JP3295711B2 - ロール状貼着シート - Google Patents

ロール状貼着シート

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JP3295711B2
JP3295711B2 JP02591194A JP2591194A JP3295711B2 JP 3295711 B2 JP3295711 B2 JP 3295711B2 JP 02591194 A JP02591194 A JP 02591194A JP 2591194 A JP2591194 A JP 2591194A JP 3295711 B2 JP3295711 B2 JP 3295711B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール状に巻き取られて
必要に応じて引き出すことができるようにしたロール状
貼着シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貼着シートにおいては、
帯状としたシート本体の片面に剥離剤を塗布するととも
に他方の面に貼着剤を塗布して、剥離剤面と貼着剤面と
を対接させた状態でロール状に巻取り形成したものがあ
り、剥離紙を用いることのない貼着シートが提供されて
おり、これを携帯用のハンディターミナルなどの電子端
末機器のプリンタ部に装填して剥離剤面側に所要の情報
などを出力し、例えば帳票などとして情報を有する所要
の貼着シートが得られるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
貼着シートは所要の情報などが記載される帳票などとし
て使用され、これを物品などの表面に貼着しているが、
各種の管理情報を符号化、バーコード化してこれを光学
的読取り装置により読み取るシステムが利用されるよう
になってきたことから、前記貼着シートに対しても、管
理情報を表す符号、バーコードが予め記載されているラ
ベルをその表面に貼り付けることが望まれるようになっ
てきた。しかしながら、上記貼着シートにおいては片面
に剥離剤が施されていることがら貼着シートに対するラ
ベルの定着性が極めて低く、貼り付けたラベルが外れ易
くなると云う問題があり、これに対応してラベル貼着部
となる部分の剥離剤を予め抜くようにしておくと、その
部分と粘着剤面とが貼着して巻出しが行えなくなると云
う不都合が生じるようになる。
【0004】そこで本発明は上記事情に鑑み、ロール状
貼着シートの剥離剤面にラベルが安定的に貼着できるよ
うにすることを課題とし、ロール状貼着シートよりなる
帳票などにラベルを貼着して情報管理などが行えるよう
にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、シート本体の一方の面に剥離剤が
塗布され、他方の面に粘着剤が塗布されてなる貼着シー
トを、剥離剤面と粘着剤面とを対接させてロール状に形
成し、前記剥離剤面の所定部に、剥離剤非塗布部分を有
して低剥離性としてなるラベル貼着部を設けたことを特
徴とするロール状貼着シートを提供して、上記課題を解
消するものである。
【0006】
【作用】本発明において剥離剤面の所定部に、低剥離性
となったラベル貼着部が設けられていることから、ここ
にラベルが安定的に貼り付けることができるようにな
る。
【0007】
【実施例】つぎに本発明を図1から図5に示す一実施例
に基づいて詳細に説明する。図中1はロール状貼着シー
トを示している。この貼着シート1は、帯状とされたシ
ート本体2の一方の面に剥離剤3を塗布して剥離剤面4
としてなるとともに、シート本体2の他方の面に粘着剤
5を塗布して粘着剤面6としてなり、そして前記剥離剤
面4が外方側に向いた状態で剥離剤面4と粘着剤面6と
を対接させてロール状に巻取り形成したものであり、外
方の一端側から引き出すことができるように設けられて
いる。
【0008】上記剥離剤面4は筆記、印刷適正を有する
ように設けられているものであって、その条件を満たす
ために剥離剤が選択され、その一つとしては水系剥離剤
があり、水分散系剥離剤、水溶性剥離剤などの水系剥離
剤であればよく、特に限定されるものではない。例えば
水系シリコン剥離剤として、各種の水溶性シリコンオイ
ル(信越化学株式会社製 KF351、KF352、K
F353など)、シリコンオイルエマルジョン(信越化
学株式会社製 KM700、KM800シリーズな
ど)、シリコンゴムエマルジョン(高松油脂株式会社製
KT7014)を挙げることができ、また非シリコン
系水溶性剥離剤としてワーナー型クロム錯塩を主体とす
る撥水剤(デュポン株式会社製 キロンc)、その他、
日本触媒株式会社製のRP−18wなどを挙げることが
できる。上記水系剥離剤は水溶性高分子が配合されるも
のであり、その水溶性高分子としては天然物でも合成物
でも或いはそれらの混合物でもよく、例えばポリビニル
アルコール(PVC)、カルボキシメチルセルロース
(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、
カゼイン、澱粉などを挙げることができる。その水溶性
高分子の添加量は、水系剥離剤の種類などによって異な
るので特定することができないが、通常は水系剥離剤:
水溶性高分子の比率が20:1〜1:10(固形分重量
比)の範囲で使用できる。
【0009】また剥離剤として剥離性インキを使用する
ことができる。そしてこの剥離性インキを着色物質と剥
離物質とが含まれているものとすることも可能であり、
このインキを印刷手法などを用いて塗布することによ
り、着色された剥離剤面をシート本体の片面側に形成す
ることができるようになる。前記剥離性インキとして
は、ビヒクルと着色物質と剥離物質と助剤とが含有さ
れ、前記ビヒクルは乾性油、合成樹脂、溶剤、可塑剤な
どからなるものであり、着色物質は有機顔料、無機顔料
である。そして剥離物質としてはシリコン、ロウ、水溶
性高分子化合物、水溶性シリコンなどが採用され、助剤
としては乾燥剤、コンパウンドなどが採用される。そし
てこれらの配合例としてはビヒクル70重量%、着色物
質10重量%、剥離物質15重量%、助剤5重量%が好
適であり、前記剥離物質は5重量%から35重量%の範
囲とされている。
【0010】ロール状貼着シート1は例えば図1に示す
ように切取りミシン目などにより区分された単位の連続
体としてもよい。そしてその一単位ごとの剥離剤面4の
所定部には、図3に示すように低剥離性のラベル貼着部
7が設けられている。このラベル貼着部7は、剥離剤非
塗布部分8を有し剥離剤塗布部分9と混在させることに
より剥離性能を低下させたものであって、ロール状とさ
れている状態においても相対した粘着剤面6とこのラベ
ル貼着部7とが強固に貼り合わされることがなく、シー
トの巻出しに支障が生じない。またラベル貼着部7は前
述のように低剥離性となっているため、ラベル10を貼
り付けて安定的に定着させることができる。剥離剤非塗
布部分8と剥離剤塗布部分9とを混在させるパターンは
適宜に選択できるものであり、例えば(イ)に示すよう
に面状にして剥離剤が塗布されない部分にドットパター
ンで剥離剤塗布部分9を設けて各ドット(剥離剤塗布部
分9)の周りを剥離剤非塗布部分8としたり、(ロ)に
示すように剥離剤非塗布部分8と剥離剤塗布部分9と縞
模様状に交互に並べ設けたり、(ハ)に示すように剥離
剤塗布部分9を格子状として剥離剤非塗布部分8を点在
させたりするなど、各種のパターンが採用できる。
【0011】ラベル貼着部7は上述の実施例のように剥
離剤面4の一部分に構成されたり、或いは剥離剤面4の
全面に構成されていても良い。また上記実施例のごとく
低剥離性のラベル貼着部7が部分的に構成されていても
ロール状貼着シート1の巻出し操作には何ら支障がない
ものとなっているが、このラベル貼着部7を部分的に設
定した場合、図4に示すようにラベル貼着部7における
巻出し方向に相対する側縁形状を鋭角にすれば巻出しが
一層スムーズなものとなる。また上記粘着剤面6はシー
ト本体2の片面全面に対して構成されている必要はな
く、図5に示すように、シート本体2の側縁に沿う部分
に粘着剤が設けられないようにして粘着剤面6を構成し
てもよく、粘着剤塗布パターンもベタ刷り状に限定され
るものではない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロール状
貼着シートは、シート本体の一方の面に剥離剤が塗布さ
れ、他方の面に粘着剤が塗布されてなる貼着シートを、
剥離剤面と粘着剤面とを対接させてロール状に形成し、
前記剥離剤面の所定部に、剥離剤非塗布部分を有して低
剥離性としてなるラベル貼着部を設けたことを特徴とす
るものである。このように低剥離性としているラベル貼
着部が設けられていることから、貼着シートの巻出しが
支障なく行えるとともに、貼着シートに対してラベルを
安定的に定着させることができるようになり、貼着シー
トに対してラベルにより付帯情報が設け易くなるなど、
実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロール状貼着シートの一実施例を
示す説明図である。
【図2】一実施例を図1A−A線に沿う断面で示す説明
図である。
【図3】ラベル貼着部を示すもので、(イ)は剥離剤塗
布部分がドットパターンである状態を示す説明図、
(ロ)は剥離剤塗布部分と剥離剤非塗布部分とが縞模様
となっている状態を示す説明図、(ハ)は剥離剤塗布部
分が格子状となっている状態を示す説明図である。
【図4】ラベル貼着部の形態例を示す説明図である。
【図5】粘着剤塗布パターンの他の例を図1A−A線と
同部における断面で示す説明図である。
【符号の説明】
1…ロール状貼着シート 2…シート本体 3…剥離剤 4…剥離剤面 5…粘着剤 6…粘着剤面 7…ラベル貼着部 10…ラベル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート本体の一方の面に剥離剤が塗布さ
    れ、他方の面に粘着剤が塗布されてなる貼着シートを、
    剥離剤面と粘着剤面とを対接させてロール状に形成し、
    前記剥離剤面の所定部に、剥離剤非塗布部分を有して低
    剥離性としてなるラベル貼着部を設けたことを特徴とす
    るロール状貼着シート。
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