JP3295733B2 - 制御動作の解析方法及びこれを用いた解析装置 - Google Patents

制御動作の解析方法及びこれを用いた解析装置

Info

Publication number
JP3295733B2
JP3295733B2 JP30326396A JP30326396A JP3295733B2 JP 3295733 B2 JP3295733 B2 JP 3295733B2 JP 30326396 A JP30326396 A JP 30326396A JP 30326396 A JP30326396 A JP 30326396A JP 3295733 B2 JP3295733 B2 JP 3295733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
timing chart
video
equipment
sequence element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30326396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10143237A (ja
Inventor
太志 渕田
敦志 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP30326396A priority Critical patent/JP3295733B2/ja
Publication of JPH10143237A publication Critical patent/JPH10143237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3295733B2 publication Critical patent/JP3295733B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーケンサによっ
て稼働される自動化設備システムにおいて、設備機器の
動作解析を行う場合に好適に使用される解析方法及びこ
れを実施するための解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動化設備システムでは、一
般に、シーケンスプログラム(制御プログラム)をシー
ケンサによって実行し、システムの動作を監視してい
る。図14は、自動化設備システムの一例を模式的に示
している。ここでは、フリーフローコンベア100上を
パレット101が流れ、部品挿入、カシメ、検査の3工
程で生産ラインを構成している。
【0003】工程1の部品挿入工程では、パレット10
1が到着した後、2軸のシリンダ102を用い、パーツ
フィダー103で供給された部品104を、把持治具1
05(チャック)によって把持し、パレット101上の
治具に挿入する。工程2の圧入工程では、パレット10
1が到着した後、シリンダ106で圧入治具107をパ
レット101上の部品104に押し付けてカシメを行
う。
【0004】工程3の検査工程では、パレット101が
到着した後に、検査治具109をカシメした部品104
上にシリンダ108で移動させて、検査を行う。このよ
うなシステムでは、各工程に対応したパレット到着検知
センサーX1,X2,X3と、シリンダ駆動用出力接点
Y10,Y11,Y20,Y30の状態変化がシーケン
サに取り込まれ、工程1では、パーツフィダー103か
ら部品104が供給されたかどうかを検知する部品検知
センサーX4の状態変化が取り込まれている。
【0005】この場合におけるシーケンサの動作を説明
すると、パレット到着検知センサーX1のオフ状態から
オン状態への変化を検知して、パレット101が工程1
に到着したことを検知する。次に、部品検知センサーX
4がオン状態になり、部品104が供給されたことを確
認すれば、接点Y10をオフ、接点Y11をオンにし、
シリンダ102を駆動させ、把持治具105をパーツフ
ィダー103の部品供給位置まで移動させる。ついで、
把持治具105によって、部品104を把持した後、接
点Y10をオン、接点Y11をオフさせて、パレット1
01上の部品挿入位置まで移動させ部品104を挿入す
る。そして、接点Y10,Y11をともにオフとし、把
持治具105を元の定位置に戻す一連の動作を繰り返
す。
【0006】工程2では、センサーX2がオフ状態から
オン状態に変化したことを検知して、接点Y20をオン
にし、圧入治具107をパレット101上の部品位置ま
で移動させカシメを行った後に、接点Y20をオフに
し、圧入治具107を元の定位置に戻す一連の動作を繰
り返す。工程3では、センサーX3がオフ状態からオン
状態に変化したことを検知して、接点Y30をオンに
し、検査治具109をパレット101上の部品位置まで
移動させ検査を行った後、接点Y30をオフにし、検査
治具109を元の定位置に戻す一連の動作を繰り返す。
【0007】このようにして、各工程では、それぞれの
設備機器が独立したタイミングで動作を開始し、一連の
動作を繰り返している。図15は制御動作を示すタイミ
ングチャートである。センサーX1〜X4、接点Y1
0,Y11,Y20,Y30の状態変化は、時系列的に
記録され、異常動作が生じたときには、これを基にして
その原因を解析している。
【0008】ところで、このようなシステムの動作解析
には、従来からシーケンス要素の状態変化をタイミング
チャートに変換して記憶させたり、設備機器の制御動作
をビデオによって撮影して記憶し、その再生時にタイミ
ングチャートやビデオ画像を見ながら、設備の機械的な
動作と、電気的な動作とを対応づけて分析するのが通例
となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の自動化設備システムでは、設備動作の解析を、ビ
デオを再生しながらタイミングチャートに基づいて分析
を行っているため、詳細な解析は困難な上に作業も面倒
であり、多くの時間を費やしていた。本発明は、上記の
事情に鑑みてなされたものであり、設備動作の画像と、
シーケンサが検知するシーケンス要素の状態変化とを関
連づけて、同一画面上に表示することで、設備動作の解
析が迅速かつ正確に出来るようにした解析方法と、この
