JP3298451B2 - 液晶パネルの製造方法 - Google Patents

液晶パネルの製造方法

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JP3298451B2 JP07864797A JP7864797A JP3298451B2 JP 3298451 B2 JP3298451 B2 JP 3298451B2 JP 07864797 A JP07864797 A JP 07864797A JP 7864797 A JP7864797 A JP 7864797A JP 3298451 B2 JP3298451 B2 JP 3298451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶パネルの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、携帯型ノートパソコンの表示装置
として、液晶パネルを用いている。この液晶パネルは、
液晶相を2つのガラス基板で封入した構造をしている。
一方の基板がTFTアレイが形成されているガラス基板
であり、他方の基板がカラーフィルタが形成されている
ガラス基板である。
【0003】このような液晶パネルは、TFTアレイが
形成されたガラス基板と、カラーフィルタが形成された
ガラス基板とをはり合わせ、両ガラス基板間に液晶を注
入することにより製造する。液晶パネルを製造する場
合、ガラス基板を所定の位置に搬送する必要があること
から、ガラス基板にはある程度の剛性が必要である。従
来の液晶パネルの製造ラインで用いている搬送方法で
は、ガラス基板の厚さが0.5mm以下の場合、自重に
よりガラス基板がたわむため、ガラス基板として1mm
程度の厚さのものを用いている。ガラスの比重は約2.
8であるので、携帯型ノートパソコンに用いる12.1
インチ型のパネルの場合、1枚のガラス基板の重量は約
160gとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶パネルは以
上のように製造するので、ガラス基板の重量は、2枚併
せて約320gであり、理想とされる重量1kg以下の
携帯型ノートパソコンを実現するには重すぎるという課
題があった。
【0005】また、ガラス基板を薄くしても、たわみが
生じないように搬送方法を変更する場合には、既存の製
造ラインを変更しなければならないため、巨額の設備投
資が必要になるという課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、既存の製造ラインを変更すること
なしに、ガラス基板の総重量を小さくすることができる
液晶パネルの製造方法を得ることを目的とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、表示ドットが複数の列から成るものとした場
合に、第2のガラス基板の第1および第2のガラス基板
が対向する面と反対側の面が、隣接する表示ドットの列
の境界が凹部となる波形の面となるように、第2のガラ
ス基板を、第1および第2のガラス基板が対向する面と
反対側の面からエッチングして、第2のガラス基板に透
過光束集光用のマイクロレンズを形成するようにしたも
のである。
【0019】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、第2のガラス基板のエッチングを、第2のガ
ラス基板の第1および第2のガラス基板が対向する面と
反対側の面上に、隣接する表示ドットの列の境界に開口
部を有するレジストパターンを形成し、そのレジストパ
ターンをエッチングマスクとしてエッチングした後に、
レジストパターンを除去し、再度エッチングすることに
より行うようにしたものである。
【0020】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、第1のガラス基板として、表面がシリコン膜
で被覆された第1のポーラス基板に接着されたものを用
い、第2のガラス基板として、表面がシリコン膜で被覆
された第2のポーラス基板に接着されたものを用い、第
1のガラス基板と第1のポーラス基板との接着面に位置
するシリコン膜を、第1のポーラス基板の内部を浸透し
てきたエッチング液により除去し、第1のガラス基板を
第1のポーラス基板から剥離し、第2のガラス基板と第
2のポーラス基板との接着面に位置するシリコン膜を、
第2のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液により
溶解し、第2のガラス基板を第2のポーラス基板から剥
離するようにしたものである。
【0021】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、第1のガラス基板として、表面がシリコン膜
で被覆された第1のポーラス基板に接着されたものを用
い、第1のガラス基板と第1のポーラス基板との接着面
に位置するシリコン膜を、第1のポーラス基板の内部を
浸透してきた剥離液により溶解し、第1のガラス基板を
第1のポーラス基板から剥離するようにしたものであ
る。
【0022】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、第2のガラス基板として、表面がシリコン膜
で被覆された第2のポーラス基板に接着されたものを用
い、第2のガラス基板と上記第2のポーラス基板との接
着面に位置するシリコン膜を、第2のポーラス基板の内
部を浸透してきた剥離液により溶解し、第2のガラス基
板を上記第2のポーラス基板から剥離するようにしたも
のである。
