JP3301799B2 - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JP3301799B2
JP3301799B2 JP34996392A JP34996392A JP3301799B2 JP 3301799 B2 JP3301799 B2 JP 3301799B2 JP 34996392 A JP34996392 A JP 34996392A JP 34996392 A JP34996392 A JP 34996392A JP 3301799 B2 JP3301799 B2 JP 3301799B2
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    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • G02B7/346Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane using horizontal and vertical areas in the pupil plane, i.e. wide area autofocusing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、オートフォーカス機
能とオートズーム機能の両方を有したカメラシステム
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影レンズの異なる射出瞳領域
(測距エリア)を通過した被写体からの光束を、一対の
ラインセンサ上に結像させて被写体像を光電変換して得
られた一対の像信号の相対位置変位量を求めることによ
り、被写体のデフォーカス量を検出する焦点検出系がカ
メラの自動焦点検出装置として広く用いられている。更
に、こうした焦点検出系を複数配置して複数領域での焦
点検出を可能としたカメラも知られている。
【0003】上記複数の焦点検出系をもつカメラにおい
ては、複数ある焦点検出系の中から合焦させるべき測距
エリアを選択する手段として、カメラが一定のアルゴリ
ズムに従って自動的にこれを選択するタイプのものも知
られている。
【0004】これとは別に、撮影レンズをズーム光学系
として、そのズーム駆動手段を設けて、撮影者の手動ズ
ーム操作以外にカメラが自動的に画角の調整を行うオー
トズームカメラも知られている。
【0005】又、上記した様なオートフォーカスやオー
トズーム等の自動化技術をより撮影者の意志に従うもの
とするために、撮影者がファインダ内、つまり撮影画面
内のどこを注視しているかを検出しようとする視線検知
の技術も提案されている。
【0006】なお、複数の焦点検出系をもつカメラにお
いて、複数ある焦点検出系の中から合焦させるべき測距
エリアをカメラが一定のアルゴリズムに従って自動的に
これを選択するものの開示例としては、例えば本願出願
人による特開平1−288812号や特開平1−288
813号等がある。また、視線検知手段を有してこれを
カメラの自動化技術に応用する技術に関しては、例えば
本願出願人による特開平1−241511号等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 上記した様なオート
フォーカスやオートズーム等の自動化技術を構成要件
して備えたカメラにおいて、そのオートフォーカスやオ
ートズームの機能をいつ働かせるかということが撮影者
にとっての使い易さに大きく関るわけであるが、従来提
案されているカメラにおいては、以下に示すような問題
点を有していた。
【0008】1)オートフォーカスやオートズームの機
能をカメラのレリーズスイッチの操作に連動させて働か
せる様にしていたタイプのカメラでは、レリーズスイッ
チを操作する以前の、カメラを構えたばかりの状態では
ピントも合っておらず、焦点距離も任意の位置にあるの
で、ファインダを覗いても被写体を捕えられない場合が
多くある。
【0009】2)上記1)のタイプのカメラの改良タイ
プとして、撮影者がカメラをホールドしてファインダを
覗いたことを検出してオートフォーカスやオートズーム
の機能を働かせる様に構成したものが提案されている
が、この種のカメラにおいては、ファインダを覗いたこ
とを検出する手段が単にアイピース部に物体が近づいた
ことを検出するのみなので、撮影者の目以外のものがア
イピース部に近づいた場合にもオートフォーカスやオー
トズームの機能を働かせてしまうし、アイピース部に物
体が近づいたことを検出するのみでは撮影者がカメラを
ホールドして撮影準備体勢に確実に入ったことの検出に
はならず、撮影準備体勢に入る途上にてオートフォーカ
スやオートズームの機能を働かせてしまう可能性が大き
い。
【0010】3)上記2)のタイプのカメラにおいて
は、オートフォーカスやオートズームの機能を働かせる
タイミングが、事実上撮影者がカメラをホールドした最
初の一回に限られるために、その後の時間の経過に伴う
撮影状況の変化に対応できない。
【0011】 (発明の目的) 本発明の目的は、一度
オートフォーカス機能とオートズーム機能が働いた後
も、必要に応じて自動的に再度オートフォーカス機能並
びにオートズーム機能を働かせることのできるカメラシ
ステムを提供することである。
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明は、画面内の複数の異なる領域に対してそ
れぞれフォーカシングのための情報を検出する検出手段
と、領域選択操作部材の手動操作により前記領域のうち
少なくとも一つの領域を選択し、該領域に対して検出さ
れたフォーカシングのための情報に応じて焦点距離に関
する情報を形成する焦点距離情報形成手段と、該焦点距
離情報形成手段からの焦点距離に関する情報に基づきズ
ーム光学系を駆動するズーム駆動手段とを有するカメラ
システムにおいて、前記領域選択操作部材の手動操作に
よって前記選択領域が変更された場合で、且つ、カメラ
本体と撮影レンズが安定してホールドされたことが検出
された場合、該変更された領域に対して検出されたフ
ォーカシングのための情報により再度前記焦点距離情報
形成手段及び前記ズーム駆動手段にて前記ズーム光学系
を駆動するカメラシステムとするものである。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例におけるオートズ
ームカメラの上面図を示したものである。
【0021】図1において、LNSは撮影レンズであ
り、レンズに備えられた操作部材等として以下のものが
有る。
【0022】ZMLNGはズームリングであって、この
リングを操作することで手動にて撮影レンズの焦点距離
を変えることが出来る。
【0023】SWAMはオートフォーカスとマニュアル
フォーカスとの切換えを行うスイッチである。
【0024】FSLNGはフォーカスリングであって、
前記スイッチSWAMの操作によってマニュアルフォー
