JP3300324B2 - 信号対雑音干渉電力比推定装置 - Google Patents

信号対雑音干渉電力比推定装置

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JP3300324B2 JP2000051139A JP2000051139A JP3300324B2 JP 3300324 B2 JP3300324 B2 JP 3300324B2 JP 2000051139 A JP2000051139 A JP 2000051139A JP 2000051139 A JP2000051139 A JP 2000051139A JP 3300324 B2 JP3300324 B2 JP 3300324B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動無線通信シス
テム、特に符号分割多重通信システム(CDMA)におい
て、同一ユ−ザが複数チャネルを多重化して伝送する場
合に、送信電力制御や、変調および多重チャネル数の可
変伝送制御などのために用いられるものであって、受信
信号に含まれる所望の信号成分の電力とそれ以外の雑音
干渉信号成分の電力との比を算出する信号対雑音干渉電
力比推定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような技術としては、例え
ば、文献:「B−330 DS−CDMAの適応送信電
力制御におけるSIR測定法の検討」清尾等、1996
年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、p.331
に記載されたものなどがある。CDMAにおいて、各通
信局は同じ周波数帯域を共有して使用し、各通信局から
の送信信号は、各通信局に固有に割り当てられた拡散符
号により識別されて受信される。この場合、各通信局の
通話品質が同一かつ公平となり、伝送の周波数利用効率
をより良くするためには、所望局からの受信信号成分の
電力(S)の、雑音信号(N)とその他の局から被る干
渉信号(I)とを合わせた雑音干渉信号成分(N+I)
の電力との比[SNIR=S/(N+I):信号対雑音
干渉電力比]が、各通信局で、一定、同一であることが
必要となる。このような目的を実現するために、各通信
局で送信電力を制御している。上記の文献では、この送
信電力制御に用いるSNIR推定装置について提案され
ている。
【0003】図6は、従来の信号対雑音干渉電力比推定
装置を示すブロック図である。相手局からの送信信号は
送受信アンテナ601で受信され、高周波回路602で
拡散帯域のベ−スバンド信号に変換され、受信チャネル
603に出力される。受信チャネル603の逆拡散回路
604で拡散符号の信号を乗算して拡散復調(逆拡散)
し、デ−タ変調された相手局からの信号を出力する。そ
の際、先行波および1または複数の遅延波別に分離して
RAKE合成回路605に出力する。送信信号には、一
定周期、例えばスロットの単位などで、既知の信号であ
るパイロット信号が、複数シンボル挿入される。このス
ロットは複数スロットでフレーム、さらに複数フレーム
で送信の単位であるパケットを構成する。
【0004】移動通信局が受信する信号は、フェージン
グによって、受信信号レベルが変動するだけでなく、キ
ャリアに対する位相も変動する。言い換えれば、キャリ
ア位相を基準とするI,Q成分が独立に変動する。本明
細書では、このレベル変動と位相変動を合わせてフェー
ジング歪という。フェージング歪算出回路608は、到
来波のそれぞれについて、パイロット信号が挿入された
複数シンボル区間において、受信信号レベルおよびキャ
リア位相の平均値を算出することにより、到来波のそれ
ぞれについて、フェージング歪を推定する。
【0005】RAKE合成回路605は、複数の到来波
の遅延時間を揃えるとともに、算出されたフェ−ジング
歪の推定値を使用して、複数の到来波のフェージング歪
を補正して合成処理し、合成信号を出力する。スロット
内信号電力算出回路606は、RAKE合成回路605
から出力されるRAKE合成信号によりスロット内信号
成分の電力を推定する。具体的には、パイロット信号区
間を含め、1スロット区間の途中まで、ないし1スロッ
トの全区間の複数のシンボルデータのデータ変調信号に
ついて、RAKE合成信号の信号レベルの平均値(フェ
ージング・エンベロープの平均値)を算出し、この平均
値の2乗をスロット内信号成分の電力であると推定す
る。
【0006】スロット内雑音干渉電力算出回路607
は、この推定されたスロット内信号成分の電力からの、
RAKE合成信号の分散を算出することで、スロット内
雑音干渉信号成分の電力を推定する。具体的に説明する
と、キャリア位相を基準としたI,Q位相平面上の、既
知のパイロット信号のシンボル位相において、推定され
たスロット内信号成分の電力の平方根を振幅値としたパ
イロット信号の基準信号を算出し、RAKE合成信号の
