JP3303584B2 - 燃焼装置の検査方法 - Google Patents

燃焼装置の検査方法

Info

Publication number
JP3303584B2
JP3303584B2 JP04154395A JP4154395A JP3303584B2 JP 3303584 B2 JP3303584 B2 JP 3303584B2 JP 04154395 A JP04154395 A JP 04154395A JP 4154395 A JP4154395 A JP 4154395A JP 3303584 B2 JP3303584 B2 JP 3303584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
bath
output
relay contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04154395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08233264A (ja
Inventor
一朗 大友
和雄 砂川
勲 川見
典弘 宮本
正 松原
陽一郎 村上
真一 近田
洋二 畠
忠彦 大塩
信之 井上
洋伸 安福
賢謙 久保谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP04154395A priority Critical patent/JP3303584B2/ja
Publication of JPH08233264A publication Critical patent/JPH08233264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3303584B2 publication Critical patent/JP3303584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、燃焼装置に設けられ
た機器の動作を検査する、燃焼装置の検査方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯装置などの燃焼装置に採用さ
れている安全装置は、ガス流路を開閉する電磁弁のソレ
ノイドに通電するためのスイッチ手段としてのリレーの
コイルへの通電状態を監視して、異常時には、そのコイ
ルへの通電を遮断する構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の構成
では、リレーの接点が溶着などにより閉成したままにな
った場合、そのコイルへの通電を遮断しても、電磁弁の
ソレノイドには常時通電されてしまう結果となり、未燃
焼の燃料ガスが漏洩する可能性があった。
【0004】なお、ガス流路に電磁弁を複数段に設けた
場合、上記の可能性は少なくなるが、複数のリレーの接
点が溶着したときには、未燃焼の燃料ガスが漏洩するこ
とが考えられ、可能性を十分に回避することはできなか
った。
【0005】そこで、本願発明の発明者らは、スイッチ
手段とは別個に、電磁弁のソレノイドへの通電を直接遮
断するためのコモンスイッチ手段を設け、電磁弁のソレ
ノイドへの通電を監視して、電磁弁が閉弁しているべき
ときに電磁弁のソレノイドに通電された場合、コモンス
イッチ手段により電磁弁のソレノイドへの通電を遮断す
るように構成された、燃焼装置における安全装置を発明
した。
【0006】しかし、このような安全装置が良好に作動
するためには、安全装置の主要機器が正常に動作するこ
とが必要であり、これら安全機器の動作を自動的に検査
できれば、未燃焼の燃料ガスの漏洩を防止するのに極め
て好都合である。
【0007】本願発明は上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、未燃焼の燃料の漏洩を防止するための安全
機器の動作を自動的に検査できる、燃焼装置の検査方法
を提供することを、その目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、バーナに燃料を供給するための流路を開閉する電磁
弁と電源との間に介装された、通常時に電磁弁への通電
を制御するスイッチ手段とは別のコモンスイッチ手段
と、入力側と出力側とで信号を伝達する信号伝達装置を
備え、電磁弁に通電されたことを検出する電磁弁監視手
段と、を設けた燃焼装置において、信号伝達装置とスイ
ッチ手段とコモンスイッチ手段との故障を検査する燃焼
装置の検査方法であって、スイッチ手段コモンスイッ
チ手段をオンさせずに、電磁弁監視手段の出力がオン
であれば、信号伝達装置の故障により出力が常にオンし
ていると判断する信号伝達装置オン故障判断ステップ
と、スイッチ手段をオンさせずに、コモンスイッチ手段
をオンさせて、電磁弁監視手段の出力がオンであれば、
スイッチ手段の故障により常に閉成していると判断する
スイッチ手段オン故障判断ステップと、コモンスイッチ
手段をオンさせずに、スイッチ手段をオンさせて、電磁
弁監視手段の出力がオンであれば、コモンスイッチ手段
の故障により常に閉成していると判断するコモンスイッ
チ手段オン故障判断ステップと、を任意の順序で実行す
ることを特徴としている。
【0010】また、本願の請求項2に記載した発明は、
バーナに燃料を供給するための流路を開閉する電磁弁の
ソレノイドと直流電源との間に介装されたスイッチ手段
と、スイッチ手段と直流電源との間に介装されたコモン
スイッチ手段と、スイッチ手段とコモンスイッチ手段と
を介して入力側が直流電源に接続されるホトカプラを備
え、電磁弁のソレノイドに通電されたときにハイレベル
の信号を出力する電磁弁監視回路と、を設けた燃焼装置
において、ホトカプラとスイッチ手段とコモンスイッチ
手段との故障を検査する燃焼装置の検査方法であって、
バーナへの点火前に、スイッチ手段とコモンスイッチ手
段とをオンさせずに、電磁弁監視回路の出力がハイレベ
ルであれば、ホトカプラの故障により出力が常にオンし
ていると判断するホトカプラオン故障判断ステップと、
スイッチ手段をオンさせずに、コモンスイッチ手段をオ
ンさせて、電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれ
ば、スイッチ手段の故障により常に閉成していると判断
するスイッチ手段オン故障判断ステップと、コモンスイ
ッチ手段をオンさせずに、スイッチ手段をオンさせて、
電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、コモンス
イッチ手段の故障により常に閉成していると判断するコ
モンスイッチ手段オン故障判断ステップとを実行し、バ
ーナへの点火後に、電磁弁監視回路の出力がローレベル
であれば、ホトカプラの故障により出力が常にオフして
いると判断するホトカプラオフ故障判断ステップを実行
することを特徴としている。
【0011】また、本願の請求項3に記載した発明は、
給湯用バーナおよび風呂用バーナに燃料ガスを供給する
ための元ガス流路を開閉する元電磁弁のソレノイドと直
流電源との間に介装された元用リレー接点と、元ガス流
路から分岐して給湯用バーナに燃料ガスを供給するため
の給湯用ガス流路を開閉する給湯用電磁弁のソレノイド
と直流電源との間に介装された給湯用リレー接点と、元
ガス流路から分岐して風呂用バーナに燃料ガスを供給す
るための風呂用ガス流路を開閉する風呂用電磁弁のソレ
ノイドと直流電源との間に介装された風呂用リレー接点
と、元用リレー接点と給湯用リレー接点と風呂用リレー
接点との全てと直流電源との間に介装されたコモン用リ
レー接点と、給湯用リレー接点とコモン用リレー接点と
を介して入力側が直流電源に接続される第1のホトカプ
ラを備え、給湯用電磁弁のソレノイドに通電されたとき
にハイレベルの信号を出力する給湯用電磁弁監視回路
と、風呂用リレー接点とコモン用リレー接点とを介して
入力側が直流電源に接続される第2のホトカプラを備
え、風呂用電磁弁のソレノイドに通電されたときにハイ
レベルの信号を出力する風呂用電磁弁監視回路と、給湯
用バーナの火炎を検出する給湯用フレームロッドからの
検出信号に基づいて、給湯用バーナの火炎が検出されな
いときにハイレベルの信号を出力する給湯用火炎検出回
路と、風呂用バーナの火炎を検出する風呂用フレームロ
ッドからの検出信号に基づいて、風呂用バーナの火炎が
検出されないときにハイレベルの信号を出力する風呂用
火炎検出回路と、給湯用バーナにより加温される給湯用
熱交換器への給水量を検出する給湯用水量センサからの
検出信号に基づいて、給湯用熱交換器に通水されていな
いときにハイレベルの信号を出力する給湯用通水検出回
路と、風呂用バーナにより加温される風呂用熱交換器の
通水を検出する通水スイッチからの検出信号に基づい
て、風呂用熱交換器に通水されていないときにハイレベ
ルの信号を出力する風呂用通水検出回路と、給湯用火炎
検出回路の出力信号と給湯用電磁弁監視回路の出力信号