解析方法を実施するための解析装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シーケンサによって制御される設備機器
のビデオ画像を、シーケンス要素の状態変化に同期して
取り込み、この取り込んだビデオ画像にシーケンス要素
の状態変化の情報を合成して、1つの画像として同一画
面に表示させて設備機器の動作状態を解析できるように
した解析方法と、この解析方法を実施するための解析装
置を提案するものであり、請求項1〜請求項7は、解析
方法を提案している。
【0011】すなわち、請求項1に提案する解析方法で
は、シーケンサによって稼働される設備機器に対応して
設けたシーケンサの内部接点、システム内の制御接点や
センサーなどのシーケンス要素の状態変化を、シーケン
サのプログラム開始時から順次、記憶させる。シーケン
サの内部接点、システム内の制御接点やセンサーなどの
シーケンス要素の状態変化に応じて、それぞれの設備機
器の制御動作をビデオ画像に撮影して、これらを記憶保
持する。そして、上記シーケンス要素の状態変化を映像
信号に変換するとともに、この映像信号に上記撮影した
各設備機器のビデオ画像を同期させて合成し、この合成
したビデオ画像を同一画面に表示させることを特徴とし
ており、この表示画面を人が見たり、専用の解析装置に
読み込んで、設備機器の異常などを判断する。
【0012】請求項2に提案する方法では、シーケンス
要素の状態変化は、タイミングチャートなどの時系列的
な要素を含んだ情報として表示画面に表示されており、
画像解析時には、シーケンス要素の状態変化が時間的に
連続した情報として表示されるので、シーケンス制御に
おける各工程の制御時間が把握でき、画像解析が容易に
行える。この方法では、シーケンス要素の状態変化はタ
イミングチャートで表示されるものに限定されず、連続
して状態変化が表示されるものであれば、ステータスバ
ーのようなものでもよい。
【0013】請求項3に提案する方法では、シーケンス
要素の状態変化は、タイミングチャートとして表示さ
れ、そのタイミングチャートの立ち上がり、立ち下がり
時点において、対応して動作する設備機器のビデオ画像
を同一画面に表示させるので、画像解析時には、タイミ
ングチャートと、その立ち上がり、立ち下がりに同期さ
せた設備機器の画像とが対比して表示されるので、画像
解析を迅速に行うことが出来る。また、再生時には、必
要に応じて、コマ送りし、解析することができるので、
便利である。
【0014】請求項4に提案する方法では、シーケンス
要素の状態変化は、タイミングチャートで示され、その
タイミングチャートの立ち上がり、立ち下がり時に同期
して設備機器のビデオ画像を同一画面に表示させ、更に
その画像に対応したタイミングチャート上の時間位置
を、カーソル、ポインタなどの指標を表示させて指し示
すので、シーケンス制御における制御の流れが的確に把
握でき、画像解析がより容易に行える。
【0015】請求項5に提案する方法では、シーケンス
要素の状態変化がタイミングチャートとして表示され、
これと同時に、ビデオ画像に対応したタイミングチャー
トの立ち上がり、立ち下がり時を基準にした、それぞれ
のシーケンス要素のオン、オフ残保持時間も表示される
ので、画像解析時には、シーケンス制御における時間的
要素が容易に把握でき、一層的確な解析が出来る。
【0016】また、請求項6に提案する方法では、シー
ケンス要素の状態変化が、時系列的な要素を含んでいな
い絵や文字などのオン、オフ表示として映像信号に変換
され、画像解析時には、オン、オフ表示に対応した設備
機器のビデオ画像と同一画面に表示する。したがって、
シーケンス上も重要な変化情報のみがスポット的に表示
され、シーケンス制御における動作解析を容易かつ迅速
に行える。
【0017】また、この方法によれば、設備機器の画像
がコマ送りで画面表示され、同時にシーケンス要素の状
態変化は、マークや記号を変化させるオン、オフ表示で
示されるので、設備機器の一連の動作が直感的に把握で
き、設備機器の動作異常の判別もより迅速にできる。請
求項7において提案する方法では、設備機器のビデオ画
像は表示されず、監視対象となるそれぞれのシーケンス
要素の状態変化が、タイミングチャートとして表示さ
れ、それぞれのタイミングチャートの立ち上がり、立ち
下がりをカーソルなどの指標を操作して指し示した場合
には、指標で指し示された時間位置からのオン、オフ残
保持時間が、画面に表示されたすべてのシーケンス要素
について表示されるので、複数のシーケンス要素の動作
時間の同時測定が可能となり、時間解析の短縮化が図れ
る。
【0018】なお、請求項1〜7のいずれの方法におい
ても、監視すべきシーケンス要素が同一画面に表示しき
れない場合には、複数のグループ区分に分割し、同一画
面に表示して画像解析を行えばよい。また、これら請求
項2〜6のいずれにおいても、カーソルやポインタなど
の指標を、入力操作器を使用してタイミングチャート上
で指定できるようにし、その位置を基準にしたオン、オ
フ残保持時間が画面に表示されるようにすれば、いっそ
う望ましい。
【0019】請求項8〜13は、本発明方法を実施する
ための解析装置を提案している。請求項8に提案する解
析装置は、請求項1の方法を実施するもので、シーケン
サによって稼働される設備機器に対応して設けたシーケ
ンサの内部接点、システム内の制御接点やセンサーなど
のシーケンス要素の状態変化の時刻を、シーケンサのプ
ログラム開始時から順次、記憶させる時刻情報記憶手段
と、シーケンサの内部接点、システム内の制御接点やセ
ンサーなどのシーケンス要素の状態変化に応じて、それ
ぞれの設備機器の制御動作をビデオ画像に撮影して、こ
れらを記憶保持するビデオ撮影記録手段と、上記時刻情
報記憶手段によって記憶保持されたシーケンス要素の状
態変化の情報を映像信号に変換し、この映像信号に撮影
された各設備機器のビデオ画像を上記シーケンス要素の
状態変化に同期して上記ビデオ撮影記録手段より取り込
んで合成する画像合成手段と、この画像合成手段によっ
て、シーケンス要素の状態変化と、設備機器のビデオ画
像とが合成された合成画像を表示させる表示装置とを備
えた構成とされており、シーケンサによって制御される
設備機器のビデオ画像に、シーケンス要素の変化情報を
