JP3304319B2 - 予約機能付き電気機器の待機電力低減装置 - Google Patents

予約機能付き電気機器の待機電力低減装置

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JP3304319B2
JP3304319B2 JP25532199A JP25532199A JP3304319B2 JP 3304319 B2 JP3304319 B2 JP 3304319B2 JP 25532199 A JP25532199 A JP 25532199A JP 25532199 A JP25532199 A JP 25532199A JP 3304319 B2 JP3304319 B2 JP 3304319B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作モード下にお
いては商用交流電源に一次巻線を接続した電源トランス
の二次側出力を電源電力として動作することで予め定め
られている機能を実現し、使用者の操作により予約時刻
が設定されると一旦動作を停止して予約待機モードに移
り、設定された予約時刻が来ると動作モードに戻って予
約動作に関し予め定められている機能を実現する予約機
能付き電気機器の当該予約待機時における消費電力を低
減するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】商用交流電源に接続した電源トランスの
二次側出力によって動作する各種の電気機器、例えばフ
ァンヒータのような暖房機や給湯機、あるいはまたビデ
オデッキのような家庭電気機器では、いわゆる予約動作
が可能なものが多い。使用者がその機器の動作を開始さ
せたいとする時刻を設定し、その時刻になるまでは機器
の動作を停止して予約待機モードとしておくが、設定時
刻が到来すると機器の運転を自動的に開始させて動作モ
ードに入れ、その機器ごとに予め定めた機能、例えば燃
焼開始とか録画開始等の機能を実現させようとするもの
である。このような機器では、予約待機モード下でも少
なくとも時間計時をせねばならないため、従来は機器が
動作している動作モード下ではもちろんのこと、予約待
機モード下でも電源トランスの一次側を商用交流電源に
接続したままにしており、当然、一次電流は流れ続け、
二次側にも数ワット程度の電力が常時発生した状態とな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、機器を予約待
機モードから動作モードに入れる際に必要な電力は、最
近の素子技術ないし回路技術を応用する限り、本来なら
ば数ミリワット程度のごく僅かなもので済むようにでき
る。にも拘わらず、上記のように、従来は常に主たる電
源を稼動させた状態にし、数ワット以上の電力を「予約
待機電力」として無駄に消費させていた訳で、エネルギ
消費に係る環境問題上の観点からも望ましいとは言えな
い状況にあった。
【0004】本発明は上記に鑑み成されたもので、予約
待機電力を大幅に低減し、省エネルギに貢献し得る電気
機器用待機電力低減装置の提供を目的とする。ただし、
商用交流電源系に対し、機器の絶縁が採れる状況を破ら
ないことをも内在する目的としている。換言すれば、機
器の電源電力は必ず電源トランスを介して与えねばなら
ない場合を想定している。従来からも、予約機能に関し
てではなく、機器を停止させておいた通常の待機モード
から、例えば使用者によるリモートコントローラ(以
下、単にリモコン)の操作に基づき送られてくる起動信
号を受信して機器を運転状態に入れ得るように組まれた
ものでは、当該通常待機モード下における待機電力低減
の試みが幾つかなされてはいるが、それらは商用交流電
源系に対し絶縁を採る必要のないトランスレス機器に対
しての工夫が多く、絶縁を必要とする機器に応用は利か
なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、動作モード下においては商用交流電源
に一次巻線を接続した電源トランスの二次側出力を電源
電力として動作することで予め定められている機能を機
器制御部の制御の下に実現し、使用者の操作により予約
時刻が設定されると一旦動作を停止して動作モードから
予約待機モードに移り、設定された予約時刻が来ると動
作モードに戻る予約機能付き電気機器の当該待機モード
下における待機電力低減装置として、次のような構成の
ものを提案する。
【0006】すなわち、先ず、第一の発明においては、
当該待機電力低減装置に下記構成要件を備えさせる。 (a) 使用者が予約時刻を入力し、決定操作をすると予約
時刻情報を送信する信号送信手段。 (b) 商用交流電源に常時接続した容量結合部を介して取
り出される無効電流を整流する無効電流整流回路。 (c) 当該無効電流整流回路の整流出力により常時稼動電
力が与えられ、無効電流の周波数を検出することで計時
のための時間情報を出力し得る電源周波数検出回路。 (d) 同じく無効電流整流回路の整流出力により常時稼動
電力が与えられ、予約時刻情報を受信するとその情報に
より指定される予約時刻を記憶した後、電力供給指令信
号を絶つか電力遮断指令信号を出力すると共に、予約時
刻に至るまでの経過時間を電源周波数検出回路の出力す
る時間情報に基づき計時し始め、予約時刻に至ると電力
供給指令信号を出力する管理回路部。 (e) 管理回路部からの電力供給指令信号が絶たれるか電
力遮断指令信号を受けると商用交流電源と電源トランス
の一次巻線との間に直列に設けられている電源線路開閉
手段を電源線路閉成状態から電源線路開放状態に移行さ
せ、商用電源から電源トランスの一次巻線に供給されて
いた一次電流を遮断する一方で、電力供給指令信号を受
けると電源線路開閉手段を電源線路開放状態から電源線
路閉成状態に移行させ、商用電源から電源トランスの一
次巻線に一次電流を供給させる電源開閉実行部。
【0007】その上で、下記の構成要件をさらに付与す
る。 (f) 機器制御部は、電源が供給された状態で動作開始指
示信号を受けると機器動作を開始するように構成する。 (g) 管理回路部は、電力供給指令信号を出力した後、予
め定められた時間遅れで機器制御部に対し、信号通信部
を介して動作開始指示信号を出力するように構成する。 (h) 上記の信号通信部には、信号を光に載せて通信する
送光部と受光部とを有させて、送光部への稼動電力は、
管理回路部が電力供給指令信号を出力するに伴い補助電
源制御回路が動作することで商用交流電源から供給さ
れ、受光部への稼動電力は、機器本体の電源トランスを
介して与えられるようにする。
