JP3301675B2 - 釣り針とその製造方法 - Google Patents

釣り針とその製造方法

Info

Publication number
JP3301675B2
JP3301675B2 JP22885094A JP22885094A JP3301675B2 JP 3301675 B2 JP3301675 B2 JP 3301675B2 JP 22885094 A JP22885094 A JP 22885094A JP 22885094 A JP22885094 A JP 22885094A JP 3301675 B2 JP3301675 B2 JP 3301675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
burrs
fishing hook
tip
needle tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22885094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0856534A (ja
Inventor
繁克 藤井
尚弘 麻田
富雄 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gamakatsu Co Ltd
Original Assignee
Gamakatsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gamakatsu Co Ltd filed Critical Gamakatsu Co Ltd
Priority to JP22885094A priority Critical patent/JP3301675B2/ja
Priority to EP94306545A priority patent/EP0643912A1/en
Priority to US08/301,959 priority patent/US5526603A/en
Priority to KR1019940022572A priority patent/KR950007645A/ko
Priority to CN 94115133 priority patent/CN1105186A/zh
Priority to US08/470,056 priority patent/US5542164A/en
Publication of JPH0856534A publication Critical patent/JPH0856534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3301675B2 publication Critical patent/JP3301675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣り用釣り針のカエリ
及び針先の改良とその新規な製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の釣り針(A')には、図24のように
釣り針本体(1')の針先部分(11')の内側を切り起こして
鋭利なカエリ(2')を形成したものや、図25に示すよう
に釣り針本体(1'')の先端内側にゴブ状のカエリ(2'')を
設けたものがある。前者においては、カエリ(1')は釣り
針(A')に装着した餌が離脱しないようにするために有効
なものであるが、反面、魚がかかった場合、鋭利なカエ
リ(2')の先端部(4')が魚の肉に食い込み、無理にはずそ
うとした場合、魚の肉を引きちぎり傷を大きくするとい
う問題がある。特に、釣った魚をリリースしてやる場
合、魚を出来るだけ傷つけないようにする必要があり、
釣り針(A')を魚から外す場合に細心の注意が必要であっ
た。このような作業は熟練者の場合は兎も角、未熟者の
場合には細心の注意を払っても魚を大きく傷つける事が
ある。
【0003】その他、図24のカエリ(2')は前述のよう
に切り起こしによって形成されるものであるからカエリ
(2')の基部(5')に鋭い溝(13')が形成され、且つ、溝(1
3')の底部に微細なクラックが見られる場合があり、こ
のような場合には魚から釣り針(A')を外す場合や、釣り
中に魚が暴れた場合にカエリ(2')の基部に過大な荷重が
加わって折損する事がある。
【0004】また、切り起こしによって形成されたカエ
リ(2')は、釣り針本体(1')の基部(5')『即ち、カエリ
(2')と釣り針本体(1')をつなぐ部分』の面積が小さいた
めに、大きな魚が掛かった時にカエリ(2')の基部(5')に
強い力が加わると、鋭い溝(13')に応力集中が生じてカ
エリ(2')が折損しやすいという問題があった。
【0005】一方、図25のようなコブ状カエリ(2'')
をもつ釣り針(A'')が前者の欠点を解消するものとして
提案された。この場合は、図24の釣り針(A')のよう
に、魚を傷つける事も少ないし、カエリ(2'')の折損も
発生しないが、カエリ(2'')がコブ状では製作が非常に
困難であるだけでなく、コブの部分が餌を通過しにくく
餌の装着が困難であるという問題があった。
【0006】更に、従来の釣り針(A')(A'')の針先部分
の断面は円形であるため、餌に食いついた魚に釣り針
(A')(A'')を合わせた時、釣り針(A')(A'')の針先部分(1
1')(11'')が魚の口腔に引っ掛かり、次いで魚の口腔の