カスが選択されていると、このリングを操作することで
手動にて撮影レンズLNSの焦点調節を行うことが出来
る。
【0025】SWLTCは撮影レンズLNSがホールド
されたことを検知するためのセンサの役割をするスイッ
チであり、2片の接点が撮影者の手によって導通される
ことにより撮影レンズLNSがホールドされたことを検
出するもので、当然ながら撮影者が撮影レンズLNSを
ホールドすると自然と2片の接点がこの撮影者の手によ
って導通されるような位置に配置されている。
【0026】また、カメラ本体に備えられた操作部材等
として以下のものが有る。
【0027】MODESELはカメラの動作モード設定
用セレクタであり、例えばマニュアル撮影モード、全自
動撮影モードなどをこれで設定する。
【0028】SWEYESは測距エリア自動選択手段を
後述する視線検出手段による測距エリア自動選択手段と
して選択するかどうかを設定するスイッチである。
【0029】SWAFAは測距エリア変更用スイッチ
で、該スイッチを押しながら後述する入力ダイアルDL
を操作することにより、循環式に測距エリアが、「右測
距エリア」→「中央測距エリア」→「左測距エリア」→
「測距エリア自動選択」→…のように切換わる。
【0030】SWRLSはレリーズスイッチであって、
該スイッチは2段スイッチになっていて、この第1スト
ロークにてレリーズ待機、第2ストロークにてレリーズ
発動となる。
【0031】SWCPは露出補正設定用スイッチであ
る。SWAZはオートズーム開始用スイッチであり、こ
の作用については後述する。
【0032】SWCTCはカメラ本体がホールドされた
ことを検知するためのセンサの役割をするスイッチであ
り、2片の接点が撮影者の手によって導通されることに
よりカメラがホールドされたことを検出するもので、当
然ながら撮影者がカメラをホールドすると自然と2片の
接点がこの撮影者の手によって導通されるような位置に
配置されている。
【0033】DLは回転されることにより2相パルスを
発生するダイアルであってカメラの撮影に関る各種情報
の設定や変更に使われる。
【0034】OLCはカメラの撮影に関る各種情報の表
示を行う外部表示器、EPはファインダ接眼部、ACS
はアクセサリシューである。
【0035】図2は上記カメラの具体的な回路構成の一
例を示すブロック図である。
【0036】図2において、PRSはカメラの制御装置
で、例えば、内部にCPU(中央処理装置),ROM,
RAM, A/D変換機能を有する1チップのマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンと記す)である。マイコン
PRSはROMに格納されたカメラのシーケンスプログ
ラムに従って、自動露出制御機能、自動焦点調節機能、
フィルムの巻上げ巻戻し等のカメラの一連の動作を行っ
ている。そのために、マイコンPRSは通信用信号SO
,SI ,SCLK ,通信選択信号CLCM ,CSDR ,
CDDRを用いて、カメラ本体内の周辺回路及びレンズ
内制御装置と通信を行って、各々の回路やレンズの動作
を制御する。
【0037】SOはマイコンPRSから出力されるデー
タ信号、SIはマイコンPRSに入力されるデータ信
号、SCLKは信号SO, SIの同期クロックである。
【0038】LCMはレンズ通信バッファ回路であり、
カメラが動作中のときにはレンズ用電源端子VLに電力
を供給するとともに、マイコンPRSからの選択信号C
LCMが高電位レベル(以下、“H”と記し、低電位レ
ベルは“L”と記する)のときには、カメラとレンズ間
の通信バッファとなる。
【0039】マイコンPRSが選択信号CLCMを
“H”にして、SCLKに同期して所定のデータを信号
SOとして送出すると、バッファ回路LCMはカメラ・
レンズ間通信接点を介して、SCLK ,SOの各々のバ
ッファ信号LCK,DCLをレンズへ出力する。それと
同時に撮影レンズLNSからの信号DLCのバッファ信
号を信号SIとして出力し、マイコンPRSはSCLK
に同期して信号SIをレンズのデータとして入力する。
【0040】DDRはスイッチ検知及び表示用回路であ
り、信号CDDRが“H”のとき選択されて、SO,S
I,SCLKを用いてマイコンPRSから制御される。
即ち、マイコンPRSから送られてくるデータに基づい
てカメラの表示部材DSP(外部表示器OCL及び内部
表示器ILCから成る)の表示を切り替えたり、カメラ
の各種操作部材のON,OFF状態を通信によってマイ
コンPRSに報知する。
【0041】SW1,SW2は前述のレリーズボタンS
WRLSに連動したスイッチで、レリーズボタンの第1
ストロークによりスイッチSW1がONし、引続く第2
ストロークスイッチSW2がONする。マイコンPRS
はスイッチSW1のONで測光、自動焦点調節を行い、
スイッチSW2のONをトリガとして露出制御とその後
のフィルムの巻上げを行う。
【0042】なお、スイッチSW2はマイコンであるP
RSの「割込み入力端子」に接続され、スイッチSW1
のON時のプログラム実行中でもスイッチSW2のON
によって割込みがかかり、直ちに所定の割込みプログラ
ムへ制御を移すことができる。
【0043】MTR1はフィルム給送用、MTR2はミ
ラーアップ・ダウン及びシャッタばねチャージ用のモー
タであり、各々の駆動回路MDR1,MDR2により正
転、逆転の制御が行われる。マイコンPRSからMDR
1,MDR2に入力されている信号M1F,M1R,M
2F,M2Rはモータ制御用の信号である。
【0044】MG1,MG2は各々シャッタ先幕・後幕
走行開始用マグネットで、信号SMG1,SMG2,増
幅トランジスタTR1,TR2で通電され、マイコンP
RSによりシャッタ制御が行われる。
【0045】なお、スイッチ検知及び表示用回路DD
R,モータ駆動回路MDR1,MDR2,シャッタ制御
は、本発明と直接関りがないので、詳しい説明は省略す
る。
【0046】ELEDは、ファインダに接眼される撮影
者の視線を検出するために、撮影者の眼球を赤外光にて
照明するための光源となる発光ダイオードであり、トラ
ンジスタTR3によって通電される。前記トランジスタ
TR3にはマイコンPRSから制御信号SLEDが与え
られる。
【0047】EYESNSは発光ダイオードELEDに
て照明された撮影者の眼球からの反射光を受ける光電変
換装置であり、多数個のセンサ列によって撮影者の眼球
像を電気信号として捉え、その視線の方向を演算する為
の光像データを得るものである。該光電変換装置EYE
SNSはマイコンPRSからの制御信号CTL1,CT
L2によって光電変換制御がなされ、光像データ信号は
端子EOUTより出力し、マイコンPRSはこの光像デ
ータを取り込んで視線の方向を算出するための処理を行
う。
【0048】SPCは撮影レンズを介した被写体からの
光を受光する露出制御用の測光センサであり、その出力
SSPCはマイコンPRSのアナログ入力端子に入力さ
れ、A/D変換後、所定のプログラムに従って自動露出
制御に用いられる。