【0008】本発明の第二の発明では、既掲の第一発明
における構成要件 (a)〜(e) に加えて、 (i) 機器制御部に接続し、時刻を可視表示する表示部を
設けた上で、さらに、下記構成要件 (j)〜(m) を付加し
た待機電力低減装置を提案する。
【0009】(j) 上記の信号送信手段は、現在時刻を入
力するための現在時刻入力手段と、入力された現在時刻
情報を送信する機能を有するように構成する。 (k) 管理回路部は現在時刻情報を受信する機能も有して
いて、受信した現在時刻情報と、現在時刻情報を受信し
てから電源周波数検出回路の出力する時間情報とに基づ
いて計時、更新して行く現在時間情報を、信号通信部を
介し、機器制御部に送るように構成する。 (l) 機器制御部は、受信した現在時間情報に基づく現在
時刻を上記の表示部に表示するよう構成する。 (m) 上記の信号通信部には、信号を光に載せて通信する
送光部と受光部とを有させて、送光部への稼動電力は、
管理回路部が電力供給指令信号を出力するに伴い補助電
源制御回路が動作することで商用交流電源から供給さ
れ、受光部への稼動電力は、機器本体の電源トランスを
介して与えられるようにする。
【0010】上記において特に、信号通信部における送
光部への稼動電力は結果として機器本体の電源トランス
を介さずに商用交流電源から供給され、受光部への稼動
電力は逆に機器本体の電源トランスを介して与えられる
ようになっていることは、商用交流電源との間で絶縁を
採らねばならない機器本体と、そうでなくとも良い回路
部分との信号連絡を合理的になし得るために有効な構成
である。なお、省電力のため、機器制御部に電力が与え
られていないときには上記構成中における表示部(i) に
電力を供給しなくても良い。
【0011】本発明ではまた、第三の発明として、上記
した構成要件 (a)〜(e) に加え、さらに、下記構成要件
(n)〜(p) を付加した待機電力低減装置を提案する。
【0012】(n) 機器制御部には、使用者が予約時刻を
入力し、決定操作をすると予約時刻情報を送信する第二
の信号送信手段も備えさす。 (o) 管理回路部は、第二の信号送信手段からの予約時刻
情報を受信するとその情報により指定される予約時刻を
記憶した後、電力供給指令信号を絶つか電力遮断指令信
号を出力すると共に、予約時刻に至るまでの経過時間を
電源周波数検出回路の出力する時間情報に基づき計時し
始め、予約時刻に至ると電力供給指令信号を出力するよ
う構成する。 (p) 機器制御部に設けられた第二の信号送信手段からの
信号を管理回路部に送信する信号通信部には、信号を光
に載せて通信するために該機器制御部に設けられている
送光部と管理回路部に設けられている受光部とを有さ
せ、受光部への稼動電力は管理回路部が電力供給指令信
号を出力するに伴い補助電源制御回路が動作することで
商用交流電源から供給され、送光部への稼動電力は、機
器本体の電源トランスを介して与えられるようにする。
【0013】上記において第二信号送信手段に係る信号
通信部における送光部への稼動電力は第一、第二発明と
同様、結果として機器本体の電源トランスを介さずに商
用交流電源から供給され、受光部への稼動電力は逆に機
器本体の電源トランスを介して与えられるようになって
いることは、やはり同じ理由で、商用交流電源との間で
絶縁を採らねばならない機器本体と、そうでなくとも良
い回路部分との信号連絡を合理的になし得るために有効
である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態が示
されている。制御対象の電気機器本体50は、使用者の操
作により予約時刻が設定されると一旦動作を停止して動
作モードから予約待機モードに移り、設定された予約時
刻が来ると動作モードに戻って当該予約動作に関し予め
定められている機能を実現するという予約機能を必要と
する電気機器であるならば、本発明に関わりのない制約
要因のある場合を除き、どのような機種であっても本発
明の適用範囲に入る。ビデオデッキのいわゆる予約録画
機能等にも本発明は適用可能である。ただ、ここでの説
明では、便宜のため、当該機器50はファンヒータ等の暖
房機であるとする。この電気機器本体ないし暖房機50
は、動作モード下において商用電源10に一次巻線を接続
した電源トランス51の二次側出力によって動作し、予め
定められた機能、すなわち基本的には設定された温度に
室内を暖房する機能を実現し、予約により起動したとき
にも同様の動作をなす。これに際し、一般にはマイクロ
コンピュータ(以下、マイコン)を含んで構成できる機
器制御部52がこの機器本体50の全体動作を制御するが、
その動作モード下における制御の態様や制御の種類自体
は本発明が直接にこれを規定するものではなく、既存の
機器におけると同様の任意の形態であって良い。但し、
ここでの暖房機に代表されるように、本発明では機器本
体50は商用電源との絶縁を採る必要上、トランスレス構
成ではなく、電源トランス51を必須とするものであるこ
とを前提としている。
【0015】既に述べたように、これまでの暖房機等で
は、動作状態にない時、すなわち、使用者により運転の
停止が選択されていて、通常の待機モード下にあるか、
あるいは予約時刻の設定後、予約時刻に至るまでの予約
待機モード下でも、信号送信手段11(一般には図示のよ
うにリモコン11として構成される)からの送信信号Stを
受信するために、あるいは内部の計時機能を働かせたま
まにするために、当該受信回路や計時回路に電力を供給
し続けねばならない関係上、商用交流電源10と電源トラ
ンス51の一次巻線の間は常に導通させた状態にし、二次
側に電力出力を発生させたままにしていた。しかしこれ
が、消費電力上の大きな無駄を生んでいた訳で、本発明
はこの点の解消を図るべく、まず、商用交流電源10と電
源トランス51の一次巻線との間には選択的にそれらの間
の電源線路を開放、閉成する電源線路開閉手段26を介在
させている。この電源線路開閉手段26は、後の説明から
確認されるように、機器本体50が休止していて予約待機
モード下にあるとき、さらにこの実施形態では既に述べ
たように通常待機モードにあるときにも、商用交流電源
10と電源トランス51の一次巻線との間の電源線路を開放
しているもので、それにより電源トランス51には一切、
電力が供給されないようになっている。従って当然、待
機モード下における電源トランス51を介しての機器本体
での消費電力はゼロである。なお、以下において単に
「待機モード」と呼んだ時には、予約待機モードと通常
待機モードの双方を含むものとする。もちろん、明確に