表面を貫いて針先部分(11')(11'')が魚の内部に食い込
もうとするのであるが、この時、針先部分(11')(11'')
の断面は先端から後方に行くに従って次第に太くなって
いるために口腔表面と肉とを押し広げて差し込んで行く
事になる。
【0007】このように魚の硬い口腔表面や肉を押し広
げて針先部分(11')(11'')を差し込んで行くには、従来
の断面円形の針先部分(11')(11'')を持つ釣り針(A')
(A'')では非常に抵抗力が大きく、針先(12')(12'')が鈍
っているような場合には突き刺さりにくくなり、魚に対
して釣り針(A')(A'')を合わせる事が非常に困難になる
という欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の欠点に鑑みてなされたもので、本発明の解決しよう
とする課題の第1は、針先部分の上部両側面と下部両側
面のいずれか一方又は両側を削り取って平坦面又は凹湾
曲面を形成し、前記削り取り面の交差部分に先鋭な刃状
稜部を形成する事によって針先の差し込み抵抗を出来る
だけ小さくし、魚に対する合わせを容易にした釣り針の
開発にあり、第2にはカエリの強度が非常に強いだけで
なく、外す時に魚を傷つける事が少ない持つ釣り針の開
発にあり、更には、前記特徴的な釣り針の大量生産を可
能とする製造方法の開発にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の釣り針
(A1)は『針先(12)からカエリ(2)にかけての針先部分(1
1)の上部両側面(14)及び下部両側面(15)が削り取られて
前記上部両側面(14)の部分及び下部両側面(15)の部分に
削り取り面(21)(22)が形成されており、且つこの削り取
り面(21)(22)同士の接する部分に先鋭な刃状の稜部(18)
(19)(20)が形成されている』事を特徴とするものであ
り、請求項2に記載の釣り針(A2)は『針先(12)からカエ
リ(2)にかけての針先部分(11)の上部両側面(14)が削り
取られて前記上部両側面(14)の部分に削り取り面(21)が
形成されており、且つこの削り取り面(21)同士の接する
部分に先鋭な刃状のカエリ側稜部(18)が形成され、針先
(12)からカエリ(2)にかけての下部側面(15)から底面(1
6)にかけての部分が断面円弧状に形成されている』事を
特徴とするものであり、請求項3に記載の釣り針(A3)は
『針先(12)からカエリ(2)にかけての針先部分(11)の下
部両側面(15)が削り取られて前記下部両側面(15)の部分
に削り取り面(22)が形成されており、且つこの削り取り
面(22)同士の接する部分に先鋭な刃状の底部稜部(20)が
形成され、針先(12)からカエリ(2)にかけての上部側面
(14)から上面(17)にかけての部分が断面円弧状に形成さ
れている』事を特徴とするものである。
【0010】請求項1の場合には針先部分(11)において
削り取り面(21)(22)の交差部分に先鋭な稜部(18)(19)(2
0)がそれぞれ形成されることになり、請求項2の場合に
は削り取り面(21)の交差部分に先鋭な稜部(18)が形成さ
れ、請求項3の場合には削り取り面(22)の交差部分に先
鋭な稜部(20)が形成されることになる。これにより、釣
り針(A)を魚に合わせた時、釣り針(A)の針先(12)が魚の
硬い口腔表面を貫いて魚の肉に食い込もうとするが、こ
の時、針先部分(11)に形成された刃上の鋭い稜部(18)(1
9)(20)が魚の口腔表面や肉に接触してこれを切り裂く事
になり、その結果従来の釣り針(A')(A'')に比べて差し
込み時の抵抗が少なくなり差し込み易くなる。尚、差し
込み抵抗は、針先(12)や稜部(18)(19)(20)の尖鋭度にに
もよるが、従来例に比べて約半分となる。この点は実験
例にて詳述する。
【0011】請求項4に記載の釣り針(A)は『カエリ(2)
の背面側基端部(5)とカエリの先端部(4)とを結ぶ直線(L
2)と、カエリ(2)の背面(6)から針先(12)に対して反対側
に位置する釣り針本体(1)の表面(L3)とのなす角度(α)
が直角乃至鈍角である』事を特徴とする。
【0012】これによれば、釣り針(A)が魚に突き刺さ
り、カエリ(2)を含む釣り針(A)の先端部分(11)が肉に食
い込んだとしても、釣り針本体(1)の表面(L3)に対する
背面(6)の角度が大きく立っているので、釣り針(A)を魚
から外す場合にカエリ(2)の先端部(4)が肉に深く食い込
まず、魚を大きく傷つける事なく釣り針(A)を外すこと
が出来る。また、魚が暴れた時又は魚から釣り針(A)を
外そうとする時に、カエリ(2)の基部(5)に強い力が掛か
ったとしても、カエリ(2)の幅広い基部(5)全体が釣り針
本体(1)と一体になっており且つカエリ(2)の背面(6)に
鋭い切欠や微細なクラックが発生するというようなこと
がなく、カエリ(2)が基部(5)から折損するような事がな
い。又、前述のように背面(6)の角度が大きく立ってい
るので、竿の操作中に釣り針(A)が衣服に突き刺さった
としてもカエリ(2)が衣服の繊維に絡まず容易に外すこ
とが出来るものである。
【0013】請求項5に記載の釣り針(A)を更に限定し
たもので『カエリ(2)の針先側始端部(3)とカエリ(2)の
先端部(4)とを結ぶ直線(L1)と、カエリ(2)の背面側基端
部(5)とカエリ(2)の先端部(4)とを結ぶ直線(L2)とのな
す角度(θ)が45°〜90°であり、且つカエリ(2)の