との論理積を出力する第1の論理積回路と、給湯用通水
検出回路の出力信号と給湯用電磁弁監視回路の出力信号
との論理積を出力する第2の論理積回路と、風呂用火炎
検出回路の出力信号と風呂用電磁弁監視回路の出力信号
との論理積を出力する第3の論理積回路と、風呂用通水
検出回路の出力信号と風呂用電磁弁監視回路の出力信号
との論理積を出力する第4の論理積回路と、第1〜第4
の論理積回路の出力の論理和を出力する論理和回路と、
論理和回路の出力が所定時間ハイレベルの状態を継続し
たときにハイレベルの信号を出力するタイマー回路と、
タイマー回路がハイレベルの信号を出力したときに、コ
モン用リレー接点を開成させるコモン用リレーオフ回路
と、を設けた燃焼装置において、第1および第2のホト
カプラと給湯用リレー接点および風呂用リレー接点とコ
モン用リレー接点との故障を検査する燃焼装置の検査方
法であって、給湯時に、給湯用バーナへの点火前でかつ
給湯用水量センサにより通水が検出された後に、給湯用
リレー接点とコモン用リレー接点との駆動コイルに通電
せずに、給湯用電磁弁監視回路の出力がハイレベルであ
れば、第1のホトカプラの故障により出力が常にオンし
ていると判断する第1次第1のホトカプラオン故障判断
ステップと、給湯用リレー接点の駆動コイルに通電せず
に、コモン用リレー接点の駆動コイルに通電して、給湯
用電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、給湯用
リレー接点の故障により常に閉成していると判断する給
湯用リレー接点オン故障判断ステップと、コモン用リレ
ー接点の駆動コイルに通電せずに、給湯用リレー接点の
駆動コイルに通電して、給湯用電磁弁監視回路の出力が
ハイレベルであれば、コモン用リレー接点の故障により
常に閉成していると判断するコモン用リレー接点オン故
障判断ステップとを実行し、給湯用バーナへの点火後
に、給湯用電磁弁監視回路の出力がローレベルであれ
ば、第1のホトカプラの故障により出力が常にオフして
いると判断する第1のホトカプラオフ故障判断ステップ
を実行し、給湯用バーナの消火後でかつ給湯用水量セン
サにより通水が検出されなくなった後に、元用リレー接
点と給湯用リレー接点と風呂用リレー接点との駆動コイ
ルに通電せずに、給湯用電磁弁監視回路の出力がハイレ
ベルであれば、第1のホトカプラの故障により出力が常
にオンしていると判断する第2次第1のホトカプラオン
故障判断ステップを実行し、風呂追い炊き時に、風呂用
バーナへの点火前でかつ通水スイッチにより通水が検出
された後に、風呂用リレー接点とコモン用リレー接点と
の駆動コイルに通電せずに、風呂用電磁弁監視回路の出
力がハイレベルであれば、第2のホトカプラの故障によ
り出力が常にオンしていると判断する第1次第2のホト
カプラオン故障判断ステップと、風呂用リレー接点の駆
動コイルに通電せずに、コモン用リレー接点の駆動コイ
ルに通電して、風呂用電磁弁監視回路の出力がハイレベ
ルであれば、風呂用リレー接点の故障により常に閉成し
ていると判断する風呂用リレー接点オン故障判断ステッ
プと、コモン用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、
風呂用リレー接点の駆動コイルに通電して、風呂用電磁
弁監視回路の出力がハイレベルであれば、コモン用リレ
ー接点の故障により常に閉成していると判断するコモン
用リレー接点オン故障判断ステップとを実行し、風呂用
バーナへの点火後に、風呂用電磁弁監視回路の出力がロ
ーレベルであれば、第2のホトカプラの故障により出力
が常にオフしていると判断する第2のホトカプラオフ故
障判断ステップを実行し、風呂用バーナの消火後でかつ
通水スイッチにより通水が検出されなくなった後に、元
用リレー接点と給湯用リレー接点と風呂用リレー接点と
の駆動コイルに通電せずに、風呂用電磁弁監視回路の出
力がハイレベルであれば、第2のホトカプラの故障によ
り出力が常にオンしていると判断する第2次第2のホト
カプラオン故障判断ステップを実行することを特徴とし
ている。
【0012】
【作用】上記請求項1に記載した発明によれば、信号伝
達装置オン故障判断ステップにおいては、スイッチ手段
コモンスイッチ手段をオンさせずに、電磁弁監視手
段の出力がオンであれば、信号伝達装置の故障により出
力が常にオンしていると判断する。スイッチ手段オン故
障判断ステップにおいては、スイッチ手段をオンさせず
に、コモンスイッチ手段をオンさせて、電磁弁監視手段
の出力がオンであれば、スイッチ手段の故障により常に
閉成していると判断する。コモンスイッチ手段オン故障
判断ステップにおいては、コモンスイッチ手段をオンさ
せずに、スイッチ手段をオンさせて、電磁弁監視手段の
出力がオンであれば、コモンスイッチ手段の故障により
常に閉成していると判断する。
【0013】すなわち、信号伝達装置オン故障判断ステ
ップにおいては、スイッチ手段コモンスイッチ手段
をオンさせないので、電磁弁監視手段の出力はオフのは
ずであり、電磁弁監視手段の出力がオンであれば、信号
伝達装置の故障により出力が常にオンしていると判断で
きる。スイッチ手段オン故障判断ステップにおいては、
スイッチ手段をオンさせずに、コモンスイッチ手段をオ
ンさせるので、スイッチ手段が開成しなければ、電磁弁
監視手段の出力がオンになり、この場合にスイッチ手段
の故障により常に閉成していると判断できる。コモンス
イッチ手段オン故障判断ステップにおいては、コモンス
イッチ手段をオンさせずに、スイッチ手段をオンさせる
ので、コモンスイッチ手段が開成しなければ、電磁弁監
視手段の出力がオンになり、この場合にコモンスイッチ
手段の故障により常に閉成していると判断できる。
【0014】また、上記請求項2に記載した発明によれ
ば、バーナへの点火前に、ホトカプラオン故障判断ステ
ップと、スイッチ手段オン故障判断ステップと、コモン
スイッチ手段オン故障判断ステップとを実行する。ホト
カプラオン故障判断ステップにおいては、スイッチ手段
とコモンスイッチ手段とをオンさせずに、電磁弁監視回
路の出力がハイレベルであれば、ホトカプラの故障によ
り出力が常にオンしていると判断する。スイッチ手段オ
ン故障判断ステップにおいては、スイッチ手段をオンさ
せずに、コモンスイッチ手段をオンさせて、電磁弁監視
回路の出力がハイレベルであれば、スイッチ手段の故障
により常に閉成していると判断する。コモンスイッチ手
段オン故障判断ステップにおいては、コモンスイッチ手
段をオンさせずに、スイッチ手段をオンさせて、電磁弁
監視回路の出力がハイレベルであれば、コモンスイッチ
手段の故障により常に閉成していると判断する。そし
て、バーナへの点火後に、電磁弁監視回路の出力がロー
レベルであれば、ホトカプラの故障により出力が常にオ
フしていると判断する。
【0015】すなわち、ホトカプラオン故障判断ステッ
プにおいては、スイッチ手段とコモンスイッチ手段とを
オンさせないので、電磁弁監視回路の出力はローレベル
のはずであり、電磁弁監視回路の出力がハイレベルであ
れば、ホトカプラの故障により出力が常にオンしている
と判断できる。スイッチ手段オン故障判断ステップにお
いては、スイッチ手段をオンさせずに、コモンスイッチ
手段をオンさせるので、スイッチ手段が開成しなけれ
ば、電磁弁監視回路の出力がハイレベルになり、この場
合にスイッチ手段の故障により常に閉成していると判断
できる。コモンスイッチ手段故障判断ステップにおいて
は、コモンスイッチ手段をオンさせずに、スイッチ手段
をオンさせるので、コモンスイッチ手段が開成しなけれ
ば、電磁弁監視回路の出力がハイレベルになり、この場
合にコモンスイッチ手段の故障により常に閉成している
と判断できる。ホトカプラオフ故障判断ステップにおい
ては、バーナへの点火後であるので、電磁弁監視回路の
出力はハイレベルのはずであり、電磁弁監視回路の出力
がローレベルであれば、ホトカプラの故障により出力が
常にオフしていると判断できる。
【0016】また、上記請求項3に記載した発明によれ
ば、給湯時に、給湯用バーナへの点火前でかつ給湯用水
量センサにより通水が検出された後に、第1次第1のホ
トカプラオン故障判断ステップと、給湯用リレー接点オ
ン故障判断ステップと、コモン用リレー接点オン故障判
断ステップとを実行する。第1次第1のホトカプラオン
故障判断ステップにおいては、給湯用リレー接点とコモ
ン用リレー接点との駆動コイルに通電せずに、給湯用電
磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、第1のホト
カプラの故障により出力が常にオンしていると判断す
る。給湯用リレー接点オン故障判断ステップにおいて
は、給湯用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、コモ
ン用リレー接点の駆動コイルに通電して、給湯用電磁弁
監視回路の出力がハイレベルであれば、給湯用リレー接
点の故障により常に閉成していると判断する。コモン用