区別する必要のある場合にはそれぞれを別称する。
【0016】しかるに、待機モード下においても信号送
信手段11から送られてくる信号Stを受信可能なように
し、また、後に詳しく触れる管理回路部15が予約に伴う
計時動作に入っている時にはその機能を継続させるに際
し、極力消費電力を低減するべく、本発明装置では商用
交流電源10から取り出し得る無効電流(漏れ電流)を、
その名とは逆に、有効利用するべく図っている。周知の
ように、例えばコンデンサで交流電源を短絡したような
リアクタンス回路に流れる位相差90°の無効電流による
消費電力はゼロである。そこで、本発明装置では、商用
交流電源10から容量結合部Ccを介し当該商用交流電源か
ら無効電流を取り出し、これを無効電流整流回路13を介
して整流して、信号送信手段11から送られてくる信号St
を受信可能な信号受信部14を常時稼動させ、また計時機
能も司る管理回路部15を常時稼動させている。
【0017】図示の場合、限定的ではないが、無効電流
整流回路13はブリッジ整流型の整流回路13a を有して成
り、その出力を平滑する平滑コンデンサ13b 、 そして望
ましくは簡単な安定化電源を作るツェナダイオード13c
が設けられていて、この平滑出力が管理回路部15に与え
られている。容量結合部Ccは図示の場合、商用交流電源
10の両端の各々とブリッジ型整流回路13a の両交流入力
の一方宛との間にそれぞれ直列に入った一対のコンデン
サ12a,b から成っている。但しもちろん、容量結合部Cc
中の一対のコンデンサ12a,b の中の一方は単なる線路に
置き換えることができ、その他にも、要するに無効電流
を抽出し得る容量結合回路が構成されていれば良い。な
お、細かなことではあるが、図示のような回路構成によ
る場合に、コンデンサ12a,b を共に用いる場合とそれら
の一個を省略する場合とでは時定数が異なり、商用電源
コンセントに電気コードを差し込んでから以下に説明す
る待機電力低減装置が起ち上がるまでの時間に差異が発
生するので、コンデンサ容量の調整が必要になる場合も
ある。
【0018】無効電流整流回路13であるブリッジ整流型
の整流回路13a の整流出力は、上述した平滑回路に入力
させる前に電源周波数検出回路40に与えられている。電
源周波数検出回路40は、図示構成では予め定められた閾
値(しきいち)を界にオンオフするトランジスタ41を含
み、従って無効電流整流回路13の整流出力に含まれる脈
流成分により、当該無効電流の周波数と同じ周波数でオ
ンオフし、このオンオフする信号情報が計時のための時
間情報として管理回路部15に与えられている。このよう
な検出回路は、図示構成に限定されずとも、公知の回路
技術をして当業者には極めて低消費電力な回路として組
むことができる。
【0019】信号受信部14は、例えば信号送信手段11が
いわゆる赤外線リモコンであって、送信信号Stが赤外線
信号である場合、赤外線受光素子を含んで構成され、無
線周波を利用したリモコンである場合には当該無線周波
信号を受信する受信回路を含んで構成できる。いずれの
場合にも、昨今の回路技術をすれば、そうした信号受信
部14に要求される稼動電力は極く僅かなもので済むよう
に構成でき、無効電力を整流した微小電力で十分に事足
りる。ここでは一応、赤外線リモコンを想定しておく。
【0020】リモコン11には、図示していないが予約時
刻を入力するための操作ボタンや、予約時刻を入力した
後、決定操作をするボタン(例えば「決定ボタン」とか
「転送ボタン」等と名称が付されたもの)等が備えら
れ、また、時刻を目で確認しながら操作が行えるよう
に、図示しないが例えば液晶表示などによるディスプレ
イ装置が組み込まれているのが望ましい。また、予約に
関わりなく、直ちに機器の運転を止めたり、運転を開始
させたりできるように、起動ボタン(運転ボタン)や停
止ボタンなどの操作手段も備えられているのが望まし
い。もとより、この種の操作の行えるリモコンは、昨今
ではそれこそ一般家庭においても普通に見られるように
なって来ており、特にその具体的な構成等を開示しなく
ても、当業者には自明であるし、本発明にとっては如何
様な構成、操作形態のものであっても良い。各操作に伴
う送信信号の送出に関しても、それぞれ任意適当なる信
号変調形態で、送信する情報内容を弁別的に表せるよう
に組むことができる。
【0021】ただ、リモコンを用いていると、それを紛
失した場合とかどこにやったのか分からなくなった場合
に、少なくとも機器の運転、停止位はできないと不便す
る。そこでこの実施形態では、リモコン11に起動、停止
のための操作部材を備えさせるに加え、あるいはこれに
代えて、手動起動スイッチ16も備えさせ、これを管理回
路部15に有線接続していて、これがオン位置に付けられ
たときに管理回路部15は起動信号を受信したものと判断
し、オフ位置に付けられたときは停止信号を受信したも
のと判断する。図示の場合、無効電流整流回路出力の両
端に抵抗と直列になって当該スイッチ16が設けられ、そ
の接続点が管理回路部の判断部入力に接続しており、当
該入力部に電圧が現れれば起動スイッチ16がオンになっ
たと判断し、失われればオフになったと判断するように
なっている。例えば管理回路部15にマイコンを用いた場
合には特に、このような信号を理解することは容易であ
るし、認識に要する消費電力も僅かで済む。機械的な接
点の開閉ではなく、スイッチが操作される度にオンとオ
フとを弁別的にあらわす信号を出力するスイッチ回路を
組むこともでき、これは管理回路部15としてマイコンを
用いた場合に簡単に構成でき、オン状態にあるスイッチ
が操作されたときには、やはりその時に当該スイッチが
オフ位置に付けられたものとすることができる。
【0022】手動起動スイッチ16がオンに付けられたこ
とを管理回路部15が認識するか、あるいは先に述べたよ
うに、当該リモコン11から通常待機モード下でも常に稼
動電力が与えられている信号受信部14に対し、信号送信
手段11が送信信号Stとして送出した機器の起動信号が到
来し、当該信号受信部14がこれを受信、検出したことを
管理回路部15が認識すると、無効電流整流回路13の整流
出力を稼動電力として常時稼動しているこの管理回路部
15は電源開閉実行部20に対して電力供給指令信号Soを出
力する。もちろん、同様に最近の回路技術をすれば、こ
の管理回路部15も極めて微小電力で動作し得るように、
上述の通り、例えばマイコンを含んで構成できる。換言
すれば、電源開閉実行部20への電力供給指令信号Soは、
エネルギ的には極めて微小なエネルギしか有さない信号
として良く、例えば後続の回路系の入力インピータンス