振幅位相点との差ベクトルの長さの2乗を算出し、これ
をパイロット信号の複数シンボル分について平均し、平
均値をスロット内雑音干渉信号成分の電力の推定値とす
る。
【0007】スロット内雑音干渉信号成分の電力につい
ては、更に、スロット間平均雑音干渉電力算出回路61
2において、複数スロットに係る長時間の平均的な雑音
干渉電力を算出して、雑音干渉電力としている。雑音干
渉信号成分の電力を算出できるのは、パイロット信号な
ど、既知の信号区間だけであるので、雑音干渉信号成分
の電力を推定するためのシンボル数が少なく、統計的に
精度の良い推定ができない。そのため、複数スロットに
わたって、それらの平均値を算出している。一方、所望
の信号成分の電力については、瞬時瞬時の受信スロット
の電力変動を観測する必要があるため、スロット内信号
電力算出回路606は、1スロット内での推定を行って
いる。このようにして推定した所望の信号成分の電力と
雑音干渉信号成分の電力との比により、SNIR算出回
路614で信号対雑音干渉電力比を推定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のマル
チメディア通信では、多種のサ−ビスや多種のメディア
のデ−タ、大きな伝送容量を必要とするデ−タ等を、同
一帯域の伝送路で、しかも、1ユ−ザが複数のデ−タを
同時に効率良く伝送できる技術が要望されている。そこ
で、複数チャネルについて異なる拡散符号を用いて多重
化して伝送し、このチャネル多重数を可変する、更に
は、各多重チャネルの変調多値数を、拡散変調,デ−タ
変調の少なくとも一方について、信号対雑音干渉電力比
に応じて、適応的に可変制御しながら伝送することが必
要となっている。
【0009】しかし、従来の信号対雑音干渉電力比推定
装置では、1スロット内で雑音干渉信号成分を算出可能
なサンプル数が少ないために、精度の良い信号対雑音干
渉電力比(SNIR)を推定することが困難であった。
雑音干渉信号成分の電力を長期間にわたって平均すれば
精度が向上するが、それでは、トラヒックの増減による
ユ−ザ間干渉の変動等に即応することができない。フェ
−ジング歪算出回路においても、パイロット信号を用い
て推定するので、精度の良い推定が困難であるために、
良好なフェージング補正ができなくなり、このことから
も、精度の良い信号対雑音干渉電力比を推定することが
困難である。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
に考案したもので、1ユ−ザが複数チャネルを多重化し
て伝送するマルチメディア通信システム等において、容
易に精度良好な信号対雑音干渉電力比を推定することが
できる信号対雑音干渉電力比推定装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に記載の発明においては、相手
局から送信された、所定の周期間隔で既知の信号を含ん
だチャネルを多重化した拡散変調信号を受信し、所望の
信号成分の電力と雑音干渉信号成分の電力との比を推定
する信号対雑音干渉電力比推定装置であって、受信する
多重チャネルの内の複数チャネルについて、前記複数チ
ャネルの各チャネル毎に算出された前記所望の信号成分
の電力と、前記複数チャネルの各チャネル毎に算出され
た前記雑音干渉信号成分の電力に基づいて、前記複数チ
ャネルに関して平均化処理された、前記所望の信号成分
の電力と雑音干渉信号成分の電力との比を算出すること
により、前記所望の信号成分の電力と雑音干渉信号成分
の電力との比を推定するものである。複数チャネルに関
して平均化処理された、所望の信号成分の電力と雑音干
渉信号成分の電力との比を算出することにより、実質的
に算出する信号のシンボル数をチャネル数だけ倍増させ
ることができ、信号対雑音干渉電力比の推定値を、容易
に精度良好なものとすることができる。
【0012】請求項2に記載の発明においては、前記請
求項1記載の信号対雑音干渉電力比推定装置において、
前記複数チャネルについて、それぞれ、前記複数チャネ
ルの各チャネルの逆拡散した信号または該逆拡散した信
号をフェージング補正した信号に基づいて、前記複数チ
ャネルの各チャネル毎に前記所望の信号成分の電力を算
出する、複数の信号電力算出回路と、前記複数の信号電
力算出回路の出力の平均値を算出する信号電力平均値算
出回路と、前記複数チャネルについて、それぞれ、前記
複数チャネルの各チャネルの逆拡散した信号をフェージ
ング補正した信号、および、前記信号電力平均値算出回
路の出力に基づいて、前記複数チャネルの各チャネル毎
に前記雑音干渉信号成分の電力を算出する、複数の雑音
干渉電力算出回路と、前記信号電力平均値算出回路の出
力、および、前記複数の雑音干渉電力算出回路の出力に
基づいて、前記複数チャネルに関して平均化処理され
た、前記所望の信号成分の電力と雑音干渉信号成分の電
力との比を算出する信号対雑音干渉電力比平均値算出回