リレー接点オン故障判断ステップにおいては、コモン用
リレー接点の駆動コイルに通電せずに、給湯用リレー接
点の駆動コイルに通電して、給湯用電磁弁監視回路の出
力がハイレベルであれば、コモン用リレー接点の故障に
より常に閉成していると判断する。そして、給湯用バー
ナへの点火後に、第1のホトカプラオフ故障判断ステッ
プにおいて、給湯用電磁弁監視回路の出力がローレベル
であれば、第1のホトカプラの故障により出力が常にオ
フしていると判断する。さらに、給湯用バーナの消火後
でかつ給湯用水量センサにより通水が検出されなくなっ
た後に、第2次第1のホトカプラオン故障判断ステップ
において、元用リレー接点と給湯用リレー接点と風呂用
リレー接点との駆動コイルに通電せずに、給湯用電磁弁
監視回路の出力がハイレベルであれば、第1のホトカプ
ラの故障により出力が常にオンしていると判断する
【0017】また、風呂追い炊き時に、風呂用バーナへ
の点火前でかつ通水スイッチにより通水が検出された後
に、第1次第2のホトカプラオン故障判断ステップと、
風呂用リレー接点オン故障判断ステップと、コモン用リ
レー接点オン故障判断ステップとを実行する。第1次第
2のホトカプラオン故障判断ステップにおいては、風呂
用リレー接点とコモン用リレー接点との駆動コイルに通
電せずに、風呂用電磁弁監視回路の出力がハイレベルで
あれば、第2のホトカプラの故障により出力が常にオン
していると判断する。風呂用リレー接点オン故障判断ス
テップにおいては、風呂用リレー接点の駆動コイルに通
電せずに、コモン用リレー接点の駆動コイルに通電し
て、風呂用電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれ
ば、風呂用リレー接点の故障により常に閉成していると
判断する。コモン用リレー接点オン故障判断ステップに
おいては、コモン用リレー接点の駆動コイルに通電せず
に、風呂用リレー接点の駆動コイルに通電して、風呂用
電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、コモン用
リレー接点の故障により常に閉成していると判断すると
を実行する。そして、風呂用バーナへの点火後に、第2
のホトカプラオフ故障判断ステップにおいて、風呂用電
磁弁監視回路の出力がローレベルであれば、第2のホト
カプラの故障により出力が常にオフしていると判断す
る。さらに、風呂用バーナの消火後でかつ通水スイッチ
により通水が検出されなくなった後に、第2次第2のホ
トカプラオン故障判断ステップにおいて、元用リレー接
点と給湯用リレー接点と風呂用リレー接点との駆動コイ
ルに通電せずに、風呂用電磁弁監視回路の出力がハイレ
ベルであれば、第2のホトカプラの故障により出力が常
にオンしていると判断する。
【0018】すなわち、第1次第1のホトカプラオン故
障判断ステップにおいては、給湯用リレー接点とコモン
用リレー接点との駆動コイルに通電しないので、給湯用
電磁弁監視回路の出力はローレベルのはずであり、給湯
用電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、第1の
ホトカプラの故障により出力が常にオンしていると判断
できる。給湯用リレー接点オン故障判断ステップにおい
ては、給湯用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、コ
モン用リレー接点の駆動コイルに通電するので、給湯用
リレー接点が開成しなければ、給湯用電磁弁監視回路の
出力がハイレベルになり、この場合、給湯用リレー接点
の故障により常に閉成していると判断できる。コモン用
リレー接点オン故障判断ステップにおいては、コモン用
リレー接点の駆動コイルに通電せずに、給湯用リレー接
点の駆動コイルに通電するので、コモン用リレー接点が
開成しなければ、給湯用電磁弁監視回路の出力がハイレ
ベルになり、この場合、コモン用リレー接点の故障によ
り常に閉成していると判断できる。第1のホトカプラオ
フ故障判断ステップにおいては、給湯用バーナへの点火
後であるので、給湯用電磁弁監視回路の出力はハイレベ
ルのはずであり、給湯用電磁弁監視回路の出力がローレ
ベルであれば、第1のホトカプラの故障により出力が常
にオフしていると判断できる。第2次第1のホトカプラ
オン故障判断ステップにおいては、元用リレー接点と給
湯用リレー接点と風呂用リレー接点との駆動コイルに通
電しないので、給湯用電磁弁監視回路の出力はローレベ
ルのはずであり、給湯用電磁弁監視回路の出力がハイレ
ベルであれば、第1のホトカプラの故障により出力が常
にオンしていると判断できる。
【0019】また、第1次第2のホトカプラオン故障判
断ステップにおいては、風呂用リレー接点とコモン用リ
レー接点との駆動コイルに通電しないので、風呂用電磁
弁監視回路の出力はローレベルのはずであり、風呂用電
磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、第2のホト
カプラの故障により出力が常にオンしていると判断でき
る。風呂用リレー接点オン故障判断ステップにおいて
は、風呂用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、コモ
ン用リレー接点の駆動コイルに通電するので、風呂用リ
レー接点が開成しなければ、風呂用電磁弁監視回路の出
力がハイレベルになり、この場合、風呂用リレー接点の
故障により常に閉成していると判断できる。コモン用リ
レー接点オン故障判断ステップにおいては、コモン用リ
レー接点の駆動コイルに通電せずに、風呂用リレー接点
の駆動コイルに通電するので、コモン用リレー接点が開
成しなければ、風呂用電磁弁監視回路の出力がハイレベ
ルになり、この場合、コモン用リレー接点の故障により
常に閉成していると判断できる。第2のホトカプラオフ
故障判断ステップにおいては、風呂用バーナへの点火後
であるので、風呂用電磁弁監視回路の出力はハイレベル
のはずであり、風呂用電磁弁監視回路の出力がローレベ
ルであれば、第2のホトカプラの故障により出力が常に
オフしていると判断できる。第2次第2のホトカプラオ
ン故障判断ステップにおいては、元用リレー接点と給湯
用リレー接点と風呂用リレー接点との駆動コイルに通電
しないので、風呂用電磁弁監視回路の出力はローレベル
のはずであり、風呂用電磁弁監視回路の出力がハイレベ
ルであれば、第2のホトカプラの故障により出力が常に
オンしていると判断できる。
【0020】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0021】図2は、本願発明に係る燃焼装置の検査方
法を採用した風呂釜付き給湯装置の全体構成図であっ
て、燃料ガスは、ガス管1と給湯用ガス管2とを通って
給湯用バーナ3に供給され、さらに、ガス管1から分岐
した風呂用ガス管4を通って風呂用バーナ5に供給され
る。ガス管1には、給湯用ガス管2および風呂用ガス管
4との分岐点の近傍に、ガス管1により構成される燃料
ガスの流路を開閉する元電磁弁6が介装されており、給
湯用ガス管2には、ガス管1との分岐点の近傍に、給湯
用バーナ3への燃料ガスの流路を開閉する給湯用電磁弁
7と、給湯用バーナ3への燃料ガスの流量を調節する比
例弁8とが介装されている。給湯用電磁弁7は、比例弁
8よりも上流側に位置している。風呂用ガス管4には、
ガス管1との分岐点の近傍に、風呂用バーナ5への燃料
ガスの流路を開閉する風呂用電磁弁9が介装されてい
る。給湯用ガス管2の給湯用バーナ3側の端部には、給
湯用バーナ3の燃焼能力を切り替える複数の給湯能力切
替電磁弁10a〜10cが介装されており、風呂用ガス
管4の風呂用バーナ5側の端部には、風呂用バーナ5の
燃焼能力を切り替える風呂用能力切替電磁弁11が介装
されている。給湯用バーナ3の火炎形成位置には、給湯
用バーナ3に点火する給湯用点火プラグ12と、給湯用
バーナ3の火炎を検出する給湯用フレームロッド13と
が設置されており、風呂用バーナ5の火炎形成位置に
は、風呂用バーナ5に点火する風呂用点火プラグ14
と、風呂用バーナ5の火炎を検出する風呂用フレームロ
ッド15とが設置されている。
【0022】水は、給水管17を通って給湯用熱交換器
18に供給され、給湯用熱交換器18で加温された湯
は、給湯管19を通って給湯栓20に供給され、あるい
は、給湯管19から分岐した落し込み管21と風呂往き
管22あるいは風呂戻り管23を通って浴槽24に供給
される。給水管17には、給水管17を通る水の量を検
出する給湯用水量センサ25が介装されている。風呂往
き管22と風呂戻り管23とは風呂用熱交換器26を介
して連通しており、風呂戻り管23には、循環ポンプ2
7と通水スイッチ28とが介装されている。風呂の追い
炊き時には、循環ポンプ27により、浴槽24の湯が風
呂戻り管23を通って風呂用熱交換器26に供給され、
風呂用熱交換器26で加温されて、風呂往き管22を通
って浴槽24に戻される。このとき、通水スイッチ28