【0023】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、第1のガラス基板の第1および第2のガラス
基板が対向する面と反対側の面を筺体一体化した透明な
平板に接着し、第1および第2のガラス基板を筺体で覆
うようにしたものである。
【0024】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、第1のガラス基板として、表面がシリコン膜
で被覆された耐熱性の第1のポーラス基板にCVD法で
形成したSiO2 膜を用い、第2のガラス基板とし
て、表面がシリコン膜で被覆された耐熱性の第2のポー
ラス基板にCVD法で形成したSiO2 膜を用い、第
1のガラス基板と第1のポーラス基板との接着面に位置
するシリコン膜を、第1のポーラス基板の内部を浸透し
てきた剥離液により溶解し、第1のガラス基板を第1の
ポーラス基板から剥離し、第2のガラス基板と第2のポ
ーラス基板との接着面に位置するシリコン膜を、第2の
ポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液により溶解
し、第2のガラス基板を第2のポーラス基板から剥離す
るようにしたものである。
【0025】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、第1のガラス基板として、表面がシリコン膜
で被覆された耐熱性の第1のポーラス基板にCVD法で
形成したSiO2 膜を用い、第1のガラス基板と第1
のポーラス基板との接着面に位置するシリコン膜を、第
1のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液により溶
解し、第1のガラス基板を第1のポーラス基板から剥離
するようにしたものである。
【0026】請求項記載の発明に係る液晶パネルの製
造方法は、第2のガラス基板として、表面がシリコン膜
で被覆された耐熱性の第2のポーラス基板にCVD法で
形成したSiO2 膜を用い、第2のガラス基板と第2
のポーラス基板との接着面に位置するシリコン膜を、第
2のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液により溶
解し、第2のガラス基板を第2のポーラス基板から剥離
するようにしたものである。
【0027】請求項10記載の発明に係る液晶パネルの
製造方法は、第1のガラス基板の第1および第2のガラ
ス基板が対向する面と反対側の面を筺体一体化した透明
な平板に接着し、第1および第2のガラス基板を筺体で
覆うようにしたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は実施の形態1の説明に用いる、液
相エッチング装置によりガラス基板をエッチングする状
態を示す概略的な断面図であり、図1(A)は横断面図
を示し、図1(B)は縦断面図を示している。図におい
て、1はTFTアレイが形成されている、厚さ0.7〜
2.0mm程度の第1のガラス基板、2はカラーフィル
タが形成されている、厚さ0.7〜2.0mm程度の第
2のガラス基板、3は第1および第2のガラス基板1お
よび2間に封入された液晶層、4は液晶の漏れを阻止す
る液晶シール材、5はエッチング液から液晶シール材4
および第1のガラス基板1の周辺に配設された画素電極
(図示せず)を保護する封止材、6は第1および第2の
ガラス基板1および2と、液晶層3と、液晶シール材4
と、封止材5とから構成されるエッチング対象としての
エッチング対象パネルである。エッチング液として、ふ
っ酸(HF)などを用いる。エッチング液としてふっ酸
(HF)を用いる場合には、封止材5として、テフロン
ゴムなどのテフロン系パテ、松脂などの樹脂、銅などを
用いることができる。
【0029】また、11はガラス基板をエッチングする
ための液相エッチング装置、12はヒーター(図示せ
ず)を内蔵したサセプター、13はエッチング液を吹き
出すためのシャワーヘッド、14はエッチング液を循環
させるための循環ポンプ、15は使用済みのエッチング
液中に含まれている塵(エッチングにより生じた粒子)
を除去するためのフィルタ、16はエッチング液を冷却
するための冷却装置、17はエッチング液が循環する配
管、18はサセプター12上に純水を送り込むための配
管である。図1(A)には、エッチング液および純水が
流れる方向を矢印で示している。シャワーヘッド13
は、サセプター12上にエッチング対象パネル6を配置
した場合に、ガラス基板面に対向するように配置されて
いる。そして、シャワーヘッド13には、多数のエッチ
ング液吹き出し用の吹き出し孔が設けられており、これ
ら吹き出し孔は、サセプター12上にエッチング対象パ
ネル6を配置した場合に、ガラス基板面に対して垂直と
なるように設けられている。なお、この液相エッチング
装置11は、エッチング対象パネル6を移動させなが
ら、同時に複数のエッチング対象パネル6をエッチング
することができるように構成されている。図1(B)に
は、移動機構(図示せず)を用いてエッチング対象パネ
ル6が移動する方向を矢印で示している。
【0030】次に、液晶パネルの製造方法について説明
する。先ず、第1のガラス基板1にTFTアレイを形成
し、第2のガラス基板にカラーフィルタを形成する。T
FTアレイ形成工程およびカラーフィルタ形成工程にお
いては、TFTアレイおよびカラーフィルタ以外に、第
1および第2のガラス基板1および2に形成しなければ
ならないその他の要素も併せて形成する。
【0031】その後、TFTアレイが形成された第1の
ガラス基板1と、カラーフィルタが形成された第2のガ
ラス基板2とをはり合わせる。その後、はり合わされた
第1および第2のガラス基板1および2間に液晶を注入
する。ここまでの工程は、従来公知の方法を用いて行
う。
【0032】その後、液晶シール材4および第1のガラ
ス基板1の周辺に配設された画素電極を、テフロンゴム
などのテフロン系パテ、松脂などの樹脂、銅などの封止
材5で被覆する。ここまでの工程で、エッチング対象と
してのエッチング対象パネル6が出来上がる。
【0033】その後、第1のガラス基板1を、第1およ
び第2のガラス基板1および2が対向する面(液晶層3
と接触する面)と反対側の面からエッチングする。この
エッチング工程は、図1に示すエッチング装置11によ
り、エッチング液としてふっ酸(HF)を用いて行う。
この場合、エッチング対象パネル6を、第1のガラス基
板1をシャワーヘッド13側に向けて、サセプター12
上に配置する。このように、エッチング対象パネル6を
配置した場合には、シャワーヘッド13は第1のガラス
基板1のガラス基板面と対向する。そして、シャワーヘ
ッド13に多数設けられたエッチング液吹き出し用の吹
き出し孔から第1のガラス基板1のガラス基板面に向け
てエッチング液を均一に吹き付ける。その際、エッチン
グ対象パネル6は、サセプター12に内蔵されているヒ
ーターにより100℃弱に加熱してあり、エッチング液
は冷却装置16により5℃程度に冷却してある。また、
サセプター12上に配置したエッチング対象パネル6の
裏面側、すなわち第2のガラス基板2側から配管12を
通して純水を送り込み、エッチング液がエッチング対象
パネル6の裏面側にまわり込むことを防止する。なお、
エッチング対象パネル6の裏面側にエッチング液がまわ
り込むことを防止するその他の手法として、第2のガラ
ス基板2上にレジスト膜を設ける方法もある。
【0034】その後、第2のガラス基板2を、第1のガ
ラス基板1と同様にエッチングする。
【0035】その後、偏光シートを第1のガラス基板1
および第2のガラス基板2に張り付けて、液晶パネルが
完成する。
【0036】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、第1および第2のガラス基板1および2をエッチン
グするので、ガラス基板の総重量を小さくすることがで
きるという効果が得られる。
【0037】また、シャワーヘッド13に多数設けられ
たエッチング液吹き出し用の吹き出し孔から第1および
第2のガラス基板1および2のガラス基板面に向けてエ
ッチング液を均一に吹き付けるので、第1および第2の
ガラス基板1および2は均一にエッチングされるという
効果が得られる。
【0038】さらに、エッチング対象パネル6を100
℃弱に加熱し、5℃程度に冷却したエッチング液により
第1および第2のガラス基板1および2をエッチングす
るので、温度勾配による熱泳動により、エッチングによ
り生じた粒子を第1および第2のガラス基板1および2
のガラス基板面から効果的に遊離させることができると
いう効果が得られる。なお、エッチング中に、エッチン
グ対象パネル6に対して、加振装置(図示せず)により
連続的にあるいは定期的に振動を加えると、エッチング
により生じた粒子を第1および第2のガラス基板1およ
び2のガラス基板面から、さらに効果的に遊離させるこ
とができるという効果が得られる。
【0039】さらに、サセプター12上に配置したエッ
チング対象パネル6の裏面側から配管12を通して純水
を送り込み、エッチング液がエッチング対象パネル6の
裏面側にまわり込むことを防止するので、不要な部分の
エッチングを防止することができるという効果が得られ
る。
【0040】さらに、循環ポンプ14を用いてエッチン
グ液を循環させ、エッチングにより生じた粒子をフィル
タ15で除去してエッチング液を再利用するので、エッ
チング液を有効に利用することができるという効果が得
られる。
【0041】さらに、エッチング対象パネル6を移動さ
せながら、同時に複数のエッチング対象パネル6をエッ
チングするので、高いスループットが実現できるという
効果が得られる。
【0042】なお、第1および第2のガラス基板1およ
び2のうち、一方のガラス基板だけをエッチングする場
合も、ガラス基板の総重量を小さくすることができると
いう効果が得られる。
【0043】実施の形態2.ガラス基板中に、バリウム
(Ba)が含まれている場合には、エッチング液として
ふっ酸(HF)を用いて、ガラス基板をエッチングする
ときに、BaF2 粒子が析出し、ガラス基板面上に残留
するので、ガラス基板の表面が荒れる場合があった。こ
の実施の形態2では、エッチングされるガラス基板とし
て、バリウム(Ba)を含まないものを用いる。
【0044】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、エッチングするガラス基板として、バリウム(B
a)を含まないものを用いるので、エッチング後のガラ
ス基板の表面がなめらかになるという効果が得られる。
【0045】実施の形態3.この実施の形態3では、第
1のガラス基板として、バリウム(Ba)を含まない
が、ナトリウム(Na)を含むものを用いる。そして、
TFTアレイを形成する際の熱処理工程前に、第1のガ
ラス基板1のTFTを形成する側の面上に、SiO2
Si34 などのバリア膜をCVD法やスパッタ法など
で形成する。
【0046】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、第1のガラス基板として、バリウム(Ba)を含ま
ないが、ナトリウム(Na)を含むものを用い、そし
て、TFTアレイを形成する際の熱処理工程前に、第1
のガラス基板のTFTを形成する側の面上に、SiO2
やSi34 などのバリア膜を形成するので、第1のガ
ラス基板にTFTアレイを形成する際の熱処理工程にお
いて、ナトリウム(Na)の拡散を抑制することができ
るという効果が得られる。
【0047】実施の形態4.この実施の形態4では、第
2のガラス基板に、液晶パネルに設けた配線を避けるよ
うに透過光を集光する透過光束集光用のマイクロレンズ
を形成する。
【0048】図2および図3は実施の形態4の説明に用
いる、第2のガラス基板に透過光束集光用のマイクロレ
ンズを形成する工程を示す概略的な断面図である。図に
おいて、41はカラーフィルタ、42はレジストパター
ン、43はレジストパターン42に設けられた開口部、
44は第2のガラス基板2をエッチングするためのエッ
チング液、45は第2のガラス基板2に形成された半円
柱状の溝、46は第2のガラス基板2に形成された透過
光束集光用のマイクロレンズである。その他の符号は、
図1の場合と同じである。
【0049】次に、液晶パネルの製造方法について説明
する。エッチング対象パネル6を形成する工程までは、
実施の形態1の場合と同様に行う。
【0050】その後、第2のガラス基板2の第1および
第2のガラス基板1および2が対向する面(液晶層3と
接触する面)と反対側の面上に、レジストパターン42
を形成する(図2(A))。このレジストパターン42
は、TFT毎に定まる表示ドットが複数の列から成るも
のとした場合に、隣接する表示ドットの列の境界に開口
部43を有するラインアンドスペース状のレジストパタ
ーンである。すなわち、カラーフィルタ41は表示ドッ
ト毎に設けられるため、このレジストパターン42は、
隣接するカラーフィルタ41の列の境界に開口部43を
有するラインアンドスペース状のレジストパターンであ
る。
【0051】その後、第2のガラス基板2を、レジスト
パターン42をエッチングマスクとして、第1および第
2のガラス基板1および2が対向する面(液晶層3と接
触する面)と反対側の面からエッチングする(図2
(B))。このエッチング工程は、図1に示すエッチン
グ装置により、エッチング液44としてふっ酸(HF)
を用いて行う。例えば、厚さ0.7〜1.0mm程度の
第2のガラス基板2を、40wt%程度のふっ酸(H
F)を用いて、30分程度エッチングする。このエッチ
ング工程により、第2のガラス基板2に半円柱状の溝4
5を形成する。
【0052】その後、レジストパターン42を除去する
(図2(C))。
【0053】その後、再度、第2のガラス基板2を、第
1および第2のガラス基板1および2が対向する面(液
晶層3と接触する面)と反対側の面からエッチングする
(図3(A))。このエッチング工程は、エッチング液
44としてふっ酸(HF)を用いて行う。例えば、1分
程度エッチングする。このエッチング工程により、第2
のガラス基板2の第1および第2のガラス基板1および
2が対向する面と反対側の面を、隣接する表示ドットの
列の境界が凹部となる波形の面とすることにより、第2
のガラス基板2に、液晶パネルに設けた配線をさけるよ
うに透過光を集光する透過光束集光用のマイクロレンズ
46を形成する(図3(B))。
【0054】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、第2のガラス基板2をエッチングするときに、第2
のガラス基板2に、液晶パネルに設けた配線をさけるよ
うに透過光を集光する透過光束集光用のマイクロレンズ
46を形成するので、ガラス基板の総重量を小さくする
と共に、光透過率が向上するという効果が得られる。さ
らに、光透過率が向上するので、バックライト方式の液
晶パネルにおいて、コストアップの要因となるプリズム
シートを設ける必要がなくなるという効果が得られる。
【0055】実施の形態5.この実施の形態5では、第
1および第2のガラス基板として、表面がシリコン膜で
被覆されたポーラス基板に接着された厚さ0.1〜0.
4mm程度のものを用い、液晶注入工程後に、第1及び
第2のガラス基板をポーラス基板から剥離する。
【0056】図4および図5は実施の形態5の説明に用
いる、液晶パネルを製造する工程を示す概略的な断面図
である。図において、51は第1のガラス基板1が接着
する厚さ0.5〜1.0mm程度の第1のポーラス基
板、52は第2のガラス基板2が接着する厚さ0.5〜
1.0mm程度の第2のポーラス基板、53は第1およ
び第2のポーラス基板51および52を被覆するシリコ
ン膜、54は第1のガラス基板1と第1のポーラス基板
51および第2のガラス基板2と第2のポーラス基板5
2とを接着する接着層、55は剥離液から液晶シール材
4および第1のガラス基板1の周辺に配設された画素電
極(図示せず)を保護する封止材である。その他の符号
は、図1の場合と同じである。第1および第2のポーラ
ス基板51および52として、直径数μmの細孔を有す
る多孔質ガラス基板(例えば、旭硝子株式会社製のMI
CRO POROIS GLASS MPG−AM)、
直径数μmの細孔を有する多孔質石英ガラス基板(例え
ば、旭硝子株式会社製のMICRO POROIS G
LASS MPG−AS)、あるいは図6に示すSi
C、Mo、アンバー、インバールなどの耐熱材料61な
どを用いる。耐熱材料61には、耐熱材料61を貫通す
る直径0.1〜1.0μm程度の細孔62が1〜10m
m程度のピッチで規則的に配置されている。なお、図6
には、耐熱材料62がシリコン膜63を被覆している状
態を示しており、図6(A)は平面図であり、図6
(B)は断面図である。剥離液として、APW液(エチ
レンジアミンを1、ピロカロールを2、水を2の体積比
で混合したもの)などを用いる。剥離液としてAPW液
を用いる場合には、封止材55として、テフロンゴムな
どのテフロン系パテ、松脂などの樹脂、銅などを用いる
ことができる。
【0057】次に、液晶パネルの製造方法について説明
する。先ず、第1および第2のポーラス基板51および
52の表面に、厚さ数μmのシリコン膜53をCVD法
で形成する(図4(A))。このシリコン膜53によ
り、第1および第2のポーラス基板51および52表面
の細孔は塞がれる。
【0058】その後、第1のガラス基板1を第1のポー
ラス基板51に接着し、第2のガラス基板2を第2のポ
ーラス基板52に接着する(図4(B))。図4(B)
には、第1のガラス基板1が接着層54を介して第1の
ポーラス基板51と接着している状態を示している。
【0059】その後、液晶注入工程までは、実施の形態
1の場合と同様に行う(図4(C))。
【0060】その後、液晶シール材4および第1のガラ
ス基板1の周辺に配設された画素電極(図示せず)を、
テフロンゴムなどのテフロン系パテ、松脂などの樹脂、
銅などの封止材55で被覆する(図5(A))。
【0061】その後、第1および第2のポーラス基板5
1および52を被覆するシリコン膜53の表面に生じた
自然酸化膜をふっ酸(HF)で除去する。
【0062】その後、第1のガラス基板1と第1のポー
ラス基板51との接着面以外の第1ポーラス基板51の
表面を被覆するシリコン膜53を剥離液で溶解した後、
第1のガラス基板1と第1のポーラス基板51との接着
面に位置するシリコン膜53を、第1のポーラス基板5
1の細孔内部を浸透してきた剥離液により溶解し、第1
のガラス基板1を第1のポーラス基板51から剥離す
る。同様に、第2のガラス基板2を第2のポーラス基板
52から剥離する(図5(B))。この剥離工程は、剥
離液として70℃程度のAPW液を用いて行う。剥離工
程後、必要に応じて、接着層54を除去する。図5
(B)には、接着層54を除去した状態を示している。
【0063】その後、偏光シートを第1のガラス基板1
および第2のガラス基板2に張り付けて、液晶パネルが
完成する。
【0064】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、第1および第2のガラス基板1および2として、表
面がシリコン膜53で被覆された第1および第2のポー
ラス基板51および52に接着された厚さ0.1〜0.
4mm程度のものを用い、液晶注入工程後に、第1及び
第2のガラス基板1および2を第1および第2のポーラ
ス基板51および52から剥離するので、ガラス基板の
総重量を小さくすることができるという効果が得られ
る。
【0065】また、第1および第2のポーラス基板51
および52として、多孔質ガラス基板を用い、剥離液と
してAPW液を用いる場合には、APW液の選択比がS
i/SiO2 =750程度と充分大きいので、ポーラス
基板の再利用ができるという効果が得られる。
【0066】なお、第1および第2のガラス基板1およ
び2のうち、一方のガラス基板だけ表面がシリコン膜で
被覆されたポーラス基板に接着された厚さ0.1〜0.
4mm程度のものを用いる場合にも、ガラス基板の総重
量を小さくすることができるという効果が得られる。
【0067】実施の形態6.この実施の形態6では、第
1および第2のガラス基板として、表面がシリコン膜で
被覆された耐熱性のポーラス基板にCVD法で形成した
厚さ10μm程度のSiO2 膜を用い、液晶注入工程後
に、第1及び第2のガラス基板をポーラス基板から剥離
する。
【0068】耐熱性のポーラス基板として、直径数μm
の細孔を有する多孔質石英ガラス基板(例えば、旭硝子
株式会社製のMICRO POROIS GLASS
MPG−AS)、あるいは図6に示すSiC、Mo、ア
ンバー、インバールなどの耐熱材料61などを用いる。
【0069】液晶パネルを製造する場合、先ず、第1お
よび第2のポーラス基板の表面に、厚さ数μmのシリコ
ン膜をCVD法で形成する。このシリコン膜により、第
1および第2のポーラス基板表面の細孔は塞がれる。
【0070】その後、第1のポーラス基板の所定の面
に、厚さ10μm程度のSiO2 膜をCVD法で形成
し、このSiO2 膜を第1のガラス基板とする。同様
に、第2のポーラス基板の所定の面に、厚さ10μm程
度のSiO2 膜をCVD法で形成し、このSiO2 膜を
第2のガラス基板とする。
【0071】以後、実施の形態5の場合と同様の工程を
経て、液晶パネルが完成する。
【0072】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、第1および第2のガラス基板として、表面がシリコ
ン膜で被覆された耐熱性のポーラス基板にCVD法で形
成したSiO2 膜を用い、液晶注入工程後に、第1およ
び第2のガラス基板をポーラス基板から剥離するので、
第1および第2のガラス基板をさらに薄くすることがで
き、ガラス基板の総重量をさらに小さくすることができ
るという効果が得られる。また、第1のガラス基板とし
て、CVD法で形成したSiO2 膜を用いるので、第1
のガラス基板に形成するTFTアレイを構成する各TF
TをポリシリコンTFTとすることにより、TFTアレ
イの抵抗が小さくなるという効果が得られる。
【0073】なお、第1および第2のガラス基板のう
ち、一方のガラス基板だけ表面がシリコン膜で被覆され
た耐熱性のポーラス基板にCVD法で形成した厚さ10
μm程度のSiO2 膜を用いる場合にも、ガラス基板の
総重量を小さくすることができるという効果が得られ
る。
【0074】実施の形態7.図7は、この実施の形態7
の説明に用いる、液晶パネルを筺体一体化した透明な平
板に接着し、筺体で覆った状態を示す概略的な断面図で
あり、バックライト方式の液晶パネルを示している。図
において、71は筺体一体化した透明な平板、72は筺
体、73は液晶パネルを平板71に接着する接着層、7
4は冷陰極管、75はリフレクタ、76は導光板であ
る。その他の符号は、図1の場合と同じである。平板7
1に接着する液晶パネルとして、実施の形態1から6で
製造したものを用いる。この場合、第1のガラス基板1
の第1および第2のガラス基板1および2が対向する面
と反対側の面を平板71に接着する。平板71として、
軽量、透明であり、耐衝撃強度が大きいアクリルなどを
用いる。
【0075】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、実施の形態1から6で製造した液晶パネルを筺体一
体化した透明な平板71に接着し、筺体72で覆うの
で、耐衝撃強度が向上し、落下時にも破壊する恐れがな
くなるという効果が得られる。
【0076】なお、上記の各実施の形態では、第1のガ
ラス基板にTFTアレイを形成し、第2のガラス基板に
カラーフィルタを形成するカラーTFT液晶パネルにつ
いて説明したが、それに限るものではなく、2枚のガラ
ス基板を張り合わせ、その間に液晶を注入して形成する
液晶パネル、例えば単純マトリクス型の液晶パネルにも
適用できる。
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】請求項記載の発明によれば、表示ドット
が複数の列から成るものとした場合に、第2のガラス基
板の第1および第2のガラス基板が対向する面と反対側
の面が、隣接する表示ドットの列の境界が凹部となる波
形の面となるように、第2のガラス基板を、第1および
第2のガラス基板が対向する面と反対側の面からエッチ
ングして、第2のガラス基板に透過光束集光用のマイク
ロレンズを形成するように構成したので、光透過率が向
上する効果がある。
【0089】請求項記載の発明によれば、第2のガラ
ス基板のエッチングを、第2のガラス基板の第1および
第2のガラス基板が対向する面と反対側の面上に、隣接
する表示ドットの列の境界に開口部を有するレジストパ
ターンを形成し、そのレジストパターンをエッチングマ
スクとしてエッチングした後に、レジストパターンを除
去し、再度エッチングすることにより行うように構成し
たので、容易に、透過光束集光用のマイクロレンズを形
成することができる効果がある。
【0090】請求項記載の発明によれば、第1のガラ
ス基板として、表面がシリコン膜で被覆された第1のポ
ーラス基板に接着されたものを用い、第2のガラス基板
として、表面がシリコン膜で被覆された第2のポーラス
基板に接着されたものを用い、第1のガラス基板と第1
のポーラス基板との接着面に位置するシリコン膜を、第
1のポーラス基板の内部を浸透してきたエッチング液に
より除去し、第1のガラス基板を第1のポーラス基板か
ら剥離し、第2のガラス基板と第2のポーラス基板との
接着面に位置するシリコン膜を、第2のポーラス基板の
内部を浸透してきた剥離液により溶解し、第2のガラス
基板を第2のポーラス基板から剥離するように構成した
ので、ガラス基板の総重量を小さくすることができる効
果がある。
【0091】請求項記載の発明によれば、第1のガラ
ス基板として、表面がシリコン膜で被覆された第1のポ
ーラス基板に接着されたものを用い、第1のガラス基板
と第1のポーラス基板との接着面に位置するシリコン膜
を、第1のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液に
より溶解し、第1のガラス基板を第1のポーラス基板か
ら剥離するように構成したので、ガラス基板の総重量を
小さくすることができる効果がある。
【0092】請求項記載の発明によれば、第2のガラ
ス基板として、表面がシリコン膜で被覆された第2のポ
ーラス基板に接着されたものを用い、第2のガラス基板
と第2のポーラス基板との接着面に位置するシリコン膜
を、第2のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液に
より溶解し、第2のガラス基板を第2のポーラス基板か
ら剥離するように構成したので、ガラス基板の総重量を
小さくすることができる効果がある。
【0093】請求項記載の発明によれば、第1のガラ
ス基板の第1および第2のガラス基板が対向する面と反
対側の面を筺体一体化した透明な平板に接着し、第1お
よび第2のガラス基板を筺体で覆うように構成したの
で、耐衝撃強度が向上し、落下時にも破壊する恐れがな
くなる効果がある。
【0094】請求項記載の発明によれば、第1のガラ
ス基板として、表面がシリコン膜で被覆された耐熱性の
第1のポーラス基板にCVD法で形成したSiO2 膜
を用い、第2のガラス基板として、表面がシリコン膜で
被覆された耐熱性の第2のポーラス基板にCVD法で形
成したSiO2 膜を用い、第1のガラス基板と第1の
ポーラス基板との接着面に位置するシリコン膜を、第1
のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液により溶解
し、第1のガラス基板を第1のポーラス基板から剥離
し、第2のガラス基板と第2のポーラス基板との接着面
に位置するシリコン膜を、第2のポーラス基板の内部を
浸透してきた剥離液により溶解し、第2のガラス基板を
第2のポーラス基板から剥離するように構成したので、
ガラス基板の総重量をさらに小さくすることができる効
果がある。
【0095】請求項記載の発明によれば、第1のガラ
ス基板として、表面がシリコン膜で被覆された耐熱性の
第1のポーラス基板にCVD法で形成したSiO2 膜
を用い、第1のガラス基板と第1のポーラス基板との接
着面に位置するシリコン膜を、第1のポーラス基板の内
部を浸透してきた剥離液により溶解し、第1のガラス基
板を第1のポーラス基板から剥離するように構成したの
で、ガラス基板の総重量をさらに小さくすることができ
る効果がある。
【0096】請求項記載の発明によれば、第2のガラ
ス基板として、表面がシリコン膜で被覆された耐熱性の
第2のポーラス基板にCVD法で形成したSiO2 膜
を用い、第2のガラス基板と第2のポーラス基板との接
着面に位置するシリコン膜を、第2のポーラス基板の内
部を浸透してきた剥離液により溶解し、第2のガラス基
板を第2のポーラス基板から剥離するように構成したの
で、ガラス基板の総重量をさらに小さくすることができ
る効果がある。
【0097】請求項10記載の発明によれば、第1のガ
ラス基板の第1および第2のガラス基板が対向する面と
反対側の面を筐体一体化した透明な平板に接着し、第1
および第2のガラス基板を筐体で覆うように構成したの
で、耐衝撃強度が向上し、落下時にも破壊する恐れがな
くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の説明に用いる、液
相エッチング装置によりガラス基板をエッチングする状
態を示す概略的な断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態4の説明に用いる、第
2のガラス基板に透過光束集光用のマイクロレンズを形
成する工程を示す概略的な断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態4の説明に用いる、図
3につづく第2のガラス基板に透過光束集光用のマイク
ロレンズを形成する工程を示す概略的な断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態5の説明に用いる、液
晶パネルを製造する工程を示す概略的な断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5の説明に用いる、図
4につづく液晶パネルを製造する工程を示す概略的な断
面図である。
【図6】 シリコン膜で被覆された耐熱材料を示す概略
図である。
【図7】 この発明の実施の形態7の説明に用いる、液
晶パネルを筺体一体化した透明な平板に接着し、筺体で
覆った状態を示す概略的な断面図である。
【符号の説明】
1 第1のガラス基板、2 第2のガラス基板、13
シャワーヘッド、42レジストパターン、43 開口
部、46 マイクロレンズ、51 第1のポーラス基
板、52 第2のポーラス基板、53 シリコン膜、7
1 平板、72筺体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−262419(JP,A) 特開 平4−116619(JP,A) 特開 平5−249422(JP,A) 特開 平5−249423(JP,A) 特開 平5−232458(JP,A) 実開 昭58−13514(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 101 G02F 1/1333 500 G02F 1/1341 G09F 9/30

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のガラス基板と第2のガラス基板と
    をはり合わせる工程と、はり合わされた上記第1および
    第2のガラス基板間に液晶を注入する工程とを含む液晶
    パネルの製造方法において、表示ドットが複数の列から成るものとした場合に、上記
    第2のガラス基板の上記第1および第2のガラス基板が
    対向する面と反対側の面が、隣接する表示ドットの列の
    境界が凹部となる波形の面となるように、上記液晶注入
    工程後に、上記第2のガラス基板を、上記第1および第
    2のガラス基板が対向する面と反対側の面からエッチン
    グして、上記第2のガラス基板に透過光束集光用のマイ
    クロレンズを形成する工程を含むことを特徴とする液晶
    パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 第2のガラス基板のエッチングは、上記
    第2のガラス基板の第1および第2のガラス基板が対向
    する面と反対側の面上に、隣接する表示ドットの列の境
    界に開口部を有するレジストパターンを形成し、該レジ
    ストパターンをエッチングマスクとしてエッチングした
    後に、上記レジストパターンを除去し、再度エッチング
    することにより行うことを特徴とする請求項1記載の液
    晶パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1のガラス基板と第2のガラス基板と
    をはり合わせる工程と、はり合わされた上記第1および
    第2のガラス基板間に液晶を注入する工程とを含む液晶
    パネルの製造方法において、上記第1のガラス基板として、表面がシリコン膜で被覆
    された第1のポーラス基板に接着されたものを用い、上
    記第2のガラス基板として、表面がシリコン膜で被覆さ
    れた第2のポーラス基板に接着されたものを用い、上記
    液晶注入工程後に、上記第1のガラス基板と上記第1の
    ポーラス基板との接着面に位置する上記シリコン膜を、
    上記第1のポーラス基板の内部を浸透してきたエッチン
    グ液により除去し、上記第1のガラス基板を上記第1の
    ポーラス基板から剥離し、上記第2のガラス基板と上記
    第2のポーラス基板との接着面に位置する上記シリコン
    膜を、上記第2のポーラス基板の内部を浸透してきた剥
    離液により溶解し、上記第2のガラス基板を上記第2の
    ポーラス基板から剥離する工程を含むことを特徴とする
    液晶パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 第1のガラス基板と第2のガラス基板と
    をはり合わせる工程と、はり合わされた上記第1および