【0049】ASNSはカメラの揺れを検出するための
角速度センサであり、その出力SASNSはマイコンP
RSに入力されてA/D変換された後、後述するように
撮影者がカメラをホールドして撮影準備体勢に確実に入
ったことの検出の為のデータとされる。
【0050】LPRSはレンズ側マイコンで、該マイコ
ンLPRSにLCKに同期して入力される信号DCL
は、カメラから撮影レンズLNSに対する命令のデータ
であり、命令に対するレンズの動作は予め決められてい
る。レンズ側マイコンLPRSは所定の手続きに従って
その命令を解析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力
DLCからレンズの各部動作状況(焦点調節光学系の駆
動状況や、絞りの駆動状態等)や各種パラメータ(開放
Fナンバ、焦点距離、デフォーカス量対焦点調節光学系
の移動量の係数等)及びレンズ側操作スイッチ等(SW
AM,SWLTC)の出力を行う。
【0051】該実施例では、ズームレンズの例を示して
おり、カメラから焦点調節の命令が送られた場合には、
同時に送られてくる駆動量・方向に従って焦点調節用モ
ータLMTRを信号LMF,LMRによって駆動して、
焦点調節光学系を光軸方向に移動させて焦点調節を行
う。光学系の移動量は光学系に連動して回動するパルス
板のパターンをフォトカプラにて検出し、移動量に応じ
た数のパルスを出力するエンコーダ回路ENCFのパル
ス信号SENCFでモニタし、レンズ側マイコンLPR
S内のカウンタで計数し、該カウント値がマイコンLP
RSに送られた移動量に一致するように該マイコンLP
RS自身が信号LMF,LMRを“L”にしてモータL
MTRを制御する。
【0052】このため、一旦カメラから焦点調節の命令
が送られた後は、カメラの制御装置であるところのマイ
コンPRSはレンズの駆動が終了するまで、レンズ駆動
に関して全く関与する必要がない。また、カメラから要
求があった場合には、上記カウンタの内容をカメラに送
出することも可能な構成になっている。
【0053】カメラから絞り制御の命令が送られた場合
には、同時に送られてくる絞り段数に従って、絞り駆動
用としては公知のステッピングモータ(不図示)を駆動
する。なお、ステッピングモータはオープン制御が可能
なため、動作をモニタするためのエンコーダを必要とし
ない。
【0054】 カメラからのズーム駆動命令が送られた
場合には、同時に送られてくる焦点距離位置に従ってズ
ーム駆動用モータZMTRを信号ZMFZ,ZMRによ
って駆動する。ズーム光学系の位置はこれに付随した絶
対位置エンコーダ回路ENCZにより検出され、レンズ
側マイコンLPRSはエンコーダ回路ENCZからの信
号SENCZを入力してズーム位置を検出し、ズーム位
置が目的の位置に達した時点で該マイコンLPRS自身
が信号ZMF,ZMRを“L”にしてモータZMTRを
制御する。このため、一旦カメラからズーム駆動命令が
送られた後は、カメラの制御装置であるところのマイコ
ンPRSはズームレンズの駆動が終了するまで、ズーム
レンズ駆動に関して全く関与する必要がない。さらに、
エンコーダ回路ENCZはズームレンズを手動手段で移
動させた場合にも出力されるように構成されており、レ
ンズ側マイコンLPRS内に格納された各ズーム位置に
おけるレンズ・パラメータは、カメラ側のマイコンPR
Sから要求があった場合に、現在のズーム位置に対応し
たパラメータをカメラに送出する。
【0055】SDRは焦点検出用センサ装置SNSの駆
動回路であり、信号CSDRが“H”のときに選択され
て、SO,SI,SCLKを用いてマイコンPRSから
制御される。
【0056】駆動回路SDRからセンサ装置SNSへ与
える信号φSEL0,φSEL1は、マイコンPRSか
らの信号SEL0,SEL1そのもので、φSEL0=
“L”,φSEL1=“L”のときセンサ列対SNS−
1(SNS−1a, SNS−1b) を、φSEL0=
“H”,φSEL1=“L”のときセンサ列対SNSー
4(SNS−4a, SNS−4b) を、φSEL0=
“L”,φSEL1=“H”のときセンサ列対SNS−
2(SNS−2a, SNS−2b) を、φSEL0=
“H”,φSEL1=“H”のときセンサ列対SNS−
3(SNS−3a, SNS−3b) をそれぞれ選択する
信号である。
【0057】蓄積終了後に、SEL0,SEL1を適当
に設定して、それからクロックφSH,φHRSを送る
ことにより、SEL0,SEL1( φSEL0, φSE
L1) で選択されたセンサ列対の像信号が出力VOUT か
ら順次シリアルに出力される。
【0058】VP1, VP2, VP3, VP4はそれぞ
れ各センサ列対SNS−1(SNS−1a, SNS−1
b) 、SNS−2(SNS−2a, SNS−2b) 、S
NS−3(SNS−3a, SNS−3b) 、SNS−4
(SNS−4a, SNS−4b) の近傍に配置された被
写体輝度モニタ用センサからのモニタ信号で、蓄積開始
とともにその電圧が上昇し、これにより各センサ列の蓄
積制御が行われる。
【0059】信号φRES, φVRSはセンサのリセッ
ト用クロック、φHRS, φSHは像信号の読出し用ク
ロック、φT1 ,φT2 ,φT3 ,φT4はそれぞれ各
センサ列対の蓄積を終了させるためのクロックである。
【0060】センサ駆動回路SDRの出力VIDEO
は、センサ装置SNSからの像信号VOUT と暗電流出力
の差をとった後、被写体の輝度によって決定されるゲイ
ンで増幅された像信号である。上記暗電流出力とは、セ
ンサ列中の遮光された画素の出力値であり、SDRはマ
イコンPRSからの信号DSH によってコンデンサにその
出力を保持し、これと像信号との差動増幅を行う。出力
VIDEOはマイコンPRSのアナログ入力端子に入力
されており、該マイコンPRSは同信号をA/D変換
後、そのディジタル値をRAM上の所定アドレスへ順次
格納してゆく。
【0061】信号/TINTE1, /TINTE2, /
TINTE3, /TINTE4 はそれぞれセンサ列対S
NS−1(SNS−1a,SNS−1b), SNS−2
(SNS−2a, SNS−2b) , SNS−3(SNS
−3a, SNS−3b) , SNS−4(SNS−4a,
SNS−4b) に蓄積された電荷で適正となり、蓄積が
終了したことを表す信号で、マイコンPRSはこれを受
けて像信号の読出しを実行する。
【0062】信号BTIMEはセンサ駆動回路SDR内
の像信号増幅アンプの読み出しゲイン決定のタイミング
を与える信号で、通常上記回路SDRはこの信号が
“H”となった時点でのモニタ信号VP1〜VP4の電
圧から、対応するセンサ列対の読出しゲインを決定す
る。
【0063】CK1, CK2は上記クロックφRES,
φVRS, φHRS, φSHを生成するために、マイコン
PRSからセンサ駆動回路SDRへ与えられる基準クロ
ックである。
【0064】マイコンPRSが通信選択信号CSDRを
“H”として所定の「蓄積開始コマンド」をセンサ駆動
回路SDRに送出することによってセンサ装置SNSの
蓄積動作が開始される。
【0065】これにより、4つのセンサ列対で各センサ
上に形成された被写体像の光電変換が行われ、センサの
光電変換素子部には電荷が蓄積される。同時に各センサ
の輝度モニタ用センサの信号VP1〜VP4が上昇して
ゆき、この電圧が所定レベルに達すると、センサ駆動回
路SDRは前記信号/TINTE1〜/TINTE4が
それぞれ独立に“L”となる。
【0066】マイコンPRSはこれを受けてクロックC
K2に所定の波形を出力する。センサ駆動回路SDRは
CK2に基いてクロックφSH, φHRSを生成してセ
ンサ装置SNSに与え、該センサ装置SNSは前記クロ
ックによって像信号を出力し、マイコンPRSは自ら出
力しているCK2に同期して内部のA/D変換機能でア
ナログ入力端子に入力されている出力VIDEOをA/
D変換後、ディジタル信号としてRAMの所定アドレス
へ順次格納してゆく。
【0067】以上のようにして、マイコンPRSは各セ
ンサ列対上に形成された被写体像の像情報を受とって、
その後所定の焦点検出演算を行い、撮影レンズLNSの
デフォーカス量を知ることが出来る。
【0068】なお、上記の構成において、視線検出セン
サを含む光電変換装置EYESNS及び発光ダイオード
ELEDが視線検出手段に相当する。
【0069】図3は上記カメラに配置される焦点検出光
学系の構成について説明する為の斜視図である。
【0070】図中、MSKは視野マスクであり、中央に
十字形の開口部MSK−1、両側の周辺部に縦長の開口
部MSK−2,MSK−3を有している。FLDLはフ
ィールドレンズであり、視野マスクの3つの開口部MS
K−1,MSK−2,MSK−3に対応して、3つの部
分FLDL−1,FLDL−2,FLDL−3から成っ
ている。
【0071】DPは絞りであり、中心部には上下左右に
一対ずつ計4つの開口DP−1a,DP−1b,DP−
1c,DP−1dを、また、左右の周辺部分には一対2
つの開口DP−2a,DP−2b及びDP−3a,DP
−3bがそれぞれ設けられている。前記フィールドレン
ズFLDLの各領域FLDL−1,FLDL−2,FL
DL−3はそれぞれこれらの開口対DP−1,DP−
2,DP−3を不図示の対物レンズの射出瞳付近に結像
する作用を有している。
【0072】AFLは四対計8つのレンズAFL−1
a,AFL−1b、AFL−4a,AFL−4b、AF
L−2a,AFL−2b、AFL−3a,AFL−3b
からなる二次結像レンズであり、絞りDPの各開口に対
応して、 その後方に配置されている。
【0073】SNSは4対計8つのセンサ列SNS−1
a,SNS−1b、SNS−4a,SNS−4b、SN
S−2a,SNS−2b、SNS−3a,SNS−3b
から成る焦点検出用センサ装置であり、各二次結像レン
ズAFLに対応してその像を受光するように配置されて
いる。
【0074】この図3に示す焦点検出光学系では、撮影
レンズの焦点がフィルム面より前方にある場合、各セン
サ列対上に形成される被写体像は互いに近づいた状態に
なり、焦点が後方にある場合には、被写体像は互いに離
れた状態になる。この被写体像の相対位置変位量は撮影
レンズの焦点外れ量と特定の関数関係にあるため、各セ
ンサ列対でそのセンサ出力に対してそれぞれ適当な演算
を施せば、撮影レンズの焦点外れ量、いわゆるデフォー
カス量を検出することが出来る。
【0075】以上で説明したような構成をとることによ
り、後述する撮影レンズ(対物レンズ)LNSにより撮
影または観察される範囲の中心付近と中心以外の視野マ
スクの周辺の開口部MSK−2,MSK−3に対応する
位置にある物体に対しても測距することができる。
【0076】図4は上記焦点検出光学系等を持つ焦点検
出装置をカメラ内に収納した場合の光学配置図である。
【0077】図中、LNSは撮影レンズ、QRMはクイ
ックリターンミラー、FSCRNは焦点板、PPはペン
タプリズム、EPLは接眼レンズ、FPLNはフィルム
面、SMはサブミラー、MSKは視野マスク、ICFは
赤外カットフィルタ、FLDLはフィールドレンズ、R
M1,RM2は第1,第2の反射ミラー、SHMSKは
遮光マスク、DPは絞り、AFLは二次結像レンズ、A
FMは反射ミラー、SNSは前出の焦点検出用センサ装
置である。
【0078】カメラの上面には以下の視線検出系が配置
されている。
【0079】EPLは接眼レンズであり、内部に光分割
用のダイクロイックミラーが配置されている。CNDL
は集光レンズ、HMLは光分割用のハーフミラー、EY
ESNSは視線検出センサを備えた前出の光電変換装
置、ELEDは視線検出用の照明光源であるところの前
出の発光ダイオード、SPCはカメラの露出制御を行う
ための前出の測光センサである。
【0080】次に、図5から図9までのフローチャート
にしたがって上記マイコンPRSの動作を説明する。
【0081】 カメラに電池が装填されて不図示の電源
スイッチが入れられると、マイコンPRSは図5のステ
ップ1より動作を開始する。 [ステップ1] マイコンPRSは自身のメモリ内のフ
ラグ類やポート入出力関係の初期化を行う。後述するス
タンバイ完了フラグFSBと測距点変更フラグFAFA
も共に“0”に初期化される。 [ステップ2] スイッチ検知及び表示用回路DDRに
通信して、カメラの動作モード設定用セレクタMODE
SELの情報を読み出して、その動作モードが、撮影者
がカメラをホールドして撮影準備体勢に確実に入ったこ
との検出を行ってオートフォーカスやオートズームの機
能を働かせることを許可しているモード(ASBモー
ド)かどうかをチェックする。これは、例えば全自動モ
ードなどであれば、撮影者がカメラをホールドして撮影
準備体勢に確実に入ったことの検出を行ってオートフォ
ーカスやオートズームの機能を働かせることが適してい
るが、マニュアル露出モードであれば、撮影者の意志を
尊重して手動にてフォーカスやズームの操作をされるま
でカメラが動作しない方が適しているからである。動作
モード設定用セレクタMODESELが全自動モード等
であればステップ3に進み、マニュアル露出モード等で
あった場合にはステップ4へ進む。 [ステップ3] スイッチ検知及び表示用回路DDRに
通信して、カメラ本体がホールドされたことを検知する
ためのセンサの働きをするスイッチSWCTCの情報を
読み出して、撮影者がカメラをホールドしているかどう
かをチェックする。この結果、まだ撮影者がカメラをホ
ールドしていないとみなされるとステップ4へ進む。 [ステップ4] スイッチ検知及び表示用回路DDRに
通信して、レリーズスイッチSWRLSの第1ストロー
クにてONするスイッチSW1がONかどうかをチェッ
クし、ONであれば後述する図7のステップ201へと
移行する。また、OFFであればステップ5へと進む。 [ステップ5] スイッチ検知及び表示用回路DDRに
通信して、測距エリア変更用スイッチSWAFAがON
されているかどうかをチェックし、ONであれば後述す