により、風呂戻り管23に通水されていることが検出さ
れる。
【0023】なお、元電磁弁6や給湯用電磁弁7や比例
弁8や風呂用電磁弁9などは、給湯用水量センサ25や
通水スイッチ28などの各種センサ、および使用者によ
る図外のリモートコントローラの操作などに基づいて、
マイクロコンピュータ(図2には図示していない)によ
り制御される。
【0024】図1は、元電磁弁6や給湯用電磁弁7や風
呂用電磁弁9の駆動回路の回路図であって、直流電源3
1の入力端は、例えば交流100ボルトの商用電源32
に接続されている。直流電源31の一方の出力端は、元
用リレー接点33の一方の端子と給湯用リレー接点34
の一方の端子と風呂用リレー接点35の一方の端子とに
接続されており、元用リレー接点33の他方の端子は、
元電磁弁6のソレノイド6aの一端と、ダイオードD1
のカソードとに接続されている。給湯用リレー接点34
の他方の端子は、給湯用電磁弁7のソレノイド7aの一
端と、ダイオードD2のカソードとに接続されていると
共に、ダイオードD4,D5を介して抵抗器R1の一端
に接続されている。風呂用リレー接点35の他方の端子
は、風呂用電磁弁9のソレノイド9aの一端と、ダイオ
ードD3のカソードとに接続されていると共に、ダイオ
ードD6,D7を介して抵抗器R2の一端に接続されて
いる。
【0025】直流電源31の他方の出力端は、コモン用
リレー接点36の一方の端子に接続されており、コモン
用リレー接点36の他方の端子は、ソレノイド6a,7
a,9aの他端と、ダイオードD1〜D3のアノード
と、キャパシタC1,C2および抵抗器R3,R4の一
端とに接続されている。キャパシタC1および抵抗器R
3の他端は、抵抗器R1の他端に接続されており、キャ
パシタC2および抵抗器R4の他端は、抵抗器R2の他
端に接続されている。キャパシタC1および抵抗器R3
の両端はホトカプラPC1の入力端に接続されており、
キャパシタC2および抵抗器R4の両端はホトカプラP
C2の入力端に接続されている。ホトカプラPC1,P
C2の一方の出力端は直流電源31とは別の直流電源V
ccに接続されており、ホトカプラPC1の他方の出力
端は抵抗器R5の一端および出力端子37aに接続され
ている。ホトカプラPC2の他方の出力端は抵抗器R6
の一端および出力端子38aに接続されており、抵抗器
R5,R6の他端は接地されている。出力端子37a,
38aは、マイクロコンピュータ39の入力端および後
述の論理回路の入力端に接続されている。マイクロコン
ピュータ39は、風呂釜付き給湯装置全体を制御する。
なお、図1には図示していないが、給湯能力切替電磁弁
10a〜10cや風呂用能力切替電磁弁11のソレノイ
ドも、元電磁弁6のソレノイド6aと同様に接続されて
いる。
【0026】いま、元用リレーのコイル(図示せず)に
通電されると、元用リレー接点33が閉成し、元電磁弁
6のソレノイド6aに通電されて、元電磁弁6が開弁す
る。さらに、給湯用リレーのコイル(図示せず)に通電
されると、給湯用リレー接点34が閉成し、給湯用電磁
弁7のソレノイド7aに通電されて、給湯用電磁弁7が
開弁し、このとき給湯能力切替電磁弁10a〜10cが
開弁していれば、給湯用バーナ3に燃料ガスが供給され
る。そして、給湯用リレー接点34の閉成により、ホト
カプラPC1の入力側にも通電され、出力端子37aに
ハイレベルの信号が出力される。
【0027】一方、元用リレー接点33が閉成した状態
で風呂用リレーのコイル(図示せず)に通電されると、
風呂用リレー接点35が閉成し、風呂用電磁弁9のソレ
ノイド9aに通電されて、風呂用電磁弁9が開弁し、風
呂用バーナ5に燃料ガスが供給される。そして、風呂用
リレー接点35の閉成により、ホトカプラPC2の入力
側にも通電され、出力端子38aにハイレベルの信号が
出力される。
【0028】すなわち、ホトカプラPC1と抵抗器R
1,R3,R5とキャパシタC1とは、給湯用電磁弁7
のソレノイド7aに通電されたことを検出する給湯用電
磁弁監視回路37を構成しており、ホトカプラPC2と
抵抗器R2,R4,R6とキャパシタC2とは、風呂用
電磁弁9のソレノイド9aに通電されたことを検出する
風呂用電磁弁監視回路38を構成している。
【0029】図3は、本願発明に係るガス燃焼装置の安
全装置の回路ブロック図であって、この安全装置は、給
湯用電磁弁監視回路37と、給湯用火炎検出回路41
と、給湯用通水検出回路42と、風呂用電磁弁監視回路
38と、風呂用火炎検出回路43と、風呂用通水検出回
路44と、論理積回路45〜48と、論理和回路49
と、タイマー回路50と、コモン用リレーオフ回路51
とを備えている。これらの回路は、ハードウェアにより
実現されているが、給湯用電磁弁監視回路37および風
呂用電磁弁監視回路38を除いて、マイクロコンピュー
タ39によりソフトウェア上のプログラムによっても実
現可能である。
【0030】給湯用火炎検出回路41は、給湯用フレー
ムロッド13からの検出信号に基づいて、給湯用バーナ
3の火炎が検出されていないときにハイレベルの信号を
出力する。給湯用通水検出回路42は、給湯用水量セン
サ25からの検出信号に基づいて、給湯用熱交換器18
に通水されていないときにハイレベルの信号を出力す
る。風呂用火炎検出回路43は、風呂用フレームロッド
15からの検出信号に基づいて、風呂用バーナ5の火炎
が検出されていないときにハイレベルの信号を出力す
る。風呂用通水検出回路44は、通水スイッチ28から
の検出信号に基づいて、風呂用熱交換器26に通水され
ていないときにハイレベルの信号を出力する。
【0031】論理積回路45は、給湯用火炎検出回路4
1からの出力と給湯用電磁弁監視回路37からの出力と
の論理積を出力する。論理積回路46は、給湯用電磁弁
監視回路37からの出力と給湯用通水検出回路42から
の出力との論理積を出力する。論理積回路47は、風呂
用火炎検出回路43の出力と風呂用電磁弁監視回路38
の出力との論理積を出力する。論理積回路48は、風呂
用電磁弁監視回路38の出力と風呂用通水検出回路44
の出力との論理積を出力する。論理和回路49は、論理
積回路45〜48の出力の論理和を出力する。タイマー
回路50は、オンディレータイマーであり、論理和回路
49の出力がハイレベルの状態を所定時間継続したとき
にハイレベルの信号を出力し、その後、論理和回路49
の出力がローレベルの状態に反転すれば、それと同時に
ローレベルの信号を出力する。タイマー回路50のディ
レー時間は、ボリュームなどにより一定範囲で調整可能
なように構成されている。コモン用リレーオフ回路51
は、タイマー回路50の出力がハイレベルの状態になれ
ば、コモン用リレーのコイルへの通電を遮断させ、コモ
ン用リレー接点36を開成させる。コモン用リレーオフ
回路51がコモン用リレー接点36を閉成させれば、マ
イクロコンピュータ39が、例えば自動運転を停止さ
せ、異常を表示させるなど、異常処理を実行する。
【0032】すなわち、コモン用リレー接点36は、給
湯用バーナ3あるいは風呂用バーナ5に燃料ガスを供給
するためのガス流路を開閉する給湯用電磁弁7あるいは
風呂用電磁弁9のソレノイド7a,9aと直流電源31
との間に介装されたコモンスイッチ手段を構成してお
り、給湯用電磁弁監視回路37あるいは風呂用電磁弁監
視回路38は、給湯用電磁弁7あるいは風呂用電磁弁9
のソレノイド7a,9aに通電されたことを検出する電
磁弁監視手段を構成している。
【0033】また、火炎検出センサとしての給湯用フレ
ームロッド13と給湯用火炎検出回路41、あるいは火
炎検出センサとしての風呂用フレームロッド15と風呂
用火炎検出回路43は、給湯用バーナ3あるいは風呂用
バーナ5の火炎を検出する火炎検出手段を構成してお
り、通水検出センサとしての給湯用水量センサ25と給
湯用通水検出回路42、あるいは通水検出センサとして
の通水スイッチ28と風呂用通水検出回路44は、給湯
用バーナ3あるいは風呂用バーナ5の火炎により加温さ
れる給湯用熱交換器18あるいは風呂用熱交換器26の
通水を検出する通水検出手段を構成している。
【0034】また、コモン用リレーオフ回路51は、給
湯用電磁弁監視回路37あるいは風呂用電磁弁監視回路
38により通電が検出され、かつ給湯用火炎検出回路4
1あるいは風呂用火炎検出回路43により火炎が検出さ
れない状態が所定時間継続したとき、あるいは、給湯用
電磁弁監視回路37あるいは風呂用電磁弁監視回路38
により通電が検出され、かつ給湯用通水検出回路42あ
るいは風呂用通水検出回路44により通水が検出されな
い状態が所定時間継続したときに、コモン用リレー接点
36を開成させる通電遮断手段を構成している。
【0035】ここで、安全動作について述べる。いま、
給湯用バーナ3には点火されておらず、給湯用フレーム
ロッド13が火炎を検出していないものとすると、給湯
用火炎検出回路41からはハイレベルの信号が出力され
ている。ここで、元用リレー接点33および給湯用リレ