    第2のガラス基板間に液晶を注入する工程とを含む液晶
    パネルの製造方法において、 上記第1のガラス基板として、表面がシリコン膜で被覆
    された第1のポーラス基板に接着されたものを用い、上
    記液晶注入工程後に、上記第1のガラス基板と上記第1
    のポーラス基板との接着面に位置する上記シリコン膜
    を、上記第1のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離
    液により溶解し、上記第1のガラス基板を上記第1のポ
    ーラス基板から剥離する工程を含むことを特徴とする液
    晶パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 第1のガラス基板と第2のガラス基板と
    をはり合わせる工程と、はり合わされた上記第1および
    第2のガラス基板間に液晶を注入する工程とを含む液晶
    パネルの製造方法において、上記第2のガラス基板として、表面がシリコン膜で被覆
    された第2のポーラス基板に接着されたものを用い、上
    記液晶注入工程後に、上記第2のガラス基板と上記第2
    のポーラス基板との接着面に位置する上記シリコン膜
    を、上記第2のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離
    液により溶解し、上記第2のガラス基板を上記第2のポ
    ーラス基板から剥離する工程を含むことを特徴とする液
    晶パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】 方法剥離工程後、第1のガラス基板の第
    1および第2のガラス基板が対向する面と反対側の面を
    筺体一体化した透明な平板に接着し、上記第1および第
    2のガラス基板を上記筺体で覆う工程を含むことを特徴
    とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1項記載
    の液晶パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 第1のガラス基板と第2のガラス基板と
    をはり合わせる工程と、はり合わされた上記第1および
    第2のガラス基板間に液晶を注入する工程とを含む液晶
    パネルの製造方法において、上記第1のガラス基板として、表面がシリコン膜で被覆
    された耐熱性の第1のポーラス基板にCVD法で形成し
    たSiO2膜を用い、上記第2のガラス基板として、表
    面がシリコン膜で被覆された耐熱性の第2のポーラス基
    板にCVD法で形成したSiO2膜を用い、上記液晶注
    入工程後に、上記第1のガラス基板と上 記第1のポーラ
    ス基板との接着面に位置する上記シリコン膜を、上記第
    1のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液により溶
    解し、上記第1のガラス基板を上記第1のポーラス基板
    から剥離し、上記第2のガラス基板と上記第2のポーラ
    ス基板との接着面に位置する上記シリコン膜を、上記第
    2のポーラス基板の内部を浸透してきた剥離液により溶
    解し、上記第2のガラス基板を上記第2のポーラス基板
    から剥離する工程を含むことを特徴とする液晶パネルの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 第1のガラス基板と第2のガラス基板と
    をはり合わせる工程と、はり合わされた上記第1および
    第2のガラス基板間に液晶を注入する工程とを含む液晶
    パネルの製造方法において、 上記第1のガラス基板として、表面がシリコン膜で被覆
    された耐熱性の第1のポーラス基板にCVD法で形成し
    たSiO2膜を用い、上記液晶注入工程後に、上記第1
    のガラス基板と上記第1のポーラス基板との接着面に位
    置する上記シリコン膜を、上記第1のポーラス基板の内
    部を浸透してきた剥離液により溶解し、上記第1のガラ
    ス基板を上記第1のポーラス基板から剥離する工程を含
    むことを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  9. 【請求項9】 第1のガラス基板と第2のガラス基板と
    をはり合わせる工程と、はり合わされた上記第1および
    第2のガラス基板間に液晶を注入する工程とを含む液晶
    パネルの製造方法において、上記第2のガラス基板として、表面がシリコン膜で被覆
    された耐熱性の第2のポーラス基板にCVD法で形成し
    たSiO2膜を用い、上記液晶注入工程後に、上記第2
    のガラス基板と上記第2のポーラス基板との接着面に位
    置する上記シリコン膜を、上記第2のポーラス基板の内
    部を浸透してきた剥離液により溶解し、上記第2のガラ
    ス基板を上記第2のポーラス基板から剥離する工程を含
    むことを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  10. 【請求項10】 剥離工程後、第1のガラス基板の第1
    および第2のガラス基板が対向する面と反対側の面を筺
    体一体化した透明な平板に接着し、上記第1および第2
    のガラス基板を上記筺体で覆う工程を含むことを特徴と
    する請求項7ら請求項9のうちのいずれか1項記載の液
    晶パネルの製造方法。
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