JP3295895B2 - ウェハの洗浄方法 - Google Patents

ウェハの洗浄方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェハの洗浄方法に
し、特に熱処理の前洗浄として行われる、酸化膜の除去
とその後の乾燥に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程で行われる洗浄は一般に
高い清浄度が要求されるが、熱処理前のウェハの清浄度
が製品の歩留りに大きな影響を与えることから、熱処理
工程の前洗浄は特に重要である。シリコンウェハ等の熱
処理の前洗浄には、シリコン表面に形成された自然酸化
膜を除去する工程も含まれている。一般的に知られてい
るように、シリコンウェハを大気中に放置すると、シリ
コンが大気中の酸素によって酸化され、ウェハ表面に自
然酸化膜が生成する。この自然酸化膜は、大気中の不純
物を取り込んでいるため、膜質的には劣るものである。
従って熱処理工程の前に、この自然酸化膜を除去し清浄
なシリコン表面を露出させる洗浄工程を設けている。
【0003】上記洗浄工程としては、図3(1)に示す
ように、先ずウェハキャリアA1に収納したシリコンウ
ェハAをフッ酸溶液11に侵漬し、シリコンウェハAの
表面の自然酸化膜を除去する。次に(2)に示すよう
に、純水12によるリンスでシリコンウェハAに付着し
たフッ酸溶液を洗い流す。そして、回転乾燥装置等を用
いてシリコンウェハAを乾燥させ、洗浄工程とするもの
である。
【0004】上記回転乾燥装置の一例としては、図4に
示すように、箱型または円筒形の乾燥室41の上部に蓋
42を有し、内部にはキャリア支持台43が設置され、
このキャリア支持台43が、中央部に設けられた回転軸
44を中心に回転するように構成されたものがある。こ
の回転乾燥装置は、ウェハAを収納したウェハキャリア
1を、上記のキャリア支持台43に固定し、回転軸4
4の回転によって得られる遠心力で、ウェハAを乾燥さ
せるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の方法にお
いては、ウェハに付着したフッ酸溶液を純水によってリ
ンスする工程で、ウェハの露出面に再び自然酸化膜が生
成してしまう。この自然酸化膜は、不純物の取り込みが
少なく膜質的には良好であるものの、基板上に絶縁膜と
して存在することには何ら変わりはない。しかも上記の
状態のウェハを空気中に放置すれば、さらに酸化が進行
し、自然酸化膜は空気中の不純物を取り込みながら、飽
和状態となるまで成長する。従って例えば30Å以下の
極薄のゲート酸化膜等を、基板上に形成した場合には、
この自然酸化膜が、ゲート酸化膜の破壊電圧や絶縁破壊
特性等の劣化の原因となる。この発明は、以上に述べた
問題点を解決するウェハの洗浄方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明はウェハの洗浄方法であり、ウェハに形成された
酸化膜をフッ酸溶液を用いて除去した後、リンス工程を
行うことなく直ちにこのウェハを不活性ガス雰囲気下に
おいて回転乾燥させる。そして前記不活性ガスを水素ガ
スと置換して所定温度に保ち、該水素ガスの雰囲気下に
前記ウェハを保持して、前記ウェハの露出面を水素と結
合させることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明のウェハ洗浄方法によれば、フッ酸溶液
でウェハ表面の酸化膜を除去した後に、リンス工程を行
うことなく直ちに不活性ガスの雰囲気下においてウェハ
を回転乾燥させるため、リンス工程におけるウェハ表面
での自然酸化膜の成長が防止され、ウェハ表面に自然酸
化膜を生成させることなく乾燥させることができる。そ
の後不活性ガスを水素ガスと置換し、乾燥したウェハ表
面を空気に晒すことなく、所定温度の水素ガス雰囲気に
保持するため、ウェハの露出面は水素と結合して安定し
た状態となる。従って、上記のウェハを空気中に放置し
ても、ウェハの表面は酸化されず、自然酸化膜の生成が
抑えられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のウェハ洗浄に用いる回転乾燥
装置及びウェハ洗浄方法の実施例ついて、先ずウェハ洗
浄に用いる回転乾燥装置の一実施例を図1に基づいて説
明し、次にウェハ洗浄方法の一実施例について図2に基
づいて説明する。
【0009】ウェハ洗浄に用いる回転乾燥装置は、図1
に示すように箱型または円筒形の乾燥室1の上部に、蓋
2を有しており、前記乾燥室1の内部は密閉状態を保つ
ことができる。乾燥室1の内部にはキャリア支持台3が
設置され、その中央部に設けられた回転軸4を中心に、