る図8のステップ211へ移行する。また、OFFであ
ればステップ6へと進む。 [ステップ6] スイッチ検知及び表示用回路DDRに
通信して、オートズーム開始用スイッチSWAZがON
されているかどうかをチェックし、ONであればステッ
プ16へ進み、OFFであればステップ2へ戻る。
【0082】このように各スイッチがOFFであると、
カメラは何も動作しない。
【0083】以上のステップ1からステップ6までのル
ーチンが実行されている間に、カメラのモードが全自動
モード等のモードであって、撮影者がカメラをホールド
してスイッチSWCTCが導通すると、これを前述した
ステップ3にて検出し、ステップ7に進む。 [ステップ7] スタンバイ完了フラグFSBの内容を
チェックし、“1”であればステップ17へ進み、
“0”であればステップ8へ進む。このスタンバイ完了
フラグFSBは、一度オートフォーカスやオートズーム
の機能を働かせるルーチンを通ると“1”に設定され、
オートフォーカスやオートズームの機能を動作させたこ
とを記憶するためのものである。今はステップ1にて
“0”に初期化されたままなのでその内容は“0”であ
り、この電源投入直後においてはステップ8へと進む。 [ステップ8] レンズ側マイコンLPRSと通信し
て、撮影レンズLNSがホールドされたことを検知する
ためのセンサの働きをするスイッチSWLTCが導通さ
れているかどうかをチェックする。この結果、まだ撮影
レンズLNSがホールドされておらず、該スイッチSW
LTCが導通されていないとするとステップ9へ進む。
また、導通されている場合はステップ12へ進む。 [ステップ9] カメラの揺れを検出するための角速度
センサASNSの出力を読み込み、カメラが安定して構
えられているか、そうでないかをチェックする。まだカ
メラが安定して構えられておらず、該角速度センサAS
NSの出力が安定を示さない場合にはステップ10へ進
み、安定している場合はステップ12へ進む。 [ステップ10] 発光ダイオードELED(トランジ
スタTR3)や光電変換装置EYESNSを制御し、光
像データ信号を取込み、撮影者の視線の方向を検出する
演算処理を行う。その結果として、視線の方向を検出で
きたかどうかをチェックする。まだ撮影者がカメラを構
えておらず、視線検出ができなかったとするとステップ
11へ進み、視線検出が出来た場合はステップ12へ進
む。 [ステップ11] ここでは撮影者が確実にカメラを構
えたことを検出できず、オートフォーカスやオートズー
ムの機能を動作させていないので、スタンバイ完了フラ
グFSBを“0”としてステップ4へ進む。
【0084】撮影者がカメラをホールドし、続いて撮影
レンズLNSもホールドしたとすると、前述した様にス
テップ8にてこれが検出されてステップ12へ進む。 [ステップ12] ここではオートズームを行うサブル
ーチンを実行する。
【0085】ここで、この「オートズーム」サブルーチ
ンについて、図6に示すフローチャートにしたがって説
明する。 [ステップ101] 3点の測距エリアのうち、右測距
エリア,中央測距エリア,左測距エリアのいづれか1点
が指定されているかどうかをチェックする。測距エリア
変更用スイッチSWAFAによる測距エリアの指定方法
の詳細については後述する。もし指定されている場合に
はステップ102へ進み、指定されていない場合はステ
ップ108へ進む。 [ステップ102] 指定されている測距エリアにて焦
点検出を行い、被写体までのデフォーカス量を得る。そ
して、ステップ103へ進む。 [ステップ103] レンズ側マイコンLPRSと通信
して、レンズの無限位置を基準にした現在の繰出し量及
び焦点距離を得る。そして、ステップ104へ進む。 [ステップ104] 上記ステップ102にて得られた
被写体までのデフォーカス量と上記ステップ103にて
得られたレンズの無限位置を基準にした現在の繰出し量
を基に被写体までの距離を計算する。簡単な例として、
全体繰出しのレンズの場合として、デフォーカス量を
D、現在の繰出し量をX、焦点距離をfとそれぞれする
ならば、撮影倍率βは下記の式にて求められる。
【0086】 β=(X−D)/f …………(1) 更に、被写体までの撮影距離Objは下記の式にて求め
られる。
【0087】 Obj=(f/β)−f−f(1−β) …………(2) 但し、上記(2)式はレンズの主点間隔を0とした近似
式である。その後、ステップ105へ進む。 [ステップ105] 上記ステップ104にて求められ
た被写体までの距離に基いてオートズームを実行するべ
くズーム位置を計算する。例えば、人物撮影を想定する
ならば、撮影倍率0.02倍位になるように焦点距離を選ぶ
と人物が適度な大きさになるわけで、上記ステップ10
4にて示した撮影倍率βの式、つまり(1)式より好ま
しい焦点距離fが逆算できる。その後、ステップ106
に進む。 [ステップ106] 上記ステップ105にて求められ
たズーム位置までズームするようにレンズ側マイコンL
PRSと通信してズーム駆動命令を送る。この命令に基
いてズーム駆動が行われてオートズームが達成される。
そして、ステップ107へ進む。 [ステップ107] 上記ステップ104にて求められ
た被写体までの距離を記憶用メモリに格納する。その
後、この「オートズーム」サブルーチンをリターンす
る。
【0088】また、上記ステップ101にて測距エリア
が指定されておらず、測距エリア自動選択モードである
と判断された場合には、前述したようにステップ108
へと進む。 [ステップ108] スイッチ検知及び表示用回路DD
Rに通信して、スイッチSWEYESがONされている
かどうか(測距エリア自動選択手段を視線検出手段によ
る測距エリア自動選択手段として選択するかどうか)を
チェックする。もしONされていればステップ112へ
進み、OFFの状態であればステップ109へ進む。 [ステップ109] 3点の測距エリアの全てのエリア
において焦点検出を行い、各測距エリアにおける被写体
までのデフォーカス量を得る。そして、ステップ110
へ進む。 [ステップ110] 上記ステップ109にて求められ
た各測距エリアにおける被写体までのデフォーカス量を
基に測距エリアの選択を行う。どの測距エリアにある被
写体が主被写体であるかをここで判定し、最終的に焦点
を合すべき被写体と決定する。そして、ステップ111
へ進む。 [ステップ111] 上記ステップ110にて選択した
測距エリア記憶用メモリに格納する。
【0089】その後はステップ103以降の動作へと進
む。つまり、前述した測距エリアが指定されている場合
と同じステップを進んで、やはりステップ106にてオ
ートズームが達成される。
【0090】上記ステップ108にてスイッチSWEY
ESがONされていると判別した場合には、前述した様
にステップ112へ進む。 [ステップ112] 発光ダイオードELED(トラン
ジスタTR3)や光電変換装置EYESNSを制御し、
光像データ信号を取込み、撮影者の視線の方向を検出す
る演算処理を行う。これによって視線方向のデータが得
られる。そして、ステップ113へ進む。 [ステップ113] 上記ステップ112にて得られた
視線方向のデータに基いて測距エリアの選択を行う。ど
の測距エリアにある被写体が主被写体であるかをここで
判定し、最終的に焦点を合すべき被写体と決定する。そ
して、ステップ114へ進む。 [ステップ114] 上記ステップ113にて選択した
測距エリアにて焦点検出を行い、被写体までのデフォー
カス量を得る。
【0091】その後はステップ111に進み、上記ステ
ップ113にて選択した測距エリアを記憶用メモリに格
納してステップ103に進み、前述の測距エリアが指定
されている場合や各測距エリアのデフォーカス量より測
距エリアを選択した場合と同じステップを進んで、やは
りステップ106にてオートズームが達成される。
【0092】以上で「オートズーム」サブルーチンにつ
いての説明を終了する。
【0093】再び図5のフローチャートの説明に戻る。
【0094】以上説明したステップ12における「オー
トズーム」サブルーチンの実行が終ると、次いでステッ
プ13へと進む。 [ステップ13] 測距を行って指定された、或は、自
動選択された測距エリアに対応する主被写体に対してピ
ント合せを行い、ステップ14へ進む。 [ステップ14] 測光センサSPCの出力を読み込む
ことで被写体輝度情報を得て、最適な露出制御を行うべ
くシャッタ速度や絞り値を決定する。そして、ステップ
15へ進む。 [ステップ15] ここでは焦点距離の調節,ピントの
調節,露出の調節が完了し撮影準備が整ったので、スタ
ンバイ完了フラグFSBの内容を“1”にする。その
後、ステップ2に戻る。
【0095】以上、撮影者がカメラをホールドしたこと
に続いて撮影レンズLNSもホールドしたことを検出し
て、焦点距離の調節,ピントの調節,露出の調節を行う
例について説明した。
【0096】次に、カメラの揺れが安定したことを検出
して、焦点距離の調節,ピントの調節,露出の調節を行
う例について説明する。
【0097】前述したステップ9にてカメラの揺れを検
出するための角速度センサASNSの出力を読み込み、
カメラが安定して構えられていることを示す出力が得ら
れる場合には、前述した様にステップ9よりステップ1
2へと進み、撮影者がカメラをホールドしたことに続い
て撮影レンズLNSもホールドしたことを検出して焦点
距離の調節,ピントの調節,露出の調節を行う例と同様
に、ステップ12からステップ14までによって焦点距
離の調節,ピントの調節,露出の調節を行い、その後ス
テップ15にてスタンバイ完了フラグFSBの内容を
“1”にし、ステップ2へと戻る。
【0098】更に、別の例として、前述したステップ1
0にて光電変換装置EYESNS等をを制御して光像デ
ータ信号を取込み、マイコンPRSが視線の方向を検出
する演算処理を行った結果として視線の方向を検出でき
た場合にも、ステップ10からステップ12へ進み、同
様にステップ12からステップ14までによって焦点距
離の調節,ピントの調節,露出の調節を行い、その後ス
テップ15にてスタンバイ完了フラグFSBの内容を
“1”にし、ステップ2へと戻る。
【0099】次に、レリーズスイッチSWRLSの第1
ストロークによりONするスイッチSW1がONされた
場合の動作について図7のフローチャートを用いて簡単
に説明する。
【0100】前述した図5のステップ4においてスイッ
チSW1がONされたことを検出すると、前述した様に
動作は図7のステップ201へと移行する。[ステップ
201] スタンバイ完了フラグFSBの内容をチェッ
クする。該フラグFSBの内容が“1”であれば、既に
測距や測光といった撮影前に行うべき準備動作は完了し
ているので、ここで新ためて測距や測光といった動作を
行う必要はなないので、ステップ204へ進む。一方、
該フラグFSBの内容が“0”である場合は、ステップ
202へ進む。 [ステップ202] 前述した図5のステップ13と同
様に測距を行い、レンズを合焦状態に駆動する。そし
て、ステップ203へ進む。 [ステップ203] 前述した図5のステップ14と同
様に測光を行い、シャッタ速度や絞り値を決定する。そ
して、ステップ204へ進む。 [ステップ204] レリーズスイッチSWRLSの第
2ストロークスイッチによりONするスイッチSW2が
ONされているかどうかをチェックする。もし,該スイ
ッチSW2がONされていればレリーズルーチンへと進
むが、そうでなければステップ205へ進む。
【0101】尚、レリーズルーチンについては本発明と
深い関りはないので、ここでは詳細な説明は省略する。 [ステップ205] レリーズスイッチSWRLSの第
1ストロークによりONするスイッチSW1がONされ
ているかどうかをチェックする。もし、該スイッチSW
1がONされつづけていればステップ201に戻り、上
述したルーチンを繰り返す。また、該スイッチSW1が
OFFされていれば、前述した図5のステップ5に戻
る。
【0102】続いて、測距エリアの設定について、図8
のフローチャート及び図10の表示例を用いて説明す
る。
【0103】 前述した図5のステップ5にて測距エリ
ア選択スイッチSWAFAがONされていることを検出
すると、前述したように動作は図8のステップ211へ
と移行する。 [ステップ211] スイッチ検知及び表示用回路DD
Rに通信して、表示部材DSPの表示内容を測距エリア
設定モード時の表示に切り替える。これにより、現在設
定されている測距エリアが表示される。次にステップ2
12へ進む。 [ステップ212] スイッチ検知及び表示用回路DD
Rに通信して、ダイアルDLによるパルス入力値を読み
込む。そして、ステップ213へ進む。 [ステップ213] 上記ステップ212にて読み込ん
だパルス入力値に従って測距エリアの変更を行う。ステ
ップ214へ進む。 [ステップ214] 測距エリアの変更があったことを
示すフラグFAFAの内容を“1”とする。そして、ス
テップ215へ進む。 [ステップ215] 測距エリア選択スイッチSWAF
AがONされているかどうかをチェックする。もし、測
距エリア選択スイッチSWAFAがONされ続けていれ
ばステップ211へ戻り、上述したフローを繰り返す。
また、該スイッチSWAFAがOFFされていれば、前
述した図5のステップ6に戻って、測距エリアの設定ル
ーチンを終了する。
【0104】ここで、図10を用いて測距エリアの設定
について説明する。
【0105】図10は測距エリア設定モード時の表示部
材DSPでの表示を示すもので、(a.1)(b.1)
(c.1)(d.1)は外部表示器OLCの、(a.
2)(b.2)(c.2)(d.2)は内部表示器IL
Cの表示例である。
【0106】例えば、今、測距エリア自動選択モードが
設定されているとすると、この場合の外部表示器OLC
は(a.1)の、又内部表示器ILCは(a.2)のそ
れぞれ表示になっている。この状態でダイヤルDLを反
時計回りに1クリック回転させると、測距エリアは右側
の測距エリアになる。この時の表示は(b.1)(b.
2)となる。さらに1クリック回すと、中央測距エリア
になり、この時の表示は(c.1)(c.2)になる。
【0107】この様にダイヤルDLを反時計回りに1ク
リック回転すると、測距エリアは、「自動(a)」→
「右測距エリア(b)」→「中央測距エリア(c)」→
「左測距エリア(d)」→「自動(a)」の順に切り替
る。また、ダイヤルDLを時計回りに回転させると、こ
れとは逆の順番で切り替る。
【0108】次に、オートズーム開始用スイッチSWA
ZがONされた場合の動作について説明する。
【0109】 前述した図5のステップ6にて、オート
ズーム開始用スイッチSWAZがONされたことを検出
すると、前述したようにステップ16へと進む。 [ステップ16] ここではオートズーム実行のための
サブルーチンをコールする。オートズーム実行のための
サブルーチンは、前述したステップ12の場合と同じ
く、図6のステップ101以下のフローチャートを実行
する。つまり、カメラが自動的に行うオートズーム以外
に、撮影者が意図的にオートズーム開始用スイッチSW
AZを操作することにより、任意のタイミングでオート
ズームの機能を働かせることが出来る。このステップ1
6が終了すると、ステップ2へ戻り、同様のルーチンを
繰り返す。
【0110】次に、一度オートフォーカスやオートズー
ムの機能を働かせた後にカメラが主被写体の変更や移動
を検知することにより、再度オートフォーカスやオート
ズームの機能を働かせる場合の動作について説明する。
【0111】前述した図5のフローチャートに従って一
度オートフォーカスやオートズームの機能を働かせた後
にステップ7に再び進んでくると、スタンバイ完了フラ
グFSBが“1”となっているので、このステップ7よ
りステップ17へと動作は進む。 [ステップ17] ここでは主被写体の変更や移動があ
ったかどうかを確認する「被写体検知」サブルーチンを
コールする。
【0112】この「被写体検知」サブルーチンについ
て、図9に示すフロチャートにしたがって説明する。 [ステップ301] 測距エリア変更フラグFAFAの
内容をチェックする。このフラグはFAFAは、前述し
た図8のステップ214にて説明した様に、測距エリア
変更スイッチSWAFAの操作によって測距エリアの変
更がなされると、その内容が“1”とされるものであ
る。該フラグFAFAの内容が“1”である場合は明ら
かに測距エリアの変更という主被写体の変更や移動があ
ったとみなされる状況である。その場合はステップ30
2へ進む。 [ステップ302] 測距エリア変更フラグFAFAの
内容を“0”に戻す。つまり、上記ステップ301にて
測距エリアの変更がなされたことを認知したので、ここ
では該フラグFAFAはリセットしておく。そして、ス
テップ303へ進む。 [ステップ303] スタンバイ完了フラグFSBの内
容を“0”にクリアする。この状態にてサブルーチンは
リターンする。そして、図5のステップ18に進んでい
く。 [ステップ18] スタンバイ完了フラグFSBの内容
をチェックする。ここで上記ステップ303にて“0”
にされているわけだから、ステップ8へ進む。
【0113】ステップ8以下の動作は前述した通りであ
り、フラグFSBの内容が“0”にされたことによりも
う一度オートズームやオートフォーカスを行うための検
出動作が行われることになる。すなわち、オートズーム
やオートフォーカスが行われてスタンバイ完了フラグF
SBが“1”となった後に、測距エリア変更スイッチS
WAFAの操作によって測距エリアの変更がなされる
と、再びオートズームやオートフォーカスを行うための
検出動作が行われる。
【0114】再び図9の説明に戻る。
【0115】上記ステップ301において測距エリア変
更フラグFAFAの内容が“0”であった場合には、ス
テップ304に進む。 [ステップ304] 測距エリアが指定されているかそ
うでないかをチェックする。もし、測距エリアが指定さ
れている場合にはステップ305へ進み、指定されてい
なければステップ310へ進む。 [ステップ305] 指定されている測距エリアにて焦
点検出を行い、被写体までのデフォーカス量を得る。そ
して、ステップ306へ進む。 [ステップ306] レンズ側マイコンLPRSと通信
して、レンズの繰出し量と焦点距離を得る。そして、ス
テップ307へ進む。 [ステップ307] 前述のステップ104の場合と同
様に、被写体までの距離を計算する。そして、ステップ
308へ進む。 [ステップ308] 前述のステップ107にて記憶し
た被写体距離と上記ステップ307にて得られた被写体
距離とを比較し、ステップ309へ進む。 [ステップ309] ここでは上記ステップ308にお
ける比較結果が予め定められた所定値を越えて異なって
いるかどうかをチェックする。例としては、前述のステ
ップ105にて撮影倍率0.02倍程度となるようにズーム
位置を計算したのであるから、被写体距離の変化による
撮影倍率の変動が0.015 〜0.025 程度であれば、ここで
は所定値内とし、それ以上となる被写体距離の変化を所
定値外とする。もし、比較結果が予め定められた所定値
を越えて異なっているとみなした場合はステップ303
へ進む。
【0116】ステップ303へ進んだ後は、上述した測
距エリア変更の場合と同じく、該ステップ303にてフ
ラグFSBの内容が“0”にされることにより、もう一
度オートズームやオートフォーカスを行うための検出動
作が行われることになる。すなわち、オートズームやオ
ートフォーカスが行われてスタンバイ完了フラグFSB
が“1”となった後に、指定された測距エリアにおける
被写体距離が所定以上変化したとみなされる、と再びオ
ートズームやオートフォーカスを行うための検出動作が
行われる。
【0117】上述したステップ304において、測距エ
リアが指定されていなかった場合はステップ304より
ステップ310へ進む。 [ステップ310] 測距エリアが指定されていなかっ
た場合というのは測距エリアが自動選択にて前回のオー
トズームやオートフォーカスが行われたことになり、そ
のときの主被写体としてどの測距エリアを選択したか
を、前述した図6のステップ111にて記憶してある。
ここでは、その記憶された測距エリアにおいて焦点検出
を行い、被写体までのデフォーカス量を得る。
【0118】その後、ステップ306へ進み、以下は上
述した測距エリア指定の場合と同様である。すなわち、
オートズームやオートフォーカスが行われてスタンバイ
完了フラグFSBが“1”となった後に、自動選択され
た測距エリアにおける被写体距離が所定以上変化したと
みなされると、再びオートズームやオートフォーカスを
行うための検出動作が行われる。
【0119】上記ステップ309において、ステップ3
08における比較結果が予め定められた所定値を越えて
異なってはいなかった場合には、ステップ311へ進
む。 [ステップ311] スイッチ検出及び表示用回路DD
Rに通信して、視線検出油断による測距エリア自動選択
設定用のスイッチSWEYESがONされているかどう
かをチェックする。もし、ONされていればステップ3
12へ進み、OFFであればステップ316へ進む。 [ステップ312] 前述のステップ112の場合と同
様に、視線検出の処理を行う。そして、ステップ313
へ進む。 [ステップ313] 上記ステップ312にて得られた
視線方向のデータに基いて測距エリアを決定する。そし
て、ステップ314に進む。 [ステップ314] 前述の図6のステップ111にて
記憶した、前回選択した測距エリアと上記ステップ31
3にて決定された測距エリアを比較する。そして、ステ
ップ315へ進む。 [ステップ315] 上記ステップ314による比較結
果において、測距エリアが同一かそうでないかをチェッ
クする。
【0120】ここで、もし測距エリアが同一であった場
合には、この「被写体検知」サブルーチンをリターン
し、図5のステップ18へ進む。そして、このステップ
18においてはフラグFSBの内容が“1”のままであ
るので、次いでステップ4へ進むため、再びオートズー
ムやオートフォーカスが行われることはない。
【0121】一方、測距エリアが異なっていた場合に
は、やはり主被写体が変更されたり移動したりした場合
とみなし、ステップ303へ進んでフラグFSBを
“0”とする。そして、このサブルーチンリターンして
から図5のステップ8へと進む。このステップ18にお
いては先のステップ303においてフラグFSBの内容
が“1”に成っているので、ステップ8へと進み、もう
一度オートズームやオートフォーカスを行うための検出
動作が行われることになる。
【0122】すなわち、オートズームやオートフォーカ
スが行われてスタンバイ完了フラグFSBが“1”とな
った後に、視線検出手段により自動選択された測距エリ
アが変更されたとみなされると、再びオートズームやオ
ートフォーカスを行うための検出動作が行われる。
【0123】上記ステップ311にて視線検出手段によ
る測距エリア自動選択設定用のスイッチSWEYESが
OFFであることを判別していた場合には、前述したよ
うにステップ316へ進む。 [ステップ316] 全測距エリアにて焦点検出を行
い、各測距エリアにおける被写体までのデフォーカス量
を得る。そして、ステップ317へ進む。 [ステップ317] 上記ステップ316にて得られた
各測距エリアにおける被写体までのデフォーカス量を基
に測距エリアの選択を行う。そして、ステップ314へ
進む。
【0124】ステップ314以下の動作は上述した視線
検出手段により測距エリアを自動選択する場合と同様で
ある。すなわち、オートズームやオートフォーカスが行
われてスタンバイ完了フラグFSBが“1”となった後
に、自動選択された測距エリアが変更されたとみなされ
ると、再びオートズームやオートフォーカスを行うため
の検出動作が行われる。
【0125】本実施例によれば、カメラをホールドした
ことと撮影レンズLNSをホールドしたことの両方の検
知により、或は、カメラをホールドしたことの検知とカ
メラの揺れを検知するセンサ出力に応じて、オートフォ
ーカス及びオートズームの機能を働かせるようにしてい
るため、撮影者が撮影準備体勢に入った時点においてオ
ートフォーカス及びオートズームの機能を働かせる事が
可能となる。
【0126】また、カメラの外部にオートズームの機能
を働かせるためのスイッチSWAZを設けているため、
一度オートフォーカス及びオートズームの機能を働かせ
た後にも、該スイッチSWAZの操作を行うことによ
り、任意の時点で、つまり撮影状況の変化に応じて再度
オートフォーカス及びオートズームの機能を働かせるこ
とが可能となる。
【0127】また、オートフォーカス並びにオートズー
ムの機能を働かせた時点における被写体距離と現在の被
写体距離とを比較し、この距離差が所定値以上の場合に
は、再度オートフォーカス及びオートズームの機能を働
かせたり、又は、オートフォーカス並びにオートズーム
の機能を働かせた時点において選択された測距エリアと
現在選択されている測距エリアを比較し、これらの測距
エリアが不一致の場合には、再度オートフォーカス及び
オートズームの機能を働かせるようにしているので、撮
影状況の変化に応じたオートフォーカス及びオートズー
ムの機能を再度自動的に働かせることが可能となる。
【0128】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、一度オートフォーカス機能とオートズーム機能が働
いた後も、必要に応じて自動的に再度オートフォーカス
機能並びにオートズーム機能を働かせることができるカ
メラシステムを提供できるものである。
【0129】
【0130】
【0131】
【0132】
【0133】
【0134】
【0135】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるオートズームカメラ
の上面を示す図である。
【図2】図1のオートズームカメラの回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1のオートズームカメラに備わった焦点検出
光学系の分解斜視図である。
【図4】図3の焦点検出光学系を具備したオートズーム
カメラの光学配置を示す図である。
【図5】図1のオートズームカメラのメイン動作を示す
フローチャートである。
【図6】図5の「オートズーム」動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】図1のオートズームカメラにおいてレリーズボ
タンの第1ストロークがなされた場合の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1のオートズームカメラにおいて測距エリア
変更用スイッチがONされた場合の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】図5の「被写体検知」動作を示すフローチャー
トである。
【図10】図1のオートズームカメラにおける測距エリ
ア設定モード時における外部及び内部表示器の表示例を
示す図である。
【符号の説明】
LNS 撮影レンズ SWLTC レンズホールド検知用のスイッチ SWCTC カメラホールド検知用のスイッチ SWEYES 視線検出による測距エリア自動選択
設定用のスイッチ SWAZ オートズーム開始用スイッチ PRS カメラ側マイコン LPRS レンズ側マイコン EYESNS 視線検出センサを含む光電変換装置 ELED 視線検出用の発光ダイオード SNS 焦点検出用センサ装置 ASNS 角加速度センサ ZMTR ズーム用モータ LMTR フォーカス用モータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/08 G02B 7/09 G03B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内の複数の異なる領域に対してそれ
    ぞれフォーカシングのための情報を検出する検出手段
    と、領域選択操作部材の手動操作により前記領域のうち
    少なくとも一つの領域を選択し、該領域に対して検出さ
    れたフォーカシングのための情報に応じて焦点距離に関
    する情報を形成する焦点距離情報形成手段と、該焦点距
    離情報形成手段からの焦点距離に関する情報に基づきズ
    ーム光学系を駆動するズーム駆動手段とを有するカメラ
    システムにおいて、前記領域選択操作部材の手動操作によって前記選択領域
    が変更された場合で、且つ、カメラ本体と撮影レンズ
    安定してホールドされたことが検出された場合、該変
    更された領域に対して検出されたフォーカシングのため
    の情報により再度前記焦点距離情報形成手段及び前記ズ
    ーム駆動手段にて前記ズーム光学系を駆動することを特
    徴とするカメラシステム。
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