ー接点34が溶着したとすると、元電磁弁6および給湯
用電磁弁7のソレノイド6a,7aに通電され、元電磁
弁6および給湯用電磁弁7が開弁して、もしも給湯能力
切替電磁弁10a〜10cが開弁していれば、給湯用バ
ーナ3から未燃焼の燃料ガスが流出する。このとき、給
湯用電磁弁監視回路37が、給湯用電磁弁7のソレノイ
ド7aへの通電を検出して、ハイレベルの信号を出力す
る。したがって、論理積回路45の出力がハイレベルの
状態に反転し、論理和回路49の出力もハイレベルの状
態に反転する。この状態が所定時間継続すると、タイマ
ー回路50からハイレベルの信号が出力され、これによ
りコモン用リレーオフ回路51が、コモン用リレーのコ
イルへの通電を遮断し、コモン用リレー接点36を開成
させる。したがって、元電磁弁6および給湯用電磁弁7
のソレノイド6a,7aへの通電が遮断され、元電磁弁
6や給湯用電磁弁7などが閉弁して、給湯用バーナ3か
らの未燃焼の燃料ガスの流出が遮断される。なお、コモ
ン用リレーのコイルには、例えば点火時以後は常時通電
され、通常時は、コモン用リレー接点36が閉成してい
る。
【0036】一方、給水管17には通水されておらず、
給湯用水量センサ25が水量を検出していないものとす
ると、給湯用通水検出回路42からはハイレベルの信号
が出力されている。ここで、元用リレー接点33および
給湯用リレー接点34が溶着したとすると、元電磁弁6
および給湯用電磁弁7のソレノイド6a,7aに通電さ
れ、元電磁弁6および給湯用電磁弁7が開弁して、もし
も給湯能力切替電磁弁10a〜10cが開弁していれ
ば、給湯用バーナ3から燃料ガスが流出する。このと
き、給湯用電磁弁監視回路37が、給湯用電磁弁7のソ
レノイド7aへの通電を検出して、ハイレベルの信号を
出力する。したがって、論理積回路46の出力がハイレ
ベルの状態に反転し、論理和回路49の出力もハイレベ
ルの状態に反転する。この状態が所定時間継続すると、
タイマー回路50からハイレベルの信号が出力され、こ
れによりコモン用リレーオフ回路51が、コモン用リレ
ーのコイルへの通電を遮断し、コモン用リレー接点36
を開成させる。したがって、元電磁弁6および給湯用電
磁弁7のソレノイド6a,7aへの通電が遮断され、元
電磁弁6や給湯用電磁弁7などが閉弁して、給湯用バー
ナ3からの燃料ガスの流出が遮断される。すなわち、給
湯用火炎検出回路41の出力信号がローレベルであって
も、元電磁弁6や給湯用電磁弁7などを閉弁させること
ができる。
【0037】風呂側も同様の動作である。すなわち、風
呂用バーナ5には点火されておらず、風呂用フレームロ
ッド15が火炎を検出していないものとすると、風呂用
火炎検出回路43からはハイレベルの信号が出力されて
いる。ここで、元用リレー接点33および風呂用リレー
接点35が溶着したとすると、元電磁弁6および風呂用
電磁弁9のソレノイド6a,9aに通電され、元電磁弁
6および風呂用電磁弁9が開弁して、風呂用バーナ5か
ら未燃焼の燃料ガスが流出する。このとき、風呂用電磁
弁監視回路38が、風呂用電磁弁9のソレノイド9aへ
の通電を検出して、ハイレベルの信号を出力する。した
がって、論理積回路47の出力がハイレベルの状態に反
転し、論理和回路49の出力もハイレベルの状態に反転
する。この状態が所定時間継続すると、タイマー回路5
0からハイレベルの信号が出力され、これによりコモン
用リレーオフ回路51が、コモン用リレーのコイルへの
通電を遮断し、コモン用リレー接点36を開成させる。
したがって、元電磁弁6および風呂用電磁弁9のソレノ
イド6a,9aへの通電が遮断され、元電磁弁6および
風呂用電磁弁9が閉弁して、風呂用バーナ5からの未燃
焼の燃料ガスの流出が遮断される。
【0038】一方、風呂戻り管23には通水されておら
ず、通水スイッチ28が通水を検出していないものとす
ると、風呂用通水検出回路44からはハイレベルの信号
が出力されている。ここで、元用リレー接点33および
風呂用リレー接点35が溶着したとすると、元電磁弁6
および風呂用電磁弁9のソレノイド6a,9aに通電さ
れ、元電磁弁6および風呂用電磁弁9が開弁して、風呂
用バーナ5から燃料ガスが流出する。このとき、風呂用
電磁弁監視回路38が、風呂用電磁弁9のソレノイド9
aへの通電を検出して、ハイレベルの信号を出力する。
したがって、論理積回路48の出力がハイレベルの状態
に反転し、論理和回路49の出力もハイレベルの状態に
反転する。この状態が所定時間継続すると、タイマー回
路50からハイレベルの信号が出力され、これによりコ
モン用リレーオフ回路51が、コモン用リレーのコイル
への通電を遮断し、コモン用リレー接点36を開成させ
る。したがって、元電磁弁6および風呂用電磁弁9のソ
レノイド6a,9aへの通電が遮断され、元電磁弁6お
よび風呂用電磁弁9が閉弁して、風呂用バーナ5からの
燃料ガスの流出が遮断される。すなわち、風呂用火炎検
出回路43の出力信号がローレベルであっても、元電磁
弁6および風呂用電磁弁9を閉弁させることができる。
【0039】次に、本願発明の要点である安全機器の検
査方法について説明する。なお、以下の手順は、全てマ
イクロコンピュータ39により実行される。給湯時に
は、図4のフローチャートに示すように、給湯用バーナ
3への点火前に、給湯用水量センサ25により通水が検
出されたか否かを判断する(ステップS1)。通水が検
出されなければ、ステップS1に戻る。通水が検出され
れば、給湯用リレー接点34とコモン用リレー接点36
との駆動コイルに通電せずに(ステップS2)、第1の
ホトカプラPC1の出力がオフであるか否かを判断する
(ステップS3)。具体的には、給湯用電磁弁監視回路
37の出力端子37aがローレベルであるか否かを判断
する。給湯用リレー接点34とコモン用リレー接点36
との駆動コイルには通電されていないので、給湯用電磁
弁監視回路37の出力端子37aはローレベルのはずで
あり、給湯用電磁弁監視回路37の出力端子37aがハ
イレベルであれば、第1のホトカプラPC1の故障によ
り出力が常にオンしていると判断して、元用リレー接点
33と給湯用リレー接点34と風呂用リレー接点35と
の駆動コイルへの通電を全て遮断することにより、元電
磁弁6や給湯用電磁弁7や風呂用電磁弁9などを全て閉
弁させ(ステップS4)、異常表示や運転停止などの安
全動作を実行して(ステップS5)、ルーチンを終了す
る。
【0040】ステップS3において、給湯用電磁弁監視
回路37の出力端子37aがローレベルであれば、給湯
用リレー接点34の駆動コイルに通電せずに、コモン用
リレー接点36の駆動コイルに通電して(ステップS
6)、給湯用リレー接点34が開成したか否かを判断す
る(ステップS7)。具体的には、給湯用電磁弁監視回
路37の出力端子37aがローレベルであるか否かを判
断する。すなわち、コモン用リレー接点36の駆動コイ
ルに通電しているので、給湯用リレー接点34が開成し
ていなければ、給湯用電磁弁監視回路37の出力端子3
7aがハイレベルになり、この場合、給湯用リレー接点
34の故障により常に閉成していると判断できる。給湯
用リレー接点34が開成していなければ、ステップS4
に進む。給湯用リレー接点34が開成していれば、コモ
ン用リレー接点36の駆動コイルに通電せずに、給湯用
リレー接点34の駆動コイルに通電して(ステップS
8)、コモン用リレー接点36が開成しているか否かを
判断する(ステップS9)。具体的には、給湯用電磁弁
監視回路37の出力端子37aがローレベルであるか否
かを判断する。すなわち、給湯用リレー接点34の駆動
コイルに通電しているので、コモン用リレー接点36が
開成していなければ、給湯用電磁弁監視回路37の出力
端子37aがハイレベルになり、この場合、コモン用リ
レー接点36の故障により常に閉成していると判断でき
る。コモン用リレー接点36が開成していなければ、ス
テップS4に進む。
【0041】コモン用リレー接点36が開成していれ
ば、次に着火動作に移行する。給湯用リレー接点34お
よびコモン用リレー接点36を閉成させ、給湯用点火プ
ラグ12に通電して給湯用バーナ3に点火し(ステップ
S10)、着火後に、第1のホトカプラPC1の出力が
オンであるか否かを判断する(ステップS11)。具体
的には、給湯用電磁弁監視回路37の出力端子37aが
ハイレベルであるか否かを判断する。給湯用電磁弁監視
回路37の出力端子37aがローレベルであれば、第1
のホトカプラPC1の故障により出力が常にオフしてい
ると判断して、ステップS4に進む。給湯用電磁弁監視
回路37の出力端子37aがハイレベルであれば、給湯
用水量センサ25により通水が検出されていないか否か
を判断する(ステップS12)。給湯用水量センサ25
により通水が検出されていれば、給湯用バーナ3の燃焼
が終了していないので、ステップS11に戻る。給湯用
水量センサ25により通水が検出されていなければ、給
湯用バーナ3の燃焼が終了してポストパージの状態であ
るので、元用リレー接点33と給湯用リレー接点34と
風呂用リレー接点35との駆動コイルに通電せずに、全
ての元電磁弁6や給湯用電磁弁7や風呂用電磁弁9など
を閉弁させて(ステップS13)、第1のホトカプラP
C1の出力がオフであるか否かを判断する(ステップS
14)。具体的には、給湯用電磁弁監視回路37の出力
端子37aがローレベルであるか否かを判断する。給湯
用電磁弁監視回路37の出力端子37aがハイレベルで
あれば、第1のホトカプラPC1の故障により出力が常
にオンしていると判断して、ステップS4に進む。給湯
用電磁弁監視回路37の出力端子37aがローレベルで
あれば、ポストパージが終了したか否かを判断し(ステ
ップS15)、終了していなければ、給湯用水量センサ
25により通水が検出されているか否かを判断する(ス
テップS16)。通水が検出されていれば、ステップS
10に戻り、通水が検出されていなければ、ステップS
13に戻る。ステップS15において、ポストパージが
終了していれば、このルーチンを終了する。
【0042】風呂の追い炊き時も同様の動作である。す
なわち、追い炊き時には、図5のフローチャートに示す
ように、風呂用バーナ5への点火前に、通水スイッチ2
8により通水が検出されたか否かを判断する(ステップ
S21)。通水が検出されなければ、ステップS1に戻
る。通水が検出されれば、風呂用リレー接点35とコモ
ン用リレー接点36との駆動コイルに通電せずに(ステ
ップS22)、第2のホトカプラPC2の出力がオフで
あるか否かを判断する(ステップS23)。具体的に
は、風呂用電磁弁監視回路38の出力端子38aがロー
レベルであるか否かを判断する。風呂用リレー接点35
とコモン用リレー接点36との駆動コイルには通電され
ていないので、風呂用電磁弁監視回路38の出力端子3
8aはローレベルのはずであり、風呂用電磁弁監視回路
38の出力端子38aがハイレベルであれば、第2のホ
トカプラPC2の故障により出力が常にオンしていると
判断して、元用リレー接点33と給湯用リレー接点34
と風呂用リレー接点35との駆動コイルへの通電を全て
遮断することにより、元電磁弁6や給湯用電磁弁7や風
呂用電磁弁9などを全て閉弁させ(ステップS24)、
異常表示や運転停止などの安全動作を実行して(ステッ
プS25)、ルーチンを終了する。
【0043】ステップS23において、風呂用電磁弁監
視回路38の出力端子がローレベルであれば、風呂用リ
レー接点35の駆動コイルに通電せずに、コモン用リレ
ー接点36の駆動コイルに通電して(ステップS2
6)、風呂用リレー接点35が開成したか否かを判断す
る(ステップS27)。具体的には、風呂用電磁弁監視
回路38の出力端子38aがローレベルであるか否かを
判断する。すなわち、コモン用リレー接点36の駆動コ
イルに通電しているので、風呂用リレー接点35が開成
していなければ、風呂用電磁弁監視回路38の出力端子
38aがハイレベルになり、この場合、風呂用リレー接
点35の故障により常に閉成していると判断できる。風
呂用リレー接点35が開成していなければ、ステップS
24に進む。風呂用リレー接点35が開成していれば、
コモン用リレー接点36の駆動コイルに通電せずに、風
呂用リレー接点35の駆動コイルに通電して(ステップ
S28)、コモン用リレー接点36が開成しているか否
かを判断する(ステップS29)。具体的には、風呂用
電磁弁監視回路38の出力端子38aがローレベルであ
るか否かを判断する。すなわち、風呂用リレー接点35
の駆動コイルに通電しているので、コモン用リレー接点
36が開成していなければ、風呂用電磁弁監視回路38
の出力端子38aがハイレベルになり、この場合、コモ
ン用リレー接点36の故障により常に閉成していると判
断できる。コモン用リレー接点36が開成していなけれ
ば、ステップS24に進む。
【0044】コモン用リレー接点36が開成していれ
ば、風呂用点火プラグ14に通電して風呂用バーナ5に
点火し(ステップS30)、着火後に、第2のホトカプ
ラPC2の出力がオンであるか否かを判断する(ステッ
プS31)。具体的には、風呂用電磁弁監視回路38の
出力端子38aがハイレベルであるか否かを判断する。
風呂用電磁弁監視回路38の出力端子38aがローレベ
ルであれば、第2のホトカプラPC2の故障により出力
が常にオフしていると判断して、ステップS24に進
む。風呂用電磁弁監視回路38の出力端子38aがハイ
レベルであれば、通水スイッチ28により通水が検出さ
れていないか否かを判断する(ステップS32)。通水
スイッチ28により通水が検出されていれば、風呂用バ
ーナ5の燃焼が終了していないので、ステップS31に
戻る。通水スイッチ28により通水が検出されていなけ
れば、風呂用バーナ5の燃焼が終了してポストパージの
状態であるので、元用リレー接点33と給湯用リレー接
点34と風呂用リレー接点35との駆動コイルに通電せ
ずに、全ての元電磁弁6や給湯用電磁弁7や風呂用電磁
弁9などを閉弁させて(ステップS33)、第2のホト
カプラPC2の出力がオフであるか否かを判断する(ス
テップS34)。具体的には、風呂用電磁弁監視回路3
8の出力端子38aがローレベルであるか否かを判断す
る。風呂用電磁弁監視回路38の出力端子38aがハイ
レベルであれば、第2のホトカプラPC2の故障により
出力が常にオンしていると判断して、ステップS24に
進む。風呂用電磁弁監視回路38の出力端子38aがロ
ーレベルであれば、ポストパージが終了したか否かを判
断し(ステップS35)、終了していなければ、通水ス
イッチ28により通水が検出されているか否かを判断す
る(ステップS36)。通水が検出されていれば、ステ
ップS30に戻り、通水が検出されていなければ、ステ
ップS33に戻る。ステップS35において、ポストパ
ージが終了していれば、このルーチンを終了する。
【0045】なお、上記実施例では、本願発明の燃焼装
置の検査方法を、風呂釜付き給湯装置に採用した例につ
いて説明したが、本願発明の燃焼装置の検査方法は、風
呂釜の付いていない給湯装置にも勿論採用できる。この
場合、元電磁弁6と給湯用電磁弁7とを両方共に設ける
必要はないので、双方を給湯用電磁弁7に代表させ、元
電磁弁6を省略できる。したがって、元電磁弁6や風呂
用電磁弁9の制御は不要であり、元用リレー接点33や
風呂用リレー接点35を設ける必要はない。さらには、
本願発明の燃焼装置の検査方法は、給湯装置以外の燃焼
装置にも適用できることは勿論である。
【0046】また、上記実施例では、図4のステップS
3,S7,S9、および図5のステップS23,S2
7,S29をこの順に実行するように構成したが、これ
らの順序は任意である。
【0047】また、上記実施例では、図4のステップS
14および図5のステップS34において、ホトカプラ
PC1,PC2のオン故障を判断するように構成した
が、ホトカプラPC1,PC2のオン故障は、図4のス
テップS3および図5のステップS23において既に判
断しているので、必ずしも再度判断する必要はない。
【0048】また、上記実施例では、図4のステップS
1〜S8や図5のステップS21〜S28をプリパージ
時に実行するように構成したが、必ずしもこのように構
成する必要はなく、運転中でかつバーナ燃焼中でないと
きであれば、プリパージ時以外の時に実行してもよい。
この場合、必ずしも通水検出を行う必要はない。
【0049】また、上記実施例では、給湯用電磁弁監視
回路37や風呂用電磁弁監視回路38にホトカプラPC
1,PC2を用いたが、これは、電源を別系統にする必
要があるからであり、ホトカプラPC1,PC2の代わ
りにカレントトランスなどを用いてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によれば、
信号伝達装置やコモンスイッチ手段やスイッチ手段など
の重要な安全機器の故障を、燃焼装置の運転中に自動的
に検査できる。したがって、運転中以外のときにわざわ
ざ検査を行うという面倒もなく、未燃焼の燃料の漏洩を
防止するという安全動作を、必要なときに確実に行わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る燃焼装置の検査方法を採用した
風呂釜付き給湯装置に備えられた電磁弁の駆動回路の回
路図である。
【図2】本願発明に係る燃焼装置の検査方法を採用した
風呂釜付き給湯装置の全体構成図である。
【図3】本願発明に係る燃焼装置の検査方法を採用した
風呂釜付き給湯装置に備えられた安全装置の回路ブロッ
ク図である。
【図4】本願発明に係る給湯側の検査方法の手順を説明
するフローチャートである。
【図5】本願発明に係る風呂側の検査方法の手順を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
