JP3293596B2 - Ｃｄｍａ移動通信システム - Google Patents
Ｃｄｍａ移動通信システムInfo
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/12—Reselecting a serving backbone network switching or routing node
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信システム
に関し、特に移動体通信システムにおける選択合成シス
テム及び方法並びに基地局制御装置に関する。
に関し、特に移動体通信システムにおける選択合成シス
テム及び方法並びに基地局制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】移動機（移動無線端末）と無線基地局間
の通信として、広帯域周波数においてスプレッドスペク
トラム方式における拡散コードを各通信に割り当てるＣ
ＤＭＡ（Code Division Multiple Access；符号分割
多元接続）方式の移動通信システムにおける無線基地局
制御装置は、通信中の複数の無線基地局が送信する同一
の移動無線端末からのデータを受信し、無線フレームに
同期したタイミングに従い、無線品質情報を基に、最も
品質のよいものを選択する選択合成処理を行ない、交換
局に送信する。
の通信として、広帯域周波数においてスプレッドスペク
トラム方式における拡散コードを各通信に割り当てるＣ
ＤＭＡ（Code Division Multiple Access；符号分割
多元接続）方式の移動通信システムにおける無線基地局
制御装置は、通信中の複数の無線基地局が送信する同一
の移動無線端末からのデータを受信し、無線フレームに
同期したタイミングに従い、無線品質情報を基に、最も
品質のよいものを選択する選択合成処理を行ない、交換
局に送信する。
【０００３】その際、各無線基地局から基地局制御装置
までの有線回路の伝送時間に差（伝送遅延差）があり、
また伝送路としてＡＴＭ（Asynchronous Transfer Mo
de；非同期転送モード）を使用する場合は、セル遅延の
揺らぎによる伝送遅延等が発生するため、基地局制御装
置では、最も伝送時間が長いものでも間に合うような無
線フレームに同期したタイミングに従って選択合成を行
なっている。
までの有線回路の伝送時間に差（伝送遅延差）があり、
また伝送路としてＡＴＭ（Asynchronous Transfer Mo
de；非同期転送モード）を使用する場合は、セル遅延の
揺らぎによる伝送遅延等が発生するため、基地局制御装
置では、最も伝送時間が長いものでも間に合うような無
線フレームに同期したタイミングに従って選択合成を行
なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の移動体通信
システムにおいては、無線基地局から基地局制御装置ま
での伝送時間が短いものについては、その間、データは
基地局制御装置にてバッファに一旦蓄積されて、待機さ
れることになり、結果的に処理遅延を招いている。
システムにおいては、無線基地局から基地局制御装置ま
での伝送時間が短いものについては、その間、データは
基地局制御装置にてバッファに一旦蓄積されて、待機さ
れることになり、結果的に処理遅延を招いている。
【０００５】また移動無線端末が移動することで異なる
無線基地局制御装置（「ドリフト側」という）配下の複
数無線基地局と通信する場合、一番最初に通信を開始し
た無線基地局制御装置（「アンカー側」という）から、
ドリフト側無線基地局制御装置配下の通信中の各無線基
地局までの回線を確立すると、回線数が多くなることか
ら、ドリフト側無線基地局制御装置において選択合成を
行った後に、アンカー側無線基地局制御装置に送信し、
アンカー側無線基地局制御装置で改めて選択合成する、
という方法が用いられている。
無線基地局制御装置（「ドリフト側」という）配下の複
数無線基地局と通信する場合、一番最初に通信を開始し
た無線基地局制御装置（「アンカー側」という）から、
ドリフト側無線基地局制御装置配下の通信中の各無線基
地局までの回線を確立すると、回線数が多くなることか
ら、ドリフト側無線基地局制御装置において選択合成を
行った後に、アンカー側無線基地局制御装置に送信し、
