JPH0712006Y2 - 検知用マーク付き熱転写記録媒体 - Google Patents
検知用マーク付き熱転写記録媒体Info
- Publication number
- JPH0712006Y2 JPH0712006Y2 JP13845088U JP13845088U JPH0712006Y2 JP H0712006 Y2 JPH0712006 Y2 JP H0712006Y2 JP 13845088 U JP13845088 U JP 13845088U JP 13845088 U JP13845088 U JP 13845088U JP H0712006 Y2 JPH0712006 Y2 JP H0712006Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- recording medium
- detection mark
- transfer recording
- coat layer
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はサーマルヘッドを用いた熱転写プリンターに使
用する熱転写記録媒体に関し、特に、フィルム状基材の
片面に熱転写性インキ層を設け、もう一方の片面にステ
イッキング防止用のバックコート層を設けてなる熱転写
記録媒体の位置検知用のマークに関する。
用する熱転写記録媒体に関し、特に、フィルム状基材の
片面に熱転写性インキ層を設け、もう一方の片面にステ
イッキング防止用のバックコート層を設けてなる熱転写
記録媒体の位置検知用のマークに関する。
〈従来技術〉 サーマルヘッドを用いた熱転写プリンターに使用する熱
転写記録媒体に於いては、終端検知、印字位置合わせ等
の目的で、媒体の一定位置に光学的に検知出来るように
マークを設けることが必要な場合が多い。この検知用マ
ークは、多くは媒体の裏面すなわちインキ層を形成した
面とは反対側の面に設けられるが、この反対側の面には
多くの場合耐熱性あるいは滑り性のあるバックコート層
が施されているために、検知用マークの印刷や印刷され
たマークの基材への密着に困難な問題があるだけでな
く、検知用マークの施された領域の媒体部分も印字に使
用する場合にはその部分のステイッキング防止性も同時
に要求され、マーキングインキの材料選択が非常に困難
であった。
転写記録媒体に於いては、終端検知、印字位置合わせ等
の目的で、媒体の一定位置に光学的に検知出来るように
マークを設けることが必要な場合が多い。この検知用マ
ークは、多くは媒体の裏面すなわちインキ層を形成した
面とは反対側の面に設けられるが、この反対側の面には
多くの場合耐熱性あるいは滑り性のあるバックコート層
が施されているために、検知用マークの印刷や印刷され
たマークの基材への密着に困難な問題があるだけでな
く、検知用マークの施された領域の媒体部分も印字に使
用する場合にはその部分のステイッキング防止性も同時
に要求され、マーキングインキの材料選択が非常に困難
であった。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案は上記のような事情に鑑みなされたものであっ
て、ステイッキング防止の為のバックコート層を有する
熱転写記録媒体に於いて、媒体裏面にステイッキング防
止効果及び印字性に影響を与える事の少ない検知用マー
クを簡易な手段で形成する為の構成を提供しようとする
ものである。
て、ステイッキング防止の為のバックコート層を有する
熱転写記録媒体に於いて、媒体裏面にステイッキング防
止効果及び印字性に影響を与える事の少ない検知用マー
クを簡易な手段で形成する為の構成を提供しようとする
ものである。
〈課題を解決するための手段〉 前記のような課題を達成するために、検知用マークを基
材とバッキコート層の間に設ける構成を検討した結果、
この構成が検知用マーク形成部分のステイッキング防止
効果に殆ど悪影響を与えることなく、且つ印字性の劣化
も少ないことが解かった。
材とバッキコート層の間に設ける構成を検討した結果、
この構成が検知用マーク形成部分のステイッキング防止
効果に殆ど悪影響を与えることなく、且つ印字性の劣化
も少ないことが解かった。
すなわち、第１図に示すように、基材（１）の裏面に検
知用マーク（２）形成し、その上全面にバックコート層
（３）を形成し、表面に熱転写性インキ層（４）を形成
することによって、前記のような性能を有する記録媒体
が得られる。
知用マーク（２）形成し、その上全面にバックコート層
（３）を形成し、表面に熱転写性インキ層（４）を形成
することによって、前記のような性能を有する記録媒体
が得られる。
〈考案の効果〉 （１）基材として一般に使われる延伸ポリエステルフィ
ルムに比べ、バックコート層に使われる組成物はそれぞ
れの転写記録装置や転写エネルギーに対応して種類が多
く、且つ滑り性を付与するために表面の濡れが悪いもの
が多い。其のために、バックコート層の上から検知用マ
ークを形成する構成ではバックコート層へのマーキング
インキの濡れ及びマーキングインキ層のバックコート層
への密着が不安定になる易く、その結果マーキングイン
キの安定した塗工と印字走行時のサーマルヘッドへのマ
ーキングインキの取られが無いという二つの性質を満足
させることが困難であった。
ルムに比べ、バックコート層に使われる組成物はそれぞ
れの転写記録装置や転写エネルギーに対応して種類が多
く、且つ滑り性を付与するために表面の濡れが悪いもの
が多い。其のために、バックコート層の上から検知用マ
ークを形成する構成ではバックコート層へのマーキング
インキの濡れ及びマーキングインキ層のバックコート層
への密着が不安定になる易く、その結果マーキングイン
キの安定した塗工と印字走行時のサーマルヘッドへのマ
ーキングインキの取られが無いという二つの性質を満足
させることが困難であった。
これに比べて、本考案の熱転写記録媒体はマーキングイ
ンキの塗工を基材面に直接行っているので、インキの基
材への密着が良く、印字の際にサーマルヘッドにインキ
がとられるという問題もない。
ンキの塗工を基材面に直接行っているので、インキの基
材への密着が良く、印字の際にサーマルヘッドにインキ
がとられるという問題もない。
（２）検知用マークの上にバックコート層が設けられて
いるので、検知用マークが形成された部分が印字に使用
される場合でもステイッキング防止効果が期待出来、マ
ーキングインキ自体にはステイッキングを防止する程度
の耐熱性や滑り性が要求されない。従ってマーキングイ
ンキとして必要な基材への密着性と光学的に検知可能な
特性を具備していれば、広い範囲での材料選択が可能で
ある。
いるので、検知用マークが形成された部分が印字に使用
される場合でもステイッキング防止効果が期待出来、マ
ーキングインキ自体にはステイッキングを防止する程度
の耐熱性や滑り性が要求されない。従ってマーキングイ
ンキとして必要な基材への密着性と光学的に検知可能な
特性を具備していれば、広い範囲での材料選択が可能で
ある。
（３）バックコート層の上からの塗工は、（１）で述べ
たような問題があり、場合によってはバックコート層を
一部除去してからでないと塗工及び密着の問題でマーキ
ングインキの塗工が出来ない事があり、更にステイッキ
ング防止のためにマーキングインキの上から処理が必要
な場合も起きてくるが、本考案の構成の熱転写記録媒体
はマーキングインキの塗工後にバックコート層を形成す
る為、これらの問題点を何れも回避出来る。
たような問題があり、場合によってはバックコート層を
一部除去してからでないと塗工及び密着の問題でマーキ
ングインキの塗工が出来ない事があり、更にステイッキ
ング防止のためにマーキングインキの上から処理が必要
な場合も起きてくるが、本考案の構成の熱転写記録媒体
はマーキングインキの塗工後にバックコート層を形成す
る為、これらの問題点を何れも回避出来る。
〈実施例〉 長さ5.7μの延伸ポリエステルフィルムの裏面に、ポリ
エステル樹脂と酸化チタンと滑剤及び溶剤よりなる白色
マーキングインキを使用して幅20mm長さ200mm、厚き0.7
μの検知用マークを形成し、その上からニトロセルロー
ズとシリコーンオイルが３対１の割合で混合された混合
物からなる厚さ0.3μのバックコート層を形成し、更に
フィルムの表面に融点68℃のワックスとカーボンブラッ
クを主成分とする熱転写性インキ層を厚さ4.0μになる
ように形成して、熱転写記録媒体を作製した。
エステル樹脂と酸化チタンと滑剤及び溶剤よりなる白色
マーキングインキを使用して幅20mm長さ200mm、厚き0.7
μの検知用マークを形成し、その上からニトロセルロー
ズとシリコーンオイルが３対１の割合で混合された混合
物からなる厚さ0.3μのバックコート層を形成し、更に
フィルムの表面に融点68℃のワックスとカーボンブラッ
クを主成分とする熱転写性インキ層を厚さ4.0μになる
ように形成して、熱転写記録媒体を作製した。
この熱転写記録媒体使用してドット密度8dot/mm、印加
エネルギー0.6mj/dotの熱転写ラインプリンターで印字
したところ、ステイッキングは皆無であり、且つ検知用
マークを形成した部分の熱転写インキ層も鮮明に印字出
来た。
エネルギー0.6mj/dotの熱転写ラインプリンターで印字
したところ、ステイッキングは皆無であり、且つ検知用
マークを形成した部分の熱転写インキ層も鮮明に印字出
来た。
第１図は本考案の熱転写記録媒体の一例を示す模式断面
図である。 （１）……基材、（２）……検知用マーク （３）……バックコート層、（４）……熱転写性インキ
層
図である。 （１）……基材、（２）……検知用マーク （３）……バックコート層、（４）……熱転写性インキ
層
Claims (1)
- 【請求項１】フィルム状基材の片面に熱転写性インキ層
を設け、もう一方の片面にステイッキング防止用のバッ
クコート層を設けてなる熱転写記録媒体に於いて、検知
用マークが基材とバックコート層の間に設けられている
ことを特徴とする検知用マーク付き熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13845088U JPH0712006Y2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 検知用マーク付き熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13845088U JPH0712006Y2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 検知用マーク付き熱転写記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0259956U JPH0259956U (ja) | 1990-05-01 |
| JPH0712006Y2 true JPH0712006Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31400801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13845088U Expired - Lifetime JPH0712006Y2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 検知用マーク付き熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712006Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP13845088U patent/JPH0712006Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0259956U (ja) | 1990-05-01 |
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