路を備えるものである。複数チャネルに関して平均化処
理された、所望の信号成分の電力と雑音干渉信号成分の
電力との比を算出することにより、信号対雑音干渉電力
比の推定値を容易に精度良く算出することができる。
【0013】請求項3に記載の発明においては、前記請
求項1に記載の信号対雑音干渉電力比推定装置におい
て、前記複数チャネルについて、それぞれ、前記複数チ
ャネルの各チャネルの逆拡散した信号または該逆拡散し
た信号をフェージング補正した信号に基づいて、前記複
数チャネルの各チャネル毎に前記所望の信号成分の電力
を算出する、複数の信号電力算出回路と、前記複数チャ
ネルについて、それぞれ、前記複数チャネルの各チャネ
ルの逆拡散した信号をフェージング補正した信号、およ
び、前記複数の信号電力算出回路の出力に基づいて、前
記複数チャネルの各チャネル毎に前記雑音干渉信号成分
の電力を算出する、複数の雑音干渉電力算出回路と、前
記複数の雑音干渉電力算出回路の出力の平均値を算出す
る雑音干渉電力平均値算出回路と、前記複数の信号電力
算出回路、および、前記雑音干渉電力平均値算出回路の
出力に基づいて、前記複数チャネルに関して平均化処理
された、前記所望の信号成分の電力と雑音干渉信号成分
の電力との比を算出する信号対雑音干渉電力比平均値算
出回路を備えるものである。複数チャネルに関して平均
化処理された、所望の信号成分の電力と雑音干渉信号成
分の電力との比を算出することにより、信号対雑音干渉
電力比の推定値を容易に精度良く算出することができ
る。
【0014】請求項4に記載の発明においては、前記請
求項1に記載の信号対雑音干渉電力比推定装置におい
て、前記複数チャネルについて、それぞれ、前記複数チ
ャネルの各チャネルの逆拡散した信号または該逆拡散し
た信号をフェージング補正した信号に基づいて、前記複
数チャネルの各チャネル毎に前記所望の信号成分の電力
を算出する、複数の信号電力算出回路と、前記複数の信
号電力算出回路の出力の平均値を算出する信号電力平均
値算出回路と、前記複数チャネルについて、それぞれ、
前記複数チャネルの各チャネルの逆拡散した信号をフェ
ージング補正した信号、および、前記信号電力平均値算
出回路の出力に基づいて、前記複数チャネルの各チャネ
ル毎に前記雑音干渉信号成分の電力を算出する、複数の
雑音干渉電力算出回路と、前記複数の雑音干渉電力算出
回路の出力の平均値を算出する雑音干渉電力平均値算出
回路と、前記信号電力平均値算出回路の出力、および、
前記雑音干渉電力平均値算出回路の出力に基づいて、前
記複数チャネルに関して平均化処理された、前記所望の
信号成分の電力と雑音干渉信号成分の電力との比を算出
する信号対雑音干渉電力比平均値算出回路を備えるもの
である。複数チャネルに関して平均化処理された、所望
の信号成分の電力と雑音干渉信号成分の電力との比を算
出することにより、信号対雑音干渉電力比の推定値を容
易に精度良く算出することができる。
【0015】請求項5に記載の発明においては、前記請
求項1,2,3,4に記載の信号対雑音干渉電力比推定
装置において、前記複数チャネルの各チャネルの逆拡散
した信号に基づいて、前記複数チャネルの各チャネル毎
にフェ−ジング歪を算出し、前記複数チャネルに関して
平均化されたフェ−ジング歪を算出するフェージング歪
平均値算出回路を備え、前記複数チャネルの各チャネル
の逆拡散した信号をフェージング補正した信号を出力
し、信号対雑音干渉電力比を推定するものである。より
精度良好なフェージング補正が可能となり、複数チャネ
ルに関して平均化された所望の信号成分の電力と雑音干
渉信号成分の電力をより精度良く算出でき、信号対雑音
干渉電力比の推定値を、容易に精度良好なものとするこ
とができる。
【0016】請求項6に記載の発明においては、前記請
求項1,2,3,4,5に記載の信号対雑音干渉電力比
推定装置において、前記複数チャネルの各チャネルの逆
拡散した信号をRAKE合成回路によりフェージング補
正して合成した信号を出力し、信号対雑音干渉電力比を
推定するものである。複数の到来波がある場合にも、各
チャネルの逆拡散した信号をフェージング補正し複数の
到来波を合成した信号を得ることができ、所望の信号成
分の電力と雑音干渉信号成分の電力をより精度良く算出
でき、信号対雑音干渉電力比の推定値を容易に精度良好
なものとすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の信号対雑音干渉電
力比推定装置の実施の形態を、図1〜図5を用いて説明
する。ここでは、相手局がスロット単位の一定周期で既
知の信号であるパイロット信号を複数チャネルに挿入
し、このような複数チャネルを多重化して伝送している
ものとする。各チャネルの送信信号のスロット構成およ
びパイロット信号は全く同じで、かつ、各チャネルは、
相互に同期しているものとする。
【0018】図1は、本発明の信号対雑音干渉電力比推
定装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。こ