アンカー側無線基地局制御装置で改めて選択合成する、
という方法が用いられている。
【０００６】しかしながら、この方法においては、アン
カー側とドリフト側無線基地局制御装置の双方で選択合
成処理を行なうため、データをバッファリングする時間
が余計にかかることになり、サービス遅延の原因とな
る、という問題点を有している。
カー側とドリフト側無線基地局制御装置の双方で選択合
成処理を行なうため、データをバッファリングする時間
が余計にかかることになり、サービス遅延の原因とな
る、という問題点を有している。
【０００７】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、ＣＤＭＡ移動通信
システムにおいて、加入者線延長を行なう場合の選択合
成処理待ち合わせ遅延を最小にするシステムを提供する
ことにある。
なされたものであって、その目的は、ＣＤＭＡ移動通信
システムにおいて、加入者線延長を行なう場合の選択合
成処理待ち合わせ遅延を最小にするシステムを提供する
ことにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、移動体端末と、前記移動体端末と無線回線を介し
て接続する無線基地局と、前記無線基地局を制御する基
地局制御装置と、交換局とを含み、前記基地局制御装置
が、受信した上りデータを一旦バッファに蓄積してフレ
ームに同期したタイミングに従い、無線品質情報を基
に、最も品質のよいものを選択して前記交換局に送信す
る選択合成処理を行なう上り選択合成装置を備えてなる
移動体通信システムにおいて、前記基地局制御装置の上
り選択合成装置が、動作モードとして、受信した上りデ
ータをバッファに蓄積せずにそのまま交換局に送信する
スルーモードを備え、現在通信中の無線基地局、および
他基地局制御装置に収容されている上り選択合成装置か
ら受信したデータを受信した際に、動作モードを判断
し、スルーモードの場合、前記受信データをそのまま前
記交換局に送信する。
明は、移動体端末と、前記移動体端末と無線回線を介し
て接続する無線基地局と、前記無線基地局を制御する基
地局制御装置と、交換局とを含み、前記基地局制御装置
が、受信した上りデータを一旦バッファに蓄積してフレ
ームに同期したタイミングに従い、無線品質情報を基
に、最も品質のよいものを選択して前記交換局に送信す
る選択合成処理を行なう上り選択合成装置を備えてなる
移動体通信システムにおいて、前記基地局制御装置の上
り選択合成装置が、動作モードとして、受信した上りデ
ータをバッファに蓄積せずにそのまま交換局に送信する
スルーモードを備え、現在通信中の無線基地局、および
他基地局制御装置に収容されている上り選択合成装置か
ら受信したデータを受信した際に、動作モードを判断
し、スルーモードの場合、前記受信データをそのまま前
記交換局に送信する。
【０００９】現在通信中の無線基地局および他基地局制
御装置の数（「通信コネクション数」という）が、複数
ある場合には、前記上り選択合成装置は動作モードを通
常モードに設定し、通信コネクション数が１つの場合
は、前記上り選択合成装置は動作モードをスルーモード
に設定する。
御装置の数（「通信コネクション数」という）が、複数
ある場合には、前記上り選択合成装置は動作モードを通
常モードに設定し、通信コネクション数が１つの場合
は、前記上り選択合成装置は動作モードをスルーモード
に設定する。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、その好ましい実施の形態において、基
地局制御装置の上り選択合成装置の動作モードは、通常
モードとスルーモードに切替制御される。より詳細に
は、本発明は、その好ましい実施の形態において、移動
体端末と、前記移動体端末と無線回線を介して接続する
無線基地局と、前記無線基地局を制御する基地局制御装
置と、交換局とを含み、前記基地局制御装置が、受信し
た上りデータを一旦バッファに蓄積してフレームに同期
したタイミングに従い、無線品質情報を基に、最も品質
のよいものを選択して前記交換局に送信する選択合成処
理を行なう上り選択合成装置を備えてなる移動体通信シ
ステムにおいて、前記基地局制御局の上り選択合成装置
が、動作モードとして、受信した上りデータをバッファ
に蓄積せずにそのまま交換局に送信するスルーモードを
備え、現在通信中の無線基地局、および他基地局制御装
