JP3300156B2 - Cadシステムの障害時における復旧方法 - Google Patents

Cadシステムの障害時における復旧方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステムの障害
時等におけるデータベースの復旧方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CADシステムの障害時には、デ
ータベースに対する操作演算記録からデータを復旧する
方法と、エンドユーザの操作を記録した操作記録から直
接的にデータを復旧する方法があった。データベースに
対する操作演算の記録からデータを復旧する方法は、も
っぱらデータの復旧に利用される方法であり、CADシ
ステム使用時のデータベースに対する操作演算を記録し
ておき、その記録に基づいてデータを復旧するものであ
る。データ復旧後、システムが再開される。エンドユー
ザの操作を記録した操作記録から直接的にデータを復旧
する方法は、システムのデモンストレーション等にも利
用される方法であり、文字編集及びマウスの移動軌跡等
を含むすべてのエンドユーザの操作を予め記録してお
き、これを再現することで、システムを復旧するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CADシステムの障害時における復旧方法では、次のよ
うな課題があった。データベースに対する操作演算の記
録からデータを復旧する方法によれば、データベース以
外のシステムの状態変化が再現できないので、データ復
旧は容易であるが障害解析等は困難であった。また、
エンドユーザの操作を記録した操作記録から直接的にデ
ータを復旧する方法によれば、文字編集及びマウスの移
跡等のシステムの状態に影響を及ぼさない一時的な
操作までもすべて再現する。そのため、システムの復旧
に時間がかかっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、CADシステムの障害時に該障害に対す
る解析を行うと共にデータベースを復旧するCADシス
テムの障害時における復旧方法において、前記CADシ
ステムの使用中に行われるユーザの操作前記CAD
システムの状態に影響を及ぼさない操作であるか、前記
CADシステムの状態に影響を及ぼす操作であるかを前
記操作毎に選択し、前記CADシステムの状態に影響を
及ぼす操作の履歴のみを操作記録ファイルに記録する記
録処理を行い、前記障害が発生した場合、前記操作記録
ファイルに記録された前記CADシステムの状態に影響
を及ぼす操作の履歴に基づき、前記CADシステムを起
動して前記障害の発生するまでの前記ユーザの操作を再
現するようにしている。
【0005】
【作用】本発明によれば、以上のようにCADシステム
の障害時における復旧方法を構成したので、記録処理に
より、ユーザの操作のうち、CADシステムの状態に影
響を及ぼす操作が選択され、この操作の履歴のみが操作
記録ファイルに記録される。障害が発生した場合、操作
記録ファイルに記録された操作の履歴に基づき、CAD
システムが起動されることで、障害の発生するまでのユ
ーザの操作が再現される。従って、前記課題を解決でき
るのである。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すCADシステ
ムの機能ブロック図である。このCADシステムは、例
えばキーボード及びマウスの入出力機器と、CPUで構
成された中央処理装置と、データを記憶するメモリと、
データを保存する複数のファイル等とを有し、そのCP
Uが命令によりデータを呼び出して図形処理及び編集を
行いメモリあるいはファイルに格納する構成である。図
1のCADシステムは、該CADシステムにおける図形
入力及び編集作業を行う主処理部10と、キーボード及
びマウス等のユーザ操作によって発生するイベントを制
御する操作イベント制御部11とを備え、操作イベント
制御部11は呼び出し要求のある各処理部に各イベント
の制御結果を返す処理をする。操作イベント制御部11
に接続された座標値入力部21は、操作イベント制御部
11の呼び出し元の一つであり、この座標値入力部21
はマウスの動きに合わせて画面上でマウスポインタを移
動させ、その座標値を入力するものである。座標値入力
部21の呼び出し元は座標値データ選択部22であり、
この座標値データ選択部22は座標値入力を再現するか
否かを自動的に選択して呼び出し元に返す処理を行う。
操作イベント制御部11には、定書式の画面上での文
字及び文章を入力及び編集する定書式入力部31が接
続されている。定書式入力部31の呼び出し元は定
