JP3295051B2 - リズム練習装置 - Google Patents

リズム練習装置

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JP3295051B2
JP3295051B2 JP09919299A JP9919299A JP3295051B2 JP 3295051 B2 JP3295051 B2 JP 3295051B2 JP 09919299 A JP09919299 A JP 09919299A JP 9919299 A JP9919299 A JP 9919299A JP 3295051 B2 JP3295051 B2 JP 3295051B2
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    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B71/00Games or sports accessories not covered in groups A63B1/00 - A63B69/00
    • A63B71/06Indicating or scoring devices for games or players, or for other sports activities
    • A63B71/0686Timers, rhythm indicators or pacing apparatus using electric or electronic means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耳元で小音量のリ
ズム音を出力して、ダンス、算盤、水泳、タイピング、
英会話、演説、読経、模擬試験、食事のしつけ、歯磨き
練習、ゴルフスイング、マラソン、登山、ジョギング等
のリズム感を体得させるリズム練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1978年1月に出願された米国特許4
164732号には、タイマー付きペースメーカーが示
される。数値の表示素子を用いて設定内容を表示し、残
り時間をカウントダウンする。1979年3月に出願さ
れた米国特許4337529号には、腕時計に仕込んだ
ペースメーカーが示される。ここでは、限られた少数の
スイッチを利用してリズムのパラメータを設定してお
り、タイマーを利用してアラームも発生する。特公昭6
4−2228号公報には、異なる複数種類のリズム信号
を登録しておき、必要に応じて1つを選択できるように
したメトロノームが示される。実開昭62−1667号
公報には、1回のゴルフスイング中の各段階のタイミン
グでパルス音を発生するゴルフ練習装置が示される。実
開昭63−65485号公報には、ゴルフスイング中の
バックスイングを連続音で表現したゴルフ練習装置が示
される。また、バックスイングの開始に先立たせて2回
の準備パルス音を出力する。実開平4−50077号公
報および特開平7−280965号公報には、外耳や耳
孔に装着して全体重量を支持させた状態で、ゴルフスイ
ングに対応させたリズム音を出力する小型のゴルフ練習
装置が示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】耳に装着してゴルフス
イングのリズム音を発生させる装置や、耳に装着してジ
ョギングのリズム音を発生する装置では、頭を強く回転
したり、激しい上下動や衝撃に晒されても、耳から脱落
したり、音の発生部分が耳孔からずれたりしない必要が
ある。従って、従来の耳装着型リズム発生装置は自重を
支持させるべく耳孔へタイトに挿入させる構造が必然と
なり、装着開始後の時間経過に伴って次第に違和感が増
す。そして、圧迫による血行障害を起こすため、長時間
に渡って装着し続けると耳に苦痛を感じる。また、耳孔
を完全に塞いで内外の通気を阻害するから、夏場や激し
い運動を伴う場合、耳孔内がむれて痒みや炎症を起こ
し、感染症を誘発する可能性もある。また、単調なリズ
ム音を長時間に渡って聞き続けるから、リズム音それ自
体が苦痛や飽きの原因となる場合もある。本発明は、耳
に強固に装着できて、しかも、長時間を経ても肉体的な
苦痛や耳孔のむれを生じないで済み、リズム音それ自体
も精神的な苦痛や飽きを生じさせないリズム練習装置を
提供すること、言い換えれば、用途を同じくする装置の
実用性を高めて、肉体的にも精神的にも、快適に長時
間、連続使用できる装置を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のリズム練習装置
は、リズム信号を発生するリズム発生回路と、リズム発
生回路に電力を供給する電池と、リズム信号を用いて音
出力を発生する音発生手段と、リズム発生回路、電池、
および音発生手段を格納する筐体部と、外耳を拘束して
筐体部を外耳上に位置させる耳拘束手段とを有し、耳孔
に挿入されることなく音発生手段を耳孔に近接させるリ
ズム練習装置において、リズム発生回路に接続されてリ
ズム信号のパラメータを表示する表示素子を筐体部の背
面に配置し、表示素子は、装着状態で外耳面に接する側
の反対方向にその表示面を向けて、装着状態でその表示
面が外耳に干渉しない背面位置に配置される。ここで、
少なくとも電池を収納して耳孔の周囲の窪みに落とし込
み可能な大きさに膨らませた外観の頭部と、少なくとも
リズム発生回路を収納して、頭部から連続して耳の縁の
外側に達するアーム部とを含む筐体部を採用し、耳の縁
の外側に達する位置のアーム部に設けられてアーム部と
の間に外耳の肉厚を挟み込むクリップ手段を設けてもよ
い。クリップ手段で外耳を拘束した状態で頭部を耳孔の
周囲の窪みに落とし込むことにより、筐体部が耳の上に
保持される。
【0005】本発明のリズム練習装置は、リズム信号を
発生するリズム発生回路と、リズム発生回路に電力を供
給する電池と、リズム信号を用いて音出力を発生する音
発生手段と、リズム発生回路、電池、および音発生手段
を格納する筐体部と、外耳を拘束して筐体部を外耳上に
位置させる耳拘束手段とを有し、耳孔に拘束されること
なく音発生手段を耳孔に近接させるリズム練習装置にお
いて、筐体部の外耳に接する側とは反対側の面に突出さ
せて押しボタンスイッチを1個だけ配置し、これによ
り、耳装着状態でもこの押しボタンスイッチを手探りで
押して、リズム信号の発生開始をリズム発生回路に指令
入力可能にしたものである。
【0006】本発明のリズム練習装置は、速度可変のリ
ズム信号を発生するリズム発生回路と、リズム発生回路
に電力供給する電池と、リズム信号に駆動されて音出力
を発生する音発生手段と、リズム発生回路、電池、音発
生手段を格納する筐体部と、筐体部を耳に取り付けて耳
面上に保持させる取り付け手段とを有するリズム練習装
置において、リズム発生回路に接続されてリズム信号の
速度のパラメータを設定可能な設定スイッチ手段と、リ
ズム発生回路に接続されてリズム信号の速度のパラメー
タを表示する表示手段と、設定スイッチ手段を操作して
表示手段に形成したパラメータに対応する速度をリズム
発生回路に設定する速度設定手段とを有し、表示手段
は、筐体部の内部に配置されて、筐体部背面の内部を視
認可能な部分を通じて筐体部の耳面に接する側とは反対
側の方向からその表示内容を読み取り可能である。本発
明のリズム練習装置は、複数種類のリズム信号を発生可
能なリズム発生回路と、リズム発生回路に電力供給する
電池と、リズム信号に駆動されて音出力を発生する音発
生手段と、リズム発生回路、電池、音発生手段を格納す
る筐体部と、筐体部を耳に取り付けて耳面上に保持させ
る取り付け手段とを有するリズム練習装置において、リ
ズム発生回路に接続されてリズム信号の種類のパラメー
タを設定可能な設定スイッチ手段と、リズム発生回路に
接続されてリズム信号の種類のパラメータを表示する表
示手段と、設定スイッチ手段を操作して表示手段に形成
したパラメータに対応するリズム信号の種類をリズム発
生回路に設定する種類設定手段とを有し、表示手段は、
筐体部の内部に配置されて、筐体部背面の内部を視認可
能な部分を通じて筐体部の耳面に接する側とは反対側の
方向からその表示内容を読み取り可能である。
【0007】
【作用】本発明のリズム練習装置は、本体を耳に支持さ
せた状態で、耳孔のごく近傍で小音量のリズム音を発生
する小型軽量の装置である。そして、リズム音を発生さ
せるために必要なすべての構成が本体内に配置され、外
部の信号や電力に頼ることなく単独で装着されて単独で
動作する。従って、外部の補助装置や連絡用の配線を必
要としない。音発生手段を電子ブザーとした場合、スピ
ーカを使用する場合に比較して消費電力が大幅に節約さ
れる。リズム発生回路は、可聴周波数の方形波信号を所
定の時間間隔でON/OFFすればよく、デジタル回路
を用いて省電力、小型軽量のシステムを設計可能とな
る。リズム発生回路をマイコン回路で構成する場合、個
々の機能をプログラム処理でこなし、多数の定数をメモ
リに収納できるから、多数の機能を比較的に簡単な回路
構成で達成でき、システムの小型化に都合が良い。
【0008】耳拘束手段としては、例えば、特開平9−
105788号公報に示される耳装着構造、すなわち、
「外耳の肉厚を挟んで、耳孔の周囲の窪みの縁に筐体を
引っ掛ける構造」を採用することが可能である。しか
し、「筐体から湾曲して2方向に伸びた樹脂腕が外耳の
つけ根の外側を2/3周程度拘束する構造」、「外耳の
凹凸にかみ合って脱落しないような筐体部の凹凸構
造」、「外耳の上部にかぶさって外耳面上に筐体をつり
下げる構造」等としてもよい。
【0009】液晶素子等の表示手段に数値を形成し、そ
の数値で既存のパラメータを置き換える場合、目盛り付
きのロータリースイッチやダイヤルを利用する場合に比
較して、目盛りや数値を形成するスペースが節約される
から、小型の筐体上でも大きな数値を利用できる。従っ
て、設定内容を一目で間違いなく判別できる。また、ロ
ータリースイッチやダイヤルに比較してスイッチ接片数
が減り、スイッチが占める空間も節約され、パラメータ
の設定変更を1〜2個の押しボタンだけで行える。マイ
コン回路と液晶素子とスイッチの組み合わせる場合、ス
イッチ回路が単純になり、開始/停止スイッチ手段を設
定変更に共用することも容易である。さらに、1個の液
晶表示と押しボタンを共通に利用して複数項目を設定で
きるから、複雑で多岐なパラメータ設定が可能な装置を
小型の筐体に納めて無理なく操作できる。
【0010】開始/停止スイッチ手段を押すごとに、最
後に設定したパラメータのリズムが繰り返し再生される
場合、装置の起動ごとにパラメータの設定をやり直すこ
となく前回と同じリズムを利用できる。従って、(1)
リズムの種類やペースを個人にカスタマイズして利用す
る場合、(2)特定用途のリズムだけを専ら利用する場
合、(3)特定の個人が同じ用途で同じリズムを繰り返
し使用する場合に好適である。さらに、マイコン回路の
電源がOFFされても最後のパラメータ設定が保持され
続ける場合、電池交換や長期間の放置を経ても前回の利
用時と同じリズムを直ちに利用できるから、リズムの利
用に先立ってパラメータの設定を行う必要が無く、パラ
メータを記憶しておく必要も無い。つまり、電源をON
するごとに初期設定に復帰させて、初期設定からリズム
内容をカスタマイズする方式に比較して、操作の手間が
削減され、操作を間違う可能性も減る。稀な操作機会が
前提であれば、操作ボタンの大きさや操作性を犠牲にし
てシステムの小型軽量化を進められる。
【0011】1個の開始/停止スイッチ手段を使用し、
リズム停止状態で操作すればリズム発生が開始され、リ
ズム発生状態で操作すればリズム発生が停止するように
した場合、リズム発生の開始/停止にそれぞれスイッチ
を割り当てる場合に比較してシステムの小型軽量化に都
合が良く誤操作の機会も減る。小さな筐体上であっても
手さぐりのスイッチ操作が可能になる。開始/停止スイ
ッチ手段は、プッシュスイッチ、スライドスイッチ等、
指で操作するものでもよく、音声スイッチ、振動スイッ
チ等のように筐体内に内蔵できるものでもよい。
【0012】パラメータの設定内容を作成し、確認する
ための表示手段は、設定を行わない期間、タイマーやカ
ウンターの表示として利用できる。タイマーやカウンタ
ーの機能を付加して、設定回数や設定時間でリズム発生
を停止することで、電池容量の無駄な消耗を回避でき、
リズムの利用に集中していても、当初に予定した利用時
間や利用回数を越えないで済む。最初に設定時間や設定
回数を表示してカウントダウンを行わせることで、残り
時間や残り回数を随時確認できる。また、開始/停止ス
イッチ手段を用いてリズム発生を中断した後、再び開始
する際に残り時間や残り回数からカウントダウンを開始
させれば、予定外の中断や任意長さの休憩時間を挟んで
も、当初に予定した利用時間や利用回数を通算でぴった
り満たすことが可能である。
【0013】開始/停止スイッチでリズム発生の開始/
中断を指示入力し、電源スイッチで表示や電源のON/
OFFを指示入力し、これら2個以外のスイッチを設け
ない場合、電源スイッチの操作に対応して表示がなさ
れ、続く開始/停止スイッチの操作でリズム発生が開始
されるから、操作を間違う余地が無い。開始/停止スイ
ッチと電源スイッチの所定手順による操作だけでリズム
内容の設定変更を行う場合、設定変更のための他のスイ
ッチを設ける必要が無く、スイッチ回路が簡略で済み、
筐体構造が小型でもデザインの自由度を高められる。表
示手段に希望の数値を形成した後に元のパラメータと置
き換える操作を実行する場合、数値の確認を必ず伴うか
ら、設定を間違う心配が無い。
【0014】表示手段に希望のパラメータ値を形成する
操作に先立ち、元のパラメータ値を表示手段に表示さ
せ、元のパラメータ値を設定変更の出発点とする場合、
前回までの設定内容を記録したり覚えておく必要がな
く、現状よりもすこし長くとか少し遅くとか言った感覚
的な要求(数値としては把握できていない)を正確に反
映した設定変更が可能である。元のパラメータ値を出発
点とした設定変更を容易にすべく、設定モードにおける
開始/停止スイッチと電源スイッチを設定内容の
(+)、(−)にそれぞれ対応させてもよい。
【0015】このとき、表示手段に元のパラメータ値を
点滅表示させて、設定モードであることや設定変更の出
発点の値を強く印象付けてもよい。特に、複数項目の設
定を階層的に順番に設定させる場合、元のパラメータ値
を点滅表示させることで、どの階層の設定変更をしてい
るかが直観的に認識させられる。複数項目の設定を階層
的に順番に設定させる場合、変更の頻度や重要度の高い
項目順に階層を定め、設定操作が所定時間中断されると
自動的に設定モードが解除されるようにしておけば、設
定変更の平均的な操作数と時間が削減され、不必要な項
目を誤って設定変更する可能性が減る。
【0016】共通の装置でゴルフモードとペースメーカ
モードを切り替えて利用できるようにした場合、ゴルフ
リズム練習装置とペースメーカを共通の外観と回路と部
品配置で設計でき、量産を通じたコストダウンや品質向
上を期待できる。開始/停止スイッチや第2スイッチの
所定の操作を通じて機能モードを切り替える場合、売れ
行きや在庫状態を見てゴルフリズム練習装置とペースメ
ーカの出荷割合を調整できる。また、1つの装置で、ユ
ーザーがゴルフ練習装置とペースメーカの両方の機能を
利用できる。ゴルフリズム練習装置の機能とペースメー
カの機能の両方を利用するユーザは少ないから、通常の
操作手順からかけ離れた操作手順によって機能モードの
変更を行わせてもよい。そして、ゴルフリズム練習装置
の機能とペースメーカの機能では、パラメータの種類と
設定内容が大幅に異なるから、それぞれの機能モード内
にパラメータ変更の設定モードを配置することが望まし
い。これにより、操作と応答の統一感が高まってパラメ
ータ設定を直観的に理解できるから、混同してパラメー
タ設定を間違う可能性が減る。
【0017】ゴルフリズム練習装置の場合、スイングの
速度には個人差があっても、スイングの基本的なリズム
(アッパースイング、ダウンスイング、インパクト〜フ
ォロースイングの時間配分の割合)は不変と考えてよ
い。従って、パラメータは、リズム速度だけでもよい。
そして、スイングの開始から終了までの時間(ゴルフス
イング秒数)をリズム速度のパラメータとした場合、メ
トロノーム式の毎分回数やダウンスイング時のヘッド速
度をパラメータとする場合に比較して、スイングの速度
を直観的に理解し易く、適当な長さがあって計測の誤差
が少なく、他人のスイングとの比較も容易である。
【0018】ゴルフスイング秒数をパラメータとする場
合、表示手段にゴルフスイング秒数を表示させ、設定ス
イッチ手段の操作ごとに数値を増減一方向で段階的に変
化させることが好ましい。現在のパラメータを出発点に
して、1段階づつパラメータを変化させて自分のスイン
グを合わせれば、最適のパラメータまで最少時間で到達
できる。また、設定スイッチ手段の操作が所定秒数を越
えて途絶えることを確定操作と判断して、表示手段に表
示された数値に対応するリズム速度をパラメータとして
自動的に取り込む場合、別の独立した確定操作が不要と
なる。未確定のまま放置しても、次回使用時には設定モ
ードを解除されてリズム発生が直ちに可能な状態に復帰
している。
【0019】耳に装着するゴルフリズム練習装置では、
小音量のリズム音を出力するから装着した本人以外には
リズム音が聞こえない。一方、専門家からスイングのイ
ンストラクションやアドバイスを受ける場合、専門家
は、ゴルフリズム練習装置から出力されるリズムとスイ
ングの一致を判断しなければならない。そこで、発光ダ
イオードを設けて、離れた観察者がゴルフリズム練習装
置のリズム出力を追跡できるようにしてもよい。連続音
を並べてゴルフリズムを形成するリズム練習装置に発光
ダイオードを設けた場合、連続音の間に短い間隔を設け
たリズム信号で発光ダイオードを駆動するだけで、目的
とする発光を形成でき、特別な回路を必要としない。
【0020】ゴルフスイング中の各過程に対応させて、
異なる連続的な信号音をそれぞれ所定の長さを持たせて
並べた場合、フォロースイングに対応するリズム音をフ
ォロースイングに要する時間よりも例えば1秒程度長く
して、スイングの終了後までリズム音の余韻が聞こえる
ようにしてもよい。フォロースイングではクラブシャフ
トの減速が行われるが、フォロースイングの終了間際に
突然リズム音が途切れると滑らかな減速の妨げとなる。
連続的な信号音の異ならせ方は、周波数でもよく、振幅
でもよく、両者の組み合わせでもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は第1実施例のスポーツリズ
ム練習装置の平面図、図2はスポーツリズム練習装置を
側面から見た断面図、図3は回路図、図4はメモリデー
タの説明図、図5はゴルフリズムの説明図、図6はペー
スメーカ出力の説明図、図7は起動とモード変更のフロ
ーチャート、図8はゴルフモード動作のフローチャー
ト、図9はペースメーカモードのフローチャート、図1
0は装着構造の説明図、図11は比較実験を行った試作
リズムの一部に関する評価の説明図である。
【0022】図1に示すように、第1実施例のスポーツ
リズム練習装置10は、頭部12の背面に2個のスイッ
チA、Bを配置し、アーム部14の背面に3桁の液晶表
示13を配置する。図2に示すように、背面側の上ケー
ス17と腹側の下ケース18とを2個の小ねじ19で接
合して、内側に閉じた空間(筐体部)が形成され、同時
に、プリント基板20が挟み込み固定される。頭部12
には、マイコン回路23、水晶発振子24、リチウム電
池22、電子ブザー21等が配置される。電子ブザー2
1は下ケース18に接着され、プリント基板20に一端
を固定した一対のブザー接片26を通じて、リズム信号
(方形波の連続パルス信号)の供給を受ける。リチウム
電池22は、プリント基板20の下面に設けた図示しな
い電極と、プリント基板20にハンダ付けされた電極接
片25の間に挟み込まれて電力を取り出される。マイコ
ン回路23が発生したリズム信号は、ブザー接片26を
経由して電子ブザー21を駆動し、所定のリズム音を発
生させる。
【0023】頭部12と反対側に位置するアーム部14
の端部には、軸16を貫通させてクリップ15を回動可
能に連結している。クリップ15は、特開平9−105
788号公報に詳細に示されるように、クリップ15の
本体から分岐させたばね片15Aをアーム部14の端部
に乗り上げている。クリップ15を実線位置から破線位
置へ回転させると、ばね片15Aが曲げ応力を発揮し
て、クリップ15とアーム部14の対向面間に比較的に
弱い挟み込み力を発生させる。
【0024】図10に示すように、スポーツリズム練習
装置10は、アーム部14とクリップ15の間に外耳2
8の肉厚を挟み込み、膨らんだ形状の頭部12を耳孔3
0の周囲の窪み29に落とし込んだ状態で装着される。
このとき、頭部12の腹側の段差が窪み29の縁に引っ
掛かっており、アーム部14とクリップ15と頭部12
の段差が協働して外耳28の軟骨を4方向から拘束す
る。従って、外耳28を挟み込む力が弱いにもかかわら
ず、頭を強く振っても激しく走ってもスポーツリズム練
習装置10が耳から落ちない。また、アーム部14とク
リップ15と頭部12の段差によって頭部12の音発生
部分(電子ブザー21)を耳孔30の入口に隣接させて
位置決めるから、リズム音の出力が小音量でも、騒々し
い環境下でも、装着者は確実かつ快適にリズム音を利用
できる。また、耳孔30に挿入される部分が無く、比較
的に鈍感な外耳を緩く挟み込むだけで本体重量を支持さ
せ、本体の重量も少し重いイヤリング程度に止めてある
から、長時間装着し続けても、運動でゆすぶり続けても
違和感や痛みが発生しない。さらに、装着者の運動に伴
って、スポーツリズム練習装置10が揺れると、耳孔3
0内の空気が強制攪拌されて換気が起こるから、耳孔3
0内に湿気や熱がこもらない。
【0025】図3に示すように、スポーツリズム練習装
置10は、リチウム電池22でバックアップされたRA
Mを備えたマイコン回路23を中心にして、2個のスイ
ッチA、Bと、7セグメント3桁の液晶表示13、電子
ブザー21、リチウム電池22、水晶発振器24を配線
してある。マイコン回路23は、液晶ドライバを含み、
リチウム電池22から電力供給される。また、スイッチ
A、Bの操作状態を判定してリズム信号を出力し、液晶
表示13に3桁の数値を表示させる。マイコン回路23
は、水晶発振器24によって周波数を固定されたクロッ
ク信号で作動し、スイッチA、Bの操作内容に応じた所
定のリズム信号を出力するとともに、液晶表示13の数
値をダウンカウントさせる。そして、設定された所定の
回数(または時間)が完了するとアラーム信号を発生し
てリズム出力を停止する。
【0026】図4に示すように、マイコン回路23は、
リズム信号の各種パラメータを書き替え可能に保持し、
最後に設定されたパラメータに基づくリズム信号を繰り
返し出力する。例えば、スイング秒が2.0、設定回数
が100、インターバル秒が10、毎分拍数が80、設
定時間が50、リズム種類が1−3となるようにパラメ
ータを設定する。このとき、ゴルフモードであれば、図
5に示すように、1回2秒のゴルフスイング専用のイン
ストラクションリズムが10秒間隔で100回出力され
る。一方、ペースメーカモードであれば、図6の(d)
に示すように、毎分80回の速度で4拍子の短いリズム
音を50分間出力し続ける。リズム出力中、液晶表示1
3に表示された残り回数(ペースメーカモードでは残り
時間)の数値がカウントダウンされる。そして、数値が
0に達するとリズム出力が停止されて2秒間のアラーム
音が出力され、続いて、液晶表示13がOFFされる。
【0027】図5に示すように、ゴルフモードでは、ゴ
ルフスイングの各過程の長さに対応した複数種類の連続
音を並べてゴルフリズムを構成する。最初に1秒間隔で
3回のド音の準備音が出力される。続く最初の連続音は
準備音より2音階高いミ音でバックスイングに対応す
る。2番目の連続音はさらに1.5音階高いソ音でダウ
ンスイングに対応する。3番目の連続音は最初の連続音
と同音階のミ音でインパクト〜フォロースイングに対応
する。また、1番目と2番目の連続音の間には0.1秒
の空白を設定して音の途切れを聞き取れるが、2番目と
3番目の連続音は連続しており、音階差だけで聞き分け
るようにしている。
【0028】一般的に、1回2秒のゴルフスイングで
は、バックスイングの開始からダウンスイングの開始ま
でが1秒、ダウンスイングの開始からスイング終了まで
が1秒でスイングの往復2秒、また、ダウンスイングか
らインパクト(ヒット)までが0.33秒、ヒット後の
フオロースイング0.67秒という組み合わせが適正と
される。言い換えれば、ダウンスイングとフォロースイ
ングの時間和がバックスイングの時間に等しいとされ
る。しかし、ここでは、フォロースイングに対応する連
続音の長さを意図的に0.5秒増して、実際のフォロー
スイングが終了した後に少し間を置いて連続音が終了す
るようにしている。これらの選択は、試作リズム音を聞
きながらゴルフスイングを行う比較実験によってなされ
た。これにより、インストラクションリズムがゴルフス
イングと一体化して違和感が無く、多数回聞いても飽き
ず、疲労感が少なく、ゴルフスイングに対する集中を途
切れさせない。
【0029】図6に示すように、ペースメーカモードで
は設定した拍子と速度のリズム音を設定時間だけ出力し
続ける。リズム音は、2音階差のミ音とド音を使用し、
ミ音の長さをド音の2倍に設定してそれぞれ強拍と弱拍
に対応させている。リズム種類の設定時の液晶表示13
には「強拍の数−弱拍の数」が表示される。1−0の表
示で(a)が1拍子、1−1の表示で(b)が2拍子、
1−2の表示で(c)が3拍子、1−3の表示で(d)
が4拍子である。(e)はジョギングの呼吸リズムに対
応した変形2拍子で、表示は2−2となる。
【0030】図7に示すフローチャートに従って、マイ
コン回路23は、スポーツリズム練習装置10の機能を
制御する。表示13が消灯した状態でスイッチAが押さ
れると、ステップ101からステップ102へ進み、ゴ
ルフモードとペースメーカモードの区別が識別される。
ゴルフモードであればステップ103で設定回数の数値
を表示してゴルフモード動作104が開始される。一
方、ペースメーカモードであれば、ステップ108で設
定時間の数値を表示してペースメーカモード動作109
を開始する。ゴルフモード動作104中、スイッチA、
Bを同時に10秒以上押し続けるとステップ105から
ステップ106へ進む。スイッチA、BのOFFを待っ
てステップ107でゴルフモードをペースメーカモード
に書き替え、ステップ108で設定時間の数値を表示し
て、ステップ109のペースメーカーモードを開始す
る。同様にして、ペースメーカモード動作109中、ス
イッチA,Bを同時に10秒以上押し続けるとステップ
110からステップ111へ進む。スイッチA、BのO
FFを待ってステップ112でペースメーカモードをゴ
ルフモードに書き替えると、ステップ103を経てステ
ップ104のゴルフモードへ移行する。
【0031】図8に示すように、ゴルフモード動作で
は、スイッチAを瞬時(2秒以下)押すと、ステップ1
21からステップ122、130へ進み、スイッチAの
OFFを待ってステップ132で液晶表示13がOFF
される。一方、スイッチBを押して放すとステップ12
5、126からステップ127へ進み、リズム出力中
(カウント中)であればステップ128でリズム出力を
一時停止し、リズム停止中であればステップ129でリ
ズム出力を開始または再開する。一時停止では、表示1
3に設定回数の残数が表示され続け、再開時には残数か
らカウントダウンが開始される。そして、表示13の数
値が0までカウントダウンされると、ステップ124か
らステップ131へ進み、リズム出力を停止してピピピ
ピという10秒間のアラームを出力し、その後、ステッ
プ132で表示13をOFFする。
【0032】一方、スイッチAを2秒を越えて押し続け
ると、ゴルフモードに関するパラメータの階層的な設定
変更が可能となる。ステップ121、122からステッ
プ123へ進み、スイッチAのOFFを待ってステップ
141で現在のスイング秒を点滅表示し、ステップ14
2〜146のスイング秒変更動作を行う。すなわち、ス
イッチBが押されると、ステップ144からステップ1
45へ進み、表示されている数値が0.2加算される。
そして、スイッチA、Bが10秒間何も操作されない
と、ステップ142からステップ158へ進み、そのと
き表示されている数値でスイング秒の設定を置き換え
る。また、スイッチAが押されると、ステップ143か
らステップ146へ進み、そのとき表示されている数値
でスイング秒の設定を置き換え、その後、ステップ14
7で設定回数を点滅表示してステップ148〜152の
設定回数の変更動作へ移行する。このようにして、スイ
ッチBを操作して表示13に形成した数値が新しいスイ
ング秒の設定となる。なお、図4に示すように、スイン
グ秒は1.6秒から0.2秒刻みで2.4秒まで設定可
能であり、2.4秒の表示でスイッチBを押すと表示が
1.6秒に戻される。
【0033】設定回数の変更動作では、スイッチBが押
されると、ステップ150からステップ151へ進み、
表示されている数値が10増える。そして、スイッチ
A、Bが10秒間押されないとステップ148からステ
ップ158へ進み、そのとき表示されている数値で設定
回数の設定を置き換える。また、スイッチAが押される
とステップ149からステップ152へ進み、そのとき
表示されている数値で設定回数の設定を置き換え、その
後、ステップ153でインターバル秒を点滅表示してス
テップ154〜157のインターバル秒の変更動作へ移
行する。つまり、スイッチBを押して表示13に形成し
た数値が新しい設定回数の設定となる。図4に示すよう
に、設定回数は10回から200回まで10刻みの回数
を選択でき、表示が200の状態でスイッチBを押すと
表示が10に戻る。
【0034】インターバル秒の変更動作では、スイッチ
Bが押されると、ステップ156からステップ157へ
進み、表示されている数値が10増える。そして、スイ
ッチA、Bが10秒間押されないとステップ154から
ステップ158へ進み、そのとき表示されている数値で
インターバル秒の設定を置き換える。また、スイッチA
が押されるとステップ155からステップ158へ進
み、そのとき表示されている数値でインターバル秒の設
定を置き換える。つまり、スイッチBを押して表示13
に形成した数値が新しいインターバル秒の設定となる。
図4、図5に示されるように、インターバル秒は、0秒
から30秒まで10秒刻みの選択が可能である。表示が
30秒の状態でスイッチBを押すと表示が0に戻る。こ
のように、スイング秒、設定回数、インターバル秒と、
設定の頻度や変更の重要度が高いと思われる順に設定の
階層を定め、所定時間の操作中止で通常モードへ自動復
帰するようにしているから、めったに変更しないインタ
ーバル秒を間違って変更することが無い。
【0035】図9に示すように、ペースメーカモード動
作では、スイッチAを瞬時(2秒以下)押すと、ステッ
プ161からステップ162、170へ進み、スイッチ
AがOFFされるのを待ってステップ172で表示13
をOFFする。一方、スイッチBを押して放すとステッ
プ165、166からステップ167へ進み、リズム出
力中であればステップ168でリズム出力を一時停止
し、リズム停止中であればステップ169でリズム出力
を開始または再開する。一時停止では、表示13に設定
時間の残り分数が表示され続け、再開時にはその残り分
数からカウントダウンが始まる。そして、表示13の数
値が0までカウントダウンされると、ステップ164か
らステップ171へ進み、リズム出力を停止してピピピ
ピという10秒間のアラームを出力し、その後、ステッ
プ172で表示13をOFFする。
【0036】一方、スイッチAを2秒を越えて押し続け
ると、ペースメーカモードに関するパラメータの階層的
な設定変更が可能になる。ステップ161、162から
ステップ163へ進み、スイッチAのOFFを待って、
ステップ181で現在の毎分拍数を点滅表示し、ステッ
プ182〜186でリズム速度の設定変更を行う。すな
わち、スイッチBが押されると、ステップ184からス
テップ185へ進み、表示されている数値が1加算され
る。そして、スイッチA、Bが10秒間何も操作されな
いとステップ182からステップ198へ進み、そのと
き表示されている数値で毎分拍数の設定を置き換える。
また、スイッチAが押されるとステップ183からステ
ップ186へ進み、そのとき表示されている数値で毎分
拍数の設定を置き換え、その後、ステップ187で設定
時間を点滅表示してステップ188〜192の設定時間
の変更へ移行する。このようにして、スイッチBを操作
して表示13に形成した数値が新しい毎分拍数の設定と
なる。なお、毎分拍数は4分音符で表したリズム速度に
対応しており、1拍/分から200拍/分まで10拍刻
みの設定が可能で、200の表示でスイッチBを押す
と、表示が10に戻る。
【0037】設定時間の変更動作では、スイッチBが押
されると、ステップ190からステップ191へ進み、
表示されている数値が10増える。そして、スイッチ
A、Bが10秒間何も操作されないとステップ188か
らステップ198へ進み、そのとき表示されている数値
で設定時間の設定を置き換える。また、スイッチAが押
されるとステップ189からステップ192へ進み、そ
のとき表示されている数値で設定時間の設定を置き換え
る。その後、ステップ193でリズム種類を点滅表示し
てステップ194〜197でリズム種類の設定変更を行
う。つまり、スイッチBを押して表示13に形成した数
値が新しい設定時間の設定となる。設定時間はリズムの
継続時間であって、10分から500分まで10分みの
時間を選択できる。表示が500の状態でスイッチBを
押すと表示が10に戻る。リズム種類の設定変更では、
スイッチBが押されると、ステップ196からステップ
197へ進み、表示13の数値が1−0、1−1、1−
2、1−3、2−2の順番で交代する。2−2の表示で
スイッチBを押すと1−0へ戻る。そして、スイッチ
A、Bが10秒間押されないとステップ194からステ
ップ198へ、また、スイッチAが押されるとステップ
195からステップ198へ進み、そのとき表示されて
いるリズム種類の設定で元の設定を置き換える。このよ
うに、リズム速度、設定時間、リズム種類と、設定の頻
度や変更の重要度が高いと思われる順に設定の階層を定
め、所定時間の操作中断で設定モードを脱して通常モー
ドへ自動復帰するようにし、さらに、設定モードでは表
示を点滅としているから、設定中に操作を見失って混乱
したり、用途が決まればめったに変更されないリズム種
類を間違って変更することが無い。
【0038】リズムとメロディーの複数種類の組み合わ
せで実際にゴルフスイングの練習用リズムを試作し、実
際に聞いて長時間スイング練習する実験を行って次のよ
うな結果を得た。リズムはパソコンで発生させた方形波
でスピーカを駆動し、オーディオカセットテープに収録
してヘッドホンステレオで再生した。 (1)1オクターブ内の範囲で連続音の音程を定める
と、聞き逃がす連続音が無くなる。 (2)半オクターブ内の範囲で連続音の音程を定める
と、スイングへの集中が妨げられない。 (3)和音の関係で複数の連続音の音程を定めると、聞
いて違和感が無く、長く聞いても嫌にならない。 (4)バックスインングの連続音よりもダウンスイング
の連続音を強調し、ダウンスイングの連続音よりもイン
パクトの連続音の印象を弱めるとスイング動作との一体
感が増す。 (5)バッタスイングの連続音に先立たせて、時報で一
般的な「低く短い3個のパルス音」を配置すると、バッ
クスイングの開始タイミングが予測されてバックスイン
グへの移行が円滑になり、スイング開始遅れのばらつき
が減る。 (6)ダウンスイングとインパクトは連続した1方向の
振り抜きだから、ダウンスイングの連続音とインパクト
の連続音の間に音の途切れがあると不自然に聞こえる。 (7)一連のスイングが終了した後に余韻が残り、ゴル
フクラブを正面に持ち直す程度の余裕が確保されている
ほうが、スイング動作との一体感が増す。スイングの終
了と同時に連続音が途切れると、無理にスイングを中断
させるような感覚を抱き、不愉快になる。
【0039】図11の(a)が第1実施例で採用したゴ
ルフリズムである。ここでは、図5で説明したように、
3つの短い準備音に続いてバックスイングの連続音、ダ
ウンスイングの連続音、最後にインパクト〜フォロース
イングの連続音が出力される。図11の(b)は、バッ
クスイング、ダウンスイング、インパクト〜フォロース
イングの連続音の音程を等しくした旋律のリズムであ
る。この場合、スイングを行うと、ダウンスイングの連
続音を聞き逃がし易く、クラブの振り下ろしの開始が遅
れ易い。図11の(c)は、バックスイング、ダウンス
イング、インパクト〜フォロースイングの連続音の音程
を次第に高くした旋律のリズムである。この場合、長時
間聞き続けると飽きてしまいスイングへの集中が途絶え
がちになる。図11の(d)は、バックスイング、ダウ
ンスイング、インパクト〜フォロースイングの連続音の
音程を全体的に高くした旋律のリズムである。この場
合、長時間聞き続けると疲労が大きく、スイングへの集
中が損なわれる。図11の(e)は、バックスイング、
ダウンスイング、インパクト〜フォロースイングのリズ
ム音をパルス音としたリズムである。この場合、連続的
なスイングとの違和感が大きく、ダウンスイングが遅れ
がちで、インパクトのタイミングも取れない。図11の
(f)は、準備音を次第に高める旋律のリズムである。
この場合、準備中が不自然で冷静さが損なわれる。ま
た、バックスイングの連続音が際立たないため、バック
スイングの開始がばらつく。図11の(g)は、準備音
を連続音としたリズムである。この場合、バックスイン
グの開始タイミングを取り難く、バックスイングの開始
がばらつく。
【0040】なお、ゴルフスイングの各段階に対応する
連続音は、周波数の代わりに(または周波数に加えて)
音圧を変化させてもよい。この場合、スイングの過程の
切り替わりで、例えば3dBとか6dBの音量差を設定
する。いずれにせよ、音発生手段の出力音量の変化が明
白で、出力音そのものおよび変化が不愉快でないことが
必要である。そして、周波数を異ならせた先の実験結果
から類推すれば、次のような結果が得られる。 (1)ダウンスイングは短いから、ダウンスイングの連
続音よりも強調してダウンスイング開始の遅れを回避す
る必要がある。 (2)ダウンスイングの連続音とインパクトの連続音を
隙間無く一体化させてインパクトの連続音で音量を弱め
るとスイングに伴った聴感が自然である。 (3)バックスイングの電気信号に先立たせて、最小振
幅の短いパルス状の電気信号を3個、ほぼ1秒間隔で出
力すると、時報やスキー競技のスタートとの類推でスイ
ング運動を開始し易い。 (4)インパクトの電気信号を実際のスイングよりも長
くしてスイング終了後にも音出力が続くようにすれば、
スイングを強制中断させられるような不愉快を回避でき
る。
【0041】第1実施例のスポーツリズム練習装置で
は、ゴルフモードでもペースメーカモードでも、スイッ
チAはON/OFFスイッチ兼、設定モードスイッチと
して機能し、スイッチBは、スタート/ストップスイッ
チ兼、パラメータ設定スイッチとして機能する。従っ
て、操作を直観的に理解して子供でも簡単に利用でき、
操作を間違ったり、期待に反する動作をして故障を疑わ
れる心配が無い。そして、アラーム付きのタイマー(カ
ウンタ)機能と一時停止機能を付加しているから、途中
休憩を挟んでも、決まった時間分きっちりリズムを利用
でき、約束時間を忘れてスケジュールを狂わす心配が無
い。また、ひとつのスポーツリズム練習装置をゴルフ練
習用にも、ペースメーカにも利用できるから、生産者に
とって開発、設計、生産、販売のコストが半分で済む。
利用者にとっても、操作によってゴルフリズムとペース
リズムの両方を利用できるから、価格当たりの価値が高
く、頻繁に利用することで、しまい忘れや保管場所での
無駄な電池消耗を避けられる。
【0042】一方、リズム内容、用途、設定項目が全く
異なるゴルフリズムとペースリズムの設定操作を完全に
独立させ、それぞれゴルフモード内、ペースメーカモー
ド内で設定するから、設定項目が多数あるにもかかわら
ず、設定項目を混同して設定を誤る心配が無い。設定項
目の切り替えはスイッチAだけ、各項目の設定操作は表
示13を参照してスイッチBだけを操作するから簡単で
ある。10秒間の放置かスイッチAの操作かによって設
定変更が実行され、数値の確定やメモリデータの変更に
対応する独立したスイッチ操作が無いから、操作方法を
忘れたり間違えたりしない。ゴルフリズムとペースリズ
ムがそれぞれ1つづつ準備され、電源をONしてモード
を変更するだけで毎回同じリズムをできるから、モード
切り替えに伴う操作の面倒が無く、設定を少しづつ修正
して、用途に合わせて最適にカスタマイズされた設定に
到達できる。なお、第1実施例のスポーツリズム練習装
置は、電池でバックアップされたRAMを備えたマイコ
ン回路23でシステムを構成し、スイッチAで液晶表示
をOFFすることとしたが、例えば、メロディークロッ
ク用に市販されている液晶ドライブ付きマイコン回路を
利用して、液晶表示を常時動作させるシステムを構成す
ることも可能である。この場合、時計機能を付加して、
リズム機能の不使用時に時刻表示を行わせてもよい。ま
た、リズムの内容が外観から一目でわかるように、ゴル
フ/ペースメーカの動作モード表示やスイング秒(毎分
拍数)の数値表示を行わせてもよい。さらに、第1実施
例では、RAMを電池でバックアップしてパラメータデ
ータを保持させたが、EEPROM、フラッシュメモリ
等、書き替え可能な不揮発メモリを使用してシステムを
構成してもよい。電池を交換したり、電池消耗状態で長
期間放置してもデータが破壊されず、前回利用したパラ
メータを直ちに利用できる。
【0043】次に、図12〜図16を参照して第2実施
例のリズム練習装置を説明する。図12はリズム練習装
置の平面図、図13はリズム練習装置の断面図、図14
は回路図、図15は設定変更における液晶表示の説明
図、図16は制御のフローチャートである。ここでは、
第1実施例よりも操作を単純化した1ボタン式のゴルフ
リズム専用機が説明される。
【0044】図12、図13に示すように、第2実施例
のリズム練習装置40は、頭部42の背面に1個だけの
スイッチCを配置し、アーム部44の背面に2桁の液晶
表示43を配置する。頭部42には電池ケース61が軸
止され、電池52を交換する際に、頭部42から電池ケ
ース61を回動させて引き出す。上ケース47と下ケー
ス48は、突起62と小ねじ49で接合されて筐体部を
構成する。クリップ45の機能と構造は、第1実施例の
クリップ15と共通であって、アーム部44とクリップ
45の間に外耳の肉厚を挟み込む。このとき、膨らんだ
形状の頭部42が耳孔の周囲の窪みに落とし込まれて、
第1実施例と同様に強固な装着が達成される(図10参
照)。
【0045】筐体部は、プリント基板50、水晶発振子
54、リチウム電池52、電子ブザー51等を収納す
る。プリント基板50の上に、マイコン回路53、スイ
ッチ接片60、液晶ケース58が組立てられる。液晶ケ
ース58は、液晶表示43を収納して、一対の小ネジ5
9によってプリント基板50上に固定される。電子ブザ
ー51は、下ケース48に接着され、一対のブザー接片
56(図18参照)を経由してリズム信号を供給され
る。リチウム電池52は、プリント基板50の下面に設
けた一対の電池接片55、57を通じて電力を取り出さ
れる。電池ケース61を回動して頭部42に収納する
と、電池接片55がリチウム電池52の側面に接触す
る。マイコン回路53は、プリント基板50に直接貼り
付けてワイヤボンディングされたマイコンチップ(メロ
ディーアラーム付きクロック用)と数個の外付けコンデ
ンサを含む。
【0046】図14に示すように、マイコン回路53を
中心にして、1桁を利用しない3桁の液晶表示43、ス
イッチC、電子ブザー51、リチウム電池52、および
水晶発振器54が接続される。マイコン回路53は、リ
チウム電池52から電力供給され、水晶発振器54によ
って周波数を固定されたクロッタ信号で作動する。マイ
コン回路53は、スイッチCの操作状態を判定して、所
定速度のリズム信号を発生し、電子ブザー51を作動さ
せる。液晶表示43には、図15に示すように、選択し
たリズム速度が2桁のスイング秒数として常時表示され
る。第2実施例では、各種のパラメータ変更が可能な第
1実施例とは異なり、インターバル秒数は10秒の固
定、繰り返し回数も20回の固定である。そして、リズ
ム出力の開始/停止の指令入力用を兼ねたスイッチCを
用いて、リズム速度のパラメータ(スイング秒数)だけ
を変更可能である。リズム信号は、第1実施例と同じく
図5に示す旋律と連続音の組み合わせを利用している。
【0047】図16に示すように、操作者がスイッチC
を押して放すと、ステップ211からステップ212へ
進んでスイッチCのON時間が2秒を越えたか否かが判
定される。2秒以下であれば、リズム出力開始の指令と
判断してステップ218〜223のリズムサイクルを実
行する。ステップ218では、最後に設定されたスイン
グ秒数のパラメータに対応するリズム信号が出力され
る。リズム信号の出力中、操作者がスイッチCを押して
放すと、ステップ219からステップ223へ進んでリ
ズム信号を停止する。スイッチCが操作されなくても、
リズム信号を出力した通算回数がスイング20回分に達
すると、ステップ221からステップ222へ進んで5
秒間のアラーム信号を出力し、続いてステップ223へ
進んでリズム信号を停止する。
【0048】一方、ステップ212でスイッチCのON
時間が2秒以上である場合、パラメータの変更要求指令
と判断して、ステップ213〜217の設定サイクルが
実行される。ステップ213では、現在のパラメータの
スイング秒数の数値で、液晶表示43の点滅が開始され
る。ステップ214では、スイッチ操作の有無が判定さ
れる。操作者がスイッチCを押して放すとステップ21
5へ進み、図15に矢印で順序を示すように、点滅する
数値が一段遅いスイング秒数へ切り替わる。続くステッ
プ216では、スイッチCが操作されない時間が2秒を
越えるか否かが判定される。ステップ214でスイッチ
操作無しの場合もステップ216へ進む。スイッチ操作
が2秒間途絶えると、自動的に設定サイクルが終了さ
れ、ステップ217へ進んで液晶表示43の点滅が停止
されるとともに、その時点で表示されているスイング秒
数で以前のパラメータ設定を置き替える。スイッチCが
操作されない時間が2秒以下であればステップ214へ
戻されて次のスイッチ操作を2秒まで待ち続ける。
【0049】第2実施例のリズム練習装置によれば、耳
へ装着した状態で外から操作可能なスイッチCを1個だ
け筐体部の背面に設けているから、耳へ装着したまま手
さぐりでスイッチCを探して確実に起動/停止の指令操
作が可能である。また、設定変更可能なパラメータをリ
ズム速度(スイング秒数)の1個だけに絞り込み、常時
その数値を液晶に表示させるから、実際に使用してみる
ことなくどのようなリズムが出力されるかを瞬時に理解
できる。ゴルフスイングの練習の際には、体力や技量に
応じてリズム速度を変更できれば、他のパラメータはそ
れほど重要ではないから、この選択は合理的である。ま
た、パラメータの変更は、液晶表示43の数値を見なが
ら現在値と比較して少し早め、少し遅めというふうに感
覚的に変更できるから、現在値よりも好ましい数値を間
違いなく容易に設定でき、煩雑な操作や思考が不必要で
ある。
【0050】また、押しボタン型のスイッチCと液晶表
示43の組み合わせで設定変更するから、ダイヤルや多
連ディップスイッチやロータリースイッチを使用する場
合に比較してスイッチが小型で済み、筐体部の内側で占
める体積も少なく、筐体部の背面に目盛りや文字を配置
する必要もない。従って、耳へ装着するために筐体部が
極端に小さいという制約の下でも、デザイン性や操作性
を十分に考慮した設計が可能である。実際、スイッチを
2個配置する第1実施例よりもさらに頭部42が小型化
されており、第1実施例の頭部12が嵌まらないような
小さな耳でも、膨らんだ頭部42を耳孔の周囲の窪みへ
緩く落とし込んで苦痛少なく装着できる。また、電池ケ
ース61を頭部42に軸止し、上ケース47と下ケース
48を接合したまま電池ケース61を回動させて頭部4
2から引出してリチウム電池52を交換できるようにし
たから、電池交換の際に、第1実施例のように上ケース
17と下ケース18を分解する必要が無い。また、電子
ブザー51を使用しているので、スピーカーを使用する
場合に比較して設置スペースと重量が削減されるととも
に、消費電力も節約される。液晶表示は常時表示させて
も、マイコン回路53を含めて消費電流は1μA以下で
あるので、電池寿命が十分(平均的な使用頻度で2年以
上)に確保されている。
【0051】また、プログラミングに応じて種々の機能
やパラメータを設定可能なマイコン回路53を採用して
いるから、多数の機能を小型軽量にまとめられる。例え
ば、第2実施例ではゴルフリズム専用機を説明したが、
第2実施例と共通なハードウエア(図12、図13、図
14)とシーケンス(図16)を用いてリズム速度(毎
分拍数)だけを変更可能なペースメーカを実現できる。
図17は、第2実施例をこのように変形した第1変形例
のペースメーカにおける液晶表示の説明図である。第1
変形例のペースメーカでは、マイコン回路53(マイコ
ンチップ)にプログラム設定されるリズムパターンは、
図5のパターンから図6(b)のパターンへと変更され
る。液晶表示43には、図17に示すように、リズム速
度に応じた毎分拍数が表示される。そして、図16に示
すリズムサイクルでは、ステップ218において、図6
の(b)に示すペースメーカのリズム信号が出力され
る。そして、ステップ221ではリズム信号の発生開始
後の経過時間が計測され、固定時間(例えば60分間)
が経過すると自動的にリズム信号の出力を停止して、ス
テップ222で短いアラーム信号を出力する。また、図
16に示す設定サイクルでは、ステップ213で毎分拍
数の数値を点滅させて、スイッチCの操作ごとに、図1
7に矢印で示すように数値を10刻みで増加方向に順送
りする。そして、最大値の120に達すると次は最少値
の60へ戻す。そして、ステップ216でスイッチCの
操作が2秒間途絶えると、ステップ217で点滅を解除
し、その数値で元のパラメータを置き換える。
【0052】なお、第2実施例とその第1変形例では、
筐体の外部に露出したスイッチCを1個だけ設けて装着
状態でも手探り操作できるようにしたが、筐体外部の装
着状態で誤操作しない位置や筐体内部に、通常の操作を
想定しないスイッチを設けてもよい。例えば、正面から
見たプリント基板50の裏面の水晶発振子54の手前位
置に1桁のディップスイッチを設けてもよい。このと
き、マイコン回路53には、第2実施例で説明したゴル
フリズムと第1変形例で説明したペースメーカリズムと
が選択可能にプログラム設定される。そして、ディップ
スイッチのONをゴルフリズム専用、OFFをペースメ
ーカ専用に対応させる。
【0053】また、このようなスイッチの代わりに光通
信コネクタや外部スイッチの接続コネクタ等の通信手段
を設けてもよい。図18は、第2実施例に後者の変形を
行った第2変形例のリズム練習装置の平面図、図19は
第2変形例の回路図である。ここで、図18、図19
中、第2実施例と共通する部材には共通の参照番号を付
して詳細な説明を省略している。図18に示すように、
第2変形例では、頭部42と反対側へ向かって筐体部を
拡張してアーム部44Aを形成している。この拡張され
た部分に雄コネクタ65が収納される。雄コネクタ65
に雌コネクタ(図19の参照番号64)を挿入するため
に、アーム部44Aの図中右の端部に開口66が形成さ
れている。通常時の開口66には図示しないゴムキャッ
プが取り付けてある。ただし、頭部42と図示しないク
リップ45(図13参照)の位置関係および組立構造は
第2実施例と共通に構成して、第2実施例のリズム練習
装置と同じ装着感と装着強度が得られるようにしてあ
る。従って、装着状態では、アーム部44Aの端部が第
2実施例よりも少し耳の外側に向かってはみ出してい
る。
【0054】雄コネクタ65の2本のピン67の片方
は、プリント基板50上のそれぞれのパターンを経由し
て、図19に示すように、マイコン回路53の空いたス
イッチ端子(第1実施例ではスイッチBに使用)へ接続
される。他方はマイコン回路53の接地端子へ接続され
る。雄コネクタ65へ接続される雌コネクタ64は、外
部スイッチ63に接続される。雄コネクタ65へ雌コネ
タタ64を連結すると、外部スイッチ63を操作して、
マイコン回路53へ遠隔操作で信号入力できるようにな
る。
【0055】第2変形例では、スイッチCは、ゴルフリ
ズム発生の開始/停止の指令入力専用としている。そし
て、スイング秒数、設定回数、インターバル時間の各パ
ラメータ設定は、雌コネクタ64を接続して1個の外部
スイッチ63を操作することにより実行される。すなわ
ち、外部スイッチ63を2秒間ONするとスイング秒数
の設定モードとなってスイング秒数の点滅が開始され、
続く0.5秒以下のパルス入力ごとに液晶表示43の数
値が順送りされる。また、スイング秒数の点滅が開始し
てもそのまま外部スイッチ63を押しつづけると、4秒
に達した段階で設定回数が点滅する設定回数の設定モー
ドとなり、続く0.5秒以下のパルス入力ごとに液晶表
示43の数値が順送りされる。さらに、設定回数の点滅
が開始してもそのまま外部スイッチ63を押しつづける
と、6秒に達した段階でインターバル秒数が点滅するイ
ンターバル秒数の設定モードとなり、続く0.5秒以下
のパルス入力ごとに液晶表示43の数値が順送りされ
る。そして、いずれのパラメータも2秒間外部スイッチ
63を操作しないことで液晶表示の点滅が解除され、元
のパラメータ値との置き換えが実行される。
【0056】なお、第2変形例では、ゴルフリズム専用
機の例を説明したが、第1変形例と同様なペースメーカ
専用機や、第1実施例と同様なゴルフリズム/ペースメ
ーカリズム切り替え機を構成してもよい。例えば、外部
スイッチ63の2秒間ONで毎分拍数の設定モード、4
秒間ONで設定時間の設定モード、6秒間ONでリズム
種類の設定モードに移行させてもよい。また、外部スイ
ッチ63を30秒間ONし続けることでゴルフリズム/
ペースメーカリズムのモード切り替えを実行させてもよ
い。いずれにせよ、リズム練習装置40A単体では、パ
ラメータ変更を不可能にし、外部スイッチ63を雄コネ
クタ65に接続して初めてパラメータ変更が可能になる
から、装着者による勝手なパラメータ変更を禁止でき
る。
【0057】なお、第2変形例では、第1実施例や第2
実施例で使用したマイコンチップを前提として、スイッ
チ操作でパラメータのみを変更するようにしたが、デー
タ通信が可能なマイコンチップを採用して、コネクタ6
5を通じてシリアルデータを取り込み、スイッチCの操
作でON/OFFされるリズム練習装置の処理プログラ
ムそのものを書き換えるようにしてもよい。また、コネ
クタの代わりにフォトトランジスタを設け、外部から挿
入した光ケーブルを通じた光信号に応答してパラメータ
やデータを書き換える構成としてもよい。
【0058】なお、第2実施例では、リズム信号で電子
ブザー51だけを駆動して、微小音量のリズム音だけを
出力したが、リズム信号に同期させてリズム発光を出力
してもよい。図20は第3変形例のリズム練習装置の平
面図、図21は第3実施例の回路図である。第2実施例
や上述の各変形例と共通する部材には共通の参照番号を
付して詳細な説明を省略している。図20に示すよう
に、第3変形例でも、第2変形例と同様に、頭部42と
反対側へ向かって筐体部を拡張してアーム部44Bを形
成している。プリント基板50Bは、液晶ケース58よ
りも外側に拡張され、この拡張部分に赤色発光ダイオー
ド68が取り付けられている。赤色発光ダイオード68
に対応して、アーム部44Bの背面に開口69が形成さ
れ、開口69を通じて赤色発光ダイオード68の発光を
観察可能にしてある。ただし、ここでも、頭部42と図
示しないクリップ45(図13参照)の位置関係および
組立構造は第2実施例と共通に構成されており、第2実
施例のリズム練習装置と同じ装着感と装着強度が得られ
るようにしてある。
【0059】図21に示すように、発光ダイオード68
と電流制限用の抵抗の直列回路が電子ブザー51と並列
に接続される。従って、連続信号を並べたゴルフ専用の
図5に示すリズム信号がマイコン回路53から出力され
ると、発光ダイオード68は電予ブザー51の音出力に
同期して発光出力する。本発明のリズム練習装置では、
耳元でリズム音を出力することにより、リズム練習装置
の出力音量を抑制して、装着者の周囲にはリズム音が聞
こえないようにしている。しかし、スイングレッスン等
では、リズム音とスイングのタイミングの符合状態を第
3者に判断してもらう必要がある。このような場合、発
光ダイオード68の発光は、数メートル離れた第3者に
も十分識別可能である。発光ダイオード68の発光出力
は、装着者に注目していない周囲の人には全く迷惑とな
らない。
【0060】なお、第3変形例はゴルフリズム専用機に
ついて説明したが、図6に示すようなペースメーカリズ
ムを出力するリズム練習装置でも同様に、リズム音と同
期させたリズム発光を行わせることができる。このよう
な改変は、第1変形例で説明したように、第3変形例と
同じ部品構成を利用して、マイコン回路53におけるプ
ログラム上のわずかな変更だけで実現される。また、発
光ダイオード68をフオトトランジスタ等の受光素予に
置き換え、受光素子の出力をマイコン回路53に信号入
力させてもよい。この場合、受光素子が筐体部の表面に
露出して終始光に晒されるが、例えば、0.5秒間隔で
1秒長さの光パルス2回をリズム速度1ステップ変更に
対応させて、通常の無秩序な露光には反応しないように
すればよい。
【0061】
【発明の効果】本発明のリズム練習装置によれば、耳孔
のごく近傍でリズム音を発生するから、小音量でも快適
にリズム音を利用でき、周囲に迷惑を与えたり、不必要
に注意を引いたりする心配が無い。また、小音量ゆえに
電力消費が小さくて電池が長持ちし、小型の電池を利用
して軽量化を進められる。また、耳孔に挿入する部分が
無く、支持を耳孔に頼らないから、長時間利用しても痛
みや蒸れが発生しない。同時に、外部の音を完全には遮
断しないから、後方からの自動車警報や周囲の忠告を聞
き逃がすこともない。特開平9−105788号公報に
示される耳装着構造を採用した場合、頭部を外耳の窪み
にかみ合わせて、外耳に対する緩い挟み込み力でも強固
な支持が得られる。
【0062】液晶表示に形成した数値で古いパラメータ
の設定値を置き換える場合、ダイヤルのような複雑なス
イッチ機構を必要としない。印刷表示や目盛りが無くて
も正確で精密な設定が可能である。電源や表示がOFF
されても最後の設定内容を保持し続ける場合、起動時の
設定が不要でいつものリズムを直ちに利用できる。気づ
くたびに設定を少しずつ修正することにより、個人個人
の能力や好みに応じて精密にカスタマイズされた最適な
設定が得られる。
【0063】タイマーやカウンターの機能を付加して、
設定用の表示手段で残り時間や残り回数を表示させる場
合、専用の表示手段が不要である。時報付きの時計や耳
装着型のタイマーとしても利用できる。運動の途中で時
刻確認や残り回数の確認を簡単に行える。例えば、ペー
スメーカで1分きざみのパルス音を発生させ、タイマー
として利用する間、設定忘れや不動作を疑うことがな
い。表示手段と第1スイッチと第2スイッチだけで操作
インターフェイスを組立てる場合、操作方法を忘れたり
間違ったりする可能性が減る。他のスイッチを設ける必
要が無いから、システムを小型にしても外観設計の自由
度が高く、デザイン優先の設計で商品の魅力を高め得
る。設定変更に先立ち、元のパラメータ値を表示手段に
点滅表示させる場合、設定モードであることや従来の設
定内容が明らかであるから、設定項目を混同して間違っ
た設定を行ったり、変更項目や変更量を途中で忘れるこ
とが無い。変更の頻度や重要度の高い項目順に複数項目
を階層的に設定させる場合、変更項目や変更量を途中で
忘れる可能性が減る。
【0064】筐体部の外面に配置するスイッチを1個の
みとした場合、2個の場合よりもさらに操作や理解が容
易になり、誤操作の可能性が減る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のリズム練習装置の平面図である。
【図2】側面から見た断面図である。
【図3】回路図である。
【図4】メモリデータの説明図である。
【図5】ゴルフリズムの説明図である。
【図6】ペースメーカ出力の説明図である。
【図7】起動とモード変更のフローチャートである。
【図8】ゴルフモード動作のフローチャートである。
【図9】ペースメーカモードのフローチャートである。
【図10】装着構造の説明図である。
【図11】試作リズムの例の比較の説明図である。
【図12】第2実施例のリズム練習装置の平面図であ
る。
【図13】側面から見た断面図である。
【図14】回路図である。
【図15】液晶表示に表示されるスイング秒数の数値の
説明図である。
【図16】マイコン回路による制御のフローチャートで
ある。
【図17】第1変形例における毎分拍数の数値の表示の
説明図である。
【図18】第2変形例のリズム練習装置の平面図であ
る。
【図19】第2変形例の回路図である。
【図20】第3変形例のリズム練習装置の平面図であ
る。
【図21】第3変形例の回路図である。
【符合の説明】
A、B スイッチ 10、40、40A、40B スポーツリズム練習装置 12、42 頭部 13、43 液晶表示 14、44、44A、44B アーム部 15、45 クリップ 15A ばね片 16、46軸 17、47 上ケース 18、48 下ケース 19、49、59 小ねじ 20、50、50A、50B プリント基板 21、51 電子ブザー 22、52 リチウム電池 23、53 マイコン回路 24、54 水晶発振子 25、55、57 電池接片 26、56 ブザー接片 28 外耳 29 窪み 30 耳孔 58 液晶ケース 60 スイッチ接片 61 電池ケース 62 突起 63 外部スイッチ 64 雌コネクタ 65 雄コネクタ 66、69 開口 67 ピン 68 発光ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 69/36 A63B 23/04 A63B 71/06 G04F 5/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リズム信号を発生するリズム発生回路
    と、 リズム発生回路に電力を供給する電池と、 リズム信号を用いて音出力を発生する音発生手段と、 リズム発生回路、電池、および音発生手段を格納する筐
    体部と、 外耳を拘束して筐体部を外耳上に位置させる耳拘束手段
    とを有し、耳孔に挿入されることなく音発生手段を耳孔
    に近接させるリズム練習装置において、 リズム発生回路に接続されてリズム信号のパラメータを
    表示する表示素子を筐体部の背面に配置し、表示素子
    は、装着状態で外耳面に接する側の反対方向にその表示
    面を向けて、装着状態でその表示面が外耳に干渉しない
    背面位置に配置されることを特徴とするリズム練習装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1のリズム練習装置において、筐
    体部は、少なくとも電池を収納して耳孔の周囲の窪みに
    落とし込み可能な大きさに膨らませた外観の頭部と、少
    なくともリズム発生回路を収納して、頭部から連続して
    耳の縁の外側に達するアーム部とを含み、 耳の縁の外側に達する位置のアーム部に設けられてアー
    ム部との間に外耳の肉厚を挟み込むクリップ手段を有
    し、クリップ手段で外耳を拘束した状態で頭部を耳孔の
    周囲の窪みに落とし込むことにより、筐体部が耳の上に
    保持されることを特徴とするリズム練習装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のリズム練習装置において、所
    定の手順で表示素子に形成した数値で元のパラメータを
    置き換えることにより、発生するリズム信号の種類と速
    度の少なくとも一方を変更可能であることを特徴とする
    リズム練習装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のリズム練習装置において、リ
    ズム発生回路にリズム信号の発生開始を入力操作するス
    イッチ手段を有し、リズム発生回路は、次回の置き換え
    まで最後に置き換えたパラメータを保持し続け、スイッ
    チ手段の操作に応答して最後に置き換えたパラメータに
    基づくリズム信号を出力開始することを特徴とするリズ
    ム練習装置。
  5. 【請求項5】 請求項2のリズム練習装置において、リ
    ズム発生回路は、リズム速度に対応する間隔で連続パル
    ス信号を配列したリズム信号を出力することを特徴とす
    るリズム練習装置。
  6. 【請求項6】 請求項5のリズム練習装置において、リ
    ズム発生回路は、異なる音程の連続パルス信号、または
    異なる長さの連続パルス信号、または音程と長さの両方
    が異なる連続パルス信号を配列したリズム信号を出力す
    ることを特徴とするリズム練習装置。
  7. 【請求項7】 請求項5のリズム練習装置において、リ
    ズム発生回路は、異なる振幅の連続パルス信号を配列し
    たリズム信号を出力することを特徴とするリズム練習装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項2のリズム練習装置において、リ
    ズム発生回路は、ゴルフスイング中の各過程のタイミン
    グを区別して示すリズム信号を発生するとともに、少な
    くともリズム速度設定時の表示手段には、リズム速度の
    パラメータとして、1回のゴルフスイングにおけるバッ
    クスイング開始からフオロースイング終了までの時間が
    秒数表示されることを特徴とするリズム練習装置。
  9. 【請求項9】 リズム信号を発生するリズム発生回路
    と、 リズム発生回路に電力を供給する電池と、 リズム信号を用いて音出力を発生する音発生手段と、 リズム発生回路、電池、および音発生手段を格納する筐
    体部と、 外耳を拘束して筐体部を外耳上に位置させる耳拘束手段
    とを有し、耳孔に拘束されることなく音発生手段を耳孔
    に近接させるリズム練習装置において、 筐体部の外耳に接する側とは反対側の面に突出させて押
    しボタンスイッチを1個だけ配置し、これにより、耳装
    着状態でもこの押しボタンスイッチを手探りで押して、
    リズム信号の発生開始をリズム発生回路に指令入力可能
    にしたことを特徴とするリズム練習装置。
  10. 【請求項10】 請求項2または9のリズム練習装置に
    おいて、外部で実行された操作に応答して信号をリズム
    発生回路に入力する通信手段を設け、通信手段を通じて
    リズム信号のパラメータを切り替えることを特徴とする
    リズム練習装置。
  11. 【請求項11】 請求項2または9のリズム練習装置に
    おいて、筐体部に配置されて耳に装着した状態で外から
    視認可能な発光ダイオードと、リズム信号に同期して発
    光ダイオードを駆動する発光制御手段とを有することを
    特徴とするリズム練習装置。
  12. 【請求項12】 速度可変のリズム信号を発生するリズ
    ム発生回路と、リズム発生回路に電力供給する電池と、
    リズム信号に駆動されて音出力を発生する音発生手段
    と、リズム発生回路、電池、音発生手段を格納する筐体
    部と、筐体部を耳に取り付けて耳面上に保持させる取り
    付け手段とを有するリズム練習装置において、 リズム発生回路に接続されてリズム信号の速度のパラメ
    ータを設定可能な設定スイッチ手段と、リズム発生回路
    に接続されてリズム信号の速度のパラメータを表示する
    表示手段と、設定スイッチ手段を操作して表示手段に形
    成したパラメータに対応する速度をリズム発生回路に設
    定する速度設定手段とを有し、表示手段は、筐体部の内
    部に配置されて、筐体部背面の内部を視認可能な部分を
    通じて筐体部の耳面に接する側とは反対側の方向からそ
    の表示内容を読み取り可能であることを特徴とするリズ
    ム練習装置。
  13. 【請求項13】 請求項12のリズム練習装置におい
    て、速度設定手段は、リズム信号の速度のパラメータと
    して毎分拍数の選択肢を複数個準備しており、設定スイ
    ッチ手段の操作ごとに、昇順または降順で毎分拍数を表
    示手段に順送り表示させることを特徴とするリズム練習
    装置。
  14. 【請求項14】 複数種類のリズム信号を発生可能なリ
    ズム発生回路と、リズム発生回路に電力供給する電池
    と、リズム信号に駆動されて音出力を発生する音発生手
    段と、リズム発生回路、電池、音発生手段を格納する筐
    体部と、筐体部を耳に取り付けて耳面上に保持させる取
    り付け手段とを有するリズム練習装置において、 リズム発生回路に接続されてリズム信号の種類のパラメ
    ータを設定可能な設定スイッチ手段と、リズム発生回路
    に接続されてリズム信号の種類のパラメータを表示する
    表示手段と、設定スイッチ手段を操作して表示手段に形
    成したパラメータに対応するリズム信号の種類をリズム
    発生回路に設定する種類設定手段とを有し、 表示手段は、筐体部の内部に配置されて、筐体部背面の
    内部を視認可能な部分を通じて筐体部の耳面に接する側
    とは反対側の方向からその表示内容を読み取り可能であ
    ることを特徴とするリズム練習装置。
  15. 【請求項15】 請求項14のリズム練習装置におい
    て、種類設定手段は、リズム信号の種類のパラメータと
    して拍子数の選択肢を複数個準備しており、設定スイッ
    チ手段の操作ごとに、昇順または降順で拍子数を表示手
    段に順送り表示させることを特徴とするリズム練習装
    置。
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