2 給湯用ガス管 3 給湯用バーナ 4 風呂用ガス管 5 風呂用バーナ 7 給湯用電磁弁 7a ソレノイド 9 風呂用電磁弁 9a ソレノイド 13 給湯用フレームロッド 15 風呂用フレームロッド 25 給湯用水量センサ 28 通水スイッチ 31 直流電源 34 給湯用リレー接点 35 風呂用リレー接点 36 コモン用リレー接点 37 給湯用電磁弁監視回路 38 風呂用電磁弁監視回路 39 マイクロコンピュータ 41 給湯用火炎検出回路 42 給湯用通水検出回路 43 風呂用火炎検出回路 44 風呂用通水検出回路 50 タイマー回路 51 コモン用リレーオフ回路
フロントページの続き (72)発明者 宮本 典弘 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 松原 正 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 村上 陽一郎 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 近田 真一 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 畠 洋二 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 大塩 忠彦 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 井上 信之 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 安福 洋伸 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 久保谷 賢謙 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (56)参考文献 特開 平1−260215(JP,A) 特開 平8−233258(JP,A) 特開 昭60−178221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 113

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナに燃料を供給するための流路を開
    閉する電磁弁と電源との間に介装された、通常時に前記
    電磁弁への通電を制御するスイッチ手段とは別のコモン
    スイッチ手段と、 入力側と出力側とで信号を伝達する信号伝達装置を備
    え、前記電磁弁に通電されたことを検出する電磁弁監視
    手段と、 を設けた燃焼装置において、前記信号伝達装置と前記ス
    イッチ手段と前記コモンスイッチ手段との故障を検査す
    る燃焼装置の検査方法であって、 前記スイッチ手段前記コモンスイッチ手段をオンさ
    せずに、前記電磁弁監視手段の出力がオンであれば、前
    記信号伝達装置の故障により出力が常にオンしていると
    判断する信号伝達装置オン故障判断ステップと、 前記スイッチ手段をオンさせずに、前記コモンスイッチ
    手段をオンさせて、前記電磁弁監視手段の出力がオンで
    あれば、前記スイッチ手段の故障により常に閉成してい
    ると判断するスイッチ手段オン故障判断ステップと、 前記コモンスイッチ手段をオンさせずに、前記スイッチ
    手段をオンさせて、前記電磁弁監視手段の出力がオンで
    あれば、前記コモンスイッチ手段の故障により常に閉成
    していると判断するコモンスイッチ手段オン故障判断ス
    テップと、 を任意の順序で実行することを特徴とする、燃焼装置の
    検査方法。
  2. 【請求項2】 バーナに燃料を供給するための流路を開
    閉する電磁弁のソレノイドと直流電源との間に介装され
    たスイッチ手段と、 前記スイッチ手段と前記直流電源との間に介装されたコ
    モンスイッチ手段と、 前記スイッチ手段と前記コモンスイッチ手段とを介して
    入力側が前記直流電源に接続されるホトカプラを備え、
    前記電磁弁のソレノイドに通電されたときにハイレベル
    の信号を出力する電磁弁監視回路と、 を設けた燃焼装置において、前記ホトカプラと前記スイ
    ッチ手段と前記コモンスイッチ手段との故障を検査する
    燃焼装置の検査方法であって、 前記バーナへの点火前に、 前記スイッチ手段と前記コモンスイッチ手段とをオンさ
    せずに、前記電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれ
    ば、前記ホトカプラの故障により出力が常にオンしてい
    ると判断するホトカプラオン故障判断ステップと、 前記スイッチ手段をオンさせずに、前記コモンスイッチ
    手段をオンさせて、前記電磁弁監視回路の出力がハイレ
    ベルであれば、前記スイッチ手段の故障により常に閉成
    していると判断するスイッチ手段オン故障判断ステップ
    と、 前記コモンスイッチ手段をオンさせずに、前記スイッチ
    手段をオンさせて、前記電磁弁監視回路の出力がハイレ
    ベルであれば、前記コモンスイッチ手段の故障により常
    に閉成していると判断するコモンスイッチ手段オン故障
    判断ステップとを実行し、 前記バーナへの点火後に、前記電磁弁監視回路の出力が
    ローレベルであれば、前記ホトカプラの故障により出力
    が常にオフしていると判断するホトカプラオフ故障判断
    ステップを実行することを特徴とする、燃焼装置の検査
    方法。
  3. 【請求項3】 給湯用バーナおよび風呂用バーナに燃料
    ガスを供給するための元ガス流路を開閉する元電磁弁の
    ソレノイドと直流電源との間に介装された元用リレー接
    点と、 前記元ガス流路から分岐して前記給湯用バーナに燃料ガ
    スを供給するための給湯用ガス流路を開閉する給湯用電
    磁弁のソレノイドと前記直流電源との間に介装された給
    湯用リレー接点と、 前記元ガス流路から分岐して前記風呂用バーナに燃料ガ
    スを供給するための風呂用ガス流路を開閉する風呂用電
    磁弁のソレノイドと前記直流電源との間に介装された風
    呂用リレー接点と、 前記元用リレー接点と前記給湯用リレー接点と前記風呂
    用リレー接点との全てと前記直流電源との間に介装され
    たコモン用リレー接点と、 前記給湯用リレー接点と前記コモン用リレー接点とを介
    して入力側が前記直流電源に接続される第1のホトカプ
    ラを備え、前記給湯用電磁弁のソレノイドに通電された
    ときにハイレベルの信号を出力する給湯用電磁弁監視回
    路と、 前記風呂用リレー接点と前記コモン用リレー接点とを介
    して入力側が前記直流電源に接続される第2のホトカプ
    ラを備え、前記風呂用電磁弁のソレノイドに通電された
    ときにハイレベルの信号を出力する風呂用電磁弁監視回
    路と、 前記給湯用バーナの火炎を検出する給湯用フレームロッ
    ドからの検出信号に基づいて、前記給湯用バーナの火炎
    が検出されないときにハイレベルの信号を出力する給湯
    用火炎検出回路と、 前記風呂用バーナの火炎を検出する風呂用フレームロッ
    ドからの検出信号に基づいて、前記風呂用バーナの火炎
    が検出されないときにハイレベルの信号を出力する風呂
    用火炎検出回路と、 前記給湯用バーナにより加温される給湯用熱交換器への
    給水量を検出する給湯用水量センサからの検出信号に基
    づいて、前記給湯用熱交換器に通水されていないときに
    ハイレベルの信号を出力する給湯用通水検出回路と、 前記風呂用バーナにより加温される風呂用熱交換器の通
    水を検出する通水スイッチからの検出信号に基づいて、
    前記風呂用熱交換器に通水されていないときにハイレベ
    ルの信号を出力する風呂用通水検出回路と、 前記給湯用火炎検出回路の出力信号と前記給湯用電磁弁
    監視回路の出力信号との論理積を出力する第1の論理積
    回路と、 前記給湯用通水検出回路の出力信号と前記給湯用電磁弁
    監視回路の出力信号との論理積を出力する第2の論理積
    回路と、 前記風呂用火炎検出回路の出力信号と前記風呂用電磁弁
    監視回路の出力信号との論理積を出力する第3の論理積
    回路と、 前記風呂用通水検出回路の出力信号と前記風呂用電磁弁
    監視回路の出力信号との論理積を出力する第4の論理積
    回路と、 前記第1〜第4の論理積回路の出力の論理和を出力する
    論理和回路と、 前記論理和回路の出力が所定時間ハイレベルの状態を継
    続したときにハイレベルの信号を出力するタイマー回路
    と、 前記タイマー回路がハイレベルの信号を出力したとき
    に、前記コモン用リレー接点を開成させるコモン用リレ
    ーオフ回路と、 を設けた燃焼装置において、前記第1および第2のホト
    カプラと前記給湯用リレー接点および前記風呂用リレー
    接点と前記コモン用リレー接点との故障を検査する燃焼
    装置の検査方法であって、 給湯時に、 前記給湯用バーナへの点火前でかつ前記給湯用水量セン
