JP3304603B2 - 使い捨て型フローセルを備えたポーラログラフ分析装置 - Google Patents

使い捨て型フローセルを備えたポーラログラフ分析装置

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JP3304603B2 JP08739994A JP8739994A JP3304603B2 JP 3304603 B2 JP3304603 B2 JP 3304603B2 JP 08739994 A JP08739994 A JP 08739994A JP 8739994 A JP8739994 A JP 8739994A JP 3304603 B2 JP3304603 B2 JP 3304603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、溶液中の物質を定量分
析するためのポーラログラフ分析装置に関する。本発明
は、特に、使い捨て型のポーラログラフ・フローセルを
備えた分析装置に関する。本発明の分析装置は、例え
ば、家庭やオフィスや病院のトイレットなどにおいて個
人が***した尿その他の***物の成分をその場で定量分
析するために使用することができる。
【0002】
【従来の技術】ポーラログラフ・フローセルを備えた業
務用のポーラログラフ分析装置は各社から市販されてい
る(例えば、KSシステムズ株式会社のバイオセンサー
“BF−2”)。これらの装置においては、フローセル
には酵素固定化膜を担持した棒状電極(作用極)がネジ
止めしてある。フローセルにはフローインジェクション
方式で検体が送られ、フローセルの出力信号に基づいて
検体中の特定成分の濃度が測定される。
【0003】分析回数を重ねるに伴い酵素は活性を失う
ので、電極の交換が必要となる。電極交換に際しては、
ネジを弛めて使用済みの電極を取り外し、酵素固定化膜
が損傷しないように注意しながら、新たな電極を慎重に
装填しなければならない。しかし、これらの業務用の分
析装置は通常は装置の取り扱いに精通した専門家によっ
て管理されるので、電極の交換は比較的容易に行うこと
ができよう。従って、フローセル全体が使い捨てにされ
ることはない。
【0004】特開平2-193054号には、薄膜電極を備えた
フローセルが開示されている。フローセル全体の使い捨
てはコスト上好ましくないことが示唆してあり、このた
め、酵素膜を担持した電極基板のみを交換し使い捨てに
することが提案されている。この方法でも、基板交換に
際しては酵素固定化膜を傷つけないように注意する必要
がある。さもないと、分析結果にエラーが生じる。ま
た、新たな電極基板を空気に接触した状態で長期間にわ
たり保管すれば酵素が失活するおそれがあるので、電極
基板を酵素保存液の入った容器などに保管しなければな
らならず、取り扱いが面倒である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】トイレットに設置され
る尿分析装置のように、一般使用者によって管理される
分析装置においては、消耗部品の交換は出来るだけ簡単
かつ安全に行えることが望ましい。
【0006】本発明の目的は、フローセル全体をソック
リと交換することの可能な、使い捨て型のフローセルを
備えた、ポーラログラフ分析装置を提供することであ
る。
【0007】本発明の他の目的は、使い捨て型のフロー
セルを簡単かつ安全に交換することの可能なポーラログ
ラフ分析装置を提供することである。
【0008】本発明の更に他の目的は、取り扱いと保存
の容易な使い捨て型のフローセルを備えたポーラログラ
フ分析装置を提供することである。
【0009】他の観点においては、本発明の目的は、分
析装置の流体回路および電気回路とフローセルとをワン
タッチの操作で接続することが可能で、フローセルの着
脱の容易な、ポーラログラフ分析装置を提供することで
ある。
【0010】
【発明の構成】
【課題を解決するための手段および作用の概要】本発明
の分析装置においては、使い捨て型のポーラログラフ・
フローセルが使用される。このフローセルは、トイレッ
トなどでサンプリングされた検体中の所定の成分を反応
させる酵素を担持した作用極と電解室とを備え、酵素に
よる反応生成物の発生量に応じた電気信号を出力するよ
うになっている。この使い捨て型フローセルを着脱自在
に装着するため、ソケット・ブロックが使用され、この
ソケット・ブロックは静止したハウジングに固定され
る。ソケット・ブロックとフローセルは、ソケット・ブ
ロックに対するフローセルの着脱方向に垂直な合わせ面
を有する。
【0011】ソケット・ブロックには、流体出口と、搬
送ポンプに接続された流体入口と、演算回路に電気接続
された電気配線が設けてある。また、ソケット・ブロッ
クとフローセルには、フローセルの電解室をソケット・
ブロックの流体出口および流体入口に接続する流体継手
が設けてあると共に、フローセルの電極をソケット・ブ
ロックの電気配線に電気接続する電気接続手段が設けて
ある。これらの流体継手と電気接続手段は、ソケット・
ブロックとフローセルの合わせ面に垂直にフローセルの
着脱方向に平行に延長させてある。
【0012】このような構成であるから、フローセルの
装着方向に沿ってフローセルをソケット・ブロックに差
し込むだけで、フローセルとソケット・ブロックは流体
的かつ電気的に接続される。フローセルは使い捨て型で
あり、酵素固定化膜付きの電極を内蔵したフローセル全
体がソックリと交換されるので、一般使用者がフローセ
ル交換作業を行っても、酵素固定化膜を損傷させること
がない。
【0013】好ましい実施態様においては、フローセル
はレバー倍力機構を備えたクランプ機構によってソケッ
ト・ブロックに着脱される。
【0014】本発明の上記特徴や効果、ならびに、他の
特徴や効果は、以下の実施例の記載に従いより詳しく説
明する。
【0015】
【実施例】添付図面は、トイレットに設置された尿グル
コース分析装置に本発明を適用した実施例を示す。図1
および図2を参照するに、トイレット10の便器12に
は、フレーム14と上部ケーシング16と左右の下部ケ
ーシング18および20とで構成されたハウジング22
がTボルト24とナット25によって取付けてある。こ
のハウジング22には、周知の形式のビデ装置26や温
風乾燥装置28や脱臭装置30が配置されている。これ
らの装置の電源装置32や操作盤34はフレーム14に
装着することができる。ハウジングには、また、指血圧
計ユニット36を配置し、被験者の指を係合させること
により血圧を測定するようにしてもよい。
【0016】尿グルコース分析装置38の構成要素の一
部もこのハウジング22に収蔵されており、ハウジング
のフレーム14に形成された凹みには、分析装置38の
フローセル・クランプ装置40と電動シリンジポンプ4
2と較正液タンク44が配置されている。ハウジングの
上部ケーシング16には開閉式の蓋46が枢着してあ
り、この蓋46を開けることによってフローセル(図4
に基づいて後述する)を交換したり較正液を補充したり
出来るようになっている。尿分析装置38を制御し分析
結果を出力するための制御ユニット48はトイレットの
側壁に設置することができ、クランプ装置40に装着さ
れたフローセルとこの制御ユニットとは電気配線(図示
せず)により接続されている。
【0017】図1を参照するに、上部ケーシング16に
枢着された便座50にはモータ駆動のスイングアーム5
2が揺動可能に装着してある。このスイングアーム52
の先端には採尿容器54が取付けてあり、制御ユニット
48からの指令によってスイングアーム52を揺動させ
て便器のボウル空間内で採尿容器54を移動させること
により被験者から***された尿をサンプリングできるよ
うになっている。この尿サンプリング装置の詳細につい
ては特願平5-354283号の開示を援用する。採尿容器54
によって採取された尿サンプルは、後述するように、シ
リンジポンプ42によってフローセルに送られ、グルコ
ースの定量分析に付される。
【0018】図1および図3に示したように、ハウジン
グの上部ケーシング16には、また、従来型のヒンジ装
置56によって便蓋58が枢着してあり、この便蓋58
にはキャリヤ液タンク60がビスなどにより取付けてあ
る。タンク60内には、尿サンプルをフローセルに搬送
するためのキャリヤ液が貯蔵される。キャリヤ液は蒸留
水を主成分とするもので、後述するフローセルの安定な
作動に必要なKH2PO4やNa2HPO4のようなpH調
節剤やKClのような塩素イオン強度調節剤や防腐剤を
添加することができる。キャリヤ液の補充はキャップ6
2を介して行うことができる。キャリヤ液タンク60は
ホース64を介してハウジング内のシリンジポンプ42
に接続されている。
【0019】図4から図6を参照しながら、本発明の使
い捨て型のポーラログラフ・フローセルの実施例を説明
する。図示した実施例においては、ポーラログラフ・フ
ローセル66はグルコース酸化酵素固定化膜を備え、尿
サンプル中のグルコース(尿糖)を定量分析するように
構成されている。しかし、尿蛋白、潜血、その他の尿成
分について分析を行うことの可能な酵素を採用してもよ
い。
【0020】図4を参照するに、ポーラログラフ・フロ
ーセル66は、プラスチックなどからなる基板68と、
電極を担持したセラミック基板70と、シリコーンゴム
などからなるスペーサ72と、プラスチックなどからな
る上板74とをビス75などにより互いに一体的に液密
に締結することにより構成することができる。
【0021】セラミック基板70は例えばアルミナセラ
ミックからなり、金属ペーストの印刷と焼成により白金
の作用極76と白金の対極78と銀/塩化銀の参照極8
0とが形成されている。夫々の電極には端子82が形成
してあり、これらの端子にはソケット・ブロック(図8
に基づいて後述する)に設けたピンが夫々電気接触する
ようになっている。スペーサ72には電極の領域におい
て開口84が切欠いてあり、図5に示したように電解室
86を形成するようになっている。
【0022】上板74にはこの電解室86に連通する入
口ニップル88と出口ニップル90が形成してあり、電
解室86に尿サンプルとキャリヤ液を供給するようにな
っている。夫々のニップルの外周にはOリング92が嵌
めてあり、このフローセル66をソケット・ブロックに
装着した時に、ソケット・ブロックのポートにニップル
が液密に嵌合するようになっている。スペーサ72と上
板74にはピン穴94が設けてあり、ソケット・ブロッ
クにフローセル66を装着した時にソケット・ブロック
のピンが夫々の電極76、78、80の端子82に電気
接触するようになっている。
【0023】図6に示したように、白金の作用極76
は、アルブミンや酢酸セルローズのように過酸化水素を
選択的に透過させる物質からなる選択透過膜96と、酵
素固定化膜98とで被覆されている。酵素固定化膜98
は、グルコース・オキシダーゼGOD(例えば、SIGMA
社G7141)とアルブミンを4対1の割合で水に溶解し、
溶解液を選択透過膜96上に滴下した後、グルタルアル
デヒド雰囲気中に約30分間暴露することにより形成す
ることができる。電解室86内の尿サンプル中のグルコ
ースがGOD固定化膜に接触すると、GODはグルコー
ス(C6126)を酸化して次のようにグルコノラクト
ン(C6106)と過酸化水素(H22)を生成する。
【0024】 C6126 + O2 → C6106 + H22 (1) 生成したH22が選択透過膜96を透過して白金の作用
極76に達すると、白金の触媒作用によりH22は作用
極76に電子を与えながら水と酸素に分解される。選択
透過膜96があるので、H22より大きな分子量の妨害
物質が作用極76に到達するのが防止される。
【0025】図7に示したように、尿サンプル中のグル
コースの定量分析に際しては、ポテンショスタット10
0により、参照極80に対する作用極76の電位が正の
一定値(例えば+0.6V)になるように作用極76と
対極78との間に印加される電圧が可変制御される。作
用極76と対極78との間を流れる電流は過酸化水素の
発生量に応じて変化する。従って、作用極76と対極7
8との間を流れる電流を検出することにより、過酸化水
素の発生量を検出し、これに基づいて尿サンプル中のグ
ルコース濃度を演算することができる。作用極76と対
極78との間を流れる電流は制御回路102によって検
出される。制御ユニット48はプログラムされたマイク
ロプロセッサ(図示せず)を備え、マイクロプロセッサ
は制御回路102の出力信号に基づいて過酸化水素の発
生量を検出し、尿サンプル中のグルコース濃度を演算す
る。
【0026】図8を参照するに、フローセル66のクラ
ンプ装置40にはソケット・ブロック104が固定して
あり、フローセル66を着脱自在に連結できるようにな
っている。ソケット・ブロック104にはシリンジポン
プ42に通じる搬送ホース106と便器のボウルに通じ
る排出ホース108が接続してあり、これらのホースは
ソケット・ブロック104に形成された入口ポート11
0および排出ポート112に夫々連通している。これら
のポート110および112はフローセル66の入口ニ
ップル88および出口ニップル90を嵌合するようにな
っており、流体継手を構成している。
【0027】ソケット・ブロック104には、更に、ポ
テンショスタット100と制御回路102に接続された
3本のリード線114が引き込んであり、夫々のリード
線はコネクタピン116に接続されている。これらのコ
ネクタピン116は、フローセル66をソケット・ブロ
ック104に装着した時にはフローセル66のピン穴9
4を挿通して夫々の電極の端子82に接触するようにな
っており、フローセル66の電極とソケット・ブロック
104のリード線とを電気接続する電気コネクタを構成
している。
【0028】ソケット・ブロック104の入口ポート1
10および排出ポート112とコネクタピン116はソ
ケット・ブロックの一側面118に配置してあると共
に、この側面118に垂直に配置してある。同様に、フ
ローセル66のニップル88および90とピン穴94は
フローセル66の一側面120においてそれに垂直に配
置してある。これらの側面118および120は、フロ
ーセル66とソケット・ブロック104との合わせ面と
して作用する。
【0029】クランプ装置40は、簡単なレバー操作で
フローセル66をソケット・ブロック104に着脱でき
るようになっている。クランプ装置40はハウジング2
2のフレーム14にビスなどにより適宜固定されたベー
ス122を有する。このベース122にはソケット・ホ
ルダー124が形成してあり、ソケット・ブロック10
4を装填しネジ(図示せず)などにより固定できるよう
になっている。ベース122には一対のピボット126
によって操作レバー128が揺動可能に装着されてい
る。ベース122には、また、スライダー130が摺動
可能に装着してあり、このスライダー130はソケット
・ホルダー124によって案内されている。スライダー
130はピン結合された一対のリンク132によって操
作レバー128に連結してあり、操作レバー128を揺
動させることによりスライダー130を矢印134の方
向に移動させるようになっている。スライダー130に
は、ノッチ136が形成してあり、フローセル66を装
填したフローセル・ホルダー138を嵌合するようにな
っている。
【0030】クランプ装置40は、このような構成にな
っているので、フローセル・ホルダー138にフローセ
ル66を装填し、スライダー130のノッチ136にフ
ローセル66ごとホルダー138を挿入した上で、レバ
ー128を図8において時計方向に揺動させれば、フロ
ーセル66をソケット・ブロック104に嵌合させるこ
とができる。この状態では、フローセル66の電解室8
6はホース106および108に流体接続されると共
に、フローセル66の電極はリード線114に夫々電気
接続される。
【0031】フローセル66を交換するに際しては、操
作レバー128を図8において反時計方向に揺動させれ
ば、フローセル66はソケット・ブロック104から離
脱する。スライダー130からフローセル66ごとホル
ダー138を取り出し、ホルダーから使用済みのフロー
セル66を取り外して廃棄することができる。新たなフ
ローセル66をホルダー138に装填し、前述したよう
にレバー128を操作してソケット・ブロック104に
装着すればよい。未使用のフローセル66の電解室86
にはpH調節剤や塩素イオン強度調節剤や防腐剤を添加
したキャリヤ液を予め充填しておき、フローセル66の
ニップル88および90やピン穴94をゴムキャップや
栓(図示せず)により密閉しておくことができる。この
ようにすれば、酵素の活性を維持することができると共
に、輸送や保管の過程でフローセルを容易に取り扱うこ
とができる。
【0032】次に、図9の模式図を参照しながら、尿グ
ルコース分析装置38の作動の概要を説明する。シリン
ジポンプ42はシリンダ140とピストン142を有
し、このピストン142はステッピング・モータ144
の回転をリードスクリュー146によって直線運動に変
換することにより上下動される。制御ユニット48は、
ステッピング・モータ144を駆動することによりシリ
ンジポンプ42の行程を制御する。シリンジポンプ42
のポート148は電動ロータリバルブ150に接続され
ている。ロータリバルブ150は、複数のポートを備え
たステータ152と、ロータ154と、制御ユニット4
8に制御されるモータ156とで構成することができ
る。制御ユニット48はモータ156を駆動してロータ
154を回転させることにより、シリンジポンプ42の
ポート148をステータ152のいづれかのポートに接
続する。
【0033】被験者が制御ユニット48の尿分析開始ス
イッチを押すと、制御ユニット48はスイングアーム5
2を揺動させて採尿容器54を便器のボウル空間内で移
動させ、適当な採尿位置に移動させる。被験者は制御ユ
ニット48の微調整スイッチを操作して採尿容器54を
所望位置に位置決めし、採尿容器に向かって放尿する。
制御ユニット48はロータリバルブ150を制御して採
尿容器54をシリンジポンプ42に接続し、シリンジポ
ンプ42を駆動して、例えば約2mlの尿サンプルを採