書式データ選択部32であり、その定書式データ選択
部32は、定書式入力を再現するか否かを自動的に選
択して定書式データを呼び出し元に返す処理を施す
作イベント制御部11には、さらに、コマンド入力部
41が接続され、コマンド入力部41がマウスの動きに
合わせて画面上でマウスポインタを移動してコマンドメ
ニュを入力する。コマンド入力部41の呼び出し元は
コマンドデータ選択部42であり、コマンドデータ選択
部42がコマンド入力を再現するか否かを自動的に選択
してコマンドデータを呼び出し元に返す処理を行う。各
座標値データ選択部22、定書式データ選択部32、
及びコマンドデータ選択部42に対する呼び出し元が主
処理部10となっている。
【0007】このCADシステムは、操作再現ファイル
51を有している。操作再現ファイル51は障害発生に
備え、予め再現すべきユーザの操作手順が書き込まれる
ものである。操作再現ファイル51に対してデータの読
み取り及び制御をする操作再現制御部52が設けられ、
操作再現制御部52から各座標値データ選択部22、定
型書式データ選択部32、及びコマンドデータ選択部4
2にデータが伝達される構成である。また、各座標値デ
ータ選択部22、定型書式データ選択部32、及びコマ
ンドデータ選択部42のデータをシーケンシャルに記録
する操作記録ファイル61が、このCADには設けられ
ている。操作記録ファイル61には、該操作記録ファイ
ル61に対して書き込み及び消去を行う操作記録制御部
62が接続されている。さらに、このCADシステム
は、図形データをメモリ上に保持する図形データテーブ
ル71と、図形データをハードディスクに保持した図形
データファイル72と、それら図形データテーブル71
と図形データファイル72間の書き込み及び読み取りを
管理する図形データ管理部73と、システム値をメモリ
上に保持するシステム値テーブル81と、システム値を
ハードディスク上に保持するシステム値ファイル82
と、それらシステム値テーブル81とシステム値ファイ
ル82間の書き込み及び読み取りを管理するシステム値
管理部83とを備えている。さらに、主処理部10は、
形データテーブル71の図形データ及びシステム値テ
ーブル81のシステム値を参照あるいは編集する構成と
なっている。また、図形データ管理部73が、操作再現
制御部52と操作記録制御部62を制御する構成であ
る。
【0008】次に、図1のCADシステムの各部の処理
を図を参照しつつ説明する。図2は、図1中の操作イベ
ント制御部11の処理を示すフローチャートである。ス
テップS21において、キーボード及びマウスからユー
ザの操作によって発生するイベントの一つが、操作イベ
ント制御部11の処理によって取出される。ステップ
S22において、操作イベント制御部11は取出され
たイベントの内容を、呼び出し元の座標値入力部21、
書式入力部31、またはコマンド入力部41へ送出
する。図3は、図1中の座標値入力部21の処理を示す
フローチャートである。図3のステップS31におい
て、座標値入力部21は、操作イベント制御部11から
マウスに関するイベントを読取り、そのマウスの動き
に合わせて対応する画面上のマウスポインタを移動す
る。ステップS32において、マウスがクリックされた
ことが確認される。クリックがされていた場合の座標値
が、ステップS33で呼び出し元である座標値データ選
択部22に送出される。
【0009】図4は、図1中の座標値データ選択部22
における処理を示すフローチャートである。図4のステ
ップS41において、座標値データ選択部22は、操作
再現制御部52が、アクティブであるかどうかを確認す
る。操作再現制御部52が非アクティブである場合、ス
テップS42において、座標データ選択部22は座標
入力部21を呼び出して座標値に関する座標値データ
を受け取る。ステップS41で操作再現制御部52がア
クティブである場合、ステップS43で操作再現制御部
52を呼び出して座標値データを受け取る。即ち、デー
タベースの再現の際に、座標値データ選択部22は操作
再現制御部52から座標値データを受け取る。その後の
ステップS44において、座標データ選択部22は座
データを操作記録制御部62に伝達すると共に、ス
テップS45において、同一データを呼び出し元である
主処理部10に送出する。
【0010】図5は、図1中の定書式入力部31の処
理を示すフローチャートである。図5のステップS51
において、定書式入力部31は、操作イベント制御部
11から文字編集に関するイベントを読取り、定
式の画面上で文字及び文を入力及び編集する。ステッ
プS52において、マウスに対してユーザが確定を指示
したかを確認する。確定されていた場合、その確定した
書式に関する定書式データが、ステップS53で
呼び出し元である定書式データ選択部32に送出され
る。図6は、図1中の定書式データ選択部32の処理
を示すフローチャートである。図6のステップS61に
おいて、定書式データ選択部32は、操作再現制御部
52が、アクティブであるかどうかを確認する。操作再
現制御部52が非アクティブである場合、ステップS6
2において、定書式データ選択部32は定書式入力
部31を呼び出して定書式データを受け取る。ステッ
プS61で操作再現制御部52がアクティブである場
合、ステップS63で操作再現制御部52を呼び出して
書式データを受け取る。即ち、データベースの再現
の際に、定書式データ選択部32は操作再現制御部5
2から定書式データを受け取る。その後のステップS
64において、定書式データ選択部32は定書式デ
ータを操作記録制御部62に伝達すると共に、ステップ
S65において、同一データを呼び出し元である主処理
部10に送出する。
【0011】図7は、図1中のコマンド入力部41の処
理を示すフローチャートである。図7のステップS71
において、コマンド入力部41は、操作イベント制御部
11からマウスに関するイベントを読取り、そのマウ
スの動きに合わせて画面上の対応するマウスポインタを
移動する。ステップS72において、コマンド入力部4
1はマウスがユーザによりクリックされたかどうかチェ
ックする。クリックされていた場合、その時マウスポイ
ンタの位置に対応するコマンドメニューが、ステップS
73で呼び出し元であるコマンドデータ選択部42に送
出される。図8は、図1中のコマンドデータ選択部42
における処理を示すフローチャートである。図8のステ
ップS81において、コマンドデータ選択部42は、操
作再現制御部52が、アクティブであるかどうかを確認
する。操作再現制御部52が非アクティブである場合、
ステップS82において、コマンドデータ選択部2は
コマンド入力部41を呼び出してコマンドデータを受け
取る。ステップS81で操作再現制御部52がアクティ
ブである場合、ステップS83で操作再現制御部52を
呼び出してコマンドデータを受け取る。即ち、データベ
ースの再現の際に、コマンドデータ選択部42は操作再
現制御部52からコマンドデータを受け取る。その後の
ステップS84において、コマンドデータ選択部42は
コマンドデータを操作記録制御部62に伝達すると共
に、ステップS85において、同一データを呼び出し元
である主処理部10に送出する。
【0012】図9は、図1中の操作再現制御部52の処
理を示すフローチャートである。図9のステップS91
において、操作再現制御部52は、操作再現ファイル5
1からシーケンシャルに1レコード分の操作データを読
出す。この操作データは、座標値データ、定書式デ
ータ、及びコマンドデータで構成されている。次に、ス
テップS92において、操作再現制御部52は読出し
た操作データが最終のレコードであるかどうかをチェッ
クする。その結果が最終レコードである場合、ステップ
S93において操作再現制御部52は、非アクティブと
され、ステップS9において、操作再現ファイル51
のデータが消去される。次のステップS95において、
操作データが各呼び出し元である座標値データ選択部2
2、定書式データ選択部32、及びコマンドデータ選
択部42へそれぞれ返される。図10は、図1中の操作
記録制御部62の処理を示すフローチャートである。図
10の(a)に示すように、操作記録消去処理が呼ばれ
た場合、ステップS101において、操作記録ファイル
61が操作記録制御部62によって消去される。図10
の(b)の操作記録処理が呼ばれた場合、ステップS1
02において、操作記録制御部62は各座標値データ選
択部22、定書式データ選択部32、及びコマンドデ
ータ選択部42から伝達された操作データ1レコード
として操作記録ファイル61に追加書き込みをする。即
ち、データベースに対して状態変化を及ぼすユーザの操
作を操作記録ファイル61に記録する記録処理が施され
る。
【0013】図11は、図1中のシステム値管理部83
の処理を示すフローチャートである。図11の(a)に
示すシステム値登録処理が呼ばれた場合、ステップS1
11において、システム値管理部83がシステム値テー
ブル81の内容をシステム値ファイル82に上書きす
る。図11の(b)に示すシステム値取出し処理が呼
ばれた場合、ステップS112において、システム値管
理部83はシステム値ファイル82の内容をシステム値
テーブル81に格納する。図12は、図1中の図形デー
タ管理部73の処理を示すフローチャートである。図1
2の(a)に示す図形データ登録処理が呼ばれた場合、
ステップS121において、図形データ管理部73は図
形データテーブル71の内容を図形データファイル72
に上書きする。さらに、ステップS122において、図
形データ管理部73は、システム値管理部83のシステ
ム値登録処理を呼び出すとに、ステップS123にお
いて、操作記録制御部62の操作記録消去処理を呼び出
す。また、図12の(b)に示す図形データ取出し処
理が呼ばれた場合、ステップS124において、図形デ
ータ管理部73は図形データファイル72の内容を図形
データテーブル71に格納する。さらに、ステップS1
25において、図形データ管理部73は操作再現制御部
52を非アクティブにし、ステップS126で操作再現
ファイル51が存在するかどうかをチェックする。ここ
で、操作再現ファイル51が存在する場合、ステップS
127において、システム値を取り出し、ステップS1
において、図形データ管理部73は操作再現制御部
52をアクティブにする。その後、ステップS129に
おいて、図形データ管理部73は操作記録制御部62
操作記録消去処理を呼び出す。
【0014】図13は、図1中の主処理部10の処理を
示すフローチャートである。図13のステップS131
において、主処理部10は、図形データ管理部73の図
形データ取出し処理を呼び出し、次のステップS13
2において、コマンドデータ選択部42を呼出してコ
マンドデータであるコマンドメニューの値を受け取る。
ステップS133において、主処理部10はコマンドメ
ニューの値が図形登録コマンドを示しているかチェック
する。コマンドメニューの値が図形データ登録コマンド
である場合、ステップS134で、主処理部10は図形
データ管理部73の図形データ登録処理を呼出す。
テップS133において図形デ ータ登録コマンドでない
場合、ステップS135において、主処理部10は受け
取ったコマンドメニューの値が終了コマンドかどうかを
チェックする。終了コマンドを示している場合、主処理
部10は処理を終了する。受け取ったコマンドメニュー
の値が他のコマンドを示すときに、主処理部10はステ
ップS136においてそのコマンドに応じ、図形入力及
び編集を行う。
【0015】図1のCADシステムは、以上の各部の処
理に従って動作することによって、操作記録ファイル6
1に図13におけるステップS134の図形データ登録
以降のユーザの操作を記録する。このCADシステムに
障害が発生した場合、異常終了時に操作記録ファイル6
1を操作再現ファイル51に複写してシステムを起動す
ることで、主処理部10のステップS131の後、CA
Dシステムは障害発生時までの操作を自動的に再現す
る。この再現に際し、マウスの移動あるいは定型書式の
編集等の再現はされないので、このCADシステムは高
速な再現を可能としている。ここで、予め用意する操作
再現ファイル51を障害発生時の操作記録ファイル61
と同一のものにしておけば、障害までも再現できるの
で、障害解析が可能となり、また、障害発生時の操作記
録ファイル61の中の最後の1レコードを除いたもので
再現すれば、障害発生の直前の状態までシステムを復旧
することができる。以上のように、本実施例では、解析
に必要なデータの処理を、座標値入力部21、定型書式
入力部31及びコマンド入力部41と、座標値データ選
択部22、定型書式データ選択部32及びコマンドデー
タ選択部42とに分け、障害解析とデータ復旧に不要な
入力部21,31,41で取り扱われるマウスの操作履
歴や定型書式の編集等のデータは記録せずに、データ選
択部22,32,42によって判別された各データ処理
の結果データのみを操作記録ファイル61に記録する構
成になっている。そのため、操作記録ファイル61が小
さくて済み、システムの記憶容量を圧迫することがな
く、効率的である。このような機能は、ユーザが介在す
ることなく自動的に動作するので、ユーザはコマンドの
保存を意識することなくCADの操作に専念できる。
の上、CADシステムの障害の復旧のための操作再現時
にも、入力部21,31,41は介さず直接、データ選
択部22,32,42に制御命令を出力するので、取り
扱うデータを削減し、障害の復旧を高速化できる。さら
に、障害発生の原因解析も直接、障害の原因となるデー
タのみを実行できるので、解析が容易になる。しかも
図形データファイル72やシステム値ファイル82の更
新についても、コマンドデータを直接参照するので、効
率的に復旧できる。なお、本発明は、上記実施例に限定
されず種々の変形が可能である。例えば、必要により、
定型書式の編集等の情報を操作記録ファイル61に格納
して再現する方法としてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ユーザの操作が、CADシステムの状態に影響を
及ぼさない操作であるか、CADシステムの状態に影響
を及ぼす操作であるかをユーザの操作毎に選択した後、
該CADシステムの状態に影響を及ぼす操作のみを操作
記録ファイルに記録するので、操作記録ファイルが小さ
くて済み、システムの記憶容量を圧迫することがなく、
効率的である。このような機能は、ユーザが介在するこ
となく自動的に動作する。CADの操作において障害が
起こることを予め知ることは難しいので、本発明のよう
に作業中に自動的にデータ復旧に必要なコマンドのみが
選択的に記録される方法が有効であり、これにより、ユ
ーザはコマンドの記録を意識することなくCADの操作
に専念できるという効果がある。その上、障害発生時
に、操作記録ファイルに記録された操作の履歴に基づ
き、ユーザの操作を再現するようにしたので、障害発生
時において詳細に動作を再現でき、簡単かつ的確に障害
を解析できる。しかも、操作記録ファイルに記録され
た、CADシステムの状態に影響を及ぼす操作の履歴を
用いて、操作を再現するので、取り扱うデータ量を削減
でき、障害発生後の復旧を高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すCADシステムの機能ブ
ロック図である。
【図2】図1中の操作イベント制御部の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1中の座標値入力部の処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】図1中の座標値データ選択部の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図1中の定書式入力部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】図1中の定書式データ選択部の処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】図1中のコマンド入力部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】図1中のコマンドデータ選択部の処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】図1中の操作再現制御部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】図1中の操作記録制御部の処理を示すフロー
チャートである。
【図11】図1中のシステム値管理部の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図1中の図形データ管理部の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図13】図1中の主処理部の処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 主処理部 11 操作イベント制御部 21 座標値入力部 31 定書式入力部 41 コマンド入力部 51 操作再現ファイル 52 操作再現制御部 61 操作記録ファイル 62 操作記録制御部 71 図形データテーブル 72 図形データファイル 73 図形データ管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/02 G06F 11/00 330 G06F 17/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムの障害時に該障害に対す
    る解析を行うと共にデータベースを復旧するCADシス
    テムの障害時における復旧方法において、 前記CADシステムの使用中に行われるユーザの操作
    前記CADシステムの状態に影響を及ぼさない操作
    であるか、前記CADシステムの状態に影響を及ぼす操
    であるかを前記操作毎に選択し、前記CADシステム
    の状態に影響を及ぼす操作の履歴のみを操作記録ファイ
    ルに記録する記録処理を行い、 前記障害が発生した場合、前記操作記録ファイルに記録
    された前記CADシステムの状態に影響を及ぼす操作の
    履歴に基づき、前記CADシステムを起動して前記障害
    の発生するまでの前記ユーザの操作を再現することを特
    徴とするCADシステムの障害時における復旧方法。
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