置に収容されている上り選択合成装置から受信したデー
タを受信した際に、動作モードを判断し、スルーモード
の場合、前記受信データをそのまま前記交換局に送信す
る。
する。本発明は、その好ましい実施の形態において、基
地局制御装置の上り選択合成装置の動作モードは、通常
モードとスルーモードに切替制御される。より詳細に
は、本発明は、その好ましい実施の形態において、移動
体端末と、前記移動体端末と無線回線を介して接続する
無線基地局と、前記無線基地局を制御する基地局制御装
置と、交換局とを含み、前記基地局制御装置が、受信し
た上りデータを一旦バッファに蓄積してフレームに同期
したタイミングに従い、無線品質情報を基に、最も品質
のよいものを選択して前記交換局に送信する選択合成処
理を行なう上り選択合成装置を備えてなる移動体通信シ
ステムにおいて、前記基地局制御局の上り選択合成装置
が、動作モードとして、受信した上りデータをバッファ
に蓄積せずにそのまま交換局に送信するスルーモードを
備え、現在通信中の無線基地局、および他基地局制御装
置に収容されている上り選択合成装置から受信したデー
タを受信した際に、動作モードを判断し、スルーモード
の場合、前記受信データをそのまま前記交換局に送信す
る。
【００１１】本発明の一実施の形態について、図１を参
照して説明すると、基地局制御装置（１０４）の上り選
択合成装置（１０６）は、現在通信中の無線基地局（１
０２−Ａ〜１０２−Ｂ）、および他基地局制御装置（１
０５）に収容されている上り選択合成装置（１０７）か
ら受信したデータを受信した際に、動作モードを判断
し、スルーモードの場合には、上り選択合成装置（１０
６）内の受信データバッファにデータを保持をせずに、
そのまま移動体交換局に送信し、また動作モードが通常
モードの場合には、一旦、受信データバッファに蓄積し
て、無線フレームに同期したタイミングに従い、無線品
質情報を基に、最も品質の良いものを選択する、通常の
選択合成処理を行なう。
照して説明すると、基地局制御装置（１０４）の上り選
択合成装置（１０６）は、現在通信中の無線基地局（１
０２−Ａ〜１０２−Ｂ）、および他基地局制御装置（１
０５）に収容されている上り選択合成装置（１０７）か
ら受信したデータを受信した際に、動作モードを判断
し、スルーモードの場合には、上り選択合成装置（１０
６）内の受信データバッファにデータを保持をせずに、
そのまま移動体交換局に送信し、また動作モードが通常
モードの場合には、一旦、受信データバッファに蓄積し
て、無線フレームに同期したタイミングに従い、無線品
質情報を基に、最も品質の良いものを選択する、通常の
選択合成処理を行なう。
【００１２】本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、基地局制御装置の選択合成装置が、接続する無線基
地局から上りデータ、もしくは他の基地局制御装置の選
択合成装置からの上りデータを受信する受信手段と、処
理タイミングの供給を行なうタイミング制御手段と、前
記受信手段からのデータを受信した際に、現在の動作モ
ードを判断する機能と、データバッファとの間でデータ
の保存及び取り出しを行う機能と、タイミング制御手段
からのタイミングに従い選択合成を行なう機能とを具備
する選択合成手段と、前記選択合成手段から出力された
データを交換局に送信する送信手段と、前記受信手段、
送信手段、選択合成手段、及びデータバッファの動作の
制御を行なう制御手段とを備え、現在通信中の無線基地
局および他の基地局制御装置の数（「通信コネクション
数」という）が、複数ある場合には、前記選択合成処理
装置は、動作モードを通常モードに設定し、通信コネク
ション数が１つの場合は、動作モードをスルーモードに
設定し、受信した上りデータをバッファに蓄積せずにそ
のまま前記交換局に送信する。
て、基地局制御装置の選択合成装置が、接続する無線基
地局から上りデータ、もしくは他の基地局制御装置の選
択合成装置からの上りデータを受信する受信手段と、処
理タイミングの供給を行なうタイミング制御手段と、前
記受信手段からのデータを受信した際に、現在の動作モ
ードを判断する機能と、データバッファとの間でデータ
の保存及び取り出しを行う機能と、タイミング制御手段
からのタイミングに従い選択合成を行なう機能とを具備
する選択合成手段と、前記選択合成手段から出力された
データを交換局に送信する送信手段と、前記受信手段、
送信手段、選択合成手段、及びデータバッファの動作の
制御を行なう制御手段とを備え、現在通信中の無線基地
局および他の基地局制御装置の数（「通信コネクション
数」という）が、複数ある場合には、前記選択合成処理
装置は、動作モードを通常モードに設定し、通信コネク
ション数が１つの場合は、動作モードをスルーモードに
設定し、受信した上りデータをバッファに蓄積せずにそ
のまま前記交換局に送信する。
【００１３】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
【００１４】図１は、本発明の一実施例の移動体通信シ
ステムの構成を模式的に示す図である。移動体無線シス
テムは、移動無線端末１０１、無線基地局１０２、基地
局制御装置１０４、１０５、移動体交換局１０８を含
む。
ステムの構成を模式的に示す図である。移動体無線シス
テムは、移動無線端末１０１、無線基地局１０２、基地
局制御装置１０４、１０５、移動体交換局１０８を含
む。
【００１５】図１に示すように、移動無線端末１０１
は、無線基地局１０２−Ａ、１０２−Ｂが構成する無線
エリア１０３−Ａ、１０３−Ｂ近傍にて通信中であり、
無線基地局１０２−Ｃ、１０２−Ｄが構成する無線エリ
ア１０３−Ｃ、１０３−Ｄ方向に移動しているものとす
る。
は、無線基地局１０２−Ａ、１０２−Ｂが構成する無線
エリア１０３−Ａ、１０３−Ｂ近傍にて通信中であり、
無線基地局１０２−Ｃ、１０２−Ｄが構成する無線エリ
ア１０３−Ｃ、１０３−Ｄ方向に移動しているものとす
る。
【００１６】無線基地局１０２−Ａ、１０２−Ｂは基地
局制御装置１０４に接続されており、それぞれ無線エリ
ア１０３―Ａ、１０３−Ｂを構成し、移動無線端末１０
１と通信を行っている。
局制御装置１０４に接続されており、それぞれ無線エリ
ア１０３―Ａ、１０３−Ｂを構成し、移動無線端末１０
１と通信を行っている。
【００１７】無線基地局１０２−Ｃ、１０２−Ｄは基地
局制御装置１０５に接続されており、それぞれ無線エリ
ア１０３−Ａ〜１０３−Ｄを構成している。
局制御装置１０５に接続されており、それぞれ無線エリ
ア１０３−Ａ〜１０３−Ｄを構成している。
【００１８】基地局制御装置１０４は、無線基地局１０
２―Ａ、１０２−Ｂが受信するデータを、上り選択合成
装置１０６にて選択合成を行い、選択したデータを、移
動体交換局１０８に送信する。
２―Ａ、１０２−Ｂが受信するデータを、上り選択合成
装置１０６にて選択合成を行い、選択したデータを、移
動体交換局１０８に送信する。
【００１９】基地局制御装置１０５は、移動無線端末１
０１の移動に伴い、無線基地局１０２−Ｃ、１０２−Ｄ
が受信するデータを、上り選択合成装置１０７にて選択
合成を行い、選択したデータを基地局制御装置１０４に
送信する。
０１の移動に伴い、無線基地局１０２−Ｃ、１０２−Ｄ
が受信するデータを、上り選択合成装置１０７にて選択
合成を行い、選択したデータを基地局制御装置１０４に
送信する。
【００２０】移動体交換局１０８は、ネットワーク（電
話網）側とデータ送受信する。
話網）側とデータ送受信する。
【００２１】図２は、図１に示した基地局制御装置１０
４、１０５の上り選択合成装置１０６、１０７の構成を
示す図である。上り選択合成装置１０６、１０７は同一
構成とされ、図２では、符号２００で示されている。
４、１０５の上り選択合成装置１０６、１０７の構成を
示す図である。上り選択合成装置１０６、１０７は同一
構成とされ、図２では、符号２００で示されている。
【００２２】図２を参照すると、上り選択合成装置２０
０は、上りフレーム受信部２０１と、上りフレーム送信
部２０２と、選択合成部２０３と、受信データバッファ
２０４と、タイミング制御部２０５と、制御部２０６と
を備えている。
０は、上りフレーム受信部２０１と、上りフレーム送信
部２０２と、選択合成部２０３と、受信データバッファ
２０４と、タイミング制御部２０５と、制御部２０６と
を備えている。
【００２３】上りフレーム受信部２０１は、接続する無
線基地局からデータを受信し、選択合成部２０３に送信
する。
線基地局からデータを受信し、選択合成部２０３に送信
する。
【００２４】上りフレーム送信部２０２は、選択合成部
２０３で選択したデータを、次装置に送信する。
２０３で選択したデータを、次装置に送信する。
【００２５】選択合成部２０３は、制御部２０６から設
定される動作モードを記憶する機能と、データを受信し
た際に、動作モードを判断して動作を行なう機能と、受
信データバッファ２０４との間でデータの保存／取り出
しを行う機能と、タイミング制御部２０５からのタイミ
ングに従い選択合成を行なう機能と、上りフレーム送信
部２０２にデータを送信する機能を具備する。
定される動作モードを記憶する機能と、データを受信し
た際に、動作モードを判断して動作を行なう機能と、受
信データバッファ２０４との間でデータの保存／取り出
しを行う機能と、タイミング制御部２０５からのタイミ
ングに従い選択合成を行なう機能と、上りフレーム送信
部２０２にデータを送信する機能を具備する。
【００２６】タイミング制御部２０５は、選択合成部２
０３に対し、処理タイミングの供給を行なう。
０３に対し、処理タイミングの供給を行なう。
【００２７】制御部２０６は、上りフレーム受信部２０
１、上りフレーム送信部２０２、選択合成部２０３、受
信データバッファ２０４の動作制御を行なう。
１、上りフレーム送信部２０２、選択合成部２０３、受
信データバッファ２０４の動作制御を行なう。
【００２８】図３（ａ）及び図３（ｂ）は、本発明の一
実施例の選択合成部２０３におけるデータ受信時の選択
合成処理の処理手順を説明するための流れ図である。図
３を参照して、本発明の一実施例における選択合成部２
０３におけるデータ受信時の動作について説明する。
実施例の選択合成部２０３におけるデータ受信時の選択
合成処理の処理手順を説明するための流れ図である。図
３を参照して、本発明の一実施例における選択合成部２
０３におけるデータ受信時の動作について説明する。
【００２９】選択合成装置２００において、制御部２０
６は、現在通信中の無線基地局および他基地局制御装置
数（「通信コネクション数」という）を予め識別してお
り、通信コネクション数が、複数ある場合は、選択合成
処理部２０３の動作モードを通常モードに、通信コネク
ション数が１つの場合は、動作モードをスルーモードに
設定する。
６は、現在通信中の無線基地局および他基地局制御装置
数（「通信コネクション数」という）を予め識別してお
り、通信コネクション数が、複数ある場合は、選択合成
処理部２０３の動作モードを通常モードに、通信コネク
ション数が１つの場合は、動作モードをスルーモードに
設定する。
【００３０】選択合成部２０３は、データを受信した際
（ステップ３０１）、動作モードが通常モードか、スル
ーモードかを判断し（ステップ３０２）、通常モードの
場合は、受信データバッファ２０４にデータを保存し
（ステップ３０３）、スルーモードの場合には、受信デ
ータバッファ２０４にデータを保存せずに、そのまま上
りフレーム送信部２０２を経由して、データを移動体交
換局１０６に送信する（ステップ３０４）。
（ステップ３０１）、動作モードが通常モードか、スル
ーモードかを判断し（ステップ３０２）、通常モードの
場合は、受信データバッファ２０４にデータを保存し
（ステップ３０３）、スルーモードの場合には、受信デ
ータバッファ２０４にデータを保存せずに、そのまま上
りフレーム送信部２０２を経由して、データを移動体交
換局１０６に送信する（ステップ３０４）。
【００３１】このように、通常モードの場合、受信デー
タバッファ２０４にデータを保存されるが、移動体交換
局１０６へのデータの送信について説明する。
タバッファ２０４にデータを保存されるが、移動体交換
局１０６へのデータの送信について説明する。
【００３２】タイミング制御部２０５から供給される選
択合成タイミングに従い（ステップ３０５）、受信デー
タバッファ２０４から該当データを取り出し（ステップ
３０６）、選択合成処理を実行して（ステップ３０
７）、上りフレーム送信部２０２を経由して、データを
移動体交換局１０６に送信する（ステップ３０８）。
択合成タイミングに従い（ステップ３０５）、受信デー
タバッファ２０４から該当データを取り出し（ステップ
３０６）、選択合成処理を実行して（ステップ３０
７）、上りフレーム送信部２０２を経由して、データを
移動体交換局１０６に送信する（ステップ３０８）。
【００３３】図１を参照すると、基地局制御装置１０４
配下の無線基地局１０２−Ａがカバーする無線エリア１
０３−Ａにいた移動無線端末１０１が、別の無線エリア
１０３−Ｃに移動し、新たに基地局制御装置１０５配下
の無線基地局１０２−Ｃと通信を開始した場合、基地局
制御装置１０５の上り選択合成装置１０７においてスル
ーモード設定することにより、基地局制御装置１０５に
おいてデータバッファにデータを保存する時間がなくな
り、その分の処理遅延が短縮される。
配下の無線基地局１０２−Ａがカバーする無線エリア１
０３−Ａにいた移動無線端末１０１が、別の無線エリア
１０３−Ｃに移動し、新たに基地局制御装置１０５配下
の無線基地局１０２−Ｃと通信を開始した場合、基地局
制御装置１０５の上り選択合成装置１０７においてスル
ーモード設定することにより、基地局制御装置１０５に
おいてデータバッファにデータを保存する時間がなくな
り、その分の処理遅延が短縮される。
【００３４】また、移動無線端末１０１の移動に伴い、
基地局制御装置１０４配下の無線基地局１０２−Ａ、１
０２−Ｂとの通信を停止し、基地局制御装置１０５配下
の無線基地局１０２−Ｃ、１０２−Ｄとのみ通信を行な
う場合、基地局制御装置１０４内の上り選択合成装置１
０５の通信コネクション数は、基地局制御装置１０５と
の１つになり、上り選択合成処理部１０５においてスル
ーモード設定することにより、基地局制御装置１０４に
おける処理遅延が短縮される。
基地局制御装置１０４配下の無線基地局１０２−Ａ、１
０２−Ｂとの通信を停止し、基地局制御装置１０５配下
の無線基地局１０２−Ｃ、１０２−Ｄとのみ通信を行な
う場合、基地局制御装置１０４内の上り選択合成装置１
０５の通信コネクション数は、基地局制御装置１０５と
の１つになり、上り選択合成処理部１０５においてスル
ーモード設定することにより、基地局制御装置１０４に
おける処理遅延が短縮される。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記記載の効果を奏する。
下記記載の効果を奏する。
【００３６】本発明の第１の効果は、基地局制御装置に
おける選択合成処理待ち合わせ遅延を最小化することが
できる、ということである。
おける選択合成処理待ち合わせ遅延を最小化することが
できる、ということである。
【００３７】その理由は、基地局制御装置における上り
選択合成部をスルーモードに設定することにより、基地
局制御装置で上りデータがバッファに滞留する時間を削
除しているためである。
選択合成部をスルーモードに設定することにより、基地
局制御装置で上りデータがバッファに滞留する時間を削
除しているためである。
【００３８】本発明の第２の効果は、アンカー側の基地
局制御装置配下の無線基地局のエリアから移動無線端末
が移動してドリフト側の基地局制御装置配下の無線基地
局と通信を開始した場合、ドリフト側の基地局制御装置
においてデータを保存する時間がなくなり、その分の処
理遅延を短縮する、ということである。
局制御装置配下の無線基地局のエリアから移動無線端末
が移動してドリフト側の基地局制御装置配下の無線基地
局と通信を開始した場合、ドリフト側の基地局制御装置
においてデータを保存する時間がなくなり、その分の処
理遅延を短縮する、ということである。
【００３９】その理由は、ドリフト側の該基地局制御装
置の上り選択合成装置においてスルーモード設定するた
めである。
置の上り選択合成装置においてスルーモード設定するた
めである。
【００４０】本発明の第３の効果は、アンカー側の基地
局制御装置配下の無線基地局のエリアから移動無線端末
が移動しドリフト側の基地局制御装置配下の無線基地局
と通信を開始した場合、この移動無線端末の移動に伴
い、アンカー側の基地局制御装置は、配下の無線基地局
との通信を停止し、ドリフト側の基地局制御装置配下の
無線基地局とのみ通信を行なう場合、アンカー側の基地
局制御装置における処理遅延を短縮することができる、
ということである。
局制御装置配下の無線基地局のエリアから移動無線端末
が移動しドリフト側の基地局制御装置配下の無線基地局
と通信を開始した場合、この移動無線端末の移動に伴
い、アンカー側の基地局制御装置は、配下の無線基地局
との通信を停止し、ドリフト側の基地局制御装置配下の
無線基地局とのみ通信を行なう場合、アンカー側の基地
局制御装置における処理遅延を短縮することができる、
ということである。
【００４１】その理由は、アンカー側の基地局制御装置
の上り選択合成装置の通信コネクション数は、ドリフト
側の基地局制御装置との１つになり、アンカー側の基地
局制御装置の上り選択合成処理部において動作モードを
スルーモードに設定することにより、アンカー側の基地
局制御装置における処理遅延を短縮することができる、
ためである。
の上り選択合成装置の通信コネクション数は、ドリフト
側の基地局制御装置との１つになり、アンカー側の基地
局制御装置の上り選択合成処理部において動作モードを
スルーモードに設定することにより、アンカー側の基地
局制御装置における処理遅延を短縮することができる、
ためである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例のシステム構成を示す図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例における選択合成処理部の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図３】本発明の一実施例における選択合成・データ送
信処理手順を示す流れ図である。
信処理手順を示す流れ図である。
１０１ 移動無線端末 １０２−Ａ〜１０２−Ｄ 無線基地局 １０３−Ａ〜１０３−Ｃ 無線エリア １０４、１０５ 基地局制御局 １０６、１０７ 上り選択合成装置 １０８ 移動体交換局 ２００ 選択合成処理部 ２０１ 上りフレーム受信部 ２０２ 上りフレーム送信部 ２０３ 選択合成部 ２０４ 受信データバッファ ２０５ タイミング制御部 ２０６ 制御部
Claims (7)
- 【請求項１】移動無線端末と、前記移動無線端末と無線
回線を介して接続する無線基地局と、前記無線基地局を
制御する基地局制御装置と、交換局とを含む移動通信シ
ステムにおいて、 前記基地局制御局の選択合成装置が、動作モードとし
て、受信した上りデータをバッファに蓄積せずにそのま
ま前記交換局に送信するスルーモードを備え、 現在通信中の無線基地局および他の基地局制御装置のコ
ネクション数が一つのときは、動作モードをスルーモー
ドに設定し、受信した上りデータをそのまま前記交換局
に送信し、 一の基地局制御装置配下の無線基地局のエリアから前記
移動無線端末が移動して他の基地局制御装置配下の無線
基地局と通信を開始した場合、前記他の基地局制御装置
の選択合成装置においてその動作モードを前記スルーモ
ードに設定する 、ことを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項２】移動無線端末と、前記移動無線端末と無線
回線を介して接続する無線基地局と、前記無線基地局を
制御する基地局制御装置と、交換局とを含み、 前記基地局制御装置が、受信した上りデータを一旦バッ
ファに蓄積しフレームに同期したタイミングに従い無線
品質情報を基に最も品質のよいデータを選択して前記交
換局に送信する選択合成処理を行なう選択合成装置を備
えてなる移動通信システムにおいて、 前記基地局制御装置の選択合成装置が、動作モードとし
て、受信した上りデータをバッファに蓄積せずにそのま
ま前記交換局に送信するスルーモードに切替自在とさ
れ、 現在通信中の無線基地局、および他の基地局制御装置の
選択合成装置からデータを受信した際に、動作モードが
スルーモードの場合、前記受信データをそのまま前記交
換局に送信する、ことを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項３】前記基地局制御装置において、現在通信中
の無線基地局および他の基地局制御装置の数（「通信コ
ネクション数」という）が複数ある場合には、前記選択
合成装置の動作モードを通常モードに設定し選択合成処
理を行ない、一方、通信コネクション数が１つの場合
は、前記選択合成装置の動作モードを前記スルーモード
に設定する、ことを特徴とする請求項２記載の移動通信
システム。 - 【請求項４】一の基地局制御装置配下の無線基地局のエ
リアから前記移動無線端末が移動して他の基地局制御装
置配下の無線基地局と通信を開始した場合、前記他の基
地局制御装置の選択合成装置においてその動作モードを
前記スルーモードに設定する、ことを特徴とする請求項
２記載の移動通信システム。 - 【請求項５】一の基地局制御装置配下の無線基地局のエ
リアから移動無線端末が移動し他の基地局制御装置配下
の無線基地局と通信を開始した場合、前記一の基地局制
御装置は配下の無線基地局との通信を停止し、前記他の
基地局制御装置配下の無線基地局とのみ通信を行なう場
合、前記一の基地局制御装置の選択合成装置においてそ
の動作モードを前記スルーモードに設定する、ことを特
徴とする請求項１又は２に記載の移動通信システム。 - 【請求項６】前記移動無線端末と無線基地局間でＣＤＭ
Ａ（符号分割多元接続）方式で無線通信する、ことを特
徴とする請求項１乃至５のいずれか一に記載の移動通信
システム。 - 【請求項７】移動無線端末と無線回線を介して接続する
無線基地局に接続される基地局制御装置において、 接続する無線基地局から上りデータ、もしくは他の基地
局制御装置の選択合成装置からの上りデータを受信する
受信手段と、 処理タイミングの供給を行なうタイミング制御手段と、 前記受信手段からのデータを受信した際に、現在の動作
モードを判断する機能と、データバッファとの間でデー
タの保存及び取り出しを行う機能と、前記タイミング制
御手段からのタイミングに従い選択合成を行なう機能と
を具備する選択合成手段と、 前記選択合成手段から出力されたデータを交換局に送信
する送信手段と、 前記受信手段、前記送信手段、前記選択合成手段、及び
前記データバッファの動作の制御を行なう制御手段と、 を含む選択合成処理装置を備え、 現在通信中の無線基地局および他の基地局制御装置の数
（「通信コネクション数」という）が複数ある場合に
は、前記選択合成処理装置は、動作モードが通常モード
に設定されて選択合成処理を行ない、通信コネクション
数が１つの場合には、動作モードがスルーモードに設定
され、受信した上りデータをバッファに蓄積せずにその
まま前記交換局に送信する、ことを特徴とする基地局制
御装置。
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|---|---|---|---|
| JP19533099A JP3293596B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | Ｃｄｍａ移動通信システム |
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|---|---|---|---|
| JP19533099A JP3293596B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | Ｃｄｍａ移動通信システム |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP19533099A Expired - Fee Related JP3293596B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | Ｃｄｍａ移動通信システム |
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| EP (1) | EP1067811A3 (ja) |
| JP (1) | JP3293596B2 (ja) |
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| US5854981A (en) * | 1995-08-08 | 1998-12-29 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson | Adaptive neighbor cell list |
| US5940381A (en) * | 1996-03-14 | 1999-08-17 | Motorola, Inc. | Asynchronous transfer mode radio communications system with handoff and method of operation |
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-
1999
- 1999-07-09 JP JP19533099A patent/JP3293596B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-07-06 US US09/610,771 patent/US6571098B1/en not_active Expired - Fee Related
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