合成し、1つの画像として同一画面に表示して、設備機
器の動作状態を解析できるようにしている。
【0020】また、請求項9は、請求項2の方法を実施
するためのもので、画像合成手段は、シーケンス要素の
状態変化をタイミングチャートなどの時系列的な要素を
含んだ映像信号に変換し、この映像信号に、シーケンス
要素の状態変化に同期して撮影された設備機器のビデオ
画像を、上記ビデオ撮影記録手段より順次取り込んで、
1つの画像に合成しており、請求項10は、請求項3の
方法を実施するためのもので、画像合成手段は、シーケ
ンス要素の状態変化をタイミングチャートとして映像信
号に変換し、このタイミングチャートの立ち上がり、立
ち下がり時に同期して撮影された設備機器のビデオ画像
を、上記ビデオ画像撮影記録手段より順次取り込んで、
1つの画像に合成しており、請求項11は、請求項4の
方法を実施するもので、画像合成手段は、シーケンス要
素の状態変化をタイミングチャートとして映像信号に変
換し、このタイミングチャートの立ち上がり、立ち下が
り時に同期した設備機器のビデオ画像を、上記ビデオ画
像撮影記録手段より順次取り込むとともに、上記タイミ
ングチャート上に時間位置を指し示すカーソル、ポイン
タなどの指標を加えて1つの画像に合成する構成として
いる。
【0021】また、請求項12は、請求項7の方法を実
施するためのもので、シーケンサによって稼働される設
備機器に対応して設けたシーケンサの内部接点、システ
ム内の制御接点やセンサーなどのシーケンス要素の状態
変化を、シーケンス要素毎に、シーケンサのプログラム
開始時から順次、記憶させる時刻情報記憶手段と、時刻
情報記憶手段によって記憶されたシーケンス要素のそれ
ぞれの状態変化を、タイミングチャートに変換するタイ
ミングチャート変換手段と、タイミングチャートに変換
されたそれぞれのシーケンス要素の状態変化を映像信号
に変換し、カーソルなどの指標を加えた合成画像を生成
する画像合成手段と、この画像合成手段によって生成さ
れた合成画像を同一画面にさせる表示装置と、この表示
装置の表示画面に表示されたカーソルなどの指標によっ
てタイミングチャートの時間位置が指定されたときに
は、その指定された時間位置からのオン、オフ残保持時
間を、すべてのシーケンス要素について算出する演算手
段とを備え、カーソルによって表示画面上の時間位置が
指定されたときには、その位置を基準としたオン、オフ
残保持時間が、すべてのシーケンス要素について、表示
されるようにしたことを特徴としている。
【0022】更に、請求項13は、請求項6の方法を実
施するもので、画像合成手段は、シーケンス要素の状態
変化を時系列的な要素を含んでいない絵や文字などをオ
ン、オフ表示として映像信号に変換し、この映像信号に
ビデオで撮影された設備機器のビデオ画像を、上記ビデ
オ撮影記録手段より順次取り込んで合成する構成として
いる。
【0023】このような表示装置は、CRTを備えたコ
ンピュータなどで構成され、シーケンサやビデオカメラ
などの撮像装置とケーブルを介して接続される。また、
本明細書におけるシーケンサは、プログラマブルコント
ローラ(PC)、シーケンスコントローラ、プログラマ
ブル・ロジック・コントローラ(PLC)など、自動化
設備機器の一連の制御監視を行うすべてのコントローラ
やコンピュータを含む。
【0024】更に、シーケンス要素は、シーケンサの内
部接点、レジスタのデータなどの他に、設備機器のバル
ブ、シリンダ、モータなどの外部接続接点などを含む。
また、設備機器は、シーケンス要素によって直接制御さ
れる対象以外のものを含む広い概念である。なお、以上
に説明した構成では、設備機器は、シーケンス要素の状
態変化に同期して撮影されているが、それぞれのシーケ
ンス要素について、シーケンスプログラムの開始時点か
ら撮影を行い、順次画像メモリに蓄積してもよい。この
場合、大容量の画像メモリが必要となるが、表示画面上
でカーソルやポインタなどの指標で任意の変化点を指定
すれば、この変化点における設備機器の画像を選択して
表示できるようにすれば、設備機器の動作解析が、迅速
かつ正確にできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
とともに説明する。図1は本発明の解析装置の概略構成
を示すブロック図であり、図2は更に詳細な構成を示し
たブロック図である。この解析装置Aは、画像処理のた
めのコンピュータを制御中枢として備え、シーケンサで
あるプログラマブルコントローラPC(以下、単に「P
C」という)には通信手段1aを介して、時刻情報記憶
手段1を接続しており、PCがシーケンス制御を開始
し、シーケンス要素に状態変化が生じれば、その時刻
が、シーケンスプログラムの開始時点から順次、時刻情
報記憶手段1に取り込まれ記憶保持される。また、これ
と同時に、ビデオ撮影記憶手段2は、シーケンス要素が
状態変化する毎に、ビデオカメラ2aを駆動し、そのシ
ーケンス要素に対応して稼働される設備機器5を順次撮
影して、撮影した画像を記憶保持する。このようにし
て、シーケンス要素の状態変化に対応した時刻情報は、
画像合成手段3に取り込まれると映像信号に変換され、
この映像信号は更にビデオ撮影記録手段2によって撮影
された設備機器5のビデオ画像と合成されて1つの画像
が生成される。そして、このようにして、シーケンス要
素の状態変化に同期して撮影された設備機器5のビデオ
画像は、表示再生手段6によって再生されると、表示装
置4の同一画面に、後述するような態様で表示される。
【0026】ここに、ビデオ撮影記録手段2は、シーケ
ンス要素が変化する毎にPCからの指令信号を受けてビ
デオカメラ2aを駆動させ、撮影した設備機器5の画像
を順次、画像メモリ3aに取り込んで記憶させる構成に
なっている。また、画像合成手段3は、時刻情報記憶手
段1に記憶保持されたシーケンス要素の状態変化の情報
をタイミングチャートや、絵、文字などの映像信号に変
換しながら、ビデオ撮影記録手段2に記録保持されてい
る設備機器5のビデオ画像を順次読み込んで合成画像を
生成している。
【0027】図2は、更に詳細なブロック図を示してい
る。ビデオ撮影記録手段2は、図に見るように、ビデオ
カメラ2aと、シーケンス要素が変化する毎にPCから
送出される制御指令信号を受けてビデオカメラ2aを駆
動するためのビデオ撮影装置21と、このビデオ撮影装
置21によって取り込まれた設備機器5のビデオ画像
を、順次記憶させるビデオメモリ22とを備えており、
一方の時刻情報記憶手段1は、クロックタイマ(不図
示)を有し、PCを監視してシーケンス要素に状態変化
を生じた時刻を、シーケンスプログラムの開始時から順
次取り込むための時刻情報取込装置11と、この時刻情
報取込装置11によって取り込んだ時刻情報を記憶する
メモリ12と、このメモリ12に記憶させたシーケンス
要素の時刻情報をタイミングチャートに変換するタイミ
ングチャート変換手段13とを備えている。
【0028】ここに、画像合成手段3は、映像信号に変
換されたシーケンス要素の状態変化の情報と、上記シー
ケンス要素の状態変化に同期してビデオ撮影記録手段2
より取り込んだ設備機器の画像とを、1枚の合成画像に
生成する基本動作をなすが、タイミングチャート上の時
間位置を指し示すカーソルやポインタなどの指標データ
を表示させるため、指標データ生成手段7を付加してい
る。
【0029】このような画像合成手段3では、シーケン
ス要素の状態変化をタイミングチャートなどの時系列的
な要素を含んだ映像信号に変換し、この映像信号に、シ
ーケンス要素の状態変化に同期して撮影された設備機器
5のビデオ画像を、ビデオ撮影記録手段21より順次取
り込んで、1つの画像に合成する。また、シーケンス要
素の状態変化をタイミングチャートとして映像信号に変
換し、このタイミングチャートの立ち上がり、立ち下が
り時に同期して撮影された設備機器5のビデオ画像を、
ビデオ画像撮影記録手段2より順次取り込んで、1つの
画像に合成する。
【0030】更に、シーケンス要素の状態変化をタイミ
ングチャートとして映像信号に変換し、このタイミング
チャートの立ち上がり、立ち下がり時に同期した設備機
器5のビデオ画像を、ビデオ画像撮影記録手段2より順
次取り込むとともに、タイミングチャート上の時間位置
を指し示すカーソル、ポインタなどの指標を加えて1つ
の画像に合成するなどの方法で合成画像がなされ、合成
された画像は画像メモリ3aに記憶保持される。
【0031】また、このような画像合成手段3は、ビデ
オ撮影記録手段2より、シーケンス要素を状態変化を示
すタイミングチャートの立ち上がり、立ち下がり時に対
応した設備機器5のビデオ画像を取り出し、更にこのビ
デオ画像の撮影されたタイミングチャートの立ち上が
り、立ち下がり時を、基準にしたオン、オフ残保持時間
を示す文字情報を、1つの画像として合成させてもよ
い。
【0032】このような本発明では、シーケンス要素の
状態変化情報と、自動化設備機器の動作変化を示す画像
とが相互に関連付けられ、シーケンス要素の変化情報を
示すタイミングチャートや、シーケンス要素の変化情報
を示す絵や文字などの情報が映像信号に変換されると同
時に、シーケンス要素の状態変化に同期して撮影された
設備機器の画像を1枚の合成画像に合成した後、画像メ
モリ3aに蓄積され、表示再生手段6によって再生すれ
ば、合成画像を表示装置4に表示し、シーケンス制御動
作を再現させて画像解析を行うことができる。
【0033】また、画像合成手段3の別の構成では、時
刻情報記憶手段1から取り込んだシーケンス要素の状態
変化を、オン、オフ表示、つまり時系列的な要素を含ん
でいない絵や文字などの情報として映像信号に変換し、
この映像信号にビデオで撮影された設備機器5のビデオ
画像を、ビデオ撮影記録手段より順次取り込んで合成し
ている。
【0034】更に、設備機器5の画像を表示させること
なく、システム内のシーケンス要素の状態変化が、タイ
ミングチャートとして同一画面上に整列して表示され、
いずれかのタイミングチャート上の時間位置をカーソル
などの指標で指し示せば、その位置を基準にしたオン、
オフの残保持時間が表示される構成にしてもよい。この
ような構成のものでは、設備機器の動作は、ビデオ画像
として確認できないが、複数のシーケンス要素の時間測
定が同時に可能となるので、時間測定のみを対象とし
て、シーケンスプログラムの解析を行う場合に特に便利
である。
【0035】ついで、本発明によって再生表示の可能な
画面の表示例を示す。図3は、シーケンス要素X1〜X
3,Y1,Y2の状態変化を示すタイミングチャート
と、このタイミングチャートの変化に対応した設備機器
の画像とを合成した画面の表示例を示している。画面
は、タイミングチャートの表示領域11aと、設備機器
の画像表示領域11bとに上下に分割されており、再生
時には、破線で示されたカーソルXが時間経過とともに
タイミングチャート上に表示され、このときカーソルX
で指し示されたタイミングチャート上の時間位置に対応
して撮影された設備機器の画像Gが、その下の設備画像
表示域11bに表示されるようになっている。なお、画
面の上方には、シーケンスプログラムが開始された時刻
から、カーソルで指し示された時刻が表示されるように
なっている。
【0036】図4は、図3に示す表示を行う場合の動作
の一例を説明するフローである。シーケンス要素の状態
変化は、シーケンスプログラムの開始時から順次、時刻
記憶手段1に記憶され、画像合成手段3では、この時刻
変化記憶手段1に記憶された時刻情報に基づいて作成さ
れたタイミングチャートを映像信号に変換している。
【0037】一方、ビデオ撮影記憶手段2は、撮影すべ
き設備機器5毎にビデオカメラ2aを設けており、シー
ケンスプログラムの開始時からシーケンス要素が状態す
る毎にビデオカメラ2aを駆動して設備機器5を撮影
し、そのまま映像信号の形で記憶手段に記憶している。
このようにして、シーケンス要素の状態変化に同期して
撮影され、記憶された設備機器5のビデオ画像は、順次
画像合成手段3に送り込まれ、ここではシーケンス要素
の状態変化に同期した合成画像が生成される。
【0038】また、このような画像表示方法に代えて、
再生時には、タイミングチャート上に表示されるカーソ
ルXなどの指標の表示位置をマウスなどの入力操作器を
用いて指摘できるようにし、そのときカーソルXなどの
指標で指摘された表示位置に対応した設備機器5の画像
を順次選択的にコマ送りさせて表示する構成にしてもよ
く、このような方法のものでは、画像解析を一層容易に
出来る。
【0039】なお、図5(a)は、時刻情報記憶手段1
に設けられるシーケンス要素の状態変化情報の管理テー
ブルの一例、図5(b)は、ビデオ撮影記録手段に設け
られるビデオ画像管理テーブルの一例を示している。図
に見るように、時刻記憶手段1には、シーケンスプログ
ラムの開始時から接点X1,X2,X3,Y1,Y2の
オン、オフの変化点における時刻、つまりシーケンス要
素の状態変化情報が時々刻々と入力され、記憶されてお
り、タイミングチャート変換手段13は、これらの情報
に基づいて、図3に示したようなタイミングチャートを
生成する。
【0040】また、ビデオ撮影記憶手段2には、図示し
たようなビデオ画像管理テーブルが設けられており、シ
ーケンス要素のオン、オフ変化時刻に対応した設備機器
のビデオ画像の番号が記憶されている。このようなビデ
オ画像管理テーブルを設けたものでは、画像の再生時
に、シーケンス要素の状態変化に対応した設備機器の画
像を任意に呼び出し、表示させることが出来る。
【0041】次に、図6〜図8を用いて、設備機器の動
作と画像の取り込みタイミングについて説明する。図6
では、設備機器は、シリンダ20を上下させ、吸着治具
21によってワーク22を吸着する工程を実行してお
り、図5の(a)〜(f)は、その工程における一連の
動作を示している。PCは、シリンダ上限X1、シリン
ダ下限X2、ワーク検知X3、シリンダ下降Y1、ワー
ク吸着Y2の各接点あるいはセンサーを監視しており、
ビデオカメラ2aによって撮影された設備機器5のビデ
オ画像のうちから、図7に示したシーケンス要素X1〜
X3及びY1,Y2のタイミングチャート上のカーソル
位置〜に同期した画像が、図5の(a)〜(f)に
示した画像に対応して取り込まれる。
【0042】図8はシーケンス要素の状態変化に対応さ
せて設備機器の基本動作を示したフローチャートであ
り、この動作によって、シーケンス要素の変化時刻が順
次取り込まれ、図7に示したようなタイミングチャート
が映像信号として作成され、再生時には表示画面に表示
される。シリンダ上限X1がオン状態となり(#10
1)、ワーク検知X3がオン状態となれば(#10
2)、吸着動作を開始する。まず、シリンダ下降Y1が
オンとなって、シリンダ20が下降し始めると(#10
3、図5(a)、図7参照)、シリンダ上限X1がオ
フになり(#104、図6(b)、図7参照)、シリ
ンダ下限X2がオンになるまで、シリンダ20を下降さ
せる。
【0043】シリンダ下限X2がオンになると、吸着治
具21によるワーク22の吸着を開始し、ワーク吸着Y
2がオンとなる(#105,#106、図6(c)、図
7参照)。ここでは、その後、2.5秒間待って(#
107)、シリンダ下降X2がオフとなったときに(#
108、図6(d)、図7参照)、シリンダ20の上
昇を開始する。
【0044】すると、シリンダ下限X2とワーク検知X
3がオフになり(#109、図6(e)、図7参
照)、シリンダ上昇X1がオンになるのを待つ(#11
0、図6(f)、図7参照)。その後、シリンダ20
が上限まで上昇すると、吸着されたワーク22を別の工
程に移動させるなどして、動作を継続させるようになっ
ているが、ここでは、以降の動作は省略する。
【0045】図9は、シーケンス要素の状態変化をオ
ン、オフ表示で示す場合の画面表示の例図であり、図1
0は、その場合に実行される基本動作をタイミングチャ
ートで示すものである。この処理では、シーケンス要素
の状態変化は、タイミングチャートではなく、絵や文字
などの時系列的な変化を含まないオン、オフ表示で示さ
れる。すなわち、表示画面は、左側の設備機器の画像表
示域11bと右側の状態表示域11cに分割されてお
り、シーケンス要素X1〜X3,Y1,Y2のオン、オ
フは、図9に見るように画面の右側に、「●」(オン状
態)と「○」(オフ状態)のマークによって示されてい
る。
【0046】このような表示のものでは、設備機器の画
像を動画(あるいは、コマ送り)として画面表示させた
ときにも、シーケンス要素X1〜X3,Y1,Y2の状
態がオン、オフ表示によって把握出来るので、設備の一
連の動作が直感的に分かる。したがって、従来のよう
に、PCの各接点などに対応させて複数のランプなどを
接続し、このランプと設備とを一緒に撮影して、この映
像を見ながら解析する必要はなく、1つの表示画面を見
ながら、動作の解析が可能となるため、解析の判断を容
易にし、また設備の省コスト化も図れる。
【0047】最後に、設備機器のビデオ画像を表示させ
ずにタイミングチャートの表示のみによって画像解析を
行う解析装置について説明する。この解析装置では、シ
ーケンス要素の状態変化はタイミングチャートのみで示
され、図12に示したように、タイミングチャート上の
時間位置をカーソルで指定すれば、その位置を基準にし
たオン、オフ残保持時間が、すべてのシーケンス要素に
ついて表示されるようになっている。
【0048】図11は、その構成を示すブロック図であ
る。この解析装置Bは、画像処理のためのコンピュータ
を制御中枢として備え、シーケンサであるプログラマブ
ルコントローラPC(以下、単に「PC」という)には
通信手段1aを介して、時刻情報記憶手段1を接続して
おり、PCがシーケンス制御を開始し、シーケンス要素
に状態変化が生じれば、その時刻が、シーケンスプログ
ラムの開始時点から順次、時刻情報記憶手段1に取り込
まれ記憶保持される。ついで、時刻情報記憶手段1に取
り込まれた時刻情報は、タイミングチャート変換手段1
3によってタイミングチャートに変換され、画像合成手
段3によって映像信号に変換され、カーソルなどの指標
とともに表示装置4に表示される。表示装置4に表示さ
れたカーソルなどの指標は、マウスなどの入力操作器に
よってタイミングチャート上を自在に移動させることが
でき、タイミングチャート上の時間位置を指定すれば、
その位置を基準にした、オン、オフの残保持時間が、す
べてのシーケンス要素のタイミングチャートに対応して
表示される。演算手段8は、画面上でカーソルを移動さ
せたときに、その位置を基準にしたオン、オフ残保持時
間t1〜t4を、すべてのシーケンス要素について算出
し、算出した値は、図12のような態様で、表示装置4
の表示画面に表示される。
【0049】このような構成によれば、従来のように、
タイミングチャート上の特定の位置から、変化点までの
時間を求めるために、2つのカーソルXを使用する必要
がなく、1回のカーソルXの指定によって、同一画面に
表示された複数のシーケンス要素のオン、オフ残時間が
一見して判別できるようになる。図12は、このときの
画面表示例を示している。
【0050】ここでは、タイミングチャート表示域11
のみを示しており、タイミングチャート上の変化点をカ
ーソルXで指定すれば、この指定位置を基準にしたオ
ン、オフの残保持時間t1〜t4を、それぞれの変化点
の上に表示する。この図では、演算した時間の表示を、
カーソルXの位置から、それ以降の変化点までに対して
のみ行っているが、カーソルXの位置以前にある変化点
までの時間を算出し表示するようにしてもよい。
【0051】なお、図13は、上記動作の一例を説明す
るためのフローである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明によれば、以下のような利点がある。すなわち、請
求項1〜6において提案された解析方法によれば、シー
ケンス要素の状態変化と、そのときの設備機器の画像と
が同一画面に表示される。このため、タイミングチャー
ト見ながら、あるいはシーケンサに連動するランプの点
灯表示を見ながら、画面に表示される設備機器の動作画
像を対比して解析を行う必要がないので、従来のような
面倒さがなくなり、画像解析が容易にかつ正確に出来
る。
【0053】特に、請求項1〜5では、シーケンス要素
の状態変化がタイミングチャートとして表示され、設備
機器の画面と同一画面上に対比的に表示されるのでより
一層便利であり、請求項6では、シーケンス要素の状態
変化が絵や文字によるオン、オフ表示でスポット的に表
示されるため、見た目にも分かりやすく、画像解析を簡
易に行える。
【0054】更に、請求項7では、複数のシーケンス要
素の状態変化が、タイミングチャートとして同一画面に
整列した状態で表示され、それぞれのシーケンス要素の
タイミングチャートの立ち上がり、立ち下がりをカーソ
ルなどで指定すれば、その時点からのオン、オフの残保
持時間がすべてのシーケンス要素について同時に表示さ
れるので、複数のシーケンス要素の時間解析が同時にで
き、便利である。
【0055】請求項8〜13には、請求項1〜7におい
て提案された本発明方法を実施するための解析装置が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の解析装置の概略基本構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した解析装置の更に詳細な構成を示し
たブロック図である。
【図3】表示装置に表示される表示画面の一例(タイミ
ングチャートと設備機器のビデオ画像との合成画面)を
示す図である。
【図4】本発明の解析方法の基本動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】(a)はシーケンス要素の状態変化情報の管理
テーブル、(b)はビデオ画像管理テーブルの一例を示
す図である。
【図6】設備機器の動作の説明図である。
【図7】図6の動作に対応したタイミングチャートを示
す図である。
【図8】自動化設備システムの基本動作を示したフロー
チャートである。
【図9】表示装置による画面表示の一例(オン、オフ表
示と設備機器のビデオ画像との合成画面)を示した図で
ある。
【図10】本発明の解析方法の基本動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】本発明の他例の解析装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図12】表示装置による画面表示の一例(シーケンス
要素のタイミングチャートと、カーソルで指定された時
間位置を基準にしたオン、オフ残保持時間を示す)を示
した図である。
【図13】図12に示した画面表示を行う場合の基本動
作を説明するフローチャートである。
【図14】自動化設備システムの構成の一例を示した模
式図である。
【図15】シーケンス要素の状態変化の一例を示したタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
A・・・解析装置 1・・・時刻情報記憶手段 2・・・ビデオ撮影記録手段 3・・・画像合成手段 4・・・表示装置 5・・・設備機器 6・・・表示再生手段 7・・・カーソル・ポインタ指標データ生成手段 8・・・演算手段 11・・・表示画面 11a・・・タイミングチャート表示域 11b・・・設備画像表示域 11c・・・状態表示域 1・・・時刻情報記憶手段 13・・・タイミングチャート変換手段 X・・・カーソル PC・・・プログラマブルコントローラ C,2a・・・ビデオカメラ G・・・設備機器の画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 G05B 19/048

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シーケンサによって稼働される設備機器に
    対応して設けたシーケンサの内部接点、システム内の制
    御接点やセンサーなどのシーケンス要素の状態変化を、
    シーケンサのプログラム開始時から順次、記憶させ、 シーケンサの内部接点、システム内の制御接点やセンサ
    ーなどのシーケンス要素の状態変化に応じて、それぞれ
    の設備機器の制御動作をビデオ画像に撮影して、これら
    を記憶保持し、 上記シーケンス要素の状態変化を映像信号に変換すると
    ともに、この映像信号に上記撮影した各設備機器のビデ
    オ画像を同期させて合成し、 この合成したビデオ画像を同一画面に表示させることを
    特徴とする制御動作の解析方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記シーケンス要素の状態変化を、タイミングチャート
    などの時系列的な要素を含んだ画像として表示するもの
    である制御動作の解析方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記シーケンス要素の状態変化を、タイミングチャート