の実施の形態は、各受信チャネル103(1)〜103
(N)のフェ−ジング歪の平均値を算出するフェ−ジン
グ歪平均値算出回路109を備える。また、各受信チャ
ネル103(1)〜103(N)のスロット内信号電力
の平均値を算出するスロット内信号電力平均値算出回路
110と、各受信チャネル103(1)〜103(N)
のスロット内雑音干渉電力の平均値を算出するスロット
内雑音干渉電力平均値算出回路111の出力に基づい
て、チャネルに関して平均化処理された、信号対雑音干
渉電力比を算出するSNIR平均値算出回路113を備
える。
【0019】図6に示した従来技術と同様に、相手局か
らの送信信号は送受信アンテナ101で受信され、高周
波回路102で拡散帯域のベ−スバンド信号に変換され
る。しかし、図6とは異なり、送信された多重チャネル
数Nに応じて設けられた受信チャネル103(1)〜1
03(N)に入力される。各受信チャネル103(1)
〜(N)毎に、図6と同様な、逆拡散回路104、フェ
ージング歪算出回路108、RAKE合成回路105、
スロット内信号電力算出回路106、スロット内雑音干
渉電力算出回路107が設けられている。
【0020】逆拡散回路104では、多重伝送された各
チャネルに割り当てられた拡散符号の信号を乗算して拡
散復調し、デ−タ変調された信号を出力する。一定周期
のスロット単位で挿入されている既知の信号であるパイ
ロット信号を用い、フェ−ジング歪算出回路108で
は、各受信チャネル103(1)〜103(N)のフェ
−ジング歪を算出する。フェ−ジング歪平均値算出回路
109は、例えば、各チャネル103(1)〜103
(N)のフェ−ジング歪を加算して多重チャネル数Nで
割ることにより、チャネルに関しての平均値を算出す
る。各受信チャネル103(1)〜103(N)のRA
KE合成回路105は、各受信チャネル103(1)〜
103(N)の拡散復調した信号について、フェ−ジン
グ歪の平均値を使用して合成処理する。
【0021】1ユーザの多重チャネルは、同じマルチパ
ス伝搬路を通る。したがって、多重チャネルであって
も、従来技術と同様に、1受信チャネルについてのみフ
ェ−ジング歪を算出すれば、フェージング補正できるは
ずである。しかし、従来技術の問題点として説明したよ
うに、フェ−ジング歪を算出できるのは、パイロット信
号などの既知の信号が伝送される区間に限られているの
で、統計的に精度の良い推定が困難である。
【0022】そこで、フェージング歪を各受信チャネル
103(1)〜103(N)のフェージング歪算出回路
108において算出し、フェージング歪平均値算出回路
109で多重チャネルについて平均値をとれば、推定標
本数がチャネル数だけ倍増されたことになるため、フェ
ージング歪の平均値はより精度良好な推定値となり、R
AKE合成回路105において、より精度の良いフェー
ジング補正および合成が可能となる。
【0023】各受信チャネル103(1)〜103
(N)のスロット内信号電力算出回路106は、RAK
E合成回路105から出力されるRAKE合成信号によ
り各受信チャネル103(1)〜103(N)のスロッ
ト内信号電力を推定し、例えば、各受信チャネル103
(1)〜103(N)のその推定値を加算して多重チャ
ネル数Nで割った平均値を、スロット内信号電力平均値
算出回路110で算出する。各受信チャネル103
(1)〜103(N)のスロット内雑音干渉電力算出回
路107において、上述したRAKE合成信号とスロッ
ト内信号電力平均値とから、スロット内の信号の分散を
算出することでスロット内雑音干渉電力を推定する。各
受信チャネル103(1)〜103(N)のスロット内
雑音干渉電力の推定値を加算して多重チャネル数Nで割
ったチャネル平均値を、スロット内雑音干渉電力平均値
算出回路111で算出する。
【0024】このスロット内雑音干渉電力平均値は、更
に、スロット間平均雑音干渉電力算出回路112におい
て、複数スロットに係る長時間の平均的な雑音干渉電力
平均値を算出する。SNIR平均値算出回路113は、
このようにして算出したスロット内信号電力平均値とス
ロット間平均雑音干渉電力平均値の比をとることによ
り、チャネルに関して平均化処理された、信号対雑音干
渉電力比を算出し、この値により信号対雑音干渉電力比
を推定する。
【0025】既に説明したように、1ユーザの多重チャ
ネルは同じマルチパス伝搬路を通る。したがって、多重
チャネルであっても、1チャネルについてのみ、信号対
雑音干渉電力比を推定するだけで、受信信号全体の信号
対雑音干渉電力比を推定することが可能である。しか
し、フェージング歪と同様に、スロット内雑音干渉電力
を算出できる区間が、パイロット信号などの既知の信号
が伝送される区間に限られるため、精度の良い信号対雑
音干渉電力比を推定することは困難である。
【0026】そこで、雑音干渉信号成分の電力につい
て、各受信チャネル103(1)〜103(N)に関し
て個別に算出すれば、算出対象とするシンボル数がチャ
ネル数だけ実質的に倍増されたことになる。その結果、
各受信チャネル103(1)〜103(N)の雑音干渉
信号成分の電力の算出値について平均化処理を行えば、
雑音干渉信号成分の電力の統計的分布に近づいた精度の
良い値が算出され、信号対雑音干渉電力比についても多
重チャネルに関して平均化処理されて、精度の良い推定
ができる。
【0027】一方、所望の信号成分の電力は、パイロッ
ト信号などの既知のデータシンボル区間に限らずに算出
することができる。しかし、スロット内信号電力算出回
路106で、各受信チャネル103(1)〜103
(N)毎に所望の信号成分の電力を算出することによ
り、算出対象とするシンボル数がチャネル数だけ実質的
に倍増する。したがって、スロット内信号電力平均値算
出回路110において、所望の信号成分の電力に対し平
均化処理を行えば、所望の信号成分の電力の推定精度を
高めることができるとともに、信号対雑音干渉電力比も
多重チャネルに関して平均化処理されて、精度の良い推
定ができる。
【0028】1ユ−ザの多重伝送する多重チャネル数N
が変更されても、また、その各多重チャネルについて拡
散変調やデ−タ変調の変調多値数が個別に変更された場
合についても、各々の受信チャネル103(1)〜10
3(N)の、スロット内信号電力およびスロット内雑音
干渉電力を、それぞれの平均値算出回路で算出した平均
値を用いて信号対雑音干渉電力比を算出することで、多
重チャネル伝送に適応し、容易に精度良く信号対雑音干
渉電力比を推定することが可能である。
【0029】上述した説明では、多重チャネル数Nの全
ての受信チャネルについて、平均化処理を行っている場
合について示した。しかし、多重チャネルの全てのチャ
ネルに関して平均化する必要はなく、2以上の複数チャ
ネルに関して平均化することにより、1チャネル単独で
算出する場合よりも精度が良くなる。なお、図示の例で
は、スロット間平均雑音干渉電力算出回路112を設け
ているが、雑音干渉電力の実質的な算出対象となるシン
ボル数が十分であれば、スロット内雑音干渉電力平均値
算出回路111の出力を、そのまま、SNIR平均値算
出回路113に出力してもよい。
【0030】図2は、本発明の信号対雑音干渉電力比推
定装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。こ
の実施の形態は、各受信チャネル203(1)〜203
(N)の信号対雑音干渉電力比を算出するSNIR算出
回路214の出力に基づいて、信号対雑音干渉電力比を
算出するSNIR平均値算出回路213を備えたもので
ある。
【0031】相手局からの送信信号は送受信アンテナ2
01で受信され、高周波回路202で拡散帯域のベ−ス
バンド信号に変換され、受信チャネル203(1)〜2
03(N)に入力される。各受信チャネル203(1)
〜203(N)毎に、逆拡散回路204、フェージング
歪算出回路208、RAKE合成回路205、スロット
内信号電力算出回路206、スロット内雑音干渉電力算
出回路207が設けられるとともに、スロット間平均雑
音干渉電力算出回路212、SNIR算出回路214が
設けられている。ここで、各受信チャネル203(1)
〜203(N)毎に、スロット内雑音干渉電力算出回路
207とスロット内信号電力算出回路206を設けてい
るので、スロット内雑音干渉電力、スロット内信号電
力、それぞれの算出対象となるシンボル数がチャネル数
だけ実質的に倍増している。
【0032】SNIR算出回路214は、受信チャネル
203(1)〜203(N)毎に信号対雑音干渉電力比
を算出する。これらを、SNIR平均値算出回路213
で加算し、多重チャネル数Nで割ることにより、チャネ
ルに関して平均化処理された信号対雑音干渉電力比を算
出する。SNIR平均値算出回路213は、実質的に、
従来よりも多くのシンボル数に対して、信号対雑音干渉
電力比を算出していることになるので、精度良く推定す
ることができる。
【0033】図3は、本発明の信号対雑音干渉電力比推
定装置の第3の実施の形態を示すブロック図である。こ
の実施の形態は、図2を参照して説明した第2の実施の
形態の構成に、図1のフェ−ジング歪平均値算出回路1
09と同様のフェ−ジング歪平均値算出回路309を付
加したものである。相手局からの送信信号は送受信アン
テナ301で受信され、高周波回路302で拡散帯域の
ベ−スバンド信号に変換され、第1〜第Nの受信チャネ
ル303(1)〜303(N)に入力される。各受信チ
ャネル303(1)〜303(N)毎に、逆拡散回路3
04、フェージング歪算出回路308、RAKE合成回
路305、スロット内信号電力算出回路306、スロッ
ト内雑音干渉電力算出回路307、スロット間平均雑音
干渉電力算出回路312、SNIR算出回路314が設
けられている。
【0034】各受信チャネル303(1)〜303