を高める等により、原理的に電力を殆ど消費しない電圧
信号して構成することができる。
【0023】電源開閉実行部20は、管理回路部15から電
力供給指令信号Soを受けると商用交流電源10と電源トラ
ンス51の一次巻線との間の電源線路中に介在している電
源線路開閉手段26を駆動し、それまでの通常待機モード
下における電源線路開放状態から電源線路閉成状態に移
行させる。これにより、電源トランス51を介して商用交
流電源10から機器本体50に稼動電力が供給され、当該機
器本体をして待機モードから動作モードに移らせること
ができる。なお、後に述べるように、このような電源開
閉実行部20の動作は、ここで述べている通常待機モード
下のみならず、予約待機モード下においても同様で、予
約時刻の到来に伴い管理回路部15から同様に電力供給指
令信号が発せられることで電源線路開閉手段26が閉じら
れ、電源トランス51の一次巻線に商用交流電源が接続さ
れることで、機器本体50に当該商用交流電源10を使用し
ての稼動電力が与えられる。
【0024】しかるに、ここでまず言えることは、上述
のように管理回路部15から選択的に出力される電力供給
指令信号Soをエネルギ的には極めて微小なもので済むよ
うにすれば、当該管理回路部15と信号受信部14、そして
無効電流整流回路40によってのみ、通常待機モード下で
消費する待機電力は大幅に低減することができ、後述の
予約待機モード下における計時機能を働かせることを考
えても、電力消費は僅かで済む。実際にも、本出願人に
おける実験装置では、数ミリワットから多くても十数ミ
リワット程度にまで、消費電力を低減するに成功してい
る。
【0025】しかし、この電力供給指令信号Soによって
電源開閉実行部20を介し最終的に電源線路開閉手段26を
閉成動作させるに際しては、無効電流整流回路13から出
力される無効電流のみでは電力が足りないことがある。
例えば、電源線路開閉手段26に比較的長期使用時の信頼
性が高い常開リレー接点を用いるような場合、電源開閉
実行部20は、これを選択的に閉成させるためのドライバ
手段23として、リレー励磁コイル23を有さねばならな
い。こうした場合、当該励磁コイル23にはどうしても商
用交流電源10からの稼動電力を供給せねばならなくなる
が、待機モード下でもこのドライバ手段23に常に電力が
供給されているような状況は本発明の趣旨に悖る。そこ
でこのように、最終的にドライバ手段23によって電源開
閉手段26を閉成させる際にある程度以上に大きな電力が
要求される時には、電源開閉部実行部20中に当該ドライ
バ手段23への電力供給を制御する補助電源制御回路22を
設けて、管理回路部15からの電力供給指令信号Soは実質
的に電源開閉実行部20中のこの補助電源制御回路22に作
用するようにし、当該補助電源制御回路22が当該信号を
受けると整流回路21を介し商用交流電源10を整流した稼
動電力をドライバ手段23に供給するように構成するのが
良い。整流回路21は図示するブリッジ型の他、任意適当
なる構成であって良い。
【0026】補助電源制御回路22は、一般的な回路技術
により容易に構築でき、微細なエネルギの、ないし電圧
信号としての電力供給指令信号Soの入力に応答して整流
回路21からドライバ手段23への電力供給線路を閉成する
回路として当業者には極めて容易に組むことができる。
ただ、限定的ではないものの、通常考えられる回路構成
では、この補助電源制御回路22は半導体パワースイッチ
ング素子を含み、所定の出力電圧を確保するために予め
設計、決定されているデューティ比により整流回路21か
らドライバ手段23への線路をチョッパリングするか、専
用のスイッチングトランスをも含むスイッチング回路と
なるので、当該出力には高い周波数の交流成分が重畳す
ることがある。図示の場合でもそのような回路構成を想
定しており、補助電源制御回路22の出力電流はダイオー
ド24a と平滑コンデンサ24b とから成る平滑回路で平滑
された後、ドライバ手段23に印加されている。
【0027】いずれにしても、ドライバ手段23が結構大
きな電力を消費する場合に、上述のように補助電源制御
回路22を介し、必要時にのみこれに稼動電力が供給され
るように構成すると、実質的に待機モード下で電力を消
費するのは、やはりそれぞれに僅かな電力しか使わない
ように構成できる信号受信部14と管理回路部15、そして
無効電流整流回路40のみとすることができ、いわゆる
「省エネ」上、極めて望ましい結果が得られる。
【0028】なお、電源線路開閉手段26は既掲の常開リ
レー接点の外、商用交流電源10と電源トランス一次巻線
51の間の電源線路中に直列に素子内線路を介在させた半
導体パワースイッチング素子を用いることもできる。そ
うした場合には当然、ドライバ手段23は、当該素子の素
子内線路を選択的にオンとするべく制御するドライバト
ランジスタを含むようなドライバ回路として構成でき
る。この場合にも、補助電源制御回路22により、管理回
路部15からの電力供給指令信号Soを受けた必要時にの
み、当該ドライバ回路23に稼動電力が供給されるように
構成するのが望ましい。ただし逆に、電源線路開閉手段
26が極めて微小なエネルギの電気信号により駆動し得る
ものの場合には、管理回路部15中に含ませた例えばマイ
コン等をドライバ手段として、その選択的な出力である
電力供給指令信号Soをそのままドライバ信号とし、これ
によって電源線路開閉手段26を閉成させても良い。その
場合には補助電源制御回路22は不要となる。
【0029】次に、機器が動作している時から使用者の
操作により強制的に運転が停止させられ、通常待機モー
ドに移る場合について述べるに、信号送信手段11が使用
者の操作により選択的に送信する送信信号Stが、先の起
動信号とは異なる信号形態で弁別可能な機器動作停止信
号であるとき、あるいはまた、手動起動スイッチ16がオ
フ位置に付けられたとき、管理回路部15が信号受信部14
を介し動作停止信号の受信を検出するか、手動起動スイ
ッチ16のオフ位置への変化を認識すると、当該管理回路
部15はそれまで電源開閉実行部20に送出していた電力供
給指令信号Soを絶つか、あるいは電源開閉実行部20をし
て電源線路開閉手段26をそれまでの電源線路閉成状態か
ら元の開放状態に戻すように作用させる電力遮断指令信
号を送出する。これにより、本装置は当初の通常待機モ
ード、すなわち信号受信部14と管理回路部15、そして電
源周波数検出回路40とにのみ無効電流を利用した電力が
供給され、機器本体50には商用交流電源10から一切の電
力も供給されない状態に戻すことができる。先に述べた
ように、補助電源制御回路22を用いる場合には、電力供
給指令信号Soが絶たれるか電力遮断指令信号を受けるこ
とで、この補助電源制御回路22がドライバ手段23への稼
動電力供給を止めるように構成する。
【0030】ところで、一般にマイコンを含んで構成さ
れた機器制御装置52が機器本体50の全体動作を制御する
場合、機器本体50の電源トランス51に通電されたからと
いって、それで直ちに機器が運転を開始するように構成
されているとは限らない。むしろ、機器制御部52に稼動
電力が与えられた状態下で当該機器制御部52に運転開始
信号が印加されると、そこで始めて、当該制御部52が制
御動作を開始するように組まれることが結構多い。そこ
で本発明のこの実施形態の装置では、別途に信号通信部
30を設け、この条件を満足するべくしている。この信号
通信部30は、後に述べるように現在時間情報等も送信す
る通信部として流用され、また、逆に、機器本体50の方
から管理回路部15に向けても特定の信号を送る通信部60
が望ましくは別途備えられるので、こちらの信号通信部
30の方を以下では第一通信部30と呼び、他方60を第二通
信部60と呼ぶ。
【0031】しかるに、待機モード下にあるときに信号
送信手段11からの送信信号Stとしての起動信号が信号受
信部14に与えられた場合、本装置は既に述べたメカニズ
ムに従い、管理回路部15からの指令に基づきドライバ電
源制御回路22を介しドライバ手段23に稼動電力を与え、
もって電源トランス51に通電する。この時、図示装置で
は同時に、やはり補助電源制御回路22を介し、第一通信
部30の送信部31にも稼動電力が供給されるようになって
いる。この場合には当該第一通信部30の送信部31は後に
述べる理由により、望ましいことに光信号通信に従う送
光部31となっていて、この送光部31は、例えば発光素子
31a とそのドライバトランジスタ31b との直列回路によ
り構成されている。ドライバトランジスタ31b は、限定
的ではないがここではバイポーラ npnトランジスタとし
て構成されており、その主電流通路であるエミッタ−コ
レクタ間電流通路が発光ダイオードで構成されている発
光素子31a と直列になっている。
【0032】ドライバトランジスタ31b の制御入力であ
るベース端子には、例えばマイコンにより構成できる管
理回路部15の出力が接続しており、当該管理回路部15で
は、電源開閉実行部20に対し電源電力供給指令信号Soを
出力する時、それから予め定めてある一定の時間遅れを
置いて、当該ドライバトランジスタのベース端子に有意
のパルス幅で有意の電圧信号、または論理値としての意
味を持った有意のパルス列電圧信号を印加するようにし
ている。これにより、発光素子31a が当該入力信号に応
じて発光し、機器制御部52に連携して設けられている受
信部32(この場合は受光部32)内の受信素子32a(受光素
子32a)がこの信号を受信して機器制御部52に伝え、起動
すべきことを知らせる。受信部32への稼動電力は、電源
トランス51を介して与えられるようになっていて良い。
管理回路部15が電力供給指令信号Soを出力してから所定
の時間遅れを置いて第一通信部30を動作させるようにし
ているのは、もちろん、機器制御部52とこの受光部32へ
の稼動電力が予め与えられているという条件を作ること
によって、安定な動作をなし始めた頃に信号を送るため
である。なお、機器を停止させる時には、原則としては
既に述べた動作により、電源線路開閉手段26を開くだけ
でも良いが、必要に応じ、まずは機器制御部52に停止信
号を送ってから機器の電源を絶つ必要のある場合、管理
回路部15は先に特定の信号形態の停止信号を第一通信部
30を介して送信した後、予め定められた一定の時間遅れ
で電源開閉実行部20に対し電力遮断指令信号を送出する
か、電力供給指令信号Soを絶つように構成すれば良い。
【0033】このような第一通信部30は、さらに有効利
用を期待できる。一般に暖房機等の機器本体50が使用状
態にあるとき、リモコンから例えば設定温度を変更する
赤外線信号が発信されると、機器制御部52がこれを受信
してその信号内容に応じた制御をなすように動作する。
こうした場合、通常は専用の受信部が設けられるが、こ
の実施形態の装置では図示構成のように、既に信号受信
部14が設けられているので、これをそうした制御信号の
受信部としても利用することができる。すなわち、信号
送信手段11から送信されてくる機器設定情報ないし設定
変更情報(例えば希望室内温度を変える信号等)を担っ
た信号を当該信号受信部14にて受け、管理回路部15がそ
の信号内容に応じた信号形態で第一通信部30を介し機器
制御部52にその信号を伝達するように構成できる。こう
すれば、機器本体50に電源が投入された後にも信号受信
部14や管理回路部15、第一通信部30は常に利用でき、合
理的である。
【0034】なお、第一通信部30に発光素子31a と受光
素子32a とを含む光通信構成を採用したのは、既述した
ように、機器本体50に商用交流電源10との絶縁を採る必
要のある場合、送光部31を図示のように商用交流電源に
より駆動される構成にしたときにも、そうした要請を損
なわないためである。もちろん、このような送光部、受
光部は、部品としては単一で、極めて小型ないわゆるフ
ォトカプラによって構成することができる。全く同様
に、後述する第二通信部60も、送信部61が送光部であっ
て、これに含まれる発光素子61a と、受信部62が受光部
であって、これに含まれる受光素子62a とから成る光通
信構成とするのが良く、これらもやはり、極めて小型な
フォトカプラで構成できる。
【0035】また、図示実施形態では第一通信部30の特
に送信部(送光部)30に対する稼動電力は、合理的なこ
とに、補助電源制御回路22を共用する形で選択的に供給
されているが、もちろん、原理的には専用の信号通信部
用電源制御回路を設けても良い。指定信号出力部15が電
力供給指令信号Soを出力するに伴いこの信号通信部用電
源制御回路が商用交流電源からの稼動電力を信号通信部
の特に送信部31に供給するように構成すれば良いのであ
る。
【0036】さて、本発明の主題である予約動作に伴う
予約待機電力の低減につき説明するに、電気機器が運転
モード下にあるとき、使用者が図示していないが先に述
べた予約時刻を入力するための操作ボタン等を用いて電
気機器50を将来自動的に運転開始させるべき予約時刻を
入力した後、決定操作をするボタンを操作すると、その
予約時刻を担った予約時刻情報が信号送信手段ないしリ
モコン11から送出される。これを管理回路部15が受信部