    として表示するとともに、このタイミングチャートの立
    ち上がり、立ち下がりに同期させて、上記設備機器のビ
    デオ画像を同一画面に表示させることを特徴とする制御
    動作の解析方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 上記シーケンス要素の状態変化を、タイミングチャート
    として表示するとともに、このタイミングチャートの立
    ち上がり、立ち下がりに同期させて、上記設備機器のビ
    デオ画像を同一画面に表示させ、更にこのビデオ画像に
    対応したタイミングチャート上の時間位置を、カーソ
    ル、ポインタなどの指標を表示させて指し示すことを特
    徴とする制御動作の解析方法。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかにおいて、 シーケンス要素の状態変化をタイミングチャートとして
    表示する際、このタイミングチャートの立ち上がり、立
    ち下がりに同期して、撮影された設備機器のビデオ画像
    の各々について、そのビデオ画像に対応したタイミング
    チャートの立ち上がり、立ち下がり時を基準にした、オ
    ン、オフ残保持時間を更に表示することを特徴とする制
    御動作の解析方法。
  6. 【請求項6】請求項1において、 上記シーケンス要素の状態変化を、時系列的な要素を含
    んでいない絵や文字などでオン、オフ表示させ、 このオン、オフ表示と、シーケンス要素の状態変化に同
    期した設備機器のビデオ画像とを同一画面に表示させる
    ことを特徴とする制御動作の解析方法。
  7. 【請求項7】シーケンサによって稼働される設備機器に
    対応して設けたシーケンサの内部接点、システム内の制
    御接点やセンサーなどのシーケンス要素の状態変化を、
    シーケンス要素毎に、シーケンサのプログラム開始時か
    ら順次、記憶させ、 上記シーケンス要素のそれぞれの状態変化を、タイミン
    グチャートとして表示するとともに、そのときに表示さ
    れたタイミングチャートの立ち上がり、立ち下がりをカ
    ーソルなどの指標で指し示した場合には、その箇所を基
    準にしたすべてのシーケンス要素に対するオン、オフ残
    保持時間を、同一画面に表示することを特徴とする制御
    動作の解析方法。
  8. 【請求項8】シーケンサによって稼働される設備機器に
    対応して設けたシーケンサの内部接点、システム内の制
    御接点やセンサーなどのシーケンス要素の状態変化の時
    刻を、シーケンサのプログラム開始時から順次、記憶さ
    せる時刻情報記憶手段と、 シーケンサの内部接点、システム内の制御接点やセンサ
    ーなどのシーケンス要素の状態変化に応じて、それぞれ
    の設備機器の制御動作をビデオ画像に撮影して、これら
    を記憶保持するビデオ撮影記録手段と、 上記時刻情報記憶手段によって記憶保持されたシーケン
    ス要素の状態変化の情報を映像信号に変換し、この映像
    信号に撮影された各設備機器のビデオ画像を上記シーケ
    ンス要素の状態変化に同期して上記ビデオ撮影記録手段
    より取り込んで合成する画像合成手段と、 この画像合成手段によって、シーケンス要素の状態変化
    と、設備機器のビデオ画像とが合成された合成画像を表
    示させる表示装置とを備えたことを特徴とする制御動作
    の解析装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、 上記画像合成手段は、シーケンス要素の状態変化をタイ
    ミングチャートなどの時系列的な要素を含んだ映像信号
    に変換し、この映像信号に、シーケンス要素の状態変化
    に同期して撮影された設備機器のビデオ画像を、上記ビ
    デオ撮影記録手段より順次取り込んで、1つの画像に合
    成する構成にしている制御動作の解析装置。
  10. 【請求項10】請求項8または9において、 上記画像合成手段は、シーケンス要素の状態変化をタイ
    ミングチャートとして映像信号に変換し、このタイミン
    グチャートの立ち上がり、立ち下がり時に同期して撮影
    された設備機器のビデオ画像を、上記ビデオ画像撮影記
    録手段より順次取り込んで、1つの画像に合成する構成
    としている制御動作の解析装置。
  11. 【請求項11】請求項8〜10において、 上記画像合成手段は、シーケンス要素の状態変化をタイ
    ミングチャートとして映像信号に変換し、このタイミン
    グチャートの立ち上がり、立ち下がり時に同期した設備
    機器のビデオ画像を、上記ビデオ画像撮影記録手段より
    順次取り込むとともに、上記タイミングチャート上に時
    間位置を指し示すカーソル、ポインタなどの指標を加え
    て1つの画像に合成させる構成としている制御動作の解
    析装置。
  12. 【請求項12】シーケンサによって稼働される設備機器
    に対応して設けたシーケンサの内部接点、システム内の
    制御接点やセンサーなどのシーケンス要素の状態変化
    を、シーケンス要素毎に、シーケンサのプログラム開始
    時から順次、記憶させる時刻情報記憶手段と、 上記時刻情報記憶手段によって記憶されたシーケンス要
    素のそれぞれの状態変化を、タイミングチャートに変換
    するタイミングチャート変換手段と、 タイミングチャートに変換されたそれぞれのシーケンス
    要素の状態変化を映像信号に変換し、カーソルなどの指
    標を加えた合成画像を生成する画像合成手段と、 この画像合成手段によって生成された合成画像を同一画
    面にさせる表示装置と、 この表示装置の表示画面に表示されたカーソルなどの指
    標によってタイミングチャートの時間位置が指定された
    ときには、その指定された時間位置からのオン、オフ残
    保持時間を、すべてのシーケンス要素について算出する
    演算手段とを備え、 上記カーソルによって表示画面上の時間位置が指定され
    たときには、その位置を基準としたオン、オフ残保持時
    間が、すべてのシーケンス要素について、表示されるよ
    うにしたことを特徴とする制御動作の解析装置。
  13. 【請求項13】請求項8において、 上記画像合成手段は、シーケンス要素の状態変化を時系
    列的な要素を含んでいない絵や文字などの情報をオン、
    オフ表示として映像信号に変換し、この映像信号にビデ
    オで撮影された設備機器のビデオ画像を、上記ビデオ撮
    影記録手段より順次取り込んで合成する構成としている
    制御動作の解析装置。
JP30326396A 1996-11-14 1996-11-14 制御動作の解析方法及びこれを用いた解析装置 Expired - Fee Related JP3295733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30326396A JP3295733B2 (ja) 1996-11-14 1996-11-14 制御動作の解析方法及びこれを用いた解析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30326396A JP3295733B2 (ja) 1996-11-14 1996-11-14 制御動作の解析方法及びこれを用いた解析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10143237A JPH10143237A (ja) 1998-05-29
JP3295733B2 true JP3295733B2 (ja) 2002-06-24

Family

ID=17918860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30326396A Expired - Fee Related JP3295733B2 (ja) 1996-11-14 1996-11-14 制御動作の解析方法及びこれを用いた解析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3295733B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100850843B1 (ko) * 2004-03-22 2008-08-06 가부시끼가이샤 디지탈 표시기, 및 컴퓨터를 표시기로서 기능시키기 위한 프로그램을 저장한 기록 매체
JP2007213449A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Omron Corp 収集データのモニタ方法及び装置
JP2015060252A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 住友金属鉱山株式会社 設備稼働データ収集システム
EP2913148B8 (en) 2014-02-28 2020-03-25 Hexagon Metrology (Israel) Ltd. Method and system for analyzing process monitoring data

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10143237A (ja) 1998-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040138783A1 (en) Operation state analyzer for robot
US4860096A (en) Motion analysis tool and method therefor
US20150237297A1 (en) Television camera
US6427099B1 (en) Method and system for data retrieval
US6133545A (en) Welding robot
US20060119714A1 (en) Data processor and data processing method
JPH11331766A (ja) 設備ロギング装置
JP3879359B2 (ja) 画像記録装置
JPH0749910A (ja) 建設工事の進捗状況監視装置とその方法
JPH09200734A (ja) 監視装置
JP3295733B2 (ja) 制御動作の解析方法及びこれを用いた解析装置
JP5161088B2 (ja) 記録したものを異なるレートで再生する方法および装置
US8656144B2 (en) Image processing device, image processing method, and image processing program
JP2002152721A (ja) 録画再生装置の映像表示方法および装置
JP6355878B1 (ja) 表示器および表示方法
US20240126225A1 (en) Method and device for machine monitoring, and computer program product for machine monitoring
JP2001268509A (ja) 画像記録装置及び画像記録システム
WO2020166468A1 (ja) 再生システム、記録システム、再生方法、再生用プログラム、記録方法及び記録用プログラム
US20200068177A1 (en) Plant operating state analysis system
US20120105722A1 (en) Image Processing Device, Image Processing Method, And Image Processing Program
JPH08234827A (ja) 動作解析支援システム
JP2000242327A (ja) ロギング装置
CN112307882A (zh) 图像判断装置及图像判断***
JP3049352U (ja) 監視装置
JP3089738B2 (ja) 波形解析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020212

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees