JP3307548B2 - カーテンウォールのパネル保持部構造 - Google Patents

カーテンウォールのパネル保持部構造

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JP3307548B2
JP3307548B2 JP28988596A JP28988596A JP3307548B2 JP 3307548 B2 JP3307548 B2 JP 3307548B2 JP 28988596 A JP28988596 A JP 28988596A JP 28988596 A JP28988596 A JP 28988596A JP 3307548 B2 JP3307548 B2 JP 3307548B2
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士郎 高岡
睦昭 和合
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に室内側から効
率的にパネル施工できるようにするとともに、地震や火
災等に対する安定性にも優れたカーテンウォールのパネ
ル保持部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンウォールにおいては、パネルを
保持するための構造として種々の態様がある。第1に、
窓枠やパネル枠を目立たなくし、全体がパネルのみによ
り構成されているように見えるようにしたものとして
は、たとえば図10に示すように、枠材を構成する方立
40または無目41の室外側部分に、鋸歯状の係合溝4
2を形成し、ほぼL字状に形成されたガスケット43、
43…を、その一片でガラスGの室外面に当接させ、他
片を前記係合溝42に嵌入し、抜け止めを図ることによ
り、ガラスGの四周をガスケット43,43…により押
圧保持したものが挙げられる。なお、ガラスGの背面は
補助枠材44により保持されている。
【0003】しかし、このパネル保持態様において、負
圧状態時(室内側から室外側へ作用する圧力状態)にガ
ラスの脱落を防止するためには、ガスケット43の断面
寸法をかなり大きくしなければならず、ガラス面からの
突出量が大きくなるため見栄えが悪くなるなどの問題が
ある。一方で、窓枠または障子枠などにアルミ材(アル
ミ合金を含む。)が使用されるのが一般的であるが、美
観性に対する配慮から無機質なアルミ地肌を露出させな
いように、表面カバー材を別に、あるいは一体になった
樹脂あるいはゴム系のガスケットにより支持するものが
知られている。上記パネル支持構造としては、たとえば
特開平8−170392号公報に記載のものを挙げるこ
とができる。具体的には、図11に示されるように、ア
ルミニウムの押出し成形材である主枠50と、この主枠
50の屋外側端部内周側部分に形成された段部51と、
この段部51の屋外側を覆う状態で上記主枠50の屋外
側面に結合固定され、上記段部51との間でパネル周縁
部を支持する、アルミニウムの押出し成形材である補助
枠52と、この補助枠52の屋外側面に添着された非金
属材製の覆い材53とを備え、この覆い材53は、上記
補助枠52の屋外側面に形成した係止溝54と上記覆い
材53の基部屋内側面に形成した係止部53aとの主係
合部と、この主係合部よりも上記覆い材53の幅方向先
端寄り部分に設けた補助係合部53bとの2箇所で上記
補助枠52に係合されている。なお、同公報では前記覆
い材53とパッキング57とが一体である態様も記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平8−170392号公報記載の発明の場合であって
も、補助枠52と主枠50との係合は、2つの係止突条
部55、56によって行われるようになっており、補助
枠52とガラスGとの間にパッキング57が挟入される
ことによって、ある程度の外れ止めが成されるとして
も、地震や台風による振動や外力により補助枠52が前
記パッキング57とともに移動するようなことがあった