背面側基端部(5)とカエリ(2)の先端部(4)とを結ぶ直線
(L2)と、カエリ(2)の背面(6)から針先(12)に対して反対
側に位置する釣り針本体(1)の表面(L3)とのなす角度
(α)が直角乃至鈍角である』事を特徴とする。
【0014】これにより、請求項5は請求項4の作用に
加えて、直線(L1)と直線(L2)とのなす角度(θ)が45°
〜90°であって図24に示す従来の釣り針(A')のよう
な鋭い先端部(4')のカエリ(2')を持たないので、魚から
釣り針(A)を外すときカエリ(2)の先端部(4)が差し込ま
れた魚の肉の表面を滑り易くなり、釣り針(A)を魚から
外し易い。
【0015】請求項6に記載の釣り針(A)は『針先部分
(11)の長手方向に直角な方向の断面において、削り取り
面(21)又は/及び(22)の輪郭線が、輪郭線の外側に中心
点を持つ曲線にて形成されている』事を特徴とするもの
で、これにより図12に示すように『いわゆる2番スカ
シがなされた』上下両側面(14)(15)の口腔表面や肉に対
する接触部分が小さくなる事により、稜部(18)(19)(20)
による魚の口腔表面や肉の切り裂き効果が大きくなると
同時に上下両側面(14)(15)が平坦な場合に比べての口腔
表面や肉に対する接触部分が小さくなり、差し込み抵抗
が少なくなる。
【0016】請求項7は本発明に係る釣り針(A)の製造
方法の第1実施例で『釣り針本体(1)の針先(12)側の上
辺部をプレスして薄肉板状のカエリ形成用突曲部(2a)を
前記上辺部から弧状に突出させ、続いてカエリ形成用突
曲部(2a)の、針先(12)に対して反対側の部分を切断して
カエリ(2)の背面(6)を形成し、前記カエリ(2)が釣り針
(A)のフトコロ(10)側方向を向くように釣り針本体(1)を
湾曲形成する』事を特徴とする。
【0017】この方法によれば、カエリ(2)の形成をプ
レスによって行うので、強度に優れたカエリ(2)を持つ
釣り針(A)を大量生産する事が出来、しかも加工方法が
プレスであるから、従来のハイスのような素材は勿論、
チタンのように切削加工が非常に困難な素材でも使用す
る事ができ、新素材の使用を可能にする事により、新た
な機能を持つ釣り針(A)を提供する事ができる。
【0018】請求項8は、請求項7の製造方法に「針先
部分(11)の削り取り工程」を付加したもので、『釣り針
本体(1)の針先(12)側の一側辺部をプレスして薄肉板状
のカエリ形成用突曲部(2a)を前記一側辺部から弧状に突
出させ、続いてカエリ形成用突曲部(2a)の、針先(12)に
対して反対側の部分をプレスにて切断してカエリ(2)の
背面(6)を形成し、針先(12)からカエリ(2)にかけての針
先部分(11)の上部両側面(14)及び下部両側面(15)の少な
くともいずれか一方を、針先(12)からカエリ(2)にかけ
て削り取って前記削り取り面(21)(22)を平坦面又は凹湾
曲面とすると共に削り取り面(21)(22)の交差部分に先鋭
な稜部(18)(19)(20)を形成し、然る後前記カエリ(2)が
釣り針(A)の内側方向を向くように釣り針本体(1)を湾曲
形成する』事を特徴とするもので、これにより請求項7
の作用に加えて、針先部分(11)に先鋭な稜部(18)(19)(2
0)を構成する事が出来、釣り針(A)の魚に対する合わせ
をより鋭敏にする事が出来る。
【0019】請求項9は請求項7の釣り針の製造方法の
他の実施例で、『釣り針本体(1)の針先部分(11)をプレ
スして針先部分(11)を薄肉板状に形成し、続いて薄肉板
状針先部分(11a)の上部両側面(14)と下部両側面(15)の
少なくともいずか一方を削り取って尖鋭な針先(12)と針
先部分(11)の上面部分にカエリ(2)を形成すると共に前
記削り取り面(21)(22)を平坦面又は凹湾曲面として前記
削り取り面(21)(22の交差部分に先鋭な稜部(18)(19)(2
0)を形成し、針先(12)に対してカエリ(2)の反対側の部
分を切断してカエリ(2)の背面(6)を形成し、前記カエリ
(2)が釣り針(A)のフトコロ(10)側方向を向くように釣り
針本体(1)を湾曲形成する』事を特徴とするもので、請
求項8と同等の作用を有する。
【0020】
【実施例】以下、本発明にかかる釣り針(A)は第1〜第
5実施例(A1)〜(A5)があり、これらを図面に従って順次
説明する。本発明の説明は第1実施例(A1)を代表例と
し、第2実施例(A2)(A3)…は説明の繁雑さを回避するた
めに共通部分は省略し、異なる部分のみを説明するもの
とする。共通部分は全図共通符号を付している。
【0021】第1実施例の釣り針(A1)には図1に示すよ
うに、釣り針本体(1)の針先部分(11)に鱶の鰭状のカエ
リ(2)が形成されている。更に、針先(12)からカエリ(2)
にかけての針先部分(11)の上部両側面(14)及び下部両側
面(15)が、針先(12)からカエリ(2)にかけて削り取られ
ており、針先部分(11)の側面が削り取りによって形成さ
れた4面で構成され、削り取り面(21)(22)同士が接する
部分には鋭い刃状の稜部(18)(19)(20)が形成され、その
針先(12)も尖鋭に形成される事になる。この場合、図
2、12に示すようにカエリ側稜部(18)及び底部側稜部
(20)が鋭角に、側面の稜部(19)が鈍角に形成され、その
全体形状は針先部分(11)の長手方向に対する縦断面形状
が菱形に類似した矩形状となっている。勿論これに限ら
れず、図11に示すように、稜部(18)(19)(20)を構成す
る角は全て直角(断面形状は正方形となる。)に形成し
てもよい。
【0022】釣り針(A1)の素材は、従来から使用されて
いるハイスのようなものでもよいし、高炭素鋼又はチタ
ンのようなものでもよく、材質は別に限定されない。上
下部両側面(14)(15)の加工方法は、研削や切削その他適
宜の方法が採用される。
【0023】カエリ(2)の形状を詳述すると、基本的形
状は、カエリ(2)の針先側始端部(3)とカエリ(2)の先端
部(4)とを結ぶ直線(L1)と、カエリ(2)の背面側基端部
(5)とカエリ(2)の先端部(4)とを結ぶ直線(L2)とのなす
角度(θ)が45°〜90°となるように形成される。
又、カエリ(2)の背面側基端部(5)とカエリ(2)の先端部
(4)とを結ぶ直線(L2)と、カエリ(2)の背面(6)から針先
(12)に対して反対側に位置する釣り針本体(1)の表面(L
3)とのなす角度(α)が直角乃至鈍角となるように形成さ
れている。従って、カエリ(2)の針先側始端部(3)とカエ
リ(2)の先端部(4)との間のカエリ稜部(8)は、釣り針本
体(1)に対して浅い角度で立ち上がっており、カエリ(2)
の背面側基端部(5)とカエリ(2)の先端部(4)との間の背
面(6)は、釣り針本体(1)に対して大きな角度で立ち上が
る事になる。
【0024】次に、本発明にかかる第1実施例の釣り針
(A1)の製造方法について説明する。釣り針(A)の製造方
法は、以下に述べる第1方法の他に各種の方法があり、
ここでは第1方法を代表例とし、第2法以下は簡略のた
め第1方法と同一の部分は省略し、相違する点のみを述
べる事にする。釣り針用のワイヤを所定の長さに切断
し、その針先部分(11)を研削して鋭利に尖らす。この時
点では針先の断面は円形である。次に、釣り針本体(1)
の後端部を仮想線で示すプレス(P3)にてプレスしてチモ
ト(7)を形成する。針先部分(11)の研磨とチモト(7)のプ
レス加工はいずれが先であってもよい。(図13)
【0025】然る後、針先部分(11)を除いて直線状の釣
り針本体(1)を固定し、針先部分(11)の上辺部の一部を
プレス(P1)にてプレスして薄肉板状のカエリ形成用突曲
部(2a)を弧状に突出させる。(図14)
【0026】続いてカエリ形成用突曲部(2a)の背部をプ
レス(P2)にて切断し、カエリ(2)の背面(6)側を凹湾曲状
に形成する。勿論、プレス(P2)の切断刃を矩形状にすれ
ばカエリ(2)の背面(6)はストレートになる。(図15)
【0027】次に、釣り針本体(1)の針先部分(11)に削
り取り面(21)(22)を形成する事になるのであるが、円板
状カッタ(23)又は砥石をカエリ(2)側から針先(12)に向
かって斜めに移動させ、針先部分(11)の上部両側面(14)
を削り取る。図示しないが、針先部分(11)の下部側面(1
5)を削り取る場合も同様の方法によって行う。(図1
6)
【0028】針先部分(11)の削り取りは、上部両側面(1
4)のみ、下部両側面(15)のみ又は上下部両側面(14)(15)
に施す。削り取りによって形成された削り取り面(21)(2
2)の交差部分には先鋭な刃状稜部(18)(19)(20)が形成さ
れる事になる。削り取りは、切削の場合と研削の場合と
があり、切削の場合は針先(12)の先鋭度を研磨より高く
する事が出来る。
【0029】最後に直線状の釣り針本体(1)の成形を溝
付きローラ(24)と溝付きガイド(25)とで行うのである
が、溝付きガイド(25)に沿って溝付きローラ(24)を移動
させて針先部分(11)を屈曲させ、針先(12)がチモト(7)
方向を向き、カエリ(2)がフトコロ(10)方向に向くよう
にする。(図17) このように釣り針(A1)の加工が終了すると、メッキなど
必要な表面処理を施して第1実施例の釣り針(A1)の完成
品が形成される。
【0030】次に、本発明の釣り針(A1)の使用方法に付
いて説明する。魚が餌に食いつくと同時に機敏に竿を操
作して魚に釣り針(A1)を合わせる。このとき、釣り針(A
1)の針先(12)が魚の硬い口腔に引っ掛かると同時にその
表面を突き破り、続いて針先部分(11)が肉に食い込もう
とする。魚の口腔表面や肉に接触するのは主としてカエ
リ側稜部(18)や側面及び底面の稜部(19)(20)であって針
先部分(11)の外周面全面が接触する訳ではない。換言す
れば、針先部分(11)の鋭い刃状の稜部(18)(19)(20)が主
として魚の口腔表面や肉に接触して魚の口腔表面や肉を
切り裂いて行く。その結果、針先部分(11)全周が接触
し、口腔表面や肉を押し広げて行く従来の断面円形の釣
り針(A')(A'')と比べて格段に接触抵抗が小さくなり、
それだけ突き刺さり易い。従って、魚への合わせをより
容易に行うことができる。
【0031】《実験例》図1に示す本発明の釣り針(A1)
と図24に示す従来の釣り針(A')との差し込み易さを比
較した実験データが図26(イ)(ロ)(ハ)である。本実験で
使用された釣り針(A1)(A')は、実験を容易にするために
作られた大型のもので、(A1)は本発明の第1実施例の図
3に示す釣り針の相似形であり、(A')は従来例(図2
4)の相似形である。釣り針(A1)は、針先(12)からカエ
リ(2)の先端部(4)までの直線長さが40mmであり、そ
の断面が2番すかしが形成された菱形のものである。従
来品(A')の場合は直径6.5mmの丸棒の先端を、30
mmの長さにて円錐状に尖らせたものである。使用材料
は魚体に似た性状を持つ厚さ1.85mmのビニルシー