    サにより通水が検出された後に、 前記給湯用リレー接点と前記コモン用リレー接点との駆
    動コイルに通電せずに、前記給湯用電磁弁監視回路の出
    力がハイレベルであれば、前記第1のホトカプラの故障
    により出力が常にオンしていると判断する第1次第1の
    ホトカプラオン故障判断ステップと、 前記給湯用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、前記
    コモン用リレー接点の駆動コイルに通電して、前記給湯
    用電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、前記給
    湯用リレー接点の故障により常に閉成していると判断す
    る給湯用リレー接点オン故障判断ステップと、 前記コモン用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、前
    記給湯用リレー接点の駆動コイルに通電して、前記給湯
    用電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、前記コ
    モン用リレー接点の故障により常に閉成していると判断
    するコモン用リレー接点オン故障判断ステップとを実行
    し、 前記給湯用バーナへの点火後に、前記給湯用電磁弁監視
    回路の出力がローレベルであれば、前記第1のホトカプ
    ラの故障により出力が常にオフしていると判断する第1
    のホトカプラオフ故障判断ステップを実行し、 前記給湯用バーナの消火後でかつ前記給湯用水量センサ
    により通水が検出されなくなった後に、 前記元用リレー接点と前記給湯用リレー接点と前記風呂
    用リレー接点との駆動コイルに通電せずに、前記給湯用
    電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、前記第1
    のホトカプラの故障により出力が常にオンしていると判
    断する第2次第1のホトカプラオン故障判断ステップを
    実行し、 風呂追い炊き時に、 前記風呂用バーナへの点火前でかつ前記通水スイッチに
    より通水が検出された後に、 前記風呂用リレー接点と前記コモン用リレー接点との駆
    動コイルに通電せずに、前記風呂用電磁弁監視回路の出
    力がハイレベルであれば、前記第2のホトカプラの故障
    により出力が常にオンしていると判断する第1次第2の
    ホトカプラオン故障判断ステップと、 前記風呂用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、前記
    コモン用リレー接点の駆動コイルに通電して、前記風呂
    用電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、前記風
    呂用リレー接点の故障により常に閉成していると判断す
    る風呂用リレー接点オン故障判断ステップと、 前記コモン用リレー接点の駆動コイルに通電せずに、前
    記風呂用リレー接点の駆動コイルに通電して、前記風呂
    用電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、前記コ
    モン用リレー接点の故障により常に閉成していると判断
    するコモン用リレー接点オン故障判断ステップとを実行
    し、 前記風呂用バーナへの点火後に、前記風呂用電磁弁監視
    回路の出力がローレベルであれば、前記第2のホトカプ
    ラの故障により出力が常にオフしていると判断する第2
    のホトカプラオフ故障判断ステップを実行し、 前記風呂用バーナの消火後でかつ前記通水スイッチによ
    り通水が検出されなくなった後に、 前記元用リレー接点と前記給湯用リレー接点と前記風呂
    用リレー接点との駆動コイルに通電せずに、前記風呂用
    電磁弁監視回路の出力がハイレベルであれば、前記第2
    のホトカプラの故障により出力が常にオンしていると判
    断する第2次第2のホトカプラオン故障判断ステップを
    実行することを特徴とする、燃焼装置の検査方法。
JP04154395A 1995-03-01 1995-03-01 燃焼装置の検査方法 Expired - Fee Related JP3303584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04154395A JP3303584B2 (ja) 1995-03-01 1995-03-01 燃焼装置の検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04154395A JP3303584B2 (ja) 1995-03-01 1995-03-01 燃焼装置の検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08233264A JPH08233264A (ja) 1996-09-10
JP3303584B2 true JP3303584B2 (ja) 2002-07-22

Family

ID=12611344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04154395A Expired - Fee Related JP3303584B2 (ja) 1995-03-01 1995-03-01 燃焼装置の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3303584B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5251428B2 (ja) * 2008-10-30 2013-07-31 株式会社ノーリツ 燃焼装置および給湯装置
JP6848631B2 (ja) * 2017-04-07 2021-03-24 株式会社ノーリツ 燃焼装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08233264A (ja) 1996-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4842510A (en) Integrated furnace control having ignition and pressure switch diagnostics
GB2099158A (en) Gas flow control apparatus
US4451226A (en) Flame safeguard sequencer having safe start check
EP0482857A1 (en) Intermittent pilot type burner control with a single control relay
US4850852A (en) Gas valve shut off method and apparatus
JP3303584B2 (ja) 燃焼装置の検査方法
JP3336803B2 (ja) 燃焼装置の爆発着火防止方法
JP2016183807A (ja) 燃焼機器
JPH08233258A (ja) ガス燃焼装置の安全装置
JP3319233B2 (ja) 燃焼装置の安全装置
JPH02122113A (ja) ガス燃焼器の安全装置
JPS6027901B2 (ja) ガス安全装置
JP2547143B2 (ja) 給湯装置
JP2006207903A (ja) 燃焼制御装置
JP3643391B2 (ja) 風呂釜の追い焚き流水検出センサのオフ動作要因判別方法およびその装置
JPH08145355A (ja) 燃焼制御装置
JPH11316029A (ja) 給湯装置
JPH055522A (ja) 燃焼装置の燃料異常供給監視方法
JPS63273727A (ja) 瞬間湯沸器の電磁弁作動異常確認装置
EP0120681A1 (en) A control circuit for use with a fuel control valve
JPH0418209B2 (ja)
JPH0756385B2 (ja) 石油燃焼器の故障検出装置
JPH0510524A (ja) ガス安全装置
KR19980016039A (ko) 가스 자동 감지 및 방출 시스템과 제어 방법
JPH0484021A (ja) 石油燃焼器の故障検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080510

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080510

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees