JP3295700B2 - 油圧スライダ継手 - Google Patents

油圧スライダ継手

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JP3295700B2
JP3295700B2 JP50947092A JP50947092A JP3295700B2 JP 3295700 B2 JP3295700 B2 JP 3295700B2 JP 50947092 A JP50947092 A JP 50947092A JP 50947092 A JP50947092 A JP 50947092A JP 3295700 B2 JP3295700 B2 JP 3295700B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、可変トルク速度伝動継手に関し、特に油圧
スライダ継手に関する。
本発明は、主として自動車用に開発されたものであ
り、この用途に照らし合わせて説明をする。しかし、本
発明がこの特定の分野における利用に限定されないこと
は理解されるであろう。
背景技術 粘性継手は、粘性摩擦によって機能するトルク伝動要
素であり、そのトルク速度特性 は、一般的にシリコンを主体とする流体であるところの
粘性充填媒体の流動的性質によって左右される。
過去において、粘性継手は、互いに対して介在物を介
して平行な環状プレートを、プレートの隣り合う面に接
触させて粘性媒体を内包した密封容器内において回転す
るように同軸に取り付けたセットで構成されるのが普通
であった。交互のプレートはそれぞれの駆動および被駆
動要素に接続され、継手の両側における角速度の差が、
隣り合うプレート間の環状の隙間における流体の粘性シ
ヤリングを引き起こし、所望の速度・トルク伝動特性を
生じる。粘性継手において一般的に用いられるシリコン
を主体とした流体は、シヤリングの率の増大にともなっ
て漸減するトルク応答を呈する。
また、所定の動作条件において各プレートを摩擦係合
するように付勢してトルク伝動を増大することのできる
手段を設け、かつプレートに径方向に離間する一連の穴
を設けて、特定の用途に適合させるために継手のトルク
伝動特性の所定の変化を可能にすることが知られてい
る。
しかし、これらの従来技術の粘性継手は、特に大きな
トルクの伝動を必要とする用途において、トルクを伝え
るのが比較的遅く、設計上のフレキシビリティーが大き
くない。さらに、既知の粘性継手は、一般的に、温度お
よび流体の粘性および圧力等の動作条件の変化に極めて
影響されやすいものであった。
発明の開示 本発明は、上述した従来技術の問題点を改善した比較
的簡単かつ小型の継手を提供すること、または、少なく
とも既知の粘性継手に代わるものを提供することを目的
としている。
本発明は、第一の特徴によれば、相対的に回転係合す
るように配置された第1の部材と第2の部材とを備える
継手アセンブリでなり、前記第1および前記第2部材の
一方は周方向に延びる連続する概ね波状軌道を含み、前
記第1および前記第2部材の他方は、前記波状軌道の全
体的方向に対してほぼ垂直な方向に延びる複数の横軌道
を含み、前記波状軌道と前記横軌道との交差領域におい
てスライダを設けて前記第1および前記第2の部材の相
対的回転が前記スライダを前記波状軌道上で移動中に前
記横軌道内で軸方向に揺動させるようにし、前記横軌道
内の作動油媒体が前記スライダの揺動に対する抵抗をも
たらす。
第1の部材はその外側円筒状面上に波状軌道を有する
内側ハブであり、第2の部材は内側ハブに対して同軸回
転可能に支持された相補形外側ハブであって、その内側
円筒状面上に溝の形態をした等間隔の軸方向に延びる複
数の横軌道を定義し、内側ハブはほぼ外側ハブ内で相対
的に回転するように取り付けられることが好ましい。
波状軌道は周期的なものであることが好ましく、本発
明の一つの形態においては、その軌道は正弦をなす。
本発明の第1の好ましい形態において、スライダはボ
ールの形状をしており、軌道および溝は断面がほぼ半円
状である。
しかし、本発明の別の形態においては、各ボールが、
相補形角柱状の溝または穴内において往復運動する角柱
状のスライダに係合する。これらの角柱状の溝は、断面
が矩形状であることが好ましい。
本発明のさらに好ましい形態においては、各溝と付随
するスライダとの間に隙間が設けられ、これを通じてス
ライダの往復運動中に作動油の絞り調節がなされる。あ
るいは、しかし、スライダを溝内においてシール状態で
摺動可能なピストンの形態とすることが可能であり、こ
の場合、ピストンはオリフィスを含むことができ、これ
を通じ作動油が絞り調節されて、所定の抵抗制動力をも
たらす。
本発明の別の形態においては、各スライダがそれぞれ
の溝内で密封状態で往復運動可能な円筒状ピストンで構
成されることが好ましく、作動油が、閉ループ内に内包
され、ピストンの往復運動に応答して選択的に調整可能
な制御弁を介して絞り調節される。本発明のこの形態
は、任意の差動継手速度に対するトルク伝達特性の選択
的な調整を可能にし、制御弁の完全な閉止によって、継
手の入力および出力ハブ間のロックアップ条件の選択を
可能にする。
さらに別の形態において、第1部材は、相補形の角柱
状の穴においてハブの外周に沿って角度的に離間する複
数の軸方向に延びる角柱状スライダを含む内側ハブであ
る。第2部材は、内側ハブに対して同軸回転するように
支持されかつ前記スライダの軸方向の反対側の各端に摺
動可能に係合するための相補形波状軌道を含む軸方向に
離間する2つの外側ハブを含み、内側ハブは外側ハブの
ほぼ内側で相対的に回転するように取り付けられる。
好ましくは、角柱状スライダは断面がほぼ矩形状であ
り、前記各ハブ間の相対的移動中に前記穴内において往
復運動する。
また、内側ハブは、作動油媒体によってもたらされる
揺動に対する抵抗を減じるための、複数の軸方向に延び
る流体制御スロットを、前記内側ハブの外周に沿って前
記穴の間において互い違いに離間させて含むことが好ま
しい。
本発明は、その第二の面において、固有のトルクバイ
アスを有するトルクプロポーショニング差動機構によっ
てなり、前記差動機構は、縦軸を中心として回転可能に
駆動されるキャリアと、該キャリヤに対して固定された
軸を中心として回転するように支持された一対の同軸平
行サイドギヤと、前記キャリヤに回転可能に取り付けら
れかつ前記サイドギヤと噛み合い係合する少なくとも1
つのピニオンと、前記サイドギヤの間または前記サイド
ギヤの一方と前記キャリヤとの間において実効的に配置
されるほぼ上述したような継手アセンブリとを、前記サ
イドギヤの間の角速度の違いが継手の両側における角速
度の対応する違いを引き起こすように備えており、これ
によって、等しくないトルクを各サイドギヤにおいて支
えることを可能にする抗力を生じる。
以下において、本発明の好ましい実施例を、添付の図
面と照し合わせて単なる例として説明する。
図面の簡単な説明 図1は、本発明にしたがった油圧ボール継手の内側ハ
ブを示す側面断面図である。
図2は、図1のハブの周方向に沿って延びる正弦軌道
を示す投影図である。
図3は、図2の軌道の別の実施例を示す投影図、 図4は、本発明にしたがった油圧ボール継手の外側ハ
ブを示す断面端面図である。
図5は、図4の線5−5にそった断面図である。
図6は、図4の外側ハブの別の実施例を示す断面端面
図であって、ボールが矩形の角柱状スライダを支持する
図である。
図7は、図6の線7−7にそった断面図である。
図8は、本発明にしたがったボールスライダを内蔵す
る油圧ボール継手アセンブリを示す断面側面図である。
図9は、図8の継手アセンブリの別の実施例を示す断
面側面図であって、ボールが矩形の角柱状スライダを支
持する図である。
図10は、本発明にしたがった油圧ボール継手のスライ
ダの1つに付随する閉油圧回路の制御弁を示す一部破断
した断面上面図である。
図11は、図10の制御弁を内蔵する油圧ボール継手を示
す部分断面側面図である。
図12は、図11の油圧ボール継手の一部破断端面図、 図13は、油圧スライダ継手の内側ハブの側面図であ
る。
図14は、図13の内側ハブと共に用いられる2つの外側
ハブの分解斜視図である。
図15は、図13および図14のハブを内蔵する油圧スライ
ダ継手を示す断面側面図である。
図16は、リミテッド・スリップ・ディファレンシャル
のハーフシャフト間に配置された油圧ボール継手アセン
ブリを示す断面図である。
図17は、リミテッド・スリップ・ディファレンシャル
のハーフシャフトの1つとキャリヤとの間に配置された
油圧ボール継手を示す図16と同様な断面図である。
図18は、油圧スライダ継手を、多輪駆動車両の駆動系
統の伝動要素として示す模式的上面図である。
発明を実施するための形態 図面の図1−図12において、同様の構成要素を同様の
参照数字によって示すものであり、油圧ボール継手アセ
ンブリ1は、相対的に同軸回転可能に係合するように配
置された内側ハブ2と外側ハブ3とを備えている。内側
ハブ2は、円筒状外側面5の周方向に延びる連続する波
状の窪んだ軌道4を含んでいる。外側ハブ3は、内側円
筒状面7上に、一定の間隔を有する複数の軸方向の溝6
を含んでいる。これらの溝6は、波状軌道4の全体的な
実質方向に対してほぼ垂直の方向に延びている。
スライダ10が各溝6内において往復移動可能に配置さ
れ、波状軌道4とそれぞれの溝との交差領域11に位置し
て、内側および外側ハブの相対的回転が、各スライダ10
を、軌道4を横断中に、その対応する溝6内において軸
方向に揺動させるようになっている。
溝6および軌道4は好適な粘性の作動油を内包して、
スライダの揺動に対する流体抵抗をもたらし、これによ
って、駆動および被駆動ハブの間のトルクの伝動を可能
にしている。
この継手は、内側および外側ハブの間に介在する適切
な密封手段を内蔵して、溝および軌道内において作動油
を内包することが好ましい。あるいは、しかし、用途に
よっては、継手を、密封手段を必要としない流体槽にお
いて動作するようにすることもできる。
トルク伝動要素において、内側および外側ハブは、そ
れぞれの入力および出力回転シャフトに連動している。
駆動および被駆動ハブ間の角速度の相違は、スライダ10
を波状軌道4を横断するように移動させ、これが、各ス
ライダのそれぞれの溝6内における対応した往復運動を
引き起こす。この往復運動は作動油媒体による抵抗を受
け、トルクを各ハブの間で伝達することを可能にする。
軌道4は、トルクの滑らかな伝達をもたらすために正
弦をなすことが好ましい。しかし、最大振幅の位置にお
ける滞在領域12を有する変形正弦形態を示す図3のよう
な、どのような適切な形態の波状軌道も用いることがで
きることが理解されるであろう。
本発明の1つの形態においては、図8に示すように、
各スライダ10は鋼球13の形態をしており、軌道4および
溝6は、軌道と溝との交差領域11においてボールを内包
するために、断面が半楕円形状をなしている。スライダ
の往復運動中に作動油を絞り調節する外周の隙間が設け
られている。
この構成においては、ボール13の往復動作が溝内にお
いて流体媒体の粘性シヤリングを引き起こして、ボール
の動きに抵抗する摩擦抗力を生じ、駆動および被駆動ハ
ブの間においてトルクを伝達することを可能にしてい
る。したがって、動きに対する必要な抵抗をもたらすた
めには、シリコンを主体とした液体またはグリース等の
高粘性流体が好ましい。
本発明の別の形態を示す図9において、スライダ10
は、相補形角柱状の溝内において往復運動するようにさ
れた矩形角柱状のスライドブロック14と連動するボール
13で構成される。スライドブロック14の縦方向に延びる
縁15は、ボール13が正弦軌道を横断するにしたがって作
動油が絞り調節される隙間通路を形成するように、丸み
を付けている。
本発明の別の形態(図示せず)において、ボール13は
相補形のみぞまたは穴内において密封状態で摺動可能な
ピストンに係合し、このピストンが、所定の抵抗制動力
をもたらすために作動油が絞り調節されるオリフィスを
含んでいる。オリフィスを内蔵する本発明のこの形態
が、より制御された流れおよびしたがってより安定した
トルク伝達特性をもたらすことが理解されるであろう。
また、本発明のこの形態が、異なる大きさのオリフィス
に代えることによって、継手のトルク速度特性の離散的
調整を可能にし、これによって、継手性能特性を特定の
用途に適合させることができる。
角柱状またはピストンスライダを内蔵するこれらの構
成において、スライダのどちら側の作動油も、図8のボ
ールスライダ構成に比較して、往復スライダ動作に抵抗
する高い圧力差を生じる。このため、所望のトルク速度
特性を達成するため、および穴の形成による高速におけ
るトルクの損失を避けるために、比較的低い粘性の作動
油が好ましい。
図10−図12は、本発明のさらに別の形態を示してお
り、ボール13は相補形の穴18内で密封されて摺動可能な
円筒状ピストン17に連動している。作動油は、閉油圧回
路19内に内包されており、選択的に調節可能な制御弁20
を介して絞り調節されている。したがって、任意の差動
速度に対する継手のトルク伝達特性を、シャフト22の調
整スリーブ21を介しての制御弁20の調節によって変化さ
せることができる。この調整スリーブ21は、回転制御弁
バレル24に接続する制御弁作動レバー23に係合する間隔
を開けたフランジを含んでおり、調整スリーブ21の軸方
向の動きが、開閉位置間における弁バレル24の対応する
同時の回転を起こすようになっている。
入力および出力ハブ間の完全なロックアップ状態は、
図11の下半分において示すような制御弁24の閉止によっ
て達成される。継手のトルク速度特性をロックアップ状
態にすぐに変化させるための制御弁の調節が、好適なマ
イクロプロセッサまたは他の電気、油圧または機械制御
システムによってなし得ることは明白であり、したがっ
て、この継手を、所定のシステム応答を達成するために
適応させて用いることができる。本発明のこの形態は、
自動車において、リミテッド・スリップ・ディファレン
シャルにおける所望のトルクバイアス特性を設定するた
め、または伝動継手またはコントロール・スリップ・ク
ラッチにおける振動吸収の必要なレベルを設定するため
に利用するのに特に適している。
図13−図15において、油圧スライダアセンブリ50は、
相対的同軸回転係合をするように配置された、内側ハブ
51と2つの外側ハブ52および53とを含んでいる。内側ハ
ブ51は、複数の軸方向に延びる矩形状のスライダ54を含
んでいる。スライダ54は、相補形の穴55においてハブ51
の外周に等角度間隔で設けられている。
外側ハブ52および53は、独立して回転可能で、ハブ51
を中心として軸方向に対向し、それぞれ、相補形の波状
軌道56および57を含んでいる。これらの軌道は、連続
し、スライダ54の軸方向の反対側の端にそれぞれ係合す
る。
スライダ54は、断面が正方形であり、内側および外側
ハブの相対的移動中に穴内で軸方向に揺動する。これら
のハブの間に維持される作動油が、スライダの動きに対
する流体抵抗をもたらし、ハブ間においてトルクを伝達
させる。
代わりの実施例において、内側ハブ51は、流体抵抗を
減じるために穴55の間において互い違いに間隔を開けて
設けられる複数の軸方向に延びる流体制御スロット(図
示せず)を含んでいる。あるいは、スライダ54とそれぞ
れの穴との間かスライダ54と軌道56および57との間また
はその両方において、所定の隙間が設けられる。
次に、リミテッド・スリップ・ディファレンシャルに
おける可変トルク伝達要素としてのこの継手の応用の説
明に移って、車両が角を曲がる場合、外側の車輪は、内
側の車輪よりも大きな角速度で回転する。従来の差動装
置は、効率100%のディファレンシャルの場合、両方の
駆動輪に常に等しいトルクを送りながら、この角速度の
違いに対応する。
しかし、駆動輪の1つが例えば滑りやすい路面上でト
ラクションを失った場合、この車輪はスピンし、トルク
を殆どまたは全く支えなくなる。したがって、この従来
の差動装置は、トラクションを有している車輪に駆動ト
ルクを殆どまたは全く伝えなくなり、車両は動かないま
まとなる。
この問題に対する1つの解決策は、トルク・プロポー
ショニングまたは“リミテッド・スリップ”ディファレ
ンシャルを設けることであり、これによって、駆動の損
失を制御するために、トルクが、最大のトラクションを
有する車輪に対して偏り、または伝達される。
従来のトルク・プロポーショニング・ディファレンシ
ャルは、一般に、トルクの偏りを増大する手段として、
予荷重ばねおよび摩擦クラッチを用いている。しかしな
がら、これらの構成では、クラッチにかかる固有の摩擦
予荷重の結果として、動きの差がある場合に絶えず起き
る過度のクラッチの摩耗のため、動作寿命が限られたも
のとなる。また、クラッチにおける固有の摩擦は、通常
の転回操作において相対的な車輪の回転に対する抵抗を
生じ、したがって、正常な駆動状態において、車両の操
作に悪い影響を与え、タイヤの摩耗というさらなる問題
を引き起こす。これらの問題は、前輪駆動車両に用いた
ときに、特に著しい。
図面の図16および図17において、ディファレンシャル
・キャリヤ30は、入力駆動シャフト33によって軸32を中
心として駆動される。入力シャフト33からの駆動力は、
次に、キャリヤ30に対して固定される相補形の斜面冠歯
車35と噛み合い係合する斜面ピストン34によって90゜方
向が変えられる。サイドギヤ36は、それぞれ、一対の同
軸の互いに対向する外向きに延びるハーフシャフト38に
接続しており、これらが、車両の駆動輪(図示せず)に
接続している。
図16は、車軸ハーフシャフト38の間に介在して油圧ボ
ール継手1が効果的に配置される、第1のトルク・プロ
ポーショニング・ディファレンシャル構成を示してい
る。この構成において、左および右側シャフトの間のト
ルクの差は、継手トルクの2倍にほぼ等しく、継手の両
側における角速度の差は、車輪速度の差に対応してい
る。
図17は、車輪シャフト38の一方とディファレンシャル
・キャリヤ30との間に継手が効果的に配置される、第2
のトルク・プロポーショニング・ディファレンシャル構
成を示している。この構成において、左および右側シャ
フトの間のトルクの差は、継手トルクに対応し、継手の
両側における角速度の差は、車輪速度の差の半分に等し
い。
これらの両方の場合において、継手は、ディファレン
シャルと並行に駆動系統において接続される。しかし、
継手を、後に説明するように駆動系統と直列に接続し
て、伝達要素として用いることもできる。
通常の駆動状態において、両方の車輪およびしたがっ
て両方のサイドギヤは、ほぼ等しい角速度で回転し、ほ
ぼ等しいトルクを支える。しかし、一方の車輪がトラク
ションを失った場合、ディファレンシャルにおける流体
継手にかかる結果として生じる速度の違いが、往復運動
するスライダが波状軌道を横断しながらそれぞれの溝内
において流体を押しのけるにしたがって、抵抗を引き起
こす。スライダの動きに対するこの流体抵抗が、サイド
ギヤの差動回転を妨げかつ駆動輪に等しくないトルクを
伝達することを可能にするロッキングトルクをもたら
す。
トルク・プロポーショニングまたはリミテッド・スリ
ップ・ディファレンシャルにおける油圧スライダ継手の
主要な利点は、従来のトルクに応答するリミテッド・ス
リップ・ディファレンシャルに対して、そのシステムが
速度に応答することにある。したがって、このシステム
は、正常な運転状態におけるコーナリング中に、車両の
操作に悪い影響を与えないように低いディファレンシャ
ル・ロッキングトルクをもたらし、車輪がスリップする
状態において、速度差の増大にともなって抵抗トルクの
緩やかかつ漸進的な増大をもたらす。トラクションを増
大するためにトルクの偏りをもたらすことに加えて、こ
の油圧ボール継手は、駆動系統に加えられる過渡的衝撃
荷重を部分的に吸収する。
継手の漸減的なトルク伝達特性を考慮すると、“シャ
フト対シャフト”構成は、任意の車輪速度差に対して、
“シャフト対キャリヤ”構造のロッキングトルクのほぼ
3倍を生じる。したがって、シャフト対シャフト構造
は、高いトルクを必要とする用途において好ましいもの
である。その一方、前輪駆動車両に用いる際には、車両
の運転操作に悪い影響を与えたり、過度のタイヤの摩耗
を引き起こしたりしないように、低いトルクバイアスが
好ましい場合があり、この場合、シャフト対キャリヤ構
造が好ましいことがある。
いずれの場合も、以下に示す要素を含む幾つかのパラ
メータの変化によって、継手のトルク伝動特性を、特定
の用途に適合するように個別に設定することができる。
1.流体媒体の粘性 2.スライダおよびそれに対応する溝の数、大きさおよび
形状 3.波状軌道の形状 4.波状の波の数 5.各スライダとそれに対応する溝との間の絞り調節の隙
間(又は、油圧回路と直列に制御弁を用いる実施例にお
いては、制御弁の調節) 6.各ハブの形状および構成 また、本発明にしたがった油圧スライダ継手を内蔵す
るディファレンシャルは、センタ・ディファレンシャル
に用いた場合、または複数輪駆動車両の駆動系統のトル
ク伝達要素として特に有効である。
次に図18において、車両が角を曲がっている場合、前
輪40の平均速度は、後輪41および42の平均速度より高
く、したがって、複数輪駆動車両における車輪への動力
の伝達は、被駆動車輪43,44および45の間に置けるある
程度の独立性を必要とする。この問題は、一般に、被駆
動車軸間において配置されるセンタ・ディファレンシャ
ルの利用によって克服される。しかし、車輪の1つがト
ラクションを失ってスピンした場合、もはやトルクを伝
達することのできないこの車輪を介してすべての動力が
失われる。
この問題は、油圧ボール継手46をトルク伝達要素とし
て各インタ・アクスルディファレンシャルの代わりに配
置することによってほぼ改善される。継手46は、車輪が
スリップした状態においてトルクをスピンしたした車輪
から内部接続された車軸に転送または偏らせる一方で、
正常な運転状態において被駆動車軸間の必要な対相的動
きを可能にしている。
この発明の油圧スライダ継手が、幾つかの効果をもた
らすことが理解されるであろう。この継手は、既知の粘
性継手に対して小型であり、ディファレンシャルに内蔵
するために容易に適合して、車輪がスピンした状態にお
いて滑らかかつ漸進的な速度応答性トルク伝達をもたら
すものである。特に、制御弁を内蔵する選択的可変トル
ク伝達方式のものは、任意の速度差に対して完全なロッ
クアップにいたるまでのトルク伝達特性のレンジをもた
らし、この継手を、トラクションの低い悪条件において
車輪のスピンを制御するために選択的なロックアップを
設定するために、ディファレンシャルにおいて用いるの
に特に好適なものにしている。本発明のこの形態は、複
数輪駆動車両におけるセンタ・ディファレンシャルとし
ても等しく利用可能である。
また、スライダと対応する溝とが抵抗トルクの同時生
成を等しく分担しており、したがって、任意の時点にお
いて1ないし3個の歯しか接触せずしたがって結果とし
て生じる接触応力が比較的高い噛み合う歯を内蔵するシ
ステムに対して、個別のスライダにかかる荷重および軌
道の対応する接触応力が比較的小さい。
さらに、幾つかの等間隔のスライダから生成されたト
ルクの和が、軌道上における各スライダの位置に関連す
る各個別のスライダからのトルクの周期的変動にもかか
わらず、顕著なトルクの脈動なしにほぼ一定であること
を実証することができる。
しかし、本発明が、自動車における利用に限定された
ものではなく、例えば振動吸収要素、クラッチ、トルク
コンバータ等の多様な用途に効果的に用いられ得るもの
であることは明らかである。
本発明を特定の例について説明してきたが、当業者に
おいては、本発明を多くの他の形態において実施できる
ことを理解されよう。例えば、軌道を外側ハブ上に、そ
して溝を内側ハブ上に配置することができる。また、各
ハブの係合面は、円筒状である必要はなく、例えば、円
錐状、円形状、または環状または段付きのものとするこ
とができる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 35/00 F16D 31/02

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対的に回転可能に係合するように配置さ
    れた第1の部材と第2の部材とを備え、前記第1および
    前記第2部材の一方は周方向に延びる連続する概ね波状
    の軌道を含み、前記第1および前記第2部材の他方は該
    波状軌道の全体的方向に対してほぼ垂直な方向に延びる
    複数の横軌道を含み、前記波状軌道と前記各横軌道との
    交差領域においてスライダを各々設けて、前記第1およ
    び前記第2の部材の相対的回転によって、前記波状軌道
    上を移動中の前記各スライダを前記各横軌道内において
    軸方向に揺動させ、かつ、前記各横軌道内の作動油媒体
    に前記各スライダの前記揺動に対する抵抗を生じさせる
    継手アセンブリ。
  2. 【請求項2】前記第1の部材は、その外側円筒状面上に
    前記波状軌道を有する内側ハブであり、前記第2の部材
    は、相補形の外側ハブであって、その内側円筒状面上に
    溝若しくは穴の形状をした等間隔に軸方向に延びる複数
    の前記横軌道を画成して対応する複数のスライダを配置
    し、前記内側及び外側ハブは、同軸で相対回転運動する
    ように取り付けられている請求の範囲第1項に記載の継
    手アセンブリ。
  3. 【請求項3】前記波状軌道が周期的なものである請求の
    範囲第2項に記載の継手アセンブリ。
  4. 【請求項4】前記波状軌道が正弦をなす請求の範囲第3
    項に記載の継手アセンブリ。
  5. 【請求項5】前記各スライダはボールの形状をしてお
    り、前記波状軌道および前記各横軌道は断面がほぼ半円
    状である請求の範囲第1項に記載の継手アセンブリ。
  6. 【請求項6】前記各スライダは、前記各横軌道内におい
    て往復運動するように配設された角柱状スライダに係合
    するボールの形態をしており、前記各横軌道は、相補形
    の角柱状溝若しくは穴によって画成される請求の範囲第
    1項に記載の継手アセンブリ。
  7. 【請求項7】前記各横軌道は、断面が矩形である請求の
    範囲第6項に記載の継手アセンブリ。
  8. 【請求項8】前記各横軌道と前記各スライダとの間に、
    前記各スライダの往復運動中に前記作動油の絞り調節を
    なす隙間が設けられる請求の範囲第2項に記載の継手ア
    センブリ。
  9. 【請求項9】前記スライダの各々が、前記各横軌道内で
    水密状態で摺動可能なピストンである請求の範囲第2項
    に記載の継手アセンブリ。
  10. 【請求項10】前記ピストンが作動油が絞り調節される
    オリフィスを含む請求の範囲第9項に記載の継手アセン
    ブリ。
  11. 【請求項11】前記作動油が閉ループ内に内包される請
    求の範囲第10項に記載の継手アセンブリ。
  12. 【請求項12】前記作動油が、前記ピストンの往復運動
    に応答して、選択的に調整可能な制御弁を介して絞り調
    節される請求の範囲第11項に記載の継手アセンブリ。
  13. 【請求項13】前記第1部材は、相補形状の各横軌道に
    おける前記ハブの外周に沿って離間する複数の軸方向に
    延びる各角柱状スライダを含む内側ハブであり、前記第
    2部材は、前記内側ハブに対して同軸回転するように支
    持され、かつ、前記各スライダの軸方向の両端に摺動可
    能に係合するための前記波状軌道を画成する対向する相
    補形波状構造体をそれぞれ含む軸方向に離間する2つの
    外側ハブを含み、前記内側ハブは前記外側ハブのほぼ内
    側で相対的に回転するように取り付けられる請求の範囲
    第1項に記載の継手アセンブリ。
  14. 【請求項14】前記各スライダは、断面がほぼ矩形であ
    り、前記ハブ間の相対的移動中に前記各横軌道内におい
    て往復運動する請求の範囲第13項に記載の継手アセンブ
    リ。
  15. 【請求項15】前記内側ハブは、前記内側ハブの周囲の
    前記各横軌道間において交互に離間する複数の軸方向に
    延びる流体制御スロットを含む請求の範囲第14項に記載
    の継手アセンブリ。
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