14を介し受信すると、当該管理回路部15はこの予約時刻
を記憶した後、電力供給指令信号Soを絶つか、これに代
わる弁別的な情報として、電力遮断指令信号を出力す
る。こうなると、既に停止信号に起因する動作として説
明したと同じメカニズムにより、電源開閉実行部20は電
源線路開閉手段26をそれまでの電源線路閉成状態から元
の開放状態に戻し、電気機器50への電源トランス51を介
しての稼動電力供給を絶ち、電源周波数検出回路40、管
理回路部15、受信部14しか無効電流により稼動しない、
極めて低消費電力の予約待機モードに入る。先に述べた
ように、補助電源制御回路22を用いる場合には、電力供
給指令信号Soが絶たれるか電力遮断指令信号を受けるこ
とで、この補助電源制御回路22がドライバ手段23への稼
動電力供給を止める。
【0037】これと同時に、管理回路部15は計時モード
に入る。すなわち、電源周波数検出回路40の出力する時
間情報に基づき計時を始める。そして、やがてのこと
に、記憶している予約時刻になると、管理回路部15は再
び、電力供給指令信号Soを出力する。これにより、既に
説明した、起動信号に起因する一連の動作と同様のメカ
ニズムに従い、電源開閉実行部20の動作を介して電源線
路閉成手段26が閉成し、電源トランス51に商用交流電源
が印加されて、電気機器51は自動運転を開始することが
できる。このとき、起動信号受信時と異なり、予約によ
る起動では、それに対応して予め定められた機能を実現
するのに、当該予約により起動したことを機器制御部52
の方で知る必要のある場合も考えられる。そうしたとき
には、既に述べた第一通信部30を流用し(専用に設けて
も良い)、管理回路部15はこれを介して予約により起動
したことを表す弁別的な信号を機器制御部52に送信し、
これを受けた機器制御部52では、当該予約起動に対応し
て予め定められている機能を実現する。また、この信号
は、先に電源電力が与えられてから動作開始指示信号を
受けることで機器制御部52が動作を開始するように組ま
れている場合に、当該動作開始指示信号を兼ねることも
でき、これも既に述べたように、管理回路部15は、電源
供給指令信号Soを出力してから予め定めてある一定時間
遅れでこの信号を送出するようにすれば良い。
【0038】ここで、例えば予約時刻情報が、今から何
時間後とか、何時間何分後というような情報である場合
には、特に現在時刻は知る必要がない。管理回路部15は
予約時刻情報を受けてから電源周波数検出回路40の出力
に現れるこの場合はクロックパルスを計数し、当該設定
されている時間が経過した時に予約時刻に到ったと判断
し、電源供給指令信号Soを出力すれば良い。本発明はこ
のような場合にももちろん適用できる。
【0039】これに対し、予約時刻情報が、何時何分
等、絶対時間で表される場合には、管理回路部15は予め
現在時刻を知っている必要がある。そこで、望ましくは
信号送信手段11ないしリモコン11には現在時刻を入力し
得る入力手段(現実的には既述した予約時刻を入力する
ための手段を併用できる)も備えさせておき、使用者が
例えば電話で時刻情報を聞きながらこの入力手段を操作
し、時間を合わせてから決定操作をする(例えば既述の
ように決定ボタンとか転送ボタンを押す)と、当該信号
送信手段11はその現在時刻情報を送信する。
【0040】管理回路部15は、信号受信部14を介しこの
情報を受信すると、その時刻を記憶すると同時に計時機
能を有効にし、電源周波数検出回路40の出力する時間情
報に基づいて時々刻々と現在時刻を計時、更新記憶して
行く。このように構成することも、昨今のリモコン構成
技術などに従えば当業者には極めて容易である。現在時
刻は、使用者に可視表示することも望ましいので、例え
ば機器制御部52に時刻を可視表示し得る液晶ディスプレ
イ等の表示部53を設け、管理回路部15は望ましくは既述
した第一通信部30を流用できる通信部を介し、時々刻々
と更新される現在時刻を機器制御部52に送り、機器制御
52は送られてきた現在時間を表示部53に表示する。ただ
し、省電力を極めるためには、機器50が待機モードに入
った場合にはこの液晶表示も消えるようにして良く、換
言すれば当該表示部53への供給電力は電源トランス51を
介して与えられるように構成して良い。
【0041】もちろん、現在時刻を計時しているように
構成したときには、予約時刻情報の受信に伴い管理回路
部15はそのときの現在時刻から予約時刻に到るまでの計
時を始め、予約時刻に到れば電力供給指令信号Soを出力
して既述した機器自動起動のための動作をなす。
【0042】現在時刻の設定や予約時刻の設定は、信号
送信手段がリモコン11であるような場合、当該リモコン
のみならず、機器本体50に備え付けの操作盤を介しても
行えることが望ましい。そこでこの実施形態では、使用
者が予約時刻を入力し、決定操作をすることのできる操
作部材と、決定操作に基づき予約時刻情報を送信する機
能を有する第二の信号送信手段54を設けていて、管理回
路部15はこの第二の信号送信手段54からの予約時刻情報
を受信したときにも、既に述べたと同様の態様で、当該
情報により指定される予約時刻を記憶した後、電力供給
指令信号Soを絶つか電力遮断指令信号Soを出力し、併せ
て予約時刻に至るまでの経過時間を電源周波数検出回路
40の出力する時間情報に基づき計時し始め、予約時刻に
至ると電力供給指令信号Soを出力する。
【0043】同じく、現在時刻の設定に関しても、第二
の信号送信手段54には現在時刻を入力するための現在時
刻入力手段と、入力された現在時刻情報を送信する機能
を付与してあり、管理回路部15には現在時刻情報を受信
する機能も付与し、受信した現在時刻情報と、当該現在
時刻情報を受信してから電源周波数検出回路40の出力す
る時間情報とに基づいて計時、更新して行く現在時間情
報を電気機器の機器制御部52に送り、機器制御部52は受
信した現在時間情報に基づく現在時刻を上記の表示部に
表示することで、リモコン11を用いずに現在時刻の設定
も可能な構成を採用している。
【0044】そしてさらに、第二の信号送信手段54から
の信号を管理回路部15に送信するのは、先に第一通信部
30について述べたと同様の理由により、光通信による第
二通信部60を介して行うようにし、機器本体と無効電流
整流回路により駆動される回路部分との絶縁を図る。各
信号は、図示されているように、例えば第二通信部送光
部61内の発光素子61a に直列なドライバトランジスタを
パルス変調でオンオフする際の仕方(周波数、デューテ
ィ比等)を変えることにより、管理回路部15が現在時刻