尿容器からシリンジポンプ42に吸引させる。
【0034】次に、制御ユニット48はロータリバルブ
を再び駆動して、シリンジポンプ42を排出管路158
に接続し、シリンジポンプ42のピストンを上昇させ
て、尿サンプルの一部を排出管路158を介して便器1
2のボウルに放出させる。これにより、シリンジポンプ
42のエア抜きが行われ、吸引された気泡がポーラログ
ラフ・フローセル66に送られるのが防止される。
【0035】次に、ロータリバルブが再び駆動され、シ
リンジポンプ42はフローセル66に接続される。この
位置でシリンジポンプ42のピストンを更に上昇させ、
約10〜20μlの尿サンプルを搬送ホース106に打
ち込む。再びロータリバルブを駆動してシリンジポンプ
42を排出管路158に接続し、ピストンを上死点まで
上昇させることによりシリンジポンプ42内の余剰の尿
を便器に廃棄する。
【0036】尿サンプルの打ち込みが終わると、シリン
ジポンプ42をシスターン160に接続し、シリンジポ
ンプ42を作動させてシリンジポンプ42のポンプ室を
洗浄水によって洗浄し、洗浄水を便器に廃棄する。
【0037】次に、シリンジポンプ42をキャリヤ液タ
ンク66に接続し、キャリヤ液をシリンジポンプ42に
吸引させた後、再びシリンジポンプ42をフローセル6
6に接続し、シリンジポンプのピストンを上昇させてキ
ャリヤ液をフローセル66に射出させる。これにより、
先に搬送ホース106に打ち込まれていた約10〜20
μlの尿サンプルは、搬送ホース内でキャリヤ液と混合
され希釈されながらポーラログラフ・フローセル66に
送られ、混合物はフローセル66を通過しながら排出ホ
ース108から便器ボウル内に排出される。フローセル
66の出口ニップル90は入口ニップル88よりも上方
に配置してあるので、電解室86に流入した気泡はキャ
リヤ液に同伴して電解室から排出される。キャリヤ液の
射出速度は、尿サンプルが少なくとも約30倍に希釈さ
れた上でポーラログラフ・フローセル66を通過するよ
うに選ぶことができる。また、キャリヤ液の射出量は例
えば約2〜4mlにすることができる。この量にすれ
ば、尿サンプルとキャリヤ液との混合物がフローセル6
6を通過した後には、搬送ホース106とフローセル6
6は再び新たなキャリヤ液で満たされる。
【0038】尿サンプルとキャリヤ液との混合物がフロ
ーセル66を通過するに伴い、作用極76のGOD固定
化膜98のところでは上記式(1)に従い混合物中の尿
グルコース濃度に応じて過酸化水素が発生し、前述した
ようにポーラログラフ・フローセルの作用極76と対極
78との間には過酸化水素発生量に応じた電流が流れ
る。この電流は増幅回路102により増幅され、制御ユ
ニット48のマイクロプロセッサは出力電流に基づいて
尿糖値を演算し、制御ユニット48の表示パネルに表示
する。尿糖値のデータは、また、制御ユニット48のフ
ラッシュメモリに格納され、トレンドの演算に使用され
る。分析結果やトレンドはプリンタユニットから出力さ
せることができる。
【0039】尿分析が終わると、制御ユニット48はス
イングアーム52を駆動して採尿容器54を便座50下
方の収納位置に復帰させ、洗浄水で採尿容器を洗浄す
る。
【0040】尿分析が反復されるに伴い、ポーラログラ
フ・フローセル66の酵素固定化膜98のグルコース・
オキシダーゼの活性が次第に低下し、セルの出力が経時
的に低下するので、定期的にセル出力を較正するのが好
ましい。このため、所与の既知の濃度のグルコース標準
液(較正液)を較正液タンク44内に貯蔵しておき、尿
サンプルに代えてこの較正液をセルに送って、グルコー
ス標準液に対するセル出力を定期的に測定し、実際の尿
分析に際しては、グルコース標準液に対するセル出力に
基づいて尿分析時のセル出力を補正することにより尿糖
値を演算することができる。ポーラログラフ・フローセ
ル66が所定の寿命期間使用されたならば、使用済みの
フローセル66を図8を参照して前述したようにソケッ
ト・ブロック104から外し、新たなフローセル66を
装填する。
【0041】以上には本発明の特定の実施例を記載した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の設
計変更を施すことができる。例えば、コネクタピン11
6はフローセル66の側に設けることもできるし、ニッ
プル88および90をソケット・ブロック104の側に
設けることもできる。また、レバー操作のクランプ装置
40は省略することもできる。さらに、ポーラログラフ
分析装置はトイレットのハウジングに設置されるものと
して記載したが、他の任意の場所に配置することができ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明のポーラログラフ分析装置は、使
い捨て型のフローセル66とこのフローセルを装着する
ためのソケット・ブロック104を備え、フローセル6
6をソケット・ブロック104に差し込むだけでフロー
セル66が流体的かつ電気的にソケット・ブロック10
4に接続されるようになっているので、一般使用者が容
易にフローセルを交換することができる。
【0043】本発明のフローセル66は電極内蔵型であ
り、酵素固定化膜が密閉されているので、酵素固定化膜
が損傷するおそれがない。従って、容易に取り扱うこと
ができる。また、フローセルの電解室86に酵素保存液
を封入しておけば、長期間の保管でも酵素の活性を維持
することができる。
【0044】本発明の実施態様に従いクランプ機構を採
用する場合には、誰でも確実かつ容易にフローセルを着
脱することができる。従って、電気的或いは流体的な接
続不良による誤動作を防止することができる。また、ト
イレットのような狭い場所でも、容易にフローセルを交
換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用した尿分析装置を備えた
トイレットの斜視図である。
【図2】図2は、図1に示したハウジングの分解斜視図
である。
【図3】図3は、図1に示した便蓋とキャリヤ液タンク
の分解斜視図である。
【図4】図4は、本発明の使い捨て型フローセルの分解
斜視図である。
【図5】図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】図6は、図4のVI−VI線に沿った作用極の模式
的な拡大断面図である。
【図7】図7は、フローセルの電極にポテンショスタッ
トと増幅回路を接続したところを示す配線図である。
【図8】図8は、フローセル・クランプ装置の分解斜視
図である。
【図9】図9は、尿分析装置の搬送系統を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
22: トイレットのハウジング 42: シリンジポンプ 66: フローセル 68: フローセルの作用極 86: フローセルの電解室 88、90/110、112: 流体接続手段 98: 酵素固定化膜 102/48:演算手段 104: ソケット・ブロック 116: コネクタピン(電気接続手段) 118: ソケット・ブロックの合わせ面 120: フローセルの合わせ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−148124(JP,A) 特開 平5−203614(JP,A) 特開 平2−193054(JP,A) 特開 昭62−24141(JP,A) 特開 昭63−205556(JP,A) 実開 昭63−174056(JP,U) 実開 昭61−97752(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/416 G01N 27/28 321 G01N 33/493

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレットに設置されるハウジングと、 トイレットでサンプリングされた検体中の所定の成分を
    反応させる酵素を担持した作用極と電解室とを備え、酵
    素による反応生成物の発生量に応じた電気信号を出力す
    る使い捨て可能なポーラログラフ・フローセルと、 前記フローセルの出力信号に基づいて検体中の前記成分
    の含有量を演算する演算手段と、 検体をフローセルの前記電解室に搬送するためのポンプ
    と、 前記ハウジングに固定され、流体出口と前記ポンプに流
    体接続された流体入口と前記演算手段に電気接続された
    電気配線とを有し、前記フローセルを着脱可能に取付け
    るためのソケット・ブロックとを備え;前記ソケット・
    ブロックとフローセルは、ソケット・ブロックに対する
    フローセルの着脱方向にほぼ垂直な合わせ面を有し;前
    記ソケット・ブロックとフローセルには、フローセルの
    電解室をソケット・ブロックの前記流体出口および流体
    入口に接続する流体継手を設けると共に、フローセルの
    電極をソケット・ブロックの電気配線に電気接続する電
    気接続手段を設け;前記流体継手と電気接続手段は前記
    合わせ面にほぼ垂直に前記着脱方向にほぼ平行に延長さ
    せ、もって、前記着脱方向に沿ってフローセルをソケッ
    ト・ブロックに装着することによりフローセルとソケッ
    ト・ブロックが流体的かつ電気的に接続されるようにし
    たことを特徴とする、使い捨て可能なフローセルを備え
    たポーラログラフ分析装置。
  2. 【請求項2】 前記フローセルをソケット・ブロックに
    対して密着させるクランプ機構を更に備えてなる請求項
    1に基づく分析装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプ機構は、フローセルを保持
    するフローセル・ホルダーと、フローセルをソケット・
    ブロックに対して進退させるべく前記ホルダーを変位さ
    せる駆動機構とを備えてなる請求項2に基づく分析装
    置。
  4. 【請求項4】 前記駆動機構はレバー倍力機構を有する
    請求項3に基づく分析装置。
  5. 【請求項5】 前記ソケット・ブロックに対するフロー
    セルの着脱方向は水平であり、ソケット・ブロックの前
    記流体出口は流体入口よりも上方に配置してあり、もっ
    て、フローセルの電解室に流入した気泡が電解室から容
    易に排除されるようになっていることを特徴とする請求
    項1から4のいづれかに基づく分析装置。
  6. 【請求項6】 電解室と酵素固定化膜付きの電極を有す
    るポーラログラフ・フローセルを備え、溶液中の物質を
    定量分析するためのポーラログラフ分析装置において:
    流体通路と電気配線を備え前記フローセルを着脱可能に
    装着するための静止したソケット・ブロックを設け、 前記フローセルとソケット・ブロックの向かい合う側面
    には、フローセルの電解室とソケット・ブロックの流体
    通路とを接続する流体接続手段と、フローセルの電極と
    ソケット・ブロックの電気配線とを接続する電気接続手
    段を設け、 もって、フローセルを前記ソケット・ブロックに装着す
    ることによりフローセルとソケット・ブロックが流体的
    かつ電気的に接続されるようにしたことを特徴とするポ
    ーラログラフ分析装置。
  7. 【請求項7】 装置ハウジングと、 人体から***された検体中の所定の成分を反応させる酵
    素を担持した作用極と電解室とを備え、酵素による反応
    生成物の発生量に応じた電気信号を出力する使い捨て可
    能なポーラログラフ・フローセルと、 前記ハウジングに搭載され前記フローセルの出力信号に
    基づいて検体中の前記成分の含有量を演算する演算手段
    と、 前記ハウジングに配置され検体をフローセルの前記電解
    室に搬送するためのポンプと、 前記ハウジングに固定され、流体出口と前記ポンプに流
    体接続された流体入口と前記演算手段に電気接続された
    電気端子とを有し、前記フローセルを着脱可能に取付け
    るためのソケット・ブロックとを備え;前記ソケット・
    ブロックとフローセルは、ソケット・ブロックに対する
    フローセルの着脱方向にほぼ垂直な合わせ面を有し;前
    記ソケット・ブロックとフローセルには、フローセルの
    電解室をソケット・ブロックの前記流体出口および流体
    入口に接続する流体継手を設けると共に、フローセルの
    電極をソケット・ブロックの電気端子に電気接続する電
    気接続手段を設け;前記流体継手および電気接続手段は
    前記合わせ面にほぼ垂直に延長させ、もって、前記着脱
    方向に沿ってフローセルをソケット・ブロックに装着す
    ることによりフローセルとソケット・ブロックが流体的
    かつ電気的に接続されるようにしたことを特徴とする、
    使い捨て可能なフローセルを備えた家庭用ポーラログラ
    フ分析装置。
  8. 【請求項8】 側面を備え電解室を形成するフローセル
    筺体と、前記側面からほぼ垂直に突出し前記電解室をソ
    ケットに流体接続するための入口ニップルおよび出口ニ
    ップルと、前記電解室に配置され酵素固定化膜を備えた
    ポーラログラフ作用極と、前記電解室に配置された参照
    極および対極と、前記側面にほぼ垂直に延長し前記各電
    極をソケットに電気接続するための電気接続手段、とを
    備えてなる使い捨て可能なポーラログラフ・フローセ
    ル。
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