニット8の第1,第2
シリンダ室S1,S2の排出油路はパイロットチェック
弁38,39をバイパスしサーマルバルブ41,42を
介してタンク27に接続している。
【0016】以上のように構成した流路切換えバルブ装
置9の動作について説明する。先ず、このバルブ装置9
のスプールバルブ22を中立位置にしたときには、図2
に示すようにポンプポート26、第1,第2タンクポー
ト28,29、第1,第2シリンダ供給ポート30,3
1が開いた状態になるので、油圧シリンダユニット8の
第1,第2シリンダ室S1,S2が同圧になり、ポンプ
25から吐出された作動流体はバルブ装置9を介してそ
のままタンク27に戻されている。
【0017】このとき、油圧シリンダユニット8の第
1,第2シリンダS1,S2への供給油路中にはバルブ
装置9側から各シリンダ室S1,S2への作動流体の流
れのみを許容するチェック弁32,33を設けているの
で、各シリンダ室S1,S2からバルブ装置9内に作動
流体が流入することはなく、且つ、スプールバルブ22
が移動していないのでパイロットチェック弁38,39
も閉じているので、油圧シリンダユニット8のシリンダ
室S1,S2からタンク27に作動流体が流れることは
できないため、油圧シリンダユニット8のロッド13に
外力が加わったとしても、油圧シリンダユニット8は作
動しない。
【0018】次に、図3に示すようにステアリングシャ
フト6が矢印方向に操作されたときには、スプールバル
ブ22も矢示方向に移動して、ポンプポート26及び第
1シリンダ供給ポート30のみ連通状態になるので、ポ
ンプ25からの作動流体はポンプポート26及び第1シ
リンダ供給ポート30からチェック弁32を押し開いて
油圧シリンダユニット8の第1シリンダ室S1内に供給
され、一方スプールバルブ22の移動によってパイロッ
トチェック弁39が開いて第2シリンダ室S2からタン
ク27への排出油路を開くので、第2シリンダ室S2内
の作動流体がパイロットチェック弁39を介してタンク
27に戻される。したがって、油圧シリンダユニット8
のロッド13が矢示方向(伸びる方向)に移動する。
【0019】また、図4に示すようにステアリングシャ
フト6が矢印方向に操作されたときには、スプールバル
ブ22も矢示方向に移動して、ポンプポート26及び第
2シリンダ供給ポート31のみ連通状態になるので、ポ
ンプ25からの作動流体はポンプポート26及び第2シ
リンダ供給ポート31からチェック弁33を押し開いて
油圧シリンダユニット8の第2シリンダ室S2内に供給
され、一方スプールバルブ22の移動によってパイロッ
トチェック弁38が開いて第1シリンダ室S1からタン
ク27への排出油路を開くので、第1シリンダ室S1内
の作動流体がパイロットチェック弁38を介してタンク
27に戻される。したがって、油圧シリンダユニット8
のロッド13が矢示方向(縮む方向)に移動する。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
アクチュエータの第1シリンダ室及び第2シリンダ室に
連通する供給油路中にスプールバルブ側から各シリン
ダ室への作動流体の流れのみを許容するチェック弁を設
け、各シリンダ室からタンクに連通する排出油路中に
スプールバルブの移動により排出油路を開くパイロット
チェック弁を設けるとともに、このパイロットチェック
弁を、スプールバルブを収納するバルブケースに一体的
に設けたので、アクチュエータが中立位置にあるときに
は、アクチュエータの各シリンダ室側からスプールバル
ブ側への作動流体の流れが禁止されるので、アクチュエ
ータに外力が入力されてもアクチュエータが動くことが
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパワーステアリング装置の
路切換バルブ装置を備えた船舶の概略平面図
【図2】同バルブ装置の中立位置での断面図
【図3】同バルブ装置の作動位置での断面図
【図4】同バルブ装置の他の作動位置での断面図
【図5】従来の流路切換バルブ装置の断面図
【符号の説明】
8…油圧シリンダユニット(アクチュエータ)、9…
路切換バルブ装置、21…バルブケース、22…スプー
ルバルブ、25…ポンプ、26…ポンプポート、27…
タンク、28…第1タンクポート、29…第2タンクポ
ート、30…第1シリンダ供給ポート、31…第2シリ
ンダ供給ポート、32,33…チェック弁、38,39
…パイロットチェック弁、S1…第1シリンダ室、S2
…第2シリンダ室。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 25/22 B62D 5/00 - 5/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンにより画成されたアクチュエー
    タ内の第1シリンダ室及び第2シリンダ室への作動流体
    の流路をスプールバルブの移動によって切換える流路切
    バルブ装置において、前記第1シリンダ室及び第2シ
    リンダ室に連通する供給油路中にスプールバルブ側か
    ら各シリンダ室への作動流体の流れのみを許容するチェ
    ック弁を設け、各シリンダ室からタンクに連通する排出
    油路中にスプールバルブの移動により排出油路を開く
    パイロットチェック弁を設けるとともに、このパイロッ
    トチェック弁を、スプールバルブを収納するバルブケー
    スに一体的に設けたことを特徴とするアクチュエータの
    流路切換バルブ装置。
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