トである。図26(イ)(ロ)中、横軸が釣り針(A1)(A')に加
わる荷重kgfであり、縦軸が釣り針(A1)(A')の差し込み
深さを示す。これによれば、従来の釣り針(A')は図26
(ロ)に示すように、釣り針(A')の針先(12')がビニルシー
トに接触してから10mm差し込まれるのに3.12kgf
の荷重を必要とし、次の20mmまで差し込まれるのに
4.95kgfの荷重を必要とし、最後の30mmまで差し
込まれるのに6.30kgfの荷重を必要とした。これに対
して、本発明の釣り針(A)は図26(イ)に示すように、釣
り針(A)の針先(12)がビニルシートに接触してから10
mm差し込まれるのに1.88kgfの荷重を必要とし、次
の20mmまで差し込まれるのに2.18kgfの荷重を必
要とし、最後の30mmまで差し込まれるのに3.39k
gfの荷重が必要であった。このように、本発明の釣り針
(A1)の針先部分(11)の形状によれば、10mmの地点で
は60%の荷重で同一深さに達するものであり、20m
mの地点では44%で足り、30mmの地点では53%
で足る。また、図26(ハ)では荷重3kgfの場合の差し込
み深さの違いを比較したものであるが、本発明品(A1)で
は26.5mmに達するのに対して、従来品(A')では僅
かに9.5mmに過ぎなかった。この結果から分かるよう
に、本発明の釣り針(A1)では鋭い稜部(18)(19)(20)の切
り裂き効果により、針先(12)が若干差し込まれた地点か
ら急激に針先(12)が差し込まれて行く事が分かる。
【0032】なお、針先部分(11)の側面を構成する削り
取り面(21)(22)を、図12のように針先部分(11)の長手
方向に平行な凹面柱状湾曲面『換言すれば、針先部分(1
1)の長手方向に対する縦断面形状の輪郭線が、輪郭線の
外側に中心点を持つ曲線で、いわゆる2番すかしの状
態』にて略菱形の矩形断面を形成すれば、稜部(18)(19)
(20)の刃先部分がより先鋭に構成される事になり、これ
による魚体の口腔表面や肉の切り裂き効果がより大きく
なると同時に凹湾曲した削り取り面(21)(22)の口腔表面
や肉に対する接触部分が小さくなり、図11のような輪
郭線が直線のものに比べてより差し込み時の抵抗がすく
なくなる。また、図3、4は第1実施例(A1)の変形例
で、針先部分(11)が切削によって削り取られており、さ
らにカエリ(2)側に反らせて三日月型に曲成されている
例である。この場合は針先部分(11)が円弧に沿って魚体
の肉を切り裂きつつより容易に差し込まれていく事にな
る。
【0033】第2実施例の釣り針(A2)は、第1方法にて
形成されたもので、図5に示すように、針先(12)からカ
エリ(2)にかけての針先部分(11)の上部両側面(14)を、
針先(12)からカエリ(2)にかけて削り取って針先部分(1
1)の上部の削り取り面(21)の交差部分が断面略逆V型に
形成されるようにしたものであり、従って針先(12)から
カエリ(2)にかけての下部側面(15)から底面(16)にかけ
ての部分は断面円弧状のままとなる。この場合もカエリ
側稜部(18)は刃状の鋭いものになる。また、この場合は
第1実施例(A1)やその変形例(図3)に比べて断面円弧
状の部分が存在するために差し込み時の抵抗が大きくな
るものの、カエリ(2)側では、前述の先鋭な刃状のカエ
リ側稜部(18)が魚の口腔表面や肉に接触してこれらを切
り裂く事になり、従来例(A')(A'')に比べてそれだけ差
し込み時の抵抗が少なくなる。勿論、前記削り取り面(2
1)を凹面柱状湾曲面に形成してもよい。
【0034】第3実施例の釣り針(A3)は、図6に示すよ
うに、下部両側面(15)を削り取って針先部分(11)の下部
削り取り面(22)の交差部分が断面略逆V型に形成される
ようにしたものであり、この場合は針先(12)からカエリ
(2)にかけての上部側面(14)から上面(17)にかけての部
分は断面円弧状のままとなる。この場合も第2実施例(A
2)と同様、断面円弧状の部分が存在するために差し込み
時の抵抗が大きくなるものの、底面側では先鋭な刃状の
底部稜部(20)が存在するために従来例に比べてそれだけ
差し込み時の抵抗が少なくなる。勿論この場合も前記削
り取り面(21)を凹面柱状湾曲面に形成してもよい。
【0035】図7〜10は本発明の第2,3方法で形成
された例である。第2方法は図18(a)〜(e)に示すよう
に、一定の寸法に切断された丸棒の素材(S)の一端をプ
レスして針先部分(11)を薄肉板状(換言すればヘラ状)
に形成し、続いて薄肉板状針先部分(11a)の上部両側面
(14)と下部両側面(15)の少なくともいずか一方を斜めに
削り取って尖鋭な針先(12)と針先部分(11)の上面部分に
カエリ(2)を形成する方法である。この削り取り面(21)
(22)は前述のように平坦面又は凹湾曲面に構成され、こ
の削り取り面(21)(22)の交差部分が先鋭な稜部(18)(19)
(20)を形成する。次に、針先(12)に対してカエリ(2)の
反対側の部分を切断してカエリ(2)の背面(6)を形成し、
前記カエリ(2)が釣り針(A)のフトコロ(10)側方向を向く
ように釣り針本体(1)を湾曲形成される。尚、チモト(7)
は第1実施例と同様に形成される。
【0036】また、その変形例として図19(a)〜(e)に
示すように、針先部分(11a)をプレスする場合に、針先
部分(11a)の底部(16)側を金型にてガード(金型部分を