(N)のフェ−ジング歪について、そのチャネル平均値
を、フェ−ジング歪平均値算出回路309で算出し、R
AKE合成回路305に出力する。拡散復調信号のRA
KE合成以後は、各受信チャネル303(1)〜303
(N)毎に信号対雑音干渉電力比を算出し、チャネルに
関しての平均値をSNIR平均値算出回路313で算出
し、信号対雑音干渉電力比を推定する。したがって、良
好なフェージング補正と合成が可能となり、信号対雑音
干渉電力比を精度良く推定することができる。
【0035】図4は、本発明の信号対雑音干渉電力比推
定装置の第4の実施の形態を示すブロック図である。こ
の実施の形態は、図2を参照して説明した第2の実施の
形態の構成に、図1のスロット内信号電力平均値算出回
路110と同様のスロット内信号電力平均値算出回路4
10を設けたものである。
【0036】相手局からの送信信号は送受信アンテナ4
01で受信され、高周波回路402で拡散帯域のベ−ス
バンド信号に変換され、受信チャネル403(1)〜4
03(N)に入力される。各受信チャネル403(1)
〜403(N)毎に、逆拡散回路404、フェージング
歪算出回路408、RAKE合成回路405、スロット
内信号電力算出回路406、スロット内雑音干渉電力算
出回路407、スロット間平均雑音干渉電力算出回路4
12、SNIR算出回路414が設けられている。
【0037】各受信チャネル403(1)〜403
(N)のスロット内信号電力算出回路406で、RAK
E合成回路405から出力される合成信号から各受信チ
ャネル403(1)〜403(N)のスロット内信号電
力を推定し、チャネルに関しての平均値をスロット内信
号電力平均値算出回路410で算出する。これ以後は各
受信チャネル403(1)〜403(N)毎に信号対雑
音干渉電力比を算出し、チャネルに関しての信号対雑音
干渉電力比の平均値をSNIR平均値算出回路413で
算出し、これにより、チャネルに関して平均化処理され
た、信号対雑音干渉電力比を算出して、信号対雑音干渉
電力比を推定する。スロット内信号電力平均値算出回路
410において、各受信チャネル403(1)〜403
(N)のスロット内信号電力を平均化しているため、図
2を参照して説明した第2の実施の形態よりも、精度良
好な信号対雑音干渉電力比を算出することができる。
【0038】図5は、本発明の信号対雑音干渉電力比推
定装置の第5の実施の形態を示すブロック図である。こ
の実施の形態は、図2を参照して説明した第2の実施の
形態の構成に、図1のスロット内雑音干渉電力平均値算
出回路111と同様のスロット内雑音干渉電力平均値算
出回路511を備えたものである。
【0039】相手局からの送信信号は送受信アンテナ5
01で受信され、高周波回路502で拡散帯域のベ−ス
バンド信号に変換され、受信チャネル503(1)〜5
03(N)に入力される。受信チャネル503(1)〜
503(N)毎に、逆拡散回路504、フェージング歪
算出回路508、RAKE合成回路505、スロット内
信号電力算出回路506、スロット内雑音干渉電力算出
回路507、SNIR算出回路514が設けられてい
る。
【0040】各受信チャネル503(1)〜503
(N)のスロット内信号電力算出回路506で、スロッ
ト内雑音干渉電力を算出し、チャネルに関しての平均値
をスロット内雑音干渉電力平均値算出回路511で算出
し、これを、スロット間平均雑音干渉電力算出回路51
2において複数スロットに係る長時間の平均的な雑音干
渉電力を算出する。これ以後は各受信チャネル503
(1)〜503(N)毎に信号対雑音干渉電力比を算出
し、チャネルに関しての平均値をSNIR平均値算出回
路513で算出し信号対雑音干渉電力比を推定する。ス
ロット内雑音干渉電力平均値算出回路511において、
各受信チャネル503(1)〜503(N)のスロット
内雑音干渉電力を平均化しているため、図2を参照して
説明した第2の実施の形態よりも、精度良好な信号対雑
音干渉電力比を算出することができる。
【0041】ところで、図3〜図5で示した第3ないし
第5の実施の形態は、図2に示したSNIR平均値算出
回路213を備えた第1の実施の形態に、フェ−ジング
歪平均値算出回路309、スロット内信号電力平均値算
出回路410、スロット内雑音干渉電力平均値算出回路
511を、それぞれ個別に付加した構成である。また、
これら3回路を全て付加した構成が、図1に示した第1
の実施の形態である。図示を省略するが、これら3回路
について任意の2回路を図2に示した構成に付加した構
成も、本発明の他の実施の形態である。上述した図2〜
図5に示した第2〜第5の実施の形態のブロック構成例
を含め、図1に示した第1の実施の形態の構成から、平
均値算出のための回路ブロックを、幾つか削除したもの
は、回路量を減少させた構成で実現できる利点がある。
ただし、平均値算出処理のための回路ブロック数を減少
させているので、図1に示した第1の実施の形態に比
べ、信号対雑音干渉電力比の推定精度に多少の劣化を伴
う。
【0042】上述した説明では、いずれの実施の形態に
おいても、RAKE合成回路を用いて、複数の到来波の
逆拡散信号を合成していた。しかし、RAKE合成によ
る複数到来波の信号合成を行なわず、到来波の1波につ
いて信号対雑音干渉電力比を推定することも可能であ
る。この場合は、RAKE合成回路を、フェージング歪
算出回路の出力を用いてフェージング位相のみの補正を
行う、フェージング位相補正回路に置き換え、位相補正
した信号を出力する。ここで、フェージング歪はレベル
変動と位相変動を合わせたものであるが、フェージング
補正は、位相のみ、あるいはレベル変動のみの補正を行
う場合もある。
【0043】一方、所望の信号成分の電力は、フェージ
ングの包絡線変動による電力変動を算出すれば良いの
で、上述のフェージング位相補正した信号から、あるい
は、フェージング位相補正の行われていない逆拡散信号
から、所望の信号成分の電力をスロット内信号電力の算
出回路で算出し、雑音干渉成分をスロット内雑音干渉電
力算出回路で算出する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号対雑
音干渉電力比推定装置によれば、容易に精度良好な信号
対雑音干渉電力比を推定することができるという効果が
ある。特に、1ユ−ザが複数チャネルを多重化し、更
に、これらのチャネル多重数を変更するようなマルチメ
ディア通信のシステムにおいて、トラヒックの増減によ
るユ−ザ間干渉の変動などに対応した信号対雑音干渉電
力比を、容易に、より精度良く推定することができる。
したがって、送信電力制御や、チャネル多重数、およ
び、多重チャネル毎の変調多値数の変更を、最適に行う
ことができ、伝送デ−タの誤り率を劣化させること無
く、より効率の良い伝送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号対雑音干渉電力比推定装置の第1
の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の信号対雑音干渉電力比推定装置の第2
の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の信号対雑音干渉電力比推定装置の第3
の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】本発明の信号対雑音干渉電力比推定装置の第4
の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】本発明の信号対雑音干渉電力比推定装置の第5
の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】従来の信号対雑音干渉電力比推定装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
101、201、301、401、501、601 送受信アンテナ 102、202、302、402、502、602 高周波回路 103、203、303、403、503、603 受信チャネル 104、204、304、404、504、604 逆拡散回路 105、205、305、405、505、605 RAKE合成回路 106、206、306、406、506、606 スロット内信号電力算
出回路 107、207、307、407、507、607 スロット内雑音干渉電
力算出回路 108、208、308、408、508、608 フェ−ジング歪算出回
路 109、309 フェ−ジング歪平均値算出回路 110、410 スロット内信号電力平均値算出回路 111、511 スロット内雑音干渉電力平均値算出回路 112、212、312、412、512、612 スロット間平均雑音干
渉電力算出回路 113、213、313、413、513 SNIR平均値算出回路 214、314、414、514、614 SNIR算出回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/04 H04B 7/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手局から送信された、所定の周期間隔
    で既知の信号を含んだチャネルを多重化した拡散変調信
    号を受信し、所望の信号成分の電力と雑音干渉信号成分
    の電力との比を推定する信号対雑音干渉電力比推定装置
    であって、 受信する多重チャネルの内の複数チャネルについて、前
    記複数チャネルの各チャネル毎に算出された前記所望の
    信号成分の電力と、前記複数チャネルの各チャネル毎に
    算出された前記雑音干渉信号成分の電力に基づいて、前
    記複数チャネルに関して平均化処理された、前記所望の
    信号成分の電力と雑音干渉信号成分の電力との比を算出
    することにより、前記所望の信号成分の電力と雑音干渉
    信号成分の電力との比を推定することを特徴とする信号
    対雑音干渉電力比推定装置。
  2. 【請求項2】 前記複数チャネルについて、それぞれ、
    前記複数チャネルの各チャネルの逆拡散した信号または
    該逆拡散した信号をフェージング補正した信号に基づい
    て、前記複数チャネルの各チャネル毎に前記所望の信号
    成分の電力を算出する、複数の信号電力算出回路と、 前記複数の信号電力算出回路の出力の平均値を算出する
    信号電力平均値算出回路と、 前記複数チャネルについて、それぞれ、前記複数チャネ
    ルの各チャネルの逆拡散した信号をフェージング補正し
    た信号、および、前記信号電力平均値算出回路の出力に
    基づいて、前記複数チャネルの各チャネル毎に前記雑音
    干渉信号成分の電力を算出する、複数の雑音干渉電力算
    出回路と、 前記信号電力平均値算出回路の出力、および、前記複数
    の雑音干渉電力算出回路の出力に基づいて、前記複数チ
    ャネルに関して平均化処理された、前記所望の信号成分
    の電力と雑音干渉信号成分の電力との比を算出する信号
    対雑音干渉電力比平均値算出回路を備えることを特徴と
    する前記請求項1に記載の信号対雑音干渉電力比推定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数チャネルについて、それぞれ、
    前記複数チャネルの各チャネルの逆拡散した信号または
    該逆拡散した信号をフェージング補正した信号に基づい
    て、前記複数チャネルの各チャネル毎に前記所望の信号
    成分の電力を算出する、複数の信号電力算出回路と、 前記複数チャネルについて、それぞれ、前記複数チャネ
    ルの各チャネルの逆拡散した信号をフェージング補正し
    た信号、および、前記複数の信号電力算出回路の出力に
    基づいて、前記複数チャネルの各チャネル毎に前記雑音
    干渉信号成分の電力を算出する、複数の雑音干渉電力算
    出回路と、 前記複数の雑音干渉電力算出回路の出力の平均値を算出
    する雑音干渉電力平均値算出回路と、 前記複数の信号電力算出回路、および、前記雑音干渉電
    力平均値算出回路の出力に基づいて、前記複数チャネル
    に関して平均化処理された、前記所望の信号成分の電力
    と雑音干渉信号成分の電力との比を算出する信号対雑音
    干渉電力比平均値算出回路を備えることを特徴とする前
    記請求項1に記載の信号対雑音干渉電力比推定装置。
  4. 【請求項4】 前記複数チャネルについて、それぞれ、
    前記複数チャネルの各チャネルの逆拡散した信号または
    該逆拡散した信号をフェージング補正した信号に基づい
    て、前記複数チャネルの各チャネル毎に前記所望の信号
    成分の電力を算出する、複数の信号電力算出回路と、 前記複数の信号電力算出回路の出力の平均値を算出する
    信号電力平均値算出回路と、 前記複数チャネルについて、それぞれ、前記複数チャネ
    ルの各チャネルの逆拡散した信号をフェージング補正し
    た信号、および、前記信号電力平均値算出回路の出力に
    基づいて、前記複数チャネルの各チャネル毎に前記雑音
    干渉信号成分の電力を算出する、複数の雑音干渉電力算
    出回路と、 前記複数の雑音干渉電力算出回路の出力の平均値を算出
    する雑音干渉電力平均値算出回路と、 前記信号電力平均値算出回路の出力、および、前記雑音
    干渉電力平均値算出回路の出力に基づいて、前記複数チ
    ャネルに関して平均化処理された、前記所望の信号成分
    の電力と雑音干渉信号成分の電力との比を算出する信号
    対雑音干渉電力比平均値算出回路を備えることを特徴と
    する前記請求項1に記載の信号対雑音干渉電力比推定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数チャネルの各チャネルの逆拡散
    した信号に基づいて、前記複数チャネルの各チャネル毎
    にフェ−ジング歪を算出し、前記複数チャネルに関して
    平均化されたフェ−ジング歪を算出するフェージング歪
    平均値算出回路を備え、前記複数チャネルの各チャネル
    の逆拡散した信号をフェージング補正した信号を出力
    し、信号対雑音干渉電力比を推定することを特徴とする
    前記請求項1,2,3,4に記載の信号対雑音干渉電力
    比推定装置。
  6. 【請求項6】 前記複数チャネルの各チャネルの逆拡散
    した信号を、RAKE合成回路によりフェージング補正
    して合成した信号を出力し、信号対雑音干渉電力比を推
    定することを特徴とする前記請求項1,2,3,4,5
    に記載の信号対雑音干渉電力比推定装置。
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