場合には、補助枠52の係合が外れることも予想され、
脱落防止が完全とは言い難い。
【0005】また、この種のパネル保持構造の施工手順
は、先ず室内側パッキング58を取り付けた後、補助枠
52を取付け、ガラスGを嵌合させた後に室外側パッキ
ング57を挟入してガラスGの固定を行い、その後に覆
い材53を取付ける手順を踏まざるを得ず、作業手順が
煩雑であるとともに、前記補助枠52の取付け以降の作
業は室外側からの作業となるため作業性が悪いなどの問
題がある。
【0006】そこで本発明の主たる課題は、特に室内側
から効率的にパネル施工できるようにするとともに、地
震や火災等に対する安定性に優れたカーテンウォールの
パネル保持部構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明は次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>枠材本体の室外側面と、この枠材から一体的に延在した
ガスケット掛着片とによりパネル嵌合溝が形成された側
枠を背面合わせで一体とし方立を形成したパネルの鉛直
方向保持部において、 少なくともパネルの室外側周縁が
前記ガスケット掛着片に取着されたグレージングガスケ
ットにより押圧支持されたパネル保持部構造であり、前
記グレージングガスケットは、少なくとも架設前に前記
ガスケット掛着片に対して先付けされてあり、架設後に
パネルおよびパネルの室内側周縁の押え部材が設けられ
ており、前記隣接側枠におけるパネル嵌合溝の底壁同士
を締結部材により締結し、一方前記隣接側枠の室内側端
部同士を凹凸部をもって嵌合連結する構造とし、前記底
壁同士の室外側において接触させるとともに、この接触
部より室内側に実質的に前記底壁同士を非接触とする隙
間を形成し、前記締結によって、前記隣接側枠の室内側
端部同士が前記底壁の接触部を支点として前記嵌合方向
に引き寄せられるようにしたことを特徴とするカーテン
ウォールのパネル保持部構造。
【0008】(作用効果) 本発明の場合には、室外側押縁となる前記ガスケット掛
着片を枠材から一体的に形成し、かつこのガスケット掛
着片に対してグレージングガスケットを先付けしてパネ
ルユニットが施工される。したがって、パネルユニット
の建込み後に、室内側から室内側押縁を取り付け、パネ
ルを嵌め込み、そして押えビードまたはウェットシール
などのパネルの室内側周縁の押え部材を施工してパネル
を支持することができるため、作業効率が著しく向上す
る。また、室外側押縁となる前記ガスケット掛着片を枠
材本体から一体的に形成してあるため、地震や火災等に
よってもパネルが脱落する心配が皆無であり、きわめて
安定性に優れたものとなる。
【0009】また、隣接側枠同士をビスやボルト等の締
結部材により締結し、この締結によって前記隣接側枠の
一方の側枠と他方の側枠とが会合するように引寄せられ
るようにしたため、確実に側枠同士の連結が図れ地震や
火災等に対する安定性に優れたものになる。
【0010】さらに、締結部材による締付によって、前
記隣接側枠の室内側端部同士が前記底壁の接触部を支点
として前記嵌合方向に引き寄せられるため、室内側端部
の凹凸部がきっちりと接合されるため連結部の見栄えが
良くなる。
【0011】<請求項記載の発明> 前記底壁同士を非接触とする隙間に一方の底壁面から他
方の底壁側に突出する突部を形成し、この突部によって
前記締結による隣接側枠の室内側端部同士の引き寄せ過
ぎが防止されるようにした請求項記載のカーテンウォ
ールのパネル保持部構造。
【0012】(作用効果) 一方の底壁面から他方の底壁側に突出する突部によって
前記締結による隣接側枠の室内側端部同士の引き寄せ過
ぎが防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るパネル
保持部構造を採用したカーテンウォールの正面図、図2
は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII −III 線矢
視図である。カーテンウォールは、図1に示されるよう
に、上枠2、下枠3、側枠4、5によって方形枠が形成
されるとともに、中間に2本の中間水平骨6、7を有す
る縦方向に3パネル分の枠部を備えたカーテンウォール
ユニット1を架設単位として、これを水平方向に隣接配
置してなる外壁である。なお、出入口部となる部分はド
ア13が配設されるため、他とは枠組み形状の異なるカ
ーテンウォールユニット1Aが配設される。前記カーテ
ンウォールは、図2および図3に示されるように、背面
側が後打モルタルR部に埋設固定されたアンカー金物8
A〜8Cによって前記上枠2、3、4が支持され躯体開
口部に固定されるようになっている。
【0014】以下、順に各枠材2〜5毎にそのパネル保
持構造について詳述する。
【0015】前記上枠2は、ビスポケット2b、2cを
有する板状の本体部2Aと、その室外側において一体的
に枠の内方側に延在するガスケット掛着片2Bとから構
成されている。前記ガスケット掛着片2B基端の室外面
にはガスケット連接材10の一端部が係止する嵌着溝2
eが形成されるとともに、その裏面側に上押縁係止片2
dが形成され、さらに先端部に室内側に突出するガスケ
ット固定用突起2fが形成されている。そして、前記本
体部2Aの室内側部に形成された上押縁係止爪2aと前
記上押縁係止片2dとに係止させて室内側上押縁9が取
付けられ、前記ガスケット掛着片2Bと前記室内側上押
縁9の室外側面とによりパネルPのための下向き嵌合溝
が形成されている。前記ガスケット掛着片2Bに対して
は、パネルの室外側周縁を押圧保持するとともに、美観
性に対する配慮から無機質なアルミ地肌を露出させない
ようにするためのガスケット掛着片2Bの室外側面を被
覆するガスケット連接材10が取着される。前記ガスケ
ット連接材10は、パネルPの室外側周縁に当接して実
質的にパネルPの押圧支持するグレージングガスケット
部10aと、前記ガスケット掛着片2Bの室外側面を覆
うカバー部10bと、前記ガスケット掛着片2Bの嵌着
溝2eに対して挟入される挟入止着部10cとにより構
成される。前記グレージングガスケット部10aは、そ
の後に抜け出ないように前記ガスケット掛着片2Bのガ
スケット固定用突起2fに対する嵌合支持部をもって取
り付けられ、他端側では挟入止着部10cを前記嵌着溝
2eに押入することにより止着されている。前記ガスケ
ット連接材10の材質としては、シリコーンゴム、塩化
ビニル樹脂、クロロプレンゴムなどの非金属弾性材が好
適に使用される。特に、たとえば耐火シリコーンゴムを
用いた場合には、焼結によってガラス化するため、たと
え火災があったとしてもパネルPを強固に保持すること
ができる。前記ガスケット連接材10の施工は、図9に
示されるように、コーナー部形状に合わせて成形したL
字状のコーナーガスケット連接材10Aを製作し、これ
を枠のコーナー部に嵌め込むとともに、直線状のガスケ
ット連接材10Bを各枠材に嵌め込み、両者の小口同士
(C線部)を接着剤により接着するようにする。あるい
は、予め前記L字状のコーナーガスケット連接材10A
と直線状のガスケット連接材10BとをC線部で溶着し
方形枠状とし、この方形枠状のガスケット連接材ユニッ
トを嵌め込むようにしてもよい。
【0016】また、前記室内側上押縁9は本体部分が断
面方形状を成し、室外側面の上部に前記上押縁係止片2
dに係止する取付係止片9bが形成されるとともに、室
内側上部に上枠2の上押縁係止爪2aに係止する受け係
止爪9cを有し、これら両者の係止によって上枠2に取
り付けられる。また、室外側面の下側にビート係止片9
aが形成され、このビート係止片9aに対して室内側ビ
ード11の尻部が嵌着され、この室内側ビード11によ
ってパネルPの室内側周縁が押圧保持されている。な
お、この室内側ビード11については、パネルPの厚さ
毎にそれぞれ寸法の異なるものを複数種類用意しておく
ことが望ましい。図示の例では乾式施工とするため、前
記室内側ビード11を用いたが、場合によってはバック
アップ材とシール材とによりパネルの周縁を支持するよ
うにしてもよい。なお、躯体と上枠との隙間はバックア
ップ材20およびシール材21により埋められている。
【0017】次いで、中間水平骨6のパネル保持構造に
ついて詳述する。
【0018】中間水平骨6は、ビスポケット6i〜6l
を有する断面方形状の本体部6Aの室外面の下部に室外
側に延在する水平壁部6aを有し、この水平壁部6aの
先端側から上方向および下方向のそれぞれに、上下対で
枠の内方側に延在するガスケット掛着片6B、6Cを備
えている。このガスケット掛着片6Cは前記ガスケット
掛着片2Bと同様に、基端部の室外面にガスケット連接
材10の一端部が係止する嵌着溝6cが形成されるとと
もに、その裏面側に上押縁係止片6dが形成され、さら
に先端部に室内側に突出するガスケット固定用突起6e
が形成されている。そして、前記本体部6Aの室内側部
に形成された上押縁係止爪6fと前記上押縁係止片6d
とに係止させて室内側上押縁9が取付けられ、パネルP
のための下向き嵌合溝が形成されるようになっている。
【0019】また、前記ガスケット掛着片6Bは、基端
部の室外面にガスケット連接材10の一端部が係止する
嵌着溝6bが形成されるとともに、先端部に室内側に突
出するガスケット固定用突起6gが形成されている。そ
して、前記本体部6Aの室外側面とガスケット掛着片6
BとによってパネルPのための上向き嵌合溝が形成され
ている。
【0020】前記ガスケット掛着片6B、6Cに対して
は、ガスケット連接材10、10がそれぞれ前述した態
様によって取り付けられ、このガスケット連接材10、
10のグレージングガスケット部10aによってパネル
Pの室外側周縁が押圧保持されているとともに、本体部
6Aの室外側面上部に形成されたビード係止片6h、お
よび室内側上押縁9の室外面下部に形成されたビード係
止片9aに対して尻部が嵌着された室内側ビード11、
11によってパネルPの室内側周縁が押圧保持されてい
る。なお、図2において中間水平骨7は省略している
が、中間水平骨6部におけるパネル保持構造と全く同様
である。
【0021】次いで下枠3は、ビスポケット3e、3f
を有する断面コ字状の本体部3Aの室外側面の下部に室
外側に延在する水平壁部3aを有し、この水平壁部3a
の先端側から枠の内方側に延在するガスケット掛着片3
Bを備え、かつこのガスケット掛着片3Bの室外面にガ
スケット連接材10の一端部が係止する嵌着溝3bが形
成されるとともに、先端部に対してガスケット固定用突
起3cが形成されている。そして、前記本体部3Aの室
外側面とガスケット掛着片3BとによってパネルPのた
めの上向き嵌合溝が形成されている。前記ガスケット掛
着片3Bに対しては、ガスケット連接材10が取り付け
られ、このガスケット連接材10のグレージングガスケ
ット部10aによってパネルPの室外側周縁が押圧保持
されているとともに、本体部3Aの室外側面上部に形成
されたビード係止片3dに対して尻部が嵌着された室内
側ビード11によってパネルPの室内側周縁が押圧保持
されている。なお、前記水平壁3aと躯体との間にはバ
ックアップ材20およびシール材21が施工されてい
る。
【0022】次に、側枠4、5におけるパネル保持構造
について説明する。
【0023】躯体に隣接する部位に配置される側枠4は
図3に示される断面構造をみれば明らかなように、前記
下枠3の場合と全く同じものが使用され、躯体に対する
固定構造も同じであるため説明は省略するが、隣接する
カーテンウォールユニット1の側の側枠5は、隣接する
カーテンウォールユニット1の側枠4と対で方立を成し
ている。この方立部分を拡大図示した図4に基づいて説
明すると、側枠5は断面コ字状の本体部5Aの室外面
に、側枠4側の位置より室外側に延在する鉛直壁部5a
(パネル嵌合溝の底壁)を有し、この鉛直壁部5aの先
端側から枠の内方側に延在するガスケット掛着片5Bを
備え、このガスケット掛着片5Bと本体部5Aの室外面
とにより図面左方向に向いたパネル嵌合溝が形成されて
いる。前記ガスケット掛着片5Bにおいて、基端の室外
面にガスケット連接材10の一端部が係止する嵌着溝5
bが形成されるとともに、先端部に室内側に突出するガ
スケット固定用突起5cが形成されている構成は他の場
合と同じであるが、前記嵌着溝5bを形成している一方
側の突出片5dが若干側枠4側に突出して形成され、該
突出片5dは隣接する側枠4の突出片4dに対して接触
しているが、鉛直壁部5aと側枠4の鉛直壁部4aとは
段差分DT の隙間により実質的に非接触とされている。
【0024】他方、前記側枠4と側枠5との室内側には
それぞれ、側枠4の側に凹溝4eが形成されるととも
に、側枠5の側に前記凹溝4eに挿入される突片5eが
形成されており、側枠4と側枠5との連結は、これら側
枠4の凹溝4eに側枠5の突片5eを挿入し、前記鉛直
壁部5a、4a同士をビス12によって締結固定するこ
とにより行われる。前記ビス12を締め付けることによ
って、突出片4d、5dの接触点を支点として側枠4と
側枠5とが会合するように引寄せられるため、前記側枠
4の凹溝4eと側枠5の突片5eとがきっちりと隙間な
く嵌合連結するようになり、室内側からの視た場合に室
内側接合部に隙間ができないため見栄えも良好なものと
なる。なお、鉛直壁部5aの面から鉛直壁部4a側に突
出して形成された突部5fは前記ビス12による引寄せ
過ぎを防止するためのものである。また、前記鉛直壁部
5aと側枠4の鉛直壁部4aとの隙間にパッキンなどを
介在させることにより水密性を向上させることもでき
る。
【0025】なお、前記側枠5、4において、パネルP
の室外側周縁が前記ガスケット掛着片5Bに取着された
ガスケット連接材10により押圧保持され、パネルPの
室内側周縁が室内側ビード11により押圧保持されてい
る保持構造は前記上枠2、水平中間骨6、7、下枠3の
場合と同じである。
【0026】前述したカーテンウォールユニット1の施
工は概ね以下の手順に従って行う。前記上枠2、下枠
3、側枠4、5および水平中間骨6、7からなるユニッ
ト枠は工場にて枠組みされ現場に搬入されるが、工場あ
るいは現場、すなわち架設前に前記カーテンウォールユ
ニット1に対して、ガスケット連接材10が取付けられ
る。そして、このガスケット連接材10を先付けしたカ
ーテンウォールユニット1を所定の位置に建て込んだな
らば、次に室内側から所要の位置に室内側上押縁9、9
を取り付け、下側パネル嵌合溝内にセッティングブロッ
ク22を設置し、パネルPを建て込む。その後に、室内
側ビード11を設置してパネルPの固定作業を完了す
る。
【0027】ところで、上記実施例ではガスケット掛着
片2B、3B…の室外面を覆うためにカバー材10bを
一体的に備えたガスケット連接材10を用いているが、
ガスケット掛着片2B、3B…のアルミ地肌を露出して
よいならば、図5に示されるように、単にガスケット掛
着片2B’、2C’先端部の室内面に形成されたガスケ
ット固定用突起6g、6eに対してビード状のガスケッ
ト片13、13を嵌合固定する構造とすることもでき
る。
【0028】他方、ドア13が配設されるカーテンウォ
ールユニット1Aについて図6および図7に基づいて詳
述すると、水平中骨14は断面略方形状を成し、室外側
に形成されたガスケット掛着片14Bと室外面とにより
上向きのパネル嵌合溝が形成され、かつ前記ガスケット
掛着片14Bにガスケット連接材10が取着され、パネ
ルPの室外側周縁が押圧保持され、本体部14Aの室外
面上部のビード係止片14aに対して尻部が嵌着された
室内側ビード11によってパネルPの室内側周縁が押圧
保持されている。そして、水平中骨14内に内設された
ドア支持金物15によってドア13が支持されている。
他方、側枠4’および側枠5’の室外側に対しては断面
L字状の側枠アタッチメント16、16を取付けること
によって開口端部の処理が行われている。前記側枠アタ
ッチメント16の取り付けは、側枠4’、5’の本体部
より室外側に突出した突出片4b、5gに一端を係止
し、他端をビス17により固定することにより行ってい
る。
【0029】また、パネルの出隅コーナー部の納まり
は、図8に示されるように、端部枠18として、室外側
にガスケット掛着片18Bと室外側面18aとによりパ
ネル嵌合溝が形成されたものを用い、コーナー枠19と
して、断面略三角形状の本体部19Aの室内側頂部から
延在する足片18aを有し、この足片18aの先端に前
記端部枠18の室内側端に係合する係止部18bを形成
した特殊形状の枠材を用いることにより、直交する2壁
面を連続させるようにしている。
【0030】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、室
内側から効率的にパネル施工できるようになるため作業
効率が著しく向上する。また、地震や火災等の不測の事
態に対する安定性も極めて優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル保持部構造を採用したカー
テンウォールの正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】図1のIII −III 線矢視図である。
【図4】方立部の拡大断面図である。
【図5】パネル保持部構造の変形例図である。
【図6】図1のVI−VI線矢視図である。
【図7】図1の VII− VII線矢視図である。
【図8】出隅コーナー部の横断面図である。
【図9】ガスケット掛着片のコーナー部処理を示す要部
拡大図である。
【図10】従来のパネル保持構造例を示す横断面図であ
る。
【図11】従来の他のパネル保持構造例を示す横断面図
である。
【符号の説明】
1・1A…カーテンウォールユニット、2…上枠、3…
下枠、4・5…側枠、6・7…水平中間骨、2B〜6B
…ガスケット掛着片、2e・3b・6b・6c…嵌着
溝、2f・3c・6e・6g…ガスケット固定用突起、
9…室内側上押縁、10…ガスケット連接材、11…室
内側ビード、P…パネル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−127347(JP,A) 特開 平7−42284(JP,A) 特開 平9−60171(JP,A) 実開 平7−25189(JP,U) 実開 昭59−14(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/88 - 2/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠材本体の室外側面と、この枠材から一体
    的に延在したガスケット掛着片とによりパネル嵌合溝が
    形成された側枠を背面合わせで一体とし方立を形成した
    パネルの鉛直方向保持部において、少なくともパネルの
    室外側周縁が前記ガスケット掛着片に取着されたグレー
    ジングガスケットにより押圧支持されたパネル保持部構
    造であり、 前記グレージングガスケットは、少なくとも架設前に前
    記ガスケット掛着片に対して先付けされてあり、架設後
    にパネルおよびパネルの室内側周縁の押え部材が設けら
    れており、前記隣接側枠におけるパネル嵌合溝の底壁同士を締結部
    材により締結し、一方前記隣接側枠の室内側端部同士を
    凹凸部をもって嵌合連結する構造とし、前記底壁同士の
    室外側において接触させるとともに、この接触部より室
    内側に実質的に前記底壁同士を非接触とする隙間を形成
    し、 前記締結によって、前記隣接側枠の室内側端部同士が前
    記底壁の接触部を支点として前記嵌合方向に引き寄せら
    れるようにした ことを特徴とするカーテンウォールのパ
    ネル保持部構造。
  2. 【請求項2】 前記底壁同士を非接触とする隙間に一方の
    底壁面から他方の底壁側に突出する突部を形成し、この
    突部によって前記締結による隣接側枠の室内側端部同士
    の引き寄せ過ぎが防止されるようにした請求項記載の
    カーテンウォールのパネル保持部構造。
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