ハッチングで示す。)しておき、上面(17)側にプレスさ
れた肉が溢出するようにしておく。続いて薄肉板状針先
部分(11a)の上面(17)側から先端底部に向けて斜め下に
薄肉板状針先部分(11a)を削り取り、鋭い針先(12)とカ
エリ(2)とを形成する。最後にカエリ(2)の背部を削り取
り、カエリ(2)の背部(6)を形成する。
【0037】本発明の第3方法は、図20(a)〜(e)に示
すように、一定の寸法に切断され、先端が円錐状に研磨
された丸棒の素材(1)の、円錐状部分と円柱部分の接続
部分をプレスしてカエリ形成用突曲部(2a)を素材(1)の
両側(又は、前述のように金型にてガードして上面(17)
側にのみ)に突出させ、次に針先部分(11)の上部両側面
(14)又は下部両側面(15)のいずれか一方又は両方を削り
取る場合や、その第1変形例として図21(a)〜(e)に示
すように針先部分(11)の円錐状部分全体をプレスする場
合や、第2変形例《図22(a)〜(e)》として、円錐状部
分の底部(16)側を金型でガードしながら全体をプレスす
る場合がある。このような方法で形成されたのが釣り針
(A4)〜(A6)である。この場合はカエリ(2)の基部(5)と釣
り針本体(1)との間に第1〜3実施例のようにプレスに
よる段差が生じない。
【0038】本発明の第4方法は、図23(a)〜(d)に示
すように、一定の寸法に切断され、先端が円錐状に研磨
された丸棒の素材(1)の針先部分(11)を刃物(図示せ
ず)にて切り起こしてカエリ形成用突出部(2a)を形成
し、この先端部分から基部にかけての部分をカッタにて
削り取り、カエリ(2)の湾曲背面(6)を形成すると共に切
り起こし時に発生したカエリ形成用突出部(2a)の基部の
微細クラックを取り除き、続いて針先部分(11)の側面を
削り取って尖鋭な針先(12)と稜部(18)(19)(20)とを形成
した例である。この場合もプレス成形の場合と同様の形
状のカエリ(2)が得られる事になる。
【0039】
【発明の効果】本発明の釣り針によれば、針先部分を削
り取って形成した先鋭な刃状の稜部により、魚への差し
込み抵抗が少なくなるので、未熟な者でも簡単に釣り針
を魚に合わせる事ができるという利点がある。さらに、
前記針先部分の削り取り面を『2番すかし』として、凹
湾曲面とする事により、刺し込み時における魚肉の接触
抵抗が少なくなり、より刺し込み易くなって合わせが簡
単となる。また、カエリの形状が特殊な形状となってい
るので、カエリが折れにくく且つ初心者でも釣り針を魚
を大きく傷つける事なく外し易い。また、釣り針が衣服
に突き刺さったとしてもカエリが衣服の繊維に絡まず容
易に外すことが出来る。また、本発明方法によれば、カ
エリの形成をプレスによって行うので、どのような素材
でも使用する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる釣り針の第1実施例の正面図
【図2】本発明にかかる第1実施例の釣り針の針先部分
の拡大斜視図
【図3】本発明にかかる第1実施例の釣り針の針先部分
の他例の部分断面拡大正面図
【図4】図3の平面図
【図5】本発明にかかる第2実施例の釣り針の針先部分
の拡大斜視図
【図6】本発明にかかる第3実施例の釣り針の針先部分
の拡大斜視図
【図7】第2又は3方法で形成した釣り針で本発明の第
4実施例の針先部分の拡大斜視図
【図8】第2又は3方法で形成した釣り針で本発明の第
5実施例の針先部分の拡大斜視図
【図9】第2又は3方法で形成した釣り針で本発明の第
6実施例の針先部分の拡大斜視図
【図10】第4〜6実施例に係る釣り針の変形例の針先
部分の拡大斜視図
【図11】本発明にかかる第1実施例の釣り針の針先部
分の断面図
【図12】本発明にかかる第1実施例の釣り針の針先部
分に2番スカシを設けた場合の断面図
【図13】本発明の第1方法で、釣り針用素材の先端を
研磨し、他端をプレスしてチモトを形成した状態の正面
【図14】図13の針先部分の一側部をプレスしてカエ
リ形成用突曲部を形成した時の正面図
【図15】図14のカエリの背部をプレスによりトリミ
ングした状態の正面図
【図16】図15の針先部分を削り取る場合の正面図
【図17】図17の釣り針本体を曲成している状態を示
す正面図
【図18】本発明第2方法の針先部分の製造工程のフロ
ー図
【図19】本発明第2方法の針先部分の他の製造工程の
フロー図
【図20】本発明第3方法の針先部分の製造工程のフロ
ー図
【図21】本発明第3方法の針先部分の製造工程の変形
例のフロー図
【図22】本発明第3方法の針先部分の製造工程の更に
異なる変形例のフロー図
【図23】本発明第4方法の針先部分の製造工程のフロ
ー図
【図24】従来例の正面図
【図25】従来例の他の例の正面図
【図26】本発明の第1実施例と従来例の釣り針との差
し込み実験結果のグラフ
【符号の説明】
(A)…釣り針 (1)…釣り針本体 (2)…カエリ (3)…カエリの針先側始端部 (4)…カエリの先端部 (5)…カエリの背面側基端部 (6)…背面 (7)…チモト (9)…軸 (10)…フトコロ (11)…針先部分 (12)…針先 (14)…上部両側面 (15)…下部両側面 (18)(19)(20)…先鋭な刃状の稜部 (21)(22)…削り取り面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−42927(JP,A) 実開 平1−155359(JP,U) 実開 平3−112255(JP,U) 実開 昭58−146461(JP,U) 実開 平4−82959(JP,U) 実開 平1−77368(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 83/00 - 83/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針先からカエリにかけての針先部
    分の上部両側面及び下部両側面が削り取られて前記上部
    両側面の部分及び下部両側面の部分に削り取り面が形成
    されており、且つこの削り取り面同士の接する部分に先
    鋭な刃状の稜部が形成されている事を特徴とする釣り
    針。
  2. 【請求項2】 針先からカエリにかけての針先部
    分の上部両側面が削り取られて前記上部両側面の部分に
    削り取り面が形成されており、且つこの削り取り面同士
    の接する部分に先鋭な刃状の稜部が形成され、針先から
    カエリにかけての下部側面から底面にかけての部分が断
    面円弧状に形成されている事を特徴とする釣り針。
  3. 【請求項3】 針先からカエリにかけての針先部
    分の下部両側面が削り取られて前記下部両側面の部分に
    削り取り面が形成されており、且つこの削り取り面同士
    の接する部分に先鋭な刃状の稜部が形成され、針先から
    カエリにかけての上部側面から上面にかけての部分が断
    面円弧状に形成されている事を特徴とする釣り針。
  4. 【請求項4】 カエリの背面側基端部とカエリの
    先端部とを結ぶ直線(L2)と、カエリの背面から針先に対
    して反対側に位置する釣り針本体の表面(L3)とのなす角
    度(α)が直角乃至鈍角である事を特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の釣り針。
  5. 【請求項5】 カエリの針先側始端部とカエリの
    先端部とを結ぶ直線(L1)と、カエリの背面側基端部とカ
    エリの先端部とを結ぶ直線(L2)とのなす角度(θ)が45
    °〜90°であり、且つカエリの背面側基端部とカエリ
    の先端部とを結ぶ直線(L2)と、カエリの背面から針先に
    対して反対側に位置する釣り針本体の表面(L3)とのなす
    角度(α)が直角乃至鈍角であるを特徴とする請求項1か
    ら3に記載の釣り針。
  6. 【請求項6】 針先部分の長手方向に直角な方向
    の断面において、削り取り面の輪郭線が、輪郭線の外側
    に中心点を持つ曲線にて形成されている事を特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の釣り針。
  7. 【請求項7】 釣り針本体の針先側の上辺部をプ
    レスして薄肉板状のカエリ形成用突曲部を前記上辺部か
    ら弧状に突出させ、続いてカエリ形成用突曲部の、針先
    に対して反対側の部分を切断してカエリの背面を形成
    し、前記カエリが釣り針のフトコロ側方向を向くように
    釣り針本体を湾曲形成する事を特徴とする釣り針の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 釣り針本体の針先側の上辺部をプ
    レスして薄肉板状のカエリ形成用突曲部を前記上辺部か
    ら弧状に突出させ、続いてカエリ形成用突曲部の、針先
    に対して反対側の部分を切断してカエリの背面を形成
    し、針先からカエリにかけての針先部分の上部両側面及
    び下部両側面の少なくともいずれか一方を、針先からカ
    エリにかけて削り取って前記削り取り面を平坦面又は凹
    湾曲面とすると共に削り取り平坦面又は凹湾曲面の交差
    部分に先鋭な稜部を形成し、然る後前記カエリが釣り針
    のフトコロ側方向を向くように釣り針本体を湾曲形成す
    る事を特徴とする釣り針の製造方法。
  9. 【請求項9】 釣り針本体の針先部分をプレスし
    て針先部分を薄肉板状に形成し、続いて薄肉板状針先部
    分の上部両側面と下部両側面の少なくともいずか一方を
    削り取って尖鋭な針先と針先部分の上面部分にカエリを
    形成すると共に前記削り取り面を平坦面又は凹湾曲面と
    して前記削り取り面の交差部分に先鋭な稜部を形成し、
    針先に対してカエリの反対側の部分を切断してカエリの
    背面を形成し、前記カエリが釣り針のフトコロ側方向を
    向くように釣り針本体を湾曲形成する事を特徴とする釣
    り針の製造方法。
JP22885094A 1993-08-09 1994-08-29 釣り針とその製造方法 Expired - Fee Related JP3301675B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22885094A JP3301675B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 釣り針とその製造方法
EP94306545A EP0643912A1 (en) 1993-09-08 1994-09-06 Fishhook and method of making the same
US08/301,959 US5526603A (en) 1993-09-08 1994-09-07 Fishhook having tip portion with upper and lower lateral cut faces and method of making the same