情報であるのか予約時刻情報であるのかを弁別的に認識
し得る信号形態とすることができる。この際にも、第二
通信部送光部61内の発光素子61a には電源トランス51を
介しての電力が供給されるようにし、第二通信部受光部
62内の受光素子62a には補助電源制御回路22を介しての
電力が供給されるようにすることで、やはり機器の運転
が停止している待機モード下で送光素子61a が無駄に稼
動することのないように図る。
【0045】なお、この実施形態では電源線路開閉手段
26をドライブするドライブ手段23、管理回路部15の方か
ら機器制御部52に向けて信号を送信する方の第一通信部
における発光素子31a や機器制御部52の方からの信号を
受けるための第二通信部受光素子62a は、全て共通の補
助電源制御回路22により駆動され、必要時にのみ電力が
供給されるようになっているが、それら各手段への稼動
電力はそれぞれに専用の、あるいはいくつか毎に共通の
補助電源制御回路から供給されるようになっていても良
い。その場合にも、個々の補助電源制御回路の構成は殆
ど同様とすることができ、管理回路部15からの電源供給
指令信号Soに基づいてそれぞれ対応する手段に電力を供
給し、電源供給指令信号Soが失われるか電力遮断信号を
受けるに伴い電力の供給を絶つ。また、機器制御部52に
必要に応じて動作開始を指示する信号とか現在時刻情報
や予約時刻情報等の各情報を送受信する手段が、本実施
形態ではいずれも共通の通信部31,61となっていて、も
ちろんこれが合理的ではあるが、それぞれに専用の、あ
るいは幾つか毎に共通の通信部を設けても良い。
【0046】さらに、実質的に管理回路部15は受信した
予約時刻を記憶手段に格納して用いるが、この記憶手段
はEEPROM等、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと
するのが望ましい。こうすると、例えば商用交流電源か
らコンセントが抜かれるとか停電によるとかして、無効
電流整流回路40からの供給電力が一旦絶たれた後、再度
コンセントが繋げられ、ないしは停電から復旧したとき
等、現在時刻設定はどうしてもやり直さねばならない場
合があったにしても、少なくとも管理回路部15が不揮発
性メモリに記憶してある予約時刻を用いることで、少な
くとも再度の予約時刻の設定はする必要がなくなり、再
設定の煩わしさが軽減する。
【0047】
【発明の効果】本発明によると、商用交流電源との間で
絶縁を確保する必要から電源トランスの存在を必須と
し、かつ、機器本体が予約設定後に実質的な運転停止状
態にあっても計時のために待機モードに入っていなけれ
ばならない機器において、当該予約待機時における消費
電力を従来例に比し大幅に低減することができる。無駄
なエネルギ消費をなくすとことで、環境問題にも貢献し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明待機電力低減装置の望ましい実施形態に
おける概略構成図である。
【符号の説明】
10 商用交流電源 11 (第一)信号送信手段ないしリモコン 12 容量結合部 13 無効電流整流回路 14 信号受信部 15 管理回路部 20 電源開閉実行部 22 補助電源制御回路 23 ドライバ手段 26 電源線路開閉手段 30 第一信号通信部 31 送光部 32 受光部 40 電源周波数検出回路 50 機器本体 51 電源トランス 52 機器制御部 53 表示部 54 第二信号送信手段 60 第二通信部 61 送光部 62 受光部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作モード下においては商用交流電源に
    一次巻線を接続した電源トランスの二次側出力を電源電
    力として動作することで予め定められている機能を機器
    制御部の制御の下に実現し、使用者の操作により予約時
    刻が設定されると一旦動作を停止して上記動作モードか
    ら予約待機モードに移り、該設定された予約時刻が来る
    と上記動作モードに戻る予約機能付き電気機器の当該待
    機モード下における待機電力低減装置であって; 使用者が予約時刻を入力し、決定操作をすると予約時刻
    情報を送信する信号送信手段と; 上記商用交流電源に常時接続した容量結合部を介して取
    り出される無効電流を整流する無効電流整流回路と; 該無効電流整流回路の整流出力により常時稼動電力が与
    えられ、該無効電流の周波数を検出することで計時のた
    めの時間情報を出力し得る電源周波数検出回路と; 該無効電流整流回路の整流出力により常時稼動電力が与
    えられ、上記予約時刻情報を受信すると該情報により指
    定される予約時刻を記憶した後、電力供給指令信号を絶
    つか電力遮断指令信号を出力すると共に、上記予約時刻
    に至るまでの経過時間を上記電源周波数検出回路の出力
    する上記時間情報に基づき計時し始め、該予約時刻に至
    ると上記電力供給指令信号を出力する管理回路部と; 該管理回路部からの上記電力供給指令信号が絶たれるか
    上記電力遮断指令信号を受けると上記商用交流電源と上
    記電源トランスの一次巻線との間に直列に設けられてい
    る電源線路開閉手段を電源線路閉成状態から電源線路開
    放状態に移行させ、該商用電源から該電源トランスの一
    次巻線に供給されていた一次電流を遮断する一方で、上
    記電力供給指令信号を受けると該電源線路開閉手段を上
    記電源線路開放状態から上記電源線路閉成状態に移行さ
    せ、該商用電源から該電源トランスの一次巻線に一次電
    流を供給させる電源開閉実行部と; を有し; 上記機器制御部は、電源が供給された状態で動作開始指
    示信号を受けると機器動作を開始するように構成されて
    おり; 上記管理回路部は、上記電力供給指令信号を出力した
    後、予め定められた時間遅れで上記機器制御部に対し、
    信号通信部を介して上記動作開始指示信号を出力するよ
    うに構成されていると共に; 上記信号通信部は信号を光に載せて通信する送光部と受
    光部とを有し; 該送光部への稼動電力は、上記管理回路部が上記電力供
    給指令信号を出力するに伴い補助電源制御回路が動作す
    ることで上記商用交流電源から供給され; 上記受光部への稼動電力は、上記機器本体の電源トラン
    スを介して与えられること; を特徴とする予約機能付き電気機器の待機電力低減装
    置。
  2. 【請求項2】 動作モード下においては商用交流電源に
    一次巻線を接続した電源トランスの二次側出力を電源電
    力として動作することで予め定められている機能を機器
    制御部の制御の下に実現し、使用者の操作により予約時
    刻が設定されると一旦動作を停止して上記動作モードか
    ら予約待機モードに移り、該設定された予約時刻が来る
    と上記動作モードに戻る予約機能付き電気機器の当該待
    機モード下における待機電力低減装置であって; 使用者が予約時刻を入力し、決定操作をすると予約時刻
    情報を送信する信号送信手段と; 上記商用交流電源に常時接続した容量結合部を介して取
    り出される無効電流を整流する無効電流整流回路と; 該無効電流整流回路の整流出力により常時稼動電力が与
    えられ、該無効電流の周波数を検出することで計時のた
    めの時間情報を出力し得る電源周波数検出回路と; 該無効電流整流回路の整流出力により常時稼動電力が与
    えられ、上記予約時刻情報を受信すると該情報により指
    定される予約時刻を記憶した後、電力供給指令信号を絶
    つか電力遮断指令信号を出力すると共に、上記予約時刻
    に至るまでの経過時間を上記電源周波数検出回路の出力
    する上記時間情報に基づき計時し始め、該予約時刻に至
    ると上記電力供給指令信号を出力する管理回路部と; 該管理回路部からの上記電力供給指令信号が絶たれるか
    上記電力遮断指令信号を受けると上記商用交流電源と上
    記電源トランスの一次巻線との間に直列に設けられてい
    る電源線路開閉手段を電源線路閉成状態から電源線路開
    放状態に移行させ、該商用電源から該電源トランスの一
    次巻線に供給されていた一次電流を遮断する一方で、上
    記電力供給指令信号を受けると該電源線路開閉手段を上
    記電源線路開放状態から上記電源線路閉成状態に移行さ
    せ、該商用電源から該電源トランスの一次巻線に一次電
    流を供給させる電源開閉実行部と; 上記機器制御部に接続し、時刻を可視表示する表示部
    と; を有し; 上記信号送信手段は現在時刻を入力するための現在時刻
    入力手段と、該入力された現在時刻情報を送信する機能
    を有すると共に; 上記管理回路部は該現在時刻情報を受信する機能も有し
    ていて、該受信した現在時刻情報と、該現在時刻情報を
    受信してから上記電源周波数検出回路の出力する上記時
    間情報とに基づいて計時、更新して行く現在時間情報を
    信号通信部を介し上記機器制御部に送り; 該機器制御部は受信した現在時間情報に基づく現在時刻
    を上記表示部に表示するよう構成されて成り; 上記信号通信部は信号を光に載せて通信する送光部と受
    光部とを有し; 該送光部への稼動電力は、上記管理回路部が上記電力供
    給指令信号を出力するに伴い補助電源制御回路が動作す
    ることで上記商用交流電源から供給され; 上記受光部への稼動電力は、上記機器本体の電源トラン
    スを介して与えられること; を特徴とする予約機能付き電気機器の待機電力低減装
    置。
  3. 【請求項3】 動作モード下においては商用交流電源に
    一次巻線を接続した電源トランスの二次側出力を電源電
    力として動作することで予め定められている機能を機器
    制御部の制御の下に実現し、使用者の操作により予約時
    刻が設定されると一旦動作を停止して上記動作モードか
    ら予約待機モードに移り、該設定された予約時刻が来る
    と上記動作モードに戻る予約機能付き電気機器の当該待
    機モード下における待機電力低減装置であって; 使用者が予約時刻を入力し、決定操作をすると予約時刻
    情報を送信する信号送信手段と; 上記商用交流電源に常時接続した容量結合部を介して取
    り出される無効電流を整流する無効電流整流回路と; 該無効電流整流回路の整流出力により常時稼動電力が与
    えられ、該無効電流の周波数を検出することで計時のた
    めの時間情報を出力し得る電源周波数検出回路と; 該無効電流整流回路の整流出力により常時稼動電力が与
    えられ、上記予約時刻情報を受信すると該情報により指
    定される予約時刻を記憶した後、電力供給指令信号を絶
    つか電力遮断指令信号を出力すると共に、上記予約時刻
    に至るまでの経過時間を上記電源周波数検出回路の出力
    する上記時間情報に基づき計時し始め、該予約時刻に至
    ると上記電力供給指令信号を出力する管理回路部と; 該管理回路部からの上記電力供給指令信号が絶たれるか
    上記電力遮断指令信号を受けると上記商用交流電源と上
    記電源トランスの一次巻線との間に直列に設けられてい
    る電源線路開閉手段を電源線路閉成状態から電源線路開
    放状態に移行させ、該商用電源から該電源トランスの一
    次巻線に供給されていた一次電流を遮断する一方で、上
    記電力供給指令信号を受けると該電源線路開閉手段を上
    記電源線路開放状態から上記電源線路閉成状態に移行さ
    せ、該商用電源から該電源トランスの一次巻線に一次電
    流を供給させる電源開閉実行部と; を有し; 上記機器制御部には、使用者が予約時刻を入力し、決定
    操作をすると予約時刻情報を送信する第二の信号送信手
    段も備えられており; 上記管理回路部は、該第二の信号送信手段からの該予約
    時刻情報を受信すると該情報により指定される予約時刻
    を記憶した後、電力供給指令信号を絶つか電力遮断指令
    信号を出力すると共に、上記予約時刻に至るまでの経過
    時間を上記電源周波数検出回路の出力する上記時間情報
    に基づき計時し始め、該予約時刻に至ると上記電力供給
    指令信号を出力するよう構成され; 上記機器制御部に設けられた第二の信号送信手段からの
    信号を上記管理回路部に送信する信号通信部は、信号を
    光に載せて通信するために該機器制御部に設けられてい
    る送光部と上記管理回路部に設けられている受光部とを
    有し; 該受光部への稼動電力は、上記管理回路部が上記電力供
    給指令信号を出力するに伴い補助電源制御回路が動作す
    ることで上記商用交流電源から供給され; 上記送光部への稼動電力は、上記機器本体の電源トラン
    スを介して与えられること; を特徴とする予約機能付き電気機器の待機電力低減装
    置。
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