前記キャリア支持台3が回転するように構成されてい
る。そしてウェハAを収納したウェハキャリアA1が、
このキャリア支持台3に固定される。また、乾燥室1の
外周にはヒーター5が設置され、底部にはガス流入管6
aと排気管7が、側面上部にはガス流入管6bがそれぞ
れ接続され、乾燥室1の内部と連通している。上記ウェ
ハキャリアA1には、フッ素樹脂等の耐薬品性に優れた
材料を加工して用い、乾燥室1の内壁及び乾燥室1の内
部において露出している表面も、耐フッ酸性のある材料
でコーティングする。
【0010】次に、本発明のウェハ洗浄方法の一例とし
て、上記の回転乾燥装置を用い、シリコンウェハの自然
酸化膜を除去する場合について説明する。先ず図2に示
すように、ウェハキャリアA1に収納したシリコンウェ
ハAをフッ酸溶液11に浸漬する。この工程では、シリ
コンウェハAの表面の自然酸化膜がフッ酸溶液11によ
って除去される。またこの工程では、シリコンウェハを
フッ酸の蒸気に晒しても、自然酸化膜を除去することが
できる。
【0011】次に、上記のシリコンウェハAを収納した
ウェハキャリアA1を、フッ酸溶液11中から引き上
げ、その後純水によるリンス工程を行うことなく直ちに
上述した回転乾燥装置内に収納してそのキャリア支持台
3に固定する。この時乾燥室1の内部を、ガス流入管6
aから導入されたアルゴン(Ar)や窒素(N2)等の
不活性ガス13で満たしておく。また乾燥を早めるため
に、ヒーター5で乾燥室1の内部を所定温度に加熱して
も良い。
【0012】 以上の後、 回転乾燥装置の蓋2を閉じて、
さらに内部を不活性ガス13で満たすと共に、回転軸4
を回転させ、遠心力でシリコンウェハAに付着したフッ
酸溶液を除去し、シリコンウェハAを乾燥させる。この
工程では、不活性ガス13の雰囲気下で乾燥が行われる
ため、シリコンウェハAの表面における自然酸化膜の成
長は抑えられる。
【0013】 次いで、 上記の不活性ガス13を排気管7
から排気すると共に、乾燥室1の上部のガス導入管6b
から水素ガス14を導入して、不活性ガス13と水素ガ
ス14を置換し、乾燥室1の内部を水素ガス14で満た
す。そしてヒーター5による加熱で、乾燥室1の内部温
度を所定温度に保ち、上記シリコンウェハAを所定時間
保持する。この工程で、シリコンウェハAの表面のSi
はHと結合して安定な状態となる。シリコンウェハA
を、水素ガス14の雰囲気に保持する時間としては、上
記所定温度においてSiがHと結合するのに充分な時間
とし、例えば乾燥室1の内部温度が100℃であれば、
保持時間は5分以上とする。
【0014】 上記の保持時間が経過した後、ヒーター5
による温度保持を解除し、ガス導入管6aから不活性ガ
ス13を導入して、乾燥室1の水素ガス14を希釈しな
がら、排気管7より排気する。そして乾燥室1の内部
が、不活性ガス13によって置換されたことを確認して
蓋2を外し、シリコンウェハAを収納したウェハキャリ
アA1を取り出す。
【0015】
【発明の効果】以上実施例で詳細に説明した様に、本発
明のウェハ洗浄方法によれば、フッ酸溶液を用いた処理
を行った後のウェハを、リンス工程を行うことなく直ち
に不活性ガス中で回転乾燥させ、さらにウェハの露出面
を水素と結合させて安定化したため、自然酸化膜の生成
が抑えられる。従ってウェハ表面上の超薄膜の品質、例
えばゲート酸化膜の破壊電圧や、絶縁破壊特性等の向上
を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェハ洗浄に用いる回転乾燥装置の一
例を示す構成図である。
【図2】本発明のウェハ洗浄方法の一例を説明する図で
ある。
【図3】従来のウェハ洗浄方法を説明する図である。
【図4】従来の回転乾燥装置の構成図である。
【符号の説明】
1 乾燥室 5 ヒーター 6a,6b ガス流入管 7 排気管 11 フッ酸溶液 13 不活性ガス 14 水素ガス A ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハの洗浄方法であって、 (1)ウェハに形成された酸化膜をフッ酸溶液を用いて
    除去する第一工程と、 (2)前記フッ酸溶液による処理を終了した後、リンス
    工程を行うことなく直ちに前記ウェハを不活性ガス雰囲
    気下において回転乾燥させる第二工程と、 (3)前記不活性ガスを水素ガスと置換して所定温度に
    保ち、該水素ガスの雰囲気下に前記ウェハを保持して、
    前記ウェハの露出面を水素と結合させる第三工程とから
    なることを特徴とするウェハの洗浄方法。
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