KR1019940022572A KR950007645A (ko) 1993-09-08 1994-09-08 낚시바늘과 그 제조방법
CN 94115133 CN1105186A (zh) 1993-09-08 1994-09-08 鱼钩及其制作方法
US08/470,056 US5542164A (en) 1993-08-09 1995-06-06 Method for forming a barb on a tip of a fishhook

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22885094A JP3301675B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 釣り針とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0856534A JPH0856534A (ja) 1996-03-05
JP3301675B2 true JP3301675B2 (ja) 2002-07-15

Family

ID=16882859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22885094A Expired - Fee Related JP3301675B2 (ja) 1993-08-09 1994-08-29 釣り針とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3301675B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170188560A1 (en) * 2016-01-05 2017-07-06 Graham Tackle, LLC Flared double fish hook

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005224236A (ja) * 2003-08-08 2005-08-25 Gamakatsu Co Ltd 釣り針の製造方法及び釣り針
JP3135264U (ja) * 2007-06-28 2007-09-06 株式会社土肥富 釣針
CN105394001B (zh) * 2014-12-12 2020-10-09 王火生 一种冬季捕鱼用拖钩

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170188560A1 (en) * 2016-01-05 2017-07-06 Graham Tackle, LLC Flared double fish hook
US10750730B2 (en) * 2016-01-05 2020-08-25 Graham Tackle Llc Flared double fish hook

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0856534A (ja) 1996-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5542164A (en) Method for forming a barb on a tip of a fishhook
JPS63174683A (ja) 鋸歯状エッジナイフ
JPH06296790A (ja) 医療用縫合針及び研削装置
JP3301675B2 (ja) 釣り針とその製造方法
JP6423203B2 (ja) 医療用縫合針
KR20050019016A (ko) 낚시바늘 및 그 제조방법
US4484368A (en) Fisherman's tool for cutting line and cleaning hooks
JP2005224236A (ja) 釣り針の製造方法及び釣り針
JP2001299148A (ja) 釣 針
JP3811913B2 (ja) 手術用縫合針の製造方法
JPS6294189A (ja) ナイフ
JP7220579B2 (ja) 刃物シャープナー
JPH0851892A (ja) 釣り針
EP1623621A1 (en) A method of manufacturing a fishhook, and a fishhook
KR200144482Y1 (ko) 낚시용 바늘
JPS5932151B2 (ja) 電気かみそり
JPS5935089Y2 (ja) 釣針
JPH0722211Y2 (ja) 切断用刃物
JPS6021044Y2 (ja) 手術用縫合針
EP0707797A1 (en) Meat skinning machine and blade therefor
JPH0775465A (ja) 釣り針とその製造方法
JP3584381B2 (ja) 先曲げ注射針
JPS6011767Y2 (ja) 刈取機におけるナイフセクション
US2152879A (en) Fishhook disgorger
JP3502662B2 (ja) 釣り針